JP3686705B2 - 鉄道車両の踏段装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は鉄道車両の踏段装置に関し、詳しくは、駅プラットホームと車体との間の乗降のために、車体の出入り口に車体の床と下向きの段差を持って続く踏段を有する鉄道車両の踏段装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
JR各社の駅プラットホームは、高さの違う一般旅客ホーム、電車・列車共用ホーム、および電車ホームの3種類が今でも採用されている。例えば一般旅客ホームはレール上面より760mm、電車・列車共用ホームは920mm、電車ホームは1100mmである。
【0003】
一方、車両の種類に応じて、前記プラットホームとの間の乗降を助ける踏段を有した電車や列車がある。
【0004】
図8〜図10は踏段を有した列車の従来例を示している。このものは旧国鉄の交直流両用形の列車であって、車体aの出入り口bの部分に踏段cが設けられている。
【0005】
これによって、図7の(a)に示すように、一般旅客ホームdと、電車・列車共用ホームeに対して床gは大きな段差を持っているが、踏段cの踏板がそれらの中間高さ位置にあることによって、車体aとプラットホームd、eとの間で、中間高さとなる踏段cの踏板を中継する状態で難なく乗り降りすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記車体aの踏段cの踏板は図7の(a)に示すように、電車ホームfに対しては低い。このため、車体の床gとプラットホームfとの間で、踏段cの踏板が凹陥部hを形成することになり、プラットホームfからこの凹陥部hに足を載せて次の床gに渡るか、跳び越える必要があり、乗降に不安を与えるとともに、乗降に時間が掛かる。また、電車・列車共用ホームeにおいては、プラットホームeから踏段cの踏板までの高さと、踏段cの踏板から床gまでの高さを同一にし、乗降性の向上を図る。子供、高齢者、あるいは介助が必要な人の場合は特に問題となる。
【0007】
本発明は上記のような問題を解消することを課題とし、車体の床とプラットホームとのどのような段差にも対応して、容易かつ安全にスピーディに乗降できる鉄道車両の踏段装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の鉄道車両の踏段装置は上記のような目的を達成するために、車体の出入り口に車体の床と下向きの段差を持って続く1ステップの踏段を有し、この踏段に設ける唯一の踏板を床にほぼ等しい高さと床よりも所定量低い高さとの間で昇降できるようにガイドレールで案内して支持するとともに、この踏板を昇降させる駆動機構と、この駆動機構を働かせて駅プラットホームの高さに応じて踏板の高さを前記2つの高さとそれらの間の高さに調節する操作手段とを設けたことを1つの特徴とするものであり、
車体の出入り口に車体の床と下向きの段差を持って続く既設の1ステップの踏段部と、この踏段部に、この踏み段部の踏み板に代わる踏み板を有して取り付けられた昇降踏段ユニットとを備え、この昇降踏段ユニットは、これに有した唯一の踏板を床にほぼ等しい高さと床よりも所定量低い高さとの間で昇降できるようにガイドレールで案内して支持するとともに、この踏板を昇降させる駆動機構が設けられ、この駆動機構を働かせて駅プラットホームの高さに応じて踏板の高さを前記2つの高さとそれらの間の高さに調節する操作手段とを設けたことを別の特徴としている。
【0009】
踏板の後縁に常時段差面に当接するように踏板から段差面の側に張り出す張り出し習性を持った補助踏板を接続したものとするのが好適である。
【0010】
【作用】
本発明の鉄道車両の踏段装置の1つまたは別の特徴の上記構成では、車体の出入り口に設けられた車体の床に下向きの段差を持って続く踏段の唯一の踏板が、床にほぼ等しい高さと床よりも所定量低い高さとの間でガイドレールに案内されて昇降でき、駆動機構を操作手段により適宜働かせて駅プラットホームの高さに応じて踏板の高さを前記2つの高さとそれらの間の高さに調節すれば、車体の床とプラットホームとのどのような段差にも対応して、電車ホームの場合は踏段の踏板が車体の床とプラットホームとの間で凹陥部を形成するようなことを回避し、電車・列車共用ホームの場合はプラットホームから踏板までの高さと踏板から床までの高さを同一にすることによって、常に容易かつ安全にスピーディに乗降できるようになる。特に、別の特徴では、在来車両の改良に好適である。
【0011】
踏板の後縁に常時段差面に当接するように踏板から段差面の側に張り出す張り出し習性を持った補助踏板を連結した構成では、
補助踏板が踏板の後縁から後方に張り出そうとして、踏段の段差面に常に当接し、踏板が昇降のために段差面との間にできやすい隙間を無くす役目をするので、隙間により外観が悪くなったり、異物が入り込んで故障が生じたりするようなことがないし、踏板が上昇したときに隙間に足を引っかけたり突っ込んでしまうような危険も防止することができ、しかも、踏板を上昇させるのにプラットホームに近づける前後方向の動きが伴うような場合でも、隙間が生じる問題を回避することができる。
【0012】
【実施例】
図1〜図6に示す本発明の一実施例としての踏段装置について説明する。本実施例の踏段装置は図1〜図3に示すような昇降できる踏段4を持った昇降踏段ユニットAを構成し、車体1の出入り口2におけるドア10の内側に設けられる既設の踏段部Bに嵌め付けられている。したがって在来車両の改良に好適である。
【0013】
既設の踏段部Bは昇降踏段ユニットAを嵌め付けるために既設の踏板を取り除いて、これの代わりに昇降踏段ユニットAの基板6を当てがい取り付けてある。
【0014】
基板6は従来の踏板に対応する底板6aと、この底板6aから、既設の踏段部Bの段差面5の前面で既設の床材押えフランジ7の天面よりも少し低い位置まで立ち上がって、踏段4の段差面4aとこれの上端で後方へ屈曲した受載フランジ4bとを形成する後部板6bとを有している。そして底板6aの左右の一端、本実施例では左端部の上に、既設の踏段部Bの左端部で立上がり床8上で既設の踏段部Bの左端部よりもさらに側方に張り出す駆動ボックス3が設けられ、また、底板6aの他端である右端部の上に、既設の踏段部Bの右端部で前記床押えフランジ7と同じ幅で立ち上がるバランスボックス9が設けられている。
【0015】
底板6aの上には踏段4の昇降部である唯一の踏板11が設けられている。踏板11は左右両端部で立上がる連結片11a、11bを有し、左側の連結片11aと踏板11とがなすL字型の外面にL字型の支持フレーム12を当てがい、支持フレーム12の立上がり辺12aを駆動ボックス3内のスライダ13に連結し、図5に示すようにスライダ13を駆動機構30に連結してある。
【0016】
駆動機構30を構成するのにスライダ13のほぼ中央部に溶接等により一体化したボールナット17を設け、駆動ボックス3内に立設され上下2か所を軸受14、15によって回転できるように支持されたボール螺子16に前記ボールナット17が螺合させて、ボール螺子16を回転駆動することにより踏板11を昇降できるように支持している。
【0017】
図6に示すように、スライダ13はこれの両側面に設けた前後方向ガイドローラ18および左右方向ガイドローラ19と、これらを案内するように駆動ボックス3内に固設したガイドレール20とによって案内され、支持フレーム12を介して安定して昇降できる。
【0018】
ボール螺子16は駆動ボックス3内の可逆モータ24とタイミングプーリ21、22およびタイミングベルト23を介して連結され、可逆モータ24がボール螺子16を正逆両方向に回転させると、スライダ13はナット17を介して昇降される。
【0019】
バランスボックス9内の上部には支持ローラ25が、下部にはガイドローラ26がそれぞれ設けられ、一端がスライダ13に連結されたワイヤ27を、底板6aの最低部の上面に設けられた2つのガイドローラ31、32と、前記ガイドローラ26および支持ローラ25を順次に経て、踏板11の右側の連結片11bに突設したピン29に連結してある。
【0020】
ワイヤ27の支持ローラ25とピン29との間の長さは、スライダ13の上昇に伴って短くなり、踏板11の左側がスライダ13と一体的に上昇するのに対応して、踏板11の右側を同量だけ上昇させる。したがって、踏板11は片側駆動であるが、左右均一にバランスよく上昇させられる。同様に、ワイヤ27の支持ローラ25とピン29との間の長さは、スライダ13の下降に伴って長くなり、踏板11の左側がスライダ13と一体的に下降するのに対応して、踏板11の右側を同量だけ下降させる。したがって、踏板11は左右均一にバランスよく下降させられる。
【0021】
駆動ボックス3とバランスボックス9とには、踏板11の昇降に伴う支持フレーム12の立上がり辺12aおよびピン29との干渉を避けるための長穴131、132が設けられている。長穴131の内側にはシャッタ幕36が設けられ、スライダ13の昇降に同調して、スライダ13が位置しない部分を塞ぐ。ことのときのシャッタ幕36の動きは上下の巻取りローラ34、35での巻取りおよび巻き戻しによって吸収する。図示は省略するが長穴132にも同様なシャッタ幕を設ける。
【0022】
なお、踏板11を昇降できるように支持する構造と、踏板11を昇降させる駆動機構との具体的な構成は、本実施例のものに拘束されることはなく、種々に変更することができる。
【0023】
可逆モータ24は電磁ブレーキ付きのものとしてあり、正転駆動または逆転駆動の信号によって直ちに正逆指定された通りの方向に回転されて、踏板11を昇降させられるし、駆動停止の信号があるとモータ24の駆動が直ちに停止されるのと同時に、電磁ブレーキが働いてモータ停止信号があったのと同時にモータの回転を強制的に止めるので、モータ停止信号をいつ発するかによって踏板11をどの位置にも停止させることができる。
【0024】
要するに上記構成では、車体1の出入り口2に設けられた踏段4の唯一の踏板11が、床8にほぼ等しい図4に仮想線で示す高さと、床8よりも所定量低い図4に実線で示す高さとの間で昇降でき、踏板11に連結した昇降用の駆動機構30を図5に示す操作手段40により適宜働かせて、図7の(b)に示すような一般旅客、電車・列車共用、電車の各プラットホームd〜fの高さに応じて踏板11の高さを調節すれば、車体1の床8とプラットホームd〜fとのどのような段差にも対応して、踏段4の踏板11が車体1の床8とプラットホームd〜fとの間で凹陥部を形成するようなことを回避して、常に容易かつ安全にスピーディに乗降できるようになる。
【0025】
図7では、一般旅客、電車・列車共用の各プラットホームd、eについては、踏板11は最下降位置のままにし、電車ホームfについては最上昇位置にして対応している。もっとも、種々の高さに調節して使用できるのは前述の通りである。
【0026】
操作手段40は、図5に示すような操作パネルをなし、例えば運転室や車掌室に設けられる。図に示すように踏板11の上昇信号を入力するアップキー41およびアップ動作ランプ41aと踏板11の下降信号を入力するダウンキー42およびダウン動作ランプ42aと、中断キー43を有している。
【0027】
これらは駆動機構30の制御回路45に接続され、制御回路45にはさらにモータ・クラッチ駆動回路46、およびタイミングベルト23の切断検出用の近接センサ51、スライダ13の前記実線で示す下降位置と仮想線で示す上昇位置とを検出するリミットスイッチ52、53が接続されている。
【0028】
制御回路45は、アップキー41が操作されると、リミットスイッチ53によって踏板11が上昇位置にないことを検出しているのを条件として駆動機構30のモータ24を正転させて踏板11を上昇させるように働くのと同時に、アップ動作ランプ41aを点灯させ、踏板11の上昇がリミッとスイッチ53によって確認されるとモータ24を停止させるとともにアップ動作ランプ41aを消灯させる。
【0029】
制御回路45はまた、ダウンキー42が操作されると、リミットスイッチ52によって踏板11が下降位置にないことを検出しているのを条件として駆動機構30のモータ24を逆転させて踏板11を下降させるように働くのと同時に、ダウン動作ランプ42aを点灯させ、踏板11の下降がリミットスイッチ52によって検出されるとモータ24を停止させるとともにダウン動作ランプ42aを消灯させる。
【0030】
なお、ここでは上下停止位置からそれぞれやや進んだところに、近接センサ152、153を設けており、万一リミットスイッチが故障した場合の保護回路となっている。
【0031】
制御回路45は中断キー43が操作されると、駆動機構30のモータ24が正転している場合、および逆転している場合のいずれにおいてもモータ24を直ちに停止させ、踏板11のアップ動作、およびダウン動作を停止させて万一の場合に備えられるようになっている。
【0032】
制御回路45は近接センサ51がタイミングベルト23の切断が検出されたときは、モータ24を直ちに停止させるとともに、ブザーや注意メッセージをオンさせてベルト切れに対処することを促す。ワイヤ27の切断にも同様に対処するのが好適である。
【0033】
もっとも、列車の運行路線と停車駅および停車プラットホームが予め決まっているので、停止する駅駅でのプラットホームに合う踏板11の高さを制御回路45に予め登録しておき、該当するプラットホームに到着する前にそれに合った高さに踏板11を自動的に昇降させるようにすることもできる。
【0034】
本実施例ではさらに、踏板11の後縁に後方の段差面4aへの張り出し習性を持った補助踏板48を連結してある。補助踏板48は踏板11の後縁にヒンジ49により連結され、補助踏板48の自由端の左右両側に設けた後方への突片48aに、前記後部板6bの裏側に引っ掛かかる係止ピン48bを設け、この係止ピン48bが後部板6bの裏側に引っ掛かっていることによって、補助踏板48の後縁が常時段差面4aに当接するように踏板11から段差面4aの側に張り出す習性を持つようにしてある。このような習性は補助踏板48に後方に倒れるように例えば図4に仮想線で示すようなばね201を働かせても達成することができる。ばね201は補助板48が前方に倒れないようにするが、補助板48の上昇位置ではばね201は中立状態で補助板48と受載フランジ4bとの間につま先等をばね力で挟まないようにするのが好適である。
【0035】
これにより、補助踏板48が踏板11の後縁から後方に張り出そうとして、踏段4の段差面4aに常に当接し、踏板11が昇降のために段差面4aとの間にできやすい隙間を無くす役目をするので、隙間により外観が悪くなったり、異物が入り込んで故障が生じたりするようなことがないし、踏板11が上昇したときに隙間に足を引っかけたり突っ込んでしまうような危険も防止することができ、しかも、踏板11を上昇させるのに車体1の外面の傾斜に沿ってプラットホームに近づけるようにするために、前後方向の動きが伴っても、隙間が生じる問題を回避することができる。
【0036】
踏板11が仮想線で示す上昇位置にあるとき、補助踏板48の後縁は前記係止ピン48bと後部板6bとの係合による案内で、前記後部板6bの上端が形成する受載フランジ4bの上に載って支持されるので、補助踏板48と床8との間で橋渡し状態になって乗降者に踏まれるにしてもこれによく耐える。
【0037】
なお、補助踏板48の張り出し構造は伸縮構造でもよいのは勿論である。
【0038】
図1、図4に示す61は底板6aと踏板11との前縁間に張り渡したアコーデオンカーテンであり、踏板11の昇降に伴う底板6aとの間の隙間を覆い隠し、足等を突っ込んだり、異物が入り込んだりするようなことがないようにしている。アコーデオンカーテン61は、図4に仮想線で示すような板材202よりなる2つ折りタイプの大きなものとすることもできる。
【0039】
【発明の効果】
本発明の鉄道車両の踏段装置の1つのまたは別の特徴によれば、車体の出入り口に設けられた車体の床に下向きの段差を持って車体外側に続く踏段の踏板をなす唯一の踏板が、床にほぼ等しい高さと床よりも所定量低い高さとの間で昇降でき、踏板に連結した昇降用の駆動機構を調節手段により適宜働かせて駅プラットホームの高さに応じて踏板の高さを調節すれば、車体の床とプラットホームとのどのような段差にも対応して、踏段の踏板が車体の床とプラットホームとの間で凹陥部を形成するようなことを回避して、常に容易かつ安全にスピーディに乗降できるようになる。特に、別の特徴では、在来車両の改良に好適である。
【0040】
踏板の後縁に常時段差面に当接するように踏板から段差面の側に張り出す張り出し習性を持った補助踏板を接続した構成のものによれば、
補助踏板が踏板の後縁から後方に張り出そうとして、踏段の段差面に常に当接し、踏板が昇降のために段差面との間にできやすい隙間を無くす役目をするので、隙間により外観が悪くなったり、異物が入り込んで故障が生じたりするようなことがないし、踏板が上昇したときに隙間に足を引っかけたり突っ込んでしまうようなことも防止することができ、しかも、踏板を上昇させるのにプラットホームに近づける前後方向の動きが伴うような場合でも、隙間が生じる問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての鉄道車両の踏段装置を示す斜視図である。
【図2】図1の装置の断面図である。
【図3】図1の装置の平面図である。
【図4】図2の要部の拡大図である。
【図5】図1の装置の踏板の支持機構および駆動機構との関係を示す断面図である。
【図6】図1の装置の踏板の昇降支持構造部の横断面図である。
【図7】従来の踏段と本発明の踏段との各種プラットホームとの位置関係を示す比較説明図である。
【図8】従来の踏段を持った車両の一部側面図である。
【図9】図8の車両の一部の横断面図である。
【図10】図8の車両の断面図である。
【符号の説明】
1 車体
2 出入り口
4 踏段
4a 段差面
6b 後部板
11 踏板
13 スライダ
16 ボール螺子
17 ボールナット
24 モータ
30 駆動機構
40 操作手段
45 制御回路
48 補助踏板
48a 突片
48b 係止ピン
49 ヒンジ
Claims (3)
- 車体の出入り口に車体の床と下向きの段差を持って続く1ステップの踏段を有し、
この踏段に設ける唯一の踏板を床にほぼ等しい高さと床よりも所定量低い高さとの間で昇降できるようにガイドレールで案内して支持するとともに、この踏板を昇降させる駆動機構と、この駆動機構を働かせて駅プラットホームの高さに応じて踏板の高さを前記2つの高さとそれらの間の高さに調節する操作手段とを設けたことを特徴とする鉄道車両の踏段装置。 - 車体の出入り口に車体の床と下向きの段差を持って続く既設の1ステップの踏段部と、この踏段部に、この踏み段部の踏み板に代わる踏み板を有して取り付けられた昇降踏段ユニットとを備え、
この昇降踏段ユニットは、これに有した唯一の踏板を床にほぼ等しい高さと床よりも所定量低い高さとの間で昇降できるようにガイドレールで案内して支持するとともに、この踏板を昇降させる駆動機構が設けられ、この駆動機構を働かせて駅プラットホームの高さに応じて踏板の高さを前記2つの高さとそれらの間の高さに調節する操作手段とを設けたことを特徴とする鉄道車両の踏段装置。 - 踏板の後縁に常時段差面に当接するように踏板から段差面の側に張り出す張り出し習性を持った補助踏板を連結した請求項1、2のいずれか1項に記載の鉄道車両の踏段装置。
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