JPH0432274Y2 - - Google Patents

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JPH0432274Y2
JPH0432274Y2 JP1985060482U JP6048285U JPH0432274Y2 JP H0432274 Y2 JPH0432274 Y2 JP H0432274Y2 JP 1985060482 U JP1985060482 U JP 1985060482U JP 6048285 U JP6048285 U JP 6048285U JP H0432274 Y2 JPH0432274 Y2 JP H0432274Y2
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printing plate
plate roll
printing
roll
reciprocating
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は往復動印版ロールを有する印刷機に
係り、主として、往復動印版ロールの移動方向に
対して直交する方向に印版ロールの下方で被印刷
物を給送する方式の印刷機であり、往復動する印
版ロールをその往復動に伴なつて正逆回転させる
ように配したラツクを、印版ロールの移動方向と
平行に配しながら被印刷機の給送に何等障害とな
らないように形成して、薄鋼板の如き折曲不可の
被印刷物の給送を容易に行ない得るようにした往
復動印版ロールを有する印刷機に関するものであ
る。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来、往復動印版ロールの移動方向に対して直
交する方向に被印刷物を給送する印刷機におい
て、印版ロールを往復動しつつ正逆回転させる機
構は、第3図に示す構造を呈している。
すなわち、印版ロール11の回転軸12の一端
には、印版ロール11の直径と同一寸法のピツチ
円直径を有する歯車13を取付ておき、この歯車
13と噛合する上向きラツク14を印版ロール1
1の移動方向に対して平行に取付け、印版ロール
11を往復動アーム15によつて往復動させるこ
とでラツク14上を歯車13が噛合つて転がるよ
うにし印版ロール11を正逆回転するように形成
したものである。
そのため、被印刷物16を印版ロール11の往
復動方向に対して直交する方向に給送する場合、
前記ラツク14と歯車13とが、印版ロール11
の最下面の高さである被印刷物16の給送高さと
かち合つて邪魔となるため、被印刷物16をラツ
ク14の下方を通して適宜屈曲させながら印版ロ
ール11の下方へ給送するようにしていた。
この場合に、被印刷物16が紙の如き屈曲自在
のものであれば何等問題はないが、ネームプレー
トの如きものを形成する薄鋼板等は屈曲してしま
うと塑性変形してしまいもとの平板に戻らないの
で、前述したように屈曲させながら被印刷物16
を印版ロール11の下方へ給送する方式では被印
刷物16が曲がつたままで給送不可能な状態とな
り、ましてや印刷に至つては到底不可能であつ
た。
[考案の目的] そこで、この考案は、上述した点に鑑み、前述
した往復動印版ロールの移動方向に対して直交す
る方向に被印刷物を給送する印刷機において、被
印刷物を屈曲させずに容易に給送できるようにす
ることを目的として案出されたものである。
[考案の概要] 叙上の目的を達成するため、この考案は、印版
ロールを、この印版ロールの往復動に伴なつて正
逆回転させ、印版ロールの往復動方向に対して直
交する方向でこの印版ロールの下方にて被印刷物
を給送する往復動印版ロールを有する印刷機にお
いて、印版ロールの印版面の回転軌跡円から歯先
が突出しないようにすべく歯先円直径が印版ロー
ルの直径よりも小さい駆動歯車を印版ロールに回
転軸に同心にて固定し、印版ロールの回転軸より
も上方には、印版ロールの移動方向と平行に下向
きラツクを配し、このラツクに噛合する駆動ピニ
オンには、前記駆動歯車と噛合している中間歯車
を同心にて固定し、印版ロールの印版面の回転軌
跡円直径と駆動歯車のピツチ円直径との比と、駆
動ピニオンの歯数と中間歯車の歯数との比とを同
一にし、駆動ピニオンを、少なくとも印版ロール
の最下面よりも上方に配すると共に、ラツクに噛
合させながら印版ロールの往復動に伴なつて移動
可能に形成したことに存するものである。
[考案の実施例] 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明すると次の通りである。
すなわち、図に示す符号1は印版ロールであ
り、この印版ロール1の回転軸2には、印版ロー
ルの印版10面の回転軌跡円から歯先が突出しな
いようにすべく歯先円直径を印版ロール1の直径
よりも小さくした駆動歯車3を固定しておく。
一方、印版ロール1の回転軸2の上方で、且つ
印版ロール1の往復動方向と平行に下向きのラツ
ク4を配し、このラツク4には駆動ピニオン5が
噛合するように形成する。
そして、この駆動ピニオン5には、中間歯車6
を同心にて固定しておき、この中間歯車6を前記
駆動歯車3に噛合させるように形成する。又、こ
れらの駆動ピニオン5及び中間歯車6、そして前
記回転軸2は、印版ロール1の両側方に設けた往
復動アーム7にそれぞれ回転自在に軸支されてい
る。そこで、印版ロール1を往復動させるべく往
復動アーム7を往復動させることにより、ラツク
4に対して駆動ピニオン5が噛合して転がるよう
に作動し、その回転力が中間歯車6を介して駆動
歯車3に伝達され印版ロール1を回転させるもの
である。
又、その時に、駆動ピニオン5と中間歯車6と
の歯数の比を、印版ロール1の直径と駆動歯車3
のピツチ円直径との比と同一に形成し、しかも、
駆動ピニオン5の位置を、駆動ピニオン5の最下
点が少なくとも印版ロール1の最下面よりも上方
となるようにすべく適宜設定し、それに最適な歯
数等も設定するものである。
そして、往復動アーム7の往復動によつて駆動
ピニオン5をラツク4に噛合させながら転がるよ
うに回転させると、下向きのラツク4と駆動ピニ
オン5との噛合いであるから、第2図において、
例えば往復動アーム7を右方向に移動するとすれ
ば駆動ピニオン5は左回転し、往復動アーム7を
左方向に移動させれば駆動ピニオン5は右回転す
る。そうすると、その回転力は、駆動ピニオン5
に固定されている中間歯車6を介して駆動歯車3
に伝達され駆動歯車3を駆動ピニオン5と反対方
向である右或いは左へ回転させる。
しかも、駆動ピニオン5と中間歯車6との歯数
の比を、印版ロール1の印版10面の回転軌跡円
直径と駆動歯車3のピツチ円直径との比と同一に
形成したことで、駆動ピニオン5とラツク4との
噛合によつて得られた回転力は駆動ピニオン5と
中間歯車6との歯数の比の分減速されて印版ロー
ル1周面の周速度と往復動アーム7の移動速度と
が同一となるように駆動歯車3を回転させるもの
である。
すなわち、駆動歯車3の歯先円直径を印版ロー
ル1の直径よりも小さくしてあるということは、
この駆動歯車3を直接ラツク4に噛合させると、
往復動アーム7の移動速度よりも印版ロール1周
面の周速度の方が印版ロール1の直径と駆動歯車
3のピツチ円直径との比の分速くなる。そこで、
駆動ピニオン5と中間歯車6とによつて前記周速
度を往復動アーム7の移動速度と同一とすべく減
速するためには、中間歯車6と駆動ピニオン5と
の歯数の比を印版ロール1の印版10面の回転軌
跡円直径と駆動歯車3のピツチ円直径との比と同
一とすれば相殺されて前記移動速度と周速度とが
同一となる。しかも、印版ロール1の回転方向
も、印版ロール1の移動方向に対して転がる方向
に回転するものである。
従つて、印版する際には、印版ロール1の周面
に取付けてある印版10が最下点の位置にきた時
に印刷台9とによつて被印刷物8に印刷するので
あるが、その時に、被印刷物8の給送方向に何等
邪魔になる障害物がなくなるので被印刷物8を屈
曲せずともそのまま給送することが可能となるも
のである。そして、ラツク4を駆動歯車3の上方
で且つ下向きに配したにもかかわらず往復動アー
ム7の移動速度つまり印版ロール1の移動速度と
印版ロール1周面の周速度とが同一で、しかも印
版ロール1の移動方向に転がるように回転するの
で、印刷台9上で印版ロール1の移動方向に対し
て直交する方向に給送される被印刷物8に良好な
印刷が可能となるものである。
尚、図示例は、駆動歯車3、ラツク4、駆動ピ
ニオン5、中間歯車6を印版ロール1の一方側に
しか配していないが、これらを両側に設ければ、
駆動系が印版ロール1の両側に配されることとな
り、更に安定した印刷が可能となる。又、ラツク
4は、図示はしないが回転軸2の上方に配されて
いる機枠の如きものに取付ければ良い。更に、前
記駆動ピニオン5及び中間歯車6は図示の如き配
置に限定されるものではなく、駆動ピニオン5を
中間歯車6の外側に配しても良いことは言うまで
もない。
[考案の効果] 上述の如く構成したこの考案によれば、印版ロ
ール1を、この印版ロール1の往復動に伴なつて
正逆回転させ、印版ロール1の往復動方向に対し
て直交する方向でこの印版ロール1の下方にて被
印刷物8を給送する往復動印版ロール1を有する
被印刷物8を給送する印刷機において、印版ロー
ル1の印版10面の回転軌跡円から歯先が突出し
ないようにすべく歯先円直径が印版ロール1の直
径よりも小さい駆動歯車3を印版ロール1の回転
軸2に同心にて固定し、印版ロール1の回転軸2
よりも上方には、印版ロール1の移動方向と平行
に下向きラツク4を配し、このラツク4に噛合す
る駆動ピニオン5には、前記駆動歯車3と噛合し
ている中間歯車6を同心にて固定し、駆動ピニオ
ン5を、少なくとも印版ロール1の最下面よりも
上方に配することにより、印版ロール1の最下面
の位置の両側方には何等障害物がなくなるので、
従来のラツク14等が障害となつて被印刷物8を
屈曲させながら給送しなければならなかつた欠点
を解消して、被印刷物8を屈曲させずに、そのま
ま真直に給送することができる。そのため、ネー
ムプレート等の材料である薄鋼板の如き材料であ
つても屈曲させることがないので容易に印刷が可
能となる。
しかも、印版ロール1の印版10面の回転軌跡
円直径と駆動歯車3のピツチ円直径との比と、駆
動ピニオン5の歯数と中間歯車6の歯数との比と
を同一にし、ラツク4に噛合させながら印版ロー
ル1の往復動に伴なつて移動可能に形成したこと
により、ラツク4を下向きに設けたことによつて
生ずる印版ロール1の逆回転も、中間歯車6を介
することによつて印版ロール1の移動方向に対し
て転がる方向である正回転に転じることができ
る。そして、被印刷物8の給送の障害をなくする
べく印版ロール1の直径よりも駆動歯車3の歯先
円直径を小さくすることで、印版ロール1の移動
速度に対して印版ロール1周面の周速度が速くな
つてしまう欠点も、印版ロール1の直径と駆動歯
車3のピツチ円直径との比と、駆動ピニオン5の
歯数と中間歯車6の歯数との比とを同一にして減
速することで印版ロール1の移動速度と印版ロー
ル1周面の周速度が全く同一となつて解消され、
駆動ピニオン5の作動によつて印版ロール1の良
好な回転が得られ印刷ずれが発生することもなく
非常に良好な印刷が可能になるものである。
以上説明したように、この考案によれば、往復
動印版ロールを有する印刷機の欠点であつた被印
刷物を屈曲させながら給送する方式を、非常に簡
単な構造のもので解消することができ、そのこと
により、ネームプレートの如きものに使用する薄
鋼板等への印刷も非常に容易に行ない得るように
なつて使用範囲を更に拡大することができ、しか
も、その改造に対してもほとんど設備投資を必要
としない安価にて行なうことができる等の実用上
有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図は要部斜視図、第2図は要部正面
図であり、第3図は従来例を示す側断面図であ
る。 1……印版ロール、2……回転軸、3……駆動
歯車、4……ラツク、5……駆動ピニオン、6…
…中間歯車、7……往復動アーム、8……被印刷
物、9……印刷台、10……印版、11……印版
ロール、12……回転軸、13……歯車、14…
…ラツク、15……往復動アーム、16……被印
刷物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 印版ロールを、この印版ロールの往復動に伴な
    つて正逆回転させ、印版ロールの往復動方向に対
    して直交する方向でこの印版ロールの下方にて被
    印刷物を給送する往復動印版ロールを有する印刷
    機において、印版ロールの印版面の回転軌跡円か
    ら歯先が突出しないようにすべく歯先円直径が印
    版ロールの直径よりも小さい駆動歯車を印版ロー
    ルに回転軸に同心にて固定し、印版ロールの回転
    軸よりも上方には、印版ロールの移動方向と平行
    に下向きラツクを配し、このラツクに噛合する駆
    動ピニオンには、前記駆動歯車と噛合している中
    間歯車を同心にて固定し、印版ロールの印版面の
    回転軌跡円直径と駆動歯車のピツチ円直径との比
    と、駆動ピニオンの歯数と中間歯車の歯数との比
    とを同一にし、駆動ピニオンを、少なくとも印版
    ロールの最下面よりも上方に配すると共に、ラツ
    クに噛合させながら印版ロールの往復動に伴なつ
    て移動可能に形成したことを特徴とする往復動印
    版ロールを有する印刷機。
JP1985060482U 1985-04-23 1985-04-23 Expired JPH0432274Y2 (ja)

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JP1985060482U JPH0432274Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JP1985060482U JPH0432274Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JPS61177838U JPS61177838U (ja) 1986-11-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023127581A1 (ja) * 2021-12-27 2023-07-06 株式会社写真化学 印刷装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898255A (ja) * 1981-12-08 1983-06-11 Kotobuki Seihan Insatsu Kk 印刷装置

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JPS5898255A (ja) * 1981-12-08 1983-06-11 Kotobuki Seihan Insatsu Kk 印刷装置

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JPS61177838U (ja) 1986-11-06

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