JPS63265195A - 原子炉の燃料移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、原子炉容器に出し入れされる燃料を移送する
原子炉の燃料移送装置に関する。

［従来の技術］ 従来、原子炉の燃料取扱系は、例えば第９図に示す通り
で、原子炉容器１ａとルーフスラブ１ｂとで構成される
閉空間１の炉心２に装荷される新しい燃料集合体（図示
せず）は、炉外、すなわち原子炉格納容器３外のトンネ
ル４を走行する地下台車５によって搬送されて燃料移送
セル６の下側で停止され、この停止位置に設けられた新
燃料引上孔フに、燃料移送セル６内に水平移動可能に設
けられたインセルクレーン８のグリッパ（図示せず）を
挿通下降させて地下台車５から新しい燃料集合体を把持
してインセルクレーン８内に引き上げられる０次いで、
インセルクレーン８を右方に移動して炉外燃料中継槽９
の上方位置で停止し１．この中継槽９内にグリッパで把
持した新しい燃料集合体を下降し、燃料バケット（図示
せず）内に挿入する。そして、バケット昇降装置１ｏを
作動して新しい燃料集合体の入った燃料バケットを斜道
！Ｉを通してチェーン１２により吊り上げて可動トラッ
ク１３内に入れ、可動トラック１３をスイング移動させ
て燃料出入斜道１５の上端部の位置で停止させる６次に
、バケット昇降装置１０を作動して新しい燃料集合体の
入った燃料バケットを燃料出入斜道１５を通してチェー
ン１２により吊り下げて直立機構１４内に装入する。１
この直立機構１４内に装入された燃料バケット内の□新
しい燃料集合体は、燃料交換機１６によって炉心２に装
荷される。

一方、使用済の燃料集合体は、燃料交換機１６により炉
心２から直立機構１４内の燃料バケットに装入された後
、前述した工程とは逆の工程を経て炉外燃料中継槽９内
に燃料バケットに入れられた状態で装入される。そして
、使用済の燃料集合体は、炉外燃料中継槽９内に下降し
たインセルクレーン８のグリッパに把持されてインセル
クレーン８内に引き上げられる。次いで、インセルクレ
ーン８を左方に移動し、燃料移送セル６とこれに隣接し
た使用済燃料貯蔵セル１７との間の地下に設けられた回
転式洗浄装置１８の上方で停止させ、インセルクレーン
８のグリッパに把持した使用済の燃料集合体を挿入孔１
９を通して下降し、回転式洗浄装置１８の回転燃料収容
筒２０内に挿入する。そして、回転燃料収容筒２０が１
８０度回転して停止すると、使用済燃料貯蔵セル１７内
に設けらＩ れたインセルクレーン）グリッパ（図示せず）が引上孔
２２を通して下降し、回転燃料収容筒２０内の使用済の
燃料集合体を把持してインセルクレーン２１内に引き上
げる。しかる後、インセルクレーン２１が左方に移動さ
れ、使用済の燃料集合体は、図示しない水プールへ移送
される。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記燃料取扱系の燃料移送装置によれば
、燃料集合体がほぼ垂直な状態で移送されるため、原子
炉格納容器３の内外にまたがる燃料移送セル６の高さ、
特に原子炉格納容器３内でのルーフスラブ１ｂ上の燃料
移送セル６の高さが高くなり、原子炉格納容器３内での
機器、配管等のレイアウト上の自由度が小さくなってい
た。

そこで、本発明は、原子炉格納容器内外にまたがる燃料
移送セルの高さを低くして原子炉格納容器内のレイアウ
ト上の自由度を大きくし得る原子炉の燃料移送装置を提
供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ 前記問題点を解決するため、本発明は、原子炉格納容器
の内外にまたがった燃料移送セル内に、燃料バケットを
直接又は間接に案内するガイドレールを燃料出入斜道の
上端部に連ねて水平に敷設し、燃料バケットを前記ガイ
ドレール及び燃料出入斜道に沿って直接又は間接に移動
する移動装置を燃料移送セル内に設けてなるものである
。

［作用］ 上記手段によれば、燃料集合体は、原子炉格納容器の内
外にまたがる燃料移送セル内において水平な状態で移送
される。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図〜第８図と共に説明する
。なお、以下の説明において第９図と同一の構成部材等
には同一の符号を付してその説明を省略する。

第１図は第１実施例の燃料移送装置を備えた原子炉の燃
料取扱系の縦断面図である。

原子炉格納容器３の内外にまたがった燃料移送セル２４
内には、第２図〜第４図に示すように、燃料バケット２
５を載置する台車２６を案内するガイドレール２７が、
燃料出入斜道１５の上端部に連ねて水平に敷設されてい
る。台車２６は、ガイドレール２７の延長線上に設けた
台車移動装置２８の駆動スプロケット２９と燃料出入斜
道１５の上端部付近に設けた従動スプロケット３０とに
巻き掛けたチェーン３１に連係され、台車移動装置２８
の作動によりガイドレール２７上を往復移動可能に設け
られている。又、台車２６は、ピン継手３２により先端
部付近を屈曲自在に設けられており、台車２６の先端部
上には、チェーン３３によフて連係された燃料バケット
２５を移動するバケット移動装置３４が搭載されている
。

一方、ガイドレール２７の終端部付近には燃料バケット
２５及びバケット移動装置３４を塔載した台車２６を入
れる可動トラック３５が、台車移動装置２８側を中心と
して下方へ約９０度の範囲で旋回可能に設けられている
。可動トラック３５は、その旋回に際し台車移動用のチ
ェーン３１と干渉しないように天井部が開放されている
。そして、可動トラック３５の台車移動装置２８側の上
方には、垂直に旋回された可動トラ、ツク３５内の燃料
バケット２５に装入された燃料集合体（図示せず）を把
持する昇降可能なグリッパ（図示せず）を備えたインセ
ルクレーン３６が、ガイドレール２７と直角な水平方向
へ走行可能に設けられている。

なお、台車２６に対するチェーン３１の連係は、台車２
６の屈曲の障害とならないように、ビン継手３２より台
車移動装置２８側においてなされている。

上記構成の第１実施例の燃料移送装置において、原子炉
容器ｌａ内に装荷される新しい燃料集合体は、図示しな
い新燃料貯蔵セルから取り出され、グリッパに把持され
て引き上げられてインセルクレーン３６内に収容される
。次いで、インセルクレーン３６の走行により可動トラ
ック３５の上方へ移動された後、新しい燃料集合体は、
グリッパの下降により旋回されて垂直になされた可動ト
ラック３５内の台車２６上の燃料バケット２５内に装入
される。そして、グリッパが上昇された後、可動トラッ
ク３５が旋回されて水平な状態になされ、しかる後、台
車移動装置２８の作動により燃料バケット２５及びバケ
ット移動装置３４を搭載した台車２６が燃料出入斜道１
５の上端部付近まで水平に移動される。この状態で、台
車２６は、第４図に示すように折り曲げられ、かつ新し
い燃料集合体が装入された燃料バケット２５は、同様に
傾斜される。そしてバケット移動装置３４の作動により
燃料バケット２５は、チェーン３３に吊り下げられて燃
料出入斜道１５内を下降し、直立機構１４内に装入され
る。この直立機構１４内に装入された燃料バケット２５
内の新しい燃料集合体は、燃料交換機１６によって炉心
２に装荷される。

一方、使用済の燃料集合体は、燃料交換機１６によって
炉心２から直立機構１４内の燃料バケット２５内に装入
され、使用済の燃料集合体が装入された燃料バケット２
５は、燃料出入斜道１５の上端部付近のガイドレール２
７上に停止した台車２６に搭載されたバケット移動装置
３４の作動により、チェーン３３に吊り上げられて燃料
出入斜道１５内を上昇した。後、台車２６上に搭載され
る。次いで、台車移動装置２８の作動により燃料バケッ
ト２５及びバケット移動装置３４を搭載した台車２６が
、ガイドレール２７上を水平に移動した後に可動トラッ
ク３５内に入れられる。台車２６を入れられた可動トラ
ック３５が旋回されて垂直になった後、燃料バケット２
５内に装入された使用済の燃料集合体は、グリッパに把
持されてインセルクレーン３６内に引き上げられ、イン
セルクレーン３６の走行により燃料洗浄装置等へ移送さ
れる。この使用済の燃料集合体の移送時には、燃料６送
セル２４内の雰囲気ガスがセル雰囲気調整設備等によっ
て一定温度に調整され、使用済の燃料集合体は、雰囲気
ガスの循環によって冷却される。

第５図は第２実施例の燃料移送装置を備えた原子炉の燃
料取扱系の平断面図である。

第２実施例の燃料移送装置は、第１実施例の燃料移送装
置が燃料バケット２５を台車２６により間接にガイドレ
ール２７上で水平に移動するように設けたのに対し、燃
料バケットを直接にガイドレール上で水平に移動するよ
うに設けた構成が主に相違する。

すなわち、原子炉格納容器３の内外にまたがった燃料移
送セル３８内には、燃料バケット３９を案内するガイド
レール４０が、燃料出入斜道（図示せず）の上端部に連
ねて水平に敷設されている。燃料バケッ３９は、第７図
、第８図に示すように、ガイドレール４ｏの先端部付近
の下側に設けたバケット移動装置４１によりチェーン４
２によって連係されてガイドレール４０上及び燃料出入
斜道内を往復移動可能に設けられている。燃料バケット
３９内の底部には、燃料集合体４３を収容する台車４４
を穆動可能゛に載置するローラコンベヤ４５が設けられ
ている。

又、燃料６送セル３８内には、ガイドレール４０の先端
部に近接してロータリー４６が垂直軸４フを中心として
回転可能に設けられている。ロータリー４６上には、燃
料バケット３９内のローラコンベヤ４９と接続可能なロ
ーラコンベヤ４８が径方向に設けられ、かつこのコンベ
ヤ・４８の両側上方には、ローラコンベヤ４８の゛配゛
設方向と同方向のラック４９が設けられている。そして
、２条のラック４９上には、前記台車４４の一端部を把
持するグリッパ５０及びラック４９と噛合するビニオン
５１を備えた自走式台車移動装置５２が９動可能に設け
られている。

更に、燃料移送セル３８内には、燃料バケット３９０ロ
ーラコンベヤ４５とロータリー４６のローラコンベヤ４
８とが接続された状態において、ロータリー４６のラッ
ク４９と接続可能な２条のラック５３が敷設されている
。このラック５３は、自走式台車移動装置５２をロータ
リー４６外に待避させるものである。

なお、第５図において５４は新しい燃料集合体４３を水
平な状態で貯蔵する新燃料貯蔵セル、５５は新しい燃料
集合体４３を燃料移送セル３８内のロータリー４６上へ
水平に搬入する搬入装置、５６は使用済の燃料集合体４
３をロータリー４６から燃料洗浄装置５７へ水平に搬出
する搬出装置であり、燃料洗浄装置５７内に衆人されて
洗浄された使用済の燃料集合体は、第６図に示すように
、水ブール５８内の燃料搬送機５９に水平に載置されて
搬送され、使用済燃料貯蔵ラック６０に多段に横積みさ
れる。

上記構成の第２実施例の燃料移送装置において、原子炉
容器内に装荷される新しい燃料集合体４３は、新燃料貯
蔵セル５４から搬入装置５５により水平に搬送されて燃
料移送セル３８内のロータリー４６上の台車４４内に装
入される。台車４４内に新しい燃料集合体４３が装入さ
れたロータリー４６は、第５図において右回りに約９０
度回転され、しかる後ロータリー４６外のラック５３上
に待避した自走式台車径と 動装置５２自走してロータリー４６のラック４９上を移
動し、そのグリッパ５０がローラコンベヤ４８上の台車
４４の一端を把持した後、更に自走して台車４４を燃料
バケット３９内に挿入する０台車４４を装入された燃料
バケット３９は、バケット６動装置４１の作動と共に自
走式台車移動装置５２の押し込みにより、自重で下降す
る位置まで達した後、チェーン４２に吊り下げられてガ
イドレール４０及び燃料出入斜道を通って直立機構内に
装入される。そして、直立機構内に装入された燃料バケ
ット３９内の新しい燃料集合体４３は、燃料交換機によ
りて装荷される。

一方、使用済の燃料集合体４３は、燃料交換機によって
炉心から直立機構内の燃料バケット３９内の台車４４上
に装入され、使用済の燃料集合体４３が装入された燃料
バケット３９は、前述した工程と逆の工程を経て燃料移
送セル３８内のガイドレール４０上に移動される。次い
で、グリッパ５０で一端を把持された台車４４は、自走
式台車移動装置５２の自走によりロータリー４６上のロ
ーラコンベヤ４８上に移動される。そして、ロータリー
４６の約９０度の回転の後、自走式台車移動装置５２の
自走により台車４４上の使用済の燃料集合体４３は、搬
出装置５６上に押し出され、搬出装置５６によって燃料
洗浄装置５７に搬入されて洗浄棚棒される。洗浄された
使用済の燃料集合体４３は、水ブール５８内の燃料搬送
機５９に載置された後、燃料搬送機５９によって使用済
燃料貯蔵ラック６０に多段に横積みされる。しかして、
燃料６送セル３８内における使用済の燃料集合体４３の
移送に際しては、燃料移送セル３８内に充填されたアル
ゴンガス等の不活性ガスの循環によって使用済の燃料集
合体４３は冷却される。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、燃料集合体が原子炉格納
容器の内外にまたがる燃料移送セル内において水平な状
態で移送されるので、燃料移送セルの高さを低くするこ
とができ、ひいては機器、配管等のレイアウト上の自由
度を大きくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第８図は本発明の実施例を示すもので、第１図
は第１実施例の燃料移送装置を備えた原子炉の燃料取扱
系の縦断面図、第２図、第３図及び第４図はそれぞれ第
１実施例の燃料移送装置の要部の縦断面図、平面図及び
縦断面図、第５図は第２実施例の燃料移送装置を備えた
原子炉の燃料取扱系の平断面図、第６図は第５図におけ
る■−■線拡線断大断面図７図及び第８図はそれぞれ第
２実施例の燃料移送装置の要部の平面図及び縦断面図、
第９図は従来の燃料移送装置を備えた原子炉の燃料取扱
系の縦断面図である。 １ａ・・・原子炉容器　　１ｂ・・・ルーフスラブ３・
・・原子炉格納容器　　１５・・・燃料出入斜道２４・
・・燃料移送セル　　２５・・・燃料バケット２６・・
・台車　　２７・・・ガイドレール　　２８・・・台車
移動装置　　３１・・・チェーン　　３２・・・ビン継
手　　３３・・・チェーン　　３４・・・バケット移動
装置　　３８・・・燃料８送セル　　３９・・・燃料バ
ケット　　４０・・・ガイドレール　　４１・・・バケ
ット移動装置　　４２・・・チェーン４３燃料集合体　
　４４・・・台車　　４６・・・ロータリー　　５０・
・・グリッパ　　５２・・・自走式台車移動装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原子炉格納容器の内外にまたがつた燃料移送セル内に、
   燃料バケットを直接又は間接に案内するガイドレールを
   燃料出入斜道の上端部に連ねて水平に敷設し、燃料バケ
   ットを前記ガイドレール及び燃料出入斜道に沿って直接
   又は間接に移動する移動装置を燃料移送セル内に設けて
   なる原子炉の燃料移送装置。