JPS63271692A - 紙幣計数機における判別装置 - Google Patents

紙幣計数機における判別装置

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JPS63271692A
JPS63271692A JP62106973A JP10697387A JPS63271692A JP S63271692 A JPS63271692 A JP S63271692A JP 62106973 A JP62106973 A JP 62106973A JP 10697387 A JP10697387 A JP 10697387A JP S63271692 A JPS63271692 A JP S63271692A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は紙幣計数機に関わり、特に、紙幣表面の光学パ
ターンを読取って異種券混入の有無等を検出しつつ計数
を行なうようにした紙幣計数機の判別装置に関するもの
である。
「従来の技術」 従来、この種の紙幣計数機として、本出願人は実開昭6
0−104979号公報に示す如き「紙幣計数機におけ
る判別装置」を既に提供している。
この紙幣計数機は、公転しながら自転する吸引軸内の真
空圧により、ホルダーに装填した紙幣を一枚ずつ吸着し
てめくり取りながら計数するものであって、計数中の紙
幣に異なる金種の紙幣が混入しているか否かを同時にチ
ェックする機能を有している。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、このような異種券判別装置においては、ホル
ダーに紙幣束を装填した場合に、該紙幣束中の最後部の
紙幣がホルダーに引掛かるなどして札折れが発生するこ
とがあり(第3図(C)参照)、このような状態の下に
紙幣の計数が行なわれると、最後の紙幣が吸引軸に吸着
されずに、計数が行なわれない場合があった。つまり、
最後の紙幣を計数しようとするときに、最終紙幣が吸引
軸に吸着されないので、吸引軸内の真空圧が低下してし
まい、これによって、最後の紙幣を残したまま計数作業
が終了してしまう恐れがあった。
例を挙げると、仮に帯封によって101枚の紙幣が束ね
られおり、かつ101枚目の紙幣が札折れ状態となって
いる場合には、最後の紙幣が未吸着となるため、計数が
100枚で終了し、その結果、この101枚紙幣束が1
00枚の紙幣束として、正常に処理さhるといった不具
合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、計数
終了時に判別センサによってホルダーに残留した紙幣が
有るか無いかを検出して、紙幣束が正常なものであるか
否かをを判別することが可能な紙幣計数機における判別
装置を得ることを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 このような目的を達成するため、本発明は、ホルダに装
填され、かつ支持板によって後方から支持された紙幣を
、前方に位置する吸引軸に真空吸着させて一枚ずつめく
り取りながら計数する紙幣計数機における判別装置にお
いて、支持板によって紙幣が支持される位置に光線を照
射する投光器と、この投光器から照射された光線の反射
光を検出して、紙幣の表面パターンあるいは支持板の表
面パターンを読み取る判別センサと、紙幣の計数が終了
して吸引軸の真空圧が低下したときに、前記判別センサ
によって読み取られた表面パターンを、記憶手段に記憶
されている基準表面パターンと比較し、紙幣なし状態の
検出がなされなかった場合に残留紙幣と判断する比較手
段とを設けるようにしている。
「作用 」 この発明によれば、紙幣の計数終了時に、判別センサに
よって読み取られた表面パターンを、記憶手段に記憶さ
れている基準表面パターンと比較するようにしたので、
判別センサによって読み取られた表面パターンが、紙幣
の表面模様を示すものか、支持板の表面を示すものか(
紙幣なし状態)の判別が可能である。
「実施例」 以下、本発明を第1図〜第1O図に示す一実施例に基づ
いて説明する。
まず、第1図なシ)シ第3図(A)にしたがって紙幣計
数機機構の構成を説明すれば、この計数機構は、紙幣S
をホルダIに載せてこのホルダlを軸2を中心として水
平旋回させることにより、第1図実線で示す計数位置、
あるいは第1図鎖線で示す待機位置に移動させ、ホルダ
!が計数位置にあるときに、回転筒3を軸4を中心とし
て第1図反時計方向に回転させながら、回転筒3上の吸
引軸5を軸6を中心として時計方向に回転させ、この吸
引軸5内に真空圧を作用させてホルダーl上の紙幣Sを
1枚ずつめくり取りながら計数を行なうとともに、後述
する投光器から紙幣Sの表面に照射した光線の反射光を
受光器で読取って紙幣の判別を行なうようにした基本構
成となっている。
前記ホルダー1には、紙幣Sを裏側(吸引軸5の反対側
)から支える合板1aが設けられ、この合板1aの表面
1bは、反射光レベルが低くなるよう黒色系で形成され
ている。
前記回転筒3および吸引軸5の軸4.6は、第3図(A
)に示すように中空状に形成されるとともに、吸入管路
7を介して真空ポンプ8の吸入ボート9に接続されてお
り、この真空ポンプ8の真空圧が、前記吸引軸5の外周
の一部に設けた開口部10を介して紙幣Sに作用するこ
とにより、吸引軸5に紙幣Sが吸着されるようになって
いる。また、前記吸入管路7の途中には圧力センサ11
が設けられており、この圧力センサ11によって、吸入
管路7内の真空圧が紙幣を吸着し得る程度に上昇したか
否かが検出されるようになっている。
一方、前記真空ポンプ8の排気ボート!2には、排気管
路13が接続されており、この排気管路13の先端には
、紙幣Sの側面に排気を吹付けて紙幣S相互の分離を容
易にするための排気ノズルl4が設けられ、一方、排気
管路13の途中には、紙幣の計数が行なわれていないと
きに排気を放出口15に切換えて排気ノズル14からの
騒音の発生を防止するソレノイドバルブ16が設けられ
ている。
また、前記吸引軸5のそれぞれには、第1図〜第3図(
A)に示すように、一対の位置規制片5aが固定されて
いる。この位置規制片5aは、吸引軸5の側面から突出
し、かつ該吸引軸5の開口部10を間に挾むように設け
られたものであって、開口部lOから外気が吸引されて
吸引軸5に紙幣が吸着された際に、紙幣を側方から支持
して、該紙幣の倒れあるいは折り曲がりを防止するよう
になっている。そして、このように前記位置規制片5a
によって、吸引軸5が吸着分離。した紙幣の起立状態を
保つことにより、二重送りされているか否かを検知する
箇所(第1図において紙幣が吸着分離された位置Sa)
に、該紙幣の位置決めが行なわれるようになっている。
また、前記回転筒3の外周には、磁性体からなる作動片
17が複数貼付されており、これらの作動片17が磁気
センサ18を作動させるか否かにより各吸引軸5が待機
位置(開口部10が紙幣に正対しかつ吸引軸5内が真空
ポンプ8と連通される位置)にあるか、あるいは開始位
置(開口部IOが紙幣に正対する直前の位置にあって、
かつ吸引軸5内が真空ポンプ8から構成される装置)に
あるかが検出されるようになっている。
なお、第3図(A)において、符号19は回転筒3をベ
ルト20を介して駆動する計数モータ、符号21は真空
ポンプ8をベルト22を介して駆動するポンプモータ、
符号23はホルダーlを旋回させるホルダーモータ、符
号24’Aおよび24Bは、ホルダー1が閉位置(吸引
軸5に接近した位置)にあるか開位置(吸引軸5から離
間した位置)にあるかを検出するホルダー位置検出スイ
ッチである。
更に、回転筒3の近傍には、セパレータ25が設けられ
ており、このセパレータ25は、軸26に水平旋回自在
に支持されるとともに、ばね27によって第1図反時計
方向に付勢され、更に、パッチソレノイド28に操作さ
れて第1図時計方向に旋回させられるようになっている
。そして、このセパレータ25は、後述するように異金
種紙幣を検出したときにすでにめくり取られた紙幣とま
だめくり取られていない紙幣との間に挿入されて両者を
分離させる機能を有している。
次に、紙幣を束ねた帯封に確認印を押す押印機構につい
て第1図を参照して説明する。
第1図において符号30で示されるものは、ホルダlに
設けられた印鑑保持部材であって、この印鑑保持部材3
0によって印鑑31が矢印(イ)−(ロ)方向に移動自
在に支持され、かつ紙幣Sに対して近接離間するように
移動自在に支持されている。また、前記ホルダ1の基端
部には、ダイヤル32が設けられており、このダイヤル
32を回転させることによって、前記印鑑31が矢印(
イ)−(ロ)方向に移動して、印鑑31の捺印部31a
が帯封Bに位置合わせされるようになっている。
また、ボルダ1を支持する基台上には、軸33を中心と
して水平面内で回動する打撃アーム34と、該打撃アー
ム34を回動させるソレノイド35とが設けられており
、この打撃アーム34をソレノイド35の動作により回
動させることによって、該打撃アーム34の先端部が印
鑑の後端部31bを後方から押圧して、該印鑑31の捺
印部31aを帯封上に近接させ、これによって帯封上に
捺印が行なわれるようにしている。
次に、前記吸引軸5によってめくり取られた紙幣の二重
送り検出機構について第1図を参照して説明する。
第1図に符号37及び符号38でそれぞれ示すものは二
重送り検出用ランプ及び受光素子(これら素子によって
二重送り検知センサが構成される)であり、符号39で
示すものは受光素子に光を集光する集光レンズである。
前記二重送り検出用ランプ37及び受光素子38は共に
回転筒3側に向けて設けられたものであって、前記二重
送り検出用ランプ37から発光された光線は、めくり取
られた紙幣Saに対して交差する方向から照射され、か
つ該紙幣Saのめくり取り部分における略中央位置に照
射されるようになっている。
そして、このように光の照射が行なわれた紙幣Saは、
この紙幣Saを透過した光の量つまり透過光量が受光素
子38により検出され、更に、この受光素子38が検出
した透過光量に基づき二重送りの判断がなされるように
なっている。すなわち、この透過光量が所定値以上であ
れば正常な送り(一枚送り)と判断され、透過光量が所
定値以下であれば二重送りと判断されるようになってい
る。
次に、紙幣の金種判別および表裏判別を行う判別機構に
ついて第1図及び第2図を参照して説明する。
図において符号40で示すものは、集積された最前面の
紙幣sbに光を照射する投光器、符号41で示すものは
、この投光器40から紙幣sbに照射された光の反射光
を受光する受光器(判別センサ)であって、投光器40
から発仕られた光線は、紙幣sbの二点鎖線で示すエリ
゛アEを含む領域に照射されるようになっている。
また、前記受光器41は、紙幣表面のパターンに応じた
電気信号を発生させるエリアセンサ42と、このエリア
センサ42に紙幣Sbの反射光を集光する集光レンズ4
3とから構成されている。
そして、前記エリアセンサ42は、ライン状のイメージ
センサがそのラインと直交する方向に多数配置された2
次元状のセンサで後述する判別制御回路46から発せら
れるトリガ信号により動作して、前記エリアEのスキャ
ニングを行ない、このエリアEの特定位置(ラインある
いは座標)における反射光量を電気信号に変換して、紙
幣表面のパターンに応じた波形の信号全出力するように
なっている。つまり、前記エリアセンサ42は、その横
方向がエリアEのX座標に対応し、また、その縦方向か
エリアEのY座標に対応しており、このようなエリアセ
ンサの縦横座標とエリアEのXY座標との対応によって
、エリアEにおける表面パターン(ラインデータ)を例
えば、Y=1、Y−3とラインを指定して読み出すこと
ができ、更には、読み出されたエリアデータをROM6
4(後述する)に記憶されている基準データ(基準表面
パターン)と比較して、紙幣sbの金種判別及び表裏判
別を行うことができるようになっている(詳細は後述す
る)。
一方、前記エリアセンサ42から出力されたエリアデー
タによって、紙幣の計数が終了したときに、合板1a上
に紙幣が有るか無いかの検出を行うようになっている(
このとき検出された紙幣を以下、残留紙幣という)。
このような残留紙幣の有無検出について第3図(B)及
び第3図(C)を参照して説明すると、第3図(C)に
符号Wで示すように、ホルダ1に装填された紙幣の内、
特に最後の紙幣が折れ曲がっていた場合等に備えて、紙
幣の計数が終了(つまり、圧力判定信号(VSW)がO
FFになる)したときに、エリアセンサ42の出力信号
が、台板1aの表面パターンを示すもの(第3図(B)
の上段に示す)か、紙幣の模様パターンを示すもの(第
3図(B)の下段に示す)かを判別する。
そして、この判別の結果、エリアセンサ42から出力さ
れた信号が、紙幣の表面パターンを有するレベルである
とすれば、合板1aの表面1bには、紙幣(残留紙幣)
が配置されていると判断される。
なお、前記エリアセンサ42からの出力信号が、紙幣の
模様を示すものか、台板1aの表面パターンを示すもの
かは、エリアセンサ42からの出力信号がレベルの高い
信号であるか、レベルの低いフラットな信号であるか否
かによって判断される。
つまり、紙幣の計数が終了したときにエリアセンサ42
から取り込まれたデータが、レベルの高い信号である場
合には、台板1a上に残留紙幣の配置があると判断され
、また、紙幣の計数後にエリアセンサ42から取り込ま
れたエリアデータが、レベルの低いフラットな信号であ
る場合には、合板1a上に残留紙幣が無く、正常に紙幣
の計数が完了したと判断される。すなわち、面述したよ
うに台板1aの表面1bを反射光レベルが低くなるよう
な黒色系にしたため、残留紙幣が無い場合には、レベル
の低いフラットな信号が得られるのに対し、残留紙幣が
ある場合にはレベルの高い信号が得られるためである。
次いで、第4図により、前記計数機構および判別機構を
それぞれ操作する計数制御回路45および判別制御回路
46(比較手段)を説明する。
すなわち、計数制御回路45は、後述する計数制御プロ
グラム(第5図及び第6図参照)等を記憶しているRO
M47と、このr(0M47に記憶されているプログラ
ムに従って各種データの書込みと読出しとを行なうRA
M48と、これらを制御するCPU49とから構成され
ている。更に、CPU49には、入力側I10ポート5
0およびレシーバ51を介して、計数動作開始を指示す
るスタートスイッチ52、金種及び二重送り判別を行う
ための検出モードスイッチ53、表裏判別を行うための
表裏モードスイッチ54が接続されるとともに、ホルダ
ー1が閉位置にあるか開位置にあるかを検出するホルダ
位置検出センサ24Aおよび24B、回転部位置センサ
I8、圧力センサ11及びクリアスイッチ等のその他の
操作スイッチ55がそれぞれ接続されている。
なお、スタートスイッチ52は、この一実施例ではホル
ダー1に設けた押ボタン60(第1図参照)から構成さ
れているが、例えば、ホルダーIに紙幣Sが装填された
ことを検出するセンサ(図示路)をスタートスイッチ5
2として使用してもよい。
また、前記CPU49には、出力側I10ポート61お
よびドライバ62を介して、ソレノイド(捺印ソレノイ
ド)35、二重送り検出用ランプ37あるいは投光器4
0とからなるランプ、ホルダーモータ23、計数モータ
19、ポンプモータ211ソレノイドバルブ+6、パッ
チソレノイド28、および紙幣計数機の操作パネル(図
示路)などに設けられて紙幣の枚数、異常の有無等を表
示する表示部63がそれぞれ接続されている。
一方、前記判別制御回路46は、判別制御プログラム(
第7図及び第8図参照)等を記憶している110M64
と、このROM64に記憶されているプログラムに従っ
て各種データの書き込みと読み出しとを行うRAM65
と、これらを制御するCPU66とから構成されている
。更に、前記CPU66には、出力用I10ポート70
及び駆動回路7Iを介してエリアセンサ34が接続され
、このエリアセンサ34の出力が増幅器72、A/Dコ
ンバータ73、入力側I10ボート74を介して前記C
PU66に入力されるようになっている。
なお、前記駆動回路7 jからエリアセンサ34に供給
される駆動信号は、X軸駆動用信号とY軸駆動用信号と
からなり、これらX軸駆動用信号とY軸駆動用信号の出
力によって紙幣のエリアEにおける特定位置の表面パタ
ーン(エリアデータ)を読み出すようになっている。そ
して、このようなエリアEにおける表面パターンのデー
タを取り出す際には、まず、Y軸駆動用信号を出力して
エリアE(第2図参照)のY座標を決定してから、X軸
駆動用信号を出力してエリアEのX座標を決定するよう
にすれば良い。例えば、Yを1に設定してエリアEにお
けるデータをラインデータ(X。
l)として読み出し、更に、Yを3に設定してエリアE
におけるデータをラインデータ(X、3)として読み出
し、これら読み出された複数のラインデータ(X、l)
、(X、3)等をRAM65に記憶されている基準デー
タと比較するようにすれば良い(なお、駆動用信号のX
軸及びY軸は第2図に示すエリアEのX軸及びY軸にそ
れぞれ対応している)。
一方、前記A/Dコンバータ73には、エリアセンサ3
4と同様に、増幅器78を介して二重送り検知センサ3
7・38が接続されている。また、これら増幅器72・
78とA/Dコンバータ73との間には、出力側I10
ボート70からの切換信号によって動作するアナログス
イッチ79・80がそれぞれ設けられており、これらア
ナログスイッチ79・80によって、エリアセンサ34
あるいは二重送り検知センサ37・38のいずれか一方
の出力信号がA/Dコンバータ73に送られるようにな
っている。
また、前記計数制御回路45のCPU49と判別制御回
路46のCPU66とは、データ転送用110ボート8
1,82を介して相互に接続されており、相互にデータ
を変換して連動動作し得るように構成されている。
以下、第5図及び第9図に従って、前記計数制御回路4
5のROM47に記憶されたプログラムの内容を紙幣計
数機の動作とともに説明する。
なお、第5図におけるSNは以下の説明におけるステッ
プNを示し、第9図おけるTnは以下の説明におけるタ
イミングTnを示すものとする。
(a)◇計数制御動作l(第5図及び第9図参照)くス
テップl〉 電源投入 くステップ2〉 ホルダ位置検出センサ24A12.4Bの出力信号によ
り、ホルダlが開位置にあるか否かを判断し、NOの場
合にはホルダーモータ23を駆動してホルダーIを開位
置に設定しくステップ3)、YESの場合には次のステ
ップ4へ進む。
くステップ4〉 回転筒位置センサ18からの出力の有無により、吸引軸
5が待機位置(すなわち、吸引軸5が紙幣に正対する位
置)にあるか否かを判断し、Noの場合には、計数モー
タ19を低速駆動して吸引軸5を待機位置に設定しくス
テップ5)、YESの場合には次のステップ6へ進む。
くステップ6〉 モードの設定操作がなされているか否かを判断し、YE
Sの場合には、各種のモード設定動作、例えば捺印モー
ドの操作設定により捺印モードを記憶しくステップ50
)、また、Noの場合には次のステップ7へ進む。
〈ステップ7〉 スタートスイッチ52からスタート信号(ST)が出力
されたか否かを判断し、Noの場合には前記ステップ6
に戻り、YESの場合には、次のステップ8に進む(タ
イミングT、)。
〈ステップ8〉 検出モードスイッチ53がONとなっているが否かを判
断し、YESの場合には、二重送り検出ランプ37及び
投光器40を点灯しくステップ9)、また′、NOの場
合は、次のステップIOに進み計数動作を開始する。
〈ステップ!0〉 ホルダー位置センサ24A、24Bの出力により、ホル
ダー1が閉位置にあるか否かを判断して、Noの場合に
は、ホルダモータ駆動信号(HMD)が出力されて、ホ
ルダーモータ23を駆動してホルダー1を閉位置に設定
しくステップ11)、YESの場合には次のステップ1
2へ進む(タイミングT、)。
〈ステップ12〉 ポンプ駆動信号(PMP)が出力されて、ポンプモータ
21を駆動するとともに、ソレノイドバルブ駆動信号(
SV)が出力されて、ソレノイドバルブ16を排気ノズ
ル14側に切換える。
くステップ13> 吸引軸5が開始位置にあるか否かを判別し、NOの場合
には、計数モータ駆動信号(CM D )が出力されて
、計数モータ19を低速で逆方向に駆動して吸引軸5を
開始位置に設定しくステップ14)、また、YESの場
合には、次のステップへ進む(タイミング’r、t)。
〈ステップ15> 圧力判定信号(VSW)が出力されたか否かを判別し、
すなわち、吸入管路7内の真空圧が所定の値まで上昇し
たか否かを判別して、Noの場合には、前記タイミング
T3から所定時間(真空圧上昇に必要とされる時間)経
過したか否かを判別しくステップ16)、このステップ
16がNoの場合には、ステップ15へ戻り、また、ス
テップ16がYESの場合には、後述する吸引不良処理
ルール(第5図に鎖線Aで示す)へ進む。
一方、このステップ15がYESの場合には次のステッ
プ17へ進む(タイミングT、)。
くステップ17> 前記圧力判別信号(VSW)が出力されたとき(ステッ
プ15)に、計数モータ駆動信号(CMD)が出力され
て、回転筒3および吸引軸5の回転を開始する。
〈ステップ+8> 吸引軸5が紙幣を一枚ずつめくり取りながら計数を行な
い、回転筒位置センサ18が信号(SNS)を発生する
たびに、エリアセンサ42の検出データを取り出すため
のl・リガー信号(T I’L G )が出力される。
また、このとき計数信号(CNT)が出力されて、紙幣
の計数(あるいは判別)を行なう(タイミングT8〜’
rm)。
〈ステップ+9> 圧力判定信号(VSW)が出力されているか否か、すな
わち、めくり取るべき紙幣がなくなって吸入管路7内の
真空圧が上昇できない状態(OFF)となっているか否
かを判別し、OFFとなった(タイミングTm++)こ
とを条件として次のステップ20へ進む。
〈ステップ20〉 計数モータ19、ポンプモータ21を停止する。
〈ステップ21〉 ステップ20によって回転筒3の停止動作と並行して、
ホルダのオープン信号が出力されたか否かの判別を行い
、YESの場合にはステップ2に戻り(タイミングTn
)、Noの場合にはこのステップ2tで待機する。そし
て、ステップ2に戻った場合には(タイミングT n)
、ホルダー1が開になったか否かの判別が行なわれ、ホ
ルダーlが開となるまでホルダーモータ駆動信号(HM
D)が出力される。
そして、ホルダーが開(ステップ4;タイミング’1’
n++)となると、モータ駆動信号(HMD)がOFF
となると同時に計数モータ駆動信号(CM D )が出
力されて、計数モータ19を駆動する。そして、この計
数モータ19の駆動によって吸引軸5が待機位置にまで
移動して来ると、回転筒位置センサ18の出力がONと
なり、これと同時に計数モータ19が停止されられる 
(タイミングTn+t)。
このようにして吸引軸5が待機位置に停止させられると
、次回のスタート信号(ステップ7)によって、直ちに
計数を開始し得る状態となって、次の準備が完了する。
次いで、吸引、不良処理ルート八について説明する。
すなわち、計数モータ19のブレーキの動作不良などの
原因によって回転筒3が所定位置に停止することができ
ない場合には、吸入管路7の内部が外部から密閉されな
いため、一定時間以上経過しても真空圧が上昇せず、し
たがって、圧力判定信号がONとなることができない(
ステップ16)。
このような場合には、計数モータ19を定速で逆転させ
て回転筒3の位置を調整し (ステップ30)、ステッ
プ13ないし15を繰り返す。そして、この動作をN回
繰り返しても真空圧が上昇しない場合(ステップ31)
には、ポンプモータ21を停止させ(ステップ32)、
アラーム信号を出力しくステップ33)、その後、機械
を停止させる (ステップ34)。
次に、CPU49における計数処理フローについて第6
図を参照して説明し、更に、CPU66における判別処
理フローについて第7図及び第8図を参照して説明する
◇計数制御動作2 (第6図参照) 〈ステップ100> スタート くステップ101〉 検出モードスイッヂ53がONとなっているか否か、す
なわち、紙幣表面のパターンを読取る必要があるか否か
を判断し、YESの場合には、判別ON信号及び表裏モ
ード信号(但し、表裏モードスイッチ54がONのとき
のみ、以下同じ)を出力しくステップ102  )、更
にこれら紙幣判別ON信号及び表裏モード信号を第7図
に示す判別ルーチンに供給する(矢印■で示す)。
また、検出モードスイッヂ53がOFFとなっている場
合には、計数のみを行うと判断して、次のステップ10
3に進む。
くステップ103〉 回転筒位置センサ出力信号(SNS)の立上がりを検出
し、YESとなった場合に次のステップ104へ進む。
くステップ104〉 前記ステップ103と同一のタイミングでトリガー信号
(T RG )を立」二から仕るとともに、このトリガ
ー信号(T RG )の出力を第7図に示す判別ルーチ
ンに供給する(矢印■で示す)。
くステップ105〉 回転筒位置センサ出力信号(SNS)の0N−OFF状
態を検出し、0N(YES)の場合には、圧力判定信号
(V S W)h’ ONとなっているか否かを判別し
くステップ106)、このステップ10GがNOの場合
に、判別OFF信号を出力しくステップ150 )、か
つ、計数モータ19、ポンプモータ21の駆動及び二重
送り検出用ランプ37、投光器40の点灯を停止する(
ステップ151 )。また、前記ステップ106におい
て、圧力判定信号(VSW)の出力がある( YES)
の場合には、次のステップ107へ進む。
くステップ107〉 検出モードスイッチ53がONとなっているか否かを判
断し、YESの場合にはステップ108に進み、NOの
場合にはステップ109に進む。
くステップ108〉 異金種が検出された場合、表裏判別モードの時に表裏不
一致が検出された場合、全ての基準パターンと一致せず
判別異常と判断された場合、あるいは二重吸着が検出さ
れた場合に、判別処理フローから出力されるエラー信号
(矢印■で示す)の人力があるか否かを判断し、YES
の場合にはバッチソレノイド28を動作させて計数を中
断し、また、Noの場合にはステップ109に進む。
くステップ109〉 バッチモードがONとなっているか否かを判断し、No
の場合にはステップ+05に戻り、YESに場合にはス
テップ110に進む。
くステップ110〉 紙幣の枚数判別を行い、紙幣の計数値が所定枚数に満た
ないと判断された場合(No)には、ステップ105に
戻り、また、紙幣の計数値が所定枚数に達したと判断さ
れた場合(YES)には、パッチソレノイド28をON
として、計数紙幣を未計数紙幣から分離した後(ステッ
プ111)に、判別OFF信号を出力して(ステップ1
12)(この判別OFF信号は矢印■に示すように判別
処理フローに供給される)、計数モータ19、ポンプモ
ータ21の駆動及び二重送り検出用ランプ37、投光器
40の点灯を停止する(ステップ1■3)。そして、次
のステップ114に進む。
〈ステップI 14. > 上記したバッチ処理時、もしくはエラー検出時に動作し
たセパレータ25の作動を解除するクリア操作が行なわ
れたか否かを判断し、YESの場合にステップ115に
進む。
くステップ115〉 ホルダーlに対しオープン信号(ステップ21参照)を
出力して、このフローが終了する。
次に、ステップ150〜ステツプ121について説明す
る。
くステップ120〉 前記ステップ105において、回転筒位置センサ出力信
号(S N S )の0N−OFF状態を検出し、ON
の状態であれば、前記ステップ105〜ステツプ109
(またはステップ110)のルーチンを回り続け、OF
F状態となったところで、このステップ120へ移行す
る。そして、前記ステップ106と同様に、圧力判定信
号(VSW)がONとなっているか否かを判別し、この
判別がNoの場合には、前記ステップ106と同様に次
のステップ150へ進み、判別OFF信号を出力する(
ステップ150)とともに、計数モータ19、ポンプモ
ータ21の駆動及び二重送り検出用ランプ37、投光器
40の点灯を停止する(ステップ151)。
また、前記圧力判定信号(VSW)の出力がYESの場
合には、ステップ12+に進む。
くステップ121〉 回転部位置センサ出力信号(SNS)がONとなってい
るか否かを再度判別し、Noの場合にはステップ120
に戻り、YESの場合には、トリガー信号(T RG 
)を出力して(ステップ122MこのTRGは矢印■に
示すように判別処理フローに供給される)、カウンタを
1計数した後(ステップ123)ステップ+05に戻る
次に、ステップ150〜ステツプ165について説明す
る。
くステップ150〉 前述したようにステップ+06.120において、圧力
判定信号(VSW)の出ノjが検出されない場合、例え
ば待機位置にある紙幣が吸着されない、あるいは計数さ
れるべき紙幣がなC)場合等には、判別OFF信号が出
力され、かつ、計数モータ■9、ポンプモータ21の駆
動及び二重送り検出用ランプ37、投光器40の点灯を
停止させた後(ステップ151)、ステップ152に進
む。
くステップ152〉 検出モードスイッチ53がONとなっているか否かを判
断し、NOの場合にはステップ+60に進み、YESの
場合にはステップ153に進む。
くステップ153〉 一定の時間に亙って(ステップ154)、判別ルーチン
からエンド信号が出力(矢印■で示す)されなかった場
合、例えば、計数すべき紙幣がセットされているにも拘
わらず、紙幣が折れるなどして、紙幣の吸着が行なわれ
なかった場合等には、記憶部(!IAM48)の所定の
エリアに残留エラーを示すフラグを立てた後(ステップ
155)、次のステップ114に進む。
また、第7図の判別処理フローからエンド信号が出力さ
れた場合には、紙幣の計数が正常に完了したことになっ
て、次のステップ160に進む。
くステップ160〉 モード設定が枚数チェックモードになっているか否かを
判断し、Noの場合にはステップ+64に進み、YES
の場合にはステップ161に進む。
〈ステップ16!〉 枚数チェックモードにおいて設定された枚数に、計数さ
れた紙幣の計数値が一致しているか否かを判断し、No
の場合には記憶部の所定のエリアに不一致エラーを示す
フラグを立て(ステップ166 )、ステップ114に
進む。また、設定された枚数と計数値とが一致した場合
(YES)には、次のステップ162に進む。
くステップ162〉 モード設定が捺′印モードにセットされているか否かを
判断し、YESの場合には捺印ソレノイド35を動作さ
せて、帯封に捺印しくステップI63 )、また、NO
の場合には次のステップ164に進む。
くステップ164〉 加算モードにセットされているか否かを判断し、YES
の場合には、先に計数された紙幣の計数結果を加算し、
その加算結果を記憶部に記憶させ、また、Noの場合に
は、ステップ115に進み、計数処理が終了する。
次に、CP066における判別処理フローについて第7
図、第8図及び第10図のタイムチャートを参照して説
明する。
〈ステップ200〉 スタート 〈ステップ201〉 計数ルーチンからトリガー信号(T RG )(矢印■
で示す)が出力されたか否かを判断し、YESの場合に
次のステップ202に進む。
くステップ202〉 計数ルーチンから判別ON信号(矢印■で示す)が出力
されたか否かを判断し、NOの場合にはステップ201
に戻り、YESの場合には、第4図に示すアナログスイ
ッチ80を選択して、二重送り検知センサ37.38の
出力を増幅器78、A/1〕コンバータ73を介して取
り込み、RAM65に記憶した後(ステップ203)、
ステップ204に進む。
〈ステップ204〉 ステップ214、ステップ222、ステップ232にお
いてセットされたエラーコードに基づき、異金種の混入
有り、表裏不一致有り、判別異常イイリ(異常紙幣の混
入)か否かを判断しくこれら異金種の混入、表裏不一致
、判別異常の検出についてはステップ213.221.
231で述べる)、YESである場合にはエラー信号及
びエラーコードを出力して、そのエラー内容を表示部6
3に表示した後(ステップ205)、ステップ201に
戻る。なお、前記ステップ205で出力されたエラー信
号は矢印■で示すように第6図の計数ルーチンのステッ
プ108に供給される。
また、異金種の混入、表裏不一致、判別異常が無い場合
(No)には次のステップ206に進む。
なお、最初のトリガー信号(TRG)出力時には、ステ
ップ214.222.232を通っておらず、判別もな
されていないから、最初のステップ204は常にNOで
ステップ206に進む。
くステップ206〉 ステップ203で二重送り検知センサ37.38から取
り込んだ検出データとステップ217(後述する)でセ
ットされた判別基準となる二重比較レベルとに基づいて
、紙幣が二重吸着がされたか否かを判断し、YESの場
合にはエラー信号及びエラーコードを出力して、そのエ
ラー内容を表示部63に表示した後(ステップ207)
、ステップ201に戻る。
なお、前記ステップ207で出力されたエラー信号は矢
印■で示すように第6図の計数ルーチンのステップ+0
8に供給される。
また、NOの場合つまり二重吸着が無と判断された場合
には次のステップ208に進む。
なお、ステップ204と同様に最初のトリガー信号(T
IIC;)出力時には、二重吸着を判別すべき紙幣Sa
は第1図の位置に存在什ず、また、基準となる二重比較
レベルはセットされていないので、このステップ206
は常にNOでステップ208に進む。
くステップ208〉 第4図に示すアナログスイッチ79を選択し、エリアセ
ンサ34の出力を増幅器72、A/Dコンバータ73を
介してRAM65に記憶することにより、エリアEにお
けるエリアデータ(Nラインにおけるデータ)の取り込
みが行なわれる。なお、このエリアデータの取り込みは
、第8図に示すようなフローに基づいて行なわれる。
つまり、取り込み信号が出力された場合(ステップ30
0)に、Yを0、Xを0に設定した後(ステップ301
)、次のステップ302に進む。そして、このステップ
302では、必要とするNラインのデータ(ラインデー
タ)の出力が終了したか否かを判断−し、YESの場合
には判別開始信号が出力されて(ステップ303)、第
7図のメインルーチンに戻る。また、ステップ302に
おいて、NOの場合には指定されたNラインのデータが
ステップ312で出力されるまで、ステップ304〜3
11をループし、該データの出力が行なわれた時点で前
述したようにステップ303に進む。 そして、このよ
うにエリアデータのライン毎の取り込みが終了すると、
第7図に示す次のステップ209に進む。
〈ステップ209〉 ステップ208において取り込んだデータがパターンを
有さないレベルのものか否か(すなわち、前期ホルダl
の表面1bの黒色パターンか否か)を判断し、YES(
データ無)である場合には、エンド信号を出力した後(
ステップ210)、ステップ201に戻る。なお、前記
ステップ210で出力されたエンド信号は矢印■で示す
ように第6図の計数ルーチンのステップ153に供給さ
れる。
また、取り込んだエリアデータがパターンを何するレベ
ルのものである場合(NO)には、次のステップ211
に進む。
くステップ21.1 > 吸引軸5によって吸着された紙幣が1枚目であるか否か
を判断し、YESである場合には、ステップ212に進
み、NOである場合にはステップ230に進む。
くステップ212〉 ステップ208で取り込まれた1枚目の紙幣におけるエ
リアデータに対して、ROM64に記憶されている現行
3金種(L種の金種)合計12パターン(4×しパター
ン)の基準データ(l金種について、表裏正逆4パター
ンある)とを比較して、次のステップ213に進む。
くステップ213〉 前記1枚目の紙幣のエリアデータと、12パターンの基
めデータとを比較した結果、一致したパターンがあるか
否かを判断し、NOの場合には、判別か不能な異常紙幣
であるとして記憶部(RAM65)の所定のエリアに判
別異常を示すフラグを立てて(ステップ214)、前記
ステップ201゛に戻る。
また、一致パターンがある(Y E S )の場合には
、記憶部OLAM65)の所定のエリアに判別された紙
幣が3金種の内のいずれか1つであることを示すフラグ
を立て(ステップ215)、更に、該紙幣の表裏を示す
フラグを立てた後(ステップ216)、判別した金種と
表裏情報とに基づいてROM64に記憶させである二重
吸着の判別基梨である二重比較レベルを記憶部(RAM
65)にセットした後(ステップ217)、ステップ2
18に進む。
くステップ23θ〉 −・方、前述したステップ211において、H記吸引軸
5により吸着された紙幣が1枚目でないと判断された場
合には、ステップ208で取り込まれた該紙幣のエリア
データと、ROM64に記憶された特定金種(ステップ
215にセットされた金種)についての表裏正逆4パタ
ーンの基準データのみとを比較して、次のステップ23
1に進む。
〈ステップ231〉 前記紙幣のエリアデータと4パターンの基準データとを
比較した結果、一致したパターンがあるか否かを判断し
、NOの場合にはこの紙幣が異金種紙幣(厳密に言うと
判別異常紙幣らあり得る)であるとして、記憶部の所定
のエリアに異金種を示すフラグを立て(ステップ232
)、前記ステップ201に戻る。
また、一致したパターンがある場合(Y E S )に
は、前述したように、記憶部の所定のエリアに紙幣の表
裏を示すフラグを立て(ステップ216)、更に、ステ
ップ217において、記憶部の所定のエリアに該紙幣の
透過光量をセットして、次のステップ218に進む。
〈ステップ218〉 表裏モードスイッチ54がONになっているか否かを判
断し、Noの場合にはステップ201に進み、YESの
場合には次のステップ219に進む。
くステップ219〉 この紙幣が1枚目であるか否かを判断し、N。
の場合にはステップ221に進み、YESの場合には次
のステップ220に進む。
〈ステップ220〉 前記ステップ216においてセットした1枚目の紙幣の
表裏コードを表裏基準データとして記憶部RA M 6
5にセットし、この表裏基準データに基づいて以後紙幣
表裏判定を行なう(ステップ221)。
くステップ221〉 ステップ216でセットされる表裏コードとステップ2
20でセ・ノドされた表裏基準データとを比較して、2
゛枚目以降の紙幣が1枚目の紙幣の表裏と一致している
か否かを判断し、一致している(YES)場合にステッ
プ201に戻り、不一致である(No)場合に次のステ
ップ222に進み、このステップ222において、記憶
部の所定のエリアに表裏不一致であることを示すフラグ
を立て(ステップ222 )、ステップ201に戻り、
ふたたび上述したステップ201〜ステツプ232を繰
り返す。
なお、上述したトリガー信号(TRG)、二重データを
取り込む等のタイミングは第10図のタイミングヂャー
トにおいて記載されている。これらトリガー信号(T 
r(G )、二重データを取り込む等のタイミングと第
7図のステップ番号と対応させると、判別トリガー信号
はステップ201に対応し、二重データ取り込みタイミ
ングはステップ203に対応し、以下、エラーチェック
タイミヅグはステップ204に、二重チェックタイミン
グはステップ206に、エリアデータ取り込みタイミン
グはステップ208に、エンドヂエックタイミングはス
テップ209にそれぞれ対応し、また、判別処理タイミ
ングはステップ211〜213及びステップ230.2
31に対応し、更に、金種、表裏、二重比較レベル、エ
ラーセットタイミングは、ステップ215〜217、ス
テップ214.222.2i2にそれぞれ対応している
上記のように構成された紙幣計数機の判別装置において
は、紙幣の計数が完了して、圧力判定信号(VSW)が
OFFとなったときに、エリアセンサ42の出力が、合
板1aの表面を示すレベルの低いフラットなパターンの
もの(第3図(B)の上段に示す)か、紙幣の模様を示
すレベルの高いパターンを有するもの(第3図(r3)
の下段に示す)かをヤ1別する(ステップl53)。そ
して、この判別の結果、前記エリアセンサ42の出力デ
ータがレベルの高いパターンをaするムのであるとずれ
ば、台板1aの表面1bには残留紙幣が配置されている
ことになって、ステップ155で残留エラーセットを行
い、また、前記エリアセンサ42の出力データがパター
ンを有さない低いレベルのものであるとすれば、台板1
aの表面ibには残留紙幣がなく、正常に紙幣の計数が
行なわれ完了したことになる。
このように紙幣の計数後に、エリアセンサ42から取り
込んだエリアデータが、第3図(B)の上下段にそれぞ
れ示すように紙幣の表面パターンを有するものか、合板
1a表面の黒色パターンを示すものかを判別して、残留
紙幣の存在の有無を検出するようになっているので、圧
力判定信号(VSW)がOFFになって紙幣の計数が終
了した場合であっても、エリアセンサ42から取り込ん
だエリアデータが紙幣の表面パターンを示すものであれ
ば、例えば、第4図に示すように、符号Wで示すように
下部が折れ曲がり、吸引軸5に吸着されない残留紙幣が
存在していると判断される。
従って、この実施例に示す紙幣計数機における判別装置
によれば、紙幣の計数終了時における残留紙幣の有無を
検出することができて、ホルダlに紙幣束を装填して、
該紙幣の下部が折れ曲がったときのトラブルを検出する
ことができ、その結果、紙幣の計数精度の向上を図るこ
とができるという効果を奏する。
なお、この実施例においては、このような残留紙幣の存
在有無をエリアセンサ42によって検出したが、−次元
ラインセンサによって検出するようにしても良い。
また、エリアセンサ42によって検出された紙幣あるい
は合板1aの表面パターンを、ROM64に記憶させて
おいた台板1aの表面パターンレベル(基準表面パター
ン)と比較するようにしたが、必ずしもこれに限定され
ず、同ROM64に記憶させておいた例えば、3金種・
正逆表裏4パターンの合計12パターンの紙幣の基準デ
ータ(基準表面パターン)、あるいは計数した特定金種
、正逆表裏4パターンの語学データ(基準表面パターン
)と比較するようにしても良い。
また、台板1aの表面1bの目印となるラインを引き、
このラインの有無をイメージセンサ等で検知することに
よって、残留紙幣の有無を検出するようにしても良い。
また、台板1bから紙幣の裏面に向けて照射される光源
を設け、この光源から照射された光線を検知することに
よって、残留紙幣の有無を検出するようにしても良い。
また、日本国紙幣を判別するプログラムを米ドル紙幣を
判別するプログラムに変更する場合には、ROM64等
を取り替えることによって行う。
また、上記の判別制御回路46では、ラインデータをX
軸に11)うように取り出したが、これに限定されず、
Y軸に沿って取り出すようにしても良い。
更に、前記エリアEにおける表面パターンを読み取るセ
ンサとして、前記エリアセンサ34に替えて、1次元イ
メージセンサを第2図に示すY軸あるいはX軸に対し間
隔を以て複数列配置し、更に、これらセンサの検出デー
タを列を指定して読み出すようにしても良い。
また更に、この紙幣計数機においては、帯封に押印する
押印機構と二重送りを検出する二重送り検出機構との配
置は任意である。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、紙幣の
計数終了時に、判別センサによって読み取られた表面パ
ターンを、記憶手段に記憶されている基準表面パターン
と比較する比較手段を設けたので、判別センサによって
読み取られた表面パターンが、紙幣の表面模様を示すも
のか、支持板の表面を示すものかの判別を行うことがで
きる。
これによって、紙幣の計数終了時における残留紙幣の有
無を検出することができて、紙幣の計数精度の向上を図
ることが可能である七いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は平面図、第2図は第1図のll−H線に沿う矢視
図、第3図(A)は吸引軸および吸引管系の断面図、第
3図(B)は台板支び紙幣の表面パターンを示す図、第
3図(C)は最終紙幣が吸着されない状態を示す図、第
4図は計数制御回路および判別側gfJ回路のブロック
図、第5図は計数制御動作の流れ図、第6図は計数制御
回路のCPU動作を示す図、第7図及び第8図は判別制
御回路のCPU動作を示す図、第9図及び第10図は計
数制御動作および判別制御動作のぬれ図である。 1・・・・・・ホルダ 1a・・・・・・台板(指示板) 5・・・・・・吸引軸 40・・・・・・投光器 4I・・・・・・受光器(判別センサ)46・・・・・
・判別制御回路(比較手段)64・・・・・・ROM 
(記憶手段)出願人  ローレルバンクマシン株式会社
第3図(8) 第3図(C) n

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ホルダに装填され、かつ支持板によって後方から支持さ
    れた紙幣を、前方に位置する吸引軸に真空吸着させて一
    枚ずつめくり取りながら計数する紙幣計数機における判
    別装置において、 支持板によって紙幣が支持される位置に光線を照射する
    投光器と、この投光器から照射された光線の反射光を検
    出して、紙幣の表面パターンあるいは支持板の表面パタ
    ーンを読み取る判別センサと、紙幣の計数が終了して吸
    引軸の真空圧が低下したときに、前記判別センサによっ
    て読み取られた表面パターンを、記憶手段に記憶されて
    いる基準表面パターンと比較し、紙幣なし状態の検出が
    なされなかった場合に残留紙幣と判断する比較手段とを
    備えたことを特徴とする紙幣計数機における判別装置。
JP62106973A 1987-04-30 1987-04-30 紙幣計数機における判別装置 Granted JPS63271692A (ja)

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