JPH0138220Y2 - - Google Patents

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JPH0138220Y2
JPH0138220Y2 JP10613782U JP10613782U JPH0138220Y2 JP H0138220 Y2 JPH0138220 Y2 JP H0138220Y2 JP 10613782 U JP10613782 U JP 10613782U JP 10613782 U JP10613782 U JP 10613782U JP H0138220 Y2 JPH0138220 Y2 JP H0138220Y2
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magnet rotor
lock
stopper
protrusion
electromagnet
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鍵解除用のアクチユエータに関す
る。
例えば、かばんのキーロツク方式として、一般
のカバンでは単純な鍵が用いられているが、高級
なカバンでは電力解除型ロツク方式がとられてい
る。電力解除型ロツク機構は、暗証番号の一致時
に、キーロツクの解除を行ない、その後のつまみ
操作によりかばんの開放を可能とする。そしてキ
ーロツクの解除は、一般にソレノイドなどのアク
チユエータによつて行なわれる。
従来のアクチユエータは、直動型のソレノイド
を用いている。このため消費電力が大きく、電池
の寿命が短かくなり、また耐衝撃性が低いので、
直線運動方向の衝撃でロツク状態が解除され、さ
らにアクチユエータの直線運動がキーロツクの解
除を行なうため、構造が複雑で、部品数が多くな
つている。
ここに本考案の目的は、従来のソレノイド型式
のものに比較して、小型で、コンパクトであり、
しかも消費電力も少なく、また耐衝撃性に優れ、
かつ消費電力も低く、特に電池の電圧が使用限界
に近づいても、ロツク状態が必ずオープン可能な
状態に解除できるロツク用のアクチユエータを提
供する点にある。
上記目的のもとに本考案は、磁石ロータを回転
自在に支持し、この磁石ロータに対し極性の転換
可能な電磁石を対向させ、磁石ロータの異極中間
に対する移動域すなわち回転角に差をつけ、オー
プンモードからロツクモードとするときの回転角
を大きくし、かつロツクモードからオープンモー
ドにするときの回転角を小さく設定し、これによ
りロツク時の電力を大きくするとともに、解除時
の電力を小さくてすむようにしている。
以下、本考案を図に示す一実施例にもとづいて
具体的に説明する。
まず、第1図は、本考案のロツクアクチユエー
タ1の動作原理を磁石ロータ2と一対の電磁石
3,4との関連で示している。同図Aはロツクモ
ード、同図Bは切換中間状態、同図Cはオープン
モードをそれぞれ示している。磁石ロータ2は、
環状の永久磁石で、図示のように、異極中間5を
境として、円周方向にNS極に着磁されている。
この磁石ロータ2に対し、一対の電磁石3,4が
磁石ロータ2の直径方向の中立線6の上で対称に
配置されている。そして磁石ロータ2は、所定の
移動域つまり回転角θの範囲でのみ回動できるよ
うに規制されている。ここで中立線6は、磁石ロ
ータ2の回転時におけるモード転換の分境線であ
り、回転角θを不等角の状態で、回転角α,βに
分割している。
いま、電磁石3がN極で、電磁石4がS極に着
磁されているすれば、磁石ロータ2は、同図Aの
ように、その1つの異極中間5を回転角θの他端
側においた状態で停止する。この状態で電磁石
3,4の通電が断たれたとしても、磁石ロータ2
の磁気吸引力が電磁石3,4の磁性体に作用する
ため、この回転位置は、ひき続き維持されてい
る。
ここで電磁石3,4の極性を同図Cのように転
換すると、磁石ロータ2は、同図Bに示すよう
に、実線の矢印方向つまり時計方向に回転し、同
図Cに示すように、異極中間5を回転角θの他端
側においた状態で停止する。この状態は、電磁石
3,4の通電を断つたとしても、前記と同様に維
持される。再び着磁状態が同図Aに変化すると、
磁石ロータ2は、破線の矢印方向つまり反時計方
向に回動する。
さて、ロツクモードでの磁石ロータ2の異極中
間5と対応の電磁石3,4の中心との距離すなわ
ち回転角αが小さく設定してあり、これに対しオ
ープンモードでの磁石ロータ2の異極中間5と対
応の電磁石3,4の中心との距離すなわち回転角
βが大きく設定してあるため、ロツクモードから
オープンモードにするとき、磁石ロータ2の回転
に必要な電力は、オープンモードからロツクモー
ドに切換えるときよりも小さい電力で駆動でき
る。したがつて施錠ができるかぎり、解錠が確実
にできることになる。
つぎに第2図および第3図は、本考案のロツク
アクチユエータ1の主要部の具体的な構成を示し
ている。このロツクアクチユエータ1は、固定部
材となる磁性体のケース兼用のステータ7,8を
組合わせて構成してある。これらのステータ7,
8は、内部でボビン9,10とともにコイル1
1,12を収納している。このボビン9,10の
内側にヨーク13,14がステータ7,8に対し
それぞれ圧入により固定されている。そしてこれ
らのボビン9,10、コイル11,12およびヨ
ーク13,14は、前記の電磁石3,4をそれぞ
れ構成している。またステータ7,8の内部にそ
れらの中心位置で回動軸15が回転自在に支持さ
れている。この回動軸15は、一対の端板16,
17の間で前記の磁石ロータ2を回動自在に支持
している。また一方の端板16にピン状の突部1
8が嵌め込みにより固定してある。なお磁石ロー
タ2の一部は、切欠き19を形成しており、回転
運動のバランスをとるとともに、突部18の端部
に当たらないようになつている。上記突部18
は、磁石ロータ2の偏心位置にあつて、ステータ
7に穿設された孔状のストツパー20の内部に臨
み、その部分から突出している。このストツパー
20は、回動軸15を中心とする円弧状で、突部
18を回転角θでの内部でのみ移動できるように
規制し、これによつて磁石ロータ2に回転による
移動域を規制している。なお、コイル11,12
のリード線部分は、ステータ8の引き出し孔21
から外部へ導びかれている。
つぎに第4図は、ロツクアクチユエータ1の主
要部を固定基板22に組込んだ例を示している。
前記ステータ7,8は、固定基板22の一方の面
に固定されている。固定基板22は、長方形状
で、対向辺の位置で端縁部の折り曲げによる案内
片23,24を形成し、その案内片23,24の
間でストツパー部材25を摺動自在に保持してい
る。このストツパー部材25は、後端でばね26
により矢印方向に常時付勢されており、先端面で
固定基板の切り起こしによる2つの規制片27に
当たる関係にある。このストツパー部材25は、
先端で係止部28を形成しており、この係止部2
8は、固定基板22に設けられた差込み窓29の
内部に臨んでいる。またストツパー部材25は、
突部18と対応する位置で、長方形状のカム窓3
0を形成している。このカム窓30は、階段状の
部分でロツク部31および解除部32を連続状態
で形成している。なお、上記ばね26は、固定基
板22の切り起こしによるばね掛け33に取付け
られている。
さて、上記固定板22は、ストツパー部材25
の側に図示しないカバーをかぶせた状態で、かば
んなどの本体側に取付けられる。一方、かばんの
蓋には図示しない被係止部が設けられ、この被係
止部は、差込み窓29の内部に突入し、係止部2
8に係り合う関係にある。突部18が第4図の仮
想線で示すように、ストツパー20の一端側にあ
る状態で、蓋側の被係止部が差込み窓29の内部
に押し込まれると、ストツパー部材25は、蓋の
被係止部により係止部28で押され、ばね26に
抗して後退する。このとき突部18は、カム窓3
0の解除部32に対向しているから、ストツパー
部材25の後退を妨げない。このようにしてから
利用者がロツク操作により電磁石3をN極に着磁
し、また電磁石4をS極に着磁すると、磁石ロー
タ2は、破線の矢印方向つまり反時計方向に回動
するため、突部18は、ストツパー20の他端側
に移動し、第4図の実線の位置で係止する。この
ようにすると、ストツパー部材25は、突部18
に対し、ロツク部31で対向してロツクモードと
なる。
解錠に際しては、電磁石3,4の着磁を第1図
Cのように設定すると、磁石ロータ2が時計方向
に回転するため、突部18は、第4図の仮想線の
位置まで移動し、オープンモードとなる。この状
態では、ストツパー部材25は解除部32と対応
して充分に後退できる状態にあるから、利用者が
図示しない手段でストツパー部材25をばね26
に抗して後退させれば、係止部28と蓋側の被係
止部との係合関係が解除されるため、その時点で
かばんの蓋は、開けられる状態となる。
第4図の実施例では、ロツクモードでの突部1
8の位置が回動軸15を通るストツパー部材25
の移動方向の直線(中立線6)を境として、オー
プンモードと異なる側つまりロツクモード側に位
置しているから、ロツクモードの状態でストツパ
ー部材25に移動方向の振動が与えられたとして
も、磁石ロータ2は、解除方向に廻らず、ロツク
状態を維持する。もちろんピン状の突部18は、
回動軸15を中心として磁石ロータ2にアンバラ
ンス状態が起きないように設けられている。した
がつて磁石ロータ2に衝撃が加えられたとして
も、そのときに磁石ロータ2は、回転力を受け
ず、もとの状態を維持する。
すでに述べたように、このアクチユエータ1で
は、オープンモードからロツクモードに磁石ロー
タ2を回転させるときの電力が大きく、逆にロツ
クモードからオープンモードの状態に磁石ロータ
2を回転させる電力が小さく設定してあるから、
駆動電源(電池)が消耗して、その電圧が動作限
界の値に近づいたとしても、ロツクができれば、
必ず解除ができるから、電池の消耗時における解
除不能の事故が未然に防止できる。
なお、上記実施例では、電磁石3,4の極を一
対のヨーク13,14により構成したが、それら
をコアとして構成し、このコアに極歯部分を一体
的に構成してもよい。またロツクモードおよびオ
ープンモードでのアンバランスの設定すなわちア
ンバランスな回転角α,βおよび中立線6の位置
などは、自由に設定できる。またこのロツクアク
チユエータ1の用途は、かばんに限らず、ストツ
パー部材25の動きを規制する用途であれば、他
の分野にも利用できる。またストツパー20は、
一例として円弧状の孔により構成してあるが、磁
石ロータ2の回転量(移動域)を規制するもので
あれば、回転角θの両端部に設けられた突片など
で構成することもできる。
本考案では、下記の特有の効果がある。すなわ
ちロツクモードにするときの磁石ロータの回転量
がオープンモードにするときの回転量に比較して
大きく設定してあるから、ロツク状態の設定がで
きれば、必ず解錠ができるため、電池消耗時にお
ける解錠不能事故が未然に防止できる。またロツ
クモードおよびオープンモードで磁石ロータの回
転位置がその磁気吸引力により保持でき、しかも
モード変換時の電力が瞬時で充分であるから、電
力消費が少なく、電池の寿命が延びる。磁石ロー
タが円型で回転方向にバランス状態となるから、
通電状態あるいは非通電状態でシヨツクが与えら
れたとしても、磁石ロータが回動せずオープンま
たはロツクモードを確実に保持するから、誤動作
がなくなる。さらに磁石ロータが回転体であり、
これを中心として電磁石が同心的に配設されるか
ら、ロツクアクチユエータが充分小さく構成で
き、小型のかばんなどへの組込みが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,Cは本考案の動作原理を示す平
面図、第2図はロツクアクチユエータの主要部の
正面図、第3図は同主要部の断面図、第4図はロ
ツクアクチユエータの使用状態での裏面図であ
る。 1……ロツクアクチユエータ、2……磁石ロー
タ、3,4……電磁石、5……異極中間、6……
中立線、7,8……固定部材としてのステータ、
15……回動軸、18……突部、20……ストツ
パー、25……ストツパー部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部材に回転自在に支持され外周円形で周方
    向にNS極に着磁された磁石ロータと、この磁石
    ロータの外周と離間対向し通電によりNS極とな
    る電磁石と、上記磁石ロータの偏心位置に設けた
    突部と、上記磁石ロータの異極中間が電磁石の中
    心を挟んで両方向に移動可として上記突部の移動
    域を規制するストツパーと、上記突部の移動域の
    一端でロツク解除可、他端でロツク解除不可とな
    るストツパー部材とからなり、上記一端での磁石
    ロータの異極中間と電磁石の中心との距離が上記
    他端での距離より大としたことを特徴するロツク
    アクチユエータ。
JP10613782U 1982-07-12 1982-07-12 ロックアクチュエータ Granted JPS5910459U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10613782U JPS5910459U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 ロックアクチュエータ

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JP10613782U JPS5910459U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 ロックアクチュエータ

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Publication Number Publication Date
JPS5910459U JPS5910459U (ja) 1984-01-23
JPH0138220Y2 true JPH0138220Y2 (ja) 1989-11-16

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JP10613782U Granted JPS5910459U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 ロックアクチュエータ

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2640818B2 (ja) * 1987-10-27 1997-08-13 松下電工株式会社 電気施解錠装置
JP5114650B2 (ja) * 2008-12-26 2013-01-09 新電元メカトロニクス株式会社 ロータリソレノイド
US11833642B2 (en) * 2019-10-01 2023-12-05 Techway Industrial Co., Ltd. Power tool with electrically controlled commutating assembly

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JPS5910459U (ja) 1984-01-23

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