JPH0754186Y2 - 紙幣等の給送装置 - Google Patents

紙幣等の給送装置

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JPH0754186Y2
JPH0754186Y2 JP1989076288U JP7628889U JPH0754186Y2 JP H0754186 Y2 JPH0754186 Y2 JP H0754186Y2 JP 1989076288 U JP1989076288 U JP 1989076288U JP 7628889 U JP7628889 U JP 7628889U JP H0754186 Y2 JPH0754186 Y2 JP H0754186Y2
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JP
Japan
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roller
feeding
separation roller
way clutch
drive arm
Prior art date
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Application number
JP1989076288U
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JPH0362039U (ja
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雅之 長本
茂雄 伊木
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、紙幣取り扱い機や、自動両替機などの紙幣
等の給送装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、貯蔵部に収納された紙幣などの紙葉シートを、摩
擦ロールなどの繰出し手段によって一枚宛取り出し、こ
れを検査もしくは計数などの手段に給送するこの種の装
置は紙幣自動取り扱い機などにおいて広く利用されてい
る。
このような紙葉シートの取り扱い機にあっては、その給
送を安全で確実にしなければならないが、その取り出
し,給送手段における損耗によって必ずしも確実にその
給送が達成しがたいものが多くみられた。
この点を改善するものとしては、たとえば、実開昭60−
119038号公報にみられるようなものが提案されている。
この広報に示されたものの特徴とするところは、弾性を
有する突片6aを外周に設けた繰出しローラ6と、これに
対向する一方向クラッチ10を内蔵した対向ローラ7から
なる紙幣の繰出し手段と、当該繰出し手段よりも速い搬
送速度で回動する搬送装置12とで構成されている点にあ
って、偏心ローラ5と繰出しローラ6の回転によって収
納部1から取り出された紙幣2は、繰出しローラ6と対
向ローラ7との間で強制給送された後、後続の高速搬送
装置12によって一挙に高速度で搬出されるものである
が、紙幣2の後部が繰出し手段の繰出しローラ6と対向
ローラ7の間に依然挾持されて給送されている状態でそ
の前部が高速搬送装置12によって挾持され、あたかも紙
幣2を繰出し手段から引き抜くように搬送することにな
り、この際繰出しローラ6の突片6aが第3図仮線で示す
ように前向きに変形される。
しかして、紙幣2の後部が当該繰出し手段から解放され
ると、突片6aはその弾性により実線位置に復元すること
となる。
しかもこの際に該突片6aの外端は対向ローラ7に圧接さ
れており、結果的に対向ローラ7を矢印方向に僅かに付
勢させることとなる。
これによって、対向ローラ7は、紙幣2が通過する毎に
一定ピッチ宛自動的に位置ずらせが行われ、その全周面
を均一に繰出しローラ6に対向させて使用できるもので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の如く、この従来の技術においてもローラ状の対向
部材を位置ずらせさせて、偏摩耗に起因するその取換え
作業頻度を少なくできるものであるが、この装置にあっ
ては依然として解決すべき問題点を残されていた。
即ち、一定期間の使用により繰出しローラ6の突片6aの
損耗もしくはその弾性疲労が著しく、その復元力をもっ
てしては対向ローラ7を円滑に回動させるに十分なトル
クを得がたいものとなるものであり、加えて、繰出しロ
ーラ6の後方に、紙幣2の長さよりも短い距離を限定し
て、より高速の搬送装置12を装備させることが必須の要
件となっており、このため対向のローラ7の位置ずらせ
効果を達成させるための構成としては複雑化することは
やむをえないものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の従来の技術における問題点を解決す
ることができるものを提供するもので、その特徴とする
ところは、繰出し方向に回転駆動される繰出しローラー
と、該繰出しローラーに対向して設けられ、一方向クラ
ッチにより繰出し方向への回転が規制された分離ローラ
ーとによって1枚ずつ分離しながら供給する紙幣等の給
送装置において、支持軸によって揺動自在に支持される
支え板の自由端近傍には、前記繰出しローラーに連動可
能に当接された引出しローラーを偏心状に旋回自在に装
着させ、当該支え板に固設した係合杆に係合される揺動
先端部を具備する駆動アームを他の一方向クラッチを介
装して、前記分離ローラーを固設した前記分離ローラー
軸上に配設させ、前記分離ローラー軸と前記駆動アーム
との間に設けられた前記他の一方向クラッチは、前記駆
動アームの繰出方向とは逆方向の回転運動のみを、前記
分離ローラー軸に伝達するように構成されたことを特徴
とする紙幣等の給送装置としたため、紙幣等が通過する
毎に揺動される支え板の往復運動により一方向クラッチ
を駆動して分離ローラーを所望ピッチ宛確実に回動させ
て位置ずらせを達成できるものであって、構造が単純化
できるばかりでなく、長期使用によっても分離ローラー
の位置ずらせ駆動が安定しており、メンテナンスの容易
化を図ることができるものである。
〔実施例〕
次に、この考案を、実施例を示す図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図に示すように紙幣などの紙葉S
を給送装置において、案内板2からその外周部を一部
突出させるように並設した蹴り出しローラー3と、繰出
しローラー4とをそれぞれのプーリー3′,4′に無端帯
5を捲装し、図示しない駆動手段によって両ローラー3,
4を同方向に連動自在となし、該繰出しローラー4の外
周に当接されて、逆方向に旋回される取込みローラー6
を支持枠7に枢着する一方、該支持枠7に垂設した基準
ブロック8に隙間調整手段9を介装して位置変更調節自
在に連設した分離ローラー支持ブロック10を第1バネ11
によって第1図において反時計方向に付勢させた状態に
てブロック支持軸12上に枢支されており、この分離ロー
ラー支持ブロック10上に第2バネ13により時計方向に付
勢させて支え板支持軸14にL字状の支え板15を枢着し、
当該支え板15の外端に軸16により引出しローラー17を偏
心状に枢着しており、別途前記分離ローラー支持ブロッ
ク10上に分離ローラー軸18により分離ローラー19を間歇
的に一方向にのみ位置ずれせ自在に枢着したものであっ
て、該分離ローラー19の一方向への回動運動に関して
は、分離ローラー軸18が第1の一方向クラッチ20により
一方向にのみ回動自在に分離ローラー支持ブロック10上
に枢着されており、更にこの分離ローラー軸18上には、
第2の一方向クラッチ21を介して駆動アーム22が一方向
にのみ回動自在に嵌装され、しかもこの駆動アーム22と
前記支持ブロック10の間には、当該駆動アーム22を第1
図において時計方向に付勢するバネ23が張設されてお
り、このため駆動アーム22の突杆部22′が前記支え板15
に突設した係合杆24に圧接させるように構成されてお
り、この分離ローラー軸18上に繰出しローラー4に弾設
された分離ローラー19を固設したものである。
次に、その作用について述べる。
第1図に示すように図示しない供給手段から給紙された
紙幣Sは、案内板2上において蹴り出しローラー3によ
り矢印A方向に付勢され、取込みローラー6と繰出しロ
ーラー4の間に挾入されて給送され、分離ローラー19に
よって重複給送を規制された後、繰出しローラー4と引
出しローラー17の間から搬出され、図示しない次の検査
もしくは計数等の処理手段に給送されるものである。
ところで、この考案にあっては、分離ローラー19と引出
しローラー17は、紙幣Sを給送する繰出しローラー4に
弾接されており、繰出しローラー4の回動運動に伴って
引出しローラー17も従動されるが、この引出しローラー
17は、支え板15の自由端近傍に偏心状に枢着されている
ため、紙幣Sが繰出しローラー4と引出しローラー17の
間に挾持されて搬送される場合は勿論のこと、紙幣Sが
繰出しローラー4と引出しローラー17の間に不在の場合
にあっても、第3図に示すように間欠的にこの引出しロ
ーラー17を担持する支え板15は第2バネ13に抗して支え
板支持軸14を支点として同図矢印C方向に揺動され、こ
の際、該支え板15に突設した係合杆24が突杆部22′を押
し上げて駆動アーム22を一点破線で示すように偏位させ
る。
ところで、分離ローラー19を固設した分離ローラー軸18
は、前述の如く第1の一方向クラッチ20を介して一方向
にのみ回動自在に分離ローラー支持ブロック10に枢支さ
れており、この軸18上に第2の一方向クラッチ21を介し
て当該駆動アーム22を同様に一方向にのみ相対移動でき
るように連設された構成であって、この状態では第2の
一方向クラッチ21が不作動であるため分離ローラー軸18
と、これに連結された分離ローラー19はその回動を規制
されていて旋回されるこはない。
次で、ひき続いて繰出しローラー4が旋回して引出しロ
ーラー17が更に従動して、同図実線の位置に復帰する
と、これにより支え板15および駆動アーム22は第2バネ
13に付勢されて、矢印C′方向に旋回される。
この旋回運動に際しては、第2の一方向クラッチ21が作
動して、駆動アーム22と共に分離ローラー軸18とこれに
固設した分離ローラー19が第3図矢印D方向に所望ピッ
チ巾だけ旋回され、該分離ローラー19の使用済みに続く
後続の表面が繰出しローラー4および紙幣Sに対向して
待機することとなる。
このように分離ローラー19の摩擦表面は、繰出しローラ
ー4の紙幣Sを給送するための旋回運動に従動して間歇
的に逆方向に自動推進されてその全表面を均等に使用す
ることとなり、偏摩耗による紙幣Sの給送不良が回避で
きるばかりでなく、損耗による分離ローラー19の交換頻
度が極めて少なくて済むものである。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、紙幣等を給送する際
に支え板の自由端近傍に偏心状の旋回自在に装着した引
出しローラーが繰出しローラーに従動するように構成さ
れているので、分離ローラーの旋回運動に応動して支え
板が揺動されて一方向クラッチを間歇的に駆動し、繰出
しローラーに弾接されて薄葉材の通過を制御する分離ロ
ーラーを繰出しローラーと逆方向に所望ピッチ宛位置ず
らせを行なうことができるものであるから、分離ローラ
ーはその摩擦表面を全周にわたって均一に繰出しローラ
ーや紙葉類に対向させうるもので、長期に亘って安全,
確実に紙幣等を一枚宛給送出来るものであり、しかも支
え板は、これに偏心状に装着した引出しローラーによっ
て揺動されるものであるから、紙幣等の搬送処理の中断
中にあっても分離ローラーは、安定的に旋回されること
となり、その表面上の偏摩耗の発生を安全に未然防止し
うるものである。
又、加えて支え板は、一方向クラッチを配設した駆動ア
ームとは別体状であって、係合杆によって連動可能に構
成されているので自在に揺動出来、分離ローラーの旋回
が安定的に実行され、信頼性が高いばかりでなく、その
配設位置の自由度が大きくなるという効果をも奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる装置の要部を示す第2図I−
I線側断面図、第2図は同平面展開図、第3図は各ロー
ラーの関係位置の説明図、第4図は第2図II−II線の部
分断面図をそれぞれ示すものである。 ……繰出し装置 4……繰出しローラー 15……支え板 17……引出しローラー 19……分離ローラー 20,21……第1,第2の一方向クラッチ 22……駆動アーム 24……係合杆

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】繰出し方向に回転駆動される繰出しローラ
    ーと、該繰出しローラーに対向して設けられ、一方向ク
    ラッチにより繰出し方向への回転が規制された分離ロー
    ラーとによって1枚ずつ分離しながら供給する紙幣等の
    給送装置において、支持軸によって揺動自在に支持され
    る支え板の自由端近傍には、前記繰出しローラーに連動
    可能に当接された引出しローラーを偏心状に旋回自在に
    装着させ、当該支え板に固設した係合杆に係合される揺
    動先端部を具備する駆動アームを他の一方向クラッチを
    介装して、前記分離ローラーを固設した前記分離ローラ
    ー軸上に配設させ、前記分離ローラー軸と前記駆動アー
    ムとの間に設けられた前記他の一方向クラッチは、前記
    駆動アームの繰出方向とは逆方向の回転運動のみを、前
    記分離ローラー軸に伝達するように構成されたことを特
    徴とする紙幣等の給送装置。
JP1989076288U 1989-06-30 1989-06-30 紙幣等の給送装置 Expired - Lifetime JPH0754186Y2 (ja)

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JP1989076288U JPH0754186Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 紙幣等の給送装置

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JPH0362039U JPH0362039U (ja) 1991-06-18
JPH0754186Y2 true JPH0754186Y2 (ja) 1995-12-13

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ID=31617618

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JP1989076288U Expired - Lifetime JPH0754186Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 紙幣等の給送装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222517Y2 (ja) * 1981-05-15 1987-06-08

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JPH0362039U (ja) 1991-06-18

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