JPS63259869A - 周波数分割多重回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮生Ｍ１ 本発明は、２つの信号をパルス幅変調によって周波数分
割多重化する周波数分割多重回路に関するものである。

１旦且皿 ２つの信号、例えば映像ＦＭ信号とディジタル音声信号
とが周波数分割多重記録された記録媒体として、従来広
く知られているビデオディスクの記録信号に、さらに音
声信号をＥ　Ｆ　Ｍ　（Ｅｉｇｈｔ　ｔ。

Ｆｏｕｒｔｅｅｎ　Ｈｏｄｕｌａｔｔｏｎ）変換して得
られるいわゆるＣＤ　（］ンパクト・ディスク）フォー
マットの音声ＥＦＭ信号を多重記録したＨｉ−Ｆｉビデ
オディスクが商品化されている。この）−１ｉ−Ｆｉビ
デオディスクにおいては、その記録情報中に左右２チャ
ネルのアナログ音声ＦＭ信号が含まれているので、映像
ＦＭ信号のサイドバンドの広さで決定される映像帯域を
広くし過ぎた場合、アナログ音声搬送波どの干渉により
再生映像信号及び再生アナログ音声信号に悪影響を及ぼ
すことになる。

従って、映像信号の帯域を４．２ＭＨ２以上に設定しに
くく、これにより解像度が制限されることになる。

そこで、音声信号に関しては、ＥＦＭディジタル音声信
号のみとし、アナ１」グ音声ＦＭ信号を省略号ることに
よって映像帯域を広帯域化し、解像度の向上を図った記
録方式が本出願人により特願昭６１−３０５７８２号に
て提案されている。かかる記録方式が適用される周波数
分割多重回路の一例が第６図に示されている。同図にお
いて、約６ＭＨ７の広帯域カラー映像信号はＦＭ変調器
２Ｏでシンクチップ７．６ＭＨ７、ホワイトピーク９．
３ＭＨｚのＦＭ信号に変換される。一方、ＰＣＭ化され
た音声信号はＥＦＭエンコーダ２１でＥＦＭ信号に変換
される。この２つの信号は、加算器２２とリミッタ２３
で構成されたパルス幅変調器２４に供給される。パルス
幅変調器２４においては、映像ＦＭ信号のデユーティ比
を音声ＥＦＭ信号で変調する形で周波数分割多重するこ
とによって周波数多重矩形波信号を生成する。この周波
数多重矩形波信号はレーザ記録装置の光変調器（図示せ
ず）に供給され、この光変調器を０Ｎ−ＯＦＦすること
によって原盤のレジメ１〜上に情報を記録する。この原
盤から通常のプロセスを経てビデオディスクが複製され
る。これにより、周波数多重矩形波の繰返し周波数及び
デユーティ比に応じたビットがディスク上に形成され、
再生に供せられるのである。

このようにして記録されたビデオディスクから読み取ら
れた高周波信号の周波数スペクトラムを第２図に示す。

同図において、Ａ−は音声ＥＦＭ信号であり、へやはパ
ルス幅変調多重化の結果生じた」ニ側サイドバンドに相
当する。Ｙは映倫ＦＭ信号のスペクトラムであり、Ｃ＋
１は映像信号中のクロマ信号の上側第１サイドバンドを
、Ｃ−１は下側第１リ−イドバンドをそれぞれ示す。ま
た、１１及びＩ２はＹとΔ−とをパルス幅変調多重化し
た結果生じた妨害スペクトラムの主要成分を示す。

かかる周波数スペクトラムの高周波信号を復調すると、
復調された映像信号中には特にその高周波数側にｌ＋、
１２による妨害成分が存在することになり、これによっ
てクロマ信号中にモアレ妨害を発生したり、明度信号中
のビート波形による解像度の低下を生じたりし、混変調
妨害スペクトラムによる再生画質の劣化を来たすことに
なる。

九団五且１ 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、再生映像
信号中にＦＦＭ信号との混変調によって生じる妨害成分
ＩＩ、１２を低減し、再生画質の向−にを可能どした周
波数分割多重回路を提供する＝　５− ことを目的とする。

本発明による周波数分割多重回路においては、２つのパ
ルス幅変調手段を使用し、各々の一入力として第１の信
号を同位相で加えかつ他入力として第２の信号を逆位相
で加え、それぞれパルス幅変調にて周波数分割多重化し
、これら多重化信号の差信号と一方の多重化信号とを所
定の帯域幅に帯域制限したのち加算することによって周
波数分割多重化信号を得る構成となっている。

友−族一旦 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。図
において、第１の信号としての約６　Ｍ　１−ＩＺの広
帯域カラー映像信号はＦＭ変調器１でシンクチップ７．
６ＭＨｚ　、ホワイトピーク９，３ＭＨｚのＦＭ信号に
変換され、第２の信号としてのＰＣＭ音声信号はＥＦＭ
エンコーダ２でＥＦＭ信号に変換される。映像ＦＭ信号
は加算器３とリミッタ４で構成された第１のパルス幅変
調器５に、−〇　− 同様に加算器６とリミッタ７で構成された第２のパルス
幅変調器８に同位相で供給される。一方、音声ＥＦＭ信
号については、第１のパルス幅変調器５にはそのまま供
給され、第２のパルス幅変調器８には極性反転器９で位
相が反転されたのち供給される。すなわち、第１及び第
２のパルス幅変調器５．８でＥＦＭ信号によるパルス幅
変調の極性が反転している。

第１のパルス幅変調器５の出力は遅延等止器１０を経て
ＬＰＦ（ローパスフィルタ）１１で所定の帯域幅に帯域
制限されたのち加算器１２の一入力となると共に、直接
減算器１３の（−）入力となる。一方、第２のパルス幅
変調器８の出力は減算器１３の（＋）入力となる。この
減算器１３においては、第２のパルス幅変調器８の出力
から第１のパルス幅変調器５の出力がレベル的に減ぜら
れる。この減算器１３の減算出ノｊは、ＬＰＦｌ　１の
通過帯域内に含まれる通過帯域を有するＢＰＦ（バンド
パスフィルタ）１４で帯域制限されたのちレベル調整器
１５を経て加算器１２の他入力となる。遅延等化器１０
はＬＰＦｌ　１とＢＰＦｌ４とで通過帯域幅が異なるの
で、加算器１２に供給される両信号の遅延時間を合わせ
るために設（プられたものである。帯域制限された２つ
の信号は加算器１２で加算され、再度リミッタ１６を通
過することによって周波数多重矩形波信号となる。

次に、本発明の作用について説明する。

第１及び第２のパルス幅変調器５．８でＥＦＭ信号によ
るパルス幅変調の極性が反転しており、これにより第１
のパルス幅変調器５の出力としては、第２図に示したス
ペクトラムが得られる。なお、各スペクトラム成分の極
性はそれぞれの成分の記号の前に付された符号（＋／−
）によって示されている。ＬＰＦｌｌは約２０ＭＨ２か
ら下の帯域成分を通過させる帯域幅を有しており、その
出力波形は歪波形ではあるが正弦波状をしている。

なお、回路の通過帯域幅が狭い構成のものにあってはＬ
ＰＦｌ　１を特に必要としない場合もある。

一方、第２のパルス幅変調器８の出力としては、第３図
に示したスペクトラムが得られる。パルス幅変調器８に
はパルス幅変調器５に対してＦＦＭ信号が逆位相で供給
されているので、図に示すようにＡ　＝、Ａ４−１ＩＩ
　、１２の極性が第２図のそれらとは逆になっている。

第１及び第２のパルス幅変調器５，８の各出力を減算器
１３に供給し、両スペクトラムの差をとると、第４図に
実線及び破線で示したスペクトラム成分Ａ　　、Ａ、、
Ｉｔ　、Ｉ２のみが打ち消されずに残ることになる。こ
のスペクトラム成分は約６ＭＨ７〜約１５．５Ｍ１−１
ｚの通過帯域を右するＢＰＦｌ　４で帯域制限され、こ
れにより第４図に破線で示したスペクトラム成分Ａ　　
、Ａ＋が除去され実線のみのスペクトラム成分１１．Ｉ
２が抽出される。この抽出されたスペクトラム成分１＋
。

Ｉ２は、レベル調整器１５で約１／２にレベル調整され
、歪波形ではあるが正弦波状をした補償信号とじて加算
器１２に供給される。

加算器１２で両信号を加算すると、第５図に示すように
、音声ＥＦＭ信号Ａ−と映像ＦＭ信号Ｙとのパルス幅変
調多重化によって生じる妨害成分１＋、Ｉ２が打ち消さ
れた周波数分割多重化信号が得られる。これをリミッタ
１６で再度矩形波にすることによって、ディスクへ記録
するのに適した周波数多重矩形波信号が得られる。第５
図と第２図との対比から明らかなように、映像ＦＭ信号
の上側第１サイドバンド内にあった妨害スペクトラムＩ
Ｉ、Ｉ２をほぼ完全に除去できたことになる。

なお、上記実施例では、第１のパルス幅変調器５の出力
を約２０ＭＨ７以下の通過帯域幅を右するＬＰＦＩ　１
で帯域制限するとしたが、ＬＰＦｌｌに代えて約２ＭＨ
２〜約２０ＭＨ７の通過帯域幅を有するＢＰＦを用い、
このＢＰＦで第１のパルス幅変調器５の出力からＥＦＭ
信号成分成分を除去したのち加算器１２に供給すること
も可能である。この場合、加算器１２の加算出力として
はＥＦＭ信号成分Δ−を含まない周波数多重化信号が得
られるが、これをリミッタ１６で再度矩形波に整形する
ことにより、Ａ＋から△−が再生されて第５図に示すよ
うに妨害成分１＋、Ｊ２が打ち＝　１０− 消された周波数多重矩形波信号が得られ、上記実施例と
同様の効果が得られることになる。

また、上記各実施例おいては、映像ＦＭ信号と周波数分
割多重化されるＥＦＭ信号として、ＰＣＭ音声信号をＥ
ＦＭ変換して用いた場合について説明したが、データ信
号をＥＦＭ変換して用いることも可能である。

ル匪少文課 以上説明したように、本発明による周波数分割多重回路
においては、２つのパルス幅変調器の一入力として第１
の信号を同位相で加えかつ他入力として第２の信号を逆
位相で加え、それぞれパルス幅変調にて周波数分割多重
化し、これら多重化信号の差信号と一方の多重化信号と
を所定の帯域幅に帯域制限したのち加算することによっ
て周波数分割多重化信号を得る構成となっているので、
再生映像信号中にＥＦＭ信号との混変調によって生じる
妨害成分をほぼ完全に除去でき、よって混変調妨害スペ
クトラムによる再生画質の劣化を大幅に改善できること
になる。

なお、本発明は、アナログ音声ＦＭ信号を省略したいわ
ゆる広帯域ビデオディスクシステムのみならず、アナロ
グ音声ＦＭ信号をも含む従来のＨｉ−Ｆｉビデオディス
クシステムにも適用し得るものであり、同様に、再生映
像信号中にＥＦＭ信号との混変調によって生じる妨害成
分をほぼ完全に除去できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図及
び第３図は第１図における第１及び第２のパルス幅変調
器の各出力の周波数スペクトラム、第４図は第１図に４
５ける減算器の出力の周波数スペクトラム、第５図は第
１図における加算器の出力の周波数スペクトラム、第６
図は従来例を示すブロック図である。 主要部分の符号の説明

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１及び第２の信号をパルス幅変調によって周波
   数分割多重化する周波数分割多重回路であって、前記第
   １の信号を互いに同位相で一入力としかつ前記第２の信
   号を互いに逆位相で他入力とする第１及び第２のパルス
   幅変調手段と、これらパルス幅変調手段の各出力を減算
   する減算手段と、前記第１のパルス幅変調手段及び前記
   減算手段の各出力をそれぞれ所定の帯域幅の２つの信号
   とする帯域制限手段と、前記２つの信号を加算して周波
   数分割多重化信号とする加算手段とを備えたことを特徴
   とする周波数分割多重回路。
2. （２）前記帯域制限手段は、前記第１のパルス幅変調手
   段の出力に対して設けられた第１のフィルタと、前記第
   ２のパルス幅変調手段の出力に対して設けられた第２の
   フィルタとからなり、前記第２のフィルタの通過帯域が
   前記第１のフィルタの通過帯域内に含まれることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の周波数分割多重回路
   。
3. （３）前記第１の信号は映像信号を周波数変調して得ら
   れる映像ＦＭ信号であり、前記第２の信号は音声信号若
   しくはデータ信号をＥＦＭ（Ｅｉｇｈｔｔｏ　Ｆｏｕｒ
   ｔｅｅｎ　Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ）変換して得られるＥ
   ＦＭ信号であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の周波数分割多重回路。