JP2989340B2 - 容器取扱設備 - Google Patents
容器取扱設備Info
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- JP2989340B2 JP2989340B2 JP3266384A JP26638491A JP2989340B2 JP 2989340 B2 JP2989340 B2 JP 2989340B2 JP 3266384 A JP3266384 A JP 3266384A JP 26638491 A JP26638491 A JP 26638491A JP 2989340 B2 JP2989340 B2 JP 2989340B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射性物質を収容した容
器を遠隔操作によって搬送する容器取扱設備に関する。
器を遠隔操作によって搬送する容器取扱設備に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所などにおいては、これらの
放射性物質や放射性廃棄物をドラム缶に収納して慎重に
取り扱っている。例えば、原子力発電所などで使用され
るフィルタはそのろ過能力が低下して使用限界に達する
と、使用済みフィルタとしてドラム缶に収納、密閉、搬
送されて廃棄物貯蔵庫に保管される。
放射性物質や放射性廃棄物をドラム缶に収納して慎重に
取り扱っている。例えば、原子力発電所などで使用され
るフィルタはそのろ過能力が低下して使用限界に達する
と、使用済みフィルタとしてドラム缶に収納、密閉、搬
送されて廃棄物貯蔵庫に保管される。
【0003】図24に従来の使用済みフィルタの収納・
搬送システムの構成、図25乃至図37にその作業手順
を示す。
搬送システムの構成、図25乃至図37にその作業手順
を示す。
【0004】図24に示すように、原子力設備の作業エ
リア101の天井には走行レール102が取付けられて
おり、この走行レール102にはモノレールホイスト1
03が移動自在に支持され、このモノレールホイスト1
03によってフィルタキャスク104を懸吊することが
できるようになっている。また、作業エリア101の地
下部分にはフィルタ処理エリア105とフィルタ室10
6があり、それぞれハッチ107,108が形成される
と共にコンクリートプラグ109,110によって閉鎖
されている。
リア101の天井には走行レール102が取付けられて
おり、この走行レール102にはモノレールホイスト1
03が移動自在に支持され、このモノレールホイスト1
03によってフィルタキャスク104を懸吊することが
できるようになっている。また、作業エリア101の地
下部分にはフィルタ処理エリア105とフィルタ室10
6があり、それぞれハッチ107,108が形成される
と共にコンクリートプラグ109,110によって閉鎖
されている。
【0005】フィルタ処理エリア105には遮蔽容器1
11を有する搬送台車112が移動自在となっており、
この遮蔽容器111にはプラグ113を有するドラム缶
114を搭載することができる。一方、フィルタ室10
6にはフィルタ115を収納するフィルタ容器116が
設置されている。また、作業エリア101の床面上には
プラグ着脱工具117とフィルタ容器ボルト取外工具1
18が載置されている。
11を有する搬送台車112が移動自在となっており、
この遮蔽容器111にはプラグ113を有するドラム缶
114を搭載することができる。一方、フィルタ室10
6にはフィルタ115を収納するフィルタ容器116が
設置されている。また、作業エリア101の床面上には
プラグ着脱工具117とフィルタ容器ボルト取外工具1
18が載置されている。
【0006】而して、以下に使用済みのフィルタを収
納、搬送して廃棄物貯蔵庫に保管する手順を説明する。
図25に示すように、フィルタキャスク104をモノレ
ールホイスト103によって吊り上げて移動し、フィル
タ処理エリア105のハッチ107に下降、設置する。
そして、図26に示すように、フィルタキャスク104
の下部の蓋119を開き、フィルタ吊り具上部操作棒1
20をフィルタキャスク104内に挿入してその操作棒
120の下端部にフィルタ吊り具把持工具121の上端
部を連結する。その後、図27に示すように、操作棒1
20を引き上げて把持工具121をフィルタキャスク1
04内に収納すると共にその上端部を固定し、操作棒1
20を抜き取って蓋119を閉じる。
納、搬送して廃棄物貯蔵庫に保管する手順を説明する。
図25に示すように、フィルタキャスク104をモノレ
ールホイスト103によって吊り上げて移動し、フィル
タ処理エリア105のハッチ107に下降、設置する。
そして、図26に示すように、フィルタキャスク104
の下部の蓋119を開き、フィルタ吊り具上部操作棒1
20をフィルタキャスク104内に挿入してその操作棒
120の下端部にフィルタ吊り具把持工具121の上端
部を連結する。その後、図27に示すように、操作棒1
20を引き上げて把持工具121をフィルタキャスク1
04内に収納すると共にその上端部を固定し、操作棒1
20を抜き取って蓋119を閉じる。
【0007】次に、図28に示すように、フィルタ室1
06のコンクリートプラグ110をモノレールホイスト
103によって吊り上げて取り外し、ハッチ108にフ
ィルタ容器ボルト取外工具118を下降、設置する。そ
して、図29に示すように、ボルト取外工具118から
ボックスレンチ122を挿入してフィルタ容器116の
蓋123の図示しない上蓋ボルトを全て緩め、その後、
モノレールホイスト103によってハッチ108からボ
ルト取外工具118を取り外して保管場所に移設する。
06のコンクリートプラグ110をモノレールホイスト
103によって吊り上げて取り外し、ハッチ108にフ
ィルタ容器ボルト取外工具118を下降、設置する。そ
して、図29に示すように、ボルト取外工具118から
ボックスレンチ122を挿入してフィルタ容器116の
蓋123の図示しない上蓋ボルトを全て緩め、その後、
モノレールホイスト103によってハッチ108からボ
ルト取外工具118を取り外して保管場所に移設する。
【0008】そして、図30に示すように、モノレール
ホイスト103によってフィルタキャスク104を吊り
上げて移動し、ハッチ108に下降、設置する。この状
態から蓋119を開け、ボックスレンチ122を挿入し
て上蓋開閉機構124を回してフィルタ容器116の蓋
123を開ける。そして、図31に示すように、操作棒
120の下端部にフィルタ吊り具把持工具121の上端
部を連結してこれを下降し、フィルタ容器116内のフ
ィルタ115を把持する。図32に示すように、操作棒
120を引き上げてフィルタ吊り具把持工具121と共
にフィルタ115を上昇させる。そして、このフィルタ
115をフィルタキャスク104内に収納すると共にフ
ィルタ吊り具把持工具121の上端部をフィルタキャス
ク104に固定した後に蓋119を閉じる。
ホイスト103によってフィルタキャスク104を吊り
上げて移動し、ハッチ108に下降、設置する。この状
態から蓋119を開け、ボックスレンチ122を挿入し
て上蓋開閉機構124を回してフィルタ容器116の蓋
123を開ける。そして、図31に示すように、操作棒
120の下端部にフィルタ吊り具把持工具121の上端
部を連結してこれを下降し、フィルタ容器116内のフ
ィルタ115を把持する。図32に示すように、操作棒
120を引き上げてフィルタ吊り具把持工具121と共
にフィルタ115を上昇させる。そして、このフィルタ
115をフィルタキャスク104内に収納すると共にフ
ィルタ吊り具把持工具121の上端部をフィルタキャス
ク104に固定した後に蓋119を閉じる。
【0009】フィルタ115をフィルタキャスク104
内に収納した状態で、図33に示すように、このフィル
タキャスク104をモノレールホイスト103によって
吊り上げて移動し、フィルタ処理エリア105のハッチ
107に下降、設置する。次に、搬送台車112を移動
して遮蔽容器111内のプラグ113が外されたドラム
缶114をこのフィルタキャスク104の真下に位置さ
せる。そして、図34に示すように、フィルタキャスク
104の蓋119を開け、操作棒120の下端部にフィ
ルタ吊り具把持工具121の上端部を連結してこれを下
降し、フィルタ115をドラム缶114内に収納する。
その後、図35に示すように、操作棒120を引き上げ
てフィルタ吊り具把持工具121を上昇させ、これをフ
ィルタキャスク104内に固定して蓋119を閉じる。
そして、搬送台車112を移動してハッチ107に隣接
して設けられた開口125の真下にフィルタ115を収
納したドラム缶114を位置させる。
内に収納した状態で、図33に示すように、このフィル
タキャスク104をモノレールホイスト103によって
吊り上げて移動し、フィルタ処理エリア105のハッチ
107に下降、設置する。次に、搬送台車112を移動
して遮蔽容器111内のプラグ113が外されたドラム
缶114をこのフィルタキャスク104の真下に位置さ
せる。そして、図34に示すように、フィルタキャスク
104の蓋119を開け、操作棒120の下端部にフィ
ルタ吊り具把持工具121の上端部を連結してこれを下
降し、フィルタ115をドラム缶114内に収納する。
その後、図35に示すように、操作棒120を引き上げ
てフィルタ吊り具把持工具121を上昇させ、これをフ
ィルタキャスク104内に固定して蓋119を閉じる。
そして、搬送台車112を移動してハッチ107に隣接
して設けられた開口125の真下にフィルタ115を収
納したドラム缶114を位置させる。
【0010】そして、図36に示すように、プラグ着脱
工具117をモノレールホイスト103によって吊り上
げ、このプラグ着脱工具117にプラグ113を装着し
て開口125からフィルタ処理エリア105内に挿入す
る。その後、プラグ着脱工具117を遮蔽容器111の
上に載せハンドル126を回してプラグ113をドラム
缶114に装着する。そして、図37に示すように、プ
ラグ着脱工具117を吊り上げて保管場所に移動した
後、搬送台車112によってフィルタ115を収納した
ドラム缶114を遮蔽容器111と共に廃棄物貯蔵庫に
移送する。
工具117をモノレールホイスト103によって吊り上
げ、このプラグ着脱工具117にプラグ113を装着し
て開口125からフィルタ処理エリア105内に挿入す
る。その後、プラグ着脱工具117を遮蔽容器111の
上に載せハンドル126を回してプラグ113をドラム
缶114に装着する。そして、図37に示すように、プ
ラグ着脱工具117を吊り上げて保管場所に移動した
後、搬送台車112によってフィルタ115を収納した
ドラム缶114を遮蔽容器111と共に廃棄物貯蔵庫に
移送する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の使用済
みフィルタの収納・搬送システムにあっては、上述した
ように、高放射性の使用済みフィルタ115を収納した
ドラム缶114を遮蔽容器111に収納し、搬送台車1
12によって廃棄物貯蔵庫に移送している。そのため、
この搬送台車112に搭載可能な重量の制限から遮蔽容
器111の重量、即ち、遮蔽のための壁の厚さが制限さ
れ、且つ、使用済みフィルタ115の近傍で搬送台車1
12の運転操作を行うため、あるいは、ドラム缶114
の近傍でこのドラム缶114へのプラグ113の着脱操
作を行うため、作業者に被爆の危険性がある。従来、放
射性物質や放射性廃棄物など人体に有害な物質を大量に
取り扱う場合には、その特殊性から相当な経験を必要と
し、しかも、作業者の安全性を確実なものとするために
作業が煩雑となったり、作業効率が悪いなどという問題
があった。
みフィルタの収納・搬送システムにあっては、上述した
ように、高放射性の使用済みフィルタ115を収納した
ドラム缶114を遮蔽容器111に収納し、搬送台車1
12によって廃棄物貯蔵庫に移送している。そのため、
この搬送台車112に搭載可能な重量の制限から遮蔽容
器111の重量、即ち、遮蔽のための壁の厚さが制限さ
れ、且つ、使用済みフィルタ115の近傍で搬送台車1
12の運転操作を行うため、あるいは、ドラム缶114
の近傍でこのドラム缶114へのプラグ113の着脱操
作を行うため、作業者に被爆の危険性がある。従来、放
射性物質や放射性廃棄物など人体に有害な物質を大量に
取り扱う場合には、その特殊性から相当な経験を必要と
し、しかも、作業者の安全性を確実なものとするために
作業が煩雑となったり、作業効率が悪いなどという問題
があった。
【0012】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、容器の取扱にかかる作業性の向上を図った容
器取扱設備を提供することを目的とする。
であって、容器の取扱にかかる作業性の向上を図った容
器取扱設備を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の容器取扱設備は、容器搬送リフトと、該容
器搬送リフトから所定の処理位置まで容器を搬送する容
器搬送台車と、該容器搬送台車を移動自在に支持する移
動レールと、該移動レールを移動自在に保持するガイド
レールと、前記容器搬送台車に搭載されて前記処理位置
に搬送された容器の昇降を行う容器昇降装置と、前記処
理位置の上方に位置して該容器昇降装置によって上昇し
た前記容器に装着されたプラグの着脱を行うプラグ着脱
装置と、前記各装置の動作の監視を行う監視装置とを具
えたことを特徴とするものである。
めの本発明の容器取扱設備は、容器搬送リフトと、該容
器搬送リフトから所定の処理位置まで容器を搬送する容
器搬送台車と、該容器搬送台車を移動自在に支持する移
動レールと、該移動レールを移動自在に保持するガイド
レールと、前記容器搬送台車に搭載されて前記処理位置
に搬送された容器の昇降を行う容器昇降装置と、前記処
理位置の上方に位置して該容器昇降装置によって上昇し
た前記容器に装着されたプラグの着脱を行うプラグ着脱
装置と、前記各装置の動作の監視を行う監視装置とを具
えたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】容器搬送リフトから排出された容器に対して、
容器搬送台車が移動レールに沿って移動すると共に移動
レールがガイドレールに沿って移動することでこの容器
排出位置に移動し、この容器を搭載する。そして、容器
搬送台車が所定の処理位置まで容器を搬送すると、この
処理位置で容器は容器昇降装置によって所定のエリアま
で上昇させられ、ここでプラグ着脱装置によって容器の
プラグの着脱及び容器内への収容物の収納を行う。その
後、容器は容器昇降装置によって下降し、容器搬送台車
及び容器搬送リフトによって搬送される。
容器搬送台車が移動レールに沿って移動すると共に移動
レールがガイドレールに沿って移動することでこの容器
排出位置に移動し、この容器を搭載する。そして、容器
搬送台車が所定の処理位置まで容器を搬送すると、この
処理位置で容器は容器昇降装置によって所定のエリアま
で上昇させられ、ここでプラグ着脱装置によって容器の
プラグの着脱及び容器内への収容物の収納を行う。その
後、容器は容器昇降装置によって下降し、容器搬送台車
及び容器搬送リフトによって搬送される。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】図1に本発明の一実施例に係る容器取扱設
備の概略構成、図2に図1のA−A断面、図3にその平
面、図4に容器搬送リフトの縦断面、図5に容器搬送台
車の縦断面、図6に図5のB−B断面、図7にその正
面、図8にプラグ着脱装置の縦断面、図9にその平面、
図10にその正面、図11にドラム缶及びプラグの斜
視、図12乃至図23図に使用済みのフィルタの収納・
搬送作業の作動説明を示す。なお、従来と同様の機能を
有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略
する。
備の概略構成、図2に図1のA−A断面、図3にその平
面、図4に容器搬送リフトの縦断面、図5に容器搬送台
車の縦断面、図6に図5のB−B断面、図7にその正
面、図8にプラグ着脱装置の縦断面、図9にその平面、
図10にその正面、図11にドラム缶及びプラグの斜
視、図12乃至図23図に使用済みのフィルタの収納・
搬送作業の作動説明を示す。なお、従来と同様の機能を
有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略
する。
【0017】本実施例の容器取扱設備は原子力発電所な
どで使用された使用済みフィルタをドラム缶に収納、密
閉、搬送して廃棄物貯蔵庫に保管する際に使用するもの
である。図1乃至図3に示すように、この容器取扱設備
は、容器搬送リフト11と、容器搬送台車12と、容器
搬送台車12を移動自在に支持する移動レール13と、
移動レール13を移動自在に保持するガイドレール14
と、容器搬送台車12によって搬送された容器の昇降を
行う容器昇降装置15と、容器に装着されたプラグの着
脱を行うプラグ着脱装置16とを具えている。
どで使用された使用済みフィルタをドラム缶に収納、密
閉、搬送して廃棄物貯蔵庫に保管する際に使用するもの
である。図1乃至図3に示すように、この容器取扱設備
は、容器搬送リフト11と、容器搬送台車12と、容器
搬送台車12を移動自在に支持する移動レール13と、
移動レール13を移動自在に保持するガイドレール14
と、容器搬送台車12によって搬送された容器の昇降を
行う容器昇降装置15と、容器に装着されたプラグの着
脱を行うプラグ着脱装置16とを具えている。
【0018】即ち、原子力発電所には作業エリア17か
ら隔離されてその地下部分にはフィルタ処理エリア18
が形成されており、フィルタ処理エリア18の天井部分
には開口19が形成されている。そして、フィルタ処理
エリア18と開口19の近傍には各装置の動作の監視を
行う監視装置としての監視カメラ20が取付けられてい
る。
ら隔離されてその地下部分にはフィルタ処理エリア18
が形成されており、フィルタ処理エリア18の天井部分
には開口19が形成されている。そして、フィルタ処理
エリア18と開口19の近傍には各装置の動作の監視を
行う監視装置としての監視カメラ20が取付けられてい
る。
【0019】容器搬送リフト11は、図4に示すよう
に、上下方向に延びた筒状のトンネル21が形成され、
このトンネル21の上方は図示しない廃棄物貯蔵庫に通
じている。トンネル21内にはリフト22が上下移動自
在に支持されると共にトンネル21の下端には開口23
が形成され、この開口23に隣接して複数の水平な回転
ころ24が回転自在に取付けられている。
に、上下方向に延びた筒状のトンネル21が形成され、
このトンネル21の上方は図示しない廃棄物貯蔵庫に通
じている。トンネル21内にはリフト22が上下移動自
在に支持されると共にトンネル21の下端には開口23
が形成され、この開口23に隣接して複数の水平な回転
ころ24が回転自在に取付けられている。
【0020】容器搬送台車12は容器昇降装置15を搭
載し、移動レール13に移動自在に支持され、この移動
レール13はガイドレール14に移動自在に保持されて
いる。即ち、図5乃至図7に示すように、容器搬送台車
12は下面に車輪25を有すると共に駆動モータ26を
有し、そのピニオン27が移動レール13に固定された
ラック28に噛み合っており、容器搬送台車12はこの
駆動モータ26を駆動することで移動レール13上を移
動することができるようになっている。また、移動レー
ル13は両側部が車輪29を介して床面に敷設されたガ
イドレール14に支持され、移動レール13に搭載され
た駆動モータ30のピニオン31がガイドレールのラッ
ク32に噛み合っており、移動レール13はこの駆動モ
ータ30を駆動することでガイドレール14に沿って移
動することができるようになっている。
載し、移動レール13に移動自在に支持され、この移動
レール13はガイドレール14に移動自在に保持されて
いる。即ち、図5乃至図7に示すように、容器搬送台車
12は下面に車輪25を有すると共に駆動モータ26を
有し、そのピニオン27が移動レール13に固定された
ラック28に噛み合っており、容器搬送台車12はこの
駆動モータ26を駆動することで移動レール13上を移
動することができるようになっている。また、移動レー
ル13は両側部が車輪29を介して床面に敷設されたガ
イドレール14に支持され、移動レール13に搭載され
た駆動モータ30のピニオン31がガイドレールのラッ
ク32に噛み合っており、移動レール13はこの駆動モ
ータ30を駆動することでガイドレール14に沿って移
動することができるようになっている。
【0021】従って、駆動モータ30を正転駆動するこ
とで移動レール13及び容器搬送台車12がガイドレー
ル14に沿って前進し、更に、駆動モータ26を正転駆
動することで容器搬送台車12が移動レール13に沿っ
て前進して容器搬送リフト11に接近することができ
る。一方、駆動モータ26,30を逆転駆動することで
容器搬送台車12は容器搬送リフト11から離れて元の
位置に戻ることができる。
とで移動レール13及び容器搬送台車12がガイドレー
ル14に沿って前進し、更に、駆動モータ26を正転駆
動することで容器搬送台車12が移動レール13に沿っ
て前進して容器搬送リフト11に接近することができ
る。一方、駆動モータ26,30を逆転駆動することで
容器搬送台車12は容器搬送リフト11から離れて元の
位置に戻ることができる。
【0022】容器昇降装置15において、容器搬送台車
12にはモータ33と直結した油圧ポンプ34が搭載さ
れており、この油圧ポンプ34にはピストンロッド35
を備えた油圧シリンダ36が接続されている。一方、容
器搬送台車12と昇降台37との間には交差する一対の
リンク38,39が介在し、このリンク38,39の一
端は容器搬送台車12と昇降台37に枢支され、他端に
はローラ40,41が取付けられてそれぞれ支持してい
る。そして、一方のリンク39にはピストンロッド35
の先端部が連結されている。
12にはモータ33と直結した油圧ポンプ34が搭載さ
れており、この油圧ポンプ34にはピストンロッド35
を備えた油圧シリンダ36が接続されている。一方、容
器搬送台車12と昇降台37との間には交差する一対の
リンク38,39が介在し、このリンク38,39の一
端は容器搬送台車12と昇降台37に枢支され、他端に
はローラ40,41が取付けられてそれぞれ支持してい
る。そして、一方のリンク39にはピストンロッド35
の先端部が連結されている。
【0023】従って、モータ33によって油圧ポンプ3
4を駆動して油圧シリンダ36のピストンロッド35を
移動させることで、一対のリンク38,39を回動させ
て昇降台37を平行度を保持しながら上昇、あるいは下
降させることができる。
4を駆動して油圧シリンダ36のピストンロッド35を
移動させることで、一対のリンク38,39を回動させ
て昇降台37を平行度を保持しながら上昇、あるいは下
降させることができる。
【0024】容器昇降装置15の昇降台37上にはドラ
ム取込装置が装着されている。即ち、昇降台37上に固
定された架台42にはねじ軸43が回転自在に取付けら
れ、このねじ軸43の一端には傘歯車44が固結され、
この傘歯車44には架台42に取付けられた駆動モータ
45の出力軸の傘歯車46に噛み合っている。一方、架
台42上には一対の平行なレール47が敷設され、この
レール47にはレールガイド48を介して移動台49が
移動自在に支持されている。そして、この移動台49に
はねじ軸43に螺合したナット50が連結されている。
ム取込装置が装着されている。即ち、昇降台37上に固
定された架台42にはねじ軸43が回転自在に取付けら
れ、このねじ軸43の一端には傘歯車44が固結され、
この傘歯車44には架台42に取付けられた駆動モータ
45の出力軸の傘歯車46に噛み合っている。一方、架
台42上には一対の平行なレール47が敷設され、この
レール47にはレールガイド48を介して移動台49が
移動自在に支持されている。そして、この移動台49に
はねじ軸43に螺合したナット50が連結されている。
【0025】また、移動台49にはねじ軸43と平行を
なしてねじ軸51が回転自在に取付けられ、このねじ軸
51の一端には傘歯車52が固結されている。一方、架
台42にはラック53が取付けられ、このラック53に
はピニオン54が噛み合い、このピニオン54と同軸の
傘歯車55が傘歯車52と噛み合っている。更に、移動
台49にはブラケット56を介して略半円形状の一対の
把持アーム57の基端部よりも若干先端側が軸58によ
って回動自在に取付けられている。そして、ねじ軸51
にはナット59が螺合しており、このナット56と各把
持アーム57の基端部とがロッド60によって連結され
ている。なお、架台42には複数の水平な回転ころ61
が回転自在に取付けられている。
なしてねじ軸51が回転自在に取付けられ、このねじ軸
51の一端には傘歯車52が固結されている。一方、架
台42にはラック53が取付けられ、このラック53に
はピニオン54が噛み合い、このピニオン54と同軸の
傘歯車55が傘歯車52と噛み合っている。更に、移動
台49にはブラケット56を介して略半円形状の一対の
把持アーム57の基端部よりも若干先端側が軸58によ
って回動自在に取付けられている。そして、ねじ軸51
にはナット59が螺合しており、このナット56と各把
持アーム57の基端部とがロッド60によって連結され
ている。なお、架台42には複数の水平な回転ころ61
が回転自在に取付けられている。
【0026】従って、モータ45を正転駆動して傘歯車
46,44を介してねじ軸43を回転させると、ナット
50と共に移動台49が前進(図5において左方移動)
する。そして、この移動台49の移動に伴ってラック5
3によってピニオン54が回転し、傘歯車55,52を
介してねじ軸51が回転してナット59を移動台49と
同方向に前進させる。すると、ロッド60を介して各把
持アーム57を、図6に二点鎖線で示すように、回動し
て開き、容器を取り込むことができる。また、モータ4
5を逆転駆動すると、前述とは逆の動作によって移動台
49及び把持アーム57を元の位置に戻すことができ
る。
46,44を介してねじ軸43を回転させると、ナット
50と共に移動台49が前進(図5において左方移動)
する。そして、この移動台49の移動に伴ってラック5
3によってピニオン54が回転し、傘歯車55,52を
介してねじ軸51が回転してナット59を移動台49と
同方向に前進させる。すると、ロッド60を介して各把
持アーム57を、図6に二点鎖線で示すように、回動し
て開き、容器を取り込むことができる。また、モータ4
5を逆転駆動すると、前述とは逆の動作によって移動台
49及び把持アーム57を元の位置に戻すことができ
る。
【0027】プラグ着脱装置16は、図1及び図8乃至
図10に示すように、フィルタ処理エリア18の天井部
分に形成された開口19の上方に装着されている。床面
上には開口19をはさんで平行をなす一対のレール62
が敷設されており、架台63がレールガイド64を介し
て摺動自在に支持され、且つ、架台63に搭載された駆
動モータ65のピニオン66がレール62に沿って設け
られたラック67に噛み合っている。従って、駆動モー
タ65を駆動することで架台63をレール62に沿って
移動することができる。
図10に示すように、フィルタ処理エリア18の天井部
分に形成された開口19の上方に装着されている。床面
上には開口19をはさんで平行をなす一対のレール62
が敷設されており、架台63がレールガイド64を介し
て摺動自在に支持され、且つ、架台63に搭載された駆
動モータ65のピニオン66がレール62に沿って設け
られたラック67に噛み合っている。従って、駆動モー
タ65を駆動することで架台63をレール62に沿って
移動することができる。
【0028】架台63には支持胴68が取付けられ、こ
の支持胴68に内側には上下一対の軸受69により回転
胴70が回転自在に支持されている。回転胴70の下端
部には歯車71が固結され、この歯車71には架台63
に搭載された駆動モータ72のピニオン73が噛み合っ
ている。また、回転胴70の内壁には一対の対向するレ
ールガイド74が上下方向に沿って固着され、円柱形状
をなすプラグ着脱工具75の一対のレール76が移動自
在に支持されている。このプラグ着脱工具75にはレー
ル76に沿ってラック77が固定され、このラック77
には回転胴70に搭載された駆動モータ78のピニオン
79が噛み合っている。そして、プラグ着脱工具75の
下端部には電動レンチ80が装着されている。
の支持胴68に内側には上下一対の軸受69により回転
胴70が回転自在に支持されている。回転胴70の下端
部には歯車71が固結され、この歯車71には架台63
に搭載された駆動モータ72のピニオン73が噛み合っ
ている。また、回転胴70の内壁には一対の対向するレ
ールガイド74が上下方向に沿って固着され、円柱形状
をなすプラグ着脱工具75の一対のレール76が移動自
在に支持されている。このプラグ着脱工具75にはレー
ル76に沿ってラック77が固定され、このラック77
には回転胴70に搭載された駆動モータ78のピニオン
79が噛み合っている。そして、プラグ着脱工具75の
下端部には電動レンチ80が装着されている。
【0029】従って、架台63がフィルタ処理エリア1
8の開口19の上方に位置したときに駆動モータ78を
駆動すると、ピニオン79及びラック77を介してプラ
グ着脱工具75を下方に移動させることができる。そし
て、駆動モータ72を駆動すると、ピニオン73及び歯
車71、回転胴70等を介してプラグ着脱工具75を回
転させることができる。
8の開口19の上方に位置したときに駆動モータ78を
駆動すると、ピニオン79及びラック77を介してプラ
グ着脱工具75を下方に移動させることができる。そし
て、駆動モータ72を駆動すると、ピニオン73及び歯
車71、回転胴70等を介してプラグ着脱工具75を回
転させることができる。
【0030】本実施例では、取扱容器として原子力発電
所などで使用された使用済みフィルタを収納するドラム
缶に適用している。図11に示すように、ドラム缶81
の上部にはフランジ82によって開口83が形成される
と共に、所定の角度にわたって係止フランジ84及びス
トッパ85が形成されている。ドラムプラグ86にはド
ラム缶81の開口83に嵌合する凸部87とフランジ8
2に密着するフランジ88が形成されると共に上方を向
く締め込みボルト89の頭部が遊嵌されている。また、
ドラムプラグ86の上部には蓋90が位置し、締め込み
ボルト89が螺合している。蓋90は外周部にドラム缶
81の係止フランジ84に係合する係合フランジ91が
所定の角度にわたって形成されており、また、内周部に
は所定の角度にわたって切欠92及びストッパ93が形
成されている。一方、前述したプラグ着脱工具75の下
端部には電動レンチ80と共に外周突起94を有する支
持片95が取付けられ、また、電動レンチ80は締め込
みボルト89の先端部に形成された四角面取り部96に
嵌合するソケット97を有している。
所などで使用された使用済みフィルタを収納するドラム
缶に適用している。図11に示すように、ドラム缶81
の上部にはフランジ82によって開口83が形成される
と共に、所定の角度にわたって係止フランジ84及びス
トッパ85が形成されている。ドラムプラグ86にはド
ラム缶81の開口83に嵌合する凸部87とフランジ8
2に密着するフランジ88が形成されると共に上方を向
く締め込みボルト89の頭部が遊嵌されている。また、
ドラムプラグ86の上部には蓋90が位置し、締め込み
ボルト89が螺合している。蓋90は外周部にドラム缶
81の係止フランジ84に係合する係合フランジ91が
所定の角度にわたって形成されており、また、内周部に
は所定の角度にわたって切欠92及びストッパ93が形
成されている。一方、前述したプラグ着脱工具75の下
端部には電動レンチ80と共に外周突起94を有する支
持片95が取付けられ、また、電動レンチ80は締め込
みボルト89の先端部に形成された四角面取り部96に
嵌合するソケット97を有している。
【0031】従って、ドラム缶81にドラムプラグ86
を装着するには、まず、駆動モータ78を駆動してプラ
グ着脱工具75を下方に移動させ、支持片95の外周突
起94と蓋90の切欠92の位置を適合させた状態で挿
入する。そして、駆動モータ72を駆動してプラグ着脱
工具75を回転させ、外周突起94がストッパ93に当
接したところで回転を停止する。このとき、電動レンチ
80のソケット97は締め込みボルト89の四角面取り
部96に嵌合する。
を装着するには、まず、駆動モータ78を駆動してプラ
グ着脱工具75を下方に移動させ、支持片95の外周突
起94と蓋90の切欠92の位置を適合させた状態で挿
入する。そして、駆動モータ72を駆動してプラグ着脱
工具75を回転させ、外周突起94がストッパ93に当
接したところで回転を停止する。このとき、電動レンチ
80のソケット97は締め込みボルト89の四角面取り
部96に嵌合する。
【0032】次に、プラグ着脱工具75を更に下方に移
動させ、蓋90の係合フランジ91がドラム缶86の係
止フランジ84よりも下方に位置したときにプラグ着脱
工具75を回転させ、外周突起94及びストッパ93を
介して蓋90を回転し、係合フランジ91の端部がスト
ッパ85に当接したところで回転を停止する。この状態
で電動レンチ80を駆動して締め込みボルト89を回転
し、この締め込みボルト89を軸方向に移動することで
蓋90とドラムプラグ86を離す。
動させ、蓋90の係合フランジ91がドラム缶86の係
止フランジ84よりも下方に位置したときにプラグ着脱
工具75を回転させ、外周突起94及びストッパ93を
介して蓋90を回転し、係合フランジ91の端部がスト
ッパ85に当接したところで回転を停止する。この状態
で電動レンチ80を駆動して締め込みボルト89を回転
し、この締め込みボルト89を軸方向に移動することで
蓋90とドラムプラグ86を離す。
【0033】すると、ドラムプラグ86のフランジ88
が蓋90のフランジ91に密着し、且つ、蓋90のフラ
ンジ91がドラム缶81のフランジ84に当接し、互い
に突っ張り合うことで適当なボルト89の締付力が得ら
れる。ここで、電動レンチ80を停止する。そして、プ
ラグ着脱工具75を前述とは逆の回転して支持片95の
外周突起94が蓋90の切欠92に整合したところで回
転を停止し、プラグ着脱工具75を上方に移動して抜き
取ることで作業が完了する。
が蓋90のフランジ91に密着し、且つ、蓋90のフラ
ンジ91がドラム缶81のフランジ84に当接し、互い
に突っ張り合うことで適当なボルト89の締付力が得ら
れる。ここで、電動レンチ80を停止する。そして、プ
ラグ着脱工具75を前述とは逆の回転して支持片95の
外周突起94が蓋90の切欠92に整合したところで回
転を停止し、プラグ着脱工具75を上方に移動して抜き
取ることで作業が完了する。
【0034】なお、ドラム缶81からドラムプラグ86
を取り外すにはプラグ着脱装置16を前述と逆に作動す
ることで行うことができる。
を取り外すにはプラグ着脱装置16を前述と逆に作動す
ることで行うことができる。
【0035】而して、以下、本実施例の容器取扱設備を
用いて原子力発電所などで使用された使用済みフィルタ
98をドラム缶81に収納、密閉、搬送して廃棄物貯蔵
庫に保管する手順を説明する。
用いて原子力発電所などで使用された使用済みフィルタ
98をドラム缶81に収納、密閉、搬送して廃棄物貯蔵
庫に保管する手順を説明する。
【0036】まず、図12に示すように、駆動モータ3
0を正転駆動して移動レール13及びこの移動レール1
3上に位置する容器搬送台車12をガイドレール14に
沿って前させる。次に、図13に示すように、駆動モー
タ26を正転駆動して容器搬送台車12を移動レール1
3に沿って前進させて容器搬送リフト11に接近させ、
移動台49を前進させると共に把持アーム57を開く。
0を正転駆動して移動レール13及びこの移動レール1
3上に位置する容器搬送台車12をガイドレール14に
沿って前させる。次に、図13に示すように、駆動モー
タ26を正転駆動して容器搬送台車12を移動レール1
3に沿って前進させて容器搬送リフト11に接近させ、
移動台49を前進させると共に把持アーム57を開く。
【0037】一方、図14に示すように、容器搬送リフ
ト11のリフト22に空のドラム缶81を乗せて下降
し、図示しない水平移動機構によってこのドラム缶81
を開口23から回転ころ24上に移動する。そして、図
15に示すように、移動台49を後退させながら把持ア
ーム57を閉じ、回転ころ24上のドラム缶81を架台
37上に取り込む。そして、図16に示すように、駆動
モータ26,30を逆転駆動して容器搬送台車12を容
器搬送リフト11から離して元の位置に戻す。
ト11のリフト22に空のドラム缶81を乗せて下降
し、図示しない水平移動機構によってこのドラム缶81
を開口23から回転ころ24上に移動する。そして、図
15に示すように、移動台49を後退させながら把持ア
ーム57を閉じ、回転ころ24上のドラム缶81を架台
37上に取り込む。そして、図16に示すように、駆動
モータ26,30を逆転駆動して容器搬送台車12を容
器搬送リフト11から離して元の位置に戻す。
【0038】この状態から、図17に示すように、油圧
ポンプ34を駆動して油圧シリンダ36のピストンロッ
ド35を移動させると、一対のリンク38,39が起立
して昇降台37と共にドラム缶81を上昇させる。そし
て、図18に示すように、まず、プラグ着脱装置16の
駆動モータ65を駆動してレール62に沿って移動し、
開口19の上方に位置させる。次に、プラグ着脱工具7
5を下降してドラム缶81のドラムプラグ86を取り外
してプラグ着脱装置16を元の位置に戻す。
ポンプ34を駆動して油圧シリンダ36のピストンロッ
ド35を移動させると、一対のリンク38,39が起立
して昇降台37と共にドラム缶81を上昇させる。そし
て、図18に示すように、まず、プラグ着脱装置16の
駆動モータ65を駆動してレール62に沿って移動し、
開口19の上方に位置させる。次に、プラグ着脱工具7
5を下降してドラム缶81のドラムプラグ86を取り外
してプラグ着脱装置16を元の位置に戻す。
【0039】そして、図19に示すように、使用済みフ
ィルタ98を収納したフィルタキャスク104をモノレ
ールホイスト103によって移動し、開口19に下降、
設置する。次に、図20に示すように、フィルタキャス
ク104の蓋119を開け、操作棒120の下端部にフ
ィルタ吊り具把持工具121の上端部を連結してこれを
下降し、フィルタ98をドラム缶81内に収納する。そ
の後、操作棒120を引き上げてフィルタ吊り具把持工
具121を上昇させ、これをフィルタキャスク104内
に固定して蓋119を閉じる。そして、モノレールホイ
スト103によってフィルタキャスク104を移設す
る。
ィルタ98を収納したフィルタキャスク104をモノレ
ールホイスト103によって移動し、開口19に下降、
設置する。次に、図20に示すように、フィルタキャス
ク104の蓋119を開け、操作棒120の下端部にフ
ィルタ吊り具把持工具121の上端部を連結してこれを
下降し、フィルタ98をドラム缶81内に収納する。そ
の後、操作棒120を引き上げてフィルタ吊り具把持工
具121を上昇させ、これをフィルタキャスク104内
に固定して蓋119を閉じる。そして、モノレールホイ
スト103によってフィルタキャスク104を移設す
る。
【0040】図21に示すように、プラグ着脱装置16
を開口19の上方に位置させ、プラグ着脱工具75を下
降してドラム缶81にドラムプラグ86を装着した後
に、再び、プラグ着脱工具75を上昇し、プラグ着脱装
置16を元の位置に戻す。そして、図22に示すよう
に、油圧シリンダ36を作動してリンク38,39を倒
し、昇降台37と共にドラム缶81を下降させる。その
後、図23に示すように、移動レール13、容器搬送台
車12、移動台49と順に移動して容器搬送リフト11
に接近させ、使用済みフィルタ98を収納したドラム缶
81を容器搬送リフト11のリフト22に乗せ、リフト
22を上昇させることでドラム缶81を廃棄物貯蔵庫に
移送する。その後、容器搬送台車12を元の位置に戻し
て作業が完了する。
を開口19の上方に位置させ、プラグ着脱工具75を下
降してドラム缶81にドラムプラグ86を装着した後
に、再び、プラグ着脱工具75を上昇し、プラグ着脱装
置16を元の位置に戻す。そして、図22に示すよう
に、油圧シリンダ36を作動してリンク38,39を倒
し、昇降台37と共にドラム缶81を下降させる。その
後、図23に示すように、移動レール13、容器搬送台
車12、移動台49と順に移動して容器搬送リフト11
に接近させ、使用済みフィルタ98を収納したドラム缶
81を容器搬送リフト11のリフト22に乗せ、リフト
22を上昇させることでドラム缶81を廃棄物貯蔵庫に
移送する。その後、容器搬送台車12を元の位置に戻し
て作業が完了する。
【0041】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の容器取扱設備によれば、容器搬送リフトと
その容器搬送リフトから所定の処理位置まで容器を搬送
する容器搬送台車とその容器搬送台車を移動自在に支持
する移動レールと移動レールを移動自在に保持するガイ
ドレールと容器搬送台車によって処理位置に搬送された
容器の昇降を行う容器昇降装置と容器に装着されたプラ
グの着脱を行うプラグ着脱装置と各装置の動作の監視を
行う監視装置とを具えたので、容器を遠隔操作によって
搬送することで作業者の介入がなくなって迅速な処理を
行うことができ、容器の取扱にかかる作業性の向上を図
ることができる。また、容器搬送台車を移動レールによ
って移動させることで、非稼働時には容器搬送リフトと
容器搬送台車との間にはレールなどの障害物がなく、通
路として利用してスペースの有効利用を図ることができ
る。そして、本発明を高線量の放射性廃棄物を搬送装置
として適用した場合には、遠隔操作エリアと処理エリア
との遮蔽は搬送台車の定格積載荷重によって制限される
ことはなく、確実に遮蔽することができ、作業者の被爆
量を低減することができる。
うに本発明の容器取扱設備によれば、容器搬送リフトと
その容器搬送リフトから所定の処理位置まで容器を搬送
する容器搬送台車とその容器搬送台車を移動自在に支持
する移動レールと移動レールを移動自在に保持するガイ
ドレールと容器搬送台車によって処理位置に搬送された
容器の昇降を行う容器昇降装置と容器に装着されたプラ
グの着脱を行うプラグ着脱装置と各装置の動作の監視を
行う監視装置とを具えたので、容器を遠隔操作によって
搬送することで作業者の介入がなくなって迅速な処理を
行うことができ、容器の取扱にかかる作業性の向上を図
ることができる。また、容器搬送台車を移動レールによ
って移動させることで、非稼働時には容器搬送リフトと
容器搬送台車との間にはレールなどの障害物がなく、通
路として利用してスペースの有効利用を図ることができ
る。そして、本発明を高線量の放射性廃棄物を搬送装置
として適用した場合には、遠隔操作エリアと処理エリア
との遮蔽は搬送台車の定格積載荷重によって制限される
ことはなく、確実に遮蔽することができ、作業者の被爆
量を低減することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る容器取扱設備の概略構
成図である。
成図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】容器取扱設備の平面図である。
【図4】容器搬送リフトの縦断面図である。
【図5】容器搬送台車の縦断面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】容器搬送台車の正面図である。
【図8】プラグ着脱装置の縦断面図である。
【図9】プラグ着脱装置の平面図である。
【図10】プラグ着脱装置の正面図である。
【図11】ドラム缶及びプラグの斜視図である。
【図12】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図13】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図14】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図15】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図16】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図17】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図18】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図19】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図20】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図21】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図22】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図23】使用済みのフィルタの収納・搬送作業の作動
説明図である。
説明図である。
【図24】従来の使用済みフィルタの収納・搬送システ
ムの構成図である。
ムの構成図である。
【図25】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図26】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図27】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図28】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図29】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図30】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図31】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図32】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図33】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図34】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図35】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図36】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図37】従来の使用済みフィルタの収納・搬送作業手
順の説明図である。
順の説明図である。
11 容器搬送リフト 12 容器搬送台車 13 移動レール 14 ガイドレール 15 容器昇降装置 16 プラグ着脱装置 17 作業エリア 18 処理エリア 20 監視カメラ 81 ドラム缶 86 ドラムプラグ 98 使用済みフィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 容器搬送リフトと、該容器搬送リフトか
ら所定の処理位置まで容器を搬送する容器搬送台車と、
該容器搬送台車を移動自在に支持する移動レールと、該
移動レールを移動自在に保持するガイドレールと、前記
容器搬送台車に搭載されて前記処理位置に搬送された容
器の昇降を行う容器昇降装置と、前記処理位置の上方に
位置して該容器昇降装置によって上昇した前記容器に装
着されたプラグの着脱を行うプラグ着脱装置と、前記各
装置の動作の監視を行う監視装置とを具えたことを特徴
とする容器取扱設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266384A JP2989340B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 容器取扱設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266384A JP2989340B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 容器取扱設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05107392A JPH05107392A (ja) | 1993-04-27 |
JP2989340B2 true JP2989340B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=17430192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3266384A Expired - Fee Related JP2989340B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 容器取扱設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2989340B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100605085B1 (ko) * | 2004-07-28 | 2006-07-28 | 일진방사선 엔지니어링 (주) | 방사성폐기물 관리용 리프트 |
JP4812556B2 (ja) * | 2006-08-10 | 2011-11-09 | 川崎重工業株式会社 | 放射性廃棄物搬送容器機構 |
JP2011163880A (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-25 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 機器搬出入用設備、機器の搬出入方法 |
JP6705218B2 (ja) * | 2016-03-08 | 2020-06-03 | 株式会社Ihi | 収納缶搬送システム |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP3266384A patent/JP2989340B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05107392A (ja) | 1993-04-27 |
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