JPH0311853Y2 - - Google Patents

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JPH0311853Y2
JPH0311853Y2 JP13568185U JP13568185U JPH0311853Y2 JP H0311853 Y2 JPH0311853 Y2 JP H0311853Y2 JP 13568185 U JP13568185 U JP 13568185U JP 13568185 U JP13568185 U JP 13568185U JP H0311853 Y2 JPH0311853 Y2 JP H0311853Y2
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rotary
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用ドアの施解錠ノブ操作等を
電動駆動するための電動式ロータリーアクチユエ
ータにおける扇形永久磁石の取付け構造に関す
る。
(従来の技術) 従来の電動式アクチユエータには、コイルに発
生した磁束を、鉄心に集束させて電磁石を形成
し、その電磁石の吸引力によつて可動鉄心部を作
動する、有鉄心ソレノイド型が多く用いられる。
この有鉄心ソレノイド型のアクチユエータは、
作動方向を両方向とすること、すなわち、引き方
向に操作力を加えかつ、押し方向にも操作力を加
えることが困難であり、しかも、有鉄心であるた
め、自動車のドアーの中に装備しうるような小形
偏平構造とすることも困難であり、かつ、重量も
重たくなる欠点がある。
そこで、本出願人は、上記欠点を解消するべ
く、無鉄心型のロータリーアクチユエータを、特
願昭和60ー26190号において提案している。
この無鉄心型のロータリーアクチユエータは、
回転可動体に固設され、回転軸の軸線方向磁化方
向をもち、その磁化方向に偏平な扇形永久磁石
と、回転可動体の回転軸を枢支する固定べース部
材と、該固定ベース部材において回転軸と直交す
る平面に、前記偏平な扇形永久磁石と対面して固
設され、かつ、径方向に延びる複数の導線パター
ンを描いた平面コイルとを具備し、前記偏平扇形
永久磁石と、前記平面コイルの径方向に延びた導
線に流れる電流との電磁作用によつて、回転可動
体を正逆両方向に回転させるようにしたもので、
本考案は、これの改良に関するものである。
(本考案が解決しようとする問題点) 上述の回転可動体のヨーク部材に対する扇形永
久磁石の取付けは、接着剤等により行われていた
ので、取付け位置にばらつきを生ずる問題点があ
つた。
また、接着加工による乾燥時間が必要であり、
接着剤の臭気等による作業環境の悪化の問題点が
あつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、回転可動体に固設され、回転軸の軸
線方向に磁化方向をもち、その磁化方向に偏平な
扇形永久磁石と、回転可動体の回転可軸を枢支す
る固定ベース部材と、該固定ベース部材において
回転軸と直交する平面に、前記偏平な扇形永久磁
石と対面して固設され、かつ、径方向に延びる複
数の導線パターンを描いた平面コイルを具備し、
前記偏平扇形永久磁石と、前記平面コイルの径方
向に延びた導線に流れる電流との電磁作用によつ
て、回転可動体を正逆両方向に回転させるように
したロータリーアクチユエータにおいて、回転可
動体が、回転軸と、該回転軸を嵌挿させたボス及
び該ボスに連設され、かつ回転ヨークを固着した
基板を有するロータとからなり、前記基板には、
平面コイル側に開口する扇形係合部と、該扇形係
合部に隣接し、かつ径方向に開口する円弧状係合
溝とを、基板外周面沿いにそれぞれ設け、また前
記扇形永久磁石には、径方向を向く円弧状係合溝
を外周面に設けるとともに、該扇形永久磁石を前
記ロータの扇形係合部に嵌挿して、段部とボスの
段部と係合させ、かつ円弧状係合溝とロータの円
弧状係合溝とに、拡開自在な止めリングを巻回し
て、扇形永久磁石を回転可動体に締着してなるも
のである。
(実施例) 以下、本考案を図示の一実施例に基いて詳細に
説明する。
1は中空箱状をなすケースで、内底面3aの中
心に、軸孔2aを有するボス2が突設され、かつ
上面が開口する水平なベース3と、上面中心に軸
孔4aを有するボス4、及び上面に扇形突出部5
が形成され、かつ前記ベース3の開口を閉塞する
カバー6とからなり、両者の四隅を貫通する止め
ねじ7をもつて、互いに締着されている。
8は、ベース3の中心を通る垂直な軸線回りに
回転する回転軸で、その上下の端部8a,8bは
若干小径となり、また下端部8b寄りの外周面に
は、軸方向に平行をなす平面8cが切設されると
ともに、その下端部8bは、ベース3の前記軸孔
2aに支承され、上端部8aは、カバー6の前記
軸孔4aに下方より挿通され、かつボス4の上面
から突出する遊端部8の外周には、出力レバー9
の基端部が固着されている。
10は、円板状をなす固定部のヨーク部材で、
ベース3の内底面3aに固設され、このヨーク部
材10の上面には、プリント配線と同様な技術を
もつて作られたシート状の平面コイル11が固着
されている。
平面コイル11の導線は、第3図に示す如く、
後述する扇形永久磁石16と対面することに、径
方向に延びる複数の導線パターン11aが描かれ
ている。この複線の導線パターン11aの各導線
に、同時に同一方向への電流が流れると、その電
流と扇形永久磁石16との電磁相互作用によつ
て、次に述べる回転可動体12が回転する。
回転可動体12の概略構造は、水平をなす板状
の回転ヨーク13と、この回転ヨーク13に貼着
するように、モールドで一体成形された円板状の
ロータ14と、このロータ14の下面に弾性力を
有する止めリング15によつて締着される1対の
扇形永久磁石16,16とからなり、ロータ14
のボス中心の長孔状の軸孔17には、前記回転軸
8が一体回転可能に嵌合されている。
第8図に示すように、前述した止めリング15
は、弾性力を有するばね材からなる丸棒を、ほぼ
真円状に成形した円弧部15aと、この対向する
両端部を円内に向けて、それぞれ折曲させた係合
部15b,15bとからなつている。
扇形永久磁石16、16は、偏平なほぼ1/4円
の面積をもつ扇形状をなし、かつ外周縁に沿っ
て、固定部の平面コイル11側を向く円弧状係合
溝、例えば段部16aが、また内周縁にも、同方
向を向く段部16bが切設されている。
また、扇形の中心を通る軸線、すなわち回転軸
8の中心軸線方向に磁化され、その極性は、その
一方は回転ヨーク13側がS極、平面コイル11
側がN極、他方はその逆となつている。
ロータ14は、基板14aの中心部上下にボス
14b,14cをそれぞれ突設しており、これら
のボス14b,14cを貫通する前記軸孔17を
有している。
基板14aの平面コイル11側には、各前記扇
形永久磁石16を収納するために、ほぼ1/4円の
面積を有する扇形係合部18,18が回転軸を挟
んで対称的に形成され、かつ扇形係合部18の中
央寄りの内周に当たるボス14cには、第2図に
明らかなように、回転ヨーク13側を向く段部1
4dが形成されている。
第7図に示すように、扇形係合部18,18間
に位置する一対の扇形部分における回転ヨーク1
3側の外周縁は小径部19となり、この小径部1
9に円弧状係合溝、例えば段部20がそれぞれ形
成されるとともに、一方の段部20に隣接し、か
つ回転ヨーク13上面には、基部が貫通する矩形
柱状のストッパ21が突設され、かつ他方の段部
20の中央には、これと同一面で、かつ半径方向
に開口する凹所22が設けられている。
しかして、第4図に示すように、ロータ14の
扇形係合部18に、扇形永久磁石16を挿入し、
段部16bをボス14cの段部14dを係合させ
た後、扇形永久磁石16の外周の段部16a及び
基板14aの段部20を連ねるように、拡開した
止めリング15が巻回されて、扇形永久磁石16
を回転軸に向けてロータ14に締着され、かつ止
めリング15の係合部15bをロータ14の凹所
22に係止させて、回転可動体12が組立られて
いる。
上述したロータリーアクチユエータの作動を簡
単に説明する。
第3図における各導線パターン11aの各導線
に、第3図中上向きに電流が流れると、回転可動
体12は、第1図中時計回りに回転し、出力レバ
ー9は、想像線に示す位置まで回動する。
第3図における下向きに電流が流れると、回転
可動体12は、第1図における反時計回りに回転
し、出力レバー9は、想像線で示す位置から、実
線で示す位置に回動する。
この回動に際して、回転可動体12に働くトル
クは、扇形永久磁石16の位置が変つても、導線
パターン11aとの対向面積が一定に重なつてい
る範囲は、そこに流れる電流値に応じて常に一定
に発生し、そのトルクの向きは、導線パターン1
1aに流れる電流の向きによつて定まる。
(変形例) 上述した実施例においては、ロータの段部に扇
形永久磁石の内周縁側の段部を係合して、扇形係
合部に収納するようにしたが、これを、扇形永久
磁の径方向の両側縁に回転ヨーク側に開口する段
部を形成し、この段部で扇形係合部に挿入するよ
うにしてもよい また、扇形永久磁石の外周縁に、止めリングを
巻回するために径方向に開口する段部を形成させ
たが、この段部に代わり、円弧状の凹溝としても
よい。
止めリングの開口両端部を折曲して形成した係
合部は、止めリングの弾性力が強い場合には、省
略することもできる。
(考案の効果) 以上、詳述したように、本考案によるヨーク部
材に対する扇形永久磁石の取付けは、従来の接着
剤等による取付けとは異なり、ロータの基板に設
けた扇形係合部に嵌合させるため、組立が簡単で
あり、かつ取付け位置にバラつきが生じない利点
がある。
また、接着加工による乾燥時間が不要となり、
作業時間の短縮が計れるとともに、接着剤の臭気
等も発生せず、作業環境の改善が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す正面図、第
2図は、第1図の−線における横断面図、第
3図は、第2図の−線における縦断面図、第
4図は、第2図の回転軸を除いた回転可動体の正
面図、第5図は、同じく回転可動体の裏面図、第
6図は、第5図の−線における横断面図、第
7図は、ロータの回転ヨーク側を示す斜視図、第
8図は、第4図の回転可動体の分解斜視図であ
る。 1……ケース、8……回転軸、9……出力レバ
ー、10……ヨーク部財、11……平面コイル、
12……回転可動体、13……回転ヨーク、14
……ロータ、15……止めリング、15a……円
弧部、15b……係合部、16……扇形永久磁
石、17……軸孔、18……扇形係合部、20…
…段部、(円弧状係合溝)、21……ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転可動体に固設され、回転軸の軸線方向に磁
    化方向をもち、その磁化方向に偏平な扇形永久磁
    石と、回転可動体の回転軸を枢支する固定ベ−ス
    部材と、該固定ベース部材において回転軸と直交
    する平面に、前記偏平な扇形永久磁石と対面して
    固設され、かつ、径方向に延びる複数の導線パタ
    ーンを描いた平面コイルとを具備し、前記偏平扇
    形永久磁石と、前記平面コイルの径方向に延びた
    導線に流れる電流との電磁作用によつて、回転可
    動体を正逆両方に回転させるようにしたロータリ
    ーアクチユエータにおいて、回転可動体が、回転
    軸と、該回転軸を嵌挿させたボス及び該ボスに連
    設され、かつ回転ヨークを固着した基板を有する
    ロータとからなり、前記基板には、平面コイル側
    に開口する扇形係合部と、該扇形係合部に隣接
    し、かつ径方向に開口する円弧状係合溝とを、基
    板外周面沿いにそれぞれ設け、また前記扇形永久
    磁石には、径方向を向く円弧状係合溝を外周面に
    設けるとともに、該扇形永久磁石を前記ロータの
    扇形係合部に嵌挿して、段部とボスの段部と係合
    させ、かつ円弧状係合溝とロータの円弧状係合溝
    とに、拡開自在な止めリングを巻回して、扇形永
    久磁石を回転可動体に締着したことを特徴とする
    ロータリーアクチユエータの永久磁石取付け構
    造。
JP13568185U 1985-09-06 1985-09-06 Expired JPH0311853Y2 (ja)

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JPS6244407U JPS6244407U (ja) 1987-03-17
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