JP2515544B2 - ロ―ル状金型及びそれを用いた光カ―ド用基板の製造方法 - Google Patents
ロ―ル状金型及びそれを用いた光カ―ド用基板の製造方法Info
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- JP2515544B2 JP2515544B2 JP62104675A JP10467587A JP2515544B2 JP 2515544 B2 JP2515544 B2 JP 2515544B2 JP 62104675 A JP62104675 A JP 62104675A JP 10467587 A JP10467587 A JP 10467587A JP 2515544 B2 JP2515544 B2 JP 2515544B2
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- shaped mold
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ロール・ツー・ロール一貫成形による光カ
ードのトラック用グルーブ形成に用いられる情報記録媒
体用ロール状金型に関するものである。
ードのトラック用グルーブ形成に用いられる情報記録媒
体用ロール状金型に関するものである。
［従来の技術］ 従来、光カードおよび光ディスク等のトラック用グル
ーブを形成するために用いられる光情報記録媒体用金型
としては、平板状のスタンパーが使用されている。具体
的には、該平板状のスタンパーを基板上に押圧すること
によりトラック用グルーブが形成される。
ーブを形成するために用いられる光情報記録媒体用金型
としては、平板状のスタンパーが使用されている。具体
的には、該平板状のスタンパーを基板上に押圧すること
によりトラック用グルーブが形成される。
平板状のスタンパーとしては、一般的にニッケル電鋳
型のものが良く知られているが、その他に例えば、特開
昭61−236049号公報に記載されている様に凹凸信号を直
接記録したガラス原盤をディスク成形用スタンパーとし
たものが知られている。
型のものが良く知られているが、その他に例えば、特開
昭61−236049号公報に記載されている様に凹凸信号を直
接記録したガラス原盤をディスク成形用スタンパーとし
たものが知られている。
［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記の様な従来の平板状スタンパーの
金型を使用して光カードのトラック用グルーブを形成す
る方式は、低コストを目的とする製造方式には不向きで
ある。
金型を使用して光カードのトラック用グルーブを形成す
る方式は、低コストを目的とする製造方式には不向きで
ある。
例えば、ロール・ツー・ロール方式の様な連続一貫工
程のトラック用グルーブの形成方式に平板状スタンパー
を使用することは困難である。
程のトラック用グルーブの形成方式に平板状スタンパー
を使用することは困難である。
本発明は、この様な従来の技術に鑑みてなされたもの
であり、光カードのトラック用グルーブをロール・ツー
・ロール方式の連続一貫工程で形成することができる情
報記録媒体用ロール状金型（以下、ロール状金型と記
す）を提供することを目的とするものである。
であり、光カードのトラック用グルーブをロール・ツー
・ロール方式の連続一貫工程で形成することができる情
報記録媒体用ロール状金型（以下、ロール状金型と記
す）を提供することを目的とするものである。
［問題点を解決するための手段］ 即ち、本発明のロール状金型は、表面にストライプ状
のトラック用グルーブを有する光カード用基板を連続的
に製造する為のロール状金型に於て、該トラック用グル
ーブを形成するための溝が、ロール状金型の周壁に円周
方向に平行となるように担持されていることを特徴とす
るものである。
のトラック用グルーブを有する光カード用基板を連続的
に製造する為のロール状金型に於て、該トラック用グル
ーブを形成するための溝が、ロール状金型の周壁に円周
方向に平行となるように担持されていることを特徴とす
るものである。
また、本発明は、光カード用基板のシート状カード基
材にロール状金型を用いてストライプ状のトラック用グ
ルーブを形成して光カード用基板を連続的に製造する方
法に於て、該ロール状金型として、該トラック用グルー
ブを形成するための溝が、該ロール状金型の周壁に円周
方向に平行となるように担持されているロール状金型を
用いることを特徴とするものである。
材にロール状金型を用いてストライプ状のトラック用グ
ルーブを形成して光カード用基板を連続的に製造する方
法に於て、該ロール状金型として、該トラック用グルー
ブを形成するための溝が、該ロール状金型の周壁に円周
方向に平行となるように担持されているロール状金型を
用いることを特徴とするものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
第１図は本発明のロール状金型の一実施態様を示す斜
視図および第２図はその部分断面図である。同第１図に
おいて、本発明のロール状金型は表面研磨されたロール
状金型基材１の周壁４に円周方向に平行に複数本のトラ
ック用グルーブを形成するための溝２を形成してなるも
のである。
視図および第２図はその部分断面図である。同第１図に
おいて、本発明のロール状金型は表面研磨されたロール
状金型基材１の周壁４に円周方向に平行に複数本のトラ
ック用グルーブを形成するための溝２を形成してなるも
のである。
本発明において、ロール状金型基材１には、金属、半
導体、誘電体あるいは合金等が用いられ、具体的にはA
l,Si,ガラス，超硬合金，金型用鋼（例えば、マルエー
ジング鋼）等の鏡面加工の可能な材料が用いられ、ある
いはSKD61工具鋼表面に無電解ニッケルメッキを厚さ100
μｍ程度被覆したものを表面研磨したもの等も用いるこ
とができる。
導体、誘電体あるいは合金等が用いられ、具体的にはA
l,Si,ガラス，超硬合金，金型用鋼（例えば、マルエー
ジング鋼）等の鏡面加工の可能な材料が用いられ、ある
いはSKD61工具鋼表面に無電解ニッケルメッキを厚さ100
μｍ程度被覆したものを表面研磨したもの等も用いるこ
とができる。
溝２の形状および大きさは特に限定することなく所望
のものを用いることができる。特に、光カードのトラッ
ク用グルーブの形成用として好ましい形状はストライプ
状で、溝の深さは0.2〜0.4μｍ程度が望ましい。
のものを用いることができる。特に、光カードのトラッ
ク用グルーブの形成用として好ましい形状はストライプ
状で、溝の深さは0.2〜0.4μｍ程度が望ましい。
また、溝はロール状金型基材の表面の円周方向に平行
に形成される。
に形成される。
また、ロール状金型基材１の周壁にストライプ状のト
ラック用グルーブを形成するための溝２は、通常の金型
の形成に用いられるフォトリソグラフィー技術等により
容易に形成することができる。
ラック用グルーブを形成するための溝２は、通常の金型
の形成に用いられるフォトリソグラフィー技術等により
容易に形成することができる。
第３図は本発明のロール状金型の他の実施態様を示す
説明図である。同第３図において、1aはロール状金型基
材、３はトラック用グルーブを形成するための溝２を設
けた薄膜である。この構成において、ロール状金型基材
1aは超硬合金あるいは金型用鋼を表面研磨したもので、
その表面上にAr,Cr,Mo,Ni,Si,Ta,Ti,V,W,Zr等の元素及
びこれらの元素の酸化物、窒化物、炭化物及び硼化物か
ら成る群より選ばれた１種以上から成る薄膜３を被覆
し、その後フォトリソグラフィー技術によりストライプ
状のトラック用グルーブ形成のための溝２を形成したロ
ール状金型を示すものである。
説明図である。同第３図において、1aはロール状金型基
材、３はトラック用グルーブを形成するための溝２を設
けた薄膜である。この構成において、ロール状金型基材
1aは超硬合金あるいは金型用鋼を表面研磨したもので、
その表面上にAr,Cr,Mo,Ni,Si,Ta,Ti,V,W,Zr等の元素及
びこれらの元素の酸化物、窒化物、炭化物及び硼化物か
ら成る群より選ばれた１種以上から成る薄膜３を被覆
し、その後フォトリソグラフィー技術によりストライプ
状のトラック用グルーブ形成のための溝２を形成したロ
ール状金型を示すものである。
本発明において、ロール状金型としては、例えば円筒
状金型、円柱状金型およびその他の外周が円形の周壁を
有する金型等が挙げられる。
状金型、円柱状金型およびその他の外周が円形の周壁を
有する金型等が挙げられる。
［作用］ 本発明のロール状金型は、表面研磨されたロール状金
型基材の周壁にトラック用グルーブを形成するための溝
を形成してなるので、該ロール状金型を用いることによ
り、ロール・ツー・ロール方式による光カードのトラッ
ク用グルーブ形成に有効な連続一貫工程が可能になる。
型基材の周壁にトラック用グルーブを形成するための溝
を形成してなるので、該ロール状金型を用いることによ
り、ロール・ツー・ロール方式による光カードのトラッ
ク用グルーブ形成に有効な連続一貫工程が可能になる。
［実施例］ 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明す
る。
る。
実施例１ 外径150mmの円筒形のSKD61工具鋼の表面に無電解ニッ
ケルメッキを厚さ100μｍの厚さに施して被覆し、表面
研磨した円筒状金型基材を用い、レーザーカッティング
装置を用いてフォトレジストを露光し、現像して、エッ
チング部のレジストを除去するフォトリソ工程により、
溝幅９μｍ、深さ0.3μｍ、間隔12μｍの溝を円筒状金
型基材の周壁に円周方向に平行に形成した円筒状金型を
得た。
ケルメッキを厚さ100μｍの厚さに施して被覆し、表面
研磨した円筒状金型基材を用い、レーザーカッティング
装置を用いてフォトレジストを露光し、現像して、エッ
チング部のレジストを除去するフォトリソ工程により、
溝幅９μｍ、深さ0.3μｍ、間隔12μｍの溝を円筒状金
型基材の周壁に円周方向に平行に形成した円筒状金型を
得た。
得られた円筒状金型を用いて、厚さ0.4mmのポリカー
ボネート板（テイジン化成（株）製、商品名パンライト
シート）にロール・ツー・ロール方式によりトラック用
グルーブを転写した所、金型の溝形状が±10％の範囲で
転写された。
ボネート板（テイジン化成（株）製、商品名パンライト
シート）にロール・ツー・ロール方式によりトラック用
グルーブを転写した所、金型の溝形状が±10％の範囲で
転写された。
［発明の効果］ 以上説明した様に、本発明のロール状金型を用いるこ
とにより、シート状カード基材をロール・ツー・ロール
方式で連続して送りながらロール状金型のトラック用グ
ルーブを転写すること、あるいは溶融押出しされたカー
ド用樹脂に連続してロール状金型のトラック用グルーブ
を転写することが可能となる。
とにより、シート状カード基材をロール・ツー・ロール
方式で連続して送りながらロール状金型のトラック用グ
ルーブを転写すること、あるいは溶融押出しされたカー
ド用樹脂に連続してロール状金型のトラック用グルーブ
を転写することが可能となる。
この方式によれば、トラック用グルーブ形成のために
要する時間は短縮され、低コストの光カードを製造する
ことができる。
要する時間は短縮され、低コストの光カードを製造する
ことができる。
第１図は本発明のロール状金型の一実施態様を示す斜視
図、第２図はその部分断面図および第３図は本発明のロ
ール状金型の他の実施態様を示す説明図である。 1,1a……ロール状金型基材 ２……溝 ３……薄膜 ４……周壁
図、第２図はその部分断面図および第３図は本発明のロ
ール状金型の他の実施態様を示す説明図である。 1,1a……ロール状金型基材 ２……溝 ３……薄膜 ４……周壁
Claims (2)
- 【請求項１】表面にストライプ状のトラック用グルーブ
を有する光カード用基板を連続的に製造する為のロール
状金型に於て、該トラック用グルーブを形成するための
溝が、ロール状金型の周壁に円周方向に平行となるよう
に担持されていることを特徴とするロール状金型。 - 【請求項２】シート状カード基材にロール状金型を用い
てストライプ状のトラック用グルーブを形成して光カー
ド用基板を連続的に製造する方法に於て、該ロール状金
型として、該トラック用グルーブを形成するための溝
が、該ロール状金型の周壁に円周方向に平行となるよう
に担持されているロール状金型を用いることを特徴とす
る光カード用基板の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62104675A JP2515544B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | ロ―ル状金型及びそれを用いた光カ―ド用基板の製造方法 |
| US08/462,540 US5575961A (en) | 1987-04-30 | 1995-06-05 | Roll-shaped mold for information recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62104675A JP2515544B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | ロ―ル状金型及びそれを用いた光カ―ド用基板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63271739A JPS63271739A (ja) | 1988-11-09 |
| JP2515544B2 true JP2515544B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=14387047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62104675A Expired - Fee Related JP2515544B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | ロ―ル状金型及びそれを用いた光カ―ド用基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515544B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5075060A (en) * | 1988-11-16 | 1991-12-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Process for producing a substrate sheet for an optical recording medium |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP62104675A patent/JP2515544B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63271739A (ja) | 1988-11-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |