JP2540961Y2 - 電磁駆動装置 - Google Patents

電磁駆動装置

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JP2540961Y2
JP2540961Y2 JP1990127555U JP12755590U JP2540961Y2 JP 2540961 Y2 JP2540961 Y2 JP 2540961Y2 JP 1990127555 U JP1990127555 U JP 1990127555U JP 12755590 U JP12755590 U JP 12755590U JP 2540961 Y2 JP2540961 Y2 JP 2540961Y2
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勉 高田
正之 澁江
茂樹 牧本
義典 大杉
宏亮 賀治
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和泉電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電磁駆動装置に関し、特にその加工性の向
上に関するものである。
[従来の技術] 第5図に、従来の電磁駆動装置を斜視図で示す。この
電磁駆動装置は、固定部2と可動部4とで構成されてい
る。固定部2は、鉄芯6の周囲にコイル8を巻き、両端
に磁極片10を設けて構成される。可動部4は、永久磁石
12の両極に磁極片14を設けて構成される。永久磁石12の
中央部には、回動穴16が設けられ、軸(図示せず)が挿
入されている。したがって、可動部4は、回動穴16を中
心として回動可能となっている。
なお、図において、固定部2と可動部4が、上下に離
された状態に描かれているが、両者は近接した状態にて
使用される。すなわち、固定部2の磁極片10を可動部4
の磁極片14の間に置いて使用する。
コイル8に流す電流の向きを変えることにより、可動
部4を矢印Aまたは矢印Bの方向に回動させることがで
きる。例えば、可動部4が矢印A方向に回動すると、固
定部2の磁極片10の接触部10aおよび10bに可動部4の磁
極片14が当接して停止し、安定状態となる。この状態に
おいてコイル8に流す電流の向きを変えると、可動部4
の磁極片14は矢印B方向に回動し、固定部2の接触部10
bおよび10cに当接して停止し、安定状態となる。
第6図に、従来の他の電磁駆動装置を示す。この電磁
駆動装置においては、回動穴16を有する金属版18の両端
部に永久磁石12を設けている。その他の構成は第5図に
示すものと同様であり、第5図に示すものと同じように
動作する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の電磁駆動装置においては、次の
ような問題点があった。
第5図に示すものにおいては、永久磁石12に回動穴16
をあける必要があった。このため、焼結によって形成し
た永久磁石12を用いると、穴加工の際に割れてしまうと
いう問題を生じる。したがって、焼結によらない永久磁
石12を用いざるを得ず、使用材料が限定されるので、コ
ストの上昇を招いていた。
一方、第6図に示すものにおいては、永久磁石12に回
動穴16を設ける必要はない。しかしながら、金属板18の
両端に永久磁石12を接着等して固定する必要があり、加
工工程が煩雑であった。
この考案は、上記のような問題点を解決して、焼結を
含む多種の永久磁石を用いることができ、加工が容易な
電磁駆動装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1の電磁駆動装置および請求項2のリレーは、 永久磁石、 永久磁石の第1の極に設けられ、中央部および該中央
部の両端に永久磁石から離れる方向に屈曲した屈曲部を
有するよう延長されて設けられた第1接触部と第2接触
部を有する第1の磁極片、 第1の磁極片と対向するよう永久磁石の第2の極に設
けられ、中央部および該中央部の両端に永久磁石から離
れる方向に屈曲した屈曲部を有するよう延長されて設け
られた第3接触部と第4接触部を有する第2の磁極片、 前記第1の磁極片の屈曲部および前記第2の磁極片の
屈曲部に設けられ、永久磁石、第1の磁極片、第2の磁
極片を一体に固定する樹脂、 前記樹脂をボビンのつばとして、第1の磁極片の中央
部と第2の磁極片の中央部の周囲に巻かれたコイル、 永久磁石の磁束の作用により、第1接触部と第4接触
部に接触した第1の安定状態あるいは第2接触部と第3
接触部に接触した第2の安定状態を保持するとともに、
コイルの磁束の作用により回動穴を中心として回動し、
第1の安定状態と第2の安定状態との間の移動を行う可
動部材、 を備えている。
[作用] この考案に係る電磁駆動装置は、永久磁石の両端部に
磁極片を設け、さらにその外周にコイルを巻いたものに
よって固定部を形成している。したがって、可動部材に
は永久磁石を設ける必要がなく、回動穴の穿設が容易で
ある。また、第1および第2の磁極片の両端部に永久磁
石から離れる方向に屈曲した屈曲部を有するように延長
して接触部を設け、当該屈曲部において永久磁石、第1
の磁極片、第2の磁極片を樹脂によって固定し、当該樹
脂をボビンのつばとして、第1および第2の磁極片の中
央部にコイルを巻回するようにしている。したがって、
樹脂によって永久磁石と磁極片とを確実に固定でき製造
が容易であり、樹脂をボビンのつばとして磁極片の中央
部に直接コイルを巻くようにしているので、小型化を図
ることができる。
[実施例] 第1図に、この考案の一実施例による電磁駆動装置の
組み立て図を示す。この電磁駆動装置は、固定部2と可
動部材4を備えている。永久磁石20の両端に、第1の磁
極片22および第2の磁極片24が接着等によって固定され
ている。この外周にコイル8が巻かれ、固定部2が形成
されている。第1の磁極片22の両端は、第1接触部22
a、第2接触部22bとなっている。また、第2の磁極片24
の両端は、第3接触部24a、第4接触部24bとなってい
る。
可動部材4は磁性部材によって構成されており、底面
部26と側面部28を有している。底面部26の中央には、回
動穴16が設けられている。この回動穴16に回動軸(図示
せず)が挿入され、可動部材4は回動可能に保持され
る。
なお、図において、固定部2と可動部材4が、上下に
離された状態に描かれているが、両者は近接した状態に
て使用される。すなわち、固定部2の磁極片22,24を可
動部4の側面部28の間に置いて使用する。
第2図(AないしC)に、この電磁駆動装置の動作状
態を示す。今、コイル8に電流が流れておらず、可動部
材4が第2図Aに示すような状態にあったとする。すな
わち、第1接触部22aと第4接触部24bが可動部材4に接
触した状態(第1の安定状態)にあったとする。この時
には、永久磁石20の磁束が、N極→第4接触部24b→可
動部材4→第1接触部22a→S極の経路で走り(図中α
で示す)、可動部材4はこの状態に安定に保持される。
次に、第2図Bに示すように、コイル8に電流を流
す。これにより、β,βに示す磁束が発生する。こ
のコイル8による磁束β,βは、ギャップP1および
ギャップP3において永久磁石20の磁束と反対向きである
ため、反発力が働き、ギャップP2およびギャップP4にお
いて永久磁石の磁束と同方向であるため、吸引力が働
く。したがって、可動部材4は、回動穴16を中心とし
て、矢印Aの方向に回動する。そして、第2図Cに示す
ように、第2接触部22bと第3接触部24aが可動部材4に
接触した状態で停止する。この状態において、コイル8
に流す電流を止めると、第2図Cに示すような永久磁石
20による磁束αだけとなる。この磁束αは、N極→第3
接触部24a→可動部材4→第2接触部22b→S極の経路を
とり、可動部材4はこの状態に安定に保持される(第2
の安定状態)。
なお、第2図Cに示す第2の安定状態から、第2図A
に示す第1の安定状態に戻すには、第2図Bとは逆の向
きの電流をコイル8に流す。
第3図A〜第3図Dに、他の実施例における固定部2
の詳細を示す。第3図Aは側面図、第3図Bは正面図、
第3図Dは平面図、第3図Cは第3図Dの線C−Cにお
ける断面図である。この実施例においては、磁極片22,2
4の端部近傍を樹脂成形し、磁極片22,24と永久磁石20と
を一体に固定している。したがって、磁極片22,24と永
久磁石20を接着する必要がない。また、形成した樹脂50
をボビンとして利用し、コイル(図示せず)を巻くこと
ができる。なお、磁極片22,24間を樹脂成形し、コイル
を巻いてもよい。
第4図に、この考案に係る電磁駆動装置をリレーに適
用した場合を示す。固定部2は、筐体1に固定されてい
る。この固定部2は、第3図A〜第3図Dに示すものと
ほぼ同じものである。固定部2のコイル8に電流を流す
と、可動部材4が回動する。これにより、可動部材4に
連結されて4方に設けられた作動部材29がバネ材31を押
圧し、各接点60a〜60dを開閉する。すなわち、コイル8
に流す電流の向きにより、各接点60a〜60dの開閉状態を
制御することができる。
[考案の効果] 請求項1の電磁駆動装置および請求項2のリレーは、
第1および第2の磁極片の両端部に永久磁石から離れる
方向に屈曲した屈曲部を有するように延長して接触部を
設け、当該屈曲部において永久磁石、第1の磁極片、第
2の磁極片を樹脂によって固定し、当該樹脂をボビンの
つばとして、第1および第2の磁極片の中央部にコイル
を巻回するようにしている。したがって、樹脂によって
永久磁石と磁極片とを確実に固定でき製造が容易であ
り、樹脂をボビンのつばとして磁極片の中央部に直接コ
イルを巻くようにしているので、小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による電磁駆動装置の組み
立て図、 第2図(AないしC)は電磁駆動装置の動作を説明する
図、 第3図Aは固定部の側面図、 第3図Bは固定部の正面図、 第3図Cは第3図Dの線C−Cにおける断面図、 第3図Dは固定部の平面図、 第4図はこの考案に係る電磁駆動装置をリレーに適用し
た場合を示す図、 第5図および第6図は従来の電磁駆動装置を示す図であ
る。 4……可動部材 8……コイル 16……回動穴 20……永久磁石 22a……第1接触部 22b……第2接触部 24b……第3接触部 24a……第4接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大杉 義典 大阪府大阪市淀川区三国本町1丁目10番 40号 和泉電気株式会社内 (72)考案者 賀治 宏亮 大阪府大阪市淀川区三国本町1丁目10番 40号 和泉電気株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−177908(JP,U) 実開 平2−8006(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石、 永久磁石の第1の極に設けられ、中央部および該中央部
    の両端に永久磁石から離れる方向に屈曲した屈曲部を有
    するよう延長されて設けられた第1接触部と第2接触部
    を有する第1の磁極片、 第1の磁極片と対向するよう永久磁石の第2の極に設け
    られ、中央部および該中央部の両端に永久磁石から離れ
    る方向に屈曲した屈曲部を有するよう延長されて設けら
    れた第3接触部と第4接触部を有する第2の磁極片、 前記第1の磁極片の屈曲部および前記第2の磁極片の屈
    曲部に設けられ、永久磁石、第1の磁極片、第2の磁極
    片を一体に固定する樹脂、 前記樹脂をボビンのつばとして、第1の磁極片の中央部
    と第2の磁極片の中央部の周囲に巻かれたコイル、 永久磁石の磁束の作用により、第1接触部と第4接触部
    に接触した第1の安定状態あるいは第2接触部と第3接
    触部に接触した第2の安定状態を保持するとともに、コ
    イルの磁束の作用により回動穴を中心として回動し、第
    1の安定状態と第2の安定状態との間の移動を行う可動
    部材、 を備えた電磁駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1の電磁駆動装置における可動部材
    によって接点の開閉を行うようにしたことを特徴とする
    リレー。
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JPH0482804U JPH0482804U (ja) 1992-07-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58177908U (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 オムロン株式会社 有極電磁石
JPH028006U (ja) * 1988-06-27 1990-01-18

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JPH0482804U (ja) 1992-07-20

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