JPS63259099A - 自動車車体の組立塗装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車車体の塗装方法に関し、さらに詳しく
は、自動車車体のパネル部品、例えばボンネット、フェ
ンダ−、ドアー、リヤパネルなどにアルミニウムやアル
ミニウム合金を用いた自動車車体の組立塗装方法に関す
る。

（従来の技術） 一般に、自動車車体の組立塗装方法は、第２図に示すよ
うに溶接工程（１）の自動車車体枠体組立ライン（２）
において接着剤または接着剤とスポット溶接などで組立
てた自動車車体の枠体に同じく溶接工程（１）のパネル
単品組立ライン（３）において、溶着材または接着剤と
スポット溶接などで単体組立したパネル部品を同じく溶
接工程（１）の組立工程（４）において、ボルト止め、
又はヒンジを介してボルト止めし、自動車車体として完
成させたのち（未塗装のためホワイトボディーと呼ぶ）
、塗装工程（５）へ搬送していた。　そして塗装工程（
５）では前処理工程（６）と水切乾燥工程（７）と電着
塗装工程（８）と、焼付工程（９）と中塗々装工程ＧＯ
と中塗乾燥工程ａｔと上塗々装工程（１３と上塗乾燥工
程（１３との自動車車体塗装ライ・ンａΦにより、塗装
された塗膜の乾燥を行ない該塗装工程（５）で塗装の完
了したボディーを絹製工程（＋！ｉ＋へ送っていた。

ところで、最近自動車車体の一部分に、新しい材料とし
て、アルミニウムやアルミニウム合金が使われ始めてい
るが、この様な場合でも従来の組立塗装方法即ち溶接工
程でホワイトボディーとしたものを、塗装工程へ搬送し
、アルミニウムやアルミニウム合金から成るパネル部品
と、鉄鋼から成る自動車車体の枠体とを、同一塗装工程
でいっしょに処理していた。

又、部品の接合に使用されている接着剤の硬化は、塗装
工程にある乾燥炉を利用して行なわれているが、くり返
し行なわれる加熱・冷却や、ホワイトボディーを形成し
ている部品相互間の引き合いにより、塗装及び硬化が完
了したときに部品どうし、特にパネル部品相互間に、段
差や隙間ができるので、建材調整をする必要があった。

ところが、建材調整時には、完成塗膜にキズが付くこと
があり、通常は、修正塗装を行なっていた。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、アルミニウムやアルミニウム合金から成るパ
ネル部品が増加し、アルミニウムやアルミニウム合金の
使用態が多くなると、前後処理液中に溶出するアルミニ
ウムイオンが増加し、これが前処理品質を低下させたり
、ある種のアルミ合金においては、鉄鋼用の前処理液で
き良好な前処理が行なわれなかった。

又、アルミニウムやアルミニウム合金と鉄鋼とでは１１
着塗装の条件が異なるので、どちらかの電着塗膜性能が
低下する恐れもあった。

一方、アルミニウムやアルミニウム合金の材料と鉄鋼材
料とが接触していると、いわゆる電位差腐蝕が起ること
があり、アルミニウムやアルミニウム合金から成るパネ
ル部品の中で、自動車車体の枠体にヒンジを介してボル
ト止めするもの例えばボンネットやドアーなどは絶縁も
容易であるが直接ボルト止めするもの例えばフェンダ−
などは、電位差腐蝕の発生する恐れがあった。

さらには、鉄鋼と比べて、アルミニウムやアルミニウム
合金素材上の修正塗装が非常に困難であり、又電位差腐
蝕の発生する恐れもあるので、塗装が完了した時点での
パネル部品相互間の段差や隙間を、できるだけ少なくし
、建材調整を不要とすることが、望まれていた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
あって、本発明の構成を実施例に対応する第１図を用い
て説明すると、前処理工程（６）と水切乾燥工程（７）
と、ｌ１ｆＷ塗装工程（８）と、焼付乾燥工程（９）と
、中塗々装工程００と中途乾燥工程Ｏｖと上塗々装工程
（＋２１と上塗々装屹燥工程ａ３との自動車車体塗装ラ
イン（ｌａからなる自動車車体の組立塗装方法において
、前記自動車車体塗装ライン（１４１と別個に、アルミ
ニウムやアルミニウム合金を用いたパネル部品のパネル
単品塗装サブライン■を設け、該サブライン■を接着剤
硬化工程（ｌＧと前処理工程■と水切乾燥工程（ｌａと
電着塗装工程ａ９と焼付乾燥工程■とから形成すると共
に該サブライン■により塗装されたパネル部品の組立工
程■を前記自動車車体塗装ライン（１４１の焼付乾燥工
程ａ９と中塗々装工程（ＩＧとの間に設けたことを特徴
とする。

（作　用） 本発明は上記の手段によりパネル単品組立ライン（３）
において組立てられたアルミニウムやアルミニウム合金
を用いたパネル部品はサブライン■に搬送され接着剤硬
化工程ａｅと前処理工程（１７）と水切乾燥工程ａｅと
電着塗装工程（Ｉ！ｌＤと焼付乾燥工程■で各処理を施
された侵に車体塗装ライン（１４１で前処理工程（６）
と水切乾燥工程（７）と電着塗装工程＜８）と焼付乾燥
工程＜９〉との各処理を施された枠体に組付工程のでボ
ルト止め又はヒンジを介してボルト止め結合された後中
塗々装工程（ＩＯと中塗乾燥工程（１１）と上塗々装工
稈０とと塗乾燥工程ａ３で各ｒ８理を施されたのち繕装
工程ａＳに送られる。

（実施例） 本発明の実施例を第１図に基づいて説明すると図中（１
）〜ａ９は第２図に示す従来例のものと同一であって、
本発明においては車体塗装ラインＩ′ｌ＠とは別個にパ
ネル単品塗装サブライン■を設け、該ライン■は接着剤
硬化工程（ｌｅと前処理工程ａ力と水切乾燥工程ａｅと
電着塗装工程ａ！Ｄと焼付乾燥工程■とで構成し、該ラ
イン（１＠を組立工程■を介して前記車体塗装ラインＧ
ｆｔ＋の焼付乾燥工程（９）と中塗々装工程ａ３との間
に接続させた。

そして前記接着剤硬化工程（Ｉｅの温度は使用する接着
剤によって異なるもので例えば塩ビ系の場合完全硬化に
は約り８０℃×３０分間が必要であり、その侵に他の乾
燥工程もあるので備付精度を確保するためには、ゲル化
が起る程度まで硬化すれば十分であり、そのため約１６
０℃ＸＩＯ分〜１５分でも良い。

又前処理工程（１７）はクロメート処理が行われ、更に
Ｍ着塗装工程ａ８１はカチオン電着塗装方法でもアニオ
ン電着塗装方法でもどちらでも良いが、アルミニウムや
アルミニウム合金それ自体両性金属のため溶液のＰＨが
中性に近いアニオン電着塗装が望ましい。

（発明の効果） 本発明によれば、次の効果を生ずる。

１）自動車車体塗装ラインとパネル単品塗装サブライン
とで各別にＭ着塗装を施すため、アルミニウムやアルミ
ニウム合金素材と鉄鋼からなる混合ボディーを電位差腐
蝕の心配なく作ることができる。

２）自動車車体塗装ラインとパネル単品塗装サブライン
との各前処理工程で各々の素材に適する防錆処理を施す
ことができる。

３）アルミニウムやアルミニウム合金からなるパネル部
材の備付精度を、パネル単品塗装サブラインの接着硬化
工程でのプレ硬化により高めることができ、完成車にな
ってからの備付調整が必要ない。

４）いままで、電着塗装工程と中塗々装工程と中塗々装
工程又は中塗々装工程と上塗々装工程との間で行なわれ
ていた、ダストシーラーについては、プレ硬化により前
処理液、電着液、により脱落する恐れがなくなるので、
パネル部品の接着工程へ集約できる。

５）パネル単品でダストシーラーが施せるので、自動化
が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の工程概略図、第２図は従来の工程概略
図である。 （６）・・・前処理工程　　　　（７）・・・水切乾燥
工程（８）・・・電着塗装工程　　　（９）・・・焼付
乾燥工程（１０・・・中塗々装工程　　　（Ｉｔ）・・
・中塗乾燥工程０ｂ・・・上塗々装工程　　　０３・・
・上塗乾燥工程（＋４１・・・車体塗装ライン　　ａｅ
・・・接着剤硬化工程ａ″ｂ・・・前処理工程　　　　
ａ９・・・水切乾燥工程０ｇｌ・・・電着塗装工程　　
　■・・・焼付乾燥工程■・・・パネル単品塗装サブラ
イン ■・・・組立工程

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前処理工程と水切乾燥工程と、電着塗装工程と、焼
   付乾燥工程と、中塗々装工程と中途乾燥工程と上塗々装
   工程と上塗々装乾燥工程との自動車車体塗装ラインから
   なる自動車車体の組立塗装方法において、前記自動車車
   体塗装ラインと別個に、アルミニウムやアルミニウム合
   金を用いたパネル部品のパネル単品塗装サブラインを設
   け、該サブラインを接着剤硬化工程と前処理工程と水切
   乾燥工程と電着塗装工程と焼付乾燥工程とから形成する
   と共に該サブラインにより塗装されたパネル部品の組立
   工程を前記自動車車体塗装ラインの焼付乾燥工程と中塗
   々装工程との間に設けたことを特徴とする自動車車体の
   組立塗装方法。 ２、前記パネル単品塗装サブラインの電着塗装工程がア
   ニオン電着塗装工程であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の自動車車体の組立塗装方法。 ３、前記パネル単品塗装サブラインの接着剤硬化工程が
   プレ硬化工程であることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の自動車車体の組立塗装方法。