JPS6327179Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6327179Y2 JPS6327179Y2 JP1984118473U JP11847384U JPS6327179Y2 JP S6327179 Y2 JPS6327179 Y2 JP S6327179Y2 JP 1984118473 U JP1984118473 U JP 1984118473U JP 11847384 U JP11847384 U JP 11847384U JP S6327179 Y2 JPS6327179 Y2 JP S6327179Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- platen
- reduction
- backlash
- intermediate gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 2
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、プラテンの歯車減速機構バツクラ
ツシユ除去装置に関する。
ツシユ除去装置に関する。
従来の歯車減速機構、例えばプリンタ装置の紙
送り機構において、モータによりプラテンを回転
駆動してプリント用紙を送るための駆動装置に
は、第2図に示すような2段歯車式減速装置が普
通に用いられている。1は駆動対象部材であるプ
リンタのプラテン、2は駆動源であるモータ、3
はモータピニオン、4は中間(減速)ギヤで、ピ
ニオン3とかみ合うギヤと、プラテンギヤ5とか
み合うピニオンがクラスタギヤとして一体化され
て、フレームに軸4Aを介して自由回転可能に取
付けられている。なお6はプラテン1の手動操作
ノブを示す。
送り機構において、モータによりプラテンを回転
駆動してプリント用紙を送るための駆動装置に
は、第2図に示すような2段歯車式減速装置が普
通に用いられている。1は駆動対象部材であるプ
リンタのプラテン、2は駆動源であるモータ、3
はモータピニオン、4は中間(減速)ギヤで、ピ
ニオン3とかみ合うギヤと、プラテンギヤ5とか
み合うピニオンがクラスタギヤとして一体化され
て、フレームに軸4Aを介して自由回転可能に取
付けられている。なお6はプラテン1の手動操作
ノブを示す。
しかしながら衆知のように、一般の歯車機構に
おいては、円滑な伝動運動上かならず、何がしか
のバツクラツシユを必要とし、このためモータ2
の正逆転によるプラテン1の紙送り出しと巻戻し
方向の間にはこの歯車機構の各かみ合いギヤ部の
バツクラツシの集積に相当するいわゆる“がた”
を生ずることになり、その分だけプリンタとして
の行間間隔精度を害することが避けられなかつ
た。また、これらの“がた”は、プリンタの稼働
と共にギヤや軸受の摩耗と共にその量は増加する
ので、これを補正するためには、その都度、中間
ギヤ4およびまたはモータ2の固定位置を修正し
て、このがた量を調整しなければならないという
問題点があり、またいわゆる“ゼロバツクラツ
シ”調整は不可能であつた。
おいては、円滑な伝動運動上かならず、何がしか
のバツクラツシユを必要とし、このためモータ2
の正逆転によるプラテン1の紙送り出しと巻戻し
方向の間にはこの歯車機構の各かみ合いギヤ部の
バツクラツシの集積に相当するいわゆる“がた”
を生ずることになり、その分だけプリンタとして
の行間間隔精度を害することが避けられなかつ
た。また、これらの“がた”は、プリンタの稼働
と共にギヤや軸受の摩耗と共にその量は増加する
ので、これを補正するためには、その都度、中間
ギヤ4およびまたはモータ2の固定位置を修正し
て、このがた量を調整しなければならないという
問題点があり、またいわゆる“ゼロバツクラツ
シ”調整は不可能であつた。
これを解決する目的で、第3図に示すような機
構が提案されている。図において、第2図と同一
(相当)構成要素は同一符号で示す。第3図は原
理的な説明図で、4Bは2個に分割された中間ギ
ヤを示し、これら両ギヤ間には、各ギヤを正逆回
転方向に互い弾性的に反発偏倚させるためのばね
等の弾性装置を備えたバツクラツシエリミネータ
4cが介装され、初期のバツクラツシおよび稼働
摩耗によるその増加量に自動的に対処することが
できるようになつている。
構が提案されている。図において、第2図と同一
(相当)構成要素は同一符号で示す。第3図は原
理的な説明図で、4Bは2個に分割された中間ギ
ヤを示し、これら両ギヤ間には、各ギヤを正逆回
転方向に互い弾性的に反発偏倚させるためのばね
等の弾性装置を備えたバツクラツシエリミネータ
4cが介装され、初期のバツクラツシおよび稼働
摩耗によるその増加量に自動的に対処することが
できるようになつている。
しかしながら、図例のような装置は1段減速機
構であり、最小の部品数で必要とする大きい減速
比を得ることは困難であり、またスペースおよび
コスト上の制限も付随するという問題点があつ
た。
構であり、最小の部品数で必要とする大きい減速
比を得ることは困難であり、またスペースおよび
コスト上の制限も付随するという問題点があつ
た。
この考案は、以上のような従来例の問題点にか
んがみてなされたもので、2段減速機構を保持し
たまゝ、スペースおよびコスト上に大きな影響を
受けることなしにバツクラツシを実質的に解消す
る機構を提供することを目的としている。
んがみてなされたもので、2段減速機構を保持し
たまゝ、スペースおよびコスト上に大きな影響を
受けることなしにバツクラツシを実質的に解消す
る機構を提供することを目的としている。
この考案は、中間ギヤを一方向に偏倚した弾性
支持装置によつて取付けるように構成したもので
ある。
支持装置によつて取付けるように構成したもので
ある。
以下にこの考案を実施例により説明する。第1
図aは、この考案の弾性支持装置の実施例を使用
した第2図相当の2段歯車減速装置の説明図、第
1図bはその弾性支持装置の拡大斜視図で、前出
第2図と同一(相当)構成は同一符号で示し、重
複説明は省略する。第1図bに示すように、この
中間ギヤ4用の弾性支持装置10は、薄いばね鋼
板等より成る長手方向にハツト断面を持つ支持体
本体13で構成され、その中心には中間車軸11
が垂直に固定されて、中間減速クラスタギヤ4を
自由回転可能に軸支している。またこの本体13
のハツト断面両脚部には、それぞれねじ取付け穴
14が穿設され、本体13は、そのねじりたわみ
弾性により軸11を図示矢印方向にある範囲内で
弾性変位させることができる。
図aは、この考案の弾性支持装置の実施例を使用
した第2図相当の2段歯車減速装置の説明図、第
1図bはその弾性支持装置の拡大斜視図で、前出
第2図と同一(相当)構成は同一符号で示し、重
複説明は省略する。第1図bに示すように、この
中間ギヤ4用の弾性支持装置10は、薄いばね鋼
板等より成る長手方向にハツト断面を持つ支持体
本体13で構成され、その中心には中間車軸11
が垂直に固定されて、中間減速クラスタギヤ4を
自由回転可能に軸支している。またこの本体13
のハツト断面両脚部には、それぞれねじ取付け穴
14が穿設され、本体13は、そのねじりたわみ
弾性により軸11を図示矢印方向にある範囲内で
弾性変位させることができる。
この弾性支持装置10は、第1図aに示すよう
に、軸11上に軸支された中間クラスタギヤ4の
ピニオンが、プラテンギヤ5に前記本体13のね
じり弾性に抗して、ある圧力で押付け偏倚されて
ベツド上に脚部の各取付け穴14を介してフアス
ナ12により固定されている。このため中間ギヤ
4のピニオンは、ドラムギヤ5にある圧力でバツ
クラツシなしに押付けられたまゝ、軸11は図示
矢印右側方向に弾性変位することが可能である。
一方、モータ2のピニオン3は、かみ合う中間ギ
ヤ4に対して、プラテンギヤ5と中間ギヤピニオ
ンの振れを吸収するのに必要かつ十分なバツクラ
ツシをとれるようモータ2を固定してある。
に、軸11上に軸支された中間クラスタギヤ4の
ピニオンが、プラテンギヤ5に前記本体13のね
じり弾性に抗して、ある圧力で押付け偏倚されて
ベツド上に脚部の各取付け穴14を介してフアス
ナ12により固定されている。このため中間ギヤ
4のピニオンは、ドラムギヤ5にある圧力でバツ
クラツシなしに押付けられたまゝ、軸11は図示
矢印右側方向に弾性変位することが可能である。
一方、モータ2のピニオン3は、かみ合う中間ギ
ヤ4に対して、プラテンギヤ5と中間ギヤピニオ
ンの振れを吸収するのに必要かつ十分なバツクラ
ツシをとれるようモータ2を固定してある。
以上のような構成によつて、プラテンギヤ5と
中間ギヤのピニオンとのバツクラツシは常に支持
本体13の弾性により消滅し、プラテンの正逆転
の送り/戻し精度を高めることができる。一方、
中間ギヤとモータピニオン3間に設けたバツクラ
ツシは、プラテン1に対しては減速比分だけ小さ
く影響するので、実用上問題がなく、高い2段減
速比を保持したまゝ、少ない部品数で、従来のバ
ツクラツシエリミネータと実用上同等の効果が得
られる。
中間ギヤのピニオンとのバツクラツシは常に支持
本体13の弾性により消滅し、プラテンの正逆転
の送り/戻し精度を高めることができる。一方、
中間ギヤとモータピニオン3間に設けたバツクラ
ツシは、プラテン1に対しては減速比分だけ小さ
く影響するので、実用上問題がなく、高い2段減
速比を保持したまゝ、少ない部品数で、従来のバ
ツクラツシエリミネータと実用上同等の効果が得
られる。
第1図a,bに示す軸11先端の矢印方向の移
動は、理論的には各かみ合い歯車軸の平行度を乱
す傾向となるが、実際のバツクラツシがギヤの振
れの絶対量に対比する製作誤差の範囲内であり、
実用上の問題はない。
動は、理論的には各かみ合い歯車軸の平行度を乱
す傾向となるが、実際のバツクラツシがギヤの振
れの絶対量に対比する製作誤差の範囲内であり、
実用上の問題はない。
さらに、第1図aの構成で中間クラスタギヤ4
のうち径の大きい一段目の減速歯車はシヤフト1
1の支持点に近い方にあり、中間クラスタギヤ4
のうち径の小さい減速歯車は遠い方にある。従つ
て歯車5の偏心により歯車4が歯車3の方へ動か
されたとしても歯車3への歯車4への移動距離は
歯車5と歯車4による移動距離よりも小さくな
る。従つて歯車3と歯車4のバツクラツシユを小
さくすることが出来、全体として、よりバツクラ
ツシユの少い構成とすることが出来る。
のうち径の大きい一段目の減速歯車はシヤフト1
1の支持点に近い方にあり、中間クラスタギヤ4
のうち径の小さい減速歯車は遠い方にある。従つ
て歯車5の偏心により歯車4が歯車3の方へ動か
されたとしても歯車3への歯車4への移動距離は
歯車5と歯車4による移動距離よりも小さくな
る。従つて歯車3と歯車4のバツクラツシユを小
さくすることが出来、全体として、よりバツクラ
ツシユの少い構成とすることが出来る。
以上説明してきたように、この考案によれば、
中間ギヤ軸の支持を、一方向に弾性的に偏倚した
弾性支持装置によるよう構成したため、2段減速
機構の高減速比と、スペースおよびコスト上の制
約を受けることなく、少ない部品で駆動対象部材
に対する例えばバツクラツシによるプラテン行間
間隔精度に及ぼす悪影響等を防止し得る効果があ
る。
中間ギヤ軸の支持を、一方向に弾性的に偏倚した
弾性支持装置によるよう構成したため、2段減速
機構の高減速比と、スペースおよびコスト上の制
約を受けることなく、少ない部品で駆動対象部材
に対する例えばバツクラツシによるプラテン行間
間隔精度に及ぼす悪影響等を防止し得る効果があ
る。
第1図aは、この考案の弾性支持装置の一実施
例を使用したプリンタの2段歯車減速装置の説明
図、第1図bはその弾性支持装置の拡大斜植図、
第2図は、従来の2段歯車減速装置の一例図、第
3図はその改良機構例である、 1……プラテン(駆動対象部材)、2……モー
タ(駆動時)、4……中間ギヤ、5……プラテン
ギヤ、10……弾性支持装置、11……軸、13
……支持体本体。
例を使用したプリンタの2段歯車減速装置の説明
図、第1図bはその弾性支持装置の拡大斜植図、
第2図は、従来の2段歯車減速装置の一例図、第
3図はその改良機構例である、 1……プラテン(駆動対象部材)、2……モー
タ(駆動時)、4……中間ギヤ、5……プラテン
ギヤ、10……弾性支持装置、11……軸、13
……支持体本体。
Claims (1)
- 駆動源により中間ギヤを介して駆動対象部材を
駆動する歯車機構に於いて前記中間ギヤの中間ギ
ヤ軸を機枠に支持したばね板よりなる平板状の支
持本体に支持したことを特徴とするプラテンの歯
車減速機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11847384U JPS6132845U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | プラテンの歯車減速機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11847384U JPS6132845U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | プラテンの歯車減速機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132845U JPS6132845U (ja) | 1986-02-27 |
JPS6327179Y2 true JPS6327179Y2 (ja) | 1988-07-22 |
Family
ID=30677359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11847384U Granted JPS6132845U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | プラテンの歯車減速機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132845U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2524044Y2 (ja) * | 1988-05-16 | 1997-01-29 | ミノルタ株式会社 | ギヤ装置の誤差吸収機構 |
KR101199779B1 (ko) * | 2010-12-14 | 2012-11-09 | 엘지디스플레이 주식회사 | 기판처리장치 |
JP6460918B2 (ja) * | 2015-06-09 | 2019-01-30 | アルパイン株式会社 | 車載用電子機器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50142969U (ja) * | 1974-05-15 | 1975-11-26 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11847384U patent/JPS6132845U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6132845U (ja) | 1986-02-27 |
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