JPS63261966A - 撮像方法 - Google Patents

撮像方法

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JPS63261966A
JPS63261966A JP62095241A JP9524187A JPS63261966A JP S63261966 A JPS63261966 A JP S63261966A JP 62095241 A JP62095241 A JP 62095241A JP 9524187 A JP9524187 A JP 9524187A JP S63261966 A JPS63261966 A JP S63261966A
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JP
Japan
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solid
image pickup
imaging
state image
speed
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Pending
Application number
JP62095241A
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English (en)
Inventor
Takami Hasegawa
孝美 長谷川
Seisuke Yamanaka
成介 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAFURO KK
Tokina Optical Co Ltd
Original Assignee
KAFURO KK
Tokina Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明は電荷転送型の二次元固体撮像素子を用いた撮像
方法の改良に関する。
〈従来の技術〉 昨今、特に家庭用ビデオカメラを中心として、その画像
撮像部に撮像管に代え、MOS型撮像素子やCOD (
電荷結合デバイス)、CID(電荷注入デバイス)、C
PD (電荷呼び未転送デバイス)等、各種の電荷転送
型固体撮像素子を用いるものが増えてきており、またこ
れら固体撮像素子において二次元アレイ状に形成された
各光電変換部からの画素データの転送方法にもX−Yア
ドレス方式、ライン転送方式、フレーム転送方式、イン
ターライン転送方式等、各種の方式が提案されている。
しかしいずれの撮像素子、転送方式によろうとも、我が
国で採用している現行のNTSC方式に従う限り、これ
ら固体撮像素子を介して撮像され、通常のテレビジョン
モニタないしビデオディスプレイにて再生される画像は
、通常の映画フィルムに対応させて“コマ”と言う概念
を導入すると、毎秒60コマの連続画像となる。
もフとも物の考え方として、周知の飛び越し走査方式に
鑑み、奇数フィールドと偶数フィールドを対とした二枚
の連続フィールド画面をして一コマとし、したがって毎
秒30コマの連続画面と見る場合もあるが、本書におい
ては原則としてフィールドに着目し、フィールド期間=
 1/I>0秒で再生される画面を1コマとする。これ
は、既存のビデオ装置等においても、静止画像を出力す
る場合には奇数フィール゛ドまたは偶数フィールドのみ
を出力し続けるものがあることに符合する。
しかるに従来、こうした各コマは、一般にそれが再生さ
れるに要する時間1760秒とほぼ等しい時間を掛けて
撮像されたものである。換言すれば、あるフィールド期
間中に撮像された画像情報が次のフィールド期間中に再
生されることになる。
これはもちろん、シャッタ速度という観点からすればか
なり遅く、通常のスティールカメラで言えば1760秒
(ないしフレーム画像としては1730秒)でシャッタ
を切った場合に相当するから、高速とは言わず人が歩く
程度の速度で移動する物体を撮像した場合でもいわゆる
“ブレ”ないし“ボケ″(以下1ブレ”に統一)を生じ
てしまう。
もっともこれを通常の再生モード、すなわち標準モード
で再生している分にはそうした“ブレ“も余り目に付く
ことはない。目に付くのは特殊再生としてスローモーシ
ョン再生とか静止再生を行なったときである。
そこで従来からも、基本的なテレビジョンモードには変
更を及ぼさず、再生系における1フイ一ルド期間=17
60秒を保ったまま、シャッタ速度(撮像時間)を例え
ば171000秒程度に高速比するいわゆる高速電子シ
ャッタ技術が提供された。
これは各フィールド期間中に固体撮像素子の各光電変換
部に蓄積された電荷情報はほとんど掃き捨て、垂直帰線
期間中の例えば1/1000秒間に蓄積された電荷情報
をのみ、次のフィールド期間中において転送、再生する
もので、当然のことながら感度は落ちる(必要最低照度
を高く採れない)ものの、スローモーションや静止画再
生には圧倒的に有利で、このようにして撮像、記録され
た連続フィールドの中、選択された1フイールドをのみ
出力し続ければ、相当高速で移動する物体もブレなく十
分鮮明に再生することができる。
なお、選択された1フイールドのみを出力し続ける技術
はほぼ確立されており、磁気テープを記録媒体とするビ
デオデツキでは特殊再生専用ヘッドにより選択された1
トラツクのみを続けて繰返しトレースすることによりな
し得るし、ビデオディスクにおいては1トラツクのみを
読み続けることによりなし得、また流行のデジタルフィ
ールドメモリないしフレームメモリを利用したものでは
こうした操作はそれこそ簡単になる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記のように、ことシャッタ速度だけに鑑みれば、動画
の“ブレ”を防ぐためにも既に提供されている高速電子
シャッタ技術で十分と考えられる。現時点においてもさ
らに1710000秒を越える製品の提案すらなされて
おり、感度を余り落とすことなく高速シャッタ速度化を
図る試みには益々拍車が掛かると思われる。
しかし既存のテレビジョン方式に従う限り、このような
高速電子シャッタ技術によっても“時間分解能”の悪さ
は克服することができない。上記のようにシャッタ速度
が例え171000秒と高速ではあっても、それはl/
60秒ごとにl/1000秒でシャッタが切れるという
意味でしかなく、したがって当該171000秒で採っ
たあるコマと次の171000秒で採ったコマとの間に
は実質的に1760秒の時間間隔があり、したがってそ
の間に発生した事象はこれを撮像することができない。
本発明は基本的にこの問題を解決すべくなされたもので
、既存の撮像方式に改良を施し、動画像の“ブレ”のあ
るなしは一応、さて置くとしても、少なくとも時間分解
能を高め得る新たな原理の撮像方法を提供せんとするも
のである。
この目的を端的に言うならば、従来、高速電子シャッタ
を用いるか否かにはかかわらず、いずれにしてもl/6
0秒間隔ないし1730秒間隔でしか対象物を撮像でき
なかったものを、同じ時間内でより多くの枚数の画像な
いしコマを得ることができるようにするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 しかるに、本発明の目的を達成するに際し、最も単純な
方法として先ず考え付くのは、単に1フイ一ルド期間な
いし1フレ一ム期間を短縮するという考えである。例え
ば1フイ一ルド期間を17120秒とか17180秒に
すれば、既存の1フイ一ルド期間=1760秒中に得ら
れる画面数ないしコマ数は二枚ないし三枚になる。
が、これは当然、固体撮像素子の駆動周波数も二倍ない
し二倍に挙げなければならないことを意味する。もしこ
れが可能であれば、単にソフト的な対策だけで時間分解
能を向上した撮像、再生系を得ることができる。
しかし実際上、現状において入手し得る固体撮像素子は
、その駆動系も含めて全体として見ると周波数応答性に
劣り、特にフレーム転送方式やインターライン転送方式
を採用する場合、フレーム蓄積部や水平レジスタとか出
力段等の周波数応答は現状の1フレ一ム=l/30秒用
または1フイールド= l/60秒用としても最早精一
杯な所にあり、X−Yアドレス方式においてもやはり倍
速、二倍速駆動には無理がある。
そこで本発明者は、こうした制約条件を加味しながらも
かつ、上記目的を達成し得る構成として、次のような撮
像方法を提供するに至フた。
固体撮像素子を含む画像撮像部を複数個用意し; 該複数個の画像撮像部で同一対象物を同一視野で撮像可
能に撮像光学系を構成すると共に:各画像撮像部中の固
体撮像素子の駆動タイミングを他の画像撮像部中の固体
撮像素子の駆動タイミングとはずらして撮像すること; を特徴とする撮像方法。
(作用および効果〉 本発明においては、同一の撮像対象物を複数個(N個と
する)の固体撮像素子を含む画像撮像部で同一視野で撮
像する。したがって仮に、全ての画像撮像部を同一のタ
イミング、同一の位相で駆動した場合には当然、空間的
にも時間的にも全く同じ撮像情報が全ての画像撮像部用
力として得られるに過ぎないが、本発明においてはここ
で、こうしたN個の画像撮像部を互いに異なるタイミン
グで駆動する。そのため仮に、各画像撮像部の固体撮像
素子を従来と同程度の速度で駆動しても、従来の1フイ
一ルド期間中に複数枚の画像ないしコマを得ることがで
きる。
これが本発明の基本的な作用でもあり、また得られた基
本的な効果でもある。時間分解能が従来の方法に比し大
いに向上するのである。
したがってまた、こうして得られる画像情報の処理の仕
方のいかんとか既述の高速電子シャッタ技術の援用等々
により、各種の付帯的な効果を得ることができる。
ここで従来例との対比を良く出すための都合上、当該従
来例における1フイ一ルド期間=1760秒を以下では
“標準速フィールド期間”と呼ぶ。
例えば本発明の比較的基本的な一応用例として、各画像
撮像部中のN個の固体撮像素子の駆動速度は全て、従来
通りの標準速フィールド期間に対応する速度で行なって
も、駆動位相を一番目の固体撮像素子からN番目の固体
撮像素子に至るまで、順に17(60・N)秒づつずら
して行くようにし、換言すればi番目の固体撮像素子の
撮像開始から次の(ill)番目の固体撮像素子の撮像
開始までの間には1/(60・N)秒の間隔が空くよう
にした上で、各固体撮像素子の撮像時間を当該間隔以下
とすれば、適当なるメモリ回路構成の援用により、各固
体撮像素子の出力を時系列上の順番に従ってN倍速読出
しを図り、直列合成して標準速フィールド期間の17N
を1フイールドとするN倍速再生すると、従来−コマし
か得られなかった標準速モードでのフィールド期間と同
じ1/6o秒間にN枚のコマを再生することができ、時
間分解能を従来のN倍に向上したテレビジョンシステム
ないしビデオシステムを提供することができる。
ここで重要なことは、結果としてN倍速系になっている
とは言え、各固体撮像素子にしてみれば従来と何等変わ
らない速度で無理なく動作しているということである。
逆に言えば、再生系やビデオ信号の処理系においてN倍
速にすることは簡単であったが、固体撮像素子の動作速
度を向上させることが困難であった所、本発明によれば
矛盾なく撮像部をも実効的にN倍速駆動したのと等価な
結果を得ることができるのである。
また特にこの応用例においては、既述した高速電子シャ
ッタ技術に類似の技術を採用したことになる。何となら
ば、個々の固体撮像素子に与えられている撮像可能な期
間l/60秒中、実際に有効な撮像時間はN倍速に関す
る1フイールドである1/(60) x (1/N)秒
以下に限フているからである。
このため、本発明方法により撮像された画像情報を上記
のように処理する回路装置系においては、このN倍速に
関して既存のスローモーション再生技術や静止画像再生
技術を援用した場合、得られる画像の“ブレ”は十分小
さく抑えられることになる。
また上記において各固体撮像素子の撮像期間を17(6
0・N)秒以下に限るということは、それ以下なら必要
最低照度を考えなければいくらでも短くて良いことを意
味するから、それこそ171000秒等に選択すること
も差支えない。
例えばN=3の二倍速駆動の場合、最大17180秒以
下に限れば上記した撮像、再生系は満足されるが、それ
以下にすればそれだけ静止画像再生としたとき等、“ブ
レ”の少ない良質な画面を得ることができる。
こうしたことからすると、既述した公知の高速電子シャ
ッタ技術も、本発明を組合せることにより、始めてその
真価を発揮するものと言うことすらできる。いくら瞬間
的な動画像の静止再生が可能であっても、コマ間隔が空
き過ぎていては例えばスポーツにおけるフオーム解析等
の要求には良く応え得ないからである。
一方でまた本発明撮像方法は、スローモーション再生専
用の撮像装置として標準テレビジョンモードに従うモニ
タに適用することもできる。
すなわち、N個の固体撮像素子がやはり従来例における
標準速モードの1フイ一ルド期間にわたって互いに異な
る位相で蓄積した画像情報をそれぞれ専用のメモリに蓄
えるようにし、スイッチで交互に切換え出力するよう図
れば、この出力を受けるモニタ系が通常の標準速モード
駆動型であった場合、再生画像はN倍の時間を掛けて再
生されることになり、結局、 1/N倍速のスローモー
ション再生が得られる。
なお、上記においてはN個の固体撮像素子の位相のずら
しの程度をそれぞれ等間隔と考え、また高速電子シャッ
タを導入する場合にもそれら各固体撮像素子に関するシ
ャッタ速度は全て等しいとした。もちろん、実際に製品
化する上ではこうすることが最も普通であるが、原理的
にはこれに限らない。位相差は等間隔でなくても良いし
、また各固体撮像素子ごとに定められているシャッタ速
度が異なっていても良い。
もちろん、各画像撮像部は白黒撮影用でもカラー用でも
良い。昨今のカラーカメラにおいては単板式が採用され
ることが多く、したがってこの場合には物理的な光学系
における構成上は白黒用とさして変わりのないものとな
る。しかし三板式、三板式の採用も何等否定するもので
はなく、その場合、R,G、Hの各コンポーネント用の
計二つないし三つの固体撮像素子を総括的に考えて本発
明要旨構成中で言う一つの画像撮像部中の固体撮像素子
と考えれば良い。
く実 施 例〉 第1図および第2図は本発明を実施するための撮像装置
の第一、第二の実施例を示しており、第1図示の撮像装
置は二つくすなわちN=2)の電荷転送型固体撮像素子
CTDを、また第2図示の撮像装置は三つ(N=3)の
電荷転送型固体撮像素子CTDを用いたものである。
電荷転送型固体撮像素子CTDとしては、最も普通には
電荷結合デバイス(CCD)が考えられるので、以下の
説明では一応、これを用いたものとし、また簡単のため
、図示回路系は白黒撮像を対象とするものとして置く。
撮像対象物からの撮像光情報は対物レンズ系11を介し
た後、近赤外フィルタ等を含むローパスフィルタ12に
通され、ビームスプリッタ13に入力して第1図示実施
例の場合には二つ、第2図示実施例の場合には三つの固
体撮像素子CTDにほぼ等しい条件で与えられる。換言
すれば少なくとも全ての固体撮像素子CTDは同一の対
象物を同一の視野で撮像可能なようにされている。
なおビームスプリッタ13としては公知の三板式ないし
三板式カラーカメラ用ダイクロイック・プリズム構成を
採用することができる。ただしここでは白黒撮像を予定
しているので、色分解用ダイクロイック・フィルタ膜の
分光特性は失わせ、汎色性に変更するのが望ましい。も
ちろんこのダイクロイック・プリズム型のビームスプリ
ッタを始め、他の構造のビームスプリッタを使う場合に
も、個々の固体撮像素子CTDが同一の対象物を極力同
一の撮像条件で撮像できるように図る。
各固体撮像素子の出力は、通常、この種のビデオ処理技
術に見られると同様な回路系による撮像部21 、22
 、23に与えられる。個々の撮像部の内部構成も全く
同様で良く、したがって特に第2図においては中間の第
二撮像部22を残し、他の二つを単に枠で囲って示すに
留めた。これは本発明においては固体撮像素子の駆動手
順に特徴があり、回路的には従来技術の援用で特に問題
がないからである。
そこで簡単に述べると、同期発生器SGやタイミングジ
ェネレータTGの制御の下、各固体撮像素子CTDの出
力は周知のサンプル−ホールド回路S/Hからプリアン
プPAを介し、この種のビデオ処理技術において通例の
処理をなすプロセス増幅器PRを通った後、出力バッフ
ァBPから出力される。もちろんタイミングジェネレー
タTGによる制御を受け、固体撮像素子CTDを直接に
駆動する水平ドライバH,DRV、や垂直ドライバV、
DRV、も設けられている。
ただし、こうした公知、既存の回路構成に準する構成要
素に加え、本発明に従う駆動方法に関与する追加の構成
として、各固体撮像素子CTDの駆動位相を互いに所定
量ずらすため、同期信号に関する遅延回路OLが設けら
れ、他の撮像部との間に時間的な相関関係が持たされて
おり、また各撮像部の出力は適当なるビデオメモリ30
に入力されるようになっている。
このような装置構成の下では本発明による撮像方法は次
のような応用が可能である。ただし比較のため、標準速
モードにおける1フイ一ルド期間1760秒ないし1フ
レ一ム期間1730秒を時間の基準とする。
第3図は第2図示の三撮像部型の撮像装置の駆動例を示
しており、第1図示の二撮像部型装置の動作はこの三撮
像部型装置の以下の動作説明から推して明らかになる。
第3図(八)の駆動モードは、それぞれの固体撮像素子
CTDにしてみれば従来例の撮像方法と全く同一の動作
をしている。すなわち標準速モードの1フイ一ルド期間
l/60秒中に取り込んだ二次元画像情報(二次元蓄積
電荷分布)を読出しパルスPrの指令に応じ垂直レジス
タに転送した後、次の1フイ一ルド期間にわたって第1
図中のバッファBFから後述するような適当な構成のビ
デオメモリ30に出力されて行く。
しかし、三つの撮像部21 、22 、23の互いの関
係において見ると、その固体撮像素子CTDの駆動位相
はずれており、図示の場合、標準速フィールド期間のl
/3の時間だけ、順次ずれている。
したがってこの第3図(A)に示されている駆動モード
の場合には、少なくとも従来例の撮像方法に比し、標準
速の1フレ一ム期間に換算して互いに異なる三枚以上の
コマ情報が得られていることが分かる。
しかし、このモードでは画像間に互いに重なり合う部分
があり、実効的なシャツタ開時間としては標準速モード
の1フイ一ルド期間に等しいので、コマ数を増し、時間
分解能を高めるという本発明の基本的な効果は満足して
いることはもちろんであっても、固体撮像素子数が増え
ているのであるから、従来の標準速モード装置と同程度
の“ブレ”抑止機能しか得られないというのは少しもっ
たいない(ただし後述のように時間圧縮操作を受けた場
合には見掛は上、“ブレ”量は少なくなる)。
そこでこれを解消するには例えば第3図(B)に示され
るような駆動モードに変えることができる。この第二の
駆動モードにおいては既述した高速電子シャッタ技術に
類似の思想により、各撮像部における各固体撮像素子の
有効電荷蓄積期間、すなわちシャツタ開時間を各撮像部
間の駆動位相の遅延時間に等しくし、この場合には標準
速モードの1フイ一ルド期間の173に設定している。
詳しく言うと、当該標準速1フイ一ルド期間の173時
間中に蓄積された有効電荷分布情報は読出しパルスP「
により垂直レジスタに一斉に読出された後、標準速モー
ドの次の1フイ一ルド期間に相当する時間にわたりバッ
ファ肛からビデオメモリ30に送られて行くが、各有効
蓄積期間後の読出しパルスPrに引き続く残りのほぼ2
/3標準速フイ一ルド期間中に蓄積された電荷は、当該
はぼ2/3標準速フイ一ルド期間の経過後、掃捨パルス
Pfにより、例えば垂直レジスタで逆転送され、基板に
掃き捨てられる。こうしたことから、この不要な電荷蓄
積期間は第3図(B)中において“掃捨期間”と付記さ
れている。
このような駆動モードに従うと、各固体撮像素子CTD
は標準速フィールド期間の173のシャツタ開時間によ
り対象物を撮像するものとなり、これだけでも標準速モ
ードに比して動画の“ブレ”をかなり効果的に抑圧でき
ることになる。
この考えは、既に作用の項等で述べたように、撮像部の
駆動遅延時間よりさらにシャツタ開時間を短くすること
で、高速電子シャッタ機能を併せ有する撮像装置に展開
することができる。
ただし上記の各駆動モード説明は模式的に行なったもの
であり、実際の製品化に当たっては例えば掃捨期間と有
効蓄積期間の関係は時間的に順序が逆転する場合等もあ
る。
いずれにしてもこのようにして、本発明の撮像方法によ
れば時間分解能の高い時系列フィールド画像情報群を得
ることができるので、例えばこれを標準モードに比して
の三倍速で1フイールドを17180秒とする再生系で
連続画像として再生、表示する場合には、例えばビデオ
メモリ30の構成例として第4図に示すような構成を採
用し、第5図示のような動作をさせると、撮像対象の移
動速度に対して等速関係の連続画像(通常のビデオ表示
)を再生することができる。
すなわち、第4図示のビデオメモリ30は、それぞれの
撮像部21 、22 、23の発する1画像出力を1フ
イールドずつ連続2フィールド分、記録可能なフィール
ドメモリ41 、42 ; 51 、52 ; 61 
、62を有して成り、入出力に設けられているスイッチ
5Nの1フイールドごとの交互切換え操作により、第5
図(A)に示されているように、あるフィールド画像が
一方のフィールドメモリ42 ; 52 、62に標準
速モードの1フイ一ルド期間と等しい時間を掛けてゆっ
くり記録されているときには他のフィールドメモリ41
 ; 51 ; 61は順次三倍速でその内容が読出さ
れ、そのようにして読出された信号が並直変換部70に
て第5図(B)に示されるような時系列直列信号に合成
、出力される。
もちろん既に説明し、また第5図に明示されているよう
に、各撮像部21 、22 、23の動作は位相におい
て所定の時間分、この場合標準速モードの1フイ一ルド
期間のl/3づつずれているので、上記の各フィールド
メモリ対41 、42 ; 51 、52 ; 61 
、62に関する記録、読出動作も時間的にそうした所定
のずれ量を保っている。
もう少し具体的に述べると、例えば第−撮像部21用の
二つのフィールドメモリ41 、42の中、第二フィー
ルドメモリ42において標準速モードの1フイールド前
に書込まれていた画像データ■がタイミングT、にて三
倍速に相当する時間(この場合17180秒)で読出し
開始となったときには、他方のフィールドメモリ41で
は次の標準速フィールド期間後に再生されるべきフィー
ルド画像■′の書込みが開始し、当該第一撮像部21に
おける第二フィールドメモリ42からの画像データ■の
読出し後、タイミングT2にて第二撮像部22に関する
第二フィールドメモリ52からの画像データ■が読出さ
れるに伴っては、次の画像データ■°がこの第二撮像部
22用の第一フィールドメモリ51に書込まれ始め、同
様にタイミングT3にて第三撮像部23に関する画像デ
ータ■が第二フィールドメモリ62から読出され始めた
ときには、次の標準速フィールド期間後に再生されるべ
き画像データ■′が他方のフィールドメモリ61に格納
されて行く。
このような動作を繰返すことにより、並直変換部70の
出力には第5図(B)に示されるように、標準速モード
の173を1フイールドとする高速モードにおいて、連
続した時系列直列画像データ信号■−■−■−■°−■
°−■゛−■°°・・・・・・・が得られる。
ここで注意したいのは、例えば第3図(A)に示される
駆動モードに従って撮像された画像データの場合には、
l/60秒時間を掛けて撮像した画像が実効的には17
180秒間で読出されるため、一種の時間圧縮を受けて
いるということである。しかし、これが当該17180
秒を1フイールドとする二倍速モード駆動の再生系で再
生されるのであるから、標準速モードにおける1フイ一
ルド期間での再生画像として見ると何部視聴者は違和感
を感じず、ために本発明の基本的な効果である時間分解
能の向上効果は何等損われることなく達成されるのであ
る。したがってスローモーション再生等を行なうときに
は従来例の装置に比し、同じ時間間隔1760秒内にお
いての情報量(コマ数)は当然に増加している上に、見
掛は上、動画像の“ブレ”量も抑圧される。
もちろん第3図(B)に示される駆動モードによった場
合には実際に“ブレ”抑止効果が認められ、 l/3に
短縮されたシャッタ時間で撮像された高画質画像群を二
倍のコマ数で得ることができる。
さらに高速電子シャッタ技術を援用し、例えば1710
00秒程速比上にシャッタ速度を高めた撮像画像を第4
,5図示の手法により再生し、かつ公知の静止技術によ
りどれか一つのフィールド(画像■、■、■、■゛、・
・・・のどれか−っ)を繰返し再生したり、コマ送りを
したりすれば、極めて良好な静止およびスローモーショ
ン再生を得ることができる。
なお、上記のように各撮像部間に位相差を持たせる場合
には、第1.2図に示されているように、どれか一つの
撮像部(例えば第二撮像部22)をマスクとし、その同
期発生器SGの発生する同期信号に対し、他の撮像部2
1(および23)に対し所定の時間遅れ量を持たせる遅
延回路+)Lを挿入するようにして、これら他の撮像部
をスレーブとして動作させるのが合理的である。
ところで上記のようなN倍速再生系を例えばインターレ
ース走査する場合には、N=2の場合、すなわち第1図
示のように固体撮像素子CTDが二つ等、偶数個の場合
には、第6図(A)に示されているように、どちらか一
方の固体撮像素子CTDを奇数フィールド(ODD)専
用にし、他方を偶数フィールド(EVEN)専用とすれ
ば良いが、固体撮像素子CTDを三つ用いた第2図示の
ような撮像装置のように、奇数個の固体撮像素子を用い
る場合には、第6図(B)図示のように、各固体撮像素
子は奇数フィールド、偶数フィールドを順次交互に担当
するようにしなければならない。もっとも、本発明は走
査方式を限定するものではなく、順次走査方式であって
も良いので、その場合には当然、こうした問題は考慮の
外となる。
また、ビデオメモリの構成法も、他に種々のものが考え
られるし、目的に応じての特殊な再生も許されるべきで
ある。そうした一つの特殊な方法としては、再生系には
既存の標準テレビジョンモードに従うモニタを使用し、
本発明撮像方法をスローモーション再生等、特殊再生専
用として利用するというものがある。
これは例えば第7図に示されているように、第1図示構
成の撮像装置におけるビデオメモリ30を互いに独立な
各撮像部専用のフィールドメモリまたはフレームメモリ
81 、82から構成し、当該メモリからはスイッチ9
0を介して交互に、ただし第5図に即して説明したよう
な高速読出しは行なわずに通常の標準テレビジョンモー
ド、すなわち1フイールドl/60秒または1フレーム
1730秒での読出しを行なって通常の標準テレビジョ
ンモードに従って駆動されるモニタ91により再生を図
れば、メモリ8Iまたはメモリ82の各1760秒ない
し1730秒にわたる画像情報が交互再生される結果、
高時間分解能による半速のスローモーション再生が得ら
れる。固体撮像素子の数をN個と一般化すれば17N速
のスローモーション再生となる。
もちろん、各メモリ81 、82を複数のフィールドな
いしフレーム記憶可能なように構成して置き、スイッチ
SWの切換え周期を適当に操作すれば、静止ないしコマ
送り再生も高時間分解能で可能となる。
このような場合、固体撮像素子の駆動モードは第3図(
A) 、 (B)のいずれの駆動モードに従っても良い
が、既に説明した理由により、当然、第3図(B)図示
の駆動モードの方が“ブレ”の少ないより良質なスロー
モーション画像を得ることができるし、さらに高速電子
シャッタモードを採用すればなお良い。
最後に本発明装置をカラーカメラ化する場合につき簡単
に説明して置く。
原則として本発明を適用すると言ってもそれがカラー用
であるか白黒用であるかに関しては回路上の特殊な配慮
は必要なく、公知既存の白黒カメラとカラーカメラとの
間に見られる程度の回路構成上の相違しか必要としない
本発明に従って改変を受ける所は、主として物理的に固
体撮像素子の数を増し、それぞれに同一視野で同一対象
を撮像させる機械的な撮像光学系部分である。
しかしこれについても、用いるカラー用固体撮像素子が
単板式のものの場合には、第1.2図示のビームスプリ
ッタ13に関して述べた構成とほとんど同様の構成を採
用することができる。ただし各カラー用固体撮像素子へ
の人力以前の段階で色分解がされていてならないのは当
然である。
三板式、三板式の場合には、それぞれの色分解装置への
入力以前の段階でビームスプリッタ13を挿入してやれ
ば良い。
が実際上、三板式、三板式では本発明で言う各撮像部2
1 、22 、23用の各固体撮像素子がそれぞれR,
G、B各コンポーネント用として複数個で構成されるの
で、装置としてはかなりかさばったものになる可能性が
あり、一般には単板式が最も望ましいと考えられる。
またカラー化の場合、先に説明したような装置構成を採
るに際し、フィールドメモリないしフレームメモリへの
書込み、読出しはR、G 、”B各コンポーネントで行
なうのが望ましいが、単純に構成すると白黒用の二倍の
メモリ容量を必要とする。昨今のメモリ用集積回路の集
積度の向上度合にかんがみるとそれで差支えないとも言
えるが、適当なる工夫を施せば白黒用と大して変わらな
い程度の容量で済ませることもできる。このこと自体は
本発明にとっては直接の関係がないため、説明を省略す
る。
なお、将来、既存の標準速モードに対して高速モードで
駆動可能な固体撮像素子が提供された場合にも、本発明
の価値はいささかも損われることがない。そうした固体
撮像素子をさらにN倍の高速モードで動作させたと等価
な結果を得られるからである。
また、既述の実施例中においては固体撮像素子CTDと
してCOD (電荷結合デバイス)の採用を例にとった
が、本発明は他のMO3型撮像素子やCID (電荷注
入デバイス)、CPD (電荷呼び未転送デバイス)等
、各種の電荷転送型固体撮像素子に適用可能であり、そ
れらの転送方式に関しても既述のインターライン転送方
式以外、X−Yアドレス方式、ライン転送方式、フレー
ム転送方式等を採用することもできる。
テレビジョン方式自体もNTSC方式の外、PALやS
ECAM方式に従うも可能である。
さらに、実施例中においてはN個の固体撮像素子CTD
の駆動位相のずらしの程度をそれぞれ等間隔と考え、ま
た高速電子シャッタを導入する場合にもそれら各固体撮
像素子に関するシャッタ速度は全て等しいとした。もち
ろん、実際に製品化する上ではこうすることが最も普通
であるが、原理的にはこれに限らない。位相差は等間隔
でなくても良いし、また各固体撮像素子ごとに定められ
ているシャッタ速度が異なフていても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明撮像方法を実施ないし応用
する装置例の概略構成図、第3図は固体撮像素子駆動モ
ード例の説明図、第4図は本発明方法によって撮像した
画像を処理する場合に適当なビデオメモリ構成例の説明
図、第5図は第4図示ビデオメモリの動作例の説明図、
第6図は本発明の撮像方法とインターレース走査の関係
の説明図、第7図は標準テレビジョンモードに従って動
作する再生系に本発明撮像方法により得られた画像信号
を利用する場合の概念図、である。 図中、11は対物レンズ系、13はビームスプリッタ、
21 、22 、23は各撮像部、30はビデオメモリ
、41 、42 、51 、52 ; 61 、62は
フィールドメモリ、70は並直変換部、81 、82は
フィールドないしフレームメモリ、90はスイッチ、9
1は標準テレビジョンモードで動作するモニタ装置、 
CTDは固体撮像素子、 CCDは固体撮像素子の一例
として電荷結合デバイス、である。 出 願 人      トキナー光学株式会社第6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 固体撮像素子を含む画像撮像部を複数個用意し; 該複数個の画像撮像部で同一対象物を同一視野で撮像可
    能に撮像光学系を構成すると共に;各画像撮像部中の固
    体撮像素子の駆動タイミングを他の画像撮像部中の固体
    撮像素子の駆動タイミングとはずらして撮像すること; を特徴とする撮像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007215088A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Jai Corporation 面順次方式カラーカメラシステム

Cited By (3)

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