JPS63258961A - 水性顔料分散液 - Google Patents

水性顔料分散液

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JPS63258961A
JPS63258961A JP9559886A JP9559886A JPS63258961A JP S63258961 A JPS63258961 A JP S63258961A JP 9559886 A JP9559886 A JP 9559886A JP 9559886 A JP9559886 A JP 9559886A JP S63258961 A JPS63258961 A JP S63258961A
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JP
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monomer
acid
parts
component
reaction
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JP9559886A
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English (en)
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Tetsuo Aihara
哲夫 相原
Yosei Nakayama
雍晴 中山
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な分散剤を用いた易分散性及び分散安定性
にすぐれた水性顔料分散液に圓する。
従来、顔料を含むエマルション塗料及び水溶性樹脂塗料
等の水性塗料において、製造時の顔料の難分散性や貯蔵
中の顔料の凝集・沈降に基づく塗面の着色効果の低下、
フラッディング(浮き)、フローティング(浮きまだら
)、光沢の低下など好ましからざる現象が起こることは
よく知られている。このため、一般には顔料を予じめ分
散剤で分散した水性顔料分散液を調製しておき、このも
のを被着色水性塗料に混合・分散して水性塗料の着色が
行なわれている。
従来の該水性顔料分散液には界面活性剤の如き低分子量
化合物が分散剤として使用されているが、該分散剤によ
る弊害、すなわち塗膜性能または塗膜状態が低下する二
次的な悪影響が避けられず、最近ではげ成剤としてオリ
ゴマーまたは中程度の分子量を有する重合体を用いて塗
膜性能等の低下を抑えているのが実情である。
しかしながら、分a剤としてオリゴマーや重合体を用い
る場合、その使用量が低分子界面活性剤に比較して多量
となり、また、得られる水性顔料分散液の使用が水性塗
料に用いられる結合剤の種類によって制限を受ける等の
欠点がある。
上記した欠点を改良する試みとして、例えば特開A’(
59−227940号公報、特fft+l召60−92
360号公報に示される如く脂肪酸変性(メタ)アクリ
ル単量体又は長鎖のビニル単量体をエチレン性不飽和含
窒素単量体及びエチレン性不飽和カルボン酸と共重合さ
せて得られる共重合体を提案した。
しかしながら、該共重合体は、水性塗料に用いられる低
酸価アルキド樹脂及びアクリル系樹脂との相溶性が十分
でないために、最終的に得られた塗膜の光沢が劣るとい
う欠点があった。
そこで、本発明者等は、少量で顔料の易分散ができ、か
つ低酸価アルキド樹脂及びアクリル系樹脂との相溶性に
優れ、しかも水性塗料の塗膜性能の低下をきたすことの
ない水性顔料分散液の開発を目的に鋭意研究した結果、
カルボキシル基又は含窒素複素環を有するビニル系重合
体の存在下で、該ビニル系重合体の有するカルボキシル
基又は含窒素複素環と相互に異なる含窒素複素環又はカ
ルボキシル基を有する少なくとも1成分の単量体でグラ
フト共重合して得られるグラフト共重合体が前記した欠
点を全て解消することができ本発明を完成した。
すなわち、本発明は、顔料、分散剤及び水性媒体からな
る水性顔料分散液において、該分散液が下記〔A〕成分
〜(D)成分中に、CB、l成分又は〔c〕成分又いず
れか一方を含む少なくとも1成分の単量体(+3を重合
して得られる1分子中に1個以上の、3級炭素及び/又
は二重結合を有する重合体溶液の存在下で、前記〔B〕
成分又は[”C]成分又相互に異なる〔C〕成分又はC
B、l成分を含む少なくともl成分の単量体(I)でグ
ラフト共重合させることによって得られるグラフト共重
合体の水性化物であって、該単量体(夏)及び/又は単
量体(璽)は、〔A〕成分又含有することを特徴とする
水性顔料分散液。
〔A〕  (a)脂肪酸変性(メタ)アクリル酸基エス
テル(以下、このものを「変性アクリル系単量体」とい
う)、(b)C9〜25モノカルボン酸ノビニルエステ
ル、(dC8〜24モノアルコールの(メタ)アクリル
酸系エステルから選ばれた少なくとも1種の単量体(以
下、このものを「長鎖ビニル単量体」という) 〔B〕  σ、β−エチレン性不飽和カルボン酸〔C〕
  含窒素複素填含有不飽和単貴体〔D〕  上記(A
、l〜(C)以外のα、l−エチレン性不飽和単量体 以下、本発明の水性顔料分散液について詳細に説明する
長鎖ビニル単量体〔A〕: 本発明に使用される長鎖ビニル単量体〔A〕には、(a
)変性アクリル系単量体、(b)09〜25モノカルボ
ン酸のビニルエステル、(dc8〜24モノアルコール
の(メタ)アクリル酸エステルが含まれる。
(−変性アクリル系単量体としては、例えば(メタ)ア
クリル単量体に油脂肪酸(乾性油脂肪酸、半乾性油脂肪
酸、不乾性油脂肪酸)及び合成脂肪酸などの脂肪酸を後
述する如き方法で導入することによシ製造される単量体
があげられる。
本発明において使用しうる代表的な油脂脂肪酸としては
、例えばサフラワー油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ダイズ
油脂肪酸、ゴマ油脂肪酸、ケシ油脂肪酸、二ノ油脂肪酸
、麻夾油脂肪醗、ブドウ核油脂肪酸、トウモロコシ油脂
肪酸、トール油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸
、クルミ油脂肪酸、ゴム種油脂肪酸、キリ油脂肪酸、オ
リーブ油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、ハイジエン脂肪
酸、等の乾性油及び半乾性油脂肪酸;及びヤシ油脂肪酸
、オリーブ油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、水素化ヒマシ油
脂肪酸、パーム油脂肪酸等の不乾性油脂肪酸;が挙げら
れる。
また合成脂肪酸としては、天然の油脂もしくは脂肪酸又
は石油原料から、オゾン酸化法、パラフィン液相空気酸
化法、オキン法、Koch法などの方法によって人工的
に誘導される炭素原子数が4〜24個、好ましくは5〜
18個の直鎖状もしくは分岐鎖状の飽和脂肪族カルボン
酸であり、代表的な合成飽和脂肪酸としては、ネオペン
タン酸、2−エテル酪酸、ヘプタン酸、2−エチルへキ
サン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、イソノナン酸、デ
カン酸、イソデカン酸、ネオデカ/酸、イソトリデカン
酸、イソパルミチン酸、インステアリン酸などが挙げら
れる。これらの脂肪酸はそれぞれ単独で又は2種以上混
合して使用することができる。
上記脂肪酸の使用量は、本発明により提供される水性顔
料分数液に望まれる乾燥性や塗膜性能に応じて広範に変
えることができるが、一般には、得られるグラフト共重
合体の重量を基準にして5〜65重量%、好ましくは1
0〜60重量%の範囲内に入る童で使用するのが有利で
ある。
また、本発明においては、上記脂肪酸の中でもヨウ素価
が約100以上の乾性油脂肪酸及び半乾性油脂肪酸が得
られる分散剤に常温における架橋乾燥性を付与せしめる
ことができるので好適である。
かかる脂肪酸が導入される(メタ)アクリル単量体とし
ては、エステル残基部分に該脂肪酸のカルボキシル基と
反応しうる官能基、例えばエポキシ基、水酸基等を含有
するアクリル酸又はメタクリル酸のエステルを例示する
ことができる。
しかして、(a)変性アクリル系単量体を得るために前
記し九脂肪酸が導入される(メタ)アクリル単量体の1
つのタイプに「エポキシ基を有するアクリル酸エステル
またはメタクリル酸エステル」(以下、”エポキシ含有
アクリル系エステル″と略称することがある)があり、
このタイプのエステルとしては、アクリル酸又はメタク
リル酸のエステル残基部分にグリシジル基を含むもの、
殊に、グリシジルアクリレート及びグリシジルメタクリ
レートが好適である。
かかるエポキシ含有アクリル系エステルを用いての(a
)変性アクリル系単量体の調製は、常法に従い、適当な
不活性溶媒の存在又は不在下、通常は溶媒の不在下に、
前述した脂肪酸をエポキシ含有アクリル系エステルと反
応させることにより行なうことができる。該反応は一般
に約60〜約220℃、好ましくは約120〜約170
℃の温度において行なうことができ、反応時間は一般に
約0.5〜約40時向、好ましくは約3〜約1()時間
である。
該エポキシ含有アクリル系エステルは、通常、脂肪酸1
モル当り0.7〜1.5モル、好ましくは0.8〜1.
2モルの割合で使用するのが有利である。
また、必要に応じて用いられる不活性溶媒としては、2
20℃以下の温度で珍流しうる水−非混和性の有機溶媒
が好ましく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素;ヘプタン、ヘキサン、オクタンな
どの脂肪族炭化水素が挙げられる。
さらに、上記反応に当って、反F3系に必要に応じて重
合禁止剤、例えば、ハイドロキノン、メトキシフェノー
ル、tert−7”チルカテコール、ベンゾキノン等を
加え、エポキシ含有アクリル系エステルの重合を抑制す
るようにすることが有利である。
上記反応において、エポキシ含有アクリル系エステルの
オキシラン基(エポキシ基)と脂肪酸のカルボキシル基
との間でオキシジン環の開裂を伴うエステル化が起り、
脂肪酸で変性されたアクリル系エステルが得られる。
また別のタイプの(a)変性アクリル糸車を体をつくる
ために上記脂肪酸と反応せしめられる(メタ)アクリル
単量体には「水酸基を含有するアクリル酸エステル又は
メタクリル酸エステル」(以下、”水酸基含有アクリル
系エステル″と略称することがある)が包含され、この
タイプのエステルとしては、アクリル酸又はメタクリル
酸のエステル残基部分に1個の水酸基を有し且つ該エス
テル残基部分に2〜24個、好ましくは2〜8個の炭素
原子を含むものが包含され、中でも、下記式(I)又は
(I) R1 CH2=C−C00(−CIH21−)OHCH2=C
−C00(−C2H3O升→C3H60舛「H上記各式
中、 R1は水素原子又はメチル基を表わし、nは2〜
8の整数であり、p及びqはそれぞれθ〜8の整数であ
り、ただしpとqの和は1〜8である、 で示される型の水酸基含有アクリル系エステルが好適で
ある。
本bqにおいて特に好適な水rR基含有アクリル系エス
テルは、上記式(すで示きれるヒドロキシアルキルアク
リレート及びヒドロキシアルキルメタクリレート、就中
、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート及び2−ヒドロキシグロ(ルメタクリレートであ
る。
(a)変性アクリル系単量体の別製は、通常、前記脂肪
酸を水酸基含有アクリル系エステルと適宜不活性溶媒中
にて、エステル化触媒の存在下に反5させることにより
行なうことができる。該反応は0)一般に約too〜約
180℃、好ましくは約120〜約160℃の温度の加
熱下に行なわれ、反応時(I)間は一般に約0.5〜約
9時間、通常約1〜6時間である。
該水酸基含有アクリル系エステルは、通常、該脂肪酸1
モル当90.5〜1.9モルの割合で使用することがで
き、好ましくは脂肪!!1モル当、11.0〜1.5モ
ルの割合で使用するのが有利である。
上記反EK使用されるエステル化触媒としては、例えば
、硫酸、硫酸アルミニウム、硫酸水素カリウム、p−ト
ル王ンスルホン酸、塩酸、硫酸メチル、リン酸等が挙げ
られ、これら触媒は、通常、反応せしめられる上記脂肪
酸と水酸基含有アクリル系エステルとの合計量の約0.
001〜約20重景%、好ましくは約0.05〜約10
重景%の割合で使用される。
また、必要に応じて用いられる不活性溶媒としては、1
80℃以下の温度で環流しりろ水−非混和性の有機溶媒
が好豊しく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香#:炭化水素;ヘプタン、ヘキサン、オクタン
などの脂肪族炭化水素が挙げられる。
さらに、上記反応に当って、反応系に必要に応じて重合
禁止剤、例えば、ハイドロキノン、メトキシフェノール
、tert−7’チルカテコール、ベンゾキノン等を加
え、水酸基含有アクリル系エステルの重合を抑制するよ
うにすることが有利である。
上記反応において、水酸基含有アクリル系エステルの水
酸基と脂肪酸のカルボキシル基との間でエステル化が起
シ、脂肪酸で変性されたアクリル系エステルが得られる
(a)変性アクリル系単量・体を調製するための更に別
の方法として、前記した方法の他に不飽和脂肪酸のグリ
シジルエステル(例えば、日本油脂社製の1プレンマー
DFA”)アクリル酸又はメタクリル酸を前述の如くし
てエステル化5Iさせることも可能である。
(b)C9〜25 モノカルボン酸のビニルエステルと
しては例えば、ビニル2−エチルヘキサネート、ビニル
ーラウリネート、ペオパモノマ−(シェルケミカル社製
)ビニルステアレート等が挙げられる。
(c)Cs−24モノアルコールの(メタ)アクリル酸
エステルは、下記式(璽) (式中、 R1は前記と同じ意味を表わし、R2はそれ
ぞれC8〜24を有するアルキル基、水酸基含有アルキ
ル基を表わす)で示され、例えば、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート
、ステアリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシス
テアリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
次に、本発明において用いられるσ、β−エチレン性不
1和カルボン酸〔B〕は、カルボキシル基が結合する#
す・原子とそれに隣接する炭素原子との間に付加重合性
の二重結合を有する型の不飽和脂肪族千ノーヌはポリカ
ルボン酸で、炭素原子を3〜8個、特に3〜5個含有し
且つカルボキシル基を1又は2個有するものが適してお
り、下記一般式(IV) 式中、R3は水素原子又は低1級アルキル基を衰わし、
 R4は水素原子、低級アルキル基又はカルボキシル基
を表わ(〜、 R5は水素原子、低級アルキル基又はカ
ルボキシ低級アルキル基を表わす、 で示されろものが包含される。上記式(IT)において
、低級アルキル基としては爽素原子数4個以下のもの、
殊にメチル基が好ましい。
かかるα、β−エチレン性不飽和カルボン酸の例として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸等が挙げら
れ、これらはそれぞれ単独で又は2種以上組合わせて使
用することができる。
次に、本発明において用いられる含窒素複素環含有不飽
和単量体〔C〕としては1〜3個、好ましくは1又は2
個の環窒素原子を含む単環又は多環の複素原がビニル基
に結合した単量体が包含され、特に下記に示す単量体を
挙げることができる。
(I)  ビニルピロリドン類; 例工ば、1−ビニル−2−ピロリドン、1−ビニル−3
−ピロリドンなど。
(2)  ビニルピリジン類; 例えば、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、5
−メチル−2−ビニルピリジン、5−エチル−2−ビニ
ルピリジンなど。
(3)  ビニルイミダゾール類; 例えば、1−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−メ
チルイミダゾールなど7、 (7g  ビニルカルバゾール類; 例えば、N−ビニルカルバゾールなどっ(5)  ビニ
ルキノリン類; 例えば、2−ビニルキノリンなど。
(6)  ビニルピペリジン類; 例えば、3−ビニルピペリジン、N−メチル−3−ビニ
ルピペリジンなど。
上記した含窒素複素環含有不飽和単量体の中でモ好適な
ものは、ビニルピロリドン領、ビニルイミダゾール類、
及びビニルカルバゾール類であり、中でも環窒素原子が
3級化されているものが好適である。
さらに、[”A] 〔B] (C)以外のα、β−エチ
レン性不飽和単号休〔体〕としては、特に制約がなく、
本発明の分散剤に望まれる性能に応じて広範に選択する
ことができる。かかる不飽和単量体の代表例を示せば次
のとおりである。
(I)  アクリル酸又はメタクリル酸のエステル:例
えば、アクリル酸エチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル
、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタク
リル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル等のアクリル酸
又はメタクリル酸のC1〜18アルキルエステル;グリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレート;アク
リル酸メトキシブチル、メタクリル酸メトキシブチル、
アクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸メトキシエチ
ル、アクリル駿エトキシブチル、メタクリル酸エトキシ
ブチル等のアクリル酸又はメタクリル酸のC2〜18ア
ルコキシアルキルエステル;アリルアクリレート、アリ
ルメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸の0
2〜8アルケニルエステル;ヒドロキシエチルアクリレ
ート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、ヒドロキシプロビルメタクリレー
ト等のアクリル酸又はメタクリk 酸(D C2〜7ヒ
ドロキシアルキルエステル;ジエチルアミノエチルアク
リレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、メチ
ルアミノエチルアクリレート、メチルアミノエチルメタ
クリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸のモノ−又
はジ−C1〜8アルキルアミノアルキルエステル;アリ
ルオキシエチルアクリレート、アリルオキシメタクリレ
ート等のアクリル酸又はメタクリル酸のc3〜18アル
ケニルオキシアルキルエステル。
(2)  ビニル芳香族化合物:例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロルスチレ
ン。
(3)  ホIjオレフィン系化合物:例えば、ブタジ
ェン、イソプレン、クロロプレン。
(4)  アクリル酸又はメタクリル酸のアミド:例え
ばアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N
−ブトキシメチルアクリルアミド。
(5)  その他:アクリロニトリル、メタクリレート
リル、メチルイソプロペニルケトン、酢酸ビニル、ビニ
ルグロピオネート、ビニルピバレートなど。
これら単量体のうちQ−e論(T、Alfre)’  
及びC,priceによって提唱されたラジカルに対す
る単量体の付加反応速度定数理論)におけるQ値が0.
1以上のものが好ましく、特に1アクリル酸又はメタク
リル酸のエステル及びビニル芳香族化合物が好適である
本発明に従えば、重合体は、上記の長鎖ビニル単量体〔
A〕、a、/−エチレン性不飽和カルボン醜[B)及び
α、l−エチレン性不飽和単量体(”D)を共重合せし
めるか、又は上記の長鎖ビニル単量体〔A〕、含窒素複
素環含有不飽和単量体〔C〕及びσ、/−エチレン性不
飽和単量体〔D)を共重合せしめて得られる。
上記3成分の配合割合は、分散剤として望まれる性能に
応じて変えることができるが、下記の割合で配合するの
が適当である。
長鎖ビニル単量体[A] : 0〜98重量部、好まし
くは顧料分教性、験料ペースト安定性の観点から10〜
85重量部、 σ、β−エチレン性不飽和カルボン酸〔B〕:0.5〜
100重量部、好ましくは水溶解性、塗膜性能上から2
〜80重量部、又は 含窒素複素環含有不飽和単層体(C) : 2〜100
重量部、好ましくは頓料分牧性、塗膜性能上から3〜9
0重量部、 α、β−エチレン性不飽和単量体(D) : 0〜91
重量部、好ましくは塗膜性能の観点から5〜83重量部
該共重合は、アクリル系共重合体を製造するためのそれ
自体公知の方法に従い、例えば溶液重合法、乳化重合法
、懸濁重合法等を用いて行なうことができる。有利には
、溶液重合法に従って行なうことが好ましく、上記の3
成分を適当な不活性溶媒中で、重合触媒の存在下に、通
常約0〜約180℃、好ましくは約40〜約170℃の
反応温度において、約1〜約20時間、好ましくは約6
〜約10時間反応をつづけることにより行なうことがで
きる。
使用する溶媒としては、該共重合反応中にゲル化が生じ
ないように、生成する共重合体を溶解し且つ水と混和し
うる溶媒を使用することが望ましい。特に水性額料分教
液を得るに際し除去するととなくそのまま使用できるも
のが良い。かかる溶媒としては例えば、式HO−CH2
CH2−OR6〔ただし、R6は水素原子または炭素原
子数1〜8個のアルキル基を表わす〕のセロソルブ系溶
媒たトエハエチレングリコール、ブチルセロソルブ、エ
チルセロソルブなど;式 %式% 〔ただし、R6は上記と同じ意味を有する〕のプロピレ
ングリコール系溶媒たとえばプロピレングリコールモノ
メチルエーテルなど;式 %式% 〔ただし、 R6は上記と同じ意味を有する〕のカルピ
トール系溶媒たとえばジエチレングリコール、メチルカ
ルピトール、ブチルカルピトールなど;式R70−CH
2CH2−0R8 〔ただし、R7及びR8はそれぞれ炭素原子数1〜3個
のアルキル基を表わす〕グライム系溶媒たとえばエチレ
ングリコールジメチルエーテルなど;式R70−CH2
CH20CH2−CH20R8〔ただし、R7及びR8
は上記と同じ意味を有する〕のジグライム系溶媒たとえ
ばジエチレングリコールジメチルエーテルなど;式 %式% 〔ただし、R9は水素原子またはCH3もしくはC2H
st表わす〕のセロソルブアセテート系溶媒圧とえはエ
チレングリコールモノアセテート、メチルセロソルブア
セテートなど;式R1oOH〔ただし、RIOは炭素原
子数1〜4個のアルキル基を表わす〕のアルコール系溶
媒たとえばエタノール、グロパノールなど;並びに、ダ
イア七トンアルコール、ジオキサン、ナト2ヒドロフラ
ン、アセトン、ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−
3−メチル−ブタノール等が使用できる。
しかしながら、水に混和しない不活性溶媒もまだ使用可
能であシ、かかる水−非混和性溶媒としては重合反応終
了後に常圧又は減圧下での蒸留によシ簡単に除去できる
よう沸点が250℃以下のものが好ましい。かかる溶媒
としては、例えば、素原子数1〜4個のアルキル基を表
わす〕又は式素原子数1〜4個のアルキル基を表わす〕
で表わされる芳香族炭化水素類、たとえばトルエン、キ
シレンなど;式R14−CO0−R15Cただし、R1
4は炭素原子数1〜6個のアルキル基を表わし、R15
は水素原子または炭素原子数1〜6個のアルキル基もし
くはシクロヘキシル基を表わす〕で表わされる酸または
エステル類たとえば酢酸、ギ酸エチル、酢酸ブチル、酢
酸シクロヘキシルなど;式R16R17C冨O〔ただし
、R16及びR17はそれぞれ炭素原子数1〜8個のア
ルキル基を表わす〕および○=0で表わされるケトン類
、たとえばメチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど
;式R1a −0−Rlr  Cただし、R16及びR
17は上記と同じ意味を有する〕で表わされるエーテル
類、たトエハエチルエーテル、ヘキシルエーテルナト;
式RIs OHCただし、R18は炭素原子数5〜11
個のアルキル基を表わす〕で表わされるアルコール類、
たとえばヘキサノールなどが挙げられる、これら溶媒は
、前記共重合3成かの合計型1015〜90重量%の範
囲で使用することができる。
また、重合触媒としては、例えば、アゾ系化合物、パー
オキサイド系化合物、スルフィドm1スルフイン類、ス
ルフィン酸類、ジアゾ化合物、ニトロソ化合物、レドッ
クス糸および電離性放射線等の通常のラジカル重合に使
用できるラジカル開始剤が使用される。
本発明において用いられる重合体溶液は、1分子中に1
個以上、好ましくは3〜3.000個の、3級炭素及び
/又は二重結合を有し、該3級炭素及び二重結合を同時
に有する場合は、両者の総数が1個以上、好ましくは3
〜3.000個を有するものである。
本発明においては生成する共重合体の分子量が変化して
も実質的に満足できる水性顯料分教体が得られるが、分
子量があまり低すぎると被着色水性塗料の塗膜物性の低
下をきたすおそれがある。
また、分子量が高すぎると粘度が高くなり、粘度を下げ
ると共重合体の濃度が低くなり顔料の分散性が低下する
ので前記の共重合反応は、一般に、生成する共重合体の
数平均分子量が約500〜約150.000、好ましく
は約1.o o o〜約100.000の範囲内になる
まで行なうのが有利である。
本発明において用いられるグラフト共重合体は、前記重
合体溶液の存在下で、前記重合体が〔B〕成分又含有す
る単量体混合物の共重合体である場合には、(C)成分
の単量体単独又は[B]成分を除く〔A]〜[”D]成
分又単量体混合物をグラフト共重合せしめるか、もしく
は前記重合体が(Cal成分を含有する単量体混合物の
共重合体である場合には、〔B〕成分又単量体単独又は
〔C〕成分又除く〔A〕〜(D)成分の単量体混合物を
グラフト共重合させることによって得られるものである
上記3成分の配合割合は、分散剤として望まれる性能に
応じて変えることができるが、下記の割合で配合するの
が適当である。
長鎖ビニル単脩体〔A〕 : 0〜95重酋部、好まし
くは塗膜性能−ヒから10〜85重量部、α、β−エチ
レン性不飽和カルボン酸〔B〕:0.5〜100爪5・
部、好ましくは水溶解性、塗膜性能上から2〜80重量
部、又は 含窒素複素環含有不飽和単量体〔C) : 2〜100
重情部、好ましくは顔料分散性、塗膜性能上から3〜9
0重量部、 a、!−エチレン性不飽和単景体(D) : 0〜91
重1部、好ましくは塗膜性能上から5〜80重量部、 なお、長鎖ビニル単量体〔A〕は、前記重合体に用いた
単量体成分と前記グラフト共重合させるに用いた単量体
成分中に、いずれか一方又は両者に含有する必須成分で
ある。
該共重合は、前記重合体溶液中で、前記重合触媒の存在
下に、上記3成分を通常約10〜約180℃、好ましく
は約40〜約170℃の反応温度において約0.5〜約
20時間、好ましくは約1〜約15時間反応をつづける
ことにより行なうことができる。該グラフト共重合にお
いて用いる重合触媒は、(半)乾性油に由来する酸化硬
化の二重結合を有する場合、パーオキサイド系化合物を
除く重合開始剤を用いることが好ま[7い。
かくの如くして得られたグラフト共重合体は、酸(又は
塩基)を有するビニル系重合体に塩基(又は数基)がグ
ラフト、つまり分枝したグラフト共重合体を形成するた
め塩基性顔料及び酸性顔料の分散性に優れ、かつ各種広
範囲の水性樹脂との相溶性に優れるものである。
次に該グラフト共重合体はそのまま又は溶媒を留去した
後、水溶性化される。この水溶性化は、常法によシ、例
えば該共重合体樹脂中に存在するカルボキシル基を従来
公知の中和剤で中和処理することによシ行なうことがで
きる。用いうる中和剤としては例えば、アンモニア、ア
ミン、アルカリ今月の水酸化物、アルカリ金鴎の炭酸塩
または1J炭酸塩等が挙げられる。該アミンとしてはv
J1級、@2級又は93級のアルキルアミン;第1級、
$2級又は第3級のアルカノールアミン;およびシクロ
アルキルアミン等が使用できる。また、アルカリ金属の
水酸化物としては水酸化カリウム、水酸化ナトリウムな
ど;アルカリ金俟の炭酸塩及び重炭醗塩としては炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムなどが使用
できる。これら中和剤の中では、アンモニア、アミンが
好適である。
該中和処理は、前記の如くして得られた共重合体樹脂又
はその溶液に、上記中和剤又はその水溶液を加えて常法
によシ容易に行なうことができる。
中和剤の使用量は、一般に、樹脂中のカルボキシル基に
対し0.01〜20当量、好ましくは0.3〜1.0当
量である。
このようにして得られる水性化グラフト共重合体は、顔
料、分散剤及び水性媒体からなる水性顔料分散液におけ
る分散剤として使用される。
上記水溶性化重合体からなる分散剤の使用量は、顔料1
()01幻・部当り一般に約1〜5(lOTj:8部、
好壕しくは約1〜300重量部とすることができる。こ
の範囲の上限を超えるときは水性顔料分数液の着色力と
粘度のバランスが不均衡となる傾向がみられ、一方、下
限を外れると顔料の分散安定性が低下しやすい。
本発明の水性顔料分散液において使用する水性媒体は、
実質的には水であるが、必要に応じて、例えば分散剤の
親水性の程度が低く充分な顔料分数性能が得られないよ
うな場合には、親水性有機溶媒を併用することができる
。該親水性有機溶媒としては前記重合体の製造で使用し
たものを単独もしくは混合して用いることができる。
また、本発明の水性顔料IJf牧液に使用される顔料は
、この種の顔料分散液において通常使用されている無機
及び有機顔料であることができ、例えば無機顔料として
は、(I)酸化物系(亜鉛華、二酸化チタン、ベンガラ
、酸化クロム、コバルトブルー、鉄黒等);(渇水酸化
物系(アルミナホワイト、黄色醜化鉄等):(3)硫化
物、セレン化物系(iiilE化亜鉛、朱、カドミウム
エロー、カドミウムレッド等);(荀)二ロシアン化物
系(紺青? ) : (5)クロム酸塩系(黄鉛、ジン
ククロメート、モリブデンレッドh4’ ) : (6
1硫酸塩系(沈降性硫酸バリウム等);(7)炭酸塩系
(沈降性炭酸カルシウム等):(8)硅酸塩基(含水硅
酸塩、クレー、群′r#等’) : (9)燐酸塩系(
マンガンバイオレット等): (I0) 炭素系(カー
ボンブラック等) : (U)金属粉系(アルミニウム
粉、ブロンズ粉、亜鉛末等)等が挙げられ、また有機顔
料としては、(I)ニトロン横斜系(ナフトールグリー
ンB等):(2)ニトロ顔料系(ナフ)−ルエロー5等
):(3)アゾ顔料系(リソールレッド、レーキレフト
C,ファストエロー、ナフトールレッド、レッド等):
(4)染付レーキ顔料系(アルカリブルーレーキ、ロー
ダミンレーキ等);(5)フタロシアニンl1lt系(
フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー等) ;
 (6)縮合多環頼料系(ペリレンレッド、キナクリド
ンレッド、ジオキサジンバイオレット、イソインドリノ
ンエロー等)などが包含される。
本発明の水性顔料分散液中′における前記顔料の含有量
は特に技術的な制限がないが、一般には該分散液の重ガ
・を基準にし7て約2〜9()矩°f%である。
本発明の水性顔料分散液の調製は適当な分散装置中で上
記の各成分を一緒に混合することによって行なうことが
でき、用いることのできる分散装置としては、通常塗料
工業において使用されているボールミル、ロールミル、
ホモミキサー、サンドグラインダー、シェーカー、アト
ライターなどが挙げられている。
本発明の水性顔料分散液には、更に必要に応じて、従来
公知の界面活性剤や保護コロイドを加えることも可能で
ある。
かくして得られる本発明の水性顔料分散液は、その顔料
が非常に均一微細に分散しており、長時間貯蔵しても顔
料粒子が凝集したシ沈降することが#1とんどない。こ
れは顔料の表面に分散剤の親油性部分が吸着され、親水
性部分は水性媒体中に溶解するため顔料が水性媒体中に
安定に分散されているためと推測される。
しかして、零発F94の水性顔料分散液は、水性塗料お
よび水性インキに用いられるアルキド樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、マレイン化ポリ
ブタジェン樹脂等の従来から公知の水溶性樹脂、水分散
性樹脂、エマルション等との混和性がよく、これらの樹
脂による制限が全くなく、いずれの樹脂からなる水性塗
料の着色にも広く使用することができる。
上記した水性樹脂の具体例としては、例えばアルキド樹
脂は従来の溶剤型のアルキド樹脂と同じ原料から合成さ
れ、多塩基酸、多価アルコール、油成分を常法により縮
合民心させて得られるものである。アクリル樹脂は、α
、β−エチレン性不飽和酸(例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸など)、(メタ)アクリル酸エス
テル(例えはアクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチルな
ど)およびビニル芳香族化合物(例、ttfスチレン、
ビニルトルエンなど)を共重合して得られるものである
。エポキシ樹脂としては、エポキシ樹脂のエポキシ基と
不飽和脂肪酸の反応によってエポキシエステルを合成し
、この不飽和基にa、β−不飽和酸を付加する方法やエ
ポキシエステルの水酸基と、フタル酸やトリメリット酸
のような多塩基酸とをエステル化する方法などによって
得られるエポキシエステル樹脂が挙けられる。
また、ウレタン系樹脂としてL1ポリインシアネート化
合物(例えばトルエンジインシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネー)、1.6−ヘキサンジイソシアネ
ート、インホロンジイソシアネート等)を用い樹脂骨格
中にウレタン基を導入してなる樹脂で、且つジメチロー
ルプロピオン酸などを用いてカルボキシル基を導入した
ものである。
上記した水性樹脂を水溶性にして用いる場合には、樹脂
の酸価が約35〜200になるよりに合成され、このも
のをアルカリ性物質、例えば水酸化ナトリウム、アミン
などで中和[7て水溶性塗料に供される。他方、これら
の樹脂を自己分散型にして用いる場合には樹脂の酸価を
約5〜35の低酸価型樹脂とし、このものを中和して水
分散型塗料に供される。
マタ、エマルションとしては、アニオン型もしくはノニ
オン型低分子界面活性剤を用いてアルキ、ド樹脂、アク
リ・ル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂を分散させて
得られる乳化剤分散エマルション;上記界面活性剤を用
いて(メタ)アクリル醸エステル、アクリロニトリル、
スチレン、フタジエン、酢酸ビニル、塩化ビニル等の単
量体を乳化重合して得られる乳化重合エマルション;マ
レイン化ポリブタジェン、マレイン化アルキド樹脂、マ
レイン化脂肪酸変性ビニル樹脂、乾性油あるいは半乾性
油脂肪酸変性アクリル樹脂などの水溶性樹脂を5’l、
化安定剤として前記した単を休を乳化重合及びグラフト
反応キせて得られるソープフリーエマルションが挙It
fラレル。
本発明の水性顔料分散液は、特に顔料分散能の劣る低酸
価水分散性樹脂およびエマルションからなる水性塗料に
対し配合するのに有効である。中でも酸化硬化性を有す
る低酸価水分散性樹脂およびエマルションに対し、特に
効果が顕著である。
本発明の水性顔料分散液の水性塗料に対する配合割合は
、該分散液中の顔料の種類や最終塗料に要求される着色
の程度等に依存し広い範囲で変えることができるが、一
般には、前述の水性塗料の樹脂分100重量部当り、顔
料分散液は2〜1000重景部の範囲で配合することが
できる。
次KS実施例により本発明をさらに説明するう実施例中
、部及び%は重量部及び重量%を示す。
実施例1 (I−a)下記の成分: サフラワー油脂肪酸        236部グリシジ
ルメタクリレート     119部ハイドロキノン 
           0.4部テトラエチルアンモニ
ウムブロマイド 0.2部を反応容器に入れた。反応は
かきまぜながら140〜150℃の温度で行ない付加反
応生成物を得喪。
エポキシ基とカルボキシル基の付加反応は、残存カルボ
キシル基の量を測定しながら追跡した。
反応が完了するまで約4時間かかつ次。
(I−b)n−ブチルセロソルブ200部を反応容器に
入れ、加熱して120℃にした。次に以下に示す割合の
混合物を、この溶液に約1時間かけて滴下した。反応は
窒素注入下で行なった。
上記(I−a)で得た脂肪酸変性 アクリル系単量体  80部 アクリル酸              20部アゾビ
スジメチルバレロニトリル    5部反応温度を12
0℃に保ち、反応溶液をかきまぜながら、上記の混合物
を滴下した。滴下終了30分後、以下の混合物を別々に
滴下し、反5i11度120℃でグラフト反応を行なっ
た。滴下時間は3時間であった。
N−ビニルピロリドン       110部ラウリル
メタクリレート       40部の混合物と、 アゾビスジメチルバレロニトリル   7.5部n−ブ
チルセロソルブ        75部滴下終了1時間
後にアゾビスイソブチロニトリル2.0部を反応溶液に
加え、さらに2時間後、アゾビスイソブチロニトリル2
.0部を反応溶液に加え、その後2時間120℃に保り
たまま反応を行なった。反応終了後未反応の単量体とn
−ブチルセロソルブを減圧蒸留し、加熱残分60.0%
、樹脂酸価79.0、ガードナー粘5(40%n−ブチ
ルセロソルブ溶液)Iのグラフト共重合体溶液が得られ
た。さらに、この共重合体をトリエチルアミンで中和し
く1.0当量中和)、水を加えて加熱残分40%の水溶
液からなる分散剤(I)を得た。
次に、この分散剤8.3部及びチタン白顔料(堺化学社
製チタン白R−5N)200部の混合物をRed De
vi1分散機を用いて0.5時間分散せしめて、本発明
の水性顔料分散液0)を得た。
同様にして後記表−1に示す配合で顔料の分散を行ない
本発明の水性顔料分散液(I)〜(JV)実施例2 (2−a)下記の成lIf: サフラワー油脂肪酸        70.9部ハイド
ロキノン           0.03部n−へブタ
ン           4.56部を反応容器に入れ
、かきまぜながら160℃に昇温させた。次に下記の成
分: ヒドロキシエチルメタクリレート  41.2部ハイド
ロキノン           0.03部ドテシルベ
ンゼンスルホン@     0.95部トルエン   
           3.7部の混合物を2時間かか
って、160℃の反応容器内に滴下した。生成する縮合
水を反応系から取シ塾 除き、反応生成物の酸価が5.
5及びガードナー粘度がA2になったら、反応容器を減
圧にし、トルエン及びn−へブタンを減圧除去し、酸価
5.0及びガードナー粘度A1の(2−a)  脂肪酸
変性アクリル系単量体が得られた。
次に、実施例1で用いた(I−a)脂肪酸変性アクリル
系単量体の代わりに上記(2−a)脂肪酸変性アクリル
系単量体を同量用いた以外は実施例1と全く同じ配合お
よび反応条件で製造を行なって、加熱残分60.5%、
樹脂酸価75.6、ガードナー粘度(40%n−ブチル
セロソルブ溶液)Fのグラフト共重合体溶液が得られた
。さらに実施例1と同様にしてトリエチルアミンで中和
し、顔料分散を行なったっ 実施例3 (3−a) 実施例(I−a)のす7ラワー油脂肪酸(236部)の
代わシに、イソノナン酸(I33部)使用した以外は実
施例1(I−a)の配合及び反応条件で(3−a)脂肪
酸変性アクリル系単量体を得た。
(3−b) n−ブチルセロソルブ170部を反応容器に入れ、加熱
して120℃にした。次に以下に示す割合の混合物をこ
の溶液に約1時間かけて滴下した。
反応は窒素注入下で行なった。
上記(3−a)で得た脂肪酸変性単量体 40部N−ビ
ニルピロリドン       110部の混合物と、 アゾビスジメチルバレロニトリル    3部n−ブチ
ルセロソルブ        30部滴下終了30分後
、以下の混合物を別々に滴下し、反応温度120℃でグ
ラフト反応を行なった。滴下時間は2時間であった。
上記(3−a)で得た脂肪酸変性単量体 80部アクリ
ル酸              20部の混合物と、 ベンゾイルパーオキサイド       3部メチルエ
チルケトン         30部の混合物 滴下終了1時間後、にベンゾイルパーオキサイド2部と
、メチルエチルケトン20部の混合物を加えさらに1時
間反応を行なった。反応終了後未反応の単量体と反応溶
剤を減圧蒸留し、加熱残分85.1%、樹脂酸価85.
2、ガードナー粘度(40%n−ブチルセロソルブ溶液
)Wのグラフト共重合体溶液が得られた。次に実施例1
と同様K ) リエチルアミンで中和し、顔料分散を行
なった。
実施例4 n−ブチルセロソルブ350部を反応容器に入れ、加熱
して120℃にした。次に以下に示す割合の混合物を、
この溶液に約2時間かけて滴下した。反応は窒素注入下
で立なった。
ペオバモノマ−10(シェル化学社製)   90部酢
酸ビニル             23部1−ビニル
イミダゾール      126部アゾビスイソブチロ
ニトリル      9部滴下終了30分後、以下の混
゛合物を別々に滴下し反応温度120℃でグラフト反応
を行なった。滴下時間は2.5時間であった。
ステアリルメタアクリレート     10部アクリル
酸             30部の混合物と、 ベンゾイルパーオキサイド       1部メチルエ
チルケトン         30部の混合物 滴下終了1時間後にベンゾイルパーオキサイド0.5部
とメチルエチルケトン20部の混合物を加えさらに1時
間反芯を行なった。反応終了後、未反応の単量体と反応
溶剤を減圧蒸留し加熱残分60.3%、樹脂酸価82.
3、ガードナー粘度(40%n−ブチルセロソルブ溶液
)■のグラフト共重合体が得られた。次に実施例1と同
様にトリエチルアミンで中和し顔料分散を行なった。
実施例5 実施例3の(3−a)の代わシにステアリルメタクリレ
ートを使用し、配合、反応条件、ともに実施例3と同一
にし、加熱残分82.7%、樹脂酸価84.1、ガード
ナー粘度(40%n−ブチルセロソルブ溶液)Yの重合
体が得られた。
次に実施例1と同様にトリエチルアミンで中和し、顔料
分散を行なっ九。
比較例 前記(I−a)で得た脂肪酸変性単量体113部N−ビ
ニルピロリドン       115部アクリル#l 
            22部アゾビスジメチルバレ
ロニトリル  17.5部反Sia度を120℃に保ち
、反応溶液をかきまぜながら、上記の混合物を滴下した
。滴下終了1時間後にアゾビスインブチロニトリル2.
5部ヲi応溶液に加え、さらに2時間後、アゾビスイソ
ブチロニトリル2.5部を反応溶液に加え、その後2時
間120℃に保ったまま反応を行なりた。反応終了後未
反応の単量体とn−ブチルセロソルブを減圧蒸留し、加
熱残分70.1%、樹脂酸価72.3、ガードナー粘度
(40%n−ブチルセロソルブ溶液)Rの共重合体溶液
が得られた。さらに、この共重合体をトリエチルアミン
で中和し実施例と同様に顔料分散を行々った。
≧シ1 チタン白R−5N:堺化学社製酸化チタンカー
ボンΔIA:三菱化成社製カーボンブラック 銅フタロシアニン グリーン6YK:東洋インキ社製 エロー〇KZR−8:菊地色素社製 シト2  ASTM  D1201−64により測定※
  アマニ油脂肪酸/ペンタエリスリトール/安息香酸
/イソフタル酸/無水マレイン酸=9(I3/705/
1140/610/34(部)を原料とする油長30及
び酸価12のアルキド樹脂をトリエチルアミンで1.0
重量中和して得られる固形分40%溶液の水分散型アル
キド樹脂 *4 塩を乳化安定剤として、スチレン/メチルメタク
リレート/n−ブチルメタクリレ−)=40/15/4
5からなるモノマー混合物を重合して得られたエマルシ
ョン(固形分50%) 〔塗膜性能#、験〕 水性塗料(I)〜(損)に水性ドライヤー(大日本イン
キ社製商品名1デイクネート”、コバルト金属含量3%
)を樹脂固形分100部に対し1部の割合で添加し、軟
鋼板に塗装した。20℃、相対湿度75%で3日間乾燥
した後、試験に供した。
ゴバン目付看性: 1m幅のゴバン目を100個作シ、その上にセロファン
粘着テープをはりつけそれを勢いよくはがして試験した
耐水性: 20℃の水道水に2日間浸漬して塗面状態を肉眼で調べ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 顔料、分散剤及び水性媒体からなる水性顔料分散液
    において、該分散液が、下記〔A〕成分〜〔D〕成分中
    に、〔B〕成分又は〔C〕成分のいずれか一方を含む少
    なくとも1成分の単量体( I )を重合して得られる1
    分子中に1個以上の、3級炭素及び/又は二重結合を有
    する重合体溶液の存在下で、前記〔B〕成分又は〔C〕
    成分と相互に異なる〔C〕成分又は〔B〕成分を含む少
    なくとも1成分の単量体(II)でグラフト共重合させる
    ことによって得られるグラフト共重合体の水性化物であ
    って、該単量体( I )及び/又は単量体(II)は、〔
    A〕成分を含有することを特徴とする水性顔料分散液。 〔A〕(a)脂肪酸変性(メタ)アクリル酸系エステル
    、(b)C_9_〜_2_5モノカルボン酸のビニルエ
    ステル、(c)C_8_〜_2_4モノアルコールの(
    メタ)アクリル酸系エステルから選ばれた少なくとも1
    種の単量体 〔B〕α,β−エチレン性不飽和カルボン酸〔C〕含窒
    素複素環含有不飽和単量体 〔D〕上記〔A〕〜〔C〕以外のα,β−エチレン性不
    飽和単量体
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522239A (ja) * 2000-02-03 2003-07-22 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン テキスタイル/ゴム接着結合用接着組成物、及びテキスタイル/ゴム複合体を含むタイヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003522239A (ja) * 2000-02-03 2003-07-22 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン テキスタイル/ゴム接着結合用接着組成物、及びテキスタイル/ゴム複合体を含むタイヤ

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