JPS63264955A

JPS63264955A - 編機の選針装置

Info

Publication number: JPS63264955A
Application number: JP62097059A
Authority: JP
Inventors: 滝　幸雄; 大沢　徳浩
Original assignee: Okuma Machinery Works Ltd
Current assignee: Okuma Corp
Priority date: 1987-04-20
Filing date: 1987-04-20
Publication date: 1988-11-01
Also published as: DE3813284A1; US4901541A; GB8809370D0; GB2204599A; IT1219225B; JPH0351817B2; IT8867367A0; GB2204599B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は選針信号によって電磁石を作用し選針を行う電
子制御方式柄編成装置を取付けたｌｉｍの選針装置に関
する。

従来技術従来丸編機の選針装置としては第１の例として例えば第
８図、第９図に示すような特公昭４２−２０４３９号（
ドイツ国１９６５．３６　Ｍ６４１７９．１９６５．３
．６　Ｍ６４４２１優先）のものが知られており、これ
は回転シリンダの針溝に装入した選針用ジャンクが針の
反対側の下端を支点として上端部にカム面と係合するバ
ットを有しジャック背面のばねによってバントがカム面
と係合する方向に付勢され、制御′ｎ電磁石で制御され
るコントロールピンの作動により選針されるものである
。また第２の例として第１θ図。

第１１図に示すような特公昭５３−１８６５号のものが
知られており、これは回転シリンダの針溝に突出部の異
なる二種類のジャックを嵌装して固定側のジャックの上
部、下部のそれぞれに対応した位置に永久磁石を配置し
ジャックの中央を支点として磁力で釣り合わせ、さらに
突出部に対応した位置に制御電磁石を取付けてプログラ
ムから出力された信号でｉｍ石を制御作動させることに
よりこの釣り合いを崩し選針を行っているものである。

発明が解決しようとする問題点第１のものはコントロールピン、ジャックをカム面に押
しつけるためにばねを用い、この背面のばねの圧力によ
り生ずる摩擦力でジャックの逃げを防止しているもので
あってジャックばね力に抗してジャックを押し付けるた
めのコントロールピンのばね力が大となりコントロール
ピンの消耗が大きく、さらに磁石の応答性を良くするた
めの消磁ソレノイドに対し選針用電磁石の磁力の釣り合
いに悪影響を及ぼし選針ユニットを複雑な構成としてい
た。そのうえウェルト、タック、ニットの三位置の制御
を行うには不都合な構造であった。

また第２のものは磁石とジャック吸引面との接触を正確
に保持するため支点からの両端とカム面のそれぞれの隙
間の管理及び磁石ソレノイドの位置精度等の加工組立上
高い精度管理を必要とし、使用者にかなりの負担を強い
ていた。そのうえ磁気力を釣り合わせているため制御に
は永久磁石の磁力に抗して引離すようにする強力な制御
電磁石の磁力が必要で磁石が大型になりこれに付随して
磁力の立ち上がり、残留磁気等の速度応答性に問題があ
り複雑な磁石の組合わせとなっている。さらに精度維持
のため構造的に複雑で且つ装置が大型となり選針装置を
１ｋＩｉ１成ｌ給糸口のカム構成のなかに２選針制御を
必要とする三位置構造を困難としている。このような電
子制御ｎ選針では二組の編成カムによって、三位置を構
成していて給糸口数が半減して生産性は低下し好ましく
なかった。さらにダイヤルの電子制御には適用すること
が不可能であった。

問題点を解決するための手段針４を制御するように針溝１ａ内に装入され該針の上端
部を旋回支点５ｃとしほぼ中央部の離れた位置に下降バ
ット５ｂと上昇パフ）５ａを有するジャック５と、固定
側に設けられ該下降バット５ｂに係合する下げカム面６
ｂと該上昇バット５ａと係合しうる上げカム面６ａを有
するジャック用の溝カム６と、固定側給糸位置で前記下
降バット５ｂと上昇バラ）５ａの間に設けられ選針信号
によって励磁され上昇バット５ａを前記上げカム面６ａ
に係合させる制御電磁石７と、前記固定側給糸位置の前
記ジャック５の旋回側下端部に横対して前記制御電磁石
７側に設けられ永久磁石１５でジャック５を吸引するよ
うに励磁されたジャック保持カムＩＩと、前記固定側給
糸位置の該ジャック保持カム１１に対向して設けられ永
久磁石１５で前記ジャック５を吸引するように励磁され
るとともに前記制御電磁石７の選針領域に前記ジャック
５が達する直前にジャック５を制御電磁石７に接触させ
その前後はジャック５を逃がすような山形状の曲面をも
ったウェルトカム１２とを備えたものである。またジャ
ック保持カム１１には選針領域の直前と直後の間に非磁
性体１６ａを設けたものである。そしてジャック保持カ
ム１１は選針領域から後方ジャックの進行方向に長く延
ばし、バットが編成カム面に沿って上昇した場合にジャ
ックが編成カムから脱落することを防止するように保持
カムにて吸引している。さらに制御　ｔ　Ｎ石７．８を
計ピッチの整数倍の距離をおいて２個設けてウェルト、
タック、ニットの三位置を選択可能となしたものである
。この場合三位置選択を可能ならしめるため選針領域の
それぞれの直前、直後の間をジャック保持カム１１に非
磁化域とする非磁性体１６ａ、１６ｂ等を設けている。

実施例以下本発明の実施例を丸編機について図面にもとづき説
明する。丸編機の回転シリンダ１の外周には円周方向に
等間隔で軸方向の針溝１ａが多数削設され、針’／Ｒ１
ａには針４が軸方向に摺動可能に嵌装されている。シリ
ンダの外周を同心に取り囲むようにカム体２が設置され
ており、内周には針溝カム３が取付けられていてカム溝
３ａに針４のバット４ａが係合している。またこの針溝
ｌａの下部の深い溝ｌｂ内に針４と対をなして計４と僅
かの間隔をおきそれぞれジャック５が滑動可能に嵌装さ
れていて、ジャック５の上端５Ｃは針溝１ａに挿入され
ている。ジャック５は上下に間隔をおいてほぼ中央に上
昇パン）５ａ、下降バント５ｂが外方に突設されており
、上端５ｃをジャック旋回支点として溝内で旋回可能で
ある。そして上端５Ｃは針溝１ａ底とジャック溝カム６
との間で滑動可能な寸法でカム側の角が僅かに曲面に形
成されている。このジャック５を規制するジャック溝カ
ム６は平らな上面が針溝カム３の溝カム３ａと対向する
ようにカム体２の内側で針溝カム３の下側に取付けられ
ている。そしてジャック５の上昇パフ）５ａと係合する
上げカム面６ａと下降バット５ｂと係合する下げカム面
６ｂとでカム溝６Ｃが形成されている。カム／ｆ１６ｃ
の巾は上昇バット５ａと下降パン）５ｂの外巾より掻く
僅かに大きくジャック５がカム溝６Ｃ内で滑動可能であ
る。そして上げカム面５ａ、下げカム面６ｂはほぼ同形
状である。上げカム面６ａは特にウェルトからタックへ
移動させる下位のカム面６ａ・１，６ａ２とタックから
ニットへ移動させる上位のカム面６ａ３，６ａｍ　とニ
ット位置のカム面６ａ５を有する。また下げカム面６ｂ
は特にニットからウェルトに移動させる下げカム面６ｈ
ａを有する。ジャック溝カム６の上げカム面６ａはウェ
ルト面（水平）６ａ、、上り斜面６ａ２．タック面（水
平）６ａ、上り斜面６ａ４．ニット面（水平）６ａｓ、
下降時ジャ／り規制面（下り斜面）６ａ、、ウェルト面
（水平）６ａ、の段状に形成されている。また下げカム
面６ｂは上げカム面６ａとほぼ同形状を有し、ウェルト
時ジャック上方規制面（水平）６ｂ、、上昇時ジャック
上方規制面（上り斜面）６ｂｚ、タック時ジャック上方
規制面（水平）６ｂ３．上昇時ジャック上方規制面（上
り斜面）６ｂ４．ニット時ジャック上方規制面６ｂ３．
戻し面（下り斜面）６ｂ６．ウェルト時ジャック上方規
制面（水平）６ｂ。

の段状に形成されている。そして針溝カム３のカム面３
ａもカム面６ａ、６ｂとほぼ同形状に形成されているも
のである。なおジャック溝カム６は上げカム面６ａを有
する下側部分と下げカム面６ｂを有する上側部分とを一
体に作ってもよく、また分離して作ってもよい。

カム体２にはジャック５のそれぞれの選針領域のカム？
ｌ１６ｃに窓２ａが給糸口に対応して穿設されていてＴ
ｒＬ磁石固定ブシュ９が締着されている。

そして電磁石固定ブシュ９には図示しない制？ＴＩ　装
置からの選針信号によってジャック５を吸引する制御電
磁石７，８をジャック５の走行方向にずらせ且つ高さを
違えてそれぞれを固設した磁石ホルダ１０がほぼ水平に
出し入れ可能に取付けられている。ジャック侵入側の制
御電磁石７は下位置にあってニット５タックかまたはウ
ェルトかを決め、ジャック退出側の制御電磁石８は上位
置にあってニットかまたはタックかを決めることのでき
る段差に取付けられている。そして制御電磁石７，８の
水平方向の間隔は針ピッチの整数倍である。制御電磁石
７．８のそれぞれの上下の画極は僅かのエアギャップを
存して相対しボール７ａ、８ａはジャック溝カム６の内
周面と同一面か極僅かに後退−した位置となるように取
付けられている。そしてボール７ａ、８ａの左右の巾は
針ピッチより僅かに大きな巾である。また基部には選針
信号で励磁されるコイル７ｂ、８ｂがそれぞれ巻装され
ている。制御電磁石７，８０ボール７ａ、８ａのジャッ
ク５の退出側の端は後述の非磁性体１６ａ。

１６ｂの後端より延びてジャック保持カム１１の励磁域
と第４図のように重なり量Ｂとなる位置である。

さらにジャック溝カム６の下側には製作容易な直平面の
カム面１１ａがジャック溝カム６の内周面と一直線とな
る位置で且つジャック５の上昇バラ）５ａの上部位に対
面する位置にジャック保持カム１１がカム体２の内側に
設けられている。そしてこのジャック保持カム１１はニ
ット完了迄上げカム面６ａから上昇バットがばね力の作
用をがりることなく確実に係合して脱落しないように上
げカム面６ａのニット面をジャック５が過ぎる位置迄延
在されている。このジャック保持カム１１にジャック５
を選針領域直前で密接状態に挟持するように対向してカ
ム面１２ａを後述する波形となしたウェルトカム１２が
設けられている。

ジャック保持カム１１は保持カム支持台１３を介してウ
ェルトカム１２とともにウェルトカム固定台１４に固定
されている。保持カム支持台１３とウェルトカム１２と
の基部にはそれぞれのカム面１１ａ、１２ａを磁化する
に必要な大きさの永久磁石１５が設けられていて、両方
のカム面がボールとして作用しジャック５を何れかに吸
引する。

そしてジャック保持カム１１には制御電磁石７゜８によ
る選針領域Ａを含む直前、直後において制御電磁石７．
８によってジャック５をＩＩ　ｉＴｌするに妨げとなら
ないように非磁化域を形成するように非磁性体１６ａ、
１６ｂがボール面１１ａと同一面に埋設されている。こ
の非磁性体を埋設するかわりにボールとなるカム面１１
ａの磁力を弱める手段例えば隙間を大きくすることも考
えられる。

非磁性体１６ａ、１６ｂの選針領域Ａよりジャック退出
側端はウェルトカム１２の逃げ側でジャック５が吸引さ
れ上昇バット５ａが上げカム６ａに係合しない位置とな
っている。　　またジャック保持カム１１に対向するウ
ェルトカム１２のカム面はジャック５が選針領域Ａに近
づくにつれジャック５を保持カム１１側に近づける斜面
を有し選針領域Ａにジャックが侵入する直前においてボ
ールのカム面１１ａと１２ａとで挟持するほぼ平らな頂
面を形成し、その後は曲面をもってジャック保持カムＩ
ｆのカム面１１ａより遠ざかるように後退する山が制御
電磁石の前面２個所にそれぞれ形成される波形の形状を
有する。

第１選針において制御電磁石７に吸引されずウェルト位
置のまま進行したジャック５が第２選針位置でウェルト
カム１２のカム山！２ｂにより押されたときジャック５
の上昇バット５ａがジャック溝カム６と干渉しないため
の逃げとなる凹部６ｄが溝カム６に削設されている。ま
たジャック５がタック位置からニット位置へ上昇移動す
るとき、ジャック５の下端部をジャック保持カムｌｌ側
に引くためジャック保持カム１１のボールのカム面１１
ａがこの位置１１ｂで高く形成されていて、カム面に沿
って上昇するときにニット位置でのジャック５を保持カ
ム１１が確実に吸引するようになっている。

ボーＪＬｚ７ａ、ｌｌａ、非磁性体１６ａ、１６ｂ、ウ
ェルトカム面１２ａ及び選針領域Ａ、ボール７ａ、８ａ
の重なりＩＢの関係を特に第４図において示しである。

第１の山面１２ａの頂面より中心をジャック退出側にず
らせた第１の制御電磁石７と、第２の山面１２ｂの頂面
より中心を同様にずらせた第２の制御Ｔｔ　ｉｆｔ石８
とが第３図のような位置関係にあり、制御電磁石による
ジャック制御を可能とするように非磁化域は第１の山１
２ａ、第２の山１２ｂにそれぞれ対向した位置関係にあ
る。そして第１゜第２の山１２ａ、１２ｂのピッチ及び
第１．第２の制御電磁石７，８の間隔は針ピッチの整数
倍である。そしてこのウェルトカム１２の形状はシリン
ダ１の回転速度、制御電磁石７，８の制御パルスの周波
数、ソレノイドの吸引力とに重要な関係を有する。

ウェルトカム１２は第３図、第４図のように例えば第１
ｉ！針領域のジャック侵入側の第１の山１２ａはＲ０で
ジャック保持カムｌｌ側に近づく接近斜面１２ａ、で山
頂面手前で半径Ｒ１の小曲面で選針領域直前の山頂面１
２ａ、巾Ｃの平坦面につづく。巾Ｃの平坦面１２ａ！と
保持カム１１の非磁性体１６ａとの間隔はジャック５を
挟持する寸法に正確に取付けられる。そしてこの寸法の
設定は隙間設定治具が用いられる。さらにつづく選針領
域ＡがＲ０の間半径Ｒ１の小曲面で、これにつづく曲面
は退避斜面１２ａ３．半径Ｒ２で山形が形成されつづい
て逆円弧１２ａ４で完全逃げ面の平坦面１２ａ、となる
。つづいて第２ｉ！針領域に入るための第２の山１２ｂ
が第１の山１２ａと同様の形状で設けられている。

そしてＲ１の大きさとβの大きさが制？１′Ｉｌ電磁石
７．８の磁力との対応によってシリンダ１の使用限界回
転数ゲージとに重要な関係を有する。即ちＲ，を零とす
るならばジャック５は制御電磁石７゜８の磁力を必要と
せずウェルトカム１２に沿わず保持カム１１に沿って上
がりカム６ａで上昇する事となる。またシリンダ１の回
転が速い程この傾向は大きい、即ちＲ１が零の場合には
ウェルトカム１２の磁力がジャックに作用しない状態と
なる。

したがって制御電磁石７．８の電流が断たれた状態にお
いて、シリンダの使用限界回転数でジャックの全てがウ
ェルトとなるようなＲ，、Ｒｚ　Ｏ大きさ及びβの決定
がなされる。また選針部ＡはＲ１に大きく影響し、半径
Ｒ２の円弧の傾きはシリンダ１の回転速度に対するジャ
ック５のウェルトカム１２に沿う確実度に大きく影響す
る。即ちジャック５の）ヱ動慣性力は特にＲ３及びβと
制御電磁石の励磁力に関係している。このためジャック
慣性力及び苫干の摩擦力を加えＲ１の最小値が決定され
る。制御電磁石の非励磁状態でオールウェルトが確実に
なることが必要である。そしてＲ８を許容最小限にする
ことが選針部への短縮化を可能とし選針の応答性が向上
する。なお本例ではジャック５の旋回支点を上端とした
が構成を上下逆とすることも不可能で鴫ない。またジャ
ック保持カム１１に非磁化域を設けない場合は制御電磁
石７．８に選針信号が入力されないとき、ジャック５は
ウェルトカム１２側に吸引されるようジャック保持カム
１１の磁力に対して強さを考慮しなければならない。

作用シリンダｌが第２図の右から左への回転で針溝１ａに嵌
装されている針４及びジャック５は一体に回転され第４
図で円周方向矢印イ、ハまたはイ。

口に走行する。針４のバット４ａは針溝カム３のカム？
ｎ３ａ内を走行し、ジャック５は選針部位前では第６図
で上端部５Ｃを支点とし下降バット５ｂがジャック溝カ
ム６の下げカム６ｂに接触または接近した状態でウェル
トカム１２のボールのカム面１２ａ側に吸引され上昇バ
ット５ａは上げカム６ａより外れた位置にて走行する。

まず制御電磁石７，８の何れにも選針信号が入力されて
いないオールウェルトの場合を説明する。

このときはジャック５はシリンダ１の回転につれてウェ
ルトカム１２に沿って選針部に近づく第１選針位置の山
１２ａの接近斜面１２ａ１で保持カム１１のボールのカ
ム面１１ａ側に押され、ボールの頂面１２ａ２でボール
のカム面１１ａとでジャック５が挟持される。つづいて
第１ｉ針領域Ａに入るが制御電磁石７は励磁されておら
ず、また非磁性体１６ａによって保持カム１１のボール
のカム面１１ａは非磁化状態にあるから、ジャソク５は
ウェルトカム１２のボールのカム面１２ａに吸引され第
１山１２ａの半径Ｒ８からＲ２の退避斜面１２ａｚに沿
って退避する。ウェルトカム１２のボールに吸引された
ジャック５がジャック保持カム１１のボールに吸引され
ない位置まで非磁性体１６ａが埋設されているのでこの
間ジャック５は保持カム１１のボールのカム面１１ａに
規制されることなくウェルトカム１２のカム面に沿って
移動する。上げカム６ａの上り斜面５ａｚ　はジャック
の上昇バット５ａが上げカム６ａから完全に外れる時点
より立上がっているため、ジャック保持カム１１に吸引
されないジャックはウェルトカム１２のボールのカム面
１２ａに沿って走行する。第２選針部においては制御電
磁石８は励磁されていないので同様にジャック５はウェ
ルトカム１２のボールのカム面１２ｂに沿って走行をす
る。

このためジャック５は押上げられることなく針４を上昇
させず、ウェルト状態で計４．ジャック５はシリンダ１
とともに旋回され針溝カム３．ジャック溝カム６の内面
を走行する。

次いで制？１１１１磁石７に選針信号が入ってタックに
選針される場合を説明する。ウェルトカム１２の第１山
１２ａの山頂面１２ａｔで挟持されたジャック５には、
ウェルトカム１２例の磁力及び制御電磁石７の磁力が作
用している。この状態でシリンダ１の回転とともにジャ
ック５は選針領域Ａに入りウェルトカム１２側のボール
のカム面１２ａに対して制御電磁石７の強い磁力の作用
でジャック５は保持カム１１側に吸引され選択されて走
行する。制御電磁石７の端がＢ！ｔの重なりを有してい
るのでジャック５の走行はジャック保持カム１１のボー
ルのカム面１１ａの吸引力に引き継がれ直進する。この
ためジャック５の上昇バット５ａはジャック溝カム６の
上げカム面６ａ、の上り斜面で押し上げられ、これにつ
れて針４が押し上げられて上げカム面６ａｚでタック位
置となり針はタック状態になる。

さらに制ｍ電磁石８に選針信号が入ってニットに選針さ
れた場合を説明する。第１の選針領域Ａで保持カム１１
側に選針された針が第２の選針領域で再度保持カム側に
選針される場合には、制御電磁石７．８の間隔である針
ピッチの整数倍遅れの信号が制御０電磁石８に入力され
る。第１の選針で選針されたジャック５が上げカム面６
ａの水平面６ａｚ上にあり、ウェルトカム１２の第２の
山１２ｂの接近斜面１２　ｂ＋　でジャック保持カム１
１のボールのカム面１１ａの側にこのジャック５が押さ
れる。山頂面１２ｂ２とジャック保持カム１１ａで挟持
されたあと第２の選針領域Ａで制御電磁石８の強い磁力
により、ジャック５は第１の選針と同じようにジャック
保持カム１１側に吸引される。ジャック５は制御電磁石
８のボール８ａで吸引されたままＢ量の重なりによって
保持カム１１のボールのカム面１１ａに吸引され引継が
れ直進し、上昇バソ）５ａがニットへ上り斜面６ａ３で
押上げられ、針４を更に押上げてカム面６ａ４でニット
動作を行う。保持カム１１の終端部のせり上げられたボ
ールのカム面１１ｂにより第２の選針で押上られたジャ
ック５がニット位置においても確実に保持カム１１のボ
ールのカム面１１ｂに吸引されている。この間ジャック
５は下りカム面６ｂにより上昇カム面から離脱すること
なく滑らかに走行される。その後ジャック５はジャック
溝カム６の下げカム面６ｂの下り斜面６ｂ、に沿って降
下パン）５ｂが移動し上げカム面５ａ。

のために下げカム面６ｂ６から離脱することな（滑らか
に戻される。

第２制御電磁石８に選針信号が入力されず第１制御電磁
石７で選針されたジャック５がニット側に選針されない
場合は、タック位置にあったジャック５は第２の山１２
ｂの退避斜面１２ｂ３でウェルトカム１２側に吸引され
て上昇バｙト５ａが上昇カム面６ａから外され、針溝の
摩擦力によりそのまま走行し下りカム面６ｂの下り斜面
６ｂａに接触した時点で下げられウェルト位置に戻され
てシリンダ１とともに旋回されジャック溝カム６の内面
を走行する。

なお実施例では三位置制御で説明したが二位置制御に適
用できることは勿論である。また第７図のようにダイヤ
ルにおいて二位置、三位置の制御に適用できることは勿
論可能である。回転ダイヤル２１はシリンダ中心で回転
する回転シリンダ２２に固定されてともに回転する。針
カム３゛、ジャック溝カム６°を固着するダイヤルカム
体２３はダイヤル受け２４によって静止状態にされてい
る。またダイヤル２１上面には放射状の溝が削設されて
いて針４゛、ジャック５゛がこの溝にそれぞれ滑動可能
に嵌装されている。また針４゛のバットとジャック５°
のバットが針溝３°　とジャック溝カム６゛の溝にそれ
ぞれ挿入されている。さらに制御電磁石７°、８°　も
同様に所定の位置関係に、またジャック保持カム１１′
、ウェルトカム１２°、永久磁石１５′及び非磁性体１
６ａ。

１６ｂも同様に設けられており、シリンダ１の場合と同
じ作用をする。更に横編機の二一ドルベソドにも適用で
きるものである。

効果以上詳述したように本発明は給糸位置に磁化されたジャ
ック保持カムのカム面と磁化されたウェルトカムのカム
面とでジャックを挟む状態となる位置にこの両カムを設
けて、両カムの間をジャックが通過するようにするとと
もに同じ給糸位置に制御電磁石を設けたので、同一形状
のジャックを用いて１つの給糸口に対して二位置の選針
は勿論のこと三位置の選択が電磁石制御によって任意に
行いうる。またジャックをバックアンプするばね。

コントロールビン等を用いないので従来の三位置制御機
構のような大型とならず小型で簡潔にまとめることがで
き消耗部品が少なくなって経済的になるとともに給糸口
数を増しうる。さらにジャック旋回支点の反対端部にジ
ャック保持カム、ウェルトカムの磁化カム面を設けて選
針ジャ・７り、非選針ジャックの位置を保持するため、
この磁力を小さくすることができ磁石を小形にできると
ともに選針制御が容易になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は丸編機のシリンダ部、針、ジャックカム部の関
係を示す説明縦断面図、第２圀は制御電磁石、カム、ジ
ャックとの関係を示す説明展開図、第３図はウェルトカ
ム、ジャック保持カム、制御電磁石の平面的関係を示す
説明図、第４図は選針部位の拡大説明図、第５図は制御
電磁石で選針された状態図、第６図は同じく非選針の状
態図、第７図はダイヤルに採用した場合の説明断面図、
第８図は従来第１の例における非選針状態図、第９図は
同じく選針状態図、第１０図、第１１図は従来第２の例
におけるジャックの選針状態図である。１・・シリンダ　　　３・・針溝カム４．４゛　・・針　　５，５゛　・・ジャック５ａ・・
上昇パン！−５ｂ・・下降バット６．６′　・・ジャッ
ク溝カム６ａ・・上げカム面　　６ｂ・・下げカム面１１．１１
°　・・ジャック保持カム７．８ｉ７”　８°　・・制御電磁石１２・・ウェルトカム　　１５・・永久磁石１６ａ、１
６ｂ・・非磁性体

Claims

【特許請求の範囲】

（１）移動側のシリンダまたはダイヤルまたはニードル
ベッドの針溝に針を制御するように装入され端部を旋回
支点として旋回可能でバットを有するジャックと、該ジ
ャックをその長手方向に移動させるカム面を有するジャ
ック溝カムと、固定側給糸位置で前記ジャックに対設さ
れ選針信号によって励磁されジャックを吸引してバット
を前記カム面の上げカム面に係合させる制御電磁石と、
前記固定側給糸位置の前記ジャックの旋回側端部に横対
して設けられジャックを前記ジャック溝カム側に吸引す
るようにカム面が磁化されたジャック保持カムと、該ジ
ャック保持カムのカム面とでジャックの旋回側端部を挟
む状態となる位置に設けられるとともに前記ジャックを
吸引するようにカム面が磁化されたウエルトカムとを備
えてなり、カム面が磁化された保持カムとウエルトカム
の間を通過するジャックを制御電磁石への選針信号の有
無によって選針することを特徴とする編機の選針装置。
（２）移動側のシリンダまたはダイヤルまたはニードル
ベッドの針溝に針を制御するように装入され端部を旋回
支点として旋回可能でバットを有するジャックと、該ジ
ャックをその長手方向に移動させるカム面を有するジャ
ック溝カムと、固定側給糸位置で前記ジャックに対設さ
れ選針信号によって励磁されジャックを吸引してバット
を前記カム面の上げカム面に係合させる制御電磁石と、
前記固定側給糸位置の前記ジャックの旋回側端部に横対
して設けられジャックを前記ジャック溝カム側に吸引す
るようにカム面が磁化されるとともにジャック溝カムの
上げカム面のニット面を過ぎる位置迄延在されたジャッ
ク保持カムと、前記制御電磁石による選針領域の直前か
ら直後の間該ジャック保持カムのカム面に設けられた非
磁化域と、前記ジャック保持カムのカム面とでジャック
の旋回側端部を挟む状態となる位置に設けられるととも
に前記ジャックを吸引するようにカム面が磁化されたウ
エルトカムとを備えてなり、カム面が磁化された保持カ
ムとウエルトカムの間を通過するジャックを制御電磁石
への選針信号の有無によって選針することを特徴とする
編機の選針装置。
（３）非磁化域は制御電磁石の励磁域の直前から励磁域
の後側の一部にかからないように設けられたものである
特許請求の範囲第２項記載の編機の選針装置。
（４）ジャック保持カムの非磁化域は非磁性体が埋設さ
れたものである特許請求の範囲第２項または第３項に記
載の編機の選針装置。
（５）ジャック保持カムの非磁化域はジャックの吸引力
を弱める手段が設けられたものである特許請求の範囲第
２項または第３項に記載の編機の選針装置。
（６）ジャック保持カムのカム面が直平面でありウエル
トカムのカム面が選針領域直前に頂点が位置する山形の
曲面である特許請求の範囲第２項乃至第４項の何れか１
項に記載の編機の選針装置。
（７）ジャック保持カムとウエルトカムは永久磁石で励
磁され共用されるものである特許請求の範囲第２項乃至
第６項の何れか１項に記載の編機の選針装置。
（８）移動側のシリンダまたはダイヤルまたはニードル
ベッドの針溝に針を制御するように装入され端部を旋回
支点として旋回可能でバットを有するジャックと、該ジ
ャックをその長手方向に移動させるカム面を有するジャ
ック溝カムと、固定側給糸位置でウエルト位置にあるジ
ャックに対設され選針信号で励磁されてジャックを吸引
しバットを前記カム面のタック用の上げカム面に係合さ
せる第１制御電磁石と、前記固定側同じ給糸位置でジャ
ック走行の後側で針ピッチの整数倍離れた位置のタック
位置にあるジャックに対設され選針信号の励磁でジャッ
クを吸引し上昇バットを前記カム面のニット用の上げカ
ム面に係合させる第２制御電磁石と、前記固定側給糸位
置の前記ジャックの旋回側端部に横対して設けられジャ
ックを前記ジャック溝カム側に吸引するようにカム面が
磁化されたジャック保持カムと、該ジャック保持カムの
カム面とでジャック旋回側端部を挟むような状態となる
位置に設けられるとともにジャックを吸引するようにカ
ム面が磁化されたウエルトカムとを備えてなり、カム面
が磁化された保持カムとウエルトカムの間を通過するジ
ャックを第１制御電磁石への選針信号と第２制御電磁石
への針ピッチの前記整数倍遅れの選針信号の有無によっ
てウエルト、タック、ニットの三位置が選択可能である
ことを特徴とする編機の選針装置。
（９）移動側のシリンダまたはダイヤルまたはニードル
ベッドの針溝に針を制御するように装入され端部を旋回
支点として旋回可能でバットを有するジャックと、該ジ
ャックをその長手方向に移動させるカム面を有するジャ
ック溝カムと、固定側給糸位置でウエルト位置にあるジ
ャックに対設され選針信号で励磁されてジャックを吸引
しバットを前記カム面のタック用の上げカム面に係合さ
せる第１制御電磁石と、前記固定側同じ給糸位置でジャ
ック走行の後側で針ピッチの整数倍離れた位置のタック
位置にあるジャックに対設され選針信号の励磁でジャッ
クを吸引し上昇バットを前記カム面のニット用の上げカ
ム面に係合させる第２制御電磁石と、前記固定側給糸位
置の前記ジャックの旋回側端部に横対して設けられジャ
ックを前記ジャック溝カム側に吸引するようにカム面が
磁化されるとともにジャック溝カムの上げカム面のニッ
ト面を過ぎる位置迄延在されたジャック保持カムと、前
記制御電磁石による選針領域の直前から直後の間該ジャ
ック保持カムのカム面に設けられた非磁化域と、該ジャ
ック保持カムのカム面とでジャック旋回側端部を挟むよ
うな状態となる位置に設けられるとともにジャックを吸
引するようにカム面が磁化されたウエルトカムとを備え
てなり、カム面が磁化された保持カムとウエルトカムの
間を通過するジャックを第１制御電磁石への選針信号と
第２制御電磁石への針ピッチの前記整数倍遅れの選針信
号の有無によってウエルト、タック、ニットの三位置が
選択可能であることを特徴とする編機の選針装置。
（１０）非磁化域は制御電磁石の励磁域の直前から励磁
域の後側の一部にかからないように設けられたものであ
る特許請求の範囲第９項記載の編機の選針装置。
（１１）ジャック保持カムの非磁化域は非磁性体が埋設
されたものである特許請求の範囲第９項、第１０項何れ
か１項に記載の編機の選針装置。
（１２）ジャック保持カムのカム面が直平面でありウエ
ルトカムのカム面が選針領域直前に頂点が位置する山形
の曲線である特許請求の範囲第９項〜第１１項の何れか
１項に記載の編機の選針装置。
（１３）ジャック保持カムとウエルトカムは永久磁石で
励磁され共用されるものである特許請求の範囲第９項乃
至第１２項の何れか１項に記載の編機の選針装置。