JP2011163880A - 機器搬出入用設備、機器の搬出入方法 - Google Patents

機器搬出入用設備、機器の搬出入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機器搬出入用設備、機器の搬出入方法を提供する。
【解決手段】放射線管理区域の建屋70に搬出入する機器36を吊り上げ前記建屋70に形成されたハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を通じて前記建屋70に前記機器36を搬出入する際に用いる機器搬出入用設備10であって、前記機器36を吊り上げるワイヤー80を挿通可能であるとともに前記機器36を前記建屋70外で収容可能な第1の筐体12と、前記第1の筐体12の前記ワイヤー80の延長線上に形成され、前記機器36を挿通可能であるとともに前記ハッチ(第1のハッチ72)に接続可能な第1の開口部14と、前記第1の開口部14に形成された開閉扉16と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線管理区域の建屋で用いられる機器の搬入及び搬出に関し、特に建屋の負圧を維持するために用いられる機器搬出入用設備、及びこれを用いた機器の搬出入方法に関する。
既に発電を開始している原子力発電所若しくは原子力関連設備の長寿命化の一環として、原子炉圧力容器や蒸気発生器等の大型機器類の取替えが考えられ、また実施されている。これらの機器類を収納している建屋の換気空調系では機器類の除熱及び換気を行なうとともに、放射線管理区域である建屋内の空気を封じ込めるため、建屋内の圧力を負圧に保持している。
原子力発電所等で使用中または使用後の大型機器類(例えば原子炉圧力容器または蒸気発生器等)を建屋外に搬出する場合、または取替え品を建屋内に搬入する場合は、建屋内から屋外に放射性物質を放出しないように管理する必要がある。
大型機器類の取替えには建屋の天井に大型機器類の搬出入が可能なハッチを設け、そのハッチからクレーン等で吊り上げた大型機器類を搬出入することが一般的であるが、建屋内の負圧を維持した状態でこれらを行なうことは困難である。
図12に第1の従来技術に係る原子炉建屋内の換気方法を示す。この問題を解決するため、特許文献1においては、原子炉建屋101の天井103に機器類搬出入用開口104を設け、この開口に開口面積を自在に調整できるシャッタ107を設け、前記開口から前記原子炉建屋101内外へ機器類(原子炉圧力容器102)を搬出入する際、前記シャッタ107により前記開口の開口面積を小さくして前記原子炉建屋101に設置した換気空調系の給気装置及び排気装置110ともに通常運転して第2種換気を行い、前記原子炉建屋101内を負圧に保持する方法が開示されている。
図13に第2の従来技術に係る原子炉建屋内の換気方法を示す。また特許文献1においては、原子炉建屋101の天井に機器類搬出入用開口104を設け、開口から前記原子炉建屋101内外へ機器類(原子炉圧力容器102)を搬入出する際、前記開口に伸縮自在の筒状体(蛇腹状筒体113)を設けて、この筒状体により前記機器類を内包し、前記開口の開口面積を小さくして前記原子炉建屋101に設置した換気空調系の少なくとも給気装置を運転して前記原子炉建屋101内を負圧に保持する方法が開示されている。いずれの発明においても、大型機器類搬出入時において、原子炉建屋から放射性物質を放出しないように原子炉建屋内を負圧管理している。
図14に第3の従来技術に係る原子力発電所内の大型機器・構造物の取替え方法を示す。特許文献2においては、原子力発電所の建屋204内に位置する大型機器・構造物(原子炉圧力容器201)を取り替える原子力発電所内の大型機器・構造物の取り替え方法において、複数層に設けられた部屋と、これら複数層の部屋のうち最外層の部屋に設けられた外部との外部連絡口230Baと、隣接する前記部屋の境界にそれぞれ設けられた境界連絡口230Aaと、前記外部連絡口230Ba及び境界連絡口230Aaを所望の絞り状態に開閉可能な開閉手段234と、を備えた仮建屋230を、建屋204の開口236を覆う位置において前記建屋204の外壁に密着させ、前記開閉手段234で所定の気密性を確保しつつ、前記仮建屋230を介し前記大型機器・構造物の取り替えを行なう方法が開示されている。これにより、巨大構造物としてのエアロックを用いることなく建屋からの搬出・搬入が可能となり、また追加空調設備や特殊シール手段を設けることなく気密性を維持することができる。
特開2000−193279号公報 特開2000−65975号公報
しかし、図12に示す特許文献1の発明におけるシャッタ、及び図14に示す特許文献2の発明における開閉手段は、それぞれ開口、外部連絡口を通過する機器の断面寸法が変わるたびに常時変更する必要があるため、作業が煩雑となる。また図13に示す特許文献1の発明に係る筒状体は建屋内部に設ける必要があるので建屋に開き空間がない場合には適用が困難となる。さらに特許文献1及び特許文献2においては、放射線管理区域の建屋から搬出された機器が外部に晒されるので、放射線漏洩の虞がある。
そこで本発明は、上記問題点に着目し、簡易な構成でありながら放射線管理区域の建屋の気密を維持しつつ建屋から搬出された機器の外部への露出を防止することが可能な、機器搬出入用設備、機器の搬出入方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器搬出入用設備は、第1には、放射線管理区域の建屋に搬出入する機器を吊り上げ前記建屋に形成されたハッチを通じて前記建屋に前記機器を搬出入する際に用いる機器搬出入用設備であって、前記機器を吊り上げるワイヤーを挿通可能であるとともに前記機器を前記建屋外で収容可能な第1の筐体と、前記第1の筐体の前記ワイヤーの延長線上に形成され、前記機器を挿通可能であるとともに前記ハッチに接続可能な第1の開口部と、前記第1の開口部に形成された開閉扉と、を有することを特徴とする。
上記構成により、第1の筐体は建屋外に取り付けられるので、建屋内部の間取りを考慮することなく取り付けることができる。そして、また建屋のハッチ及び開閉扉を開放しても第1の筐体により封止されており、建屋の負圧を維持することが可能な機器搬出入用設備となる。
第2には、放射線管理区域の建屋に搬出入する機器を吊り上げ前記建屋に形成されたハッチを通じて前記建屋に前記機器を搬出入する際に用いる機器搬出入用設備であって、前記機器を吊り上げるワイヤーを挿通可能であるとともに前記機器を前記建屋外で収容可能な第1の筐体と、前記第1の筐体の前記ワイヤーの延長線上に形成され、前記機器を挿通可能な第1の開口部と、前記第1の開口部に形成された開閉扉と、前記建屋外部に前記ハッチを覆うように形成された第2の筐体と、前記第2の筐体の前記ハッチに対向する位置に形成され前記第1の開口部と接続する第2の開口部と、を有することを特徴とする。
上記構成により、第1の筐体と建屋との間に建屋のハッチを覆うように第2の筐体を介装することになるが、建屋外に建屋の気密を維持可能な空きスペースを構築することができる。そして、建屋のハッチ及び第1の筐体の開閉扉を開放しても第1の筐体及び第2の筐体により封止されており、建屋の負圧を維持することが可能となる。
第3には、前記第1の開口部は、前記建屋側から着脱可能とされ、前記第1の筐体は前記機器とともに吊り上げ可能であることを特徴とする。
第1の筐体に形成された開口部は建屋側に着脱可能とされ、第1の筐体は機器とともに吊り上げ可能とすることで、機器の搬出後においても機器が外部に露出することはなく、機器の搬出に伴う放射線漏洩を防止することができる。
第4には、前記第1の筐体は、長手方向の一端に前記第1の開口部を有し前記一端の反対側の他端に第3の開口部を有し前記第3の開口部から前記機器を収容可能な収容部と、前記第3の開口部を塞ぐとともに前記ワイヤーを挿通する蓋部と、を有し、前記蓋部は前記収容部から着脱可能であることを特徴とする。
これにより、第1の筐体から蓋部が分離可能となるので、機器の第1の筐体への収容を容易に行うことができる。
第5には、前記収容部は、長手方向に沿って伸縮自在な蛇腹構造を有することを特徴とする。
これにより、第1の筐体が蛇腹構造となるので、機器を収容しないときの第1の筐体をコンパクトにまとめることができ、第1の筐体の可搬性を向上させることができる。
第6には、前記第1の筐体は、前記機器の収容前または前記機器の建屋への搬入後に前記収容部を前記収容部の側面方向から支持する筐体受け部を有することを特徴とする。
第1の筐体を支持する筐体受け部を取り付けることにより、蛇腹構造の第1の筐体の型崩れを防止することができる。
第7には、前記第1の筐体の側面には、前記機器を横倒しの状態で支持する支持脚を挿通可能な挿通孔を有し、前記第1の筐体は前記機器とともに横倒しに載置可能であることを特徴とする。
第1の筐体の側面には、機器を横倒しの状態で支持する支持脚を挿通可能な挿通孔を形成し、第1の筐体は機器とともに横倒しに載置可能とすることにより、搬出時において機器を第1の筐体とともに横倒しにしても、第1の筐体に機器からの負荷をかけずに筐体は外部との機密性を維持することができ、外部への放射能の漏洩を抑制して機器の搬出を安全に行なうことができる。
一方、本発明に係る機器の搬出入方法は、第1には、放射線管理区域の建屋のハッチを通じ、吊り上げられた機器を前記建屋へ搬入または前記建屋から搬出する機器の搬出入方法であって、前記機器を吊り上げるワイヤーを第1の筐体に挿通するとともに前記第1の筐体に前記機器を収容し、前記第1の筐体を前記機器とともに吊り上げて前記第1の筐体と前記ハッチとを接続し、前記第1の筐体の前記ハッチとの接続箇所及び前記ハッチを開放して前記機器を前記ハッチに通過させ、通過後に前記接続箇所及び前記ハッチを閉じることを特徴とする。
上記方法により、第1の筐体は建屋外に取り付けられるので、建屋内部の間取りを考慮することなく取り付けることができる。そして、また第1の筐体とハッチとの接続箇所及びハッチを開放しても第1の筐体により封止されており、建屋の負圧を維持することが可能となる。
第2には、放射線管理区域の建屋のハッチを通じ、吊り上げられた機器を前記建屋へ搬入または前記建屋から搬出する機器の搬出入方法であって、前記機器を吊り上げるワイヤーを第1の筐体に挿通するとともに前記第1の筐体に前記機器を収容し、前記建屋外部に前記ハッチを覆うように第2の筐体を形成し、前記第1の筐体を前記機器とともに吊り上げて前記ハッチに対向する位置に移動させ前記第1の筐体と前記第2の筐体を接続し、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接続箇所及び前記ハッチを開放して前記機器を前記ハッチに通過させ、通過後に前記接続箇所及び前記ハッチを閉じることを特徴とする。
上記方法により、第1の筐体と建屋との間に建屋のハッチを覆うように第2の筐体を介装することになるため、建屋外に建屋の気密を維持可能な空きスペースを構築することができる。そして、第1の筐体と第2の筐体の接続箇所及びハッチを開放しても第1の筐体及び第2の筐体により封止されており、建屋の負圧を維持することが可能となる。
第3には、前記機器を搬出するときは、前記第1の筐体に前記機器を収容し、前記接続箇所及び前記ハッチを閉じたのち前記第1の筐体と前記建屋側との接続を解除し、前記機器を前記第1の筐体とともに吊り上げて搬出することを特徴とする。
第1の筐体の建屋側との接続箇所を建屋側と着脱可能とし、第1の筐体は機器とともに吊り上げ可能とすることで、機器の搬出後においても機器が外部に露出することはなく、機器の搬出に伴う放射線漏洩を防止することができる。
本発明に係る機器搬出入用設備、及び機器の搬出入方法によれば、放射線管理区域の建屋の気密の維持した状態で機器の搬出入が可能となるとともに、搬出後の機器の気密も維持することができるので、機器の搬入及び搬出の全工程において放射能漏洩を抑制することができる。
本実施形態に係る機器搬出入用設備を構成する第1の筐体の模式図である。 本実施形態に係る機器搬出入用設備の適用対象である放射線管理区域の建屋の一部を示すとともに、本実施形態の機器搬出入用設備を用いた機器の搬入工程(ステップ1)を示す模式図(正面図)である。 本実施形態の天秤の模式図(正面図、平面図)である。 本実施形態の天秤の模式図(側面図、断面図)である。 本実施形態の機器搬出入用設備を用いた機器の搬入工程(ステップ2)を示す模式図(側面図)である。 本実施形態の機器搬出入用設備を用いた機器の搬入工程(ステップ3)を示す模式図(正面図)である。 本実施形態の機器搬出入用設備を用いた機器の搬入工程(ステップ4)を示す模式図(正面図)である。 本実施形態の機器搬出入用設備を用いた機器の搬入工程(ステップ5)を示す模式図(正面図)である。 本実施形態の機器搬出入用設備を用いた機器の搬入工程(ステップ6)を示す模式図(正面図)である。 本実施形態の第1の筐体に機器を収容した状態で搬出する状態を示す模式図である。 建屋のハッチを吊り上げる他の方法を示す図である。 第1の従来技術に係る原子炉建屋内の換気方法を示す模式図である。 第2の従来技術に係る原子炉建屋内の換気方法を示す模式図である。 第3の従来技術に係る原子力発電所内の大型機器・構造物の取替え方法を示す模式図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1に本実施形態に係る機器搬出入設備を構成する第1の筐体を、図2に本実施形態に係る機器搬出入用設備とその適用対象となる放射線管理区域である原子力設備の建屋の一部の模式図をそれぞれ示す。
建屋70は、その内部が負圧に保持されている。そして建屋70内部には大型の機器36(例:圧力容器、熱交換器等)が設置されている。また建屋70の屋上には第1のハッチ72、第2のハッチ73が形成され、機器36はクレーンに吊るされ第1のハッチ72、第2のハッチ73を通じて建屋70内に搬入し、あるいは建屋70内から搬出することができる。そして本実施形態の機器搬出入用設備10は建屋70外で用いられ、第1のハッチ72に接続することができる。第1のハッチ72は、例えば、建屋70の屋上に形成された第4の開口部74と、前記第4の開口部74を封止する蓋体76により形成される。そして、蓋体76は後述の第2の筐体58内に配置されたチェーンブロック68により吊り上げられ、第4の開口部74が開放される。また本実施形態の建屋70は第1のハッチ72の真下に第2の第2のハッチ73が設けられており、第1のハッチ72同様に第5の開口部75と蓋体77により構成されている。しかし、建屋によっては第2のハッチ73を取り付けず、第1のハッチ72単独で建屋を開放して機器36を搬出入するものもある。
本実施形態に係る機器搬出入用設備10は、放射線管理区域の建屋70に搬出入する機器36を吊り上げ前記建屋70に形成されたハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を通じて前記建屋70に前記機器36を搬出入する際に用いる機器搬出入用設備10であって、前記機器36を吊り上げるワイヤー80を挿通可能であるとともに前記機器36を前記建屋70外で収容可能な第1の筐体12と、前記第1の筐体12の前記ワイヤー80の延長線上に形成され、前記機器36を挿通可能な第1の開口部14と、前記第1の開口部14に形成された開閉扉16と、前記建屋70外部に前記ハッチを覆うように形成された第2の筐体58と、前記第2の筐体58の前記ハッチに対向する位置に形成され前記第1の開口部14と接続する第2の開口部60と、を有するものである。
また、前記第1の開口部14は、前記建屋70(第2の筐体58)側から着脱可能とされ、前記第1の筐体12は前記機器36とともに吊り上げ可能なものである。
そして、前記第1の筐体12は、長手方向の一端に前記第1の開口部14を有し前記一端の反対側の他端に第3の開口部18を有し前記第3の開口部18から前記機器36を収容可能な収容部20と、前記第3の開口部18を塞ぐとともに前記ワイヤー80を挿通する蓋部22と、を有し、前記蓋部22は前記収容部20から着脱可能なものである。さらに前記収容部20は、長手方向に沿って伸縮自在な蛇腹構造を有するものである。
本実施形態において、第1の筐体12(収容部20)は、その上端及び下端を結ぶ線の方向(長手方向)に伸縮自在な蛇腹構造であって全体的に円筒形の形状を有し、機器36を収容することが可能な大きさに設計されている。また収容部20の上端、及び下端はフランジ構造になっており、収容する機器36の長さに応じて多段にフランジ接続されている。ここで、フランジ接続は、例えば相対する部品の端部にそれぞれ形成されたフランジを対向させて互いに当接させるとともに、フランジを連通する貫通孔にボルトを挿通してフランジ同士を固定することをいい、以下の説明においても同様とする。そして最下段の収容部20の下端(第1の筐体12の下端)の第1の開口部14には、例えば不織布等で形成された巻き取り式の開閉扉16が形成されている。
一方、最上段の収容部20の上端(第1の筐体12の上端)の第3の開口部18には、フランジ接続が可能な蓋部22が取り付けられる。円形の蓋部22は、機器36を吊り上げるクレーン78のワイヤー80(先端にあるフック82を含む)を挿通可能な挿通孔24を中心に有し、蓋部22の周縁は第3の開口部18とフランジ接続する。
ところで収容部20の段数を増やすことにより、長手方向に短く畳まれたときの安定性が問題となる。そこで、第1の筐体12(収容部20)は、機器36の収容前または機器36の建屋70への搬入後に収容部20を側面方向から支持する筐体受け部26を有している。
筐体受け部26は、第1の筐体12の下端の第1の開口部14の周囲の外形に倣った内径を有し第1の開口部14から着脱可能な第1のリング28と、第1の筐体12の上端の第3の開口部18の周囲の外形に倣った内径を有し第3の開口18部の外周に取り付けられた第2のリング30と、第1のリング28と第2のリング30との間に介装されるとともに第1の筐体12を挿通し第1の筐体12の折り畳み時に第2のリング30に当接して接続可能な第3のリング32と、第1のリング28と第3のリング32とを接続する複数のポール34から構成される。ポール34の長さは、蛇腹構造の第1の筐体12を長手方向に最も短く畳んだときに第2のリング30が第3のリング32に当接するように設計されている。また第1のリング28、第3のリング32、ポール34は一体となり一定の剛性を獲得しているものとする。これにより第1の筐体12はその側面方向から筐体受け部26(第3のリング32)に支持されることになり、第1の筐体12(収容部20)の型崩れを防止することができる。また、第1の筐体12が蛇腹構造となるので、機器36を収容しないときの第1の筐体12をコンパクトにまとめることができ、第1の筐体12の可搬性を向上させることができる。
図3、図4に本実施形態の天秤を示す。図3(a)は正面図、図3(b)は平面図、図4(a)は側面図、図4(b)は図3(b)のA−A’線の断面図であって挿入棒の挿入前を示す図、図4(c)は図3(b)のA−A’線の断面図であって挿入棒の挿入後を示す図である。本実施形態の機器搬出入用設備10の適用対象となる機器36は天秤42を介してクレーン78のワイヤー80により吊り上げられる。機器36には長手方向に一端には耳38が形成され、この耳38に天秤に接続した吊り輪が引掛けられることにより、機器36は吊り上げられる。なお機器36の長手方向に他端にも耳40が形成されている。
天秤42は、長手方向が第1の筐体12の収容部20の断面の内径より小さな寸法を有し、一定の剛性を有する金属等で形成された2つの剛体44を一定の隙間46を設けてプレート48で接合した形態を有している。この隙間46は、ワイヤー80先端のフック82を挿通可能な幅に形成されている。さらに天秤42の長手方向の中央において水平方向から2つの挿通孔50が隙間46を貫通する態様で形成されている。挿通孔50にはそれぞれ挿入棒52が挿入され、隙間46に挿通されたワイヤー80の先端のフック82が引っかかるようになっている。これにより天秤42は2つの挿入棒52を支点としてワイヤー80に吊り上げられることになる。また天秤42の長手方向の両端には吊り輪54が取り付けられ、各吊り輪54は機器36の長手方向の一端に設けられた耳38にそれぞれ1つずつ引掛けることができる。これにより機器36は耳38を支点としてワイヤー80により吊り上げることができる。また図3に示すように、第1の筐体12を構成する蓋部22の挿通孔24にフック82を挿通した状態でフック82を天秤42に引掛けるので、蓋部22は天秤42(プレート48)上に載置される。
ここで、天秤42の吊り上げは、ワイヤー80(フック82)を蓋部22に挿通した状態で行なう。これにより蓋部22は天秤42により持ち上げられる。また蓋部22は収容部20と接続する。したがって、第1の筐体12はワイヤー80により吊り上げることができる。さらに第1の筐体12は機器36を第3の開口部18から収容可能である。よって第1の筐体12に機器36を収容した状態で第1の筐体12は機器36とともに吊り上げることができる。また第1の筐体12から蓋部22が分離可能となるので、機器36の第1の筐体12への収容を容易に行うことができる。
図1等に示すように、本実施形態においては、建屋70と第1の筐体12との間に第2の筐体58が介装される。第2の筐体58は、建屋70上に形成される仮設建屋であって、クレーン78により第2の筐体58を構成する部材を建屋70屋上に吊り上げる等により形成される。第2の筐体58は、建屋70の外壁を境界の一部とする閉空間を形成するものとし、第2の筐体58の第1の筐体12との接続位置に形成された第2の開口部60と、を有する。
第2の筐体58は、下部が開放された形状を有するとともに、下部が建屋70屋上に接続され、第2の筐体58と建屋70屋上とで囲まれた閉空間が形成される。第2の筐体58はパネル状の部品(不図示)から構成され、建屋70屋上で組み立てられる。なお第2の筐体58には開閉ドア(不図示)が形成され、作業者が第2の筐体58に出入りすることができる。また第2の筐体58の上面であって第1のハッチ72に対向する位置(真上となる位置)に第2の開口部60が設けられている。第2の開口部60は、第1の筐体12の第1の開口部14とフランジ接続が可能な形状を有している。そして第2の開口部60には第1の開口部14同様に開閉扉62が取り付けられている。
機器36を建屋70に搬入するときは第1の開口部14と第2の開口部60がフランジ接続したのち開閉扉16と開閉扉62を開放する。逆に機器36を建屋70から搬出するときは機器36を第1の筐体12に収容し開閉扉16と開閉扉62を閉じたのち第1の開口部14と第2の開口部60とのフランジ接続を解除することになる。このとき第1の開口部14と第2の開口部60との接続及びその解除、及び開閉扉16、62の開閉は、第2の筐体58内に入った作業者が行うことになる。
第2の筐体58内には、建屋70上に配置されたレール64(レール64a、レール64b)と、第1のハッチ72の蓋体76を載置してレール64上を走行可能な台車66と、第2の筐体58に支持され第1のハッチ72の蓋体76を吊り上げ可能なチェーンブロック68が配置される(図5参照)。ここで、チェーンブロック68の先端のフック68aは蓋体76の上面に形成された耳76aに引掛けられる。ここで、蓋体76は一定の重量を有するが、第2の筐体58は蓋体76の荷重に耐えうる剛性を有するものとする。
また上述の第2のハッチ73にもそれぞれ、建屋70上に配置されたレール65(レール65a、レール65b)と、蓋体77を載置してレール65上を走行可能な台車67と、建屋70の壁面に支持され第2のハッチ73の蓋体77を吊り上げ可能なチェーンブロック(図5のチェーンブロック68)が配置される。なお、蓋体77の上面にはチェーンブロック(不図示)の先端のフック(不図示)を引掛けるための耳(不図示)が形成されている。
レール64は第1のハッチ72上を通過するレール64aと第1のハッチ72上を通過せず建屋70上に配置されたレール64bとに分割される。蓋体76の取り外しは、蓋体76をチェーンブロック68により吊り上げた状態でレール64を設置し、台車66を第1のハッチ72上に導入する。そして台車66上に蓋体76を載置して、台車66をレール64b上にまで滑らせ、レール64aを撤去することにより行なう。
同様に、レール65は第2のハッチ73上を通過するレール65aと第2のハッチ73上を通過せず建屋70上に配置されたレール65bとに分割される。蓋体77の取り外しは、蓋体77をチェーンブロック(不図示)により吊り上げた状態でレール65を設置し、台車67を第2のハッチ73上に導入する。そして台車67上に蓋体77を載置して、台車67をレール65b上にまで滑らせ、レール65aを撤去することにより行なう。これにより、蓋体76、蓋体77、レール64a、レール65aに干渉することなく、機器36を第1のハッチ72及び第2のハッチ73に挿通させることができる。なお第1のハッチ72、及び第2のハッチ73を閉じるには、上述の作業を逆に行えばよい。
このように、建屋70の第1のハッチ72を覆うように第2の筐体58を形成することになるが、建屋70外に建屋70の気密を維持可能な空きスペースを構築することができる。本実施形態においては、この空きスペースにレール64b、台車66、蓋体76を配置することができ、第1のハッチ72の開放及び閉鎖を建屋70の気密を維持しつつ行なうことができる。
また、建屋屋上の第1のハッチ72が設けられた位置に第1の筐体12(機器36とともにクレーンで吊り上げられている)及び第2の筐体58を取り付けるため、第1のハッチ72、第2のハッチ73、開閉扉16、開閉扉62を開放しても、建屋70、第2の筐体58、第1の筐体12との間で空間を共有するとともに、外部に対する気密を維持することができる。また第1の筐体12は蛇腹構造であるため、機器36を建屋70側に下ろすことにより長手方向に畳まれることになるが、この場合でも外部に対する気密を維持することができる。なお、第1の筐体12の上端(蓋部22)にはワイヤー80のフック82を挿通するための挿通孔24が形成されているが、挿通孔24はフック82を挿通させる寸法を有すれば充分である。よって挿通孔24の開口面積は、第1のハッチ72、第2のハッチ73、第1の開口部14、第2の開口部60、第3の開口部18の開口面積、及び機器36の断面に比べて充分小さくすることができる。このため、建屋70内にある空調設備に負担を掛けることなく、建屋70内の負圧を維持することができる。
さらに第1の筐体12に形成された第1の開口部は建屋70(第2の筐体58)側に(フランジ接続により)着脱可能とされ、第1の筐体12は機器36とともに吊り上げ可能とすることで、機器36の搬出後においても機器36が外部に露出することはなく、機器36の搬出に伴う放射線漏洩を防止することができる。もちろん、このとき開閉扉16、開閉扉62は閉じているものとする。
本実施形態の機器搬出入用設備10を用いた機器36の建屋70への搬出入手順について説明する。機器36の搬入においては、機器36の長手方向の一端(耳38)に接続して機器36の長手方向を鉛直方向にむけて機器36を機器搬出入用設備10とともに吊り上げるクレーン78、第1の筐体12を吊り上げるクレーン84、作業者が第1の筐体12を構成する収容部20と蓋部22とを接続するための足場となる高所作業車86(足場のみ図示)を用いる。なおクレーン84は、機器36の長手方向の他端(耳40)に接続して機器36の吊り上げを補助するものとしても用いる。
本実施形態の機器の搬出入方法は、放射線管理区域の建屋70のハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を通じ、吊り上げられた機器36を前記建屋70へ搬入または前記建屋70から搬出する機器の搬出入方法であって、前記機器36を吊り上げるワイヤー80を第1の筐体12に挿通するとともに前記第1の筐体12に前記機器36を収容し、前記建屋70外部に前記ハッチ(第1のハッチ72)を覆うように第2の筐体58を形成し、前記第1の筐体12を前記機器36とともに吊り上げて前記ハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)に対向する位置に移動させ前記第1の筐体12と前記第2の筐体58を接続し、前記第1の筐体12と前記第2の筐体58との接続箇所(第1の開口部14、第2の開口部60)及び前記ハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を開放して前記機器36を前記ハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)に通過させ、通過後に前記接続箇所(第1の開口部14、第2の開口部60)及び前記ハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を閉じるものである。まず、はじめに機器36の搬入手順について説明する。
図2に本実施形態の機器搬出入用設備10を用いた機器36の搬入工程(ステップ1、正面図)を示す。図2に示すように、ステップ1として、第2の筐体58を建屋70に取り付ける。クレーン78を用いて第2の筐体58のパネル状の部品(不図示)を運搬し、第2の開口部60が第1のハッチ72の真上に位置するように組み立てる。
図5に本実施形態の機器搬出入用設備10を用いた機器36の搬入工程(ステップ2、側面図)を示す。図5に示すように、ステップ2として第1のハッチ72、第2のハッチ73を開放する。レール64、65と台車66、67とチェーンブロック68を搬入し、上述の所定位置に配置する。そしてチェーンブロック68を蓋体76、77に接続して蓋体76、77を台車66、67より高い位置にまで吊り上げた状態で、レール64、65を設置する。そして台車66、67にそれぞれ蓋体76、77を載置して台車66、67をそれぞれレール64b、65bの位置にまで滑らせレール64a、65aを撤去する。
図6に、本実施形態の機器搬出入用設備10を用いた機器36の搬入工程(ステップ3、正面図)を示す。図6(a)は機器36を吊り上げつつ機器36の長手方向を鉛直方向に向ける工程を示し、図6(b)は機器36を第1の筐体12に収容する工程を示す。図6(a)に示すように、ステップ3として建屋70外に横置きされた機器36を第1の筐体12に収納する。機器36の長手方向の一方(耳38)に天秤42に取り付けられた吊り輪54を取り付ける一方、クレーン84のワイヤー84bの先端に取り付けられたワイヤー84aを機器36の長手方向の他方(耳40)に玉掛けし、機器36の長手方向を水平に保ったまま一定の高さまで吊り上げた後、天秤42に吊り上げられた機器36の長手方向の一方(耳38)のみを引き続き引き上げる。これにより搬入前の機器36を傷つけることなく機器36の長手方向を鉛直方向に向けた状態で機器36を吊り上げることができる。そして機器36を建屋70外に用意された第1の筐体12の収容部20の真上に搬送する。
次に図6(b)に示すように、2台のクレーン84のワイヤー84aを収容部20の上端の第3の開口部18(第2のリング30でも良い)に取り付け収容部20の上端を吊り上げ、収容部20を鉛直方向(第1の筐体12の長手方向)に伸長させる。このとき予め筐体受け部26の第2のリング30と第3のリング32との接続を解除する。そして収容部20の上端をワイヤー80に挿通された蓋部22の高さ位置まで伸長させたのち、高所作業車86に乗った作業者が蓋部22と収容部20の上端(第3の開口部18)とをフランジ接続し、収容部20の上端に取り付けられたワイヤー84aを取り外す(図7参照)。これにより機器36及び第1の筐体12はクレーン78(ワイヤー80)により吊り上げられた形となる。
図7に、本実施形態の機器搬出入用設備10を用いた機器36の搬入工程(ステップ4、正面図)を示す。図7に示すように、ステップ4として、第1の筐体12及び機器36を吊り上げて第2の筐体58に取り付ける。第1の筐体12の下端の第1の開口部14と第2の開口部60とをフランジ接続し、開閉扉16、62(図7では不図示)を開放する。
図8に、本実施形態の機器搬出入用設備10を用いた機器36の搬入工程(ステップ5、正面図)を示す。図8に示すように、ステップ5として、第1の筐体12の長手方向の寸法が最も短く畳まれる位置まで機器36を吊降ろす。このとき蓋部22は、機器36を吊り降ろすとともに降下し、蛇腹構造の第1の筐体12(収容部20)は畳みこまれる。そして第1の筐体12が最も短く畳まれた状態で筐体受け部26の第2リング30が第3のリング32に当接するので、両者を接続する。
図9に、本実施形態の機器搬出入用設備10を用いた機器36の搬入工程(ステップ6、正面図)を示す。図9に示すように、ステップ6として、機器36を建屋70内に搬入する。機器36が建屋70内の所定位置に来たときに機器36を建屋70に対して固定するとともに、挿入棒52を挿通孔50から抜き取ることにより機器36を吊り上げたワイヤー80(フック82)を天秤42から解除して建屋70外に吊り上げる。そしてレール64a及びレール65aそれぞれを再びレール64b、65bに接続し第1のハッチ72、第2のハッチ73の蓋体76、77をそれぞれレール64a、65aの位置にまで滑らせる。そして蓋体76、77をそれぞれチェーンブロック68により吊り上げるとともに、レール64a、レール64b、レール65a、レール65b、台車66、台車67を撤去し、チェーンブロック68により蓋体76、77を吊降ろして、第4の開口部74に蓋体76を嵌め込み、第5の開口部75に蓋体77を嵌め込んで第4の開口部74、第5の開口部75をそれぞれ閉じる。最後に第1の筐体12と第2の筐体58との接続を解除し、第1の筐体12をクレーン78を用いて建屋70から撤去し、第2の筐体58を部品(不図示)に解体したのちクレーン78を用いて部品(不図示)を撤去することにより、機器36の搬入が完了する。
一方、機器36を建屋70から搬出する際には上述のステップ6からステップ3までの工程を逆に行なえばよい。すなわち前記機器36を搬出するときは、前記第1の筐体12に前記機器36を収容し、前記接続箇所(開閉扉16、開閉扉60)及び前記ハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を閉じたのち前記第1の筐体12と前記建屋70(第2の筐体58)側との接続を解除し、前記機器36を前記第1の筐体12とともに吊り上げて搬出すればよい。
機器36の横倒しの際は図6に示すステップ3の工程を逆に行なえばよいが、機器36を第1の筐体12が覆っている。よって、例えば、図7のステップ4の段階で、第1の筐体12にクレーン84のワイヤー84aを機器36の耳40に玉掛けするとともに、ワイヤー84aのクレーン84に接続する側を第1の筐体12の側面に貫通させて露出させ、ステップ3において、露出したワイヤー84aとワイヤー84bとを高所作業車86に乗った作業者が接続すればよい。
図10に本実施形態の第1の筐体12に機器36を収容した状態で搬出する模式図を示す。ところで搬出後の機器36は専用の車両88により運ばれる。その際、機器36は車両上に設けられた支持脚90により横倒しに固定される。
よって、第1の筐体12(収容部20)の側面には、前記機器36を横倒しの状態で支持する支持脚90を挿通可能な挿通孔92を設けて挿通孔92に支持脚90を挿通して、第1の筐体12を機器36とともに横倒しに車両88に載置するようにしてもよい。ここで挿通孔92は機器36を搬出して機器36を横倒しにした際に、収容部20の支持脚90に対向する位置に形成すればよい。このように、第1の筐体12の側面には、機器36を横倒しの状態で支持する支持脚90を挿通可能な挿通孔92を形成し、第1の筐体12は機器36とともに横倒しに載置可能とすることにより、搬出時において機器36を第1の筐体12とともに横倒しにしても、第1の筐体12に機器36からの負荷をかけずに第1の筐体12は外部との機密性を維持することができ、外部への放射能の漏洩を抑制して機器36の搬出を安全に行なうことができる。
図11に建屋のハッチを構成する蓋体の他の吊り上げ方法を示す。図11(a)は吊り上げ前の正面図、図11(b)は1回目の吊り上げ後の正面図、図11(c)は吊り上げ前の側面図、図11(d)は1回目の吊り上げ後の側面図、図11(e)は2回目の吊り上げ前の側面図、図11(f)は2回目の吊り上げ後の側面図を示す。
本実施形態において、蓋体76、77をチェーンブロック68により吊り上げることで台車に載せていたが、図11に示すように、例えば蓋体76を吊り上げるとともに隙間94bを建屋70屋上との間に形成する治具94、隙間94bに挿入され治具94を押し上げるジャッキ96、隙間94bに挿入され治具94を所定の高さ位置に固定するスペーサ98a、98b、98cを用いて蓋体76を吊り上げる構成にしてもよい。
すなわち、図11(a)に示すように、蓋体76の耳76aに治具94に接続されたフック94aを取り付け、ジャッキ96を隙間94bに挿入して鉛直方向の長さを長くすることにより治具94と蓋体76を持ち上げ(図11(b))、両者を持ち上げたところで、隙間94bにスペーサ98aを挿入してジャッキ96を隙間94bから取り出す(図11(d))。そして元の長さに戻したジャッキ96の下にスペーサ98bを置いた状態で隙間94aに挿入し(図11(e))、再び治具94と蓋体76を持ち上げ、両者を持ち上げたところでスペーサ98cをスペーサ98aと治具94との隙間に挿入し、ジャッキ96を隙間94bから取り出す(図11(f))、といった作業を繰り替えしてスペーサ98b、98cを積み増すことにより、蓋体76の下端が台車66の上面より高くなるようにする。そして、蓋体76と建屋70との間にレール64を設置してレール64上に台車を置き、台車66を蓋体76の下に滑らせスペーサ98a、98b、98cをはずして蓋体76を台車66の上に載せて搬出入される機器36に干渉しない位置にまでレール64上を移動させる工程としてもよい。これにより第2の筐体58に蓋体76を支える強度は要求されないので、第2の筐体58を容易に形成することができる。もちろん蓋体76を第4の開口部74に戻すためには上述の作業を逆に行えばよい。
本実施形態において、第1のハッチ72は第4の開口部74から蓋体76が分離する形態を有していたが、例えば第1のハッチ72の第4の開口部74において建屋70の内側からスライド式のドア(不図示)が取り付けられている場合は、建屋70の外部に上述の蓋体76を置く必要がないため、上述の第2の筐体58を取り付ける必要はない。
この場合、本実施形態に係る機器搬出入用設備10は、放射線管理区域の建屋70に搬出入する機器36を吊り上げ前記建屋70に形成されたハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を通じて前記建屋70に前記機器36を搬出入する際に用いる機器搬出入用設備10であって、前記機器36を吊り上げるワイヤー80を挿通可能であるとともに前記機器36を前記建屋70外で収容可能な第1の筐体12と、前記第1の筐体12の前記ワイヤー80の延長線上に形成され、前記機器36を挿通可能であるとともに前記ハッチ(第1のハッチ72)に接続可能な第1の開口部14と、前記第1の開口部14に形成された開閉扉16と、を有するものとなる。
そして本実施形態の機器の搬出入方法は、放射線管理区域の建屋70のハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を通じ、吊り上げられた機器36を前記建屋70へ搬入または前記建屋70から搬出する機器の搬出入方法であって、前記機器36を吊り上げるワイヤー80を第1の筐体12に挿通するとともに前記第1の筐体12に前記機器36を収容し、前記第1の筐体12を前記機器36とともに吊り上げて前記第1の筐体12と前記ハッチ(第1のハッチ72)とを接続し、前記第1の筐体12の前記ハッチ(第1のハッチ72)との接続箇所(第1の開口部14)及び前記ハッチ(第1のハッチ72)を開放して前記機器36を前記ハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)に通過させ、通過後に前記接続箇所(第1の開口部14)及び前記ハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)を閉じるものとなる。
このとき、第1の筐体12の第1の開口部14を第1のハッチ72の第4の開口部74に対応させて設計し、第1の筐体12を第1のハッチ72に直接とりつける構成にすれば良い。
本実施形態においては、第2の筐体58の有無に関わらず、第1の筐体12は建屋70外に取り付けられるので、建屋70内部の間取りを考慮することなく取り付けることができる。そして、また建屋70のハッチ(第1のハッチ72、第2のハッチ73)及び開閉扉16を開放しても第1の筐体12により封止されており、建屋70の負圧を維持することが可能な機器搬出入用設備10となる。
また本実施形態において第1の筐体12は蛇腹構造を有していたが、機器36を収容可能な筐体であれば特に制限はなく、例えば、機器36を収容可能な袋状の筐体や一定の剛性を有する筐体であっても良い。
機器の搬出入において建屋の気密を維持するとともに、搬出された機器の気密を維持することが可能な機器搬出入用設備、機器の搬出入方法として利用できる。
10………機器搬出入用設備、12………第1の筐体、14………第1の開口部、16………開閉扉、18………第3の開口部、20………収容部、22………蓋部、24………挿通孔、26………筐体受け部、28………第1のリング、30………第2のリング、32………第3のリング、34………ポール、36………機器、38………耳、40………耳、42………天秤、44………鋼体、46………隙間、48………プレート、50………挿通孔、52………挿入棒、54………吊り輪、58………第2の筐体、60………第2の開口部、62………開閉扉、64………レール、65………レール、66………台車、67………台車、68………チェーンブロック、68a………フック、70………建屋、72………第1のハッチ、73………第2のハッチ、74………第4の開口部、75………第5の開口部、76………蓋体、76a………耳、77………蓋体、78………クレーン、80………ワイヤー、82………フック、84………クレーン、84a………ワイヤー、84b………ワイヤー、86………高所作業車、88………車両、90………支持脚、92………挿通孔、94………治具、94a………フック、94b………隙間、96………ジャッキ、98a………スペーサ、98b………スペーサ、98c………スペーサ、101………原子炉建屋、102………原子炉圧力容器、103………天井、104………機器類搬出入用開口、107………シャッタ、110………排気装置、113………蛇腹状筒体、201………原子炉圧力容器、204………建屋、230………仮建屋、230Aa………境界連絡口、230Ba………外部連絡口、234………開閉手段、236………開口。

Claims (10)

  1. 放射線管理区域の建屋に搬出入する機器を吊り上げ前記建屋に形成されたハッチを通じて前記建屋に前記機器を搬出入する際に用いる機器搬出入用設備であって、
    前記機器を吊り上げるワイヤーを挿通可能であるとともに前記機器を前記建屋外で収容可能な第1の筐体と、
    前記第1の筐体の前記ワイヤーの延長線上に形成され、前記機器を挿通可能であるとともに前記ハッチに接続可能な第1の開口部と、
    前記第1の開口部に形成された開閉扉と、を有することを特徴とする機器搬出入用設備。
  2. 放射線管理区域の建屋に搬出入する機器を吊り上げ前記建屋に形成されたハッチを通じて前記建屋に前記機器を搬出入する際に用いる機器搬出入用設備であって、
    前記機器を吊り上げるワイヤーを挿通可能であるとともに前記機器を前記建屋外で収容可能な第1の筐体と、
    前記第1の筐体の前記ワイヤーの延長線上に形成され、前記機器を挿通可能な第1の開口部と、
    前記第1の開口部に形成された開閉扉と、
    前記建屋外部に前記ハッチを覆うように形成された第2の筐体と、
    前記第2の筐体の前記ハッチに対向する位置に形成され前記第1の開口部と接続する第2の開口部と、を有することを特徴とする機器搬出入用設備。
  3. 前記第1の開口部は、前記建屋側から着脱可能とされ、前記第1の筐体は前記機器とともに吊り上げ可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の機器搬出入用設備。
  4. 前記第1の筐体は、長手方向の一端に前記第1の開口部を有し前記一端の反対側の他端に第3の開口部を有し前記第3の開口部から前記機器を収容可能な収容部と、前記第3の開口部を塞ぐとともに前記ワイヤーを挿通する蓋部と、を有し、前記蓋部は前記収容部から着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の機器搬出入用設備。
  5. 前記収容部は、長手方向に沿って伸縮自在な蛇腹構造を有することを特徴とする請求項4に記載の機器搬出入用設備。
  6. 前記第1の筐体は、前記機器の収容前または前記機器の建屋への搬入後に前記収容部を前記収容部の側面方向から支持する筐体受け部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の機器搬出入用設備。
  7. 前記第1の筐体の側面には、前記機器を横倒しの状態で支持する支持脚を挿通可能な挿通孔を有し、前記第1の筐体は前記機器とともに横倒しに載置可能であることを特徴とする請求1乃至6のいずれか1項に記載の機器搬出入用設備。
  8. 放射線管理区域の建屋のハッチを通じ、吊り上げられた機器を前記建屋へ搬入または前記建屋から搬出する機器の搬出入方法であって、
    前記機器を吊り上げるワイヤーを第1の筐体に挿通するとともに前記第1の筐体に前記機器を収容し、
    前記第1の筐体を前記機器とともに吊り上げて前記第1の筐体と前記ハッチとを接続し、
    前記第1の筐体の前記ハッチとの接続箇所及び前記ハッチを開放して前記機器を前記ハッチに通過させ、通過後に前記接続箇所及び前記ハッチを閉じることを特徴とする機器の搬出入方法。
  9. 放射線管理区域の建屋のハッチを通じ、吊り上げられた機器を前記建屋へ搬入または前記建屋から搬出する機器の搬出入方法であって、
    前記機器を吊り上げるワイヤーを第1の筐体に挿通するとともに前記第1の筐体に前記機器を収容し、
    前記建屋外部に前記ハッチを覆うように第2の筐体を形成し、
    前記第1の筐体を前記機器とともに吊り上げて前記ハッチに対向する位置に移動させ前記第1の筐体と前記第2の筐体を接続し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との接続箇所及び前記ハッチを開放して前記機器を前記ハッチに通過させ、通過後に前記接続箇所及び前記ハッチを閉じることを特徴とする機器の搬出入方法。
  10. 前記機器を搬出するときは、前記第1の筐体に前記機器を収容し、前記接続箇所及び前記ハッチを閉じたのち前記第1の筐体と前記建屋側との接続を解除し、前記機器を前記第1の筐体とともに吊り上げて搬出することを特徴とする請求項8または9に記載の機器の搬出入方法。
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