JPS63262174A - 人形頭髪に用いる合成繊維 - Google Patents

人形頭髪に用いる合成繊維

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JPS63262174A
JPS63262174A JP9818687A JP9818687A JPS63262174A JP S63262174 A JPS63262174 A JP S63262174A JP 9818687 A JP9818687 A JP 9818687A JP 9818687 A JP9818687 A JP 9818687A JP S63262174 A JPS63262174 A JP S63262174A
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JP
Japan
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fibers
doll
hair
cross
shaped
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JP9818687A
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JPH0614994B2 (ja
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横江 雅章
浩 横山
水元 義弘
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は人形頭髪に用いる合成繊維に関する。
さらに詳しくは、馬蹄形、繭形、L形およびY形から選
ばれた2種以上の繊維が混合されてなる人形頭髪に用い
る合成繊維であって、ペタツキ感がなく自然な感触を有
し、かつ嵩高性の改良された人形頭髪に用いる合成繊維
に関する。
[従来の技術] 従来より、人形頭髪として塩化ビニリデン系、塩化ビニ
ル系、ナイロンおよびポリプロピレンなどの合成繊維が
使用されている。かかる合成繊維は円形孔のノズルより
溶融押し出し紡糸、もしくは溶融紡糸によって製造され
たものである。従って、繊維の断面形状は円形であり、
かつ、繊維の表面は溶融紡糸に特徴的なきわめて平滑な
表面構造を有している。このため繊維が互いに線接触し
て最密充填材状に収束し、スダレ状になり易く、嵩高性
が低くなるという欠点があり、その結果人形頭部の地肌
が透けて見え昌いという問題があった。
さらに表面がきわめて平滑であるために手でされったと
きにベタツキがあったりして自然の頭髪には程遠い風合
であった。
これらの問題点を解決するべく実公昭43−19318
号公報に記載されているように三角形、長方形、正方形
、菱形などの異形断面系が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、かかる異形断面系も規則的な断面形状で
あるため、円形断面のもの同様に最密充填状に収束し、
スダレ状になり易く、嵩高性の改良は充分ではなかった
。また、もちろん表面が平滑であることに変わりなく、
繊維相互のあいだに広い接触面積を有しているためペタ
ツキ感など風合の改良も充分でなかった。
本発明は、前記事情に鑑み、馬蹄形、繭形、L形および
Y形の断面形状の繊維から選ばれた2種以上の繊維が混
合されてなる人形頭髪に用いる合成繊維であって、ペタ
ツキ感がなく、0然な感触を有し、かつ嵩高性の改良さ
れた人形頭髪を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、馬蹄形、繭形、L
形およびY形の断面形状の繊維から選ばれた2種以上の
繊維が混合されてなる合成繊維を人形頭髪に用いたとき
にはじめて、従来の人形頭髪にはなかった嵩高性の向上
が認められ、人形頭部の地肌が透けて見えることもなく
、さらに従来のペタツキ感が改良され自然な風合がえら
れることを見出し、本発明を完成するに至った。
[実施例コ 本発明に用いられる合成繊維としてはアクリル系、塩化
ビニリデン系、塩化ビニル系、ナイロン、ポリプロピレ
ンなどがあげられる。
本発明の合成繊維の断面形状は第1a−1部図に示すよ
うな馬蹄形、繭形、L形およびY形のごとき不規則な異
形断面である。
断面の充実度は1以下であるので円形、三角診、長方形
、正方形などの形状のものに比べ最密充填したときの空
隙部が多く、そのため繊維が互いに収束しあってスダレ
状になることがない。また、不規則な断面形状であるの
で一本一本の繊維にねじれが発生しやすく、カールを付
与した際にまとまった繊維束として一定の方向に曲がり
難くなり、したがって嵩高性のきわめて優れた人形頭髪
かえられる。その結果、人形頭部に植毛する繊維の電量
を従来の円形断面頭髪に比較して30〜50重量%も削
減することが可能となる。
さらに、本発明の合成繊維の不規則な異形断面は、円形
断面に比べ断面の突起が多く適度のシャリ感を付与する
ことができ、従来の円形断面に固有のペタツキ感が除去
され、サラリとした自然な風合を与える。
本発明の人形頭髪に用いる合成繊維は前記した馬蹄形な
どの断面形状を有するノズル孔より溶融紡糸してえられ
るが、アクリル系共重合体を混式紡糸して製造するのが
好ましい。
本発明の人形頭髪に用いる合成繊維は、植毛用ミシンで
人形頭部に植毛されるのでマルチフィラメントである必
要がある。そして人形頭髪としての使用を考慮すると、
単糸繊度は10〜100dの太ささが好ましく、総繊度
は200〜2000dの範囲が好ましい。
本発明の合成繊維においては、同一種類の断面形状が9
0%以上占めては目的とする嵩高性かえられなくなるの
で好ましくない。
つぎに実施例にもとづき本発明の人形頭髪に用いる合成
繊維を説明するが、本発明はもとよりかかる実施例に限
定されるものではない。
実施例1 アクリロニトリル50重量%、塩化ビニル49重量%お
よびメチクリルスルホン酸ソーダ1重量%からなるアク
リロニトリル系共重合体をアセトンに溶解し、紡糸速度
20a+71nにてO,aφ×24孔の紡糸ノズルによ
りアセトン濃度20%のアセトン−水系凝固浴中に紡出
した。
ついで常法に従い水洗、乾燥、延伸熱処理を施し、72
0d/24f’のマルチフィラメントをスプールに巻取
った。
えられた繊維の断面は馬蹄形、繭形、L形、Y形の断面
の混合したものであった。
実施例2 塩化ビニリデン85重量%、塩化ビニル15重量%から
なる塩化ビニリデン系共重合体100部に対し通常の可
塑剤、安定剤8.5部を含む樹脂を約170〜180℃
の温度でC形、Y形、L形の断面形状がミックスされた
異形孔ミックス紡糸) “ズルより押し出し紡糸した。
ついで糸条を冷却後常温で約4倍に延伸し、600d/
10f’のマルチフィラメントをスプールに巻取った。
えられた繊維の断面は馬蹄形、Y形、L形の混合したも
のであった。
実施例1〜2でえた合成繊維をカーリングマシンにかけ
13+n+nφカールを付与した。同様に現在人形頭髪
用として使用されている塩化ビニリデン系(比較例1)
および塩化ビニル系繊維(比較例2)もカールを付与し
た。
つぎにカール加工した該繊維を植毛用ミシンを使って人
形頭部に植毛し品質特性を評価した。
結果を第1表に示す。
[以下余白コ 第  1  表 *1 嵩高性の評価二〇良 い Δ普通 ×悪 い *2 触感の評価 二〇良 い xペタツキ感有り 嵩高性の項の添字は同一の嵩高性をうるのに必要な人形
1ヶ当りの植毛量を示す。本発明の合成繊維を人形頭髪
に使うと従来の塩化ビニリデン系繊維に比べ30〜50
%も削減できることがわかる。加えてかかる植毛量の削
減下においても人形頭部の地肌が透けて見えることがな
かった。さらに本発明の繊維は従来のペタツキ感がなく
サラリとした自然な風合を与えるものであった。
[発明の効果] 本発明の合成繊維によれば、ペタツキ感がなく、自然な
感触を有し、かつ嵩高性が改良されるという効果を奏す
ることがきる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明の人形頭髪に用いる馬蹄形断面の合成
繊維(単糸)の断面図、第1b図、第1C図および第1
d図はそれぞれ同じく繭形、L形およびY形の合成繊維
(単糸)の断面図である。 手続補正書印発) 昭和62年9月2日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 馬蹄形、繭形、L形およびY形の断面形状の繊維か
    ら選ばれた2種以上の繊維が混合されてなる人形頭髪に
    用いる合成繊維。
JP62098186A 1987-04-20 1987-04-20 人形頭髪に用いる合成繊維 Expired - Lifetime JPH0614994B2 (ja)

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JPS63262174A true JPS63262174A (ja) 1988-10-28
JPH0614994B2 JPH0614994B2 (ja) 1994-03-02

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ID=14212985

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