JPH068721B2 - セラミック製ゲージ - Google Patents
セラミック製ゲージInfo
- Publication number
- JPH068721B2 JPH068721B2 JP58139121A JP13912183A JPH068721B2 JP H068721 B2 JPH068721 B2 JP H068721B2 JP 58139121 A JP58139121 A JP 58139121A JP 13912183 A JP13912183 A JP 13912183A JP H068721 B2 JPH068721 B2 JP H068721B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gauge
- ceramic
- measurement
- zirconia
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B3/00—Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
- G01B3/30—Bars, blocks, or strips in which the distance between a pair of faces is fixed, although it may be preadjustable, e.g. end measure, feeler strip
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B1/00—Measuring instruments characterised by the selection of material therefor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はジルコニアセラミックで構成したゲージに関す
るものである。
るものである。
従来から測定具としてのゲージは、穴の位置及び孔径、
溝の幅や深さ、傾斜角、ねじの有効径、スペース、角度
などの測定に広く各方面で用いられ、特にミクロン級の
測定精度が要求される場合に使用されている。かかるゲ
ージは主に機械構造用炭素鋼などの金属製であるため比
較的硬度は大きいものの、測定時に他の物体と衝突した
ような場合、表面に傷が付き易く、その結果、ゲージ表
面に生じる凹凸により精度の低下を余儀なくされてい
る。また金属製であることにより錆び易いため、手の汗
や水、塩分等の付着には十分留意しなければならないな
ど使用後の保管、管理がきわめて面倒である。また金属
材では経年変化による歪のため形状が変化することが多
く、さらに使用回数の増加に伴って摩耗し易く、しかも
熱膨張係数が大きいため測定時の温度の影響を受け易い
など、これらに起因して精度の低下を避けることが不可
能であった。
溝の幅や深さ、傾斜角、ねじの有効径、スペース、角度
などの測定に広く各方面で用いられ、特にミクロン級の
測定精度が要求される場合に使用されている。かかるゲ
ージは主に機械構造用炭素鋼などの金属製であるため比
較的硬度は大きいものの、測定時に他の物体と衝突した
ような場合、表面に傷が付き易く、その結果、ゲージ表
面に生じる凹凸により精度の低下を余儀なくされてい
る。また金属製であることにより錆び易いため、手の汗
や水、塩分等の付着には十分留意しなければならないな
ど使用後の保管、管理がきわめて面倒である。また金属
材では経年変化による歪のため形状が変化することが多
く、さらに使用回数の増加に伴って摩耗し易く、しかも
熱膨張係数が大きいため測定時の温度の影響を受け易い
など、これらに起因して精度の低下を避けることが不可
能であった。
本発明は従来ゲージの上記諸欠点に鑑みて開発したもの
で永年使用した場合でも精度の低下を招くことなく、金
属製にくらべ、さらに高精度のピンゲージをもたらさん
とするものである。
で永年使用した場合でも精度の低下を招くことなく、金
属製にくらべ、さらに高精度のピンゲージをもたらさん
とするものである。
第１図は最も汎用されているタイプのピンゲージを示す
斜視図で、このピンゲージＰは円柱状を成し、長さｌは
測定使用に適したものが選択されるが、一般的には20m
m、30mm、40mm、50mm程度のものが汎用されている。ま
た、直径（太さ）は測定具として利用する重要な諸元で
あり、例えば、1mm、2mm、3mm・・・など0.1mmごとの直
径のもの、2mm、あるいは5mmなど特に限定されるもので
はないが測定使用に便利なように各種外径をもったピン
ゲージＰがゲージボックス中にセットになった状態で備
えられる。
斜視図で、このピンゲージＰは円柱状を成し、長さｌは
測定使用に適したものが選択されるが、一般的には20m
m、30mm、40mm、50mm程度のものが汎用されている。ま
た、直径（太さ）は測定具として利用する重要な諸元で
あり、例えば、1mm、2mm、3mm・・・など0.1mmごとの直
径のもの、2mm、あるいは5mmなど特に限定されるもので
はないが測定使用に便利なように各種外径をもったピン
ゲージＰがゲージボックス中にセットになった状態で備
えられる。
なお、第１図に示した柱状（棒状）のピンゲージＰに限
らず、第２図に示した如き各種の厚みＤを備えたスペー
スゲージＳや該３図に示したような各種の異なった角度
θを備えたアングルゲージＡなど測定要素に応じたゲー
ジが作製せれる。
らず、第２図に示した如き各種の厚みＤを備えたスペー
スゲージＳや該３図に示したような各種の異なった角度
θを備えたアングルゲージＡなど測定要素に応じたゲー
ジが作製せれる。
ところで、上述したピンゲージＰ、スペースゲージＳ、
アングルゲージＡなどは、全体がジルコニアセラミック
で一体的に形成されているが、ここで用いるジルコニア
セラミックの物性を他のセラミック材と比較して第１表
に示す。
アングルゲージＡなどは、全体がジルコニアセラミック
で一体的に形成されているが、ここで用いるジルコニア
セラミックの物性を他のセラミック材と比較して第１表
に示す。
この第１表に示したセラミックの物性から明らかなよう
にセラミック材はジルコニアを除き曲げ強度は金属の合
金工具鋼に比較し若干劣るものの硬度はきわめて大き
い。したがって測定使用に伴って各種被測定物体に摺接
をくり返したような場合でもゲージ自体は摩耗すること
がないことから精度の低下を来すことはない。また大き
な耐蝕性をもち、しかも熱膨張係数が金属材にくらべ、
極めて小さいことから、使用される環境の温度によって
測定誤差を生じたり、腐蝕性液体の付着したようなこと
があったとしても発錆したり、侵蝕されることがないた
めゲージ精度を悪影響をもたらすことはない。
にセラミック材はジルコニアを除き曲げ強度は金属の合
金工具鋼に比較し若干劣るものの硬度はきわめて大き
い。したがって測定使用に伴って各種被測定物体に摺接
をくり返したような場合でもゲージ自体は摩耗すること
がないことから精度の低下を来すことはない。また大き
な耐蝕性をもち、しかも熱膨張係数が金属材にくらべ、
極めて小さいことから、使用される環境の温度によって
測定誤差を生じたり、腐蝕性液体の付着したようなこと
があったとしても発錆したり、侵蝕されることがないた
めゲージ精度を悪影響をもたらすことはない。
また、ゲージとして用いる際に、使用方法によっては大
きな力が加わることがあり、曲げ強度が5000kg/cm2以下
のアルミナ、炭化珪素、窒化珪素の各セラミック材で
は、欠けや割れが生じる恐れがある。これに対し、第１
表に示すように本発明で用いるジルコニアセラミック
は、曲げ強度が15000kg/cm2と他のセラミックに比べて
遥かに大きいことから、ゲージとして用いる際に、割れ
たり欠けたりする恐れはない。
きな力が加わることがあり、曲げ強度が5000kg/cm2以下
のアルミナ、炭化珪素、窒化珪素の各セラミック材で
は、欠けや割れが生じる恐れがある。これに対し、第１
表に示すように本発明で用いるジルコニアセラミック
は、曲げ強度が15000kg/cm2と他のセラミックに比べて
遥かに大きいことから、ゲージとして用いる際に、割れ
たり欠けたりする恐れはない。
次に、このようなセラミック材のうち、ゲージを構成す
る場合、曲げ強度、靱性が大きく最適の材料であるジル
コニアセラミックでもってゲージを形成する一製法とし
ては、例えば高度に整粒されたジルコニア粉末に微量の
焼結助剤、バインダ等を添加し、所定の円柱状、円板状
などに粉末加圧成型したり、あるいはジルコニア粉末に
適当な溶剤、分散剤、柔軟剤及び結合材を加え、混合し
て泥しょうとして素型に注入して乾燥させたもの を約1,450〜1,600℃で焼成することにより得られたジル
コニア焼結体に対し、精巧な研磨加工が施された後、ゲ
ージが構成される。他方、窒化珪素、炭化珪素などでは
所定の素型に原料粉末を充填した後、加圧しながら焼成
するいわゆるホットプレス法によって焼成する方法も適
用される。
る場合、曲げ強度、靱性が大きく最適の材料であるジル
コニアセラミックでもってゲージを形成する一製法とし
ては、例えば高度に整粒されたジルコニア粉末に微量の
焼結助剤、バインダ等を添加し、所定の円柱状、円板状
などに粉末加圧成型したり、あるいはジルコニア粉末に
適当な溶剤、分散剤、柔軟剤及び結合材を加え、混合し
て泥しょうとして素型に注入して乾燥させたもの を約1,450〜1,600℃で焼成することにより得られたジル
コニア焼結体に対し、精巧な研磨加工が施された後、ゲ
ージが構成される。他方、窒化珪素、炭化珪素などでは
所定の素型に原料粉末を充填した後、加圧しながら焼成
するいわゆるホットプレス法によって焼成する方法も適
用される。
以上のように本発明に係るゲージは高硬度で耐摩耗性を
有し、かつ耐蝕性にすぐれ、しかも経年変を来さないこ
とから長時間にわたって所期の高精度を保つことがで
き、しかも耐熱性を有し、熱膨張係数が小さいことから
広範囲にわたる温度雰囲気中においても高精度の測定を
可能するなど多く特長をもっている。
有し、かつ耐蝕性にすぐれ、しかも経年変を来さないこ
とから長時間にわたって所期の高精度を保つことがで
き、しかも耐熱性を有し、熱膨張係数が小さいことから
広範囲にわたる温度雰囲気中においても高精度の測定を
可能するなど多く特長をもっている。
第１図、第２図、第３図はそれぞれ本発明に実施例に係
るピンゲージ、スペースゲージ、アングルゲージを示す
斜視図である。 Ｐ：ピンゲージ Ｓ：スペースゲージ Ａ：アングルゲージ
るピンゲージ、スペースゲージ、アングルゲージを示す
斜視図である。 Ｐ：ピンゲージ Ｓ：スペースゲージ Ａ：アングルゲージ
Claims (1)
- 【請求項１】所定の大きさの直径、厚み、角度などを持
った測定部を有し、この測定部を物体に接触させて測定
を行うようにしたゲージであって、全体を曲げ強度が15
000kg/cm2以上のジルコニアセラミックで一体的に形成
し、かつ測定部の表面に研磨加工を施してなるセラミッ
ク製ゲージ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58139121A JPH068721B2 (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | セラミック製ゲージ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58139121A JPH068721B2 (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | セラミック製ゲージ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6029601A JPS6029601A (ja) | 1985-02-15 |
| JPH068721B2 true JPH068721B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=15237986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58139121A Expired - Lifetime JPH068721B2 (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | セラミック製ゲージ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068721B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62142086A (ja) * | 1985-12-17 | 1987-06-25 | Toyota Motor Corp | 抵抗溶接用位置決めピン |
| JPS62200201A (ja) * | 1986-02-27 | 1987-09-03 | Kyocera Corp | 基準ゲ−ジ |
| JP2537222B2 (ja) * | 1987-01-31 | 1996-09-25 | 株式会社東芝 | ブロツクゲ−ジ |
| JPH0712903Y2 (ja) * | 1987-03-09 | 1995-03-29 | 日立金属株式会社 | 溶湯面検知棒 |
| JPS6421301A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-24 | Toshiba Ceramics Co | Ceramic gauge and manufacture thereof |
| JPH0193302A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-12 | Toshiba Corp | セラミックス基板の製造方法 |
| JPH01176901A (ja) * | 1988-01-05 | 1989-07-13 | Toshiba Corp | ブロックゲージ |
| JPH02243902A (ja) * | 1989-03-16 | 1990-09-28 | Toshiba Corp | パーツフィーダ用選別ゲージ |
| DE9001732U1 (de) | 1990-02-14 | 1991-06-13 | Stabila-Messgeräte Gustav Ullrich GmbH & Co KG, 6747 Annweiler | Rollbandmaß |
| JP4554778B2 (ja) * | 2000-07-18 | 2010-09-29 | パナソニック株式会社 | 機差検定方法およびプラズマディスプレイパネルの製造方法 |
| CN104344780B (zh) * | 2014-10-30 | 2020-02-07 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 滚轮式间隙测量装置 |
| CN109341491B (zh) * | 2018-10-22 | 2020-08-21 | 中船澄西船舶修造有限公司 | 一种货罐调整垫块安装完工快速检验工装及检验方法 |
| CN112504056A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-03-16 | 广东豪美新材股份有限公司 | 一种型材专用检测工具及检测方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54161158U (ja) * | 1978-04-30 | 1979-11-10 |
-
1983
- 1983-07-28 JP JP58139121A patent/JPH068721B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6029601A (ja) | 1985-02-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH068721B2 (ja) | セラミック製ゲージ | |
| Menčík et al. | Determination of elastic modulus of thin films and small specimens using beam bending methods | |
| KR102582472B1 (ko) | 소성용 세터 | |
| JP3744703B2 (ja) | 基準器 | |
| JP2537222B2 (ja) | ブロツクゲ−ジ | |
| US10801824B1 (en) | Multi-function gauge block | |
| Ghosh et al. | Indentation responses of plasma sprayed ceramic coatings | |
| JPS60158301A (ja) | 限界ゲ−ジ | |
| CN105547086A (zh) | 一种耐磨卡尺类检测量具 | |
| US5470807A (en) | Chromium carbide based ceramics composite block gauge | |
| Sato et al. | Effect of defect size on fracture strength of dental low fusion porcelain | |
| JPS5850401A (ja) | ブロツクゲ−ジ | |
| JPS6350701A (ja) | セラミツクス製測定具 | |
| JP2738629B2 (ja) | 複合部材 | |
| JPS6153501A (ja) | 計測用測定子 | |
| JPH07128002A (ja) | セラミックス製ゲ−ジ | |
| JPS6233284A (ja) | 管状窒化珪素質焼結体焼成用治具とそれを用いた焼成方法 | |
| JP3605774B2 (ja) | ガラスプレス成形用型 | |
| SU1647216A1 (ru) | Способ изготовлени измерительных калибров | |
| Kurdyukov et al. | Hardness control of porous ceramic compositions in the system abrasive grain–binder–pores | |
| GB2121177A (en) | Measuring tool | |
| JPS58115076A (ja) | ジルコニア焼結体製精密測定部材 | |
| Hagy | The Trident Seal—A Rapid and Accurate Expansion Differential Test | |
| JP3037452B2 (ja) | 筒状焼結体の製造方法及び筒状セラミックスの焼成方法 | |
| Morrell et al. | Determining residual stress in hard brittle materials by the thin strip curvature method. |