JP3306035B2 - ロータリソレノイド - Google Patents

ロータリソレノイド

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JP3306035B2
JP3306035B2 JP30128299A JP30128299A JP3306035B2 JP 3306035 B2 JP3306035 B2 JP 3306035B2 JP 30128299 A JP30128299 A JP 30128299A JP 30128299 A JP30128299 A JP 30128299A JP 3306035 B2 JP3306035 B2 JP 3306035B2
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permanent magnet
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動作安定点を三
箇所に設けたロータリソレノイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリソレノイドは図3に示す
ように、励磁コイル10が巻回されたヨーク11にはヨ
ーク歯部11a、11bが設けられ、また、これらヨー
ク歯部11a〜11dの中央部には軸12を回動軸とし
た永久磁石13を有するロータポール14が設けられ、
励磁コイル10の電流方向を変化させることによりヨー
ク11内の磁界方向を変化させて、レバー14aが設け
られたロータポール14を図示左右に作動させるもので
ある。この従来のロータリソレノイドは励磁コイル10
の電流をOFFにした場合、ロータポール14のレバー
14aはストッパ15a、またはストッパ15bの位
置、または左右のヨーク歯部11a、11dに近い位置
のその状態で磁気的に最も安定した位置に停止する。そ
の位置は電流OFF直前の励磁状態やヨーク歯部11a
〜11dの形状、組立て工程の過程で不定であり、励磁
コイル10に電流を流さない状態でのロータポール14
の停止位置は不安定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
リソレノイドの用途によっては、励磁コイルに電流を流
さない状態でのロータポールの位置を安定に確定する必
要がある。この発明はこのような要求に基づいてなされ
たもので、励磁コイルに電流を流さない状態に於てもロ
ータポールの位置が安定に確定するロータリソレノイド
の提供をこの発明の目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のロータリソレ
ノイドは、励磁コイルとこの励磁コイルにより励磁され
る導磁性材でなる磁極部と永久磁石を備えこの永久磁石
の磁力で回動し回動力を所要部に伝達するロータポール
とこのロータポールを回動自在に支持する回動軸とを備
え、永久磁石は磁極が回動軸に直交する方向に着磁され
回動軸の外周の磁極部に対向する位置に配置されてい
て、永久磁石の磁極(N−S)間寸法とこの磁極と対向
する部分の磁極部の寸法とを略等しく設定している。ま
た、回動軸は励磁コイルの巻枠と一体にモールド成型さ
れること、回動軸は導磁性材で構成することも特徴とし
いる。
【0005】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら、この発明の
一実施の形態を説明する。図1(a)(b)はこの実施の形態
のロータリソレノイドの一部断面を含む説明図であり、
同図において、1は励磁コイルで、1aは励磁コイル1
のモールド成型された巻枠で、外側に巻線1bが巻回さ
れ、図示左側にはこの巻枠1aと一体に成型される回動
軸1cが設けられている。この回動軸1cは、後で説明
するロータポール3を回動自在に保持するためのもので
ある。巻枠1aの内側は導磁性材でなる磁路2が設けら
れ、この磁路2の図示右端には励磁コイル1の磁路を構
成する導磁性材でなる継鉄2aが励磁コイル1の一部を
覆うように設けられており、継鉄2aの先端の磁極部2
bは巻枠1の図示左側に突出し、同図(b) に示すよう幅
が細くなっている。
【0006】先に説明した回動軸1cにはロータポール
3が回動自在に取付けられていて、このロータポール3
が磁極部2bに対向する端部3aには永久磁石4が設け
られ、この永久磁石4は同図(b) に示すように回動軸1
cに直交する方向に着磁されていて、磁極部2bに対向
している。また、ロータポール3の他方の端部には、こ
のロータリソレノイドの動作を他機構に伝達するための
レバー3bが設けられている。このように構成されたロ
ータリソレノイドにおいて、このロータリソレノイドを
無通電時において中間位置に安定に停止させるため、磁
極部2bの幅寸法 A とこの磁極部2bと対向する永久
磁石4の磁極(N−S)間寸法 B が略等しくなるよう
に設定している。
【0007】このように、この実施例のロータリソレノ
イドを構成することにより、励磁コイル1に通電した場
合は、励磁された磁極部2bが電流方向により永久磁石
4の磁極を吸引または反発してレバー3bを所要方向に
動作させ、励磁電流を切った場合は、ロータポール3の
端部3aの永久磁石4が、自らの磁力で磁極部2bに吸
引される。このとき、磁極部2bの永久磁石4に対向す
る幅は、永久磁石4のこの磁極部2bに対向する帯磁方
向の寸法と略等しくなっているので、永久磁石4の磁束
は効率的に磁極部2bを通り、最も安定した位置でロー
タポール3を停止させることができる。
【0008】図2(a)(b)は、本発明の第2の実施の形態
を説明するための一部断面を含む実施例の説明図であ
る。尚、第1の実施の形態のものとほぼ同じ機能部分に
は同一符号を付して説明する。同図において、1は励磁
コイルで、1aは励磁コイル1のモールド成型された巻
枠で、外側に巻線1bが巻回され、図示左側にはこの巻
枠1aと一体で成型される回動軸1cが設けられてい
る。この回動軸1cは、後で説明するロータポール3を
回動自在に保持するためのものである。
【0009】巻枠1aを貫通する内側にはコの字状の導
磁性材でなる磁路2が設けられ、この磁路2の図示右側
から下部かけての磁路2は巻線1bの外側を通りコの字
を形成し、磁路2の両端部は巻枠1とともに、同一面上
で上側と下側の一対の磁極部2bを形成している。
【0010】回動軸1cにはロータポール3が回動自在
に保持されていて、このロータポール3の二つの磁極部
2bに対向する端部3aには夫々永久磁石4が設けら
れ、これらの永久磁石4は同図(b) に示すように回動軸
1cに直交する方向に着磁されていて、夫々が磁極部2
bに対向している。そして、この実施の形態の場合もロ
ータリソレノイドを安定に動作させるため、二つの磁極
部2bの幅寸法 A とこれら磁極部2bと対向する二つ
の永久磁石4の磁極(N−S)間寸法 B が略等しくな
るように設定している。以下、第1の実施の形態と同じ
であるので説明を省略する。
【0011】この実施の形態によれば、永久磁石4を二
箇設けたので、より安定した強力なロータリソレノイド
が得られる。
【0012】尚、この発明は上記両実施の形態に限定さ
れるものではなく、要旨を変更しない範囲で変更して実
施できる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、励磁コイルの電流を
切った場合でも、ロータポールはそのロータポールに設
けられた永久磁石が対向する磁極部に吸引されて、安定
した位置を保つので、電流正方向、電流負方向、電流断
の三状態で夫々の安定した状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を説明するロータリソ
レノイドの一部断面を含む実施例の説明図。
【図2】 同じく他の実施の形態を説明するロータリソ
レノイドの一部断面を含む実施例の説明図。
【図3】 従来のロータリソレノイドの説明図。
【符号の説明】
1……励磁コイル 1a…巻枠 1b…巻線 1c…回動軸 2……磁路 2a…継鉄 2b…磁極部 3……ロータポール 3a…端部 4……永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/06 - 7/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁コイルとこの励磁コイルにより励磁さ
    れる導磁性材でなる磁極部と永久磁石を備えこの永久磁
    石に作用する励磁コイルの磁力で回動し回動力を所要部
    に伝達するロータポールとこのロータポールを回動自在
    に支持する回動軸とを備え、 前記永久磁石は磁極が前記回動軸に直交する方向に着磁
    され回動軸の外周の前記磁極部に対向する位置に配置さ
    れていて、前記永久磁石の磁極(N−S)間寸法とこの
    磁極と対向する部分の前記磁極部の寸法とは略等しく設
    定されていることを特徴としたロータリソレノイド。
  2. 【請求項2】前記回動軸は励磁コイルの巻枠と一体にモ
    ールド成型されることを特徴とした請求項1に記載のロ
    ータリソレノイド。
  3. 【請求項3】前記回動軸は導磁性材で構成されることを
    特徴とした請求項1に記載のロータリソレノイド。
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