JPS6327014Y2 - - Google Patents

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JPS6327014Y2
JPS6327014Y2 JP16276683U JP16276683U JPS6327014Y2 JP S6327014 Y2 JPS6327014 Y2 JP S6327014Y2 JP 16276683 U JP16276683 U JP 16276683U JP 16276683 U JP16276683 U JP 16276683U JP S6327014 Y2 JPS6327014 Y2 JP S6327014Y2
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JP
Japan
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floor
movable floor
movable
seat
vehicle
Prior art date
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JP16276683U
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JPS6069781U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のフロアの一部を可動としたフ
ロア構造に関するものである。
(従来技術) 従来、例えば運転者が立つたままで運転する型
式の産業車両において、フロア本体の高さを必要
に応じて調節しうるようにしたフロアの支持構造
が知られている(実開昭58−25785号公報参照)。
ところで一方、数人〜十数人程度の輸送を目的
とする車両においては、シートの高さはできるだ
け高くして良好な展望を得られるようにしたい要
求がある。しかしながら、シートの高さを確保す
るためフロアの高さ自体を高くするとすると、こ
れにともなつて車高も高くしなければならず、車
高を高くすることは当然のことながら走行安定性
を悪化させるといつた不具合をもたらす。
(考案の目的) 本考案は、車高を高くする必要なしにシートの
高さを高く設定でき、しかも乗員の乗り降りにも
何ら支障のない自動車の可動フロア構造を提供せ
んとするものである。
(考案の構成) このため、本考案においては、シートを載置す
るフロアに、シート載置部に沿つて車体の前後方
向に延びる開口部を設ける一方、この開口部を開
閉する可動フロアを設けるとともに、この可動フ
ロアを開閉駆動する駆動装置を設け、可動フロア
を、シート載置部のフロア面とほぼ同一面となる
閉位置と、開口部を開いて上記フロア面より一段
低い溝状の通路部を形成する開位置とに駆動する
ようにしたことを基本的な特徴としている。
(考案の効果) 本考案によれば、したがつて、シート載置部の
フロア高さを高く設定しても、人の乗り降りに際
しては、溝状の通路部によつて車体前後方向の通
行(通り抜け)が可能となり、車高を高くする必
要なしに、高いシートからの良好な展望が楽しめ
る効果が得られる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して具
体的に説明する。
第1図にワゴン型車1の客室フロア2を示すよ
うに、運転席後方の客室フロア2は、フロア面を
通常のフロア面高さより高く設定した左右のシー
ト載置部3a,3bが形成され、左右のシート載
置部3a,3b間に車体の前後方向に延びる開口
部3cが設けられた固定フロア3と、この固定フ
ロア3の開口部3cに嵌合し、昇降可能に支持さ
れた可動フロア4とによつて基本的に構成されて
いる。この固定フロア3のシート載置部3a,3
bの後端は、これから立下つた垂直壁3d,3e
を介して、固定フロア3より一段低く形成された
車体の幅方向に延びる後部固定フロア5に結合さ
れ、また、可動フロア4の後端部には、これから
垂直に立下る垂直壁4aが一体に形成され、可動
フロア4の上昇時可動フロア4と後部固定フロア
5との段差を塞ぐようになつている。
この後部固定フロア5は、車体の左側面の後部
に形成された乗降口6の足掛け部6aから一段高
く設定され、乗降口6、後部固定フロア5の経路
で乗員が乗降しうるようになつている。
第2図に可動フロア4の支持構造を示すよう
に、可動フロア4は、その前、後部において、
夫々左右一対の駆動アーム7,7,8,8により
4点支持されている。
これら各駆動アーム7,7,8,8は第3図に
も後部側の駆動アーム8,8について示すよう
に、その先端にローラー9,9,…を回転自在に
支持しており、各基端は、前後のクロスメンバー
10,11に夫々軸受部材12,13により回転
自在に軸受された駆動シヤフト14,15に、
夫々回転に連動するように結合されている。これ
ら前、後の駆動シヤフト14,15の各一端は
夫々傘歯車減速機構16,17を介して、前、後
の駆動モータ18,19に連結されている。前、
後の駆動モータ18,19の回転軸は車体の前後
方向に延びる連結ロツド20によつて相互に連結
されており、この連結ロツド20によつて両駆動
モータ18,19は同速駆動される。
また、第4図にも示すように、各駆動アーム
7,7,8,8の先端に支持したローラー9,
9,…は、可動フロア4の下面に固定した前、後
方向に所定距離延びるローラーガイド21,2
1,22,22内で、各々前後方向に回転しつつ
移動しうるようになつている。
そして、第4図に実線で示すように、可動フロ
ア4が後部固定フロア5と同一高さとなる下降位
置イから、駆動シヤフト15を駆動して駆動アー
ム8を駆動シヤフト15を中心にして約90゜旋回
させると、ローラー9は、ローラーガイド22に
沿つて後方に移動して可動フロア4を上方に持上
げ最終的に仮想線で示す上昇位置ロに保持する。
なお、可動フロア4の上下動をスムーズに案内
するため、クロスメンバー11にはガイドローラ
ー23が取付けられ、可動フロア4の垂直壁4a
には、ガイドローラー23に係合する垂直ガイド
24が設けられている。
また、第2図に示すように、可動フロア4の前
端中央にも下方に延びる垂直ガイド25が設けら
れ、この垂直ガイド25は前側のクロスメンバー
10に取付けたガイドローラー26によつて上下
方向にガイドされるようになつている。
次に、上記可動フロア4の昇降を行なう前、後
の駆動モータ18,19の駆動回路について説明
する。
第6図に示すように、この駆動回路は、イグニ
ツシヨンスイツチIGにフユージブルリンク30
を介して接続された共通接点31aを有する操作
スイツチ31と、並列に接続された前、後の駆動
モータ18,19を正逆いずれか一方向に切換え
るための第1,第2リレースイツチ32,33と
を備え、操作スイツチ31をアツプ側に操作する
と、常閉の上限位置検出スイツチ34を介して第
1リレースイツチ32がリレーコイル32aの励
磁によつてアース側からイグニツシヨンスイツチ
IG側に切換えられ、イグニツシヨンスイツチIG
→第1リレースイツチ32→前、後駆動モータ1
8,19→第2リレースイツチ32の経路で給電
されて、前、後駆動モータ18,19がアツプ方
向に駆動される。そして、可動フロア4が固定フ
ロア3の高さまで上昇されると、上限位置検出ス
イツチ34がオフされ第1リレースイツチ32が
アース側に切換えられて、前、後駆動モータ1
8,19が断電され、可動フロア4がその上昇位
置ロに保持される。
同様に、操作スイツチ31をダウン側に操作す
ると、今度は常閉の下限位置検出スイツチ35を
介して第2リレースイツチ33のリレーが励磁さ
れて、第2リレースイツチ33はアース側からイ
グニツシヨンスイツチIG側に切換えられ、その
結果、前、後の駆動モータ18,19はダウン方
向に駆動される。そして、可動フロア4が所定の
下降位置イまで下降すると、下限位置検出スイツ
チ35がオフとなつて、前、後の駆動モータ1
8,19が停止される。
なお、第6図において、36は作動報知チヤイ
ムで、可動フロア4が上昇もしくは下降中である
ときには、これを安全のため乗員に報知する。
上記の構成において、乗員が乗り降りする場合
は、可動フロア4は、第5図に示すように、下降
位置イにあつて、固定フロア3の開口部3cを画
成する両側の側壁3f,3gとともに、溝状の通
路37を構成する。したがつて、この通路37を
利用して、乗員は歩いてシート載置部3a,3b
上に載置固定したシート38,38…のいずれか
に着座する、或いはシート38,38,…から離
れることができる。
一方、走行時等においては、可動フロア4を上
昇位置ロまで上昇させておき、シート載置部3
a,3bのフロア面と同じ高さに保持することに
より、客室フロア2の全面を広く使用することが
できる。
なお、上記実施例では、可動フロア4を上下方
向に昇降させる駆動機構を用いたが、本考案はこ
れに限定されるものではなく、例えば可動フロア
を車体の前後方向に2分割して観音開きとするよ
うな構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるフロア構造の
概略を示すワゴン型車の透視説明図、第2図は可
動フロアの上昇機構を示す斜視図、第3図は可動
フロアの駆動装置の後側の部分を示す平面図、第
4図は同じく側面図、第5図は同じく背面図、第
6図は駆動モータの駆動回路を示す回路図であ
る。 3……固定フロア、3a,3b……シート載置
部、3c……開口部、4……可動フロア、7,
7,8,8……駆動アーム、14,15……駆動
シヤフト、18,19……駆動モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート載置部と該シート載置部に沿つて車体の
    前後方向に延びる開口部とが形成されたフロア
    と、 上記シート載置部と別体に形成され、フロアの
    開口部を開閉する可動フロアと、 該可動フロアを開閉駆動する駆動装置とで構成
    され、 駆動装置はアクチユエータと該アクチユエータ
    からの動力を可動フロアに伝達する動力伝達機構
    とからなり、可動フロアがシート載置部のフロア
    面と略同一面をなす閉位置と、フロアの開口部に
    沿つてシート載置部のフロア面より一段低い溝状
    の通路を形成する開位置とに駆動されることを特
    徴とする車両の可動フロア構造。
JP16276683U 1983-10-20 1983-10-20 車両の可動フロア構造 Granted JPS6069781U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16276683U JPS6069781U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 車両の可動フロア構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP16276683U JPS6069781U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 車両の可動フロア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6069781U JPS6069781U (ja) 1985-05-17
JPS6327014Y2 true JPS6327014Y2 (ja) 1988-07-21

Family

ID=30357333

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16276683U Granted JPS6069781U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 車両の可動フロア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102005048709A1 (de) * 2005-10-12 2007-04-26 Airbus Deutschland Gmbh Vertikal beweglicher Gang für Ruheräume im Deckenbereich

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JPS6069781U (ja) 1985-05-17

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