JPS63264529A - オウバクからの抗炎症物質の製造方法 - Google Patents

オウバクからの抗炎症物質の製造方法

Info

Publication number
JPS63264529A
JPS63264529A JP62095427A JP9542787A JPS63264529A JP S63264529 A JPS63264529 A JP S63264529A JP 62095427 A JP62095427 A JP 62095427A JP 9542787 A JP9542787 A JP 9542787A JP S63264529 A JPS63264529 A JP S63264529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
absorbent
extract
inflammatory
organic solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62095427A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Hirayama
豊 平山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP62095427A priority Critical patent/JPS63264529A/ja
Publication of JPS63264529A publication Critical patent/JPS63264529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産」し辷Ω上1汰!一 本発明は、通常のオウバク抽出物よりも強い抗炎症活性
を有するオウバクからの抗炎症物質の製造方法に関する
災末血伎帆 周知のように、オウバクは抗炎症作用を有していること
から、オウバクの有機溶媒抽出物を口臭や歯周病予防の
有効成分として口腔用組成物に配合したり(特開昭57
−56415号)、オウバクの乾留粉砕物を歯痛や歯周
炎治療の有効成分として歯周炎治療薬に配合すること(
特開昭61−122221号)、また、界面活性剤にオ
ウバクの含水アルコール抽出物を配合して界面活性剤の
有する皮膚に対する刺激性を似下させること(特開昭6
0−56911号)などや、更にはオウバク抽出物が保
湿性を有することに着目してオウバク抽出物を保湿性化
粧料に配合すること(特開昭60−258104号)も
提案されている。
一方、オウバクの抗炎症活性を有する成分の検索が行な
われ、in vitro抗炎症評価法である受精卵法を
指標とした検索により抗炎症活性成分としてベルベリン
が確認され(藤村他、薬学雑誌、直立、782.197
0)、また、 in vitro抗炎症評価法の赤血球
・溶血抑制作用を指標とした検索により脂肪酸分画に抗
炎症活性があることが確認されている(佐貫大三部他、
薬理と治療1皿。
259.1982)。
更に、オウバクからの抗炎症成分の抽出方法も種々検討
され、抗炎症活性成分であるベルベリンを多く含有する
水性エキスの製造法(特公昭62−5890号)及びそ
の水性エキスを含有する皮膚外用剤(特公昭62−58
91号)等が提案されている。
口が ” しようとする−11 慨 しかしながら、上述のように広く用いられているオウバ
ク抽出物の抗炎症作用はいずれも必ずしも十分とは言い
難く、また、上記特公昭62−5890号の製造法によ
り得られるエキスは比較的強い抗菌活性が期待されるが
、その振作法が面倒である。
従って、より強い抗菌活性を有する物質を簡単に得るこ
とが望まれる。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、通常のオウバ
ク抽出物よりも強い抗菌活性を有するオウバク中の抗炎
症物質を簡単に得ることができる新規な製造方法を提供
することを目的とする。
司n占を  するための   び 本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、オウバク抽出物を吸着剤に吸着させる工程を行な
った後、親水性有機溶媒で溶出させることにより得られ
る物質が、通常のオウバク抽出物よりも強い抗炎症活性
を有することを知見し、本発明をなすに至った。
従って1本発明はオウバク抽出物を吸着剤に吸着させる
工程を行なった後、vA水性有機溶媒で溶出させること
により得られる物質を採取することを特徴とするオウバ
クからの抗炎症物質の製造方法を提供する。
以下1本発明につき更に詳述する。
本発明に係るオウバクからの抗炎症物質の製造方法にお
いては、その原料であるミカン科のキハダ及び近縁同属
種の樹皮乾燥物であるオウバクを水、含水メタノール等
の含水アルコール、種々の有機溶媒例えばメタノール、
エタノール、アセトン、クロロホルム、酢酸エチル、ブ
タノール、エーテルなどで抽出したオウバク抽出物を用
い、まずこのオウバク抽出物を吸着剤に吸着させる工程
を行なう。
この場合、用いるオウバク抽出物に何ら制限はないが、
特にオウバクの水抽出物を用いるか、或いはオウバク抽
出物の濃縮又は乾固物を水に溶解したものを用いること
が好ましい。なお、上記オウバク抽出物はそのまま吸着
剤に吸着させても。
また適量に濃縮しても差支えない。
更に、吸着処理する際の処理方法や条件は種々選択され
るが、特に吸着剤として疎水性吸着剤を用いることが好
ましい。ここで、疎水性吸着剤としては、スチレンの単
量体とジビニルベンゼンの単量体とを重合させることに
より得られる多孔性ポリマーの球状樹脂が有効に使用で
き、この樹脂は表面が疎水性であることから疎水性度の
大きな有機物をファンデルワールス力により吸着する能
力を有する。このような疎水性吸着剤樹脂として具体的
には、アンバーライトXAD−2,XAD−4(ローム
アンド・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20,HP
−21(三菱化成社製)、セパビーズ5P−206,5
P−207(三菱化成社製)等が例示される。
また、吸着剤の使用量は用いるオウバク抽出物量に応じ
適宜選択されるが、オウバク抽出物中の抗炎症成分を十
分吸着させることができる量の吸着剤、即ち少なくても
オウバク抽出物に対して5倍量以上(抽出物100gに
対して吸着剤500mA)、特に10〜40倍量の範囲
とすることが望ましい。
次いで1本発明においては、上述の如くオウバク抽出物
を吸着剤に吸着させた後、この吸着剤から親水性有機溶
媒で溶出される物質を採取する。
なおこの場合、オウバク抽出物を吸着剤、特に疎水性吸
着剤に吸着させた後、予め水溶性分画を水で溶出させて
除去する工程を行ない、次いで有機溶媒易溶性分画を親
水性有機溶媒で溶出させることが好ましい。
ここで、有機溶媒易溶性分′画を溶出させる親水性有機
溶媒としては、例えばエタノール、メタノール、アセト
ン等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上の混合溶
媒として使用することができる。
また、溶媒の溶出液量は特に制限されないが、上記親水
性有機溶媒及び水溶性分画を溶出させる水の溶出液量を
吸着剤樹脂量に対してそれぞれ好ましくは2倍量以上、
より好ましくは5倍量以上とすることにより、各分画を
高収率で採取することができる。
更に、溶媒溶出方法や条件は何ら限定されず、通常の方
法で室温、常圧下で容易に溶出させることができる。
このようにして親水性有機溶媒で溶出させることにより
得られた物質は、配合すべき製品等に応じ、溶媒を留去
せずに、又は一部もしくは全部を留去して使用すること
ができる。
本発明のオウバクからの抗炎症物質の製造方法により得
られた物質は通常のオウバク抽出物よりも強い抗炎症活
性を有するもので、抗炎症成分として化粧水、乳液、ク
リーム等の各種化粧料や口腔用組成物など種々の皮膚炎
防止、歯周病予防を目的とした製品に配合することがで
きる。なお、本発明抗炎症物質を各種化粧料や口腔用組
成物などに配合する場合、その配合量は製品全体の0.
01〜50%とすることが好ましい。
1皿勿倭乗 以上説明したように、本発明の製造方法によれば、通常
のオウバク抽出物よりも強い抗炎症活性を有するオウバ
クからの抗炎症物質を簡単な操作で得ることができ、こ
の抗炎症物質は抗炎症成分として各種化粧料や口腔用組
成物など種々の皮膚炎、歯周炎等の予防を目的とした製
品に配合して利用することができる。
以下に実施例及び比較例を示し1本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
〔実施例、比較例〕
オウバク水抽出液2QCオウバク原体200gに相当)
を1℃のアンバーライトXAD−2樹脂(ローム・アン
ド・ハース社製)で吸着処理し、この樹脂に約512の
水を通して非吸着部を溶出させた後、メタノール5Qを
通してメタノール溶出部を採取した。採取したメタノー
ル溶出部を減圧留去し、黄色物質を得た(収率100%
)。
上で得られたオウバク抽出分画物質(本発明品)の赤血
球溶血抑制作用を下記方法で評価した。
赤血球′血 I  の   2 体重220gのウィスター系雄性ラットの血液をエーテ
ル麻酔下で採血し、リン酸緩衝液で4回洗浄した後、リ
ン酸緩衝液で希釈して赤血球数L 、 OX 10’c
ells/ rsflに調整した。この赤血球懸濁液0
.2mQに、検体(本発明に係るオウバク抽出分画物質
)を低張の0.32NaCn含有10mMリン酸緩衝液
(pH7,4)4.8mQに溶解し、第1表に示す濃度
に調整したものを添加、混合し、30分間室温にて放置
した後、2000rpmで10分間遠心分離し、上澄液
を得た。この上澄液の波長540nmにおける吸光度を
測定し、下記式に基いて赤血球溶血抑制率を算出した。
なお、比較のため通常の方法でオウバク水抽出エキスを
得、上記と同様の方法で赤血球溶血抑制率を求めた。
結果を第1表に示す。
第  1  表 第1表の結果より、本発明製造方法で得られたオウバク
抽出分画物質は、オウバク水抽出エキスに比べて赤血球
溶血抑制作用が強く、抗炎症活性が高いことが確認され
た。
以下に配合例を示す。なお、以下%はいずれも重量%を
表わす。
〔配合例1〕 化 粧 水 グリセリン               5.0%プ
ロピレン                4,0オレ
イルアルコール             0.1ポリ
オキシエチレンソルビタン        1.5モノ
ラウリン酸エステル ポリオキシエチレンラウリルエーテル    0.5エ
タノール                 10.0
本発明品       0.5 β−グリチルレチン酸            0.5
ビタミンB6ジパルミチン酸エステル     0.1
香   料                    
0.1パラオキシ安息香酸ブチル         0
.05計                     
100.0%〔配合例2〕 スキンクリーム ステアリン酸               14.0
%ワセリン                   2
.0モノステアリン酸グリセリン         2
.5プロピレングリコール          10.
0本発明品       0.2 α−トコフェロール              0.
4ビタミンA、Dオイル             0
.2精  製  水                
68.4計                    
100.0%〔配合例3〕 乳  液 ステアリン酸                2.0
%セタノール                  1
.5ワセリン                   
3.0ラノリンアルコール             
2.0流動パラフイン              1
0.0ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル 2
.0グリセリン               3・O
プロピレングリコール           5.0ト
リエタノールアミン             1.0
本発明品       1.0 ビタミンEアセテート            0.2
パラオキシ安息香酸ブチル         0.05
パラオキシ安息香酸メチル         0.05
香   料                    
0.5精  製  水               
   残計                    
100.0%〔配合例4〕 ハンドクリーム ステアリン酸               17.0
%ブチルステアレート             3.
0シリコン油                 0.
3ポリオキシエチレンオレイルアルコール    7.
0グリセリン               6・0本
発明品       2.0 コメ胚芽油                 1.2
β−カロチン                0.1
防  腐  剤                 0
.1香   料                  
  0.1精  製  水             
     残出瀬人  ラ イ オ ン 株式会社 代理人  弁理士  小 島 隆 司 手続補正書(自船 昭和63年4月、8 日 1、事件の表示 昭和62年特許願第95427号 2、発明の名称 オウバクからの抗炎症物質の製造方法 3、補正をする者 事件との関係      特許出頭人 住  所  東京都墨田区本所1丁目3番7号氏  名
  (676)ライオン 株式会社代表者  小 林 
 敦 4、代理人 住  所  東京都中央区銀座3丁目11番14号ダパ
クリエートビル5階 電話(545)64546、補正
の内容 (1)明細書第9頁第1行目の「(収率100%)」を
「(収率10.0%)」と訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オウバク抽出物を吸着剤に吸着させる工程を行なっ
    た後、親水性有機溶媒で溶出させることにより得られる
    物質を採取することを特徴とするオウバクからの抗炎症
    物質の製造方法。 2、吸着剤が疎水性吸着剤である特許請求の範囲第1項
    記載の製造方法。
JP62095427A 1987-04-20 1987-04-20 オウバクからの抗炎症物質の製造方法 Pending JPS63264529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62095427A JPS63264529A (ja) 1987-04-20 1987-04-20 オウバクからの抗炎症物質の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62095427A JPS63264529A (ja) 1987-04-20 1987-04-20 オウバクからの抗炎症物質の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63264529A true JPS63264529A (ja) 1988-11-01

Family

ID=14137395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62095427A Pending JPS63264529A (ja) 1987-04-20 1987-04-20 オウバクからの抗炎症物質の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63264529A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2669823A1 (fr) * 1990-12-04 1992-06-05 Green Cross Korea Extrait de melange d'ecorce de philodendron et de graines de croton, procede pour sa preparation et drogue contenant celui-ci.
WO2002026244A3 (en) * 2000-09-28 2003-08-28 Next Pharmaceuticals Inc Compositions and methods of use for extracts of rutaceae plants
WO2014002599A1 (ja) * 2012-06-25 2014-01-03 興和株式会社 生薬等含有医薬組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2669823A1 (fr) * 1990-12-04 1992-06-05 Green Cross Korea Extrait de melange d'ecorce de philodendron et de graines de croton, procede pour sa preparation et drogue contenant celui-ci.
GB2250436B (en) * 1990-12-04 1994-09-07 Green Cross Korea Extract from a mixture of phellodendron and seed of croton,method of preparing the same and drug containing the same
WO2002026244A3 (en) * 2000-09-28 2003-08-28 Next Pharmaceuticals Inc Compositions and methods of use for extracts of rutaceae plants
WO2014002599A1 (ja) * 2012-06-25 2014-01-03 興和株式会社 生薬等含有医薬組成物
JPWO2014002599A1 (ja) * 2012-06-25 2016-05-30 興和株式会社 生薬等含有医薬組成物
JP2017197584A (ja) * 2012-06-25 2017-11-02 興和株式会社 生薬等含有医薬組成物(参)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3780009T2 (de) Antioxidationszusammensetzungen und verfahren zu ihrer verwendung.
AU1960199A (en) Certain diterpenes and extracts or concentrates of curcuma amada containing them for use as medicaments
JP2006515290A (ja) ウィタニアソムニフェラ組成物、それを得るための方法、並びにその医薬製剤、栄養剤およびパーソナルケア製剤
CA2378396C (en) Composition containing extracts of butyrospermum parkii and the use as medicament or dietary supplement
JP2003113068A (ja) 皮膚化粧料
JPH0873342A (ja) 覆盆子抽出物含有皮膚外用剤または浴用剤
JP2711630B2 (ja) 皮膚外用剤
KR101302222B1 (ko) 아토피 피부염 및 알레르기성 피부질환 예방, 개선 및 치료용 식물성 혼합 추출물, 이를 포함하는 조성물 및 이의 제조방법
JP3800611B2 (ja) 美白剤または色素沈着症改善剤
KR101515073B1 (ko) 트리신 포접체, 제조방법 및 이를 포함하는 항산화 및 항염증 조성물
JPH08245409A (ja) 皮膚外用剤及び浴用剤
JP3002170B2 (ja) 高品質木酢液原料の製造方法
JP4985900B2 (ja) 菌代謝阻害剤及び口臭発生抑制組成物
JP5101769B2 (ja) 生体の酸化防止または予防剤
JPH0532556A (ja) 皮膚外用剤
JPS63264529A (ja) オウバクからの抗炎症物質の製造方法
JP2007045733A (ja) ヒアルロニダーゼ阻害剤
KR20070024147A (ko) 리포좀으로 안정화 된 우렁쉥이 또는 멍게 외막 추출물을함유하는 피부 노화 억제 및 주름 개선 화장료 조성물
JP2003012532A (ja) ヒアルロニダーゼ阻害剤、ヘキソサミニダーゼ遊離阻害剤、サイクリックampホスホジエステラーゼ阻害剤及び肌荒れ改善化粧料
KR100860272B1 (ko) 선학초로부터 유효성분의 추출ㆍ정제방법 및 그 추출물을함유한 여드름 예방 및 치료용 생약 조성물
JP5072300B2 (ja) サイクリックampホスホジエステラーゼ阻害剤
JP4716497B2 (ja) 皮膚外用剤およびヒアルロニダーゼ阻害剤
JP2015086168A (ja) リパーゼ阻害剤および皮脂コントロール用皮膚化粧料
WO2011105332A1 (ja) 美白用組成物
JPS5948808B2 (ja) 化粧料