JPS6326907Y2 - - Google Patents

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JPS6326907Y2
JPS6326907Y2 JP1979109442U JP10944279U JPS6326907Y2 JP S6326907 Y2 JPS6326907 Y2 JP S6326907Y2 JP 1979109442 U JP1979109442 U JP 1979109442U JP 10944279 U JP10944279 U JP 10944279U JP S6326907 Y2 JPS6326907 Y2 JP S6326907Y2
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JP
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operating lever
switch
iron core
reed switch
permanent magnets
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JP1979109442U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電気楽器等に用いて好適な電磁式
スイツチの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、電子オルガン等の電気楽器は電気的に
音量、音色等を変化させて種々の音楽的効果を得
るようにしているため、多数のスイツチが取り付
けられている。この場合、或る音楽的効果を得る
ために1個のスイツチだけではなく、数個のスイ
ツチを同時に操作する必要がある場合が生ずる。
しかしながら、演奏中に数個のスイツチを同時に
操作することはかなり困難で、楽器自体に精通す
る必要がある。そこで、最近では或る1つのプリ
セツトスイツチを操作すると、これに連動する1
組のスイツチが同時に作動して所望の電気的効果
を奏するようにして操作性を容易にしており、こ
の1組のスイツチとして通常電磁式スイツチが用
いられている。
この種の電磁式スイツチとしては、その一例と
して、例えば実公昭41−17066号公報に示されて
いるように、揺動自在に支持された可動ヨークの
両端を略円弧状に屈曲させると共に、2個のコイ
ルが取り付けられ左右1対の電磁回路を形成して
いる鉄心の前記屈曲部に対応する各端部を彎曲形
状とし、前記可動ヨークの屈曲部で1対の接点を
選択的に駆動させるように構成したものが知られ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来の電磁式スイツチは可
動ヨークおよび鉄心、特にその両端部の形状が特
殊であるので製作が面倒で、所定の形状曲率を得
ることが困難であるばかりか、可動ヨークと鉄心
との間の空隙を高精度で調整することができない
という欠点があつた。
また、米国特許第2699085号明細書に示されて
いる形式の電磁式スイツチにあつては、揺動自在
に支持されたアーマチユアの先端部に円弧状のク
ロスアームを取り付けると共に、電磁石を構成し
ている鉄心の端面を前記クロスアームの曲率に対
応して彎曲面としているので、上述した電磁式ス
イツチと同様に、クロスアームおよび鉄心の製作
が面倒で、組立て、調整作業に長時間を必要とす
るなどの欠点があつた。
したがつて、この考案はこのような問題を解決
し、構造簡易にして、製作が容易で、しかも小電
流で制御し得るようにした電磁式スイツチを提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために、通常は
非励磁状態を維持しスイツチの状態を切換える時
のみ通電されるコイルと鉄心とで構成され、装置
固定部に固定配置された電磁石と、前記装置固定
部と軸により回動自在に配設された操作レバー
と、一端が前記装置固定部に設けられた保持部に
係止され他端が前記操作レバーに設けられた保持
部に係止され、前記操作レバーの回動に伴い前記
操作レバー側の保持部が前記軸と前記装置固定部
側の保持部とを結ぶ線の両側に移動することによ
り前記操作レバーを2つの異なつた傾動位置に選
択的に設定保持する圧縮コイルばねと、前記鉄心
の一方の端面に対向して配設された前記スイツチ
としてのリードスイツチと、異極同士が互いに隣
り合うよう向きを逆にして、かつそれぞれの中心
線が前記鉄心の中心線と略平行になるよう前記操
作レバーに並列配置されることにより、前記鉄心
と前記リードスイツチとの間に位置して前記操作
レバーの回動に伴い前記リードスイツチに対して
接近・離間し、前記操作レバーが回動停止する第
1の傾動位置において一方の永久磁石が前記鉄心
と対向し、第2の傾動位置において他方の永久磁
石が前記鉄心と対向する一対の永久磁石とを備
え、前記コイルへの通電は前記スイツチの切換毎
にその電流の流れる方向が切換えられ、前記操作
レバーはスイツチ切換時に前記電磁石と前記一対
の永久磁石との間に発生する吸引力と斥力の作用
によつて回動動作されて前記永久磁石が前記リー
ドスイツチを開閉制御するものである。
〔作用〕
電磁石はリードスイツチの切換時にのみ通電さ
れ、その電流の向きは切換の度毎に切換えられ
る。操作レバーはリードスイツチの切換時に、電
磁石と一対の永久磁石との間に発生する吸引力と
斥力の作用によつて回動され、回動後は圧縮コイ
ルばねがその傾動位置に設定保持する。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図はこの考案に係る電磁式スイツチの一実
施例を示すOFF状態の一部破断正面図、第2図
はON状態の一部破断正面図である。電磁式スイ
ツチ1はコントロールパネル2の操作面の裏面に
固定フレーム(装置固定部)3を介して配設され
ている。この固定フレーム3はほぼ枠形に形成さ
れて、操作面に穿設された開口部4に嵌挿され、
その上面板3aが前記開口部4に支持固定されて
いる。前記上面板3aには窓5が開設され、また
その裏面には一端が前記窓5の周縁に連続してな
る磁石取付片6が一体に連設されており、この磁
石取付片6の裏面に電磁石7が縦設、すなわち鉄
心8cの中心線が鉛直方向と略一致するよう配設
されている。前記電磁石7は、鍔付きのコイル巻
枠8aと、この巻枠8aの外周面に巻回されたソ
レノイドコイル8bと、前記巻枠8aの内孔に嵌
挿固定された前記鉄心8cとで構成されている。
前記固定フレーム3の内部には操作レバー9が
収納配置されている。この操作レバー9は、上端
が前記窓5を横断して設けられた水平な軸10に
よつて回動自在に軸支され、また上端には前記窓
5から外部に突出する手動操作用の操作部11が
一体に延設されている。一方、操作レバー9の下
端は前記電磁石7に沿つて下方に延在し、前記固
定フレーム3の底面板3bに開設された開口12
に挿入されている。
16,17は前記操作レバー9に支持部材15
を介して配設されることにより、前記鉄心8cと
リードスイツチ18との間に位置する左右一対の
永久磁石で、これらの永久磁石16,17はそれ
ぞれ棒状に形成されてその中心線が前記鉄心8c
の中心線と同一方向となるよう略垂直に並設され
ている。そして、両永久磁石16,17は互いに
異極同士が隣り合うよう向きが逆とされる。
この場合、第1図のOFF状態において、左側
の永久磁石16と鉄心8cとが対向し、後述する
圧縮コイルばね20と永久磁石16の吸引力によ
り前記操作レバー9をOFF位置(第1の傾動位
置)に設定保持する。一方第2図のON状態にお
いて右側の永久磁石17と鉄心8cとが対向し、
前記圧縮コイルばね20により前記操作レバー9
をON位置(第2の傾動位置)に設定保持する。
またOFF状態において永久磁石16とリードス
イツチ18との間隔は、ON状態においての永久
磁石17とリードスイツチ18との間隔よりも大
きい。
前記リードスイツチ18は前記操作レバー9が
時計方向に回動してON位置に停止した時、前記
永久磁石17との間隔が狭まることにより閉成さ
れるもので、前記固定フレーム3の底面板3b上
に配設され、そのリード線18aが前記固定フレ
ーム3の外部に導出されて電気回路に接続されて
いる。
前記圧縮コイルばね20は、前記操作レバー9
を異なつた2つの傾動位置、すなわち第1図に示
す第1の傾動位置と、第2図に示す第2の傾動位
置に安定に設定保持するためのもので、その一端
が前記固定フレーム3の内側面に設けた保持部A
に、他端が前記操作レバー9に設けた保持部Bに
それぞれ係止されている。
この場合、第1図に示すOFF状態においては
保持部Bが前記軸10と保持部Aを結ぶ直線Lよ
り下方に位置するため、前記ばね20は操作レバ
ー9を反時計方向に回動するように付勢してい
る。したがつて、操作レバー9は下端9aを前記
開口12の右内側面に圧接され、これにより操作
レバー9を第1の傾動位置、すなわちOFF位置
に確実に保持する。これとは反対に第2図に示す
状態では保持部Bが直線Lより上方に位置するた
め、前記ばね20は操作レバー9を時計方向に付
勢して該レバー9の下端9aを前記開口12の左
内側面に圧接し、もつて操作レバー9を第2の傾
動位置、すなわちON位置に設定保持している。
なお、保持部Bが直線L上に位置するときは、
操作レバー9はばね20による時計方向または反
時計方向のいずれの方向の回動力も受けないが、
この状態は極めて不安定で第3の傾動位置を構成
することはない。
次に、上記構成による動作について説明する。
第1図に示すOFF状態、すなわち操作レバー
9が右に傾動してその位置に静止し、永久磁石1
6,17とリードスイツチ18とが間隔が大きい
状態において、電磁石7のソレノイドコイル8b
に正方向の電流を流すと、鉄心8cの上端がN極
に、下端がS極にそれぞれ着磁される。すると、
鉄心8cと永久磁石16との間にはS極同士が対
向するため斥力が生じ、鉄心8cと永久磁石17
との間には異極により吸引力が生じ、これによつ
て操作レバー9をばね20に抗して時計方向に回
動させる。そして、操作レバー9が第2図のON
位置に回動して停止すると、永久磁石17がリー
ドスイツチ18に近寄り、該スイツチ18を動作
させる。したがつて、リードスイツチ18が
OFF状態からON状態に切換えられ、切換後はソ
レノイドコイル8bへの通電が断たれる。そし
て、操作レバー9は鉄心8cと永久磁石17との
吸引力にかかわらずばね20により時計方向の回
動習性を付与されることによりON位置に設定保
持され、回動復帰することはない。
次に、ON状態からOFF状態に切換える場合
は、ソレノイドコード8bに電流を、上記とは逆
の方向に流せばよい。すると、今度は鉄心8cの
上端がS極に、下端がN極に着磁されるため、鉄
心8cと永久磁石16との間に吸引力が発生し、
鉄心8cと永久磁石17との間に斥力が発生す
る。したがつてこの吸引力と斥力とにより操作レ
バー9はばね20に抗して反時計方向に回動さ
れ、第1図に示すOFF状態に復帰し、永久磁石
17がリードスイツチ18から遠のくことにより
該スイツチ18を開成させる。
なお、手動によりリードスイツチ18を作動さ
せたい場合には、操作レバー9を時計方向に回動
させればよい。
かくして、このような構成によれば、全体の構
造が簡単で組立作業が容易であるほか、各構成部
材の形状、構造が単純であるため、製造も容易で
ある。またリードスイツチ18はリーフスイツ
チ、マイクロスイツチ等に比べて接点不良が少な
く、より確実な切換動作を行わせることができ、
また永久磁石16,17との間隔調整を容易に行
うことができる利点を有している。更に、電磁石
7を縦設しているため、鉄心8cを長くしてソレ
ノイドコイル8bの外径を小さくすることができ
る。このため、電磁式スイツチ1自身の幅を小さ
く設定でき、隣り合う他の電磁式スイツチとの間
隔を狭めることができる。また、鉄心8cを長く
してソレノイドコイル8bの巻数を増やせば、大
きな磁力が得られるので、小電流による励磁が可
能である。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係る電磁式スイ
ツチによれば、電磁石、回動自在で2つの傾動位
置に選択的に設定保持される操作レバー、操作レ
バーを2つの異なつた傾動位置に選択的に設定保
定する圧縮コイルばね、リードスイツチおよび前
記電磁石と前記リードスイツチとの間に位置する
よう前記操作レバーに並設された一対の永久磁石
とを備え、電磁石のコイルに流す電流の方向を切
換えることにより、電磁石と一対の永久磁石との
間に吸引力と斥力とを同時に発生させ、これら両
力によつて前記操作レバーを回動させ、前記リー
ドスイツチを前記永久磁石が開閉制御するように
構成したので、構造が極めて簡単で、組立、調整
作業が容易であるばかりか、切換え時のみ通電す
るだけで確実な切換操作を行なうことができ、ま
たコイルの外径が小にして巻数を増やすことがで
きるので、小電流で制御でき、リードスイツチの
並設間隔を狭めることができるなど、その効果は
非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電磁式スイツチの一実
施例を示すOFF状態の一部破断正面図、第2図
はON状態の一部破断正面図である。 3……固定フレーム、7……電磁石、8b……
ソレノイドコイル、8c……鉄心、9……操作レ
バー、16,17……永久磁石、18……リード
スイツチ、20……圧縮コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通常は非励磁状態を維持しスイツチの状態を切
    換える時のみ通電されるコイル8bと鉄心8cと
    で構成され、装置固定部3に固定配置された電磁
    石7と、前記装置固定部3に軸10により回動自
    在に配設された操作レバー9と、一端が前記装置
    固定部3に設けられた保持部Aに係止され他端が
    前記操作レバー9に設けられた保持部Bに係止さ
    れ、前記操作レバー9の回動に伴い前記保持部B
    が前記軸10と前記保持部Aとを結ぶ線Lの両側
    に移動することにより前記操作レバー9を2つの
    異なつた傾動位置に選択的に設定保持する圧縮コ
    イルばね20と、前記鉄心8cの一方の端面に対
    向して配設された前記スイツチとしてのリードス
    イツチ18と、異極同士が互いに隣り合うよう向
    きを逆にして、かつそれぞれの中心線が前記鉄心
    8cの中心線と略平行になるよう前記操作レバー
    9に並列配置されることにより、前記鉄心8cと
    前記リードスイツチ18との間に位置して前記操
    作レバー9の回動に伴い前記リードスイツチ18
    に対して接近・離間し、前記操作レバー9が回動
    停止する第1の傾動位置において一方の永久磁石
    16が前記鉄心8cと対向し、第2の傾動位置に
    おいて他方の永久磁石17が前記鉄心8cと対向
    する一対の永久磁石16,17とを備え、前記コ
    イル8bへの通電は前記リードスイツチ18の状
    態を切換える毎にその電流に流れる方向が切換え
    られ、前記操作レバー9は前記リードスイツチ1
    8の状態を切換える時に前記電磁石7と前記一対
    の永久磁石16,17との間に発生する吸引力と
    斥力の作用によつて回動動作されて前記永久磁石
    16,17が前記リードスイツチ18を開閉制御
    することを特徴とする電磁式スイツチ。
JP1979109442U 1979-08-10 1979-08-10 Expired JPS6326907Y2 (ja)

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JPS5628143U JPS5628143U (ja) 1981-03-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841957U (ja) * 1971-09-23 1973-05-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5094430U (ja) * 1973-12-28 1975-08-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841957U (ja) * 1971-09-23 1973-05-29

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