JPS63258330A - 紙葉類の繰出し制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の分野 この発明は、例えば現金自動預金支払機で取扱われるよ
うな紙幣等の紙葉類を繰出す紙葉類の繰出し制御装置に
関し、さらに詳しくは繰出し性能の優れた安定した繰出
しローラ面を有する紙葉類の繰出し制御装置に関づる。

（日）発明の背景 一般に使用されている紙葉類の繰出し制御装置は、収納
箱内に重ねて整列収納した紙葉類を、その前面側に対向
する繰出しローラに付勢対接さヒ、この繰出しし」−ラ
と、このローラに対接される摩擦ローラとで紙葉類を一
枚ずつ繰出し規制して繰出している。

しかし、摩擦ローラにインクや紙粉が１４着したり、ロ
ーラ周面が摩耗して摩擦力が低下すると、２枚出しを誘
起する原因となる。

また、摩擦ローラに代えで摩擦パッドを使用した場合は
、この摩擦パッド面が局部的に接触対応して摩耗し、こ
の局部摩耗によって摩擦力が大ぎく変化し、それゆえ摩
擦パッドによる摩擦力の維持管理が難しくなっていた。

さらに、繰出しローラと１？擦ローラとの１−ラ対向面
を凹凸形成して、これらを非接触に凹凸対応させて、紙
葉類に対する分離力を高めた繰出し制御手段があるが、
この場合は相互のローラ間の位置決め精度を高く設定す
る必要があり、また紙葉類の種別やローラ摩耗時におけ
るローラ間の再調整時の設定が難しくなる問題を有して
いた。

（ハ）発明の目的 この発明は、繰出しローラと摩擦ローラとの繰出し対向
面を、相対接させた繰出し対接面と、非接触の凹凸対応
面とに（７１用構成して、紙葉類の１枚１１１シに適し
た高分離ローラ面に形成した紙葉類の繰出し制御装置の
提供を目的とする。

（ニ）発明の構成 この発明は、繰出しローラと摩擦ローラとの両ローラ外
周而を、所定の繰出し対接圧で対接させ、かつ両ローラ
の外周面の一方に周溝部を、他方に突条部を形成して相
互間の突条部を周溝部に非接触状態に凹凸対向させた紙
葉類の繰出し制御装置であることを特徴とする。

（ホ）発明の作用 この発明によれば、繰出しローラと摩擦ローラが繰出し
に適した所定の繰出し対接圧で対接して繰出し対応する
ため、この間に轡かれた紙葉類はこれらローラ間に挟持
されて繰出され、しかも非接触対応する凹凸対応面で、
紙葉類に対する分離を促進して、確実に繰出し処理する
。

（へ）発明の効果 このため、紙葉類の繰出し時にあっては、両ローラの対
接圧による摩擦力と、凹凸対応面による分離力とが同時
に働いて、紙葉類に対する大ぎな分離効果が得られ、こ
の結果、紙葉類の１枚出しが的確に行なわれる。

ことに、両ローラが所定の対接圧に設定されているため
、この対接位置を基準として非接触の凹凸対応面の対向
位置を常に一定に保つことができ、この間の調整が不要
となる。また、ローラ全外周面を、分離用の摩擦面とし
て使用できるため、摩擦パッドのような局部使用と異な
り、確実に寿命延長が図れ、ざらに紙葉類に変形癖があ
っても、両ローラの対接面間で確実に挟持するため、紙
葉類の悪影響を受けず、安定して繰出すことができる。

一方、凹凸対応面の非接触対応作用によって分離力が高
められるため、紙葉類に対する繰出し性能が高くなり、
また長期使用によってインクや紙片が摩擦ローラの周面
に付着して摩擦力が低下しても、この凹凸対応面で摩擦
力を補うことができる。

（ト）発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は紙幣の繰出し制御装置を示し、第１図〜第３図に
おいて、紙幣１１の収納部１２は、この紙幣１１を横長
の立姿で重ねた状態で受板１３にもたれさせて底板１４
上に整列収納し、受板１３はスプリング１５の付勢力に
より、紙幣１１を繰出し側に付勢移送する。

上述の収納部１２の繰出し側には、上部に補助ローラ１
６を、下部に繰出しローラ１７を対設して、収納部１２
前面の紙幣に両ローラ１６．１７が対接し、補助ローラ
１６の繰出し作用と、繰出し１］−ラ１７のコ−繰出し
作用とにより、紙幣１１を収納部１２より、下方の繰出
し部分に繰出し操作する。

上述の繰出し口−ラ１７は、外周面にゴム材等の摩擦係
数の高い材質を周設し、′かつローラ外周面の軸方向に
、一対に分離促進用の周溝部１７ａ。

１７ａを凹部形成した凹ローラ面１７ｂを形成し、この
凹ローラ面１７ｂが、後述する摩擦■−ラの凸ローラ面
と非接触に対応する。さらに、この繰出しローラ１７の
外周面には、紙幣１１の繰出しを一層促進する小さなギ
ザローラ而を刻設している。

また、この繰出しローラ１７は、駆動モータ（図外）お
よび減速機構（図外）を介して回転駆動される回転軸１
８上に軸着されて、紙幣１１の繰出しに適した回転速度
で駆動される。さらに、この回転軸１８に連動する補助
［１−ラ駆動ベルト１９を介して補助ローラ１６が駆動
される。

そして、繰出しローラ１７の下面側に対応する繰出し対
向面に、１枚出し制御用の摩擦ローラ２０が付勢対接さ
れる。

−〇　− この摩擦ローラ２０は、外周面に繰出し制御用の長尺の
摩擦筒体２１を、該ローラードに着脱自在に装着して構
成され、この摩擦筒体２１は、上述の繰出し［１−ラ１
７と同様に、ゴム材等の摩擦係数の高い材質で長尺筒体
に形成され、この筒体外周面の軸り向に、上述の繰出し
［−１−ラ１７の各周溝部１７ａ、１７ａと）１接触に
対応する突条部２１ａ、２１ａを突出形成した凸ローラ
而２１ｂを形成゛している。

この凸ローラ而２１ｂを、上述の繰出しローラ１７の凹
［１−ラ面１７ｂに対応させて、突条部２１ａ、２１ａ
側を、周溝部１７ａ、１７ａ側に非接触状態に臨ませて
、両ローラ１７，２０の外周面を付勢対接さｔ！、てい
る。

イして、相Ｕの凹凸ローラ面１７ｂ、２１ｂが凹凸対応
した対応面間に、収納部１２からの繰出し初期の紙幣１
１が導かれ、この初期通過時に紙幣１１の１枚出し制御
を行なう。

上述の摩擦［］−ラ２０の支持構成は、基端部を支点ピ
ン２２で枢支した付勢レバー２３の先端部に、該ローラ
軸２４を枢支し、この付勢レバー２３が付勢バネ（図外
）で、繰出しローラ１７側に付勢されることで、該摩擦
ローラ２０が、繰出しローラ１７側に所定の付９！ｊ圧
で付勢対接される。

この場合、両ローラ１７．２０の対接圧は、紙幣１１の
繰出しに適した所定の繰出ｌノ対接圧に設定して設（）
でおり、これにより紙幣１１に対し確実な摩擦力を付与
して、繰出し動作するように設りている。

またこの際、摩ｐ　ｌ−１−ラ２０の全周接対応面を分
離制御用の摩擦面として局面利用できるため、確実に寿
命延長が図れ、さらに紙幣に変形癖があっても、両ロー
ラ１７，２０の対接面間で確実に挟持するため、紙幣の
悪影響を受１ノず、安定して繰出すことができる。

また、凹凸対応間隔は、両ローラ１７．２０の周面対接
位置を基１％として位置決めされるため、両ローラ１７
，２０の対向する相互の凹凸ローラ面１７ｂ、２１ｂの
重なり具合が常に一定位置に維持され、微妙な調整操作
が不要となる。

ざらに、凹凸対応部分の非接触対応作用によって、この
間に導かれた紙幣を十分に弯曲させて紙幣１１の分離力
が高められるため、紙幣１１に対４６１枚出し制御性能
が高くなり、また長期使用によって、インクや紙片が摩
擦ロー９２０の局面に付着して摩擦力が低小しても、こ
の凹凸対応位置で摩擦力を補うことができ、安定した繰
出し性能を維持する。

ま′だ、この摩擦ローラ２０には、繰出し方向の回転を
規制し、反繰出し方向の回転を許容する一方面ベアリン
グ２５を装備しており、この一方向ベアリング２５の回
転規制作用で、紙幣１１に対づる連れ出しを防止し、安
定した１枚出し制御を行なう。

ところで、上述の摩擦筒体２１は、ローラ十にａｍ自在
に設（することで、寸法の異なる他の摩擦筒体に取酔え
ることかできる。例えば、繰出される紙幣の種別に応じ
て、この摩Ｆ！Ａ１．’１体２１をその種別の紙幣に応
じた１ｆ擦筒体に取替えて、対接圧および凹凸対応間隔
を設定変更する。

−〇　− この取替えに際しては、摩擦筒体２１の突条部２１ａの
幅および材質を変えることて・、摩擦力を簡単に調整り
ることができ、また突条部２１Ｅ１は非接触対応のため
、はとんど摩耗覆ることがない。

図中、２６は繰出しガイド板である。

このように構成された紙幣の繰出し制ｔｍ装置は、収納
部１２の前面に位置する紙幣１１が、補助［１−ラ１６
および繰出しローラ１７に付勢対接された状態にあって
、今、所要の繰出し信号に姑づいて回転軸１８が駆動さ
れると、これに連動して補助ローラ１６と繰出しロー９
１７とが同期して紙幣１１に対重る繰出し力を与え、こ
れにより紙幣１１は繰出し方向に引ぎ出され、繰出し［
１−ラ１７と対向づる摩擦ローラ２０との間に挟持され
て繰出される。

このとき、紙ｆ８１１を繰出す繰出しローラ１７と摩擦
ローラ２０が繰出しに適した所定の繰出し対接圧で繰出
し対応するため、この間に導かれた紙幣１１は、挟持搬
送されると共に、非接触位置の周溝部１７ａと突条部２
１ａとの凹凸対応部分で、紙幣１１に対する分離を促進
して、確実に１枚出し制御する。

この発明の構成と、上述の一実施例との対応において、 この発明の紙葉類は、実施例の紙幣１１に対応し、 以下同様に、 収納部は、収納部１２に対応し、 繰出゛しローラは、繰出しロー９１７に対応し、周溝部
は、周溝部１７ａに対応し、 摩擦ローラは、摩擦ローラ２０とこれに装着される摩擦
筒体２１に対応し、 突条部は、突条部２１ａに対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は繰出しローラと摩擦ローラとの対接状態を示す
斜視図、 第２図は紙幣の繰出し制御装置を示す要部側面図、第３
図は繰出しローラと摩擦ローラとの対接状態を示す一部
縦断正面図である。 １１・・・紙　幣　　　　　１２・・・収納部１７・・
・繰出しローラ　　１７ａ・・・周溝部２０・・・摩擦
ローラ　　　２１・・・摩擦筒体２１ａ・・・突条部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紙葉類を重ねて収納し、この重ね方向の一方に紙葉
   類を付勢移送する収納部の付勢移 送側に対設した繰出しローラと、これに対 接される摩擦ローラとを備えた紙葉類の繰 出し制御装置であつて、 前記両ローラの外周面を所定の繰出し対接 圧で対接させ、かつ両ローラの外周面の一 方に周溝部を、他方に突条部を形成して相 互間の突条部を周溝部に非接触状態に凹凸 対向させた 紙葉類の繰出し制御装置。