JPS63264618A - 芳香族ポリアミドの製造方法 - Google Patents

芳香族ポリアミドの製造方法

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JPS63264618A
JPS63264618A JP62097413A JP9741387A JPS63264618A JP S63264618 A JPS63264618 A JP S63264618A JP 62097413 A JP62097413 A JP 62097413A JP 9741387 A JP9741387 A JP 9741387A JP S63264618 A JPS63264618 A JP S63264618A
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JP
Japan
Prior art keywords
terephthalic acid
diisocyanate
acid
tolylene
aromatic polyamide
Prior art date
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Pending
Application number
JP62097413A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsuyama
松山 彰雄
Masanori Osawa
正紀 大澤
Kohei Sei
静 公平
Masahiro Jinno
神野 政弘
Kazumi Mizutani
一美 水谷
Hirotoshi Katsuoka
勝岡 浩敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトリレン−2,4−ジイソシアネートおよび/
またはトリレン−2,6−ジイソシアネートとテレフタ
ル酸より芳香族ポリアミドを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
トリレン−2,4−ジイソシアネートおよび/またはト
リレン−2,6−ジイソシアネートとテレフタル酸より
ポリアミドを製造する方法としては、特開昭61−19
2714および特開昭61−204218に開示するよ
うに溶剤にアルキレンウレア化合物を用いる溶液重合法
が一般的である。この方法により着色の少ない重合体の
製造が可能となったが、しかし、まだ種々の用途、例え
ば延伸フィルムとして使用した場合等には、機械強度、
特に引張り強度が弱く実用面での制約を受けていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的はテレフタル酸中に含有するパラトルイル
酸が11000pp以下のものを原料として用いること
により、上記問題を解決し、機械的強度、特に延伸フィ
ルムとして使用する場合、引張強度に優れたものが得ら
れることを見い出し、本発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、トリレン−2,4−ジイソシアネート
および/またはトリレン−2,6−ジイソシアネートと
テレフタル酸とをアルカリ土属化合物の存在下、溶媒中
で温度100℃以上にて反応させ芳香族ポリアミドを製
造する方法において、該テレフタル酸中に含有するパラ
トルイル酸量を11000pp以下にしたものを使用す
ることを特徴とする芳香族ポリアミドの製造方法である
本発明による芳香族ポリアミドは原料として使用するテ
レフタル酸として、該テレフタル酸中のパラトルイル酸
量が11000pp以下のものを使用するところに特徴
がある。テレフタル酸中のパラトルイル酸量を1100
0pp以下にするにはテレフタル酸を(1)水および/
または酢酸中、高温、高圧下で再結晶する方法(2)高
温、$i正圧下昇華する方法等、公知の方法により除去
できる。これ等の処理方法により得た精テレフタル酸を
原料として使用することにより、機械的強度、特に延伸
フィルムとして使用する場合、優れた特性を有する芳香
族ポリアミドが得られるものである。これらの理由につ
いて、詳細なところは不明であるが、おそらくテレフタ
ル酸中に残存するパラトルイル酸が重合中のポリマーの
停止剤となり高分子量化を阻害し、さらには延伸した場
合フィルムの結晶化をも妨害する為と推論される。パラ
トルイル酸を11000pp以上含有するテレフタル酸
を使用する場合には、機械的強度、特に延伸フィルムと
して、引張強度に優れたものを得ることはできない。
本発明では、含有するパラトルイル酸の量が1000p
p−以下である精テレフタル酸を使用する以外は通常公
知の重合方法により製造できる0例えば触媒として使用
するアルカリ金属化合物としては、イソフタル酸のモノ
カリウム塩、テレフタル酸のモノナトリウム塩に代表さ
れる多価カルボン酸のアルカリ金属塩類、炭酸カリウム
、炭酸ナトリウムに代表されるアルカリ金属の炭酸塩類
、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムに代表される
アルカリ金属の炭酸水素塩類、水酸化カリウム、水酸化
ナトリウムに代表されるアルカリ金属水酸化物類、フン
化カリウム、フッ化セシウムに代表されるアルカリ金属
フッ化物類等の1種以上のものが使用できる。
また本発明に用いられる重合用溶媒としては、N、N 
−ジエチルアセトアミド、N、N −ジメチルホルムア
ミドに代表される鎖状アミド類、N−メチルピロリドン
、N、N’−ジメチルエチレンウレアに代表される環状
アミド類、γ−ブチロラクトン、ε−カプロラクトンに
代表されるラクトン類、テトラメチレンスルホン、ジフ
ェニルスルホンに代表されるスルホン類等の非プロトン
性極性溶媒が使用でき、さらに重合反応に不活性な他の
溶媒、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘプタン
、メチレンクロライド、テトラヒドロフラン、シクロヘ
キサノン、ジオキサン等を併用することも可能である。
本発明ではトリレン−2,4−ジイソシアネート及び/
または、トリレン−2,6−ジイソシアネートと精テレ
フタル酸とからポリマーを製造する場合、原料化合物及
び触媒としてのアルカリ金属化合物の溶媒中への添加方
法、添加順序は任意に選ぶ事ができるが、室温で同時も
しくは連続的に溶媒中に溶解する事もでき、また、場合
によってはゝ原料化合物のいずれか一方、好ましくはジ
イソシアネートを反応中、連続的に添加する事も可能で
ある。
本発明の反応温度は100℃以上、溶媒の沸点以下が好
ましく、100℃以下では反応が遅く、高分子量のポリ
マーが得られない、また反応は、副生する炭酸ガスの発
生が実質的に認められなくなるまで続け、この時間は1
時間〜20時間である0反応に使用するジイソシアネー
トに対するテレフタル酸のモル比は、0.70〜1.3
0の範囲、特に0.95〜1.10の範囲が好ましい。
トリレンジイソシアネートは、トリレンジアミンとホス
ゲンとの反応により製造されるものを、トリレン−2,
4−ジイソシアネートとトリレン−2,6−ジイソシア
ネートに精製分離したものが利用できる。
上記、各ジイソシアネート中には他の異性体を10%以
下含有していても生成ポリマーの物性上には問題がない
また、テレフタル酸にイソフタル酸を10%以下の範囲
で使用することも可能である。
本発明では、溶液濃度が約25重量%のものまで製造可
能であるが、製造する反応条件により任意に調整でき、
さらに反応中、溶液粘度が高くなり撹拌に支障を及ぼす
場合には適宜溶媒で希釈してもよい。
本発明により得られる芳香族ポリアミドは、このまま、
あるいは他の樹脂と併用して各種の用途に利用できる。
〔実施例〕
以下実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 攪拌機、温度計、コンデンサー、滴下ロート、窒素導入
管を備えた1000IIllセパラブルフラスコ中に、
市販のテレフタル酸を昇華させて精製しパラトルイル酸
をtoppmにしたテレフタル酸 25.02g(0,
1506モル)、フン化カリウム8.8mg(0,00
15モル)、無水N、N’−ジメチルエチレンウレア6
30m1を窒素雰囲気中に装入し油浴中で、攪拌しなが
ら190℃に昇温した。内容物を190℃に維持しなが
ら、トリレン−2,4−ジイソシアネート26゜35g
(0,1513モル)を無水N、 N’−ジメチルエチ
レンウレア60m1 に溶解した溶液を滴下ロートより
6時間にわたって滴下し、その後見に3時間反応を継続
した後に加熱を止め室温迄冷却した0反応液は淡黄色で
あった。冷却した粘性重合液を3倍容量の強攪拌水中に
投入してポリマーを沈澱させ、更に多量の水で充分洗浄
した後、濾別ケーキを150℃で3時間減圧乾燥して乳
白色ポリマー粉末を得た。
上記乳白色ポリマー粉末3gをN−メチルピロリドン2
7gに溶解させ、ガラス板上に100μに塗布後、15
0℃で3時間減圧乾燥した後、400℃窒素雰囲気下で
5倍に延伸配向させ、さらに250℃で4時間減圧乾燥
して溶剤のN−メチルピロリドンを完全に除去して延伸
フィルム(1)を作成した。
実施例2 実施例1で用いたテレフタル酸にパラトルイル酸を20
0ppnを添加し、パラトルイル酸含有量を210pp
園にしたテレフタル酸を用いた以外は、実施例■と全く
同様にして、延伸フィルム(2)を作成した。
実施例3 実施例1で用いたテレフタル酸にパラトルイル酸を60
0ppmを添加し、パラトルイル酸含有量を61OPI
I11にしたテレフタル酸を用いた以外は、実施例1と
全く同様にして、延伸フィルム(3)を作成した。
実施例4 実施例1で用いたテレフタル酸にパラトルイル酸をeo
oppmを添加し、パラトルイル酸含有量を810pp
mにしたテレフタル酸を用いた以外は、実施例1と全く
同様にして、延伸フィルム(4)を作成した。
実施例5 実施例1で用いたトリレン−2,4−ジイソシアネート
の代わりに、トリレン−2,6−ジイソシアネートを用
いた以外は、実施例1と全く同様にして、延伸フィルム
(5)を作成した。
比較例1 実施例1で用いたテレフタル酸にパラトルイル酸を11
00pp−を添加し、パラトルイル酸含有量を1110
ppm+にしたテレフタル酸を用いた以外は、実施例1
と全く同様にして、延伸フィルム(6)を作成した。
比較例2 実施例1で用いたテレフタル酸にパラトルイル酸を1l
100ppを添加し、パラトルイル酸含有量を1110
pp+aにしたテレフタル酸を用いた以外は、実施例5
と全く同様にして、延伸フィルム (7)を作成した。
以上の各延伸フィルムについて延伸方向の引張り試験を
行い結果を表1に示した。
〔効 果〕
本発明により得られる芳香族ポリアミドは、延伸した場
合、強度の大きな延伸フィルム等が得られ、各種の産業
資料、防護材料、複合材、補強材、電気絶縁材料等の高
機能性工業材料として有効で、電気・電子分野、自動車
、車輌、航空機工業分野及び民生用衣料、インテリア分
野での利用価表1 延伸フィルムの引張用M剣吉果1*
 引張り試験はASTM D−882による値が大であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トリレン−2,4−ジイソシアネートおよび/またはト
    リレン−2,6−ジイソシアネートとテレフタル酸とを
    アルカリ金属化合物の存在下、溶媒中で温度100℃以
    上にて反応させ芳香族ポリアミドを製造する方法におい
    て、該テレフタル酸中に含有するパラトルイル酸量を1
    000ppm以下にしたものを使用することを特徴とす
    る芳香族ポリアミドの製造方法。
JP62097413A 1987-04-22 1987-04-22 芳香族ポリアミドの製造方法 Pending JPS63264618A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114455879A (zh) * 2022-03-11 2022-05-10 北京工业大学 聚羧酸酯化复合制备液体无碱速凝剂的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114455879A (zh) * 2022-03-11 2022-05-10 北京工业大学 聚羧酸酯化复合制备液体无碱速凝剂的方法
CN114455879B (zh) * 2022-03-11 2022-10-28 北京工业大学 聚羧酸酯化复合制备液体无碱速凝剂的方法

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