JPH02290453A - 人工竜巻式の局所排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、局所排気装置に関するものであるが、特に人
工的に竜巻を発生させて排気させる人工竜巻機構による
局所排気装置に関するものである．詳しくは横方向に人
工竜巻を発生させて有害ガス・粉塵等の排気ガスを補集
し排出させる人工竜巻式の局所排気装置である．〔従来
の技術〕 従来の人工竜巻による局所排気装置は，排気用フードに
吸引口を有するターミナルボックスを取り付け、エアー
を吸引すると共にダクトからエアーを吹き出してフード
の中で旋回流としフード内部に人工竜巻を形成して排気
ガス等を排気する装置（トルネードー・フード）がある
． この従来装置はフードによって囲まれた中に人工竜巻を
形成しているので、クレーンなど・の作業にじゃまにな
るなど利用範囲が限定されてしまい、種々の局所排気装
置として応用することができず、実用化が図れない問題
があった．そこで、本願出願人が長年の研究成果によっ
て、これらの問題点を解決する人工竜巻機構による局所
排気装置を開発し、出願（特願昭６１−１１９９０５号
）をなした． この本願出願人の従来発明は，「エアー排出孔を設けた
エアー吹出パイプを横方向かつ四角形状に配設し、更に
両端面を遮蔽すると共にエアー排気パイプを設けて、各
エアー吹出パイプ間にエアーカーテンを形成しかつその
エアーカーテンの伴流作用によって、エアーカーテン内
の空間部に旋回流を形成させエアーカーテン内の自由空
間内に横方向の人工竜巻を発生ならしめて、有害ガス・
枡崖等の排気ガスを補果し排出させることを特徴とする
人工竜巻機構による局所排気装置．」（特許請求の範囲
）にある．すなわち、４本のエアー吹出パイブ間に形成
される同一回転方向のエアーカーテンの伴流作用によっ
て、エアーカーテン内の自由空間部に横方向へ速続した
旋回気流を形成させ、更にその中心部から左右のエアー
排気パイプに向う気流を形成ならしめて、自由空間内に
人工の竜巻を発生させることによって、安定した状態で
指向性の高い横方向の人工竜巻を得ることができる． この人工竜巻発生機構の原理を基本にしで、更に実用化
を図るために本願出願人が開発して出願したのが，特願
昭６３−　２７６６４０号（人工竜巻発生機構及びその
利用法）の特許願である．この発明は「壁面が中心部に
徐々に向かうように形成された渦巻状壁の両端に側壁を
設け、該側壁に前記渦巻状壁の中心部軸方向に位置する
ように吸引口を設け，前記渦巻状壁の基端部及び先端部
と前記側壁とによってエアー吸込口が構成され、前記側
壁に設けた吸引口から空気を吸引することにより、前記
エアー吸込口から吸込んだ空気が前記渦巻状壁に沿って
流れて旋回気流を形成し、前記中心部軸方向の人工竜巻
を発生させることを特徴とする人工竜巻発生機横．」（
特許請求の範囲）である． この従来技術は、第４図に示すように局所排気装置Ｐは
、作業台１ｌと、該作業台ｌｌ上に載置された本発明の
人工竜巻発生機構である排気用フードｌ２と、該排気用
フードｌ２に取り付けられ下流側に吸引ファン（図示せ
ず）が取り付けられている吸引ダクトｌ３と，前記作業
台ｌ１の下部に取り付けられたダストボックス１４とか
らなる前記作業台１１は、ベースｌ５を取り付けられた
４本の脚ｌ６によって強固に支持された天板ｌ７を有し
てなる．作業台１１は、これの天１ｆｉｌ７上に製作物
ｌ８が載せられ，作業員Ｍにより、例えば、グラインダ
ー１９によって仕上作業が行なわれても良いように作ら
れている． 前記排気用フードｌ２は、前述の作業台１１上で製作物
ｌ８をグラインダーｌ９にて作業を行なう際に発生する
粉塵等を排気するためのもので、正面壁２０と、その両
側に設けられた側壁２１．　２１と、正面壁２０に連な
り、壁面が中心部に徐々に向かうように形成された渦巻
状壁２２とからなっている．そして、渦巻状壁２２の先
端部とその両側の側壁２Ｆと正面壁２０とで囲まれた細
長い矩形状のエアー吸引口２３が形成されている．この
渦巻状壁２２と該渦巻状壁２２によって内面が仕切られ
た前記側壁２１の上部の側壁部分２１ａ．２１ａとによ
って略渦巻状の空間２４が形成される．この空間２４は
、前記吸引ダクトｌ３の下流側にある吸引ファンが稼動
することにより、矩形状のエアー吸引口２３から入った
排気ガス等が渦巻状壁２２に沿って流れることによって
旋回気流が生じた際，その旋回気流を保持させるのに充
分なスペースを持つように形成されている．又、側壁部
分２１ａ．２１ａには、吸引ダクトｌ３の吸引口１３ａ
が取り付けられている． そして、この吸引口１３ａの軸線方向は，前記渦巻状壁
２２の中心部の軸方向に略一致するようになっている．
この２個所に設けられた吸引ダクトＩ３は、ダンバー２
５、２５を介して１本のダクトになり、図示しない吸引
ファンに接続されている．尚，この実施例では吸引ダク
トｌ３が２個所の側壁部分２１ａに接続されているが，
片側の側壁部分２１ａにのみ取り付けたものであっても
良い． 〔発明が解決しようとする課題Ｊ かかる従来技術の場合は、人工竜巻が中央部又は中央上
方部でしかも横水平方向に形成されるために、外部から
の吸引力が弱くなり，このために有害ガス、粉塵などを
効率よく補集吸弓することができないばかりか、装置そ
のものを大型化しなければならない欠点があった．その
ために、例えばテーブル上の灰皿から立ち込めるタバコ
の煙などを吸引して排出することが困難であるばかりか
、吸引した排気などを再度クリーンにすることも不可能
であった．この欠点を解消するところに本発明が解決し
ようとする課題がある．すなわち、排気用フード内に発
生する人工竜巻を横方向水平に形成させないで、吸引力
を高めるように変形させることと、エアー吸込口を狭く
しても遠方の粉塵等を補足吸引できるようにしたことと
、吸引された排気を再浄化して室内をクリーンにさせる
ところに，本発・明が解決しようとする課題がある［課
題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため本発明は，両側壁面にエアー吸
引口と渦巻状曲面を有するエアー吸引ダクトと、該エア
ー吸引ダクトの片側に送風機を介して空気清浄用のフィ
ルターを内設した排出パイプとから成り、前記エアー吸
引口間の下方向に飛び出しほぼ半円形状の人工竜巻を形
成させ、該エアー吸引口間に形成される人工竜巻を介し
てテーブル上の汚れた空気を吸引し、更に前記排出パイ
プ内のフィルターを介して清浄空気にしてテーブル上に
排出することを特徴とする人工竜巻式の局所排気装置の
提供にありまた前記エアー吸引ダクト内に照明用のラン
プを装設して成り，更に前記局所排気装置がテープ上に
着脱自在となる人工竜巻式の局所排気装置の提供にある
． Ｃ作　　用〕 上記構成によれば、吸引口から空気を吸引すると、空気
はエアー吸込口から入り、壁面が中心部に向かって形成
された渦巻状壁に沿って流れることにより旋回気流を形
成し，該旋回気流の中心部は吸引口からの空気の吸引に
より負圧域が形成されるが、この負圧域は旋回気流の中
心部に沿って負圧コア一部を形成し，これら旋回気流の
遠心力と負圧コア一部の求心力とがバランスして、吸引
口に向かう連続的な人工竜巻が発生し，この人工竜巻に
よりエアー吸込口から長手方向にも均一な吸引風速を得
て，汚染された空気が速やかに排除される． この場合、特に人工竜巻が手前方向にほぼ半円形状で飛
び出した状態で形成されるので、タバコの煙などの排気
ガスの吸込力を強くすることができる． 〔実施例１ 以下、図面に従って本発明の実施例について説明する． 第１図と第２図は、本発明の人工竜巻式の局所排気装置
を示したものであり、Ｐはその局所排気装置である．こ
の局所排気装置Ｐは，従来の蛍光スタンドに空気清浄機
構を内装したものである．ｌはエアー吸引ダクトであり
、従来の蛍光灯などのランプを差し込む場所である．こ
のエアー吸引ダクトｌの両側にはエアー吸引口３、３゜
が設けてあり、その片側には送風機２が取り付けてある
．４は排出パイプであり、端は前記送風機２に連結され
て，他端は固定具７が固着されている．この排出パイブ
４は、第２図（口）に示されているように、筒体に形成
した金網５の内側にフィルター６が内設されており、送
風機２によってエアー吸引口３、３゜より吸引された空
気が排出されるように構成されている． 次に、この使用方法について説明すると、まず所望の局
所排気装置ＰをテーブルＴの所定個所に固定する．その
際，あらかじめエアー吸引ダクトＩ内にランプＲを装着
しておく．次に、図示されていないが、送風機２とラン
プＨの電源のスイッチを入れて，ランブＲを点灯すると
共に送風機２を作動させる．この送風機２の作動によっ
て、テーブルＴ上のタバコＧの排煙空気Ｂがエアー吸引
口３、３゜に吸引され，更に排出パイプ４を介して清浄
空気Ｂ゛がテーブルＴ上に排出されることになる．これ
は、エアー吸引口３、３゜間の前方下方向にほぼ半円形
状の人工竜巻Ｈが形成されることによって、排煙空気Ｂ
がエアー吸引口３、３゜に吸引されるのである． その原理について、更に第３図によって説明する． 本図は、本発明機構の原理と従来機構とを対比した拡大
断面図である．本図からも明かのように、渦巻状壁８が
従来の渦巻状壁８゜よりも円弧が楕円形に近く形成され
るように構成されている．すなわち、エアー吸引口３の
中心からの渦巻状壁８、８゛の距離をＣ゛からＣの位置
に構成し、両側のエアー吸引口３、３からエア一を吸引
すると、第３図（口）に図示されているように吸引ダク
トｌの前方開口部の自由空間にほぼ半円形状に飛び出し
た状態に人工竜巻Ｈは形成されることになる．つまり、
従来の等速度線がほぼ円形状になっているのに対して、
本発明の場合では吸引口より外へ飛び出してくるので，
吸引口から遠く離れた位置のエアーを吸引することが可
能となる． ［発明の効果１ 本発明は，両側壁面にエアー吸引口と渦巻状曲面を有す
るエアー吸引ダクトと、該エアー吸引ダクトの片側に送
風機を介して空気清浄用のフィルターを内設した俳出バ
イプとから成り，前記エアー吸引口間の下方向に飛び出
しほぼ半円形状の人工竜巻を形成させ、該エアー吸引口
に形成される人工竜巻を介してテーブル上の汚れた空気
を吸引し、更に前記排出パイプ内のフィルターを介して
清浄空気にしてテーブル上に排出するように構成されて
いるので、タバコの煙などでテーブル上の汚染された空
気が，清浄された空気に浄化されるので，室内空気を常
時きれいな空気に保つことが出来る． また，前記エアー吸引ダクト内に照明用のランプを装設
して成る構成になっているので，従来の単なる蛍光灯の
スタンドから、空気清浄装置付きのスタンドを提供する
ことができる．更に、前記局所排気装置がテープ上に着
脱自在となるので，テーブルのいかなる個所にも自在に
着脱することが出来る． なお，本実施例ではテーブルに取り付けた場合を説明し
たが、テーブル以外のところでも使用出来ることは言う
までもない．

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は本発明の人工竜式の局所排気装置を示
した全体斜視図と一部拡大断面図、第３図は本発明機構
の原理を示した説明概要図、第４図は従来の関連装置を
示した概要図である． ３，３゛・・・・・・エアー吸引口 ４・・・・・・排出パイプ　　　　５・−・・・・金網
６　・−・・フィルター　　　　７・−・・・一固定具
８、８゜，２２・・・・・・渦巻状壁 ｌ２・・・・・・排気用フード（人工竜巻発生機構）ｌ
３・・−・・・吸引ダクト　　　　１３ａ・・・・・・
吸引口ｌ４・・・・・・ダストボックス Ｂ・・・・・一排煙空気　　　　　Ｂ゜・・−・・一漬
浄空気Ｒ・・・・・・ランブ　　　　　　Ｔ・・・・・
・テーブルＨ−・・・−・人工竜巻

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）両側壁面にエアー吸引口と渦巻状曲面を有するエ
   アー吸引ダクトと、該エアー吸引ダクトの片側に送風機
   を介して空気清浄用のフィルターを内設した排出パイプ
   とから成り、前記エアー吸引口間の下方向に飛び出しほ
   ぼ半円形状の人工竜巻を形成させ、該エアー吸引口間に
   形成される人工竜巻を介してテーブル上の汚れた空気を
   吸引し、更に前記排出パイプ内のフィルターを介して清
   浄空気にしてテーブル上に排出することを特徴とする人
   工竜巻式の局所排気装置。
2. （２）前記エアー吸引ダクト内に照明用のランプを装設
   して成る請求項（１）記載の人工竜巻式局所排気装置。
3. （３）前記局所排気装置がテーブル上に着脱自在となる
   請求項（１）記載の人工竜巻式の局所排気装置。