JPS63271739A - ロール状金型及びそれを用いた光カード用基板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、ロール・ツー・ロール−貫成形による光カー
ドのトラック用グルーブ形成に用いられる情報記録媒体
用ロール状金型に関するものである。

［従来の技術］ 従来、光カートおよび光ディスク等のトラック用グルー
ブを形成するために用いられる光情報記録媒体用金型と
しては、平板状のスタンバ−が使用されている。具体的
には、該平板状のスタンバ−を基板上に押圧することに
よりトラック用グルーブが形成される。

平板状のスタンバ−としては、一般的にニッケル電鋳型
のものが良く知られているが、その他に例えば、特開昭
６１−２３６０４９号公報に記載されている様に凹凸信
号を直接記録したガラス原盤をディスク成形用スタンバ
−としたものが知られている。

〔発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、上記の様な従来の平板状スタンバ−の金
型を使用して光カードのトラック用グルーブを形成する
方式は、低コストを目的とする製造方式には不向きであ
る。

例えば、ロール・ツー・ロール方式の様な連続一貫工程
のトラック用グルーブの形成方式に平板状スタンバ−を
使用することは困難である。

本発明は、この様な従来の技術に鑑みてなされたもので
あり、光カードのトラック用グルーブをロール・ツー・
ロール方式の連続一貫工程で形成することができる情報
記録媒体用ロール状金型（以下、ロール状金型と記す）
を提供することを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 即ち、本発明は表面研磨されたロール状金型基材の周壁
にトラック用グルーブを形成するための溝を形成したこ
とを特徴とする情報記録媒体用ロール状金型である。

以下、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明のロール状金型の一実施態様を示す斜視
図および第２図はその部分断面図である。同第１図にお
いて１本発明のロール状金型は表面研磨されたロール状
金型基材１の周壁４に円周方向に平行に複数本のトラッ
ク用グルーブを形成するための溝２を形成してなるもの
である。

本発明において、ロール状金型基材ｌには、金属、半導
体、誘電体あるいは合金等が用いられ、具体的にはＡＪ
、　Ｓｉ、ガラス、超硬合金、金型用鋼（例えば、マル
エージング鋼）等の鏡面加工の可能な材料か用いられ、
あるいはＳＫＤ　６１工具鋼表面に無電解ニッケルメッ
キを厚さ１００　ＩＬｒａ程度被覆したものを表面研磨
したもの等も用いることができる。

溝２の形状および大きさは特に限定することなく所望の
ものを用いることかできる。特に、光カードのトラック
用グルーブの形成用として好ましい形状はストライプ状
で、溝の深さは０．２〜０．４終−程度が望ましい。

また、溝はロール状金型基材の表面の円周方向に平行ま
たは直角に形成されていてもよく、使用目的によっては
必ずしもそれ等に限定されるものではない。

また、ロール状金型基材１の周壁にストライプ状のトラ
ック用グルーブを形成するための溝２は、通常の金型の
形成に用いられるフォトリソグラフィー技術等により容
易に形成することかできる。

第３図は本発明のロール状金型の他の実施態様を示す説
明図である。同第３図において、１ａはロール状金型基
材、３はトラック用グルーブを形成するための溝２を設
けた薄膜である。この構成において、ロール状金型基材
１ａは超硬合金あるいは金型用鋼を表面研磨したもので
、その表面上にＡｒ、　Ｃｒ、　Ｍｏ、　Ｎｉ、　Ｓｉ
、　Ｔａ、　Ｔｉ、　Ｖ、　Ｗ、　Ｚｒ等の元素及びこ
れらの元素の酸化物、窒化物、炭化物及び硼化物から成
る群より選ばれた１種以上から成る薄膜３を被覆し、そ
の後フォトリソグラフィー技術によりストライプ状のト
ラック用グルーブ形成のための溝２を形成したロール状
金型を示すものである。

本発明において、ロール状金型としては、例えば円筒状
金型、円柱状金型およびその他の外周が円形の周壁な有
する金型等が挙げられる。

［作用］ 本発明のロール状金型は、表面研磨されたロール状金型
基材の周壁にトラック用グルーブを形成するための溝を
形成してなるので、該ロール状金型を用いることにより
、ロール・ツー・ロール方式による光カードのトラック
用グルーブ形成に有効な連続一貫工程か可能になる。

［実施例］ 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。

実施例１ 外径１５０＋ｓｍの円筒形のＳＫＤ　６１工具鋼の表面
に無電解ニッケルメッキを厚さ　１１００ｐの厚さに施
して被覆し、表面研磨した円筒状金型基材を用い、レー
ザーカッティング装置を用いてフォトレジストを露光し
、現像して、エツチング部のレジストを除去するフォト
リソ工程により、溝＠９μｍ、深さ０．　：＋＝麿、間
隔１２μｌの溝を円筒状金型基材の周壁に円周方向に平
行に形成した円筒状金型を得た。

得られた円筒状金型を用いて、厚さ０．４ｍｍのポリカ
ーボネート板（ティジン化成株製、商品名パンライトシ
ート）にロール・ツー・ロール方式によりトラック用グ
ルーブを転写した所、金型の溝形状が±１０％の範囲で
転写された。

［発明の効果］ 以上説明した様に、本発明のロール状金型を用いること
により、シート状カード基材をロール・ツー・ロール方
式で連続して送りながらロール状金型のトラック用グル
ーブを転写すること、あるいは溶融押出しされたカード
用樹脂に′Ｍ続してロール状金型のトラック用グルーブ
を転写することが可使となる。

この方式によれば、トラック用グルーブ形成のために要
する時間は短縮され、低コストの光カートを製造するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のロール状金型の一実施態様を示す斜視
図、第２図はその部分断面図および第３図は本発明のロ
ール状金型の他の実施態様を示す説明図である。 １、ｌａ・・・ロール状金型基材 ２・・・溝 ３・・・薄膜 ４・・・周壁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　表面研磨されたロール状金型基材の周壁にトラック用
   グルーブを形成するための溝を形成したことを特徴とす
   る情報記録媒体用ロール状金型。