JPS6327291A

JPS6327291A - 熱転写シ−ト

Info

Publication number: JPS6327291A
Application number: JP61169437A
Authority: JP
Inventors: Toshio Shimizu; 俊夫清水; Masaru Ozawa; 小沢　勝; Masaki Kutsukake; 沓掛　正樹; Masanori Akata; 正典赤田
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd; Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd; Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1986-07-18
Filing date: 1986-07-18
Publication date: 1988-02-04
Anticipated expiration: 2013-03-11
Also published as: JP2726039B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は熱転写シートに関する。ざらに詳しくは、熱転
写シートど被熱転写シートとを重ね合せて加熱しで記録
する際に、熱転写シートの走行速度を被熱転写シートの
走行速度にりも小さくして記録するのに適した熱転写シ
ートに関Ｊ−る。

（発明の技術的背狽ならびにその問題点）　　、サーマ
ルヘッドにより画像情報に応じて画像を得るには、従来
主どじで感熱発色紙が用いられ工きた。ところが感熱発
色紙は、得られノこ両像を長期間保存すると、消色しで
きたり、非画像部が発色してきたりりるという致命的な
欠点がある。またノＪラー印字は２色までが限界であつ
で、連続的な階調を有するカラー画像をＵ／ることは不
可能（パあった。

上記のよう４ｆ問題点を解決するために、草月シート上
に、熱移行性の染料が３Ｊ：れた熱転ｂ′層を設けてな
る熱転写シートが開発され、この熱転写シートは、受容
層が基材シーミル上に護り′Ｃなる被熱転写シートと重
ね合わされて使用される。このような熱転写シートど被
熱転−り′シートとを組合μて用いることにより、耐久
性がありしかも連続的な階調を有する刀う−画像を１９
ることが１′ｌＪ能となる。

る。

熱転写シートと被熱転写シートとは重ね合゛Ｕて加熱さ
れ記録が行われ（いるが、−・般に、熱転写シートの走
行速度ど被熱転写シートの走行速度とは同一速度に制御
され、完全に小ね合わされＣ７＋１１熱記録が行なわれ
てきた。

ところが、熱転写シートの走行速１衰と被熱転写シート
の走行速度とを完全に一致さＦｉＣ加熱記録を行なう場
合には、次のような問題点が生じ°でいる。

（ａ）　　被熱転写シートの１部にしか記録が行なわイ
【い場合にも、この被熱転写シートと同じ面積の熱転写
シーＩ・が必要となり、このような場合には、はとんど
利用されないまま廃棄される熱転写シーｉ〜が生じてし
まい、極めて無駄なことがある。

（ｂ）　　加熱記録が終了した後の熱転写シートには、
くっきりと染料が移行した後が残るため、使用後の熱転
写シートを見ることによって、記録内容が容易に読取ら
れＣしまい、機密性の高い記録に熱転写シートを使用す
る場合には、使用後の熱転写シートに特別な処理を加え
なりれば廃棄でき４ｆいという問題点がある。

このような問題点を解決づるＩこめ、熱転写シートと被
熱転写シートとを重ね合一けで加熱記録する際に、熱転
′ｑクシ−−の走＜−ｉ速度を被熱転写シートの走行速
度よりも小ざくすることが検討され始めている。ところ
が既存の熱転写シートと被熱転写シートとを熱転写シー
トの転写層と被熱転７７シートの受容層が重なるように
重ね合ばて両シートの走行速度を違えると、両シート間
には摩擦が生じＣ熱が発生するため、熱転写シー１への
熱転写層が一部被熱転写シートの受容層に４４着しく転
移してしまうという致命的な問題Ｉｊ、′ｉがあること
が本発明名らにＪ、つ（見出された。

〔発明の目的ならびにその概要〕

本発明は、このような問題ビルを解決しようとするもの
であって、熱転写シートと被熱転写シートどを重ね合せ
て加熱記録づる際に、熱転写シートの走行速度よりも小
さくツ゛ることができるような熱転写シートを提供する
ことを目的としている。

本発明に係る熱転写シートは、基材シート　Ｊ二に、加
熱により被熱転写シー［・に移行りる染料が含まれた熱
転写層が設置プられた熱転写シートであって、前記熱転
写層が（ａ）イソシアネート・類ど粘性水素を有づ′る
化合物との反応生成物および（ｂ）固体滑材を含有りる
ことを特徴としくいる。

このような熱転写シートを被熱転写シートと組合せ、熱
転写シートの走行速度を被熱転写シーｉ〜の走行速度Ｊ
、りも小さくしで用いる場合には以下のような目的が達
成される。

（ａ）　　被熱転写シートよりも少ない面積の熱転写シ
ートによって、加熱記録が達成され、熱転写シートの有
効利用が図られるとと−ｂに熱転写シートの無駄が少な
くなる。

（ｂ）　　加熱記録に使用した後の熱転写シートを見て
も、直ちにはとのような記録が行なわれたかが判明しな
くなる。

〔発明の詳細な説明〕

以下に、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。

本発明に係る熱転写シート１は、図に示すように、基材
シート２の−・而に熱転写層３が設りられＣいる。

基材シー１へとしては、ポリエステルフイルム、ボリス
ヂレンフィルム、ポリザルフオンフイルム、ポリビニル
アルコールフィルム、レロファンなとのフィルムが用い
られ、特に耐熱性の点からボリエステルフィルムが好ま
しい。その厚みは０．５〜５０μｍ好ましくは３〜１０
μｒｎ　ｒあることが望ましい。

熱転写層３は、加熱にＪ、り被熱転写シートに移行する
染料と、イソシアネート類と粘性水糸を右する化合物と
の反応生成物ど、固体滑材とを必煩成分とし−Ｃ含んで
構成されでいる。

加熱により被熱転写シーＩ−に移行Ｊる染料は、熱臂華
竹の分散染″＄３１　′ｃあることが望ましく、約１５
０〜４００程度の分子１？！を右（Ｊることが望ましい
。この染料は、熱ｙ１華湿度、色相、１１１ｆｆｌ性、
バインダー樹脂中での安定ｔ！１．．　％どを名１ｍ　
ｌ、　”（選択され、具体的には次のＪ、うなりのが例
示される。

Ｍ　１ｋｃｔｏｎ　　ｆ〕ｏｌｙｓｔｅｒ　　Ｙ　Ｏｌ
　１０Ｗ　−Ｙ　ｌ　　（三月束斤製、Ｃ，Ｉ　、　Ｄ
　１ｓｐｃｒｓ　　Ｙｅｌｌｏｗ　−／Ｉ　２　））（
ａｙａｓｅｔ　　Ｙｅｌｌｏｗ　−Ｇ　（Ｆ１本化薬製
、Ｃ，Ｉ。

Ｄｉｓｐｃｒｓ　　Ｙｅｌｌｏｗ　７７）、ｒ）ＴＹ−
５２（三菱化成製、Ｃ，Ｉ　、　５ｏｌｖｅｎｔ　　’
ｙ’ｅｌｌｏｗ　１４−１　）、ｌｖｌ　　１ｋｅｔｏ
ｎ　　　Ｐ　ｏｌｙｅｃＬｃｒ　　　Ｒｅｄ　　　１３
　３　　ｊ二　（二三月　　東丹−製、Ｃ，Ｉ　、　Ｄ
　１ｓｐｃｒｓｅ　Ｒｅｄ　　１１１　）、１（ａｙａ
Ｓｃｔ　　Ｒｅｄ　　Ｂ　（日本化薬莢、Ｃ９１゜Ｄｉ
Ｓｐｅｒｓｏ　Ｒｅｄ　　Ｂ＞　、ＰＴＲ−５４（三菱
化成製、Ｃ，１、Ｄ　１ｓｐｃｒｓｅ　　Ｒｅｄ５０　
）　　、Ｍ　　１ｋｅｔｏｎｐｏｌｙｓｔｅｒ　　Ｂ　
ｌｕｅ　−Ｆ　Ｂ　Ｌ　（三月９束圧製、Ｃ１１、［）
ｉｓｐｅｒｓＢｌｕｅ　５６）　、ＰＴＢ−６７（三菱
化成製、Ｃ，１，Ｄｉｓｐｅｒｒｓｃ　Ｂｌｕｅ　２４
１　）、Ｋ　ａｙａＳｃｔ３１ｕｅ−９０６（日本化薬
莢、Ｃ，Ｉ。

３　ｏｌｏｌｖｃｎ　　−１２）イソシアネ−１・類と活性水素を有する化合物との反応
生成物は、熱転写層３中でバインダー樹脂として用いら
れる。

イソシアネ−１へ類としては、ジイソシアネ−１〜、１
〜リイソシアネートなとの多価イソシアネートが用いら
れ、これらは単独で、または混合しＣ用いられる。具体
的には、次のＪ、うな化合物が用いられる。

パラフＪ、ニレンジインシ）７ネー１〜．１−り［ＩＬ
］−２，４−フェニレンジインシアネート、２−クロロ
−１，４−フエニレンジイソシアネ−１〜、２、＝ｌ−
トルＪンジイソシアネート．２．６−１−ルエンジイソ
シアネート、ヘキリメブレンジイソシアネート、４，４
′−ビフ■ニレンジイソシアネート、トリフェニルメタ
ン１−リイソシアネー１−１４．４’　、４″−１〜リ
メヂル−３，３’　、２’　−１・リイソシアネートー
２，４．６−１−リフトニルシアヌレートなど。

イソシアネート類と反応してバインダー樹脂を形成する
、活性水系を有する化合物としては、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニル小ルマール、ポリエステルポリオール
、ポリ上−Ｔルボリオール、アクリルポリオール、ポリ
ウレタンポリオールなとの高分子ｌｊｌであり、かつイ
ソシアネ−１・類との反応サイトであるーＱ　Ｈ１＜あ
るいは−ＣＯＯＨ！１を多く含有づるものがりＹましい
、上記の化合物のうち、特に分子量が６０，０００へ、
　２００，０００．ガラス転移温度が６０〜１１０°Ｃ
１含有するビールノ１ルコール部分の重量が１５〜４０
％であるポリビニルビヂラールがクイましい。

イソシアネート類と、−に記のような活ｆ１水系を右す
る化合物どけ、加熱などにより反応しＣ耐熱竹ならびに
機械的強度に優れた樹脂を形成づ゛る。

イソシアネ−１・類と活性水素を右ＩＪる化合物との反
応生成物は、耐熱性ならびに機械的強１良に優れている
ため、この反応生成物を熱転写層のバインダーどして用
いる場合には、熱転写シートど被熱転写シート間に摩擦
が生じて熱が発生しでも、熱転写シー１への熱転写層が
被熱転写シートの受容層に付着して転移してしまうこと
はなくなる。　熱転写層３中に添加される固体滑材は、
熱転写シートの熱転写層と被熱転写シートの受容層との
間の摩擦を小さくりるために添加される。このＪ、゛）
４ｒ固体［どしては、ポリアミドパウダー、デフ［コン
パウダー、ポリアミドパウダー、クルク、シリカ、黒鉛
、二硫化モリブデンなとの従メ（既知の化合物が広く用
いられうる。この固体滑材の平均粒径は、０．０５〜５
μｍ好ましくは０．１〜１、Ｑ／ｌｌＴ’ｌｒあること
が望ましい。粒径が０．０５μ［ｎより細かいと、活性
の得るために多量に添加しなくてはならず、インキとし
ての印刷適性が不良になるなとの問題が生じる。一方５
．０μｍ以上に４ｆると、記録画像がざらつき画質の劣
化を生じる。

上記のように熱転写層３中には、加熱にＪ、り被熱転写
シートに移行りる染Ｉｔど、イソシ）ノネー１−類と活
性水素を有りる化合物との反応生成物と、固体滑材どが
含右されているが、各成分は次のＪ、つな量的関係で存
イ１１Ｊ−る。

イソシアネ−１へ類は、活性水素を右づる化合物１００
　ｆｆ！ｉｉ’部ニｉｌ　Ｌ　で、１〜１００　’１１
４８１１　ｆ７）　ｈｉ　’−ｃ用いられる。

染料は、活性水素を有り−る化合物１００単量部に対し
Ｃ１１０〜２００市は部の；ｉ（用いられる。

この染料の吊は、熱転写シートの走行速度と被熱転写シ
ートの走行速度との比に応じ（−上記の範囲内−Ｃ変化
りる。す４蒙わち熱転写シートの走行速度ど被熱転写シ
ー１＝の走行速度との比が小さくなればなる）ｉｉど、
号なりち熱Φノ、写シートの走行速１復が被熱転写シー
トの走行速度に化し゛く遅くなればなるほど、染料の存
在量を多くり゛ることが好ましい。

固体滑材は、活性水素を右Ｊる化合物１００重徂機転対
しＣ１〜３０重呈部の吊で用いられる。

固体滑材が１重量部未満であると、熱転写シートど被熱
転写シートとの間のｓ擦が大ぎくなり、両シートの走行
が不良となったり、あるいは熱転写層が被熱転写シート
の受容層にイ」着することがあるため好ましくない。ま
た一方固体滑月が３０重機部を超えると、固体滑材は粒
子状であるため印字部のザラつきが生ずることがあり好
ましくない。

上記のような熱転写層３が基材シート２上に設りられて
なる熱転写シート１は、場合ににっでは、熱転写層３が
設りられていない基材シートの面上に、耐熱保護層を有
していることが好ましい。

以上のような描成を有する熱転写シート１は、被熱転写
シートと重ね合せ゛て用いられるが、熱転写シートの走
行速度ど被熱転写シートの走行速度との比は、１〜０．
０２の範囲であることが好ましい。前述の速度比が０．
０２未満であると、熱転写シートにに形成される配録の
印字濶瓜が低下しすぎることがあるため好ましくない。

なお、被熱転写シートとしては、従来既知のものが広く
川いられうる。

被熱転写層に用いられる樹脂どじでは、エステル結合、
ウレタン結合、）′ミド結合、尿素結合、Ｃ−ＣＮ結合
、ＣＣ１結合４「トノ極ｔ！ｌ基ヲ有する合成樹脂が用
いられる。さらに具体的にはポリ士ステル樹脂、ポリ）
７クリル酸Ｊステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、スブレンアクリレー１〜樹脂４にとの
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリラフミド樹脂、
尿素樹脂、あるいは極性の高い結合を右する樹脂どして
のポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリＬに１〜リル樹脂イ
ｆどが用いられる。

〔発明の効果〕

本発明に係る熱転写シートは、熱転写層が、熱移行性の
染料に加え−Ｕ、（ａ）イソシアネート類と活性水素を
有する化合物との反応生成物および（ｂ）固体滑材を含
右しているため、以ＦのＪ、−うな効果を有り−る。

（１）　熱転写シートど被熱転写シートとを重ね含μて
加熱記録１ノる際に、熱転写シートの走行速度を、被熱
転写シートの走行速度よりｂ小さくして記録することが
できる。

（肯）　したがって、被熱転写シート・よりも少ない面
積の熱転写シートによって記録が達成され、熱転写シー
トの有効利用が図られるとともに熱転写シー］への無駄
が少なくなる。

（１ｉｉ）　　加熱記録に使用した後の熱転写シート・
を児ても、直ちにはとのような記録が行なわれたかが判
明しにくくなる。

以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。

実施例１下記組成の熱転写層形成用インキ組成物を調製し、この
組成物をミャバー＃１２にて、あらかじめ背面に耐熱処
理が施こされたポリエチレンフタレートフィルム（９μ
ｍ厚、東洋紡５−ＰＥＴ）上に塗布乾燥し、次いで４０
℃にて４日間反応硬化させた。

次いで、下記組成の受容層形成用インキ組成物を調製し
、この組成物をミＡ７バー＃３６にて玉子油化製合成紙
ＹＵＰＯ−ＦＰＧ＃１５０上に、塗布、乾燥して、被熱
転写シートを得た。

（乾燥塗布量　約Ａ、Ｏｑ／ｒｄ＞。

上記熱転写シートの熱転写層と、被熱転写シートの受容
層とが面い合うように重ね合せ、被熱転写シートを１０
　ａｒｍ　／　ｓｅｃのスピードで走行させ、一方、熱
転写シートをこれと同速度、１　／　２　（、’ｔ、１
　／　４１ｇ、１／１０（Ｂの速度でそれぞれ走行させ
、かつ、８本／＃のり一ンルヘッドにＪ、す７５ｍＪ／
＃ＩＩＩ＋２、の印加エネルギーを背面から加え、記録
を打つｌこ。転写後の被熱転写シー］−の受容層を１１
見察しζも、何らバインダーなとの転移は発生しなかっ
たく測定器マクベスＲＤ−９１８＞。また、転写層と受
容層の摩擦なども小さく、良好な走行性を示した。

実施例２上記組成の熱転写層形成用インキ組成物を、９μｍ厚の
］ンデンリーーペーパー上にミＡツバー４主１０にて塗
布・乾燥して、次いで４Ｑ°にて４日間１−ジンクを行
なつＣ熱転写シートを作成した。。

次いで、実施例−１と同様な条件で印字しｊこところ、
良好な走行性を示した。

実施例３下記組成の熱転写層形成用イン１１］成物を用いた以外
は、実施例１ど同様にしく、熱転写シートを作成した後
、被熱転写シー１へと組合せて加熱印字を行なった。

熱転写シートと被熱転写シートとの速度比を１．１／２
．１１５．１／１０としたどころ、転写後の受容層にも
、転写シートの熱転写層の付着は全く認められず、両シ
ート・は良好な走ｉｊ性を示し　ｌこ　。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明に係る熱転写シートの断面図である。１・・・熱転写シート、２・・・阜＋Ａ、３・・・熱転
写層。

Claims

【特許請求の範囲】１、基材シート上に、加熱により被熱転写シートに移行
する染料が含まれた熱転写層を設けてなる熱転写シート
であって、前記熱転写層が（ａ）イソシアネート類と活
性水素を有する化合物との反応生成物および（ｂ）固体
滑材を含有することを特徴とする熱転写シート。２、活性水素を有する化合物が、ポリビニルブチラール
、ポリビニルホルマール、ポリエステルポリオール、ア
クリルポリオールからなる群から選択される特許請求の
範囲第１項に記載の熱転写シート。３、イソシアネート類が、ジイソシアネートまたはトリ
イソシアネートである特許請求の範囲第１項に記載の熱
転写シート。４、固体滑材が、ポリエチレンパウダー、ポリアミドパ
ウダー、タルク、黒鉛、二硫化モリブデンからなる群か
ら選択される特許請求の範囲第１項に記載の熱転写シー
ト。５、熱転写層中に染料が、活性水素を有する化合物１０
０重量部に対して、１０〜２００重量部の量で用いられ
ている特許請求の範囲第１項に記載の熱転写シート。