JPS63267855A - 人工竜巻発生機構による局所排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、局所排気装置に関するものであるが、特に人
工竜巻を発生させて排気させる人工竜巻発生機構による
局所排気装置に関するものである。

従来の技術 従来の人工竜巻による局所排気装置には、排気用フード
内に吸引口を設け、吸引口からエアーを吸引すると共に
ダクトからフード内に吹出したエアーとによって、人工
的にフード内部に横竜巻を起こして排気ガス等を排出す
る装置（トルネート・フード）が多用されている。この
従来装置は、フード内部に人工竜巻を発生させて横長の
フード開口面に均一な吸引風速を得さしめたものであり
、自由空間に人工竜巻を発生させたものではないので、
吸込の指向性がなく、フード外部に発生する有毒ガス、
粉塵の補集効率は一般のフードによるものと何ら変わら
ないものである。

発明が解決しようとする問題点 従来の局所排気装置を改良し人工竜巻を自由空間に発生
させることにより、作業中に発生する有毒ガス等の補集
効率を良好にすると共に、作業台上又は上方部にて多く
の空間を設けるこにより、機能的作業工程を提供てきる
ようにし作業効率を高めようとするところに本発明が解
決しようとする問題点がある。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記の如き問題点を解決するために開発した
ものであって、吹出口からエアーを吹出しエアーカーテ
ンを形成するエアー吹出パイプと、内壁面を縦半円状に
形成しかつ中央上方部にエアーを吸引するエアー吸引パ
イプを取付けたフードとを作業台上に配設し、面記エア
ー吹田パイプから吹出すエアーカーテンと面記半円状フ
ードのエアー吸引パイプから吸引するエアーの吸引作用
とによって、作業台上の自由空間内に人工竜巻を発生な
らしめて、作業中に発生する有毒ガス、粉塵等を補集し
排出させることによって、従来の局所排気装置の問題点
をすべて解決できるようにしたものである。すなわち、
本発明の問題点を解決するための手段は、■エアー吹出
パイプと内壁面を縦方向に半円状に形成しかつエアー吸
引パイプを具備したフードとから構成されていること、
■作業台上にフードを配設すると共にフードの両側縁部
に又は作業台上に更に２本エアー吹田バイブを立設させ
ること、■作業台上に人工竜巻を発生させること、■発
生した人工竜巻によって作業中に発生する有毒ガス等を
補集して排出させる、ことなどにある。

作　　　用 本発明の人工竜巻機構は、連続する回転渦流を形成させ
、その中心部で吸引して、渦流の中心に沿った負圧域（
コア一部）を形成ならしめ、これらの合成作用により渦
流の中心に沿って吸引口に向う人工竜巻を発生せしめる
ことにその原理がある。すなわち、渦流を構成する空気
の分子は回転することによって遠心力が作用し、また渦
流の中心部から吸引することにょる負圧域は、連続する
渦流の遠心力による中心部の負正によって渦の中心に沿
って平均的なコア一部が形成され、かつ遠心力と負圧コ
ア一部による求心力がバランスする範囲で安定して、渦
流は中心コア一部に収束しながら吸引口に向って連続的
な人工竜巻が発生することになる。

このような原理と機構とによって発生させる人工竜巻は
、種々のものに利用することができるが、特に有毒ガス
粉塵などを補集し排出させる装置には最適である。つま
り、この装置によれば人工竜巻の吸引口に向う流速は吸
引孔から離れても殆ど変化しない特性と、渦流は中心部
に収束して加速する特性とを利用して、有毒ガス、粉塵
などの発生源にエアー吹出パイプから吹き出されるエア
ーカーテンで囲まれるように配置し、発生している有毒
ガス粉塵などを人工竜巻とし強力に補集させて排気する
ことができるようにしたものである。

実施例 以下、図面に従って本発明の一実施例について説明する
。

第１図は本発明による人工竜巻機構による局所排気装置
を示したものである。図中１は作業台５上に配設するフ
ードであり、内壁面が縦半円状に形成されている。これ
はエアーの流向を円形状になるようにするためである。

２はエアー吹田口３を孔設しである細長の筒体からなる
エアー吹出パイプである。エアー吹田パイプ２は作業台
５上に配置されているフードの内側縁部に２本立設され
ている。この場合、エアー吹出口３から吹出されるエア
ーの風向が対向されかつ渦巻状になることを条件として
設置される。つまり、両エアー吹出パイプ２．２のエア
ー吹田口３の方向を逆方向に配設することによって、矢
印方向のエアーを吹出すことができる。

４はフード１の中央上方部に取付けられているエアー吸
引パイプであり、エアー吹出バイブ２から吹出されたエ
アーを吸引して作業台５上に人工竜−８Ｈを発生させる
作用と作業中に発生する有毒ガス等を補集し排出させる
作用を有するものである。すなわち、（ロ）図に示すよ
うに２本のエアー吹出パイプ２のエアー吹田口３から吹
出されるエアーが矢印方向に吹出されると同時に、エア
ー吸引パイプ４からエアーが吸引されることによって、
エアーが渦流される。この渦流作用によって、作業台５
上からエアー吸引バイブ４の方向に向けて人工竜巻Ｈが
発生されることになる。この発生した人工量＠Ｈによっ
て、作業中に発生する有毒ガス等が作業台４−ｈに補集
されてエアー吸引バイブ４から排気されることになる。

このように自由空間に竜巻が発生するので吸込の指向性
を有しフード外に発生した有毒ガス、粉塵を効率よく補
集吸引すると共に、コンベアー、クレーンなどによる流
れ作業の工程も組むことができ、作業効率を大幅に効率
化できることになる。

第２図は本発明装置の他の実施例を示したものである。

本図からも明らかのように第１図に示した本装置の作業
台の手前に更に２本のエアー吹出バイブロを配設したも
のである。エアー吹田バイブロは、エアー吹出パイプ２
よりも短形にすることができ、それぞれ対向させて配設
されている。これは作業台５上の手元にエアーを吹付け
ると共に人工竜巻Ｈの発生効果を高めるために設けたも
のである。その結果、コンベヤーやクレーン等を設置し
て連続工程による作業が可能となり、機能的作業工程を
組むことを可能とする。又、エアー吹出しパイプに送り
込むエアーを高性能フィルターにより清浄空気として送
り込めば、有毒ガス、粉塵など排出すると共に作業域を
清浄空間に保つこともできる。

第３図は人工竜巻を利用した従来の排気フードでありフ
ード内に竜巻を発生させているのでフード外に吸込みの
指向性を有せず補集効率も悪い。

このように本発明には多くの具体的な効果があるので、
性能面、経済面、作業面等あらゆる面から見ても実用性
および利用性を有するものといえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の人工竜巻発生機構による局所排気装置
を示した概要説明図、第２図は他の実施例を第１図と対
比して示した説明図、第３図は従来の人工竜巻を利用し
た排気フードの概要図である。 １・・・・・・フード ２・・・・・・エアー吹出パイプ ３・・・・・・エアー吹出口 ４・・・・・・エアー吸引バイブ ５・・・・・・作業台 ６・・・・・・エアー吹出バイブ Ｈ・−・・・人工ａ巻

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内壁面を縦方向に半円状に形成し、かつその上部に
   エアーを吸引するエアー吸引パイプを取り付けたフード
   と、該フードの半円状の両端に連続する吹出口よりエア
   ーを吹き出してエアーカーテンを形成するエアー吹出し
   パイプを２本立設し、上記フードとエアー吹出しパイプ
   を作業台上に配設することにより、エアーカーテンと半
   円状のフード、並びに上部吸引作用により、作業台上の
   自由空間に人工竜巻を発生せしめ、作業台上に発生する
   有毒ガス、粉塵等を補集、排出させることを特徴とする
   人工竜巻発生機構による局所排気装置。 ２、前記エアーカーテンを形成するエアー吹出しパイプ
   を作業台上手前側に、更に２本立設してなる特許請求の
   範囲第１項記載の人工竜巻発生機構による局所排気装置
   。