JPH022061Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH022061Y2
JPH022061Y2 JP1983054358U JP5435883U JPH022061Y2 JP H022061 Y2 JPH022061 Y2 JP H022061Y2 JP 1983054358 U JP1983054358 U JP 1983054358U JP 5435883 U JP5435883 U JP 5435883U JP H022061 Y2 JPH022061 Y2 JP H022061Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
coils
rotor
commutator
coreless motor
coil
Prior art date
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JP1983054358U
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English (en)
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JPS59161377U (ja
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Publication date
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Priority to JP5435883U priority Critical patent/JPS59161377U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コアレスモータに係り、とくに小型
のコアレスモータに関する。
一般に、コアレスモータは、固定された界磁に
よつて作られる磁場の中を、合成樹脂で一体的に
固められた巻線を有するロータが低慣性で回転す
るように構成されており、小型化が可能であるこ
とや応答性が良いことおよび瞬時最大トルクが著
しく大きい等の利点があり、多方面に使用されて
いる。一方、コアレスモータの応答性の良さおよ
び瞬時最大トルクが大きい等の長所は、一方にお
いては大きな起磁力が発生することを意味してい
る。このため、回転時には比較的大きい値の電流
がブラシと整流子によつて切り換えられるように
構成されているため、一の整流子片から次の整流
子片へブラシの接触が移行する際に、前記ロータ
のコイルの自己誘導作用によつてパルス状の逆起
電力が発生し、これが整流子とブラシとの間にア
ークを生ぜしめる。このため、従来のコアレスモ
ータにおいては整流子およびブラシの耐久性が著
しく損なわれているばかりでなく、外部に対して
はノイズを放散するという不都合が生じていた。
本考案の目的は、かかる従来技術の不都合を改
善し、ノイズの発生を抑えると共に耐久性増大を
図つたコアレスモータを提供することにある。
このため、本考案では、複数のコイルを備えた
ロータと、このロータの回転軸部分に装備されて
前記各コイルに通電される電流を切り換える整流
子とを有するコアレスモータにおいて、前記各コ
イルの中空部分に導電性部材を配置し、これによ
つて前記目的を達成しようとするものである。
以下、本考案の一実施例をフラツト型のコアレ
スモータを例にとり、第1図および第2図に基づ
いて説明する。
この第1図および第2図において、1はコツプ
状に形成されたカバーを示す、このカバー1は、
その底部1Aの中央部に軸受部1Bが形成され、
ロータ2を回転自在に収納し支承することができ
るようになつている。このロータ2は円板状に形
成され、その中心部を貫通して回転軸2Aが設け
られている。このロータ2には、本実施例におい
ては扇形で中空に形成された3組のコイル2Bが
同一面上に略等間隔に配設され装備されている。
これら各コイル2Bは、火花消去素子を搭載した
基板2Cを介して各整流子2Dに個別的に接続さ
れている。この整流子2D,2D,……は前記各
コイル2Bに対応して3組設けられており前記回
転軸2Aの周囲に絶縁部材を介して固着されてい
る。
前記各コイル2Bの中空部分には、導電性を有
しかつ強磁性材にあらざる部材、たとえば本実施
例では銅板2Eがコイルの中空部分に合せて扇形
に形成され周囲から絶縁された状態で配置されて
いる。そして、これらの銅板2Eは、コイル2B
および前記基板2Cと共にプラスチツクによつて
一体的にモールド成形されている。このため、稼
動時に各コイルへ導通する電流を切り換えること
によつて生じる当該各コイル2B内の逆起電力
は、前記各銅板2Eを直交する磁束の変化として
現われ、これがため当該各銅板2E内にうず電流
が生ぜしめ、従つて当該銅板2E内で効果的に電
力消費されることから、前述した従来例とは異な
り整流子2Dを後述するブラシ4Aとの間のアー
クの発生を著しく少なくすることができるという
利点が生じる。
前記各コイル2Bに対向してステータ側の磁極
をなす永久磁石3Aが磁性材からなる中板3によ
つて固着され支持されている。この中板3は、そ
の外周部に前記カバー1に形成されている切欠溝
1Cに対応して突片部3Bを有しおり、この突片
部3B,3B,……によつて当該中板3がカバー
1に係着されるようになつている。また、4は前
述した回転軸2Aを回転自在に支承するスラスト
軸受5を装備したブラケツトを示す。このブラケ
ツト4は、前記整流子2Dに摺接するブラシ6を
装備している。このブラシ6は、絶縁シート7を
介して前記ブラケツト4に装着され外部の直流電
源に接続されるようになつている。
なお、上記実施例においては、コイル2Bの中
空部分に配設する導電性部材として銅板を使用し
た場合を例示したが、本考案は必ずしもこれに限
定されず、例えばアルミニウムその他の強磁性で
ない導電性部材を使用したものであつてもよい。
また、上記実施例は特にフラツト型について例示
したが、本考案は必ずしもフラツト型に限定する
ものではない。
以上のように、本考案によると、複数のコイル
を備えたロータと、このロータの回転軸部分に装
備されて前記各コイルに通電される電流を切り換
える整流子とを有するコアレスモータにおいて、
前記各コイルの中空部分に銅板などの導電性部材
を配置するという構成を採用したので、各コイル
への導通切換え時に発生する当該各コイル内の逆
起電力は導電性部材内で効果的にエネルギ消費さ
れ、従つて整流子とブラシとの間のアークの発生
がほぼ完全になくなると共に、外部へのノイズ発
生が著しく少なくすることができ、従つてテープ
レコーダその他の電気機器の回転駆動用として好
適で耐久性の大なるコアレスモータを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコアレスモータの一実施
例を示す分解図、第2図は第1図の組立状態にお
ける部分断面図である。 2……ロータ、2A……回転軸、2B……コイ
ル、2D……整流子、2E……導電性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のコイルを備えたロータと、このロータの
    回転軸部分に装備されて前記各コイルに通電され
    る電流を切り換える整流子とを有するコアレスモ
    ータにおいて、前記各コイルの中空部分に、銅板
    などの導電性部材を配置したことを特徴とするコ
    アレスモータ。
JP5435883U 1983-04-12 1983-04-12 コアレスモ−タ Granted JPS59161377U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5435883U JPS59161377U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 コアレスモ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5435883U JPS59161377U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 コアレスモ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59161377U JPS59161377U (ja) 1984-10-29
JPH022061Y2 true JPH022061Y2 (ja) 1990-01-18

Family

ID=30184703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5435883U Granted JPS59161377U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 コアレスモ−タ

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JPS59161377U (ja) 1984-10-29

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