JPS63259062A - セラミツクスの溶射被覆方法 - Google Patents

セラミツクスの溶射被覆方法

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JPS63259062A
JPS63259062A JP9255787A JP9255787A JPS63259062A JP S63259062 A JPS63259062 A JP S63259062A JP 9255787 A JP9255787 A JP 9255787A JP 9255787 A JP9255787 A JP 9255787A JP S63259062 A JPS63259062 A JP S63259062A
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JP
Japan
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base material
ceramic
layer
sprayed
thermally sprayed
Prior art date
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Pending
Application number
JP9255787A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Yanagisawa
柳沢 康夫
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EGURO TEKKOSHO KK
Original Assignee
EGURO TEKKOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、金属部材の表面にセラミックスを溶射する
、セラミックスの溶射被覆方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から金属部材同士が摺接する部署(例えば回転体に
おける軸と軸受、工作機械における固定ベッドと摺動刃
台等の部署)では、双方部材の摺接面における摩耗損を
回避するために、上記部材の表面域にセラミックスを溶
射することが望まれていた。このセラミックスの溶射方
法としては、当該金属の表面を平伏面にし、この平伏面
に直接又は、螺線状の山形状或いは溝部を形成しブラス
ト処理をしたのちこのセラミックス粉末を金属面に溶射
するものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来におけるセラミックスの溶射方法には次の
ような問題点があった。
(1)金属面にセラミックスを溶射する場合、酸化系セ
ラミックスは比較的容易に溶射できるが、炭化・窒化ケ
イ素系セラミックスは密着性が悪く、かつ剥がれやすい
ため所望の溶射が困難であった。
(2)また平伏面の金属表面にセラミックスを溶射する
場合、その溶射膜が200〜400μm程度の薄さにな
って、セラミツスフが持つ高剛性の特質が低下した。ま
た上記の溶射膜を厚くすると、この溶射膜表面にひび割
れが生じた。特に温度変化による熱膨張係数の少ない低
膨張合金属を使用した場合は、機械構造用の炭素鋼と比
べて約2分の1の硬さであるため、熱処理等による表面
硬化が困難で、セラミックス溶射層表面の剛性度が得ら
れなかった。
この発明は、溶射後におけるセラミックスの密着性を高
めて剥がれが防止でき、かつ溶射膜を厚くしてもひび割
れが皆無にできるセラミックスの溶射被覆方法を提供す
ることを課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、金属母材の表面にセラミックス溶射層を作
る方法において、上記母材の表面に指定寸法の凹凸を付
け、この凹凸の表面域にこのセラミックス粉末を金属面
に溶射してセラミックス溶射層を形成するようにしたこ
とである。
〔作 用〕
上記により、セラミックスを溶射する金属母材の表面に
凹凸を付けるので、この凹凸の高低部面にセラミックス
粉末を溶射した際に、凹部における厚い部分の点在によ
り、溶射したセラミックスの表面剛性を高めてひび割れ
等の発生を確実に阻止することができる。また凹凸の高
低部面に対するセラミックスの溶射は、全体的な食い込
みによるからみ合いの状態となるため、溶射部分の滑り
応力を高めることになり、起伏により収縮応力の対応性
をも高めることになる。従って金属表面に対するセラミ
ツスフの密着性を良くして、剥がれ現象が回避され、こ
れによって金属母材とセラミックスとの結合力を大幅に
向上することができる。
さらに凹凸の高低部面に対するセラミツスフの溶射によ
り、このセラミックスの膜層が厚くなって且起伏状態に
より強度を大巾に増加させ摩耗損の度合が低下するため
、摺接部署の耐久度を大幅に高めることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
金属母材とセラミックスとの一体化により当該母材の表
面にセラミックス溶射層を作る方法において、第1図に
よび第2図にはこの発明q−実施例を示すものである。
すなわち金属母材1表面に炭層のセラミックス層4を形
成する場合は、金属母材1の表面に、山谷形の凹凸によ
る低位部2と高位部3とを綾目形状により形成する。そ
の際母材1の表面に形成する低位部2(高位部3)は、
隣接間のピッチP=0.8〜1.0鶴程度にして、山と
谷間の深さA”0.3山頂程度に形成し、高位部3の山
の角度θ=90度よりも小さ目に形成する。なお底位部
2の谷部と高位部3山頂部には適宜な面取りRをつける
次に金属母材lの要部に形成した低位部2と高位部3の
各表面域に金属部材の材質とセラミックス溶射粉末の材
質に反応するろう材(Ni、C3゜Al>による薄い溶
射膜層4aを形成させたのち、公知による溶射手段をも
って上記のセラミックス4b’を金属面に溶射すること
により、金属母材1の表面域に単層により膜状のセラミ
ックス層4を形成する。
なお上記により溶射して成る単層のセラミックス層4は
、低位部2と高位部3の形態に似た波形状になるため、
このセラミックス層4の表面を、高位部3上に溶射して
成る層4の厚さBが0.2〜0.3龍程度の鏡面になる
まで仕上げ加工をすることで完成品となる。この鏡面の
仕上加工により、低位部2の位置におけるセラミックス
層4の厚みは0.5〜0.6n程度の膜が確保される。
上記により、金属母材1の表面にセラミックス層4を形
成する場合は、まずセラミックスを溶射する上記母材1
の表面に、低位部2と高位部3とによる凹凸を付けるの
で、この凹凸による低位部2の谷を埋め、かつ高位部3
の山頂部も被覆するようにセラミックス粉末を溶射した
際に、低位部2の位置が最も厚い部分として点在するこ
となる。
従って溶射したセラミックス層4の表面剛性が容易に高
められて、ひび割れ等の発生を確実に阻止することがで
きる。
また低位部2と高位部3上に対するセラミックスの溶射
は、全体的な凹凸の食い込みによるからみ合いの状態と
なるため、溶射部分におけるセラミックス層4の滑り応
力を高めることになる。従って金属表面に対するセラミ
ックス層4の密着性を良くして剥がれ現象が回避され、
これによって金属母材lとセラミックスN4との結合力
を大幅に向上することができる。
さらに金属母材1の表面に形成した低位部2と高位部3
との凹凸面に対するセラミックスの溶射により、低位部
2におけるセラミックス層4の膜が厚くなって、セラミ
ックス特有の高剛性が得られることになる。従ってセラ
ミックス層4の摺接面における摩耗損の度合が低下し、
これによって鏡面の仕上加工後における摺接部署の耐久
度を大幅に高めることができる。
第3図はこの発明の他の実施例を示すものである。すな
わち金属母材1の表面に多層のセラミックス層4を形成
する方法を示すものである。その際金属母材1の表面に
形成する低位部2と高位部3のピッチP、深さAは、共
に前述よりも大きく設定することになる。低位部2 (
高位部3)は、隣接間のピッ千P”2.0mm程度に設
定し、かつ山と谷間の深さA=1.0 w程度に形成す
る。なおこの場合も高位部3の山の角度θ=90度より
も小さく形成する。そして低位部2の谷部と高位部3の
山頂部には、前述したと同様に適宜な面取りRを付ける
上記金属母材1の低位部2と高位部3の各表面域には、
第1層4a=Ni、Cr、Allを膜厚O9’l um
程度、第2層4a=Cr、O,を含むセラミックス粉末
を膜厚が0.6日程度、第3層4c=銅合金を含むセラ
ミックス粉末をその膜厚がl、Q++n程度になるよう
に順次に溶射して、金属母材1の表面域に多層のセラミ
ックス層4を形成する。
上記による多層状のセラミックス層4は、低位部2と高
位部3の形態に似た波形状になるため、この場合もセラ
ミックスN4表面を鏡面になるまで仕上加工をすること
で完成品となる。この多層状のセラミックス層4は、前
述の単層セラミックス層4に比べて溶射膜層が厚(なる
。従って表面の剛性をさらに高めることができると共に
摺接面の材質を使用目的により選定できる。
上記による多層のセラミックス層4も低位部2の位置が
最も厚い部分として点在することになるため、各層の剛
性が集合状に高められて、ひび割れ等の発生を確実に阻
止することができる。
上記による各実施例は、金属母材1の表面にセラミック
ス層4を溶射するように説明したが、この発生は上記の
各実施例に限定することなく、例えばセラミックスを母
材とするその表面に、金属層を溶射しても、前述した各
実施例と同様の効果かえられるものである。
上記の各実施例により形成されたセラミックス層4の強
度を、第4図以降の各図においてテストすると次のとお
りである。第4図および第5図はねじり圧力テストであ
る。すなわちこのテストでは円柱体(直径φ=251)
の金属母材によるテストピース5の要部周面にセラミッ
クス層4を溶射したものを、合わせ型により押えブロッ
ク6 (奥行C=25m)の内部に収容して、この押え
ブロック6の内側面でテストピース5のセラミックス層
4を挟持したのち、この状態でテストピース5に所定方
向の回転トルクFを与えると、表1のとおりである。
表1 (第4図、第5図) (注1)溶射面形状の綾目P=1.Ow+sにし、深さ
A=0.3flにしたものも同等の強度がある。また溶
射面形状綾目P=1.5  ・P=2.0mにし、深さ
A−1,0mmにしたものもほぼ同様である。。
(ただし正確な測定は不能である。)上記のテストは、
各5本の平均的な数値である。
第6図および第7・図は重量物の落下による破壊テスト
である。すなわちこのテストでは、矩形状の立方体(長
さL=120龍×幅D=60+*鳳×高さH=20m)
による金属母材lの表面にセラミックス層4を溶射して
成るものに、その上方(高度E=1.000 +n)で
から9.1kgの鋼球7を落下させると、表2のとおり
である。
表2(第6図、第7図) 〔発明の効果〕 この発明は、金属母材とセラミックスとの一体化により
当該母材の表面にセラミックス溶射層を作る方法におい
て、上記母材の表面に所定寸法の凹凸を付け、この凹凸
の表面域に、このセラミックス粉末を金属面に溶射して
セラミックス溶射層を形成するようにしたことを特徴と
するものである。従ってこの方法によると、金属表面に
凹凸の高低差を付けて、セラミックスとの接触表面積が
多くなることから、次のような効果が得られる。
(1)溶射後における高低部面でのからみ合いによリセ
ラミソクスの密着性が高まって剥がれ防止され、かつ溶
射膜が厚くなってもひび割れが皆無となり、溶射膜層が
凹凸の起伏による収縮応力の対応性を高めることと、強
度を増す効果によるため、セラミッスク溶射層の摩耗に
対する対応時間も長くなり、精度の変化も起きないで、
固定部材や摺接部材における寿命を倍加することができ
る。
(2)表面剛性の高まりでセラミックスの持つ耐摩耗性
、耐熱性、耐熱膨張性の特質が維持され、かつ微小気孔
での潤滑剤の合芯効果と高剛性の相乗効果とにより高速
度摺接時の発熱作用が抑えられて、セラミックス溶射の
業界における技術的な課題が容易に克復できる等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるセラミックスの溶射被覆を行う
金属母材の斜視図、第2図は同母材に単層のセラミック
スを溶射した詳細図、第3図は同様状の母材に多°層の
セラミックスを溶射した詳細図、第4図はセラミックス
溶射部材にねじり圧力テストを行う正面図、第5図は同
側面図、第6図は重量物の落下破壊テストを行うセラミ
ックス溶射済世材の斜視図、第7図は同母材に対する鋼
球の落下破壊テストを示す側面図である。 1・・・金属母材    2・・・低位部3・・・高位
部     4・・・セラミックス層4a・・・第1層
    4b・・・第2層4C・・・第3層    A
・・・深さB・・・厚さ       P・・・ピッチ
R・・・面取り     θ・・・角度第4図 第6図 乙 15図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属母材の表面にセラミックス溶射層を作る方法におい
    て、前記母材の表面に所定寸法の凹凸をつけ、該凹凸の
    表面域に、該セラミックス粉末を金属面に溶射してセラ
    ミックス溶射層を形成するようにしたことを特徴とする
    セラミックスの溶射被覆方法。
JP9255787A 1987-04-15 1987-04-15 セラミツクスの溶射被覆方法 Pending JPS63259062A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2698105A1 (fr) * 1992-11-13 1994-05-20 Mtu Muenchen Gmbh Pièce en un substrat de base métallique comportant un revêtement céramique.
EP0633327A1 (de) * 1993-07-10 1995-01-11 PTG PLASMA-OBERFLÄCHENTECHNIK GmbH Verfahren zum Beschichten von Haus- und Küchengerätschaften
WO1997017478A1 (de) * 1995-11-08 1997-05-15 Fissler Gmbh Verfahren zur erzeugung einer antihaftbeschichtung sowie mit einer solchen versehene gegenstände
KR100863699B1 (ko) 2007-12-31 2008-11-28 주식회사 코미코 용사 코팅막 및 이의 제조 방법

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