JPS62285100A - 原子炉の解体工法 - Google Patents

原子炉の解体工法

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JPS62285100A
JPS62285100A JP12854086A JP12854086A JPS62285100A JP S62285100 A JPS62285100 A JP S62285100A JP 12854086 A JP12854086 A JP 12854086A JP 12854086 A JP12854086 A JP 12854086A JP S62285100 A JPS62285100 A JP S62285100A
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嶋崎 保義
勇 山本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 「産業上の利用分野」 本発明は、原子力発電所等における原子炉の解体工法に
関するものである。
「従来の技術」 現在稼動中の原子炉は、将来において、老朽化、ないし
は、モデルチェンジのために廃炉措置をとる必要を生じ
ると予想され、このため現在、原子炉を廃炉するための
工法について種々の検討がなされている。
このような背景において、従来、最も一般的に知られて
いる解体工法として、放射化された構造部分を遠隔操作
装置を備えた切断装置によって細かいブロックに切り出
し、各ブロックをキャスクに収納して原子炉建屋から搬
出し、所定の最終処分施設に輸送して保管するといった
工法である。
ところが前述の工法を実施する場合、高精度の遠隔操作
機能を具備した切断装置を必要とする問題があり、その
上、多数のブロックを切り出す必要を生じるために、ブ
ロックの数が増大して搬出作業と輸送作業が繁雑になる
問題があった。
そこで本願発明の出願人は、これらの問題を解消するた
めに、原子炉建屋壁に仮設の搬送孔を形成し、生体遮蔽
壁を原子炉建屋躯体と分離し、生体遮蔽壁ごと格納容器
を横方向にスライドさせて前記搬送孔から搬出する工法
を先に提案している。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明の出願人が先に提案した前述の工法は、生体遮蔽
壁をキャスクに見立て、原子炉を生体遮蔽壁ごと大きな
ブロックで搬出できる工法でありブロックを大型化して
搬出作業数を減少することにより廃炉作業を簡略化した
工法であった。
ところが前述の工法は、原子炉建屋壁の側方に大型のブ
ロックを移動させるためのスペースを必要とするために
、原子炉建屋の側方に、他の建屋を隣接して構築した原
子力発電施設においては、実施困難な問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、原子炉建
屋の側方に他の建屋を隣接させて構築した原子力発電施
設にも適用することができ、安全かつ効率良く廃炉作業
を実施できる原子力発電所の解体工法を提供することを
目的とする。
「問題点を解決するだめの手段」 本発明は、前記問題点を解決するために、原子炉建屋の
屋根に開閉自在な仮設の開口部を形成し、この開口部を
介して原子炉格納容器上方の作業用の空間部にキャスク
を搬入し、このキャスクに放射性解体物を搬入するとと
もに、このキャスクを前記開口部から原子炉建屋の外方
に搬出するものである。
「作用」 原子炉建屋の天井部に形成した開口部を介してキャスク
の搬入と搬出を行うために、原子炉建屋に隣接して他の
建屋が構築されている原子力発電施設等において原子炉
の解体を実施する場合に、他の建屋がキャスクの搬入お
よび搬出の支障にならない。また、天井部には大型の開
口部を容易に形成できるために、大型のキャスクを原子
炉建屋に搬入、搬出することができるようになり、放射
性解体物を細かく切断することなく大型のままでキャス
クに収納し、搬出することができる。更に、キャスクを
建屋内に搬送した後に、開閉戸によって開口部を閉じて
おくならば、放射能の漏洩を阻止しつつキャスクへの収
納作業を実施でき安全性が向上する。
「実施例」 第1図ないし第7図は、本発明をMark〜■型原子炉
格納容器を備えた原子力発電所の解体に適−3= 用した一実施例を工程順に示すものである。
第1図は解体作業着手直前の原子炉建屋Aを示している
。この原子炉建屋Aは、圧力容器lと各種機器を備えた
鋼製の格納容器2が内部に備えられ、格納容器2を囲む
コンクリート製の生体遮蔽壁3が建屋躯体4で囲まれて
構成されている。また、生体遮蔽壁3の上端の筒状部3
aの側方には使用済燃料プール5と原子炉機器仮置プー
ル6等が形成され、これら各プール5,6および格納容
器2と原子炉建屋Aの天井部7との間には、燃料交換作
業等を行うための作業用の空間部8が形成されている。
なお、生体遮蔽壁3の筒状部3aの内側にはシールドプ
ラグ9が嵌め込まれている。
第1図に示す構造の原子炉建屋Aにおいて解体作業を行
う場合、解体作業に先立って、まず、原子炉建屋Aの天
井部7の内側であって、シールドプラグ9の直上から外
れた位置に、生体遮蔽壁3の筒状部3aの開口部より大
きい仮設の開口部10を形成し、この開口部10の上面
開口に、開口部10を気密に閉じるスライド式の開閉戸
jlを設ける。この開閉戸IIを設けるのは、開口部1
0を閉じることによって、後述する解体作業中に開口部
IOから放射能が漏洩しないようにするためである。
次に、放射線の遮蔽能力を有する部材で構成された底面
開口型の箱状めキャスク(移送用チャンバー)12を用
意する。このキャスク12は、前記開口部IOを通過可
能な大型のものであり、その底面開口部には、スライド
式の開閉扉14が設けられ、底部側には走行装置が取り
付けられるとともに、内側の天井部にはクレーン等の揚
重装置17が設けられ、外部側上面には吊り下ろし用の
金具が取り付けられて構成されている。
そして解体作業を行うには、第2図に示すように原子炉
建屋Aの開閉戸11をあけ、キャスクI2をクレーン等
の揚重機13によって吊り上げ、キャスクI2を開口部
IOから原子炉建屋Aの空間部8の内側に吊り降ろす。
前記キャスク12を空間部8に吊り降ろしたならば、開
閉戸+1によって天井部7の開口部10を閉じる。更に
、シールドプラグ9を外して生体遮蔽壁3の筒状部3a
を開ける。
次いでキャスク12を空間部8の下方の床に沿って走行
させて前記の如く開1]シた筒状部3aの上に移動させ
る。
次に第3図に示すようにキャスク12の開閉扉14を開
き、格納容器2の内部に収納されている放射性解体物1
8を揚重機I7により吊り上げてキャスク12の内部に
収納する。ここでキャスク12は大型のものであり、格
納容器2の内部に設置されている大型の放射性解体物1
8を収納することができるために、格納容器内部の放射
性解体物I8を細かく切断することなく、大型のままで
収納することができる。
キャスク12の内部に放射性解体物18を収納したなら
ば、第4図に示すように開閉扉14を閉じてキャスク1
2を密封し、放射線漏洩を防止する。
次に、第5図に示すようにキャスク12を開口部lOの
下に移動させ、シールドプラグ9により生体遮蔽・壁3
の筒状部3aを閉じて格納容器内部側からの放射線の漏
洩を防止する。
続いて開閉戸IIを開放し、揚重機13によりこのキャ
スク12を第6図に示すように吊り上げ、開口部10を
介して原子炉建屋Aから搬出する。
なお、解体作業にあたっては、前記キャスク12を複数
用意しておき、複数のキャスク12を順次原子炉建屋A
の空間部8に搬入し、生体遮蔽壁3の内側の放射性解体
物は勿論、プール5.6に1時的に保管されている放射
性解体物をも収納した後に順次原子炉建屋Aの外部に搬
出し、廃棄物処理施設20に順次輸送して処分し、解体
作業を進行する。
次に、前述の如く原子炉建屋Aから搬出したキャスク1
2をトラック等の輸送機械19によって所定の廃棄物処
理施設20に輸送する。そして、この廃棄物処理施設2
0において前記放射性解体物18を細かく解体処理して
処分する。このように格納容器2の内部から搬出した最
も放射能の高い放射性解体物18を設備の整った廃棄物
処理施設 =7− 20で処分するために、放射性解体物I8を安全に解体
することができる。
以上の如く原子炉建屋Aの天井部7に形成した開口部1
0を利用してキャスク12の搬入と搬出を実施して原子
炉の解体を行うならば、原子炉建屋Aの側方に他の建屋
を隣接して構築した構造の原子力発電施設においても、
原子炉建屋Aの」一方に空間がおいているならば、大型
のキャスク12を使用して効率良く解体作業を実施する
ことができる。
なお、前記実施例においては、Mark−11型格納容
器を備えた原子炉の解体に本願発明を適用したが、Ma
rk−1型格納容器を備えた原子炉等、BWRの解体に
本願発明を適用できるのは勿論である。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は、原子炉建屋の天井部に形
成した開口部を介してキャスクを建屋内に搬入し、この
キャスクに放射性解体物を収納し後に、キャスクを前記
開口部を介1.搬出して解体8一 作業を行うものであるために、原子炉建屋の側方に他の
建屋が隣接して構築されている原子力発電施設において
も原子炉建屋の上方の空間がおいているならば、他の建
屋が邪魔になることなく解体作業を実施することができ
る。
また、天井部に形成する開口部は、大型化することが容
易であり、これによって大型のキャスクを建屋内に搬入
することも可能なために、放射性解体物を細かく切断す
る必要はなくなり、大型のキャスクに収納して搬出する
ことができ、搬出作業を効率良く安全に実施できる効果
がある。
更に、原子炉建屋の内部にキャスクを搬入した後に、屋
根部に形成した開口部を開閉戸で閉じておくならば、キ
ャスクに放射性解体物を搬入する作業中に放射能漏れを
生じることはなく、安全に解体作業を実施できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は、本発明の一実施例を示す乙ので
、第1図は原子炉建屋の上部を示す断面図、第2図は原
子炉建屋にキャスクを搬入している状態を示す断面図、
第3図はキャスクを格納容器の上方に移動させた状態を
示す断面図、第4図はキャスクに放射性解体物を収納し
た状態を示す断面図、第5図は放射性解体物を収納した
キャスクの移動状態を示す断面図、第6図はキャスクを
原子炉建屋から搬出している状態を示す断面図、第7図
はキャスクを廃棄物処理場に搬送している状態を示す側
面図である。 A・・・・・・原子炉建屋、   1・・・・・・圧力
容器、2・・・・格納容器、   3・・・・・生体遮
蔽壁、4・・・・・・躯体、     7・・・ 天井
部、8・・・・・・空間部、 10・・・・・開口部、    11・・・・・・開閉
戸、12・・・・キャスク、   13・・ 揚重機、
14・・・・・開閉扉、 I7・・・・・・揚重機、    I8・・・・・・放
射性解体物、20・・・・・・廃棄物処理施設。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 原子炉建屋の屋根に開閉自在な仮設の開口部を形成し、
    この開口部を介して原子炉格納容器の上方の作業用の空
    間部に、揚重機を具備したキャスクを搬入し、このキャ
    スクに放射性解体物を搬入するとともに、このキャスク
    を前記開口部から原子炉建屋の外方に搬出することを特
    徴とする原子炉の解体工法。
JP61128540A 1986-06-03 1986-06-03 原子炉の解体工法 Expired - Lifetime JP2519896B2 (ja)

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