JPH08262190A - 原子炉圧力容器取替方法および装置 - Google Patents

原子炉圧力容器取替方法および装置

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JPH08262190A
JPH08262190A JP7064535A JP6453595A JPH08262190A JP H08262190 A JPH08262190 A JP H08262190A JP 7064535 A JP7064535 A JP 7064535A JP 6453595 A JP6453595 A JP 6453595A JP H08262190 A JPH08262190 A JP H08262190A
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pressure vessel
reactor pressure
reactor
building
roof
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JP7064535A
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Arata Ito
新 伊藤
Motohiko Kimura
元比古 木村
Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
Yutaka Togasawa
裕 戸賀沢
Mitsuaki Shimamura
光明 島村
Yasuhiro Yuguchi
康弘 湯口
Tomoyuki Ito
智之 伊藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】原子炉圧力容器を一体で原子炉建屋から搬入し
たり、搬出したりする時、原子炉建屋の補強を特に考慮
する必要がなく、原子炉建屋からの放射性物質の放出を
防止し、作業時の被爆を低減する。 【構成】原子炉建屋1を跨いで設置された架台2と、こ
の架台2上に搭載された格納設備8と、原子炉建屋1か
ら格納設備8に原子炉圧力容器12を吊り上げるクレー
ン7と、格納設備8の床面を移動する台車6と、架台2
に搭載され格納設備8に移送された原子炉圧力容器12
を格納設備8外に吊り降ろすタワークレーン11と、こ
のタワークレーン11にて吊り降ろされた原子炉圧力容
器12をメンテナンス建屋14に移送する走行台車13
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既に発電を開始してい
る原子力プラントに係り、特に、プラントの長期安全性
をより確実にするために原子炉圧力容器を原子炉建屋外
に搬出し、発電所敷地内に設置されたメンテナンス建屋
で原子炉圧力容器を除染・解体・保管する一方、取替用
の新規原子炉圧力容器を上記原子炉建屋に搬入・据付を
行う原子炉圧力容器取替方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントは、寿命30年また
は40年で設計されている。しかしながら、プラントの
全ての機器が同じ寿命ではなく、プラントの主要機器の
内で原子炉圧力容器を新規のものと取り替えることによ
り、原子力発電プラントの寿命を延ばし、廃棄物の発生
の総量を減らそうとする方法が注目を集めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既に発電を開始してい
る原子力発電プラントの原子炉圧力容器を原子炉建屋外
に搬出する場合、および新規原子炉圧力容器を原子炉建
屋内に搬入する場合には、原子炉建屋から屋外に放射性
物質を放出しないようにする必要がある。
【0004】原子炉圧力容器を原子炉建屋外に搬出する
場合には、原子炉建屋内で原子炉圧力容器を細かく切断
して大物搬入口から搬出し、新規原子炉圧力容器の部材
を大物搬入口から搬入して原子炉建屋内で組み立てる方
法を採用すると、屋外に放射性物質を放出せずに、原子
炉圧力容器を取り替えることが可能である反面、原子力
発電プラントの運転を長期間停止する問題が生じる。
【0005】したがって、原子力発電プラントの運転を
長期間停止することなく、原子炉圧力容器を取り替える
ためには、原子炉圧力容器を一体として搬出入すること
ができるエアロック付の入口を原子炉建屋に原子力発電
プラント建設段階から設けたり、運転プラントにおいて
は新たに敷設する必要がある。
【0006】重量物である原子炉圧力容器を移送するた
めの困難性を考えると、原子炉建屋の屋根で原子炉圧力
容器が設置される真上に搬入口を設けるのが有利であ
る。従来の原子炉建屋の屋根の設計は、積雪に耐える程
度の強度しか考慮していない。そのため、エアロック付
の入口構造を屋根に設けるためには、建屋構造の概念を
変更するか、別途他の手段を考える必要がある。
【0007】廃棄される原子炉圧力容器を従来の廃棄方
法で行う場合には、細分化して保管容器に詰めて保管す
ることになるが、この場合には細分化作業に多大な労力
を必要とし、細分化作業時に発生する放射性粉末の処理
が必要となる。また、原子炉圧力容器は頑丈な構造物で
あり、これを放射性物質の保管容器とすることにより、
細分化の手間や作業で発生する放射性物質微粉などの処
理作業が省略される。そのため、使用済み原子炉圧力容
器を廃棄物保管容器として用いる方法を考える必要があ
る。
【0008】使用済み原子炉圧力容器を廃棄物保管容器
として用いる場合には、表面の除染や養生を行うことに
より、保管中の原子炉圧力容器からの放射性物質拡散を
防止したり、原子炉圧力容器内に保管する炉内構造物な
どの減容作業や除染・解体作業を行う必要がある。これ
らの作業は、被曝低減の観点より遠隔作業となり、各種
自動機やロボットが使用されることになるが、これら遠
隔操作作業機器の効率的な運用を考え、作業をファクト
リーオートメーション(FA)工場のようなメンテナン
ス建屋で行うことを考える必要がある。
【0009】原子炉圧力容器を一体で原子炉建屋の屋根
部より搬出したり、搬入したりする作業を行う場合に
は、燃料貯蔵プールに使用済み燃料が保管されていない
状態が安全上望ましい。そのため、使用済み燃料を燃料
貯蔵プールより原子炉建屋外の燃料貯蔵施設に搬送する
方法と貯蔵方法を考える必要がある。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、原子炉圧力容器を一体で原子炉建屋から搬出した
り、搬入したりする時、原子炉建屋の屋根の補強を特に
考慮する必要がなく、原子炉建屋からの放射性物質の放
出を防止し、作業時の被曝を低減可能な原子炉圧力容器
取替方法および装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1の原子炉圧力容器取替方法
は、原子炉圧力容器内の燃料および炉内構造物を取り出
してメンテナンス建屋に移送・保管した後、原子炉圧力
容器搬出用設備を原子炉建屋上方に設置し、原子炉建屋
の屋根に開口部を設け、この開口部から上記原子炉圧力
容器を搬出する一方、新規原子炉圧力容器を上記屋根の
開口部から搬入し、次いで上記メンテナンス建屋から燃
料および炉内構造物を移送して原子力圧力容器内に再装
荷することを特徴とする。
【0012】請求項2の原子炉圧力容器取替方法は、原
子炉圧力容器内の燃料および炉内構造物を取り出してメ
ンテナンス建屋に移送・保管した後、原子炉圧力容器搬
出用設備を原子炉建屋上方に設置し、原子炉建屋の屋根
に開口部を設け、この開口部から上記原子炉圧力容器,
熱遮蔽体を順次搬出する一方、新規熱遮蔽体,新規原子
炉圧力容器を上記屋根の開口部から搬入し、次いで上記
メンテナンス建屋から燃料および炉内構造物を移送して
原子力圧力容器内に再装荷することを特徴とする。
【0013】請求項3の原子炉圧力容器取替方法は、請
求項2記載の新規熱遮蔽体の内径が、新規原子炉圧力容
器のノズル部外径より大きく設定されたことを特徴とす
る。請求項4の原子炉圧力容器取替方法は、請求項1記
載の原子炉圧力容器取替方法において、原子炉圧力容器
を搬出した後、制御棒駆動装置取扱装置を屋根の開口部
から搬出し、次いでペデスタルを改造し、新規インター
ナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装置を上記屋根の開口
部から搬入することを特徴とする。
【0014】請求項5の原子炉圧力容器取替方法は、請
求項1記載の原子炉圧力容器をインターナルポンプによ
る循環系対応のものを用いたことを特徴とする。
【0015】請求項6の原子炉圧力容器取替方法は、請
求項1記載の原子炉圧力容器取替方法において、原子炉
圧力容器を搬出した後、インターナルポンプ/制御棒駆
動装置取扱装置を屋根の開口部から搬出し、次いで新規
インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装置を上記屋
根の開口部から搬入することを特徴とする。
【0016】請求項7の原子炉圧力容器取替方法は、原
子炉圧力容器内の燃料および炉内構造物を取り出してメ
ンテナンス建屋に移送・保管した後、原子炉圧力容器搬
出用設備を原子炉建屋上方に設置し、予め原子炉建屋の
屋根に設けた開口部から上記原子炉圧力容器を搬出する
一方、新規原子炉圧力容器を上記屋根の開口部から搬入
し、次いで上記メンテナンス建屋から燃料および炉内構
造物を移送して原子力圧力容器内に再装荷することを特
徴とする。
【0017】請求項8の原子炉圧力容器取替装置は、原
子炉建屋を跨いで設置された架台と、この架台上に搭載
され上方に第1のエアロックが取り付けられた吊出し室
と下方に第2のエアロックが取り付けられた吊上げ室と
を第3のエアロックで接続した格納設備と、上記吊上げ
室の天井面に設置され上記原子炉建屋から吊上げ室に原
子炉圧力容器を吊り上げるクレーンと、上記吊出し室お
よび吊上げ室の床面を移動する台車と、上記架台に搭載
され上記吊出し室に移送された原子炉圧力容器を上記格
納設備外に吊り降ろすタワークレーンと、このタワーク
レーンにて吊り降ろされた原子炉圧力容器をメンテナン
ス建屋に移送する走行台車とを備え、上記原子炉建屋か
らメンテナンス建屋に原子炉圧力容器を搬出して分解・
除染・解体・補修・保管作業を行う一方、取替用の新規
原子炉圧力容器を上記原子炉建屋に搬入・据付を行うこ
とを特徴とする。
【0018】請求項9の原子炉圧力容器取替装置は、請
求項8記載の原子炉圧力容器取替装置において、格納設
備を吊上げ室のみで構成したことを特徴とする。
【0019】請求項10の原子炉圧力容器取替装置は、
請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置において、格納
設備を吊上げ室のみで構成し、タワークレーンを架台に
変えて地表面に設置したことを特徴とする。
【0020】請求項11の原子炉圧力容器取替装置は、
請求項10記載の原子炉圧力容器取替装置において、タ
ワークレーンに変えてクローラクレーンを用いたことを
特徴とする。
【0021】請求項12の原子炉圧力容器取替装置は、
請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置において、格納
設備を吊上げ室のみで構成し、台車を架台の端部から端
部まで移動可能に構成したことを特徴とする。
【0022】請求項13の原子炉圧力容器取替装置は、
請求項8または12記載の原子炉圧力容器取替装置にお
いて、架台上を移動する台車が空気浮上式移動装置を装
備したことを特徴とする。
【0023】請求項14の原子炉圧力容器取替装置は、
請求項12記載の吊下げ室をエアドーム構造とし、その
内部に門型構造体が設置され、この門型構造体に原子力
圧力容器を吊り上げるクレーンを取り付けたことを特徴
とする。
【0024】請求項15の原子炉圧力容器取替装置は、
請求項8または14記載の架台を走行式とし、門型構造
体に取り付けられたクレーンで直接走行台車に原子炉圧
力容器を搭載すること特徴とする。
【0025】請求項16の原子炉圧力容器取替装置は、
地表面に設置され原子炉建屋から原子炉圧力容器を吊り
上げるクローラクレーンと、上記原子炉建屋に設置され
原子炉圧力容器が吊り込まれる簡易格納設備と、上記ク
ローラクレーンにより原子炉圧力容器が吊り込まれた簡
易格納設備を原子炉建屋から直接搭載されメンテナンス
建屋に移送する走行台車とを備え、上記原子炉建屋から
メンテナンス建屋に原子炉圧力容器を搬出して分解・除
染・解体・補修・保管作業を行う一方、取替用の新規原
子炉圧力容器を上記原子炉建屋に搬入・据付を行うこと
を特徴とする。
【0026】
【作用】請求項1の原子炉圧力容器取替方法において
は、原子炉圧力容器内の燃料および炉内構造物を取り出
してメンテナンス建屋に移送・保管した後、原子炉圧力
容器搬出用設備を原子炉建屋上方に設置し、原子炉建屋
の屋根に開口部を設け、この開口部から原子炉圧力容器
を搬出する一方、新規原子炉圧力容器を屋根の開口部か
ら搬入し、次いでメンテナンス建屋から燃料および炉内
構造物を移送して原子力圧力容器内に再装荷することに
より、周囲への放射性物質の拡散もなく、短時間に原子
力圧力容器の取り替えが可能となり、取替後の大型の構
造物を長期間・安全に保管することができる。
【0027】請求項2の原子炉圧力容器取替方法におい
ては、原子炉建屋の屋根の開口部から原子炉圧力容器,
熱遮蔽体を順次搬出する一方、新規熱遮蔽体,新規原子
炉圧力容器を屋根の開口部から搬入することにより、周
囲への放射性物質の拡散もなく、短時間に原子力圧力容
器,熱遮蔽体の取り替えが可能となる。
【0028】請求項3の原子炉圧力容器取替方法におい
ては、請求項2記載の新規熱遮蔽体の内径が、新規原子
炉圧力容器のノズル部外径より大きく設定されたことに
より、新規熱遮蔽体を一体構造で原子炉建屋に搬入し、
取替作業期間を一段と短縮することができる。
【0029】請求項4の原子炉圧力容器取替方法におい
ては、請求項1記載の原子炉圧力容器取替方法におい
て、原子炉圧力容器を搬出した後、制御棒駆動装置取扱
装置を屋根の開口部から搬出し、次いでペデスタルを改
造し、新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装
置を屋根の開口部から搬入することにより、安全性をよ
り向上したインターナルポンプによる循環系への変更が
可能となり、燃料交換期間を短縮することができる。ま
た、大型燃料採用炉への変更が可能となり、原子力プラ
ントの安全性および稼働率を向上させることができる。
【0030】請求項5の原子炉圧力容器取替方法におい
ては、請求項1記載の原子炉圧力容器をインターナルポ
ンプによる循環系対応のものを用いたことにより、イン
ターナルポンプの効率向上に対応した変更が行え、安全
性および経済性の向上が図れる。
【0031】請求項6の原子炉圧力容器取替方法におい
ては、請求項1記載の原子炉圧力容器取替方法におい
て、原子炉圧力容器を搬出した後、インターナルポンプ
/制御棒駆動装置取扱装置を屋根の開口部から搬出し、
次いで新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装
置を屋根の開口部から搬入することにより、請求項1お
よび請求項4を併せた作用をなす。
【0032】請求項7の原子炉圧力容器取替方法におい
ては、原子炉圧力容器内の燃料および炉内構造物を取り
出してメンテナンス建屋に移送・保管した後、原子炉圧
力容器搬出用設備を原子炉建屋上方に設置し、予め原子
炉建屋の屋根に設けた開口部から原子炉圧力容器を搬出
する一方、新規原子炉圧力容器を屋根の開口部から搬入
し、次いでメンテナンス建屋から燃料および炉内構造物
を移送して原子力圧力容器内に再装荷することにより、
取替時に原子炉建屋の屋根に開口部を設けることがなく
なり、作業工程を削減するとともに、作業期間を短縮す
ることができる。
【0033】請求項8の原子炉圧力容器取替装置におい
ては、原子炉建屋を跨いで設置された架台と、この架台
上に搭載され上方に第1のエアロックが取り付けられた
吊出し室と下方に第2のエアロックが取り付けられた吊
上げ室とを第3のエアロックで接続した格納設備と、吊
上げ室の天井面に設置され原子炉建屋から吊上げ室に原
子炉圧力容器を吊り上げるクレーンと、吊出し室および
吊上げ室の床面を移動する台車と、架台に搭載され吊出
し室に移送された原子炉圧力容器を格納設備外に吊り降
ろすタワークレーンと、このタワークレーンにて吊り降
ろされた原子炉圧力容器をメンテナンス建屋に移送する
走行台車とを備え、原子炉建屋からメンテナンス建屋に
原子炉圧力容器を搬出して分解・除染・解体・補修・保
管作業を行う一方、取替用の新規原子炉圧力容器を原子
炉建屋に搬入・据付を行うことにより、原子炉圧力容器
を一体で原子炉建屋から搬入したり、搬出したりする
時、原子炉建屋の補強を特に考慮する必要がなく、原子
炉建屋からの放射性物質の放出を防止し、作業時の被爆
を低減することができる。
【0034】請求項9の原子炉圧力容器取替装置におい
ては、請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置におい
て、格納設備を吊上げ室のみで構成したことにより、吊
出し室の第1のエアロックの開閉作業が不要になり、原
子炉圧力容器の取り替えに要する作業期間を短縮するこ
とができる。
【0035】請求項10の原子炉圧力容器取替装置にお
いては、請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置におい
て、格納設備を吊上げ室のみで構成し、タワークレーン
を架台に変えて地表面に設置したことにより、請求項9
の作用に加えて、タワークレーンの設置作業が容易にな
る。
【0036】請求項11の原子炉圧力容器取替装置にお
いては、請求項10記載の原子炉圧力容器取替装置にお
いて、タワークレーンに変えてクローラクレーンを用い
たことにより、請求項10と同様の作用をなす。
【0037】請求項12の原子炉圧力容器取替装置にお
いては、請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置におい
て、格納設備を吊上げ室のみで構成し、台車を架台の端
部から端部まで移動可能に構成したことにより、請求項
9の作用に加えて、タワークレーンの作業範囲を狭くす
ることが可能となり、必要設備の小型化が図れる。
【0038】請求項13の原子炉圧力容器取替装置にお
いては、請求項8または12記載の原子炉圧力容器取替
装置において、架台上を移動する台車が空気浮上式移動
装置を装備したことにより、台車の移動が容易になる。
【0039】請求項14の原子炉圧力容器取替装置にお
いては、請求項12記載の吊下げ室をエアドーム構造と
したので、取扱いが簡単になり、また軽量であるため、
架台を小型化することができる。
【0040】請求項15の原子炉圧力容器取替装置にお
いては、請求項8または14記載の架台を走行式とし、
門型構造体に取り付けられたクレーンで直接走行台車に
原子炉圧力容器を搭載することにより、タワークレーン
やクローラクレーンが不要になる。また、架台を原子炉
建屋以外の場所で組み立てることができるため、組立作
業が容易になり、作業効率も高くなる。
【0041】請求項16の原子炉圧力容器取替装置にお
いては、地表面に設置され原子炉建屋から原子炉圧力容
器を吊り上げるクローラクレーンと、原子炉建屋に設置
され原子炉圧力容器が吊り込まれる簡易格納設備と、ク
ローラクレーンにより原子炉圧力容器が吊り込まれた簡
易格納設備を原子炉建屋から直接搭載されメンテナンス
建屋に移送する走行台車とを備え、原子炉建屋からメン
テナンス建屋に原子炉圧力容器を搬出して分解・除染・
解体・補修・保管作業を行う一方、取替用の新規原子炉
圧力容器を原子炉建屋に搬入・据付を行うことにより、
原子炉圧力容器を直接原子炉建屋から搬出するため、架
台を用いて原子炉圧力容器の吊り代えを行うための設備
が不要になり、設備を構築する作業準備期間を削減する
ことができる。
【0042】
【実施例】
(方法および装置の第1実施例)図1は本発明に係る原
子炉圧力容器取替方法の第1実施例の作業手順を示すフ
ローチャート図、図2〜図9は図1の各作業手順の詳細
な作業手順を示すフローチャート図、図10は本発明に
係る原子炉圧力容器取替装置の第1実施例を示す構成図
である。
【0043】図10に示すように、本実施例では原子炉
建屋1を跨いで架台2が設置され、その架台2上にエア
ロック3,4,5、台車6やクレーン7などを装備した
格納設備8が搭載され、この格納設備8と原子炉建屋1
に設けられた屋根9の開口部10が気密に接続されると
ともに、架台2にはタワークレーン11が搭載されてい
る。これらの設備を用いて原子炉圧力容器12を原子炉
建屋1から搬出し、地表面を走行する走行台車13に積
載し、この走行台車13をメンテナンス建屋14内に移
動させ、このメンテナンス建屋14内に設置された作業
ピット15に原子炉圧力容器12を移送して原子炉圧力
容器12の分解・除染・解体・補修・保管作業などを遠
隔で行う一方、取替用の新規原子炉圧力容器12を格納
設備8を経由して原子炉建屋1内に設置する。
【0044】すなわち、原子炉建屋1を跨いで設置され
た架台2には、格納設備8およびタワークレーン11が
搭載され、地表面を走行する走行台車13によりメンテ
ナンス建屋14内に原子炉建屋1から原子炉圧力容器1
2を移送して分解・除染・解体・補修・保管作業などを
行ったり、取替用の新規原子炉圧力容器12を原子炉建
屋1に搬入する。
【0045】格納設備8は、吊上げ室16と吊出し室1
7とで構成され、両室の間はエアロック4(第3のエア
ロック)を介して結合されている。また、両室の床面上
間は原子炉圧力容器12などを搭載する台車6が走行自
在になっており、この台車6には、原子炉圧力容器12
を保持するための図示しない支持装置が取り付けられて
いる。吊上げ室16の下面にはエアロック5(第2のエ
アロック)が取り付けられ、原子炉建屋1の屋根9の開
口部10と気密に接続される。また、吊上げ室16の天
井面には、原子炉圧力容器12を吊り上げるためのクレ
ーン7が取り付けられている。吊出し室17の上面に
は、エアロック3(第1のエアロック)が取り付けられ
ている。
【0046】メンテナンス建屋14内には、原子炉圧力
容器12の分解・除染・解体・補修・保管作業などを行
うための作業室19が配備され、この作業室19には、
原子炉圧力容器12を装荷するための作業ピット15,
天井走行クレーン20が装備されており、作業ピット1
5には水張り機能が設けられている。
【0047】また、メンテナンス建屋14内には、原子
炉圧力容器12の取替作業を行う時に、使用済み燃料を
一時保管するための燃料保管室21が設けられている。
なお、原子炉建屋1の燃料貯蔵プール22から燃料保管
室21までの燃料搬送ルートは図10では省略されてい
る。そして、燃料保管室21には、燃料保管ピット2
3,天井クレーン24が配設されている。
【0048】次に、図1に基づいて第1実施例の原子炉
圧力容器取替方法の作業手順を説明する。図1に示すよ
うに、まず、ステップS1で原子炉プラントを解列した
後、ステップS2で原子炉圧力容器12の搬出準備を行
い、ステップS3で原子炉建屋1の屋根9の開口作業を
実施する。次いで、ステップS4で原子炉圧力容器12
の搬出作業を行った後、熱遮蔽体25を搬出する(ステ
ップS5)。その後、ステップS6において新規原子炉
圧力容器を搬入し、新規の熱遮蔽体25を組み立てる
(ステップS7)。さらに、ステップS8,S9では原
子炉圧力容器12に各種部材を結合するとともに、原子
炉圧力容器12の搬出用設備を撤去する。そして、原子
炉圧力容器12の炉心に燃料を再装荷して併入する(ス
テップS10,S11)。
【0049】また、図2は図1のステップS2における
原子炉圧力容器搬出準備の作業手順を示す。
【0050】図2に示すように、ステップS21で原子
炉格納容器12頭部,原子炉圧力容器12上蓋の取り外
しを順次行い、ステップS22で炉内構造物を取り出
し、ステップS23で炉心から燃料を燃料貯蔵プール2
2の燃料貯蔵ラックへ移送し、この燃料貯蔵ラックから
燃料搬送容器に燃料を収納し、燃料搬送ルートを経由し
てメンテナンス建屋14内の燃料保管室21の燃料保管
ピット23に搬出する(ステップS24)。次いで、炉
心の燃料が全て搬出されると、ステップS25で炉内構
造物を原子炉圧力容器12に組み込み、原子炉圧力容器
12に上蓋を取り付ける。さらに、ステップS26で原
子炉建屋1の屋根9上方に原子炉圧力容器搬出用設備を
設置する。
【0051】図3は図1のステップS3における原子炉
建屋屋根開口作業実施の作業手順を示す。
【0052】図3に示すように、ステップS31で原子
炉ウエル26上面に仮養生を行う。次いで、原子炉建屋
1を跨いで架台2を据え付け、その上に格納設備8を搭
載する。この格納容器8内の吊上げ室16の下面のエア
ロック5の中心が、原子炉建屋1内に設置される原子炉
圧力容器12の中心軸の真上に位置するように据え付け
る。エアロック5を開き、吊上げ室16の下面と原子炉
建屋1の屋根9の間を気密になるように接続する(ステ
ップS32)。その後、エアロック5に対応する屋根9
の中心に吊り金具を取り付け、吊上げ室16の天井面に
設置されているクレーン7とこの吊り金具をワイヤで吊
った状態とし(ステップS34)、エアロック5の開口
に対応する大きさで屋根9の切取りをレーザ光を応用し
た切断機などを用いて行う(ステップS35)。
【0053】屋根9から原子炉圧力容器12が通過可能
な大きさのブロックの切取りが終了すると、クレーン7
でそのブロックを吊上げ室16内に吊り上げ、エアロッ
ク5を閉じる。次に、エアロック4を開き、台車6を吊
出し室17から吊上げ室16内に移動させ、切り出した
屋根9のブロックを台車6の上に降ろして養生を行い、
台車6を吊出し室17に移動させてエアロック4を閉じ
る。さらに、吊出し室17の天井面のエアロック3を開
き、タワークレーン11のフックを吊出し室17内に降
ろし、取り出した屋根9のブロックの吊り金具とタワー
クレーン11のフックとをワイヤで結合し、吊出し室1
7からブロックを吊り出し、地表面を走行する走行台車
13にブロックを吊り降ろす。この走行台車13をメン
テナンス建屋14内の作業室19に移動させ、天井走行
クレーン20を用いて走行台車13から切り出した屋根
9のブロックを作業ピット15などに降ろす。そして、
上記ブロックをレーザ光を応用した切断機などを用いて
解体し、保管用のドラム缶に詰めて廃棄物保管場所に保
管する(ステップS36)。
【0054】その後、切り出した屋根9のブロックの搬
出要領と逆の手順で開閉式蓋装置を屋根9の開口部10
に移送し、屋根9に取り付ける(ステップS37)。そ
して、ステップS38で原子炉ウエル26上面の仮養生
を片付ける。
【0055】図4は図1のステップS4における原子炉
圧力容器搬出の作業手順を示す。
【0056】図4に示すように、エアロック5を開き、
開閉式蓋装置を開き、吊上げ室16の天井面に設置され
ているクレーン7のフックに吊り金具を取り付けて原子
炉建屋1内に降下させ、原子炉圧力容器12の蓋にその
吊り金具を結合する(ステップS41)。次いで、原子
炉圧力容器12に接続されている配管をノズル部で切断
し(切断前に原子炉ウエル26,原子炉圧力容器12内
の排水を行う)、原子炉圧力容器12と原子炉格納容器
との間の封鎖部材を撤去し、原子炉圧力容器12をペデ
スタル27から切り離す(ステップS42〜S44)。
【0057】このペデスタル27から原子炉圧力容器1
2の切り離し作業が終了すると、この原子炉圧力容器1
2をクレーン7により吊上げ室16内へ吊上げ、エアロ
ック5を閉じる。そして、エアロック4を開き、台車6
を吊出し室17から吊上げ室16内に移動させる。原子
炉圧力容器12を台車16の上に降ろし、吊り金具を外
して養生を行う。台車6を吊出し室17に移動させてエ
アロック4を閉じる。その後、吊出し室17の天井面の
エアロック3を開き、タワークレーン11のフックに吊
り金具を取り付け、この吊り金具を吊出し室17に降ろ
し、原子炉圧力容器12の蓋に吊り金具を結合する。そ
して、吊出し室17から原子炉圧力容器12を吊り出
し、地表面を走行する走行台車13に吊り降ろす(ステ
ップS45)。
【0058】さらに、ステップS46で走行台車13を
メンテナンス建屋14内の作業室19に移動させ、天井
走行クレーン20を用いて走行台車13から原子炉圧力
容器12を作業ピット15に降ろし、支持装置で作業ピ
ット15の床面に固定する。そして、ステップS47で
作業ピット15に水を張り、原子炉圧力容器12の上蓋
の開放を自動機を用いて行う。続いて、水中でレーザ光
を応用した切断機を用いて溶接された炉内構造物の切断
を行い、この炉内構造物を原子炉圧力容器12から取り
出して作業ピット28に水中移送する。原子炉圧力容器
12の内部が空になると、レーザ光を応用して原子炉圧
力容器12の表面の除染を行う。このレーザ除染法では
蒸気圧の違いによりコバルトの同位元素であるコバルト
60が、特に選択的に除去される。原子炉圧力容器12
の除染が終了すると、作業ピット15と作業ピット28
との間の水門29を閉じ、作業ピット15内の排水を行
う。そして、原子炉圧力容器12のノズル部の開口部に
蓋を被着する。
【0059】その後、作業ピット28に仮置きした炉内
構造物を順次レーザ光を応用して除染や切断を行い減容
化する。この減容化された炉内構造物は再び原子炉圧力
容器12内に収納され、原子炉圧力容器12を低汚染廃
棄物容器とする。
【0060】図5は図1のステップS5における熱遮蔽
体搬出の作業手順を示す。
【0061】図5に示すように、ステップS51,S5
2では、吊上げ室16のエアロック5を開き、開閉式蓋
装置を開き、吊上げ室16の天井面に設置されているク
レーン7のフックに吊り金具を取り付けて原子炉建屋1
内に降下させ、熱遮蔽体25に吊り金具を結合し、ペデ
スタル27から熱遮蔽体25を切り離す。この切り離し
作業が終了すると、吊上げ室16内への吊り上げをクレ
ーン7により行い、エアロック5を閉じる。
【0062】次いで、ステップS53ではエアロック4
を開き、台車6を吊出し室17から吊上げ室16内に移
動させ、熱遮蔽体25を台車6の上に降ろし、吊り金具
を外して養生を行い、台車6を吊出し室17に移動さ
せ、エアロック4を閉じる。
【0063】さらに、ステップS54では吊出し室17
の天井面のエアロック3を開き、タワークレーン11の
フックに吊り金具を取り付け、吊出し室17に降ろし、
熱遮蔽体25にその吊り金具を結合し、吊出し室17か
ら原子炉圧力容器12を吊り出し、地表面を走行する走
行台車13に吊り降ろす。そして、この走行台車13を
メンテナンス建屋14の作業室19に移動させた後、天
井走行クレーン20を用いて走行台車13から熱遮蔽体
25を作業ピット15に降ろし、レーザ光を応用した切
断機などを用いて解体し、保管用のドラム缶に詰めて廃
棄物保管場所に保管する(ステップS55)。
【0064】図6は図1のステップS6における新規圧
力容器搬入の作業手順を示す。
【0065】図6に示すように、ステップS61では走
行台車13により、工場で製作された取替用の原子炉圧
力容器(新規原子炉圧力容器)12に熱遮蔽壁用の型枠
および構造材ユニットが取り付けられたものをタワーク
レーン11の吊上げ可能範囲内に移動させ、このタワー
クレーン11のフックに取り付けられた吊り金具を取替
用の原子炉圧力容器12,熱遮蔽壁用の型枠および構造
材ユニットと結合した後、吊り上げて吊出し室17の開
口したエアロック3から吊出し室17内の台車6の上に
降ろすことで、取替用の原子炉圧力容器12を走行台車
13から原子炉建屋1内に搬入する(ステップS6
2)。次いで、上記吊り金具を外し、タワークレーン1
1のフックを吊出し室17の外に吊り上げる。
【0066】そして、エアロック3を閉じた後、エアロ
ック4を開き、台車6を吊出し室17から吊上げ室16
に移動する。この吊上げ室16の天井面に設置されてい
るクレーン7のフックに取り付けた吊り金具を取替用の
原子炉圧力容器12,熱遮蔽壁用の型枠および構造材ユ
ニットと結合し、多少吊り上げて台車6を吊上げ室16
から吊出し室17に移動させる。
【0067】さらに、エアロック4を閉じ、エアロック
5および開閉式蓋装置を開き、クレーン7に吊り下げら
れた取替用の原子炉圧力容器12,熱遮蔽壁用の型枠お
よび構造材ユニットを原子炉建屋1内に降下させる。そ
して、取替用の原子炉圧力容器12,熱遮蔽壁用の型枠
および構造材ユニットをペデスタル27の上に降ろし、
両者を固定する(ステップS63)。この固定作業が終
了すると、吊り金具を外し、クレーン7のフックを吊上
げ室16内に引き上げ、エアロック5および開閉式蓋装
置を閉じる(ステップS64)。その後、格納設備8お
よびタワークレーン11を架台2から撤去し、引き続い
て架台2を分解撤去する。
【0068】図7は図1のステップS8における原子炉
圧力容器に各種部材結合の作業手順を示す。図7に示す
ように、ステップS71では、取替用の原子炉圧力容器
12のノズルに溶接により配管を接続し、熱遮蔽壁用の
型枠および構造材ユニットに熱遮蔽用のコンクリートを
打設する。次いで、ステップS72において、原子炉圧
力容器12と原子炉格納容器間の封鎖部材のシールベロ
ーズの接続を行う。その後、ステップS73で原子炉圧
力容器12に制御棒駆動機構(CRD)を取り付け、最
後にステップS74で原子炉圧力容器12の耐圧試験を
行う。
【0069】図8は図1のステップS9における原子炉
圧力容器搬出用設備撤去の作業手順を示す。図8に示す
ように、ステップS81では原子炉建屋1の屋根9の開
口部10を蓋により閉鎖した後、ステップS82で原子
炉建屋1の屋根9と原子炉圧力容器12搬出用設備間の
気密を解除する。すなわち、ステップS82では吊上げ
室16の下面と原子炉建屋1の屋根9との間の気密が解
除される。次いで、ステップS83で原子炉建屋1の屋
根9の上方からワイヤなどの原子炉圧力容器12の搬出
設備を撤去する。
【0070】図9は図1のステップS10における燃料
再装荷の作業手順を示す。図9に示すように、ステップ
S91で原子炉圧力容器12の上蓋を取り外した後、ス
テップS92で炉内構造物を原子炉圧力容器12の外に
取り出し、原子炉ピット内に仮置きをする。次いで、原
子炉ウエル26内に注水し、使用済み燃料をメンテナン
ス建屋14内における燃料保管室21の燃料保管ピット
23から燃料搬送ルートを経由して燃料貯蔵プール22
の燃料貯蔵ラックへ燃料を燃料搬送容器に収納し搬送す
る(ステップS93)。
【0071】その後、ステップS94において、上記燃
料貯蔵ラックから燃料取扱機を用いて炉心へ燃料を装荷
する。さらに、燃料の装荷および制御棒の装荷が終了す
ると、ステップS95で炉内構造物を原子炉圧力容器1
2内に取り付けた後、ステップS96で原子炉圧力容器
12の上蓋を取り付け、そして、ステップS97におい
て、原子炉格納容器の頭部の取付けを行い、原子炉圧力
容器12の取替作業を終了する。
【0072】このように第1実施例によれば、原子炉建
屋1を跨いだ架台2と、その上に搭載された原子炉圧力
容器12を搬出・格納するための格納設備8と、タワー
クレーン11と、地表面を走行する走行台車13と、原
子炉圧力容器12を分解・除染・解体・補修・保管作業
を行うためのメンテナンス建屋14などを用いることに
より、周囲の環境への放射性物質の拡散もなく、短期間
に原子炉圧力容器12の取り替えが可能となり、取替後
の大型の構造物を長期間・安全に保管することができ
る。
【0073】なお、第1実施例では、架台2の上にタワ
ークレーン11を搭載したが、これに限らず、地表面に
タワークレーンやクローラクレーン30(図12参照)
を設置するようにしてもよい。これらのクレーンを使用
しても第1実施例と同様の効果が得られる。
【0074】また、原子炉建屋1の屋根9に開口を設け
る作業において、レーザ光を応用した切断機などが用い
られるが、この場合のレーザ光としては可視光の半導体
レーザ,YAGレーザ,銅蒸気レーザなどが使用され
る。
【0075】図11は本発明に係る原子炉圧力容器取替
装置の第1実施例の変形例を示す構成図である。
【0076】この変形例では、架台2上に搭載される格
納設備31が第1実施例の吊上げ室16のみで構成され
ている。この変形例によれば、第1実施例のように吊出
し室17のエアロック3の開閉作業が不要になり、原子
炉圧力容器12の取り替えに要する作業期間を短縮する
ことができる。
【0077】(装置の第2実施例)図12は本発明に係
る原子炉圧力容器取替装置の第2実施例を示す構成図で
ある。なお、第2実施例では第1実施例と同一または対
応する部分には同一の符号を用いて説明する。以下の実
施例および変形例も同様である。
【0078】第2実施例では、第1実施例と異なり、架
台2上に搭載される格納設備31が吊上げ室16のみで
構成され、台車6が吊上げ室16内から架台2の端部ま
で移動走行可能に構成されるとともに、地表面にタワー
クレーンあるいはクローラクレーン30が設置されてい
る。
【0079】本実施例の作用は、第1実施例の作用と概
ね同様であるが、吊上げ室16のエアロック5を閉めて
エアロック4を開き、台車6に原子炉圧力容器12など
を搭載して、吊上げ室16内から架台2の端部まで台車
6を移動させて原子炉圧力容器12などを移送する作用
が異なる。
【0080】このように装置の第2実施例によれば、第
1の実施例の効果と同様であるが、第1実施例のような
吊出し室17のエアロック3の開閉作業が不要になるた
め、作業期間が短縮される。また、架台2の端部まで台
車6を移動させて原子炉圧力容器12などを移送するた
め、タワークレーンあるいはクローラクレーン30の作
業範囲を狭くすることが可能となり、必要設備の小型化
が図れる。その他の構成,作業および効果は前記第1実
施例と同様であるのでその説明を省略する。以下の実施
例および変形例についても第1実施例と同様の構成,作
用および効果はその説明を省略する。
【0081】なお、第2実施例において台車6を空気浮
上式移動装置を装備した台車とし、空気浮上状態で移動
可能に構成すれば、台車6が架台2上および格納設備3
1の床面上を浮上した状態で原子炉圧力容器12などを
移送することができる。その結果、台車6を駆動するた
めの動力が小さくて済み、台車6の軽量化が図れるとと
にも、架台2の構造を小型にすることができる。ここ
で、上記空気浮上式移動装置は、空気圧によってダイヤ
フラムが膨張して圧力域が形成され、これにより制御エ
アが大気に漏れてダイヤフラムと床面との間に薄い空気
膜を形成し、この空気膜により運搬物が持ち上げられる
と、床面に対して摩擦のない状態となり、わずかな力で
あらゆる方向へ移動させることができるようにしたもの
である。
【0082】(装置の第3実施例)図13は本発明に係
る原子炉圧力容器取替装置の第3実施例を示す構成図で
ある。この第3実施例は架台2上に搭載される格納設備
が吊上げ室のみで構成されるとともに、この吊上げ室が
エアドーム31で構成されている。また、台車6は架台
2の端部から端部まで走行可能であって、架台2上およ
び格納設備33の吊上げ室16の床面上を第2実施例の
変形例のように空気浮上状態で移動する。さらに、架台
2上には門型構造体32が設置され、この門型構造体3
2に原子炉圧力容器12などを吊り上げるためのクレー
ン7が取り付けられている。門型構造体32全体はエア
ドーム31で囲まれ、このエアドーム31の側面および
下面にエアロック34,35を設けて吊上げ室が構成さ
れている。そして、クローラクレーン30は地表面に設
置されている。
【0083】第3実施例の作用は第2実施例の作用と概
ね同様であるが、エアドーム31のエアロック35を閉
めてエアロック34を開き、台車6に原子炉圧力容器1
2などを搭載してエアドーム31内から架台2の端部ま
で台車6を移動する時に、空気圧で台車6を浮上させた
状態にして原子炉圧力容器12などを移送する。
【0084】このように装置の第3実施例によれば、吊
上げ室をエアドーム31で構成しているため、取扱いが
簡単で、また軽量であるため、架台2の構造を小型化す
ることができる。
【0085】(装置の第4実施例)図14は本発明に係
る原子炉圧力容器取替装置の第4実施例を示す要部構成
図である。この第4実施例は第1実施例の架台2が門型
クレーン36であり、この門型クレーン36が原子炉圧
力容器12を格納設備33内に吊り込んだ状態でガイド
レール37上を走行し、走行台車13に直接原子炉圧力
容器12を吊り降ろして搭載するものである。そして、
門型クレーン36には吊上げ室16を構成する格納設備
33が搭載され、エアドーム31内にはクレーン7を取
り付けた門型構造体32が配置されている。
【0086】第4実施例の作用を説明する。
【0087】原子炉建屋1を跨いで門型クレーン36を
走行可能とするため、原子炉建屋1に沿ってガイドレー
ル37が敷設され、このガイドレール37上において、
原子炉建屋1を跨がない位置で門型クレーン36を組み
立てる。この組立作業が終了すると、吊上げ室16の下
面に設けたエアロック35の中心が、原子炉建屋1内に
設置される原子炉圧力容器12の中心軸の真上に位置す
るように門型クレーン36を移動させる。次いで、エア
ロック35を開き、吊上げ室16の下面と原子炉建屋1
の屋根9との間を気密になるように接続する。
【0088】そして、エアロック35に対応する屋根9
の中心に吊り金具を取り付け、吊上げ室16の門型構造
体32に取り付けられているクレーン7とこの吊り金具
とをワイヤで吊った状態とし、エアロック35の開口に
対応する大きさで屋根9の切り取りをレーザ光を応用し
た切断機などを用いて行う。この屋根9から原子炉圧力
容器12が通過可能な大きさのブロックの切取り作業が
終了すると、クレーン7でブロックを吊上げ室16内に
吊上げ、屋根9の開口部10をエアマット構造の蓋で閉
鎖し、吊上げ室16の下面と原子炉建屋1の屋根9との
間の結合を解除し、エアロック35を閉じる。
【0089】その後、門型クレーン36を地表面を走行
する走行台車13の上まで移動させ、走行台車13にブ
ロックを吊り降ろす。そして、走行台車13をメンテナ
ンス建屋14内の作業室19に移動させ、天井走行クレ
ーン20を用いて走行台車13から切り出した屋根9の
ブロックを作業ピット15などに降ろす。上記ブロック
をレーザ光を応用した切断機などを用いて解体し、保管
用のドラム缶に詰めて廃棄物保管場所に保管する。以
下、第1実施例と同様な操作を原子炉圧力容器12およ
び熱遮蔽体25の搬出に際しても行う。また、新規原子
炉圧力容器の搬入作業は、上記と逆の手順で行う。
【0090】このように装置の第4実施例によれば、門
型クレーン36がガイドレール37上を走行し、走行台
車13に直接原子炉圧力容器12などを吊り降ろして搭
載するようにしたので、第1実施例のようなタワークレ
ーン11が不要になり、また門型クレーン36を原子炉
建屋1のない場所で組み立てることができるため、組立
作業が容易になり、作業効率も高くなる。
【0091】(装置の第5実施例)図15は本発明に係
る原子炉圧力容器取替装置の第5実施例を示す構成図で
ある。
【0092】この第5実施例は、第1実施例の架台2を
用いず、地表面にクローラクレーン30を設置し、この
クレーン30で原子炉圧力容器12を簡易格納設備38
内に吊り込んで直接走行台車13に原子炉圧力容器12
を吊り降ろして搭載するものである。そして、簡易格納
設備38はエアドームの機能を有している。
【0093】第5実施例の作用を説明する。
【0094】本実施例の作用は、第1実施例のように、
架台2と格納設備8を用いて原子炉建屋1の屋根9に開
口部10を設ける代りにクローラクレーン30で簡易格
納設備38を吊って屋根9に結合し、簡易格納設備38
にエアーを注入して自立させた後、簡易格納設備38内
にクローラクレーン30の吊り金具を下降させ、この吊
り金具と屋根9に取り付けた吊り金具とをワイヤーで結
合し、以下第4実施例と同様に切断作業を行い、開口部
10に簡易蓋39を取り付ける。この簡易蓋39には、
簡易格納設備38との結合機構,折り畳み式開閉機構が
取り付けられており、また取扱いを容易にするためにエ
アマット構成となっている。したがって、簡易蓋39と
簡易格納設備38との結合,分離を用いて原子炉圧力容
器12および熱遮蔽体25の搬出,新規原子炉圧力容器
の搬入をクローラクレーン30により行う。
【0095】このように装置の第5実施例によれば、ク
ローラクレーン30により簡易蓋39と簡易格納設備3
8との結合,分離を行い、原子炉圧力容器12および熱
遮蔽体25などを直接原子炉建屋1から搬出するため、
架台2を用いて原子炉圧力容器12の吊り替えを行うた
めの設備が不要になり、設備コストの低減および設備を
構築する作業準備期間の削減が図れる。
【0096】(方法の第2実施例)図16は本発明に係
る原子炉圧力容器取替方法の第2実施例の作業手順を示
すフローチャート図である。
【0097】なお、図16において、図1に示す作業手
順と同一内容の作業手順についてはその説明を省略す
る。すなわち、図16に示すステップP1〜P5,P8
〜P11については図1に示す作業手順と同一であるた
め説明を省略する。
【0098】この第2実施例は、第1実施例の新規熱遮
蔽体を原子炉建屋1内で組み立てる代りに、新規熱遮蔽
体の内径を新規原子炉圧力容器のノズル先端外径より大
きく設定し、新規熱遮蔽体を一体構造で搬入するように
している。
【0099】図16に示すように、ステップP6におい
て、一体構造の新規熱遮蔽体を原子炉建屋1の屋根9の
開口部10から搬入してペデスタル27に固定した後、
ステップP7で新規原子炉圧力容器を同様に原子炉建屋
1の屋根9の開口部10を通過させて上記新規熱遮蔽体
内に挿入してペデスタル27に固定する。
【0100】このように方法の第2実施例によれば、第
1実施例の効果に加えて新規熱遮蔽体を一体構造で原子
炉建屋1に搬入して据え付けるため、作業期間を一段と
短縮することができる。
【0101】なお、本実施例において、新規熱遮蔽体と
新規原子炉圧力容器の原子炉建屋1内への搬入手順を逆
にしても、同様の効果が得られる。
【0102】(方法の第3実施例)図17は本発明に係
る原子炉圧力容器取替方法の第3実施例の作業手順を示
すフローチャート図である。
【0103】なお、図17においても図1に示す作業手
順と同一内容の作業手順についてはその説明を省略す
る。以下の実施例でも同様である。
【0104】第3実施例は、第1実施例に、制御棒駆動
装置取扱装置の搬出,ペデスタルの改造,新規インター
ナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装置の搬入を追加し、
新規熱遮蔽体の組立を削除している。ここで、新規原子
炉圧力容器はインターナルポンプ対応のものであるた
め、熱遮蔽体の設置が不要になっている。
【0105】図17に示すように、ステップP25にお
いて熱遮蔽体25を搬出した後、ステップP26で制御
棒駆動装置取扱装置を搬出し、次いでステップP27に
おいて、インターナルポンプの取扱いを可能にするため
ペデスタル27を改造する。その後、ステップP28に
おいて新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装
置を搬入し、ステップP29でインターナルポンプが取
り付けられた新規原子炉圧力容器を搬入する。
【0106】このように方法の第3実施例によれば、安
全性をより向上したインターナルポンプによる循環系へ
の変更が可能となり、燃料交換期間を短縮することがで
きる。また、大型燃料採用炉心への変更を行うことがで
きるとともに、原子炉プラントの安全性および稼動率を
向上させることができる。
【0107】(方法の第4実施例)図18は本発明に係
る原子炉圧力容器取替方法の第4実施例の作業手順を示
すフローチャート図である。
【0108】第4実施例では、第1実施例の作業手順か
ら熱遮蔽体の搬出,新規熱遮蔽体の組立を削除してい
る。本実施例の原子炉圧力容器は、インターナルポンプ
による循環系対応のものを採用している。
【0109】このように方法の第4実施例によれば、イ
ンターナルポンプの効率向上に対応した変更を行うこと
により、安全性および経済性の向上が図れる。
【0110】(方法の第5実施例)図19は本発明に係
る原子炉圧力容器取替方法の第5実施例の作業手順を示
すフローチャート図である。
【0111】第5実施例では、第1実施例の作業手順に
対して、インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装置
の搬出,新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱
装置の搬入を加える一方、熱遮蔽体の搬出,新規熱遮蔽
体の組立を削除している。なお、原子炉圧力容器12
は、インターナルポンプ対応のものであるため、熱遮蔽
体の設置が不要になっている。
【0112】図19に示すように、ステップP54にお
いて原子炉圧力容器12を搬出した後、ステップP55
でインターナルポンプ/制御棒駆動装置を搬出し、ステ
ップP56で新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置
取扱装置を搬入し、次いでステップP57において新規
原子炉圧力容器を搬入する。
【0113】このように方法の第4実施例によれば、第
1実施例と第3実施例を併せた効果が得られる。
【0114】(方法の第6実施例)図20は本発明に係
る原子炉圧力容器取替方法の第6実施例の作業手順を示
すフローチャート図である。
【0115】第6実施例では、第1実施例の作業手順か
ら、屋根9に開口部10を設ける作業,熱遮蔽体25の
搬出作業および新規熱遮蔽体の組立作業を削除してい
る。なお、原子炉圧力容器12はインターナルポンプ対
応のものであるため、熱遮蔽体の設置が不要である。ま
た、屋根9の開口部10は、建設時から形成されている
ため、開口作業が不要である。
【0116】このように方法の第6実施例によれば、屋
根9に開口部10を形成することがなくなるため、作業
工程を削減するとともに、作業期間を短縮することがで
きる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の原子炉圧力容器取替方法によれば、原子炉圧力容器内
の燃料および炉内構造物を取り出してメンテナンス建屋
に移送・保管した後、原子炉圧力容器搬出用設備を原子
炉建屋上方に設置し、原子炉建屋の屋根に開口部を設
け、この開口部から原子炉圧力容器を搬出する一方、新
規原子炉圧力容器を屋根の開口部から搬入し、次いでメ
ンテナンス建屋から燃料および炉内構造物を移送して原
子力圧力容器内に再装荷することにより、周囲への放射
性物質の拡散もなく、短時間に原子力圧力容器の取り替
えが可能となり、取替後の大型の構造物を長期間・安全
に保管することができる。
【0118】請求項2の原子炉圧力容器取替方法によれ
ば、原子炉建屋の屋根の開口部から原子炉圧力容器,熱
遮蔽体を順次搬出する一方、新規熱遮蔽体,新規原子炉
圧力容器を屋根の開口部から搬入することにより、周囲
への放射性物質の拡散もなく、短時間に原子力圧力容
器,熱遮蔽体の取り替えが可能となる。
【0119】請求項3の原子炉圧力容器取替方法によれ
ば、請求項2記載の新規熱遮蔽体の内径が、新規原子炉
圧力容器のノズル部外径より大きく設定されたことによ
り、新規熱遮蔽体を一体構造で原子炉建屋に搬入し、取
替作業期間を一段と短縮することができる。
【0120】請求項4の原子炉圧力容器取替方法によれ
ば、請求項1記載の原子炉圧力容器取替方法において、
原子炉圧力容器を搬出した後、制御棒駆動装置取扱装置
を屋根の開口部から搬出し、次いでペデスタルを改造
し、新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装置
を屋根の開口部から搬入することにより、安全性をより
向上したインターナルポンプによる循環系への変更が可
能となり、燃料交換期間を短縮することができる。ま
た、大型燃料採用炉への変更が可能となり、原子力プラ
ントの安全性および稼働率を向上させることができる。
【0121】請求項5の原子炉圧力容器取替方法によれ
ば、請求項1記載の原子炉圧力容器をインターナルポン
プによる循環系対応のものを用いたことにより、インタ
ーナルポンプの効率向上に対応した変更が行え、安全性
および経済性の向上が図れる。
【0122】請求項6の原子炉圧力容器取替方法によれ
ば、請求項1記載の原子炉圧力容器取替方法において、
原子炉圧力容器を搬出した後、インターナルポンプ/制
御棒駆動装置取扱装置を屋根の開口部から搬出し、次い
で新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置取扱装置を
屋根の開口部から搬入することにより、請求項1および
請求項4を併せた作用をなす。
【0123】請求項7の原子炉圧力容器取替方法によれ
ば、原子炉圧力容器内の燃料および炉内構造物を取り出
してメンテナンス建屋に移送・保管した後、原子炉圧力
容器搬出用設備を原子炉建屋上方に設置し、予め原子炉
建屋の屋根に設けた開口部から原子炉圧力容器を搬出す
る一方、新規原子炉圧力容器を屋根の開口部から搬入
し、次いでメンテナンス建屋から燃料および炉内構造物
を移送して原子力圧力容器内に再装荷することにより、
取替時に原子炉建屋の屋根に開口部を設けることがなく
なり、作業工程を削減するとともに、作業期間を短縮す
ることができる。
【0124】請求項8の原子炉圧力容器取替装置によれ
ば、原子炉建屋を跨いで設置された架台と、この架台上
に搭載され上方に第1のエアロックが取り付けられた吊
出し室と下方に第2のエアロックが取り付けられた吊上
げ室とを第3のエアロックで接続した格納設備と、吊上
げ室の天井面に設置され原子炉建屋から吊上げ室に原子
炉圧力容器を吊り上げるクレーンと、吊出し室および吊
上げ室の床面を移動する台車と、架台に搭載され吊出し
室に移送された原子炉圧力容器を格納設備外に吊り降ろ
すタワークレーンと、このタワークレーンにて吊り降ろ
された原子炉圧力容器をメンテナンス建屋に移送する走
行台車とを備え、原子炉建屋からメンテナンス建屋に原
子炉圧力容器を搬出して分解・除染・解体・補修・保管
作業を行う一方、取替用の新規原子炉圧力容器を原子炉
建屋に搬入・据付を行うことにより、原子炉圧力容器を
一体で原子炉建屋から搬入したり、搬出したりする時、
原子炉建屋の補強を特に考慮する必要がなく、原子炉建
屋からの放射性物質の放出を防止し、作業時の被爆を低
減することができる。
【0125】請求項9の原子炉圧力容器取替装置によれ
ば、請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置において、
格納設備を吊上げ室のみで構成したことにより、吊出し
室の第1のエアロックの開閉作業が不要になり、原子炉
圧力容器の取り替えに要する作業期間を短縮することが
できる。
【0126】請求項10の原子炉圧力容器取替装置によ
れば、請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置におい
て、格納設備を吊上げ室のみで構成し、タワークレーン
を架台に変えて地表面に設置したことにより、請求項9
の作用に加えて、タワークレーンの設置作業が容易にな
る。
【0127】請求項11の原子炉圧力容器取替装置によ
れば、請求項10記載の原子炉圧力容器取替装置におい
て、タワークレーンに変えてクローラクレーンを用いた
ことにより、請求項10と同様の作用をなす。
【0128】請求項12の原子炉圧力容器取替装置によ
れば、請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置におい
て、格納設備を吊上げ室のみで構成し、台車を架台の端
部から端部まで移動可能に構成したことにより、請求項
9の作用に加えて、タワークレーンの作業範囲を狭くす
ることが可能となり、必要設備の小型化が図れる。
【0129】請求項13の原子炉圧力容器取替装置によ
れば、請求項8または12記載の原子炉圧力容器取替装
置において、架台上を移動する台車が空気浮上式移動装
置を装備したことにより、台車の移動が容易になる。
【0130】請求項14の原子炉圧力容器取替装置によ
れば、請求項12記載の吊下げ室をエアドーム構造とし
たので、取扱いが簡単になり、また軽量であるため、架
台を小型化することができる。
【0131】請求項15の原子炉圧力容器取替装置によ
れば、請求項8または14記載の架台を走行式とし、門
型構造体に取り付けられたクレーンで直接走行台車に原
子炉圧力容器を搭載することにより、タワークレーンや
クローラクレーンが不要になる。また、架台を原子炉建
屋以外の場所で組み立てることができるため、組立作業
が容易になり、作業効率も高くなる。
【0132】請求項16の原子炉圧力容器取替装置によ
れば、地表面に設置され原子炉建屋から原子炉圧力容器
を吊り上げるクローラクレーンと、原子炉建屋に設置さ
れ原子炉圧力容器が吊り込まれる簡易格納設備と、クロ
ーラクレーンにより原子炉圧力容器が吊り込まれた簡易
格納設備を原子炉建屋から直接搭載されメンテナンス建
屋に移送する走行台車とを備え、原子炉建屋からメンテ
ナンス建屋に原子炉圧力容器を搬出して分解・除染・解
体・補修・保管作業を行う一方、取替用の新規原子炉圧
力容器を原子炉建屋に搬入・据付を行うことにより、原
子炉圧力容器を直接原子炉建屋から搬出するため、架台
を用いて原子炉圧力容器の吊り代えを行うための設備が
不要になり、設備を構築する作業準備期間を削減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉圧力容器取替方法の第1実
施例の作業手順を示すフローチャート図。
【図2】図1のステップS2における原子炉圧力容器搬
出準備の作業手順を示すフローチャート図。
【図3】図1のステップS3における原子炉建屋屋根開
口作業実施の作業手順を示すフローチャート図。
【図4】図1のステップS4における原子炉圧力容器搬
出の作業手順を示すフローチャート図。
【図5】図1のステップS5における熱遮蔽体搬出の作
業手順を示すフローチャート図。
【図6】図1のステップS6における新規圧力容器搬入
の作業手順を示すフローチャート図。
【図7】図1のステップS8における原子炉圧力容器に
各種部材結合の作業手順を示すフローチャート図。
【図8】図1のステップS9における原子炉圧力容器搬
出用設備撤去の作業手順を示すフローチャート図。
【図9】図1のステップS10における燃料再装荷の作
業手順を示すフローチャート図。
【図10】本発明に係る原子炉圧力容器取替装置の第1
実施例を示す構成図。
【図11】本発明に係る原子炉圧力容器取替装置の第1
実施例の変形例を示す構成図。
【図12】本発明に係る原子炉圧力容器取替装置の第2
実施例を示す構成図。
【図13】本発明に係る原子炉圧力容器取替装置の第3
実施例を示す構成図。
【図14】本発明に係る原子炉圧力容器取替装置の第4
実施例を示す要部構成図。
【図15】本発明に係る原子炉圧力容器取替装置の第5
実施例を示す構成図。
【図16】本発明に係る原子炉圧力容器取替方法の第2
実施例の作業手順を示すフローチャート図。
【図17】本発明に係る原子炉圧力容器取替方法の第3
実施例の作業手順を示すフローチャート図。
【図18】本発明に係る原子炉圧力容器取替方法の第4
実施例の作業手順を示すフローチャート図。
【図19】本発明に係る原子炉圧力容器取替方法の第5
実施例の作業手順を示すフローチャート図。
【図20】本発明に係る原子炉圧力容器取替方法の第6
実施例の作業手順を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 原子炉建屋 2 架台 3 エアロック(第1のエアロック) 4 エアロック(第3のエアロック) 5 エアロック(第2のエアロック) 6 台車 7 クレーン 8 格納設備 9 屋根 10 開口部 11 タワークレーン 12 原子炉圧力容器 13 走行台車 14 メンテナンス建屋 15 作業ピット 16 吊上げ室 17 吊出し室 19 作業室 20 天井走行クレーン 21 燃料保管室 22 燃料貯蔵プール 23 燃料保管ピット 24 天井クレーン 25 熱遮蔽体 26 原子炉ウエル 27 ペデスタル 28 作業ピット 29 水門 30 クローラクレーン 31 エアドーム 32 門型構造体 33 格納設備 34,35 エアロック 36 門型クレーン 37 ガイドレール 38 簡易格納設備 39 簡易蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸賀沢 裕 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 島村 光明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 湯口 康弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 伊藤 智之 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器内の燃料および炉内構造
    物を取り出してメンテナンス建屋に移送・保管した後、
    原子炉圧力容器搬出用設備を原子炉建屋上方に設置し、
    原子炉建屋の屋根に開口部を設け、この開口部から上記
    原子炉圧力容器を搬出する一方、新規原子炉圧力容器を
    上記屋根の開口部から搬入し、次いで上記メンテナンス
    建屋から燃料および炉内構造物を移送して原子力圧力容
    器内に再装荷することを特徴とする原子炉圧力容器取替
    方法。
  2. 【請求項2】 原子炉圧力容器内の燃料および炉内構造
    物を取り出してメンテナンス建屋に移送・保管した後、
    原子炉圧力容器搬出用設備を原子炉建屋上方に設置し、
    原子炉建屋の屋根に開口部を設け、この開口部から上記
    原子炉圧力容器,熱遮蔽体を順次搬出する一方、新規熱
    遮蔽体,新規原子炉圧力容器を上記屋根の開口部から搬
    入し、次いで上記メンテナンス建屋から燃料および炉内
    構造物を移送して原子力圧力容器内に再装荷することを
    特徴とする原子炉圧力容器取替方法。
  3. 【請求項3】 新規熱遮蔽体の内径が、新規原子炉圧力
    容器のノズル部外径より大きく設定されたことを特徴と
    する請求項2記載の原子炉圧力容器取替方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の原子炉圧力容器取替方法
    において、原子炉圧力容器を搬出した後、制御棒駆動装
    置取扱装置を屋根の開口部から搬出し、次いでペデスタ
    ルを改造し、新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置
    取扱装置を上記屋根の開口部から搬入することを特徴と
    する原子炉圧力容器取替方法。
  5. 【請求項5】 原子炉圧力容器は、インターナルポンプ
    による循環系対応のものを用いたことを特徴とする請求
    項1記載の原子炉圧力容器取替方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の原子炉圧力容器取替方法
    において、原子炉圧力容器を搬出した後、インターナル
    ポンプ/制御棒駆動装置取扱装置を屋根の開口部から搬
    出し、次いで新規インターナルポンプ/制御棒駆動装置
    取扱装置を上記屋根の開口部から搬入することを特徴と
    する原子炉圧力容器取替方法。
  7. 【請求項7】 原子炉圧力容器内の燃料および炉内構造
    物を取り出してメンテナンス建屋に移送・保管した後、
    原子炉圧力容器搬出用設備を原子炉建屋上方に設置し、
    予め原子炉建屋の屋根に設けた開口部から上記原子炉圧
    力容器を搬出する一方、新規原子炉圧力容器を上記屋根
    の開口部から搬入し、次いで上記メンテナンス建屋から
    燃料および炉内構造物を移送して原子力圧力容器内に再
    装荷することを特徴とする原子炉圧力容器取替方法。
  8. 【請求項8】 原子炉建屋を跨いで設置された架台と、
    この架台上に搭載され上方に第1のエアロックが取り付
    けられた吊出し室と下方に第2のエアロックが取り付け
    られた吊上げ室とを第3のエアロックで接続した格納設
    備と、上記吊上げ室の天井面に設置され上記原子炉建屋
    から吊上げ室に原子炉圧力容器を吊り上げるクレーン
    と、上記吊出し室および吊上げ室の床面を移動する台車
    と、上記架台に搭載され上記吊出し室に移送された原子
    炉圧力容器を上記格納設備外に吊り降ろすタワークレー
    ンと、このタワークレーンにて吊り降ろされた原子炉圧
    力容器をメンテナンス建屋に移送する走行台車とを備
    え、上記原子炉建屋からメンテナンス建屋に原子炉圧力
    容器を搬出して分解・除染・解体・補修・保管作業を行
    う一方、取替用の新規原子炉圧力容器を上記原子炉建屋
    に搬入・据付を行うことを特徴とする原子炉圧力容器取
    替装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の原子炉圧力容器取替装置
    において、格納設備を吊上げ室のみで構成したことを特
    徴とする原子炉圧力容器取替装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の原子炉圧力容器取替装
    置において、格納設備を吊上げ室のみで構成し、タワー
    クレーンを架台に変えて地表面に設置したことを特徴と
    する原子炉圧力容器取替装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の原子炉圧力容器取替
    装置において、タワークレーンに変えてクローラクレー
    ンを用いたことを特徴とする原子炉圧力容器取替装置。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の原子炉圧力容器取替装
    置において、格納設備を吊上げ室のみで構成し、台車を
    架台の端部から端部まで移動可能に構成したことを特徴
    とする原子炉圧力容器取替装置。
  13. 【請求項13】 請求項8または12記載の原子炉圧力
    容器取替装置において、架台上を移動する台車が空気浮
    上式移動装置を装備したことを特徴とする原子炉圧力容
    器取替装置。
  14. 【請求項14】 吊下げ室をエアドーム構造とし、その
    内部に門型構造体が設置され、この門型構造体に原子力
    圧力容器を吊り上げるクレーンを取り付けたことを特徴
    とする請求項12記載の原子炉圧力容器取替装置。
  15. 【請求項15】 架台を走行式とし、門型構造体に取り
    付けられたクレーンで直接走行台車に原子炉圧力容器を
    搭載すること特徴とする請求項8または14記載の原子
    炉圧力容器取替装置。
  16. 【請求項16】 地表面に設置され原子炉建屋から原子
    炉圧力容器を吊り上げるクローラクレーンと、上記原子
    炉建屋に設置され原子炉圧力容器が吊り込まれる簡易格
    納設備と、上記クローラクレーンにより原子炉圧力容器
    が吊り込まれた簡易格納設備を原子炉建屋から直接搭載
    されメンテナンス建屋に移送する走行台車とを備え、上
    記原子炉建屋からメンテナンス建屋に原子炉圧力容器を
    搬出して分解・除染・解体・補修・保管作業を行う一
    方、取替用の新規原子炉圧力容器を上記原子炉建屋に搬
    入・据付を行うことを特徴とする原子炉圧力容器取替装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6252922B1 (en) * 1998-07-28 2001-06-26 Hitachi, Ltd. Method of handling a nuclear reactor and an apparatus used in the handling method
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