JP2006245875A - 撮像信号記録装置 - Google Patents

撮像信号記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006245875A
JP2006245875A JP2005057234A JP2005057234A JP2006245875A JP 2006245875 A JP2006245875 A JP 2006245875A JP 2005057234 A JP2005057234 A JP 2005057234A JP 2005057234 A JP2005057234 A JP 2005057234A JP 2006245875 A JP2006245875 A JP 2006245875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
frame rate
frame
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005057234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4525388B2 (ja
Inventor
Ryoji Asada
良次 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005057234A priority Critical patent/JP4525388B2/ja
Publication of JP2006245875A publication Critical patent/JP2006245875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4525388B2 publication Critical patent/JP4525388B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】映画用素材やビデオ用素材を作る制作用途等の撮像信号記録装置において、可変速撮影する場合、特に低速撮影時に表示上動きが飛び飛びになる等の課題があった。このような課題を解決する撮像信号記録装置の提供を目的とする。
【解決手段】撮像信号を得るのに各種フレームレート信号を所定のフレームレートへ変換する手法の可変速撮像装置に、画素毎に蓄積時間が変えられる撮像信号発生部12を備え、フレームレート変換部14で同じフレームレートの画素毎にフレームレート変換を行い、合成回路部28、カメラプロセス部29、分割回路部30の処理により表示部17、記録部16へ別々のフレームレートの撮像信号を供給できるようにすることで表示上の課題を解決できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ビデオ用撮像信号やフィルム(映画)用撮像信号を記録する撮像信号記録装置に関するものである。
従来の撮像信号記録装置としては、特許文献1に記載されたものがある。この技術は、近年のデジタルシネマ化に対応してビデオカメラでフィルムカメラと同等の撮像信号を得ようとするものであり、特にフィルムカメラ特有の画作りとしてフレームレートを自由に可変できるが、そのフレームレートを可変した撮像信号をフィルムカメラと同様に実現し、記録再生するというものである。その技術に基づいた撮像信号記録装置を図18に示す。図18は従来の撮像信号記録装置の構成図を示すものである。図18において、1は光学像を撮像面へ結ぶレンズ、2は種々のフレームレートの撮像信号を出力可能な撮像信号発生部、50は撮像信号発生部へフレームレートに応じた駆動パルスを出力する駆動パルス発生部、5は種々のフレームレートの撮像信号を所定のフレームレートに変換するフレームレート変換部、51は撮像信号処理部でガンマ補正、ディテール補正、マトリクス処理等撮像信号の必要な処理をする。7は記録部、8は表示部、10は必要な信号のフレーム位置を示すフラグ信号発生部、52は各部へ必要なパルス等を発生するシステムコントロール部で、撮像信号記録装置全体の制御をつかさどる。
以上のように構成された従来の撮像信号記録装置の動作について図18、図19、図20を用いて以下説明する。
図19、図20は図18の各部(a)〜(c)の信号波形図を示し、(d)は記録部で記録される信号、(e)は図示していないフレームレート変換器の変換動作後の信号を示している。
レンズ1によって結ばれた光学像は撮像信号発生部2で電気信号に変換され、駆動パルス発生部50の駆動パルスに基づき撮像信号が得られる。この時フレームレートが60フレーム信号(以下60P信号と記す)の場合、図19(a)に示す様に1/60秒毎に60P撮像信号が得られる。この信号はフレームレート変換部5で所定のフレームレート、この場合60Pレートに変換され図19(b)のように出力される。フレームレート変換部5の出力信号はその後撮像信号処理部51へ入力されガンマ補正、ディテール補正、マトリクス処理等撮像信号の必要な処理が施され記録部7及び表示部8へ撮像信号を出力する。この時フラグ信号発生部10は図19(c)に示す信号を出力する。つまり全てのフレーム信号にフラグ信号を発生し記録部7に出力する。記録部7では図19(d)に示す様に撮像信号発生部2より出力される全てのフレームの信号をそのまま記録し対応するフラグ信号も記録する。ここで、図示していないフレームレート変換器ではフラグ信号の付加されたフレームを有効フレームとして抜き出し、24Pレートに変換して出力する(図19(e))。この場合、全ての信号が有効フレームであり、その結果時間軸が2.5倍引き伸ばされたスローモーション24P信号が得られ、映画用のフィルムカメラと同じような可変速信号を実現することができる。
また図20はフレームレートが12Pの場合を示しており、撮像信号発生部2の出力信号は、スメア特性等が考慮され駆動パルス発生部50により図20(a)のような間欠的な信号として出力される。この信号はフレームレート変換部5により図20(b)の様に同一フレーム信号が複製され、60Pレートに変換される。この例の場合、フラグ信号発生部10では図20(c)に示す様に変換された同一フレームの先頭フレーム信号の位置にフラグ信号を発生する。記録部7への信号は図20(d)の様になり、同一フレーム信号が複製された60Pレートの信号と各同一フレームの先頭にフラグ信号が付加され記録される。図19の場合と同様に、図示していないフレームレート変換器により、24P信号に変換される場合有効フレームのみ抜き出され図20(e)の様に出力される。この場合は図19の場合と逆に時間軸が1/2に圧縮された早送り24P信号が得られる。
このように種々のフレームレートの撮像信号を60Pレートの所定のフレームレートに変換し、必要なフレームにフラグを付加してフラグと共に撮像信号を記録して、再生の場合はフラグの付いたフレーム信号のみ抜き出して24Pレートで再生することにより映画用フィルムカメラと同様なスローモーションや早送り等の可変速撮像の撮像信号を得ることができる。
さらにこの技術に、映画用のフィルムカメラと同様な階調性を持たせる為特定のガンマ補正を施し、従来のビデオ用ガンマ補正と切換えて映画用の撮像信号を得るような撮像信号記録装置及び表示装置等が提案されている。このように、ビデオカメラで映画用のフィルムカメラと同様な可変速、階調性を実現することが可能となってきた。
特開2002−152569号公報(段落番号「0033」)
しかしながら上記従来の撮像信号記録装置においては、記録部に出力される信号と表示部に出力される信号は基本的には同一フレームレートの信号であり、例えばフレームレートを低速にすると、表示部に表示される撮像信号は飛び飛びの信号となり、実際の被写体の動きをつかみにくく、画作り上支障をきたすという問題点を有していた。
また、1回の撮影では一つのフレームレートでの撮影になり画作り、演出上意図しない撮影の場合、何回か撮影の取り直しということが発生していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、記録する撮像信号のフレームレートを種々に変え、特に低速のフレームレートになっても表示部に表示される撮像信号は画作り上支障をきたさないフレームレートの信号とすることができる撮像信号記録装置を提供する。さらに1回の撮影で所望の画作り、演出に合ったフレームレートの撮像信号を得ることが出来る撮像信号記録装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、
撮像信号のフレームレートを可変でき、種々のフレームレートの撮像信号を出力する第1の撮像信号発生部及び第2の撮像信号発生部と、
前記第1の撮像信号発生部より出力される種々のフレームレートの撮像信号を各フレームレートに応じ規則的にフレーム複製し所定のフレームレートに変換するフレームレート変換部と、
前記フレームレート変換部の出力信号及び前記第2の撮像信号発生部の出力信号に種々の信号処理を施す撮像信号処理部と、
前記撮像信号処理部の出力信号を記録する記録部と、
前記撮像信号処理部の出力信号の各フレーム信号に対して前記フレームレート変換部での変換前の撮像信号のフレーム番号に対応した各同一フレーム信号群の少なくとも一つのフレーム期間にフラグ信号を発生するフラグ信号発生部と、
前記撮像信号処理部から出力される表示用信号を表示する表示部と、
により構成されたものであり、
第1の撮像信号発生部及び第2の撮像信号発生部は種々のフレームレートの撮像信号を出力する。フレームレート変換部は第1の撮像信号発生部の種々のフレームレート撮像信号を各フレームレートに応じて規則的にフレーム複製することで所定のフレームレートに変換する。撮像信号処理部はフレームレート変換部の出力信号、第2の撮像信号発生部の出力信号に撮像信号記録装置としての種々の信号処理を施し記録部,表示部に出力するが、記録部にはフレームレート変換部の信号を処理した信号を出力し、表示部には第2の撮像信号発生部の出力信号を処理した信号を出力することにより、前記記録部と前記表示部に実質的に異なるフレームレートの撮像信号を出力する。また、フラグ信号発生部は記録部に出力される撮像信号の複製フレームの内実際のフレームレートに対応する有効フレームにフラグ信号を出力する作用を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、
画素毎に蓄積時間を変えることで各画素毎のフレームレートを変えた撮像信号を出力する撮像信号発生部と、
前記撮像信号発生部より出力される撮像信号の各画素のフレームレートが同じ画素毎に出力信号を書込み、それぞれのフレームレートに応じ規則的にフレームを複製して読出すことにより全て所定の同じフレームレートに変換し同時化して出力するフレームレート変換部と、
前記フレームレート変換部の各出力信号を画素単位で切換えて合成する合成回路部と、
前記合成回路部の出力信号に撮像信号記録装置としての各処理を施すカメラプロセス部と、
前記カメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する分割回路部と、
前記分割回路部の出力信号を表示する表示部と、
前記カメラプロセス部の出力信号または前記分割回路部の出力信号を記録する記録部と、
により構成されたものであり、
撮像信号発生部は画素毎に異なるフレームレートの撮像信号を出力する。フレームレート変換部は、それぞれ同じフレームレートの画素信号毎に、所定のフレームレートに変換する為、複製フレームをそれぞれのフレームレートに対応して作成する。合成回路は同時化され出力される複数の所定フレームレート信号を画素単位で切換える。カメラプロセス部は同時化された信号に撮像信号記録装置としての信号処理を施す。分割回路はカメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する。表示部は前記分割回路より出力される複数信号の一つを表示し、記録部は分割回路の出力信号の一つか、もしくはカメラプロセス部の出力信号をそのまま記録する作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、
画素毎に蓄積時間を変えることで各画素毎のフレームレートを変えた撮像信号を出力する撮像信号発生部と、
前記撮像信号発生部より出力される撮像信号の各画素のフレームレートが同じ画素毎に出力信号を書込み、それぞれのフレームレートに応じ規則的にフレームを複製して読出すことにより全て所定の同じフレームレートに変換し同時化して出力するフレームレート変換部と、
前記フレームレート変換部の各出力信号を画素単位で切換えて合成する合成回路部と、
前記合成回路部の出力信号に撮像信号記録装置としての各処理を施すカメラプロセス部と、
前記カメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する分割回路部と、
前記分割回路部の出力信号を表示する表示部と、
前記カメラプロセス部の出力信号または前記分割回路部の出力信号を記録する記録部と、
前記記録部に出力される所定のフレームレートの撮像信号の各複製されたフレーム信号群の中から実際のフレームレートに対応する有効フレームを示すフラグ信号を出力するフラグ信号発生部と、
により構成されたものであり、
撮像信号発生部は画素毎に異なるフレームレートの撮像信号を出力する。フレームレート変換部は、それぞれ同じフレームレートの画素信号毎に、所定のフレームレートに変換する為、複製フレームをそれぞれのフレームレートに対応して作成する。合成回路は同時化され出力される複数の所定フレームレート信号を画素単位で切換える。カメラプロセス部は同時化された信号に撮像信号記録装置としての信号処理を施す。分割回路はカメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する。表示部は前記分割回路より出力される複数信号の一つを表示し、記録部は分割回路の出力信号の一つか、もしくはカメラプロセス部の出力信号をそのまま記録する。フラグ信号発生部は前記記録部に出力される所定のフレームレートの撮像信号の各複製されたフレーム信号群の中から実際のフレームレートに対応する有効フレームを示すフラグ信号を出力する作用を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、
画素毎に蓄積時間を変えることで各画素毎のフレームレートを変えた撮像信号を出力する撮像信号発生部と、
前記撮像信号発生部より出力される撮像信号の各画素のフレームレートが同じ画素毎に出力信号を書込み、それぞれのフレームレートに応じ規則的にフレームを複製して読出すことにより全て所定の同じフレームレートに変換し同時化して出力するフレームレート変換部と、
前記フレームレート変換部の各出力信号を画素単位で切換えて合成する合成回路部と、
前記合成回路部の出力信号に撮像信号記録装置としての各処理を施すカメラプロセス部と、
前記カメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する分割回路部と、
前記分割回路部の出力信号を表示する表示部と、
前記カメラプロセス部の出力信号または前記分割回路部の出力信号を記録する記録部と、
前記記録部に出力される所定のフレームレートの撮像信号の各複製されたフレーム信号群の中から実際のフレームレートに対応する有効フレームを示すフラグ信号を出力するフラグ信号発生部と、
表示部には任意のフレームレートの撮像信号を出力し、記録部へ出力される信号は全ての画素が最も低いフレームレートの信号になるように同じフレームレートの画素毎の信号をそれぞれフレーム加算するフレーム加算回路部と、
により構成されたものであり、
撮像信号発生部は画素毎に異なるフレームレートの撮像信号を出力する。フレームレート変換部は、それぞれ同じフレームレートの画素信号毎に、所定のフレームレートに変換する為、複製フレームをそれぞれのフレームレートに対応して作成する。合成回路は同時化され出力される複数の所定フレームレート信号を画素単位で切換える。カメラプロセス部は同時化された信号に撮像信号記録装置としての信号処理を施す。分割回路はカメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する。表示部は前記分割回路より出力される複数信号の一つを表示し、記録部は分割回路の出力信号の一つか、もしくはカメラプロセス部の出力信号をそのまま記録する。フラグ信号発生部は前記記録部に出力される所定のフレームレートの撮像信号の各複製されたフレーム信号群の中から実際のフレームレートに対応する有効フレームを示すフラグ信号を出力する。フレーム加算回路は各画素毎の実質的に異なるフレームレートを最も低いフレームレートの信号に合わせる為に同じフレームレートの画素毎の信号をそれぞれ最も低いフレームレートに合うように加算する作用を有する。
以上のように本発明は、記録するフレームレートが変っても表示部には実質一定のフレームレートで表示が可能であり、特に低速フレームレート撮影においても被写体の動きを確実に把握することができる優れた効果が得られる。
また、本発明は、従来と同様に一つの撮像信号発生部で、表示部と記録部に実質フレームレートが別々のフレームレート信号を出力することができ、特に低速フレームレート撮影においても被写体の動きを確実に把握することができる優れた効果が得られる。
また、本発明は、従来と同様に一つの撮像信号発生部で、表示部と記録部に実質フレームレートが別々のフレームレート信号を出力することができ、特に低速フレームレート撮影においても被写体の動きを確実に把握することができると共に、記録部には複数のフレームレートの撮像信号を同時に出力し、それぞれの有効フレームも同時に記録することができ、1回の撮影で複数フレームレートの撮像信号を記録できる優れた効果が得られる。
また、本発明は、従来と同様に一つの撮像信号発生部で、表示部と記録部に実質フレームレートが別々のフレームレート信号を出力することができ、特に低速フレームレート撮影においても被写体の動きを確実に把握することができると共に、1回の撮影で複数フレームレートの撮像信号を従来と同じ画質で記録することができる優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図17を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における撮像信号記録装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は光学像を撮像面へ結ぶレンズ、2,3は種々のフレームレートの撮像信号を出力可能な撮像信号発生部で例えばCCD(チャージ・カップルド・デバイス)等の固体撮像素子より構成される。4は撮像信号発生部2,3へフレームレートに応じた駆動パルスを出力する駆動パルス発生部、5は種々のフレームレートの撮像信号を所定のフレームレートに変換するフレームレート変換部でフレームメモリ等のメモリ素子により構成される。6は撮像信号処理部でガンマ補正、ディテール補正、マトリクス処理等撮像信号の必要な処理をするLSIやFPGA等で構成される。7は記録部でVTRあるいはディスクあるいは半導体メモリ等蓄積デバイスで構成される。8は表示部で電子ビューファインダーやCRTあるいは液晶モニター等で構成される。10は必要な信号のフレーム位置を示すフラグ信号発生部、9は各部へ必要なパルス等を発生するシステムコントロール部で、例えばマイクロコンピュータ等で構成され撮像信号記録装置全体の制御をつかさどる。
以上のように構成された実施の形態1による撮像信号記録装置の動作について、図2を用いて以下説明する。
図2での(a)〜(f)は図1の各部(a)〜(f)の信号波形図を示す。また、図2(g)は図示していないフレームレート変換器の変換動作後の信号を示している。
図2では撮像信号記録装置が12Pレートで動作する場合を示しており図2(A)は12Pの垂直同期信号を示している。ここで12Pレートで第1撮像信号発生部2が動作すると、図2(a)に示す12P信号が間欠信号として得られる。フレームレート変換部5では従来例と同様にこの入力信号を図2(b)に示すように60Pレートの信号に変換する。一方第2撮像信号発生部3は例えば図2(c)に示す撮像信号を出力する。この場合は、フレームレートが60Pレートの信号を出力している。撮像信号処理部6はこれらの信号に撮像信号記録装置として必要なガンマ補正、ディテール補正、マトリクス処理等処理等を行い記録部7及び表示部8へ出力する。ここで、記録部7には図2(b)のフレームレート変換部5の出力信号が処理されたものが出力され、表示部8には図2(c)の第2撮像信号発生部3の出力信号が処理された図2(d)の信号が出力される。フラグ信号発生部10は従来例と同様に図2(e)に示すように複製されたフレーム信号群の先頭のフレームにフラグ信号を発生する。記録部7は図2(f)に示す信号を記録する。この記録信号は図示していないフレームレート変換器により有効フレームが抜き出され、さらに24Pのフレームレートに変換されることにより図2(g)に示す時間軸が1/2になった可変速信号(早送り)を再生できる。
一方表示部8には、図2(d)に示す信号が出力されているので、あたかも従来の撮影で60Pレートのフレームレートで撮影(記録)した時と同様の表示がされている。故に被写体の動きは滑らかに表示される。また、第2撮像信号発生部3のフレームレートを図2(c1)に示すように24Pレートで撮影すれば図2(d1)に示す信号が表示部に表示できるので、フィルム用カメラの標準の撮影速度24Pレートで表示できる。
以上のように本実施の形態1によれば、第2撮像信号発生部3のフレームレートを記録したいフレームレートの撮像信号を発生する第1撮像信号発生部2のフレームレートに関係なく設定できるので、例えば記録フレームレートが低速のフレームレートの場合でも、第2撮像信号発生部3のフレームレートを高速のフレームレートに設定しておくことで、被写体の動きを常に滑らかな動きとして表示することが可能であり、画作り演出上において重要な動きの確認を支障をきたさず行うことができる。
なお、第2撮像信号発生部3のフレームレートを60Pレートと24Pレートで例を示したが、適切な他のフレームレート例えば48Pレート、50Pレート等自由に選択してもいいことは言うまでもない。
また、光学系(レンズ1)を同一としているが、別々に分けてもいいことは言うまでもない。
またフラグ信号発生部10は撮像信号処理部6あるいはシステムコントロール部9に含まれていいことも言うまでもない。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における撮像信号記録装置の構成を示すブロック図である。
図3において、11は光学像を撮像面へ結ぶレンズ、12は画素毎に種々のフレームレートの撮像信号を出力可能な撮像信号発生部で例えばCMOS等の固体撮像素子より構成される。13は撮像信号発生部12へ各画素のフレームレートに応じた駆動パルスを出力する駆動パルス発生部、14は同じフレームレートの各画素毎に種々のフレームレートの撮像信号を所定のフレームレートに変換するフレームレート変換部でフレームメモリ等のメモリ素子により構成される。15は撮像信号処理部でガンマ補正、ディテール補正、マトリクス処理等撮像信号の必要な処理をするLSIやFPGA等で構成される。16は記録部でVTRあるいはディスクあるいは半導体メモリ等蓄積デバイスで構成される。17は表示部で電子ビューファインダーやCRTあるいは液晶モニター等で構成される。18は必要な信号のフレーム位置を示すフラグ信号発生部、19は各部へ必要なパルス等を発生するシステムコントロール部で、例えばマイクロコンピュータ等で構成され撮像信号記録装置全体の制御をつかさどる。図1に示す第1の実施の形態の構成と異なるのは撮像信号発生部が一つであることと、画素毎にフレームレートを変えることができる点である。
以上のように構成された実施の形態2による撮像信号記録装置の動作について、図4〜図9を用いて以下説明する。
図4(a)での(1)〜(4)は4種類のフレームレートに対応する撮像信号発生部12の各画素の読出しパルスと読出し期間(信号出力期間)を示している。ここでは60P、30P、20P、15Pのフレームレートとしている。また同図(b)は、その時の各画素上の同じフレームレートの位置を示すイメージ図で垂直列の左端から60Pレート、30Pレート、20Pレート、15Pレートの順番で画素列が繰り返されている。また、同図(c)は同図(a)の読出し信号が得られる為の水平スイッチングパルスの例を示している(どの期間で、どの垂直列が選択され、読出されるようになるかを示している。)。
また、図5はフレームレート変換部14の内部構成の1例を示すブロック図で20〜23はそれぞれ4種類のフレームレートを同じ所定のフレームレートに変換する為のフレームメモリである。
また、図6(a)及び(b)はフレームレート変換部14へのリセットパルス、クロック等の垂直,水平のタイミングチャートを示している。
また、図7は撮像信号処理部15の内部構成の1例を示すブロック図で24〜27,31,32は撮像信号処理部15のマスタクロックmckでデータをホールドするデータホールド回路、28は4種類のフレームレートに属する各画素信号を切換えて一つの画素列にする合成回路部、29はカメラのメイン処理を施すカメラプロセス部、30は再度4種類の画素データに分割する分割回路部である。
また、図8(b1)〜(b4),(p1)〜(p8),(d1),(d)は図7の各部(b1)〜(b4),(p1)〜(p8),(d1),(d)に対応した信号の水平レートの信号波形図を示している。
さらに図9(a)〜(c)はカメラプロセス部29、表示部17、記録部16での画素イメージを示したイメージ図である。
撮像信号発生部12では図4(b)に示す4種類の蓄積時間の画素列の信号が繰り返し出力される。つまり、左端から1列目が蓄積時間1/60秒の60P信号(塗りつぶし)、2列目が蓄積時間1/30秒の30P信号(左斜線)、3列目が蓄積時間1/20秒の20P信号(右斜線)、4列目が蓄積時間1/15秒の15P信号(白抜き)となっており、以降その繰り返しの信号となる。それぞれの画素列の読出しタイミングは同図(a)に示すようにそれぞれの蓄積時間の読出し間隔で読出され、信号が読出されている期間は常に1/60秒であり従来のフレームレートを変えた時と同じ読出し方で、蓄積時間が長くなると飛び飛びの間欠的な読出しとなる。故に各画素列の信号が選択され読出されている期間の種類は期間Aから期間Fの6種類になり、そのような読出し方をする為に同図(c)に示す水平スイッチングパルス他必要な駆動パルスが駆動パルス発生部13より撮像信号発生部12へ出力されている。水平スイッチングパルスが全て規則的に出ていれば全ての画素が読出され、飛び飛びの場合は、飛び飛びの画素列の信号が選択読出される。故に期間Aでは全ての画素列が、期間Bでは1,5,9・・・列の画素列が、期間Cでは1,2、5,6、9,10・・・のように画素列が選択され出力される。
フレームレート変換部14は内部構成が図5のようになっており、4種類の蓄積時間の画素列に対応して、対応するフレームメモリ20〜23が、従来例と同様にそれぞれの画素列の信号を書込み、常に60Pレートの信号になるようにフレームレート変換を行う。図6(a),(b)にその書込み,読出しのリセットパルス、クロックを示している。同図(a)は垂直レートでのタイミングであるが例えばフレームメモリ20は1/60秒毎に書込み,読出しを繰り返し、60P信号を60P信号に、フレームメモリ22は1/20秒毎に書込み、1/60秒毎に読出し20P信号を60P信号に変換している。他も同様である。このようにして蓄積時間の違う全ての画素列の信号が60P信号として撮像信号処理部15へ同時化されて(並列に)出力される。なお、水平タイミングは同図(b)に示すようにマスタークロックmckに対して4画素置きにライトクロック、リードクロックが出され、1画素づつシフトしたタイミングで各フレームメモリ20〜23に与えられている。
撮像信号処理部15の内部構成は例えば図7のようになっており、その内部の信号波形図は図8のようになっている。撮像信号処理部15にはフレームメモリ変換部14より図8(b1)〜(b4)に示す画素信号が入力される(図8は水平レートの信号を示している。各番号は左端からの画素の番号を示している。)。つまり、各蓄積時間毎の画素列の信号が同時化され並列に入力されている。そのレートは、マスタークロックmckの1/4のレートである。データホールド回路24〜27はそれぞれの入力データをマスタークロックmckでホールドする。それにより図8(p1)〜(p4)のデータを出力する。それぞれ同じ画素データが4画素づつ出力される。合成回路部28はこれらのデータを1画素づつ切換えてもとの画素の順番に並べ替え図8(p5)の信号にしてカメラプロセス部29に出力する。この時点で蓄積時間の違う画素信号が同じ60Pレートで信号処理のブロックへ入力されることになる。カメラプロセス部29では撮像信号記録装置に必要なガンマ、ディテール、マトリクス等のカメラのメイン処理が施され、次段の分割回路30へ図8(p6)の信号を出力する。分割回路30では、記録部16、表示部17へ出力するデータを選択する。ここでは表示部17へ図8(p7)の画素データが、記録部16へ図8(p8)の画素データが選択されている。つまり表示部17へは蓄積時間が1/60秒の60P信号が、記録部16へは蓄積時間1/20秒の20P信号が選択されている。データホールド回路31,32はマスタークロックmckでホールドし直して図8(d1)、(d)に示す信号をそれぞれ出力する。図9(a)〜(c)にカメラプロセス部29、表示部17、記録部16へ入力される画素データのイメージ図を示す。つまりカメラプロセス部29では蓄積時間が複数種類(この場合は4種類)の画素データを同時に同じ処理を施し、記録部16及び表示部17にはそれぞれ1種類の別々のデータを入力する。記録部16及び表示部17では従来と同様に同じクロックレートで表示、記録動作を行う。
このように本実施の形態2によれば、1つの撮像信号発生部12で画素毎に蓄積時間を変えることにより、表示部17、記録部16に別々のフレームレートの信号を出力可能である。故に例えば20P等の低速フレームレートの撮像信号を撮影記録する場合でも表示部には高速フレームレートの撮影信号を表示可能であり、画作り、演出の為の動き確認に支障をきたすことはない。
なお、表示部へのフレームレートの選択は高速フレームレートの選択が好ましいが、特に動きの確認に支障をきたすものでなければ他のフレームレートの選択でもいいことは言うまでもない。
また、撮像信号発生部12の各画素の蓄積時間の設定や種類は、自由に設定してもいいことは言うまでもない。
(実施の形態3)
図10は本発明の実施の形態3における撮像信号記録装置の撮像信号処理部15の内部構成を示すブロック図である。撮像信号記録装置全体の構成は図3の実施の形態2の場合と全く同様である。
図10で24〜27,31は撮像信号処理部15のマスタクロックmckでデータをホールドするデータホールド回路、28は4種類のフレームレートに属する各画素信号を切換えて一つの画素列にする合成回路部、29はカメラのメイン処理を施すカメラプロセス部、30は再度4種類の画素データに分割する分割回路部である。これらの構成要素も実施の形態2の撮像信号処理部15と全く同様であり、その動作も同じであるので詳細な説明は省略する。
本実施の形態3が実施の形態2と違うところは、記録部16にカメラプロセス部29の出力信号が直接出力されている点でそれにともなってフラグ信号発生部18の動作も変わってくる点である。
以上のように構成された本実施形態3の動作について図11,図12を用いて以下説明する。
図11(a)〜(c)はカメラプロセス部29、表示部17、記録部16での処理される画素データのイメージ図である。図10の構成になっている為、記録部16の画素データもカメラプロセス部29の画素データと同じとなる。また、図12はフラグ信号発生部18のフラグ信号発生の仕方を説明した説明図である。
図11(c)に示すように、記録部には全ての蓄積時間の画素データ、つまり複数フレームレートの撮像信号が入力され、その信号を記録できることになる。従来のシステムでは図示していないフレームレート変換器で有効フラグを検出し、そのフレームを24Pレートに変換することにより、可変速撮像信号の再生信号を得ていたが、本実施の形態3であれば、フラグ信号の区別が出来れば複数種類の可変速撮像信号の再生が一度の撮影記録で選択可能となる。そのフラグ信号のつけ方(種類の盛り込み)の仕方を図12に示している。
図12で(a)は記録フレームモードが1種類の場合のフラグ信号、(b)は記録フレームモードが4種類の場合のフラグ信号の発生の仕方を示している。
記録フレームモードが1種類の場合のフラグ信号は、複製フレームの例えば先頭フレームの1フレーム期間にフラグ信号を発生付加するようにしている。一方複数フレームレートの同時記録の場合は、各フレームレートの期間に複数のフレームレートの有効フレームが含まれるので、それぞれの期間のフラグ信号に意味を持たせる。例えば、図12(b)に示すように、各期間AからFにフラグの番号を対応させることで、どのフレームレートの有効フレーム期間かを判断するようにしている。例えば、期間Aでは4種類のフレームレート(60P、30P、20P、15P)とも有効フレーム期間でこの期間はフラグ番号1を対応させる。
また、期間Bでは1種類(60P)のみの有効フレーム期間でフラグ番号2を対応させる。他の期間も同様であり、全ての期間の有効フレームの種類が判別できる。図示していないフレームレート変換器では、その番号に応じて選択するフレームレートの有効フレームを判断しそのフレームを抜き取り24Pレートに変換することにより,従来と同様に可変速撮像信号の再生信号を得ることができる。
なお、有効フレームが重なっているフレーム期間では、選択するフレームレートに応じ、画素の選択する位置を変えることが必要だがその動作は簡単に行えることは言うまでもない。
このように本実施の形態3によれば、実施の形態2と同様に、1つの撮像信号発生部12で画素毎に蓄積時間を変えることにより、表示部17、記録部16に別々のフレームレートの信号を出力可能である。故に例えば20P等の低速フレームレートの撮像信号を撮影記録する場合でも表示部には高速フレームレートの撮影信号を表示可能であり、画作り、演出の為の動き確認に支障をきたすことはない。かつ、記録部には1種類のフレームレートのみならず複数のフレームレートを出力することが可能であり、1回の撮影で複数種類のフレームレートの撮像信号を同時に記録可能であり、画作り、演出の幅が広がると共に撮り直し等が減り効率的な撮影を行うことができる。
(実施の形態4)
図13は本発明の実施の形態4における撮像信号記録装置の撮像信号処理部15の内部構成を示すブロック図である。本実施の形態4も撮像信号記録装置全体の構成は図3の実施の形態2の場合と全く同様である。
図13で24〜27,31は撮像信号処理部15のマスタクロックmckでデータをホールドするデータホールド回路、28は3種類のフレームレートに属する各画素信号を切換えて一つの画素列にする合成回路部、29はカメラのメイン処理を施すカメラプロセス部、30は再度3種類の画素データに分割する分割回路部、33はフレーム加算回路部で、フレーム加算回路34及び合成回路35より構成されている。フレーム加算回路部以外の構成要素は実施の形態2の撮像信号処理部15と全く同様であり、その動作も同じであるので詳細の説明は省略する。
本実施の形態4が実施の形態2、実施の形態3と違うところは、カメラプロセス部29の出力信号をフレーム加算するフレーム加算回路部33が備えられ、その出力信号が記録部16に出力されている点である。また、本実施の形態4では画素毎に違うフレームレートは60P、30P、15Pの3種類としている。
以上のように構成された本実施形態3の動作について図14〜図17を用いて以下説明する。
図14はフレーム加算回路34の内部構成の一例を示すブロック図で、36,43〜46はデータホールド回路、37,38は選択回路、39は加算回路、40はフレーム加算用のデータを保持しておくフレームメモリである。
また、図15はフレーム加算回路34の各部の水平レート信号波形図で、(p6)等で示される対応する記号部分の波形図である。
また、図16も同様にフレーム加算回路34の各部の垂直レート信号波形図で、(p6)等で示される対応する記号部分の波形図である。
さらに図17(a)〜(c)はカメラプロセス部29、表示部17、記録部16での処理される画素データのイメージ図である。
フレーム加算回路34に図15(p6)が入力されると、それぞれのフレームレートの位置に対応する画素をwck1,wck2,wck3のクロックでデータをホールドすると図15(p8‘)、(p9’)、(p10‘)等の信号レートになる。この場合、演算レートのみを示す為、選択回路38の選択はSO入力、フレームメモリ40の出力はゼロとしている。つまりここでは分割回路部30等と同様に、各蓄積時間毎の画素データ列(3種類)に分割されている。その後のデータレートはマスタークロックmckでデータホールドするので図15(p8)〜(p10)のようなレートで出力される。
ここで、フレーム加算動作は図16に示すように動作する。例えば図16(a)は蓄積時間1/60秒の60P信号をフレーム加算している信号波形図であるが、60Pの画素信号の場合、フレーム信号は図16(p6)のように毎フレーム違ったフレーム信号である。選択回路38の選択動作は図16(p6‘)のように4フレーム毎にGNDを選択する。フレームメモリ40の入力(FMin)には選択回路37を通してデータホールド回路36の出力及びフレーメモリ40の出力と選択回路38の出力信号が加算器39で加算された信号が選択される。選択回路37の動作も4フレーム毎にデータホールド回路36の入力側を選択すれば、フレームメモリ40の出力(FMout)及びデータホールド回路44の出力(p8)は図16に示すようになり15Pに対応する有効フレーム位置には、60Pレートの信号が4フレーム加算された信号(例えば1+2+3+4)が出力されている。つまり等価的に60Pレートの画素信号を15Pレートの信号に変換できている。同様に30Pの画素信号は図16(b)に示すように選択回路を選択すれば((p6‘)、(FMin))データホールド回路45の出力(p9)は1/30秒のフレーム信号が2フレーム加算された信号として、15Pに対応する有効フレーム位置に得られる。この場合も、等価的に30Pレートの画素信号を15Pレートの信号に変換できている。15Pの画素信号は図16(c)の(p10)のようにそのままのフレームデータが有効フレーム位置に対応して選択される。
以上のデータは、水平レートでは図15に示すように画素が飛び飛びのデータで分割されて出力されるので合成回路35で1系統に合成される。この動作は、合成回路部28と全く同様な動作である。
図17にはカメラプロセス部29、表示部17、記録部16での処理される画素データのイメージ図を示しているが、本実施の形態4が実施の形態2及び3と違うのは、記録部16での画素は等価的に全て15Pのフレームレートの画素信号となっている点である。また、表示部17には実施の形態2及び3と同様に60Pフレームレートの信号を選択出力できる。
このように本実施の形態4によれば、実施の形態2,3と同様に、1つの撮像信号発生部12で画素毎に蓄積時間を変えることにより、表示部17、記録部16に別々のフレームレートの信号を出力可能である。故に例えば20P等の低速フレームレートの撮像信号を撮影記録する場合でも表示部には高速フレームレートの撮影信号を表示可能であり、画作り、演出の為の動き確認に支障をきたすことはない。かつ、記録部16で記録する画素信号は全ての画素を使った信号とすることができるので、実施の形態2,3よりも解像度を向上した撮像信号を記録できる。
なお、実施の形態2,3,4において前段のデータホールド回路24、25等は合成回路部28へ、後段のデータホールド回路31等は分割回路部30へ取り込んでもいいことは言うまでもない。
また、合成回路部28及び分割回路部30そのものもカメラプロセス部29へ組込んでもいいことは言うまでもない。
また、画素毎にフレームレートを変えることにより、各フレームレートに対応した画素群毎に感度(信号レベル)が変わってしまうが、カメラプロセス部29または分割回路部30で感度の一番大きい画素群のレベルに合わせるか、あるいは逆に感度の小さい画素群のレベルに合わせるか、あるいは基準の感度に合わせるか等の処理は簡単に行えることは言うまでもない。
また、特に静止画撮影時等に各フレームレートの画素信号を適切に混合することにより最適諧調特性を実現できる処理もカメラプロセス部29等に簡単に導入できることは言うまでもない。
本発明にかかる撮像信号記録装置は、フレームレートを変えて撮像信号を記録できる装置であり、表示部と、記録部でそのフレームレートを変えることができ、特に低速撮影時の表示部の飛び飛びの動きを、スムーズな表示にすることが可能であり、画作り上、演出上重要な被写体の動きの確認に支障をきたす事がなく、さらに、1度の撮影で複数のフレームレートの撮像信号を記録でき、画作り上、演出上の幅を広げることができる。故に、特に近年のデジタルシネマやコマーシャル撮影等の用途に適用出来る。
本発明の実施の形態1での撮像信号記録装置の構成を示すブロック図 同実施の形態1における撮像信号記録装置の動作説明の為の各部の信号波形図 本発明の実施の形態2での撮像信号記録装置の構成を示すブロック図 同実施の形態2での撮像信号発生部12の動作説明図 同実施の形態2におけるフレームレート変換部14の内部構成の1例を示すブロック図 同実施の形態2におけるフレームレート変換部への各パルスの水平,垂直タイミングチャート 同実施の形態2における撮像信号処理部15の内部構成の1例を示すブロック図 同実施の形態2における撮像信号処理部15の動作説明の為の各部の水平レート信号波形図 同実施の形態2におけるカメラプロセス部29、表示部17、記録部16での画素のイメージ図 本発明の実施の形態3における撮像信号記録装置の撮像信号処理部15の内部構成を示すブロック図 同実施の形態3におけるカメラプロセス部29、表示部17、記録部16での画素のイメージ図 同実施の形態3におけるフラグ信号発生部18のフラグ信号発生の動作説明図 本発明の実施の形態4における撮像信号記録装置の撮像信号処理部15の内部構成を示すブロック図 同実施の形態4におけるフレーム加算回路34の内部構成の1例を示すブロック図 同実施の形態4におけるフレーム加算回路34の各部の水平レート信号波形図 同実施の形態4におけるフレーム加算回路34の各部の垂直レート信号波形図 同実施の形態4におけるカメラプロセス部29、表示部17、記録部16での画素のイメージ図 従来の撮像信号記録装置の構成を示すブロック図 従来の撮像信号記録装置における動作説明の為の各部の信号波形図 従来の撮像信号記録装置における動作説明の為の各部の信号波形図
符号の説明
1,11 レンズ
2 第1撮像信号発生部
3 第2撮像信号発生部
4,13 駆動パルス発生部
5,14 フレームレート変換部
6,15 撮像信号処理部
7,16 記録部
8,17 表示部
9,19 システムコントロール部
10,18 フラグ信号発生部
12 撮像信号発生部
28 合成回路部
29 カメラプロセス部
30 分割回路部
33 フレーム加算回路部

Claims (6)

  1. 撮像信号のフレームレートを可変でき、種々のフレームレートの撮像信号を出力する第1の撮像信号発生部及び第2の撮像信号発生部と、
    前記第1の撮像信号発生部より出力される種々のフレームレートの撮像信号を各フレームレートに応じ規則的にフレーム複製し所定のフレームレートに変換するフレームレート変換部と、
    前記フレームレート変換部の出力信号及び前記第2の撮像信号発生部の出力信号に種々の信号処理を施す撮像信号処理部と、
    前記撮像信号処理部の出力信号を記録する記録部と、
    前記撮像信号処理部の出力信号の各フレーム信号に対して前記フレームレート変換部での変換前の撮像信号のフレーム番号に対応した各同一フレーム信号群の少なくとも一つのフレーム期間にフラグ信号を発生するフラグ信号発生部と、
    前記撮像信号処理部から出力される表示用信号を表示する表示部と、
    を備え、
    前記撮像信号処理部が前記記録部には前記フレームレート変換部の信号を処理した信号を出力し、前記表示部には前記第2の撮像信号発生部の出力信号を処理した信号を出力することにより、前記記録部と前記表示部に実質的に異なるフレームレートの撮像信号を出力することを特徴とする撮像信号記録装置。
  2. 画素毎に蓄積時間を変えることで各画素毎のフレームレートを変えた撮像信号を出力する撮像信号発生部と、
    前記撮像信号発生部より出力される撮像信号の各画素のフレームレートが同じ画素毎に出力信号を書込み、それぞれのフレームレートに応じ規則的にフレームを複製して読出すことにより全て所定の同じフレームレートに変換し同時化して出力するフレームレート変換部と、
    前記フレームレート変換部の各出力信号を画素単位で切換えて合成する合成回路部と、
    前記合成回路部の出力信号に撮像信号記録装置としての各処理を施すカメラプロセス部と、
    前記カメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する分割回路部と、
    前記分割回路部の出力信号を表示する表示部と、
    前記カメラプロセス部の出力信号または前記分割回路部の出力信号を記録する記録部と、
    を備え、
    前記表示部と前記記録部に実質的に異なるフレームレートの撮像信号を出力することを特徴とする撮像信号記録装置。
  3. 前記分割回路部の出力信号から前記表示部に供給する信号を最もフレームレートの高い信号とする請求項2記載の撮像信号記録装置。
  4. 画素毎に蓄積時間を変えることで各画素毎のフレームレートを変えた撮像信号を出力する撮像信号発生部と、
    前記撮像信号発生部より出力される撮像信号の各画素のフレームレートが同じ画素毎に出力信号を書込み、それぞれのフレームレートに応じ規則的にフレームを複製して読出すことにより全て所定の同じフレームレートに変換し同時化して出力するフレームレート変換部と、
    前記フレームレート変換部の各出力信号を画素単位で切換えて合成する合成回路部と、
    前記合成回路部の出力信号に撮像信号記録装置としての各処理を施すカメラプロセス部と、
    前記カメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する分割回路部と、
    前記分割回路部の出力信号を表示する表示部と、
    前記カメラプロセス部の出力信号または前記分割回路部の出力信号を記録する記録部と、
    前記記録部に出力される所定のフレームレートの撮像信号の各複製されたフレーム信号群の中から実際のフレームレートに対応する有効フレームを示すフラグ信号を出力するフラグ信号発生部と、
    を備えたことを特徴とする撮像信号記録装置。
  5. 前記記録部が前記カメラプロセス部の出力信号を記録する場合、画素毎に違う実際のフレームレートの有効フレーム位置を区別する為に、前記フラグ信号発生部が複数種類のフラグ信号を発生することを特徴とする請求項4に記載の撮像信号記録装置。
  6. 画素毎に蓄積時間を変えることで各画素毎のフレームレートを変えた撮像信号を出力する撮像信号発生部と、
    前記撮像信号発生部より出力される撮像信号の各画素のフレームレートが同じ画素毎に出力信号を書込み、それぞれのフレームレートに応じ規則的にフレームを複製して読出すことにより全て所定の同じフレームレートに変換し同時化して出力するフレームレート変換部と、
    前記フレームレート変換部の各出力信号を画素単位で切換えて合成する合成回路部と、
    前記合成回路部の出力信号に撮像信号記録装置としての各処理を施すカメラプロセス部と、
    前記カメラプロセス部の出力信号を再度蓄積時間が同じ画素毎に分割し実質的にフレームレートの異なる複数の信号を出力する分割回路部と、
    前記分割回路部の出力信号を表示する表示部と、
    前記カメラプロセス部の出力信号または前記分割回路部の出力信号を記録する記録部と、
    前記記録部に出力される所定のフレームレートの撮像信号の各複製されたフレーム信号群の中から実際のフレームレートに対応する有効フレームを示すフラグ信号を出力するフラグ信号発生部と、
    前記表示部には任意のフレームレートの撮像信号を出力し、前記記録部へ出力される信号は全ての画素が最も低いフレームレートの信号になるように同じフレームレートの画素毎の信号をそれぞれフレーム加算するフレーム加算回路部と、
    を備えたことを特徴とする撮像信号記録装置。
JP2005057234A 2005-03-02 2005-03-02 撮像信号記録装置 Expired - Fee Related JP4525388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005057234A JP4525388B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 撮像信号記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005057234A JP4525388B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 撮像信号記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006245875A true JP2006245875A (ja) 2006-09-14
JP4525388B2 JP4525388B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=37051821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005057234A Expired - Fee Related JP4525388B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 撮像信号記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4525388B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114857A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
WO2019039022A1 (ja) * 2017-08-21 2019-02-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置及び機器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06153089A (ja) * 1992-10-30 1994-05-31 Olympus Optical Co Ltd 固体撮像装置
JPH11205692A (ja) * 1998-01-08 1999-07-30 Hitachi Ltd 撮像装置
JP2002135626A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Minolta Co Ltd デジタルカメラ及び画像処理方法、並びに画像撮影プログラムを記録した記録媒体
JP2003023569A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮像装置及び撮像方法
WO2003063472A1 (fr) * 2002-01-22 2003-07-31 Sony Corporation Dispositif d'imagerie et technique afferente
JP2003244529A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Minolta Co Ltd デジタルカメラ
JP2004221955A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高速撮像信号記録装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06153089A (ja) * 1992-10-30 1994-05-31 Olympus Optical Co Ltd 固体撮像装置
JPH11205692A (ja) * 1998-01-08 1999-07-30 Hitachi Ltd 撮像装置
JP2002135626A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Minolta Co Ltd デジタルカメラ及び画像処理方法、並びに画像撮影プログラムを記録した記録媒体
JP2003023569A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮像装置及び撮像方法
WO2003063472A1 (fr) * 2002-01-22 2003-07-31 Sony Corporation Dispositif d'imagerie et technique afferente
JP2003244529A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Minolta Co Ltd デジタルカメラ
JP2004221955A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高速撮像信号記録装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114857A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
WO2019039022A1 (ja) * 2017-08-21 2019-02-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置及び機器
CN111034173A (zh) * 2017-08-21 2020-04-17 索尼半导体解决方案公司 摄像装置和设备
US11343441B2 (en) 2017-08-21 2022-05-24 Sony Semiconductor Solutions Corporation Imaging device and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4525388B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3800207B2 (ja) 撮像装置
JP2006295854A (ja) マルチカメラシステム、撮像装置およびコントローラ、並びに、撮像制御方法、撮像装置制御方法および撮像方法
JP3729189B2 (ja) 撮像装置
JP2006352529A (ja) 撮像装置
JP5566048B2 (ja) 表示装置及びその制御方法
JP2005286677A (ja) 撮像装置
JP5938655B2 (ja) 再生装置、撮像装置およびプログラム
JP2007104584A (ja) カメラ装置
JP4525388B2 (ja) 撮像信号記録装置
JP3818260B2 (ja) 高速撮像信号記録装置
JP4561452B2 (ja) 撮像装置、映像出力方法および映像再生プログラム
JP4547877B2 (ja) 撮像装置
JP2007166539A (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2006157149A (ja) 撮像装置と撮像方法
JP4033179B2 (ja) 撮像信号記録装置
JP2005184411A (ja) 固体撮像装置
JP3835390B2 (ja) 24p可変速撮像記録装置
JP2010206510A (ja) 撮像装置
JP2006270160A (ja) 画像データ処理装置
KR20000028935A (ko) 이미지 데이터 기록방법, 이미지 데이터 기록장치, 이미지데이터 재생방법, 이미지 데이터 재생장치, 정보기록매체및 컴퓨터로 독출가능한 기록매체
JP2004140687A (ja) 撮像装置
JP2006080853A (ja) 信号処理回路
JP2004048302A (ja) 動画撮影装置及び記録媒体及び動画再生装置
JPH10271436A (ja) 映像信号処理装置
JP2001326896A (ja) ビデオカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071017

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071113

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees