JPS63274596A - 綴り穴補強片貼着器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、書類に予め穿設されている綴り穴の回りに補
強片を貼着するための綴り穴補強片貼着器に関するもの
である。

〔従来の技術］ 従来、書類に補強片を貼着し、それからこの補強片貼着
部分に綴り穴を開けるようにしたパンチ兼用の補強片貼
着器は各種知られている。

しかしながら、かかる補強片貼着器は、補強片貼着後に
綴り穴を開けるものであるため、既に綴り穴の開いてい
る書類に同様の穴が開いた補強片を貼着する場合には適
していない、即ち、このように既存の綴り穴を環状の補
強片で補強する場合には、それらの穴同士を一致させる
と同時に、新しく穿設される綴り穴の位置までもそれら
の穴に正確に一致させなければならず、それは非常に難
しい作業であって、正確な位置決めがなされなかった場
合には、既存の綴り穴からずれた位置に新しい綴り穴が
開けられ、書類の綴じ具合を悪くしてしまうからである
。

そこで、実公昭６１−３４２５１号公報には、既に綴り
穴の開いている書類に同様の穴が開いた環状のパッチ（
補強片）を貼着できるようにしたパッチ貼着器が開示さ
れている。

しかしながら、このパッチ貼着器は、パッチ支持部に立
設したピンに、感圧接着剤を塗布した多数の補強片を重
積状態で嵌挿させておき、この重積されたパッチ上に内
径縁が爪状をなすパッチ剥離環を介して書類を圧接させ
ることにより最上位のパッチを該書類に貼着させると共
に、貼着したパッチを上記パッチ剥離環内を通過させる
ことによりその爪で後続のパッチから剥離させるように
しているため、最上位のパー、チのみを剥離させるのが
非常に難しく、力の加減によっては、パッチが全＜１４
ａｉ内を通過できずに剥離が円滑に行われなかったり、
複数のパッチが同時に剥離環内を通過して剥離されるケ
ースも多かった。

しかも、パッチ重積体に非常に大きな押圧力が加わるた
め、パッチ同士の付着力が強くなって剥離性が悪くなっ
たり、パッチが貼着面を露出させて常時パッチ支持部に
置かれているため、ごみの付着によって貼着性が低下し
易い等の欠点もあった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明の課題は、書類に予め穿設されている綴り穴の回
りに環状の補強片を１枚づつ確実に貼着することができ
る補強片貼着器を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記課題を解決するため、本発明の補強片貼着器は、基
端部を相対的に回動可能に枢着され、相互間に設けたば
ねによって先端部が開放する方向に付勢されたベース、
フレーム及びハンドルｔｍえ、ベースの先端部には、書
類に予め穿設された綴り穴に嵌入する位置決め用の突起
を備えた貼着台を設（す、フレームには、感圧接着剤が
塗布された環状の補強片をベースとの相対回動に連動し
て１枚づつ送出する送出機構と、送出された補強片を上
記突起と対応する位置に支持する支持部とを設け、ハン
ドルの先端部には、フレーム及びベースとの相対回動に
より支持部上の補強片を突起へ嵌合させた状態で貼着台
上へ押し出すと共に、該貼着台上にセットされた書類の
綴り穴の周囲に押圧貼着する環状の押圧子を設け、上記
ベースとフレームの間のばねの付勢力を、フレームとハ
ンドルとの間のばねの付勢力より小さく設定したことを
特徴とするものである。

［作　用］ 綴り穴が穿設されている書類をベースとフレームとの間
に差込み、その綴り穴を貼着台上の突起に嵌合させる。

この状態でベースとハンドルとを両側から加圧すると、
ベースとフレームとの間のばねの付勢力がフレームとハ
ンドルとの間のばねの付勢力より小さいから、まずベー
スとフレームとが相対的に回動し、それに連動する送出
機構により補強片が１枚だけ支持部上に送り出される。

そして、さらにベースとハンドルとを押圧するト、該ハ
ンドルがベース及びフレームに対して相対回動し、押圧
子が支持部上の補強片を突起に沿って押し下げるため、
該補強片は、突起へ嵌合した状態で上記書類に押付けら
れ、綴り穴の周囲に接着される。このとき、支持部上に
おける補強片の位置が若干ずれていたとしても、それが
突起に沿って押下げられる過程でこの突起により位置調
整され、綴り穴の回りに正確に貼着されることになる。

ベースとハンドルとの押圧を解除すれば、ばねの付勢力
でそれらは初期状態に復帰する。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は、補強片貼着器を１つの綴り穴を補強するのに
適したハンディタイプとして構成した場合を例示するも
ので、この補強片貼着器は、基端部において共通の軸４
により相対的に回動可能に枢着されたベースｌとフレー
ム２．及びハンドル３とを備えている。

上記ベース１は１前後方向に細長く、且つ上面と基端面
とが開放した箱形をなしており、その先端部には、補強
片を貼着するための貼着台９が設けられ、該貼着台９上
には、書類５に予め穿設された綴り穴６に嵌入する次第
に先細り形状をなす位置決め用の突起１０が形成される
と共に、該突起ＩＯの回りに、平坦な受圧面１１と該受
圧面１１を囲む環状の窪み１２とが形成されている。

また、フレーム２は１前後方向に細長く且つ上下面が開
放する方形枠形をなし、その幅はベースｌ及びフレーム
２内に嵌合できる程度に・狭くなっており、該フレーム
２の先端部には、その側壁２ａと前ｊ１２ｂとの下部を
切除することにより細輻部２ｄが形成され、一方、基端
部には、側壁２ａと後壁２Ｃとの上部を切除することに
より凹段部２ｅが形成されている。

上記フレーム２には、ロール状の剥離テープ１５を内蔵
したテープカセット１４が着脱自在に装填されている。

この剥離テープ１５は、第２図に示すように、感圧接着
剤を塗布した環状の補強片１６を容易に剥離され得るよ
うに長さ方向に一定間隔で貼着すると共に、各補強片１
６の穴１６ａと同じ位置に移送用の係止穴１５ａを穿設
してなるもので、該剥離テープ１５は、テープカセット
１４の先端に形成された嘴部１４ａから導出されたあと
急激に折曲反転せしめられ、該テープ力セツ）１４の下
面に左右の側壁から突出するリブ１４ｂにより形成され
た案内溝１４ｃに導入され、送出機構１７により一定ピ
ッチずつ送られながらベース１の基端部から外部に排出
されるようになっている。このとき、上記剥離テープ１
５に貼着された補強片１６は、嘴部１４ａ先端の該剥離
テープ１５の折曲位置において、該テープ１５に追随し
て折曲することなくそのまま直進することにより剥離さ
れ、上記細輻部２ｄの先端に嘴部１４ａと対向するよう
に形成された支持部１８に送られる。

上記支持部１８は、第３図からも分るように、補強片１
６の両端部が載る一対の載置片１９．１９と、補強片１
６の先端が８接して位置決めされるス）−／パワ０とで
構成されたもので、一対の載量片１９．１９は、フレー
ム２の側壁内面に補強片１６の直径よりも小さく且つ補
強片１６の穴１６ａの直径よりも十分大きい間隔を置い
て相対向状態に付設され、また、ストッパ２０は、フレ
ーム２の前１２ｂによって兼用されており、これらの載
置片１９，１９とストッパ２０とにより、第４図に示す
ように、剥離されて送られてきた補強片１６１、その穴
１６ａが上記ベース１における突起ｌＯと対応する位置
に支持するようになっている。

一方、上記送出機構１７は、フレーム２の側１１２ａに
軸２２により回転可能に取付けられたテープ送りローラ
２３と、該送りローラ２３に同軸状に固定された爪車２
４と、上記ベースｌに一定の向きで固定されたラチェッ
トレバー２５とで構成されている。上記送りローラ２３
の外周には、剥離テープ１５に設けられた係止穴１５ａ
と等間隔で該係止穴１５ａに係合する係止突子２７が設
けられ、一方、爪車２４の周囲には、上記係止突子２７
と同数の爪２４ａが一定間隔で形成されており、上記フ
レーム２とベースｌとをそれらの先端部が閉じる方向に
相対回動させたときに、ラチェットレバー２５により爪
車２４が矢印方向に１爪分だけ回転せしめられ、それに
より送りローラ２３が回転して、剥離テープ１５を係止
穴１５ａ即ち補強片１６の１間隔分だけ送るようになっ
ている。

上記フレーム２の上部に位置するハンドル３は１前後方
向に細長く且つ下面が開放する箱形、をなし、その幅は
上記ベースｌと同程度に形成されており、その基端部に
は、側壁から下方に膨出する半円状の連結片３ａが設け
られ、該連結片３ａの位置で上記軸４に枢着されている
。該ハンドル３の先端部には、フレーム２及びベースｌ
との相対回動により、上記支持部１８に支持されている
補強片１６を突起１０への嵌合状態において書類５の綴
り穴６の周囲に押圧貼着する環状の押圧子２９が設けら
れており、この抑圧子２９の直径は、上記一対の載置片
１９．１９の対向間隔より若干小さく形成され、また、
その下面は、上記貼着台９の受圧面１１上において補強
片９を書類５に押し付けるための環状面となっている。

上記ベースｌとフレーム２、及びハンドル３は、相互間
に設けたばね３１．３２によって先端部が互いに拡開す
る方向に付勢されており、このうち、ベース１とフレー
ム２とを離間させるコイルばね３１は、ベースｌの底１
１ａとフレーム２から突出するばね受け３３との間に縮
設され、一方、ハンドル３とフレーム２とを離間させる
板状または棒状のばね３２は、ハンドル３の天壁とフレ
ーム２に装填されたテープカセット１４の上面との間に
一端をハンドル３側に固定されて配設され、該テープカ
セット１４の押え部材を兼ねている。そして、これらの
ばね３１，３２の付勢力は、ベースｌとフレーム２の間
のばね３１の付勢力が、フレーム２とハンドル３との間
のばね３２の付勢力より小さくなるような関係に設定さ
れている。

上記貼着器を使用するに当っては、ハンドル３とフレー
ム２とを十分に開放させた状態にして該フレーム２内に
テープカセット１４を上方より装填し、案内溝１４ｃに
沿って折り返された剥離テープ１５の係止穴１５ａ内に
送りローラ２３の係止突子２７を嵌入係止させ、ハンド
ル３を第１図の状態に復帰させる。これにより、テープ
力セツ）１４は、フレーム２の後壁２ｃと側壁下端に突
設されたリプ３４とに当接係止すると共に、送りローラ
２３の外周面の係止突子２７以外の部分に該送りローラ
２３の回転を妨げないように摺接し、さらに上面からば
ね３２で押圧されて一定位置に保持される。

ここで、上記テープカセット１４は、それをフレーム２
に装填したときに剥離テープ１５の係止穴１５ａ内に送
りローラ２３の係止突子２７が自動的に嵌合するように
構成しておくのが望ましく、そのため１例えば第５図に
示すように、テープカセット１４における案内溝１４ｃ
内に、剥離テープ１５の係止穴１５ａに係合する突子４
０ａを先端に備えた係止弾片４０を設け、この突子４０
ａに剥離テープ１５を係止させた状態でテープ力セツ）
１４を装填したときに、送りローラ２３の係止突子２７
が上記突子４０ａに衝合して係止弾片４ｏを変形させ、
該突子４０ａを係　　・正大１５ａから押出して代りに
この係止穴’１５ａに嵌合するように構成するのがよい
。

また、送りローラ２３は、その回転抵抗を高めることに
よって不必要に回転しないようにしておくのが望ましい
。

次に、予め綴り六６が穿設された書類５をベースｌとフ
レーム２との間に差込み、上記綴り穴６を貼着台９上の
突起ｌＯに嵌合させる。

この状態でベースｌとハンドル３とを両側から加圧する
と、ベースｌとフレーム２との間のばね３１の付勢力が
フレーム２とハンドル３との間のばね３２の付勢力より
小さいから、第６図に示すように、フレーム２とハンド
ル３との相対間隔はそのままで、ベース１とフレーム２
とがばね３１を圧縮しながら細幅部２ｄが貼着台９上に
当接する位置まで相対的に回動し、それと同時に、ラチ
ェットレバー２５の先端が風車２４の爪２４ａに当接し
て該風車２４を１爪分だけ回転させるため、剥離テープ
１５が１ピツチだけ送出され、それに貼着された補強片
１８が開離されて支持部１８における一対の蔵置片１９
．１９上に送出され、ストッパ２０に当接する位置に支
持される。

そして、ざらにベース１とハンドル３とが押圧されると
、第７図に示すように、該ハンドル３とフレーム２とが
ばね３２を変形させながら相対的に近接する方向に回動
し、抑圧子２８が支持部１８上の補強片１６を突起１０
に沿って押下げる。そｄため。

該補強片１６は、突起ｌＯの回りの受圧面１１上におい
て突起１０の下面により書類５に押付けられ、綴り穴６
の周囲に接着される。このとき、支持部１８上における
補強片１８の位置が若干ずれていたとじても、それが突
起ｌＯに沿って押下げられる過程でこの突起ｌＯにより
位置調整されるから、綴り穴６の回りに正確に貼着され
ることになる。

ベースｌとハンドル３との押圧を解除すれば。

ばね３１，３２の付勢力でそれらは第１図に示す状態に
復帰する。このとき、ばね受け３３が貼着台６の下面に
当接し、フレーム２のそれ以上の回動は規制される。

なお、上記の如くベースｌとハンドル３との抑圧を解除
したとき、送りローラ２３が逆転しないように構成して
おくのが望ましい。

同様の動作を繰返えすことによって書類５の綴り六Ｂの
回りに順次補強片１８を貼着することができる。

なお、上記実施例では、貼着器を１つの綴り穴６を補強
するのに適したハンディタイプとして構成した場合を例
示したが、上記−組のベース１とフレーム２及びハンド
ル３に、複数組の貼着台９、支持部１日、抑圧子２９、
テープ力セッ）１４等を設けることにより、複数の綴り
六６を同時に補強できるように構成することもできる。

［発明の効果］ このように、本発明の補強片貼着器によれば。

綴り穴の開いた書類を突起に嵌合させてベース及びハン
ドルを両側から押圧することにより、補強片を１枚づつ
確実に該書類に貼着させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の補強片貼着器の１実施例を示す断面図
、第２図は剥離テープの部分平面図、第３図及び第４図
はｗＩＪ１図の異なる動作状態での要部斜視図、第５図
はテープカセットの別構成例の断面図、第６図及び第７
図は本発明の補強片貼着器の異なる動作状態での断面図
である。 １　・−ベース、　　　　　２　・・フレーム。 ３−・ハンドル、　　　　５−・書類。 ６・ψ綴り穴、　　　　９・・貼着台、ＩＯ・・突起、
　　　　　　１６・・補強片、１７・・送出機構、　　
　　１８・・支持部、２９−・押圧子、　　　　　３１
，３２　・・ばね。 特許出願人　　エルム工業株式会社 第１図 第　２　図 ｔｂａ　　　　ｔ６ａ　　　　　ｔｓａ　　ｔｓａ第３
図　　　第４図− 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、基端部を相対的に回動可能に枢着され、相互間に設
   けたばねによって先端部が開放する方向に付勢されたベ
   ース、フレーム及びハンドルを備え、ベースの先端部に
   は、書類に予め穿設された綴り穴に嵌入する位置決め用
   の突起を備えた貼着台を設け、フレームには、感圧接着
   剤が塗布された環状の補強片をベースとの相対回動に連
   動して１枚づつ送出する送出機構と、送出された補強片
   を上記突起と対応する位置に支持する支持部とを設け、
   ハンドルの先端部には、フレーム及びベースとの相対回
   動により支持部上の補強片を突起へ嵌合させた状態で貼
   着台上へ押し出すと共に、該貼着台上にセットされた書
   類の綴り穴の周囲に押圧貼着する環状の押圧子を設け、
   上記ベースとフレームの間のばねの付勢力を、フレーム
   とハンドルとの間のばねの付勢力より小さく設定したこ
   とを特徴とする綴り穴補強片貼着器。