JP3810884B2 - 紙葉類の給紙装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙幣、金券、カード、記録用紙等の紙葉類を取り扱う装置に用いられる給紙装置の改良に関し、特に多枚数積層された紙葉類中から一枚づつ取り出して給紙、搬送する機構を備えた給紙装置において、電気的制御方法や機械的な構成を複雑化することなく、一枚づつ所定のタイミングで確実に給紙することにより、重送等の給紙不良の発生率を大幅に低減した信頼例の高い紙葉類の給紙装置を提供することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機、両替機、金銭払出し装置等の紙幣を取り扱う装置や、金券、カード、記録用紙等の他の紙葉類を取り扱う装置にあっては、多枚数積層された紙葉類の最上部または最下部から一枚づつ取り出した後でこれを所定の経路で搬送して機外に払出したり、或は記録部に給紙して印字等の処理を施した後で所定の経路で搬送、排出するように構成している。
このような給紙装置に於て常に問題となるのは、紙葉類の重送であり、紙幣、金券等の重送は識別不良、ジャム、払出し金額、計数のミス等の不具合をもたらし、記録用紙の重送はジャム、印字不良、用紙の無駄等の不具合をもたらす。このため、従来から多枚数積層した紙葉類中から取り出した紙葉類を一枚づつに分離する為の分離機構を積載位置の直下流位置に配置して重送された紙葉類を一枚づつに分離することが行われている。
図13は、従来の給紙装置の一例を示す図であり、この給紙装置は、搬送部A、繰出し部、分離部、搬送部Bを上流側から下流側へ向けて順次配置した構成を備えており、搬送部Aは繰出し部に紙葉類を収納する際の搬送路であり、繰出し部は搬送されてきた紙葉類を収納するとともに一枚づつ送り出す部分であり、分離部は繰出し部から送られてきた紙葉類を一枚づつに分離する部分であり、搬送部Bは分離部により分離された一枚の用紙をさらに下流側へ搬送する部分である。
搬送部Aには収納用の搬送ローラ対1が配置され、そのニップ部で紙葉類を繰出し部に向けて搬送する。
【0003】
繰出し部は、上面に紙葉類Pの束を積載するバックアッププレート(押圧板)2と、バックアッププレートを常時上方に付勢するバネ等の付勢手段3と、図示の位置に定置されて外周面で紙葉類の最上面に接しつつ回転駆動することにより最上部の紙葉類を給紙方向に取り出す給紙ローラ(サブドライバー)4と、給紙ローラ4と干渉しない形状を有して上下動することによりバックアッププレート上の紙葉類束の上面を押下げたり、押下げ解除する収納板5と、を有する。符号6は紙葉類の搬送をガイドするガイド板である。収納板5は、図13に示した如き繰出し時には、搬送経路よりも上側に退避しているが、搬送部Aから搬送されてくる新たな紙葉類をバックアッププレート2上の紙葉類束上に積載収納する場合には、下降して紙葉類束上面を押し下げることにより紙葉類束上面と給紙ローラ4との間に紙葉類受入れ様のギャップを形成する様に作動する。
分離部は、駆動ローラとしてのフリクションローラ10と、フリクションローラ10の外周面との間に所定の間隙を隔てて搬送経路下側に配置されたストップローラ11と、を有する。フリクションローラ10は繰出し時にはモータ等の駆動源により駆動されて矢印で示した給紙方向に回転する。フリクションローラの外周面は、高い摩擦係数を有したゴム部10aと、通常の摩擦係数を有した樹脂部10bとから構成されており、このゴム部10aにて紙葉類に接してこれを分離搬送する。また、樹脂部10bは、重送発生時にゴム部にて分離搬送された一枚目の紙葉類と、前進を阻止された二枚目の紙葉類との間の給紙間隔を作り出している。ストップローラ11は、フリクションローラ10との間に、フリクションローラのゴム部の摩耗を防止する為の間隙が形成されて配置されている。またストップローラ11は、給紙方向には回転しない構成となっているので、重送時の下側の紙葉類はこのストップローラによって前進を阻止される。
なお、フリクションローラ10のゴム部10aの回転と、給紙ローラ4の回転は同期している。
【0004】
図14は、フリクションローラ10とストップローラ11と紙葉類Pとの間の摩擦係数の関係を示す図であり、ゴム部10aの摩擦係数μ1と、ストップローラ11の周面の摩擦係数μ2と、紙葉類の摩擦係数μ3との関係が、μ1>μ2>μ3 となるように各摩擦係数を設定することにより良好な分離が可能となる。
搬送部Bは、分離部に於て一枚に分離された紙葉類を下流側に搬送する為のプルローラ対15から構成されている。
上記従来例の分離部において、フリクションローラ10とストップローラ11との間を非接触に保持する理由は次のとおりである。すなわち、フリクションローラ10は、連続回転しながら紙葉類を間欠的に繰り出す機能を有する為、紙葉類がローラ10、11間に位置していない状態に於ても回転することがあり、この場合に両ローラの周面が常時接触していると、ゴム部10aの摩耗が激しくなり、頻繁にフリクションローラ10を交換する必要が発生する。しかし、フリクションローラ10は構成の複雑さ故に高価である為、両ローラを常時接触させておくことは、交換回数の増大という作業コストも含めて経済的でない。そこで、一部がゴムローラから成るフリクションローラを使用する場合には、ストップローラとの間を非接触にしておく必要がある。
しかし、このタイプの分離部は、フリクションローラ10とストップローラ11との間の間隙の管理、調整に手間がかかるという問題を有する。また、厚みの異なる紙葉類を繰出し分離する場合には上記間隙の値を変更、調整する必要が生じ、しかもこの間隙の値は微小であり、調整範囲が極微小な範囲となる為、調整作業には熟練と時間と手間が必要であり、調整工数、時間が増大するという不具合を有する。更に、フリクションローラ10と、ストップローラ11と、紙葉類Pの各摩擦係数差を利用した分離機構である為、異なる材質の紙葉類や、皺になった紙葉類、或は新品の紙葉類等の様に、条件の異なる紙葉類を分離する場合には、3者の理想的な関係が崩れ、重送等の分離不良を起こし易くなるという問題がある。
【0005】
更に、このタイプの分離部を備えた給紙装置においては、フリクションローラ10の全周による給紙が可能な訳ではなく、ゴム部10aの部分がストップローラと対向する位置にある時間中のみ給紙が可能である為、上述した正規な給紙方向に向けてしか給紙することができない。換言すれば、給紙部B側から繰出し部に向けて新たな紙葉類を搬送、収納しようとしても、フリクションローラ10とストップローラによって常にグリップしつつ逆方向に紙葉類を搬送することができないので、搬送部Aから繰出し部に収納する以外に方法がなかった。つまり、搬送部Bから逆搬送して繰出し部に収納したいという要求があったとしても、これに対応することはできず、部品点数の増大、システム設計の自由度の低下、及びコスト増大という欠点を解消することができなかった。
次に、図15は上記欠点を解決すべく提案された他の従来技術であり、この給紙装置は、搬送ローラ対21と、バックアッププレート22と、バネ23と、給紙ローラ24と、フリクションローラ30及びストップローラ31、プルローラ対25と、給紙ローラ24とフリクションローラ30を同期して駆動するモータ32及びクラッチ33等を備え、給紙ローラ24とフリクションローラ30の駆動タイミングの制御は、完全な電気的制御によっている。
【0006】
この従来例のフリクションローラ30及びストップローラ31は、共に全周面がゴムから成り、フリクションローラ30をストップローラ31に向けてバネ付勢することにより、ローラ間に間隙は存在しない(常時接触)。この従来例に於ては繰出し時には全てのローラ24、30、25が高速で回転駆動されるが、給紙ローラ24により給紙され、分離部で分離された一枚の紙葉類の先端がプルローラ対25にニップされた時点で、図示しない制御部がクラッチ33をOFFしてフリクションローラ30と給紙ローラ24の回転を停止させることにより、間欠繰出しを実現している。
しかし、この従来例の給紙装置により繰出し動作を行う場合には、常にフリクションローラ30と給紙ローラ24が同期回転、同期停止するため、上記の様に一枚の紙葉類の先端部がプルローラ対25によってニップされた時点でフリクションローラ30と給紙ローラ24の回転を停止させざるを得ない。フリクションローラ30と給紙ローラ24の回転が停止した後で、プルローラ対25によって紙葉類を搬送すると、フリクションローラ30とストップローラ31との間に依然としてニップされた状態にある紙葉類の後部は停止状態にある両ローラ30、31によって強くニップされた状態にあるにも関わらず、無理に両ローラ間から引き抜かれることとなるので、必然的にフリクションローラ30と紙葉類、ストップローラ31と紙葉類との間の摩擦が大きくなり、両ローラの摩耗が激しくなる。このような不具合を解消する為に、紙葉類先端がプルローラ対25によってニップされた後も、フリクションローラ30を回転し続けようとすると、これと同期する給紙ローラ24も回転し続けることになるので、一枚目の給紙に続いて連続して二枚目の紙葉類が給紙されてしまうので、所定の給紙間隔を備えた給紙を実現することができなくなる。このように一定の給紙間隔を確保できない事態の発生は、後段の搬送工程、真贋識別工程、或は印字工程等に不具合をもたらすので、当該給紙装置の用途範囲を著しく減縮させる結果をもたらす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、多枚数積層された紙葉類中から一枚ずつ取り出して給紙、搬送する機構を備えた給紙装置において、電気的制御方法や機械的な構成を複雑化することなく、一枚ずつ所定の給紙間隔、タイミングで確実に給紙することにより、重送等の給紙不良の発生率を大幅に低減した信頼例の高い紙葉類の給紙装置を提供することにある。
また、本発明は、全周面を摩擦抵抗の大きいゴムから構成したフリクションローラ及びストップローラを用いて、両ローラを常時接触させた構成を採りながらも、下流側に位置するプルローラ対によって紙葉類が搬送開始された時に当該紙葉類との摺擦によりフリクションローラ及びストップローラが摩耗、損耗することを防止することを課題とする。
更に、繰出し時の搬送経路と同じ経路を逆搬送して繰出し部に紙葉類を収納したいという要求に対応しつつ、部品点数の増大、システム設計の自由度の低下、及びコスト増大という欠点を解消する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明に係る紙葉類の供給装置の請求項1の発明は、上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、上記フリクションローラを、全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、上記給紙ローラを、間欠駆動ピンを一体的に備えた駆動軸と、駆動軸によって軸心を相対回転可能に支持され、かつ、間欠受動ピンを一体的に備えたローラ部材と、から構成し、上記ローラ部材を、駆動軸に一体化した間欠駆動ピンが上記間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、上記駆動軸に先行して駆動軸よりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、上記バックアッププレートの上方には昇降自在な収納板が配置されており、この収納板を下降させてバックアッププレート上の積載紙葉類束の上面位置を搬送経路よりも下方に押し下げて、紙葉類束上面と上記給紙ローラとの間に間隙を形成した状態で、上記プルローラ対及びフリクションローラを戻し方向に逆転させることにより、上記給紙方向とは逆方向から同一経路上を経てバックアッププレート上に紙葉類を収納可能としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の紙葉類の供給装置において、上記給紙ローラにより送り出された紙葉類が、フリクションローラとストップローラとのニップ部を経て、プルローラ対によりニップされて高速搬送開始されたときに、該紙葉類の後部は給紙ローラを構成するローラ部材に接触してローラ部材を高速回転させ、該紙葉類の後部がローラ部材を離脱したときにローラ部材の回転が一時的に停止し、停止状態にあるローラ部材の間欠受動ピンに、駆動軸の間欠駆動ピンが追い付いたときにローラ部材の回転が再開して次の紙葉類を送り出すことを特徴とする。
請求項3の発明は、上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、上記フリクションローラを、全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、上記給紙ローラを、駆動軸に一体化されたローラ部材と、該駆動軸から外径方向に突設した間欠受動ピンと、を備え、該駆動軸に軸心を遊嵌されたギヤから間欠駆動ピンを突設し、この間欠駆動ピンを上記間欠受動ピンに係合させることにより、該ギヤからの回転駆動力を駆動軸に伝達可能に構成し、上記ローラ部材を、上記ギヤの間欠駆動ピンが駆動軸の間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、上記ギヤに先行してギヤよりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、上記バックアッププレートの上方には昇降自在な収納板が配置されており、この収納板を下降させてバックアッププレート上の積載紙葉類束の上面位置を搬送経路よりも下方に押し下げて、紙葉類束上面と上記給紙ローラとの間に間隙を形成した状態で、上記プルローラ対及びフリクションローラを戻し方向に逆転させることにより、上記給紙方向とは逆方向から同一経路上を経てバ ックアッププレート上に紙葉類を収納可能としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の紙葉類の供給装置において、上記給紙ローラにより送り出された紙葉類が、フリクションローラとストップローラとのニップ部を経て、プルローラ対によりニップされて高速搬送開始されたときに、該紙葉類の後部は給紙ローラを構成するローラ部材に接触してローラ部材および駆動軸を高速回転させ、該紙葉類の後部がローラ部材を離脱したときにローラ部材および駆動軸の回転が一時的に停止し、停止状態にある駆動軸の間欠受動ピンに、上記ギヤの間欠駆動ピンが追い付いたときにローラ部材の回転が再開して次の紙葉類を送り出すことを特徴とする。
請求項5の発明は、上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、上記フリクションローラを、全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、上記給紙ローラを、間欠駆動ピンを一体的に備えた駆動軸と、駆動軸によって軸心を相対回転可能に支持され、かつ、間欠受動ピンを一体的に備えたローラ部材と、から構成し、上記ローラ部材を、駆動軸に一体化した間欠駆動ピンが上記間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、上記駆動軸に先行して駆動軸よりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、上記プルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラを、給紙方向とは逆転する方向に回転し、その際のプルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラの周速度が同一となるように構成したことにより収納動作することを特徴とする。
請求項6の発明は、上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、上記フリクションローラを、全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、上記給紙ローラを、間欠駆動ピンを一体的に備えた駆動軸と、駆動軸によって軸心を相対回転可能に支持され、かつ、間欠受動ピンを一体的に備えたローラ部材と、から構成し、上記ローラ部材を、駆動軸に一体化した間欠駆動ピンが上記間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、上記駆動軸に先行して駆動軸よりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、上記バックアッププレートの上方には昇降自在な収納板が配置されており、この収納板を下降させてバックアッププレート上の積載紙葉類束の上面位置を搬送経路よりも下方に押し下げて、紙葉類束上面と上記給紙ローラとの間に間隙を形成した状態で、上記プルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラを戻し方向に逆転させ、その際のプルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラの周速度は同一となるように構成することにより、上記給紙方向とは逆方向から同一経路上を経てバックアッププレート上に紙葉類を収納可能としたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の給紙装置を図面に示した形態例により詳細に説明する。
[形態例の構成]
図1は本発明の給紙装置の一形態例の全体構成を示す正面略図であり、この給紙装置は、右端に位置する繰出し部(収納部)と、その左隣に位置する分離部と、分離部の左隣に位置する搬送部(双方向搬送部)とを有する。
繰出し部は、上面に紙葉類Pの束を積載するバックアッププレート(押圧板)51と、バックアッププレートを常時上方に付勢するバネ等の付勢手段52と、バックアッププレート51及び積載された紙葉類Pの上下移動をガイドするガイド部材53と、図示の位置に定置されて外周面で紙葉類の最上面に接しつつ回転速度V1(周速度)で回転駆動することにより最上部の紙葉類を給紙方向に取り出す給紙ローラ(サブドライバー)54と、給紙ローラ54と干渉しない形状を有して上下動することによりバックアッププレート上の紙葉類束の上面を押下げたり、押下げ解除する収納板55と、を有する。収納板55は、図1に示した如き繰出し時には、搬送経路よりも上側に退避しているが、搬送部から搬送されてくる新たな紙葉類をバックアッププレート51上の紙葉類束上に積載収納する場合には、下降して紙葉類束上面を押し下げることにより紙葉類束上面と給紙ローラ54との間に紙葉類受入れ様のギャップを形成する様に作動する。また、収納板55の昇降に際しては、給紙ローラ54の軸部が邪魔にならない様に配慮されていることは勿論である。
【0010】
給紙ローラ54は、例えば図2(a) (b) に示す様に駆動軸56と、駆動軸56の外周面に同軸状に遊嵌されたローラ部材57とを有し、駆動軸56から外径方向に一体的に突出した間欠駆動ピン56aが、ローラ部材57の端面から突設した間欠受動ピン57aに係合したときに、ローラ部材57を矢印方向に周速度V1で回転させるように構成されている。また、後述する様に、ローラ部材57が、駆動軸56よりも先行して相対的に回転することも可能である。
本発明における紙葉類の給紙間隔は、上記間欠駆動ピンと、間欠受動ピンとの協働によって機械的に(電気的制御を用いずに)実現される。
次に分離部は、給紙ローラ54と連動して同じ周速度V1で矢印で示す給紙方向に回転駆動される全周面が摩擦抵抗の大きい平滑なゴム材料から成るフリクションローラ60と、フリクションローラ60の外周面と外周面で常時接触するように搬送経路下側に配置されたストップローラ61と、フリクションローラ60をストップローラ61に向けて付勢するバネ62とを有する。フリクションローラ60は繰出し時には給紙ローラ54と同期してモータ等の駆動源により駆動されて矢印で示した給紙方向に周速度V1で回転する。フリクションローラ60の外周面は、全周に亙って高い摩擦係数を有したゴム材料からなり、ストップローラ61との協働により用紙を搬送する一方で、重送時には外周面にて上側の紙葉類に接してこれを分離搬送する。
【0011】
フリクションローラ60は、例えば軸65と、軸65による軸心を一体的に支持されたゴム製のローラ片66と、を有し、給紙ローラ54と同一の駆動源によって同期して駆動される。この形態例では、後述する様に搬送部から繰出し部に向けて紙葉類を収納するために逆搬送するので、逆搬送時には両ローラ60、54を同期して逆回転させる様にモータ、或は駆動力伝達機構(クラッチ、トランスミッション)等を構成する。
フリクションローラ60を給紙ローラ54と同一の駆動源で同期して正逆回転させるためには、例えば図2(b) に示す様に給紙ローラ54と一体のプーリ54Aとフリクションローラ60と一体のプーリ60Aとをタイミングベルト67により連結し、給紙ローラ54によってフリクションローラ60が駆動される様に構成する。
この形態例では、フリクションローラ60を給紙ローラ54と同一の駆動源で同期して回転させ、しかも繰出し動作中及び収納動作中は連続回転させ続けるので、複雑な電気的制御は不要である。
【0012】
ストップローラ61は、全周が平滑なゴム材料から成り、フリクションローラに連れ回りする場合は別として、給紙方向には回転しない構成となっているので、重送時の下側の紙葉類はこのストップローラによって前進を阻止される。ストップローラは、給紙時には図示しないDCモータによってフリクションローラの給紙方向とは逆方向に小さい駆動力を付与されることにより、重送された紙葉類のうちの下側を繰出し部側へ戻す様に動作するが、フリクションローラとのニップ部に紙葉類が存在しない場合と、一枚の紙葉類が存在する場合には周速度V1でフリクションローラに連れ回りする。また、紙葉類の収納時に、フリクションローラ60の逆回転駆動力によって、プルローラ対70から送り込まれた紙葉類を逆送する場合には、ストップローラ61はフリクションローラ60に連れ回り(逆転方向に高速回転)できるように構成されている。
プルローラ対70は、一方を駆動ローラとし他方を従動ローラとした正逆転可能なローラ対であり、給紙時には図示の様に周速度V2(V2>V1)で回転する。
なお、周速度V1を例えば500mm/secとした場合には、周速度V2を1,500mm/secとする。周速度V1で回転するローラにより搬送される紙葉類は1秒間の移動速度が500mmとなり、周速度V2で回転するローラにより搬送される紙葉類は1秒間の移動速度が1,500mmとなる。
【0013】
[形態例の給紙動作]
次に、図4、図5を用いて本発明の給紙装置による給紙動作を説明する。まず、図4(a) の初期状態においては、図示しない収納板55は図1の退避位置にあり、図示しない制御部が図示しないモータを駆動して給紙ローラ54を給紙方向(時計廻り方向)に周速度V1(例えば500mm/sec)で回転させることにより、図4(b) の動作1の様にフリクションローラ60も同方向に同速で回転を開始する。また、プルローラ対70は高周速度V2(例えば1,500mm/sec)で給紙方向に回転を開始する。
給紙ローラ54の回転は、まず駆動軸56が給紙方向に回転して、間欠駆動ピン56aが間欠受動ピン57aに係合することにより開始され、図4(b) (c) の様に最上部の用紙が分離部を構成するフリクションローラ60とストップローラ61とのニップ部に進入する。重送された紙葉類の内の上側の紙葉類はフリクションローラ60によって給紙方向へ前進させられる一方で、下側の紙葉類はストップローラにより前進を阻止され、或は繰出し部方向へ戻される。
分離部を通過した一枚の紙葉類は図4(d) の動作3の様に、プルローラ対70に向かう。
【0014】
次に、図5(a) 乃至(d) は分離動作の続きを説明する為の図であり、図5(a) の動作4及び(b) の動作5のように紙葉類の先端部がプルローラ対70によってグリップされると、この紙葉類は高速V2にて搬送され始めるが、この時に依然として同一の紙葉類と接触した状態にある給紙ローラのローラ部材57と、フリクションローラのローラ片66は、高速移動を開始した紙葉類によって周速度V2にて高速回転させされる。このとき、給紙ローラ54の軸56は遅い周速度V1にて回転しているので、ローラ部材57だけが先行して給紙方向へ回転する。このため、間欠受動ピン57aが間欠駆動ピン56aから離間し、ローラ部材57は駆動軸56からの駆動力の影響を受けなくなる。
そして、図5(c) の動作6のように、紙葉類の後端縁がローラ部材57から離脱すると、紙葉類を介したプルローラ対70からの駆動力が伝達されなくなるので、ローラ部材57は回転を停止し、この間も周速度V1で回転を継続している駆動軸の間欠駆動ピン56aが間欠受動ピン57aに係合した時点で、再び周速度V1で回転駆動され始める。図5(d) の動作7は間欠駆動ピン56aが間欠受動ピン57aに接した状態を示しており、間欠駆動ピン56aから間欠受動ピン57aに駆動力が伝達され始めた瞬間から2枚目の紙葉類の給紙が開始され、給紙ローラ54の回転が進行するにつれて図6の様に送り出される。以後の動作は一枚目についての上記説明と同じである。
この間欠駆動により確保される給紙間隔、周速度V1と周速度V2との速度比によって異なってくる。例えば、今、周速度V1を500mm/secとし、周速度V2を1,500mm/secとした場合、両者の速度比は1:3であるが、周速度V2を2,000mm/secとした場合には両者の速度比は1:4となり、給紙間隔が広がることとなる。
なお、フリクションローラ60は、図7のように、軸65と、軸65によって軸心を固定的に支持されたローラ片66とを有し、両者は給紙方向に回転する時も、逆転方向に回転するときもいずれも一体回転する。なお、ストップローラ61は時計廻り方向に回転可能に構成されているので、ローラ片66に連れ回りする。
【0015】
[収納動作]
次に、本発明の形態例では、搬送部を一つだけ備え、この搬送部により繰出し部から繰り出されてきた紙葉類の給紙方向への搬送と、逆に搬送部よりも給紙方向に位置する紙葉類導入部から逆送されてきた紙葉類を繰出し部に収納させる動作を行う様に構成している。
つまり、プルローラ70と、給紙ローラ54及びフリクションローラ60はいずれも正逆両方向に回転駆動されるように構成されている。
次に、図8、図9、図10に基づいて本発明の給紙装置における紙葉類の収納動作について説明する。
収納動作に於ては、まず図8(a) の初期状態に示す様に紙葉類の搬送経路よりも上方に位置していた収納板55を図8(b) の動作1の様に紙葉類上面に下降させてから、更に図8(c) の動作2のように下方に押し下げて収納の為のスペースを確保する。その後、図8(d) の動作3のように、各ローラ70、60、61、54を周速度V3にて逆回転開始させる。なお、この収納動作に於ては、給紙ローラ54は間欠駆動しないので、間欠駆動ピン56aと間欠受動ピン57aについては全ての図面中には図示しない。つまり、給紙ローラ54を構成するローラ部材57は、駆動軸56の逆転時に、間欠駆動ピン56aが間欠受動ピン57aに係合することにより連続的に逆回転させられるだけであるので、給紙動作の場合の様に間欠駆動ピン56aが間欠受動ピン57aに接触したり、離間する動作は行われない。
【0016】
次に、図9(a) の動作4のように図示しない導入部から紙葉類Pがプルローラ対70のニップ部に進入して分離部に向けて逆送されてくると、分離部を構成するローラ60、61のニップ部に紙葉類が進入し、紙葉類がプルローラ対70を離脱した後はローラ60、61によって繰出し部に向けて送り込まれる(図9(b) )。前述の様に、収納動作時には、フリクションローラ60を給紙ローラ54の駆動源によって逆回転させるので、ストップローラ61が連れ回りし、両ローラのニップ部による逆搬送が可能になる。
フリクションローラ60と同期して逆回転する給紙ローラ54は、ローラ60、61のニップ部から繰出し部に送り込まれてくる紙葉類の上面に接しながらこれを既堆積紙葉類の上面に安定してガイドするために寄与している。
収納板55は図3に示した如き形状を有している為、繰出し部に送り込まれた紙葉類は、図9(c) の動作6のように収納板55の上面に一旦載置されるが、(d) の動作7(各ローラの回転は停止している)、及び図10の動作8のように収納板50を上昇させる過程で、紙葉類だけは給紙ローラ54によって上昇を阻止され、収納板55に設けた間隙から下方へ退避して紙葉類束の上面に着座する。
【0017】
[分離部の他の形態例]
なお、フリクションローラ60とストップローラ61を逆回転させる方法としては、上記の様にフリクションローラ60を逆回転駆動する他に、ストップローラ61に対して低速逆回転駆動用の上記DCモータの他に、高速逆回転用のACモータを切り換え接続しておき、収納動作時にはこのACモータを用いてストップローラ61を高速逆回転させるように構成することができる。この場合には、フリクションローラ60は、逆回転方向に連れ回りするように、逆回転方向にフリーに構成する。
更に、フリクションローラを逆回転させるための駆動力として例えば、プルローラを回転させる為のモータからの駆動力を流用するようにしてもよい。この場合には、プルローラの駆動系に対してフリクションローラの駆動系を接離自在に連結し、逆回転時にだけプルローラの駆動力によってフリクションローラ60、ストップローラ61及び給紙ローラ54を駆動する様に構成する。
【0018】
[給紙ローラの他の形態例]
次に、図11は給紙ローラ54を間欠回転させるための他の構成例を示す平面図であり、この形態例の給紙ローラ54は駆動軸56の一端側にローラ部材57を一体化固定すると共に、駆動軸56の適所、或はローラ部材57自体に設けたプーリ57Aと、フリクションローラ60のプーリ60Aとをタイミングベルト67で連結する。更に、駆動軸56の他端部には、図示しないモータからの駆動力を伝達するギヤ80の軸心を遊嵌する。駆動軸56からは外径方向に間欠受動ピン56bを突設すると共に、ギヤ80の端面にはこの間欠受動ピン56bの回転軌跡内に突出する間欠駆動ピン80aを突設する。
この間欠駆動機構によれば、図示しないモータからギヤ80に対して正転方向の駆動力が伝達されてギヤ80が回転を開始した時に、ギヤ80の間欠駆動ピン80aが駆動軸の間欠受動ピン56bに係合することにより駆動軸56を回転開始させる。図4(a) (b) (c) (d) に示した間欠動作は、この間欠駆動機構においては、プルローラ対70によって周速度V2で給紙される一枚目の紙葉類の後端が給紙ローラ54に接している間は、軸56と一体のローラ部材57が高速V2で回転し続け、この時、間欠受動ピン56bは間欠駆動ピン80aにから離脱し先行して正転方向に回転するが、紙葉類後端が給紙ローラ54から離脱してプルローラ対70の搬送力が給紙ローラ54に伝達されなくなると、給紙ローラ54は回転を一旦停止する。給紙ローラ54の回転停止によって間欠受動ピン56bが停止すると、周速度V1で回転し続けていたギヤ80の間欠駆動ピン80aが受動ピン56bに追いついて、周速度V1で給紙ローラ54の回転を再開させて2枚目の給紙を開始する。このように給紙ローラ54の回転停止から再開までの間の期間が紙葉類の給紙間隔となる。
【0019】
[給紙ローラの他の形態例]
次に、図12(a) (b) は給紙ローラ54の軸56に設ける間欠駆動ピン56a、或はローラ部材57に設ける間欠受動ピン57aについての他の形態例である。図12(a) は間欠駆動ピン56aを180度間隔を隔てて2本設けることにより、図5に示したローラ部材57の間欠回転中における回転停止時間を短くしている。即ち、給紙時にプルローラ対70によってニップされた紙葉類が高速V2で搬送され始めると、それに連れられて給紙ローラのローラ部材57が高速回転を開始し、間欠受動ピン57aが第1の間欠駆動ピン56a−1から離間して先行回転するが、180度ずれた位置に第2の間欠駆動ピン56a−2が位置している為、先行して高速移動する間欠受動ピン57aは間もなく定則回転する第2の間欠駆動ピン56a−2に当接するためローラ部材57の回転速度は減速させられる。ローラ部材57が減速させられた状態にある間に、一枚目の紙葉類はローラ部材57から離脱する為、離脱以後はローラ部材57は回転することができなくなり、間もなく第1の間欠駆動ピン56a−1が間欠受動ピン57aに追いついて係合し、速度V1でローラ部材57を給紙方向に駆動開始する。このため、2枚目の紙葉類の給紙が開始される。
【0020】
この形態例では、第2の間欠駆動ピン56a−2の存在によって、高速で移動する一枚目の紙葉類によってローラ部材57が給紙方向に回転させられる周方向角度が制限される為、一枚目の紙葉類が離脱した後に第1の間欠駆動ピン56a−1が間欠受動ピン57aに追いつくのに要する時間が短縮されるので、二枚目の給紙間隔が短くなる。つまり、給紙ローラ54のローラ部材57が速度V2で回転を開始してから回転を停止し、更に回転を開始するまでに要する時間は、間欠駆動ピン及び間欠受動ピンが共に一本づつ設けられている上記形態例のタイプの場合に比して、短くなることは明らかである。
このように、図12(a) の給紙ローラを用いた場合には、ローラ部材が停止する時間が短くなる為、一枚目の給紙完了後、二枚目の給紙を開始するまでの給紙間隔を短くすることができる。つまり、ローラ径を調整することなく、給紙ローラに簡単な加工を加えるだけで、給紙間隔を調整することが可能となるのである。従って、間欠駆動ピン56a−1と56a−2との間隔は180度間隔に限らず、給紙方向に於ける両ピン間隔を短くしてもよいし、大きくしてもよい。
【0021】
次に、図12(b) の形態例の給紙ローラ54は、駆動軸56に設けた間欠駆動ピン56を一本とする一方で、ローラ部材57の側端面に所定の周方向間隔、例えば180度間隔で2本の間欠受動ピン57a−1,57a−2を突設した構成を有する。この形態例では、ローラ部材57が周速度V2で高速回転を開始することにより第1の間欠受動ピン57a−1が間欠駆動ピン56aから離間を開始したあと間もなく、第2の間欠受動ピン57a−2が間欠駆動ピン56aに追いついて高速回転を抑制されるので、第2の間欠受動ピン57a−1と間欠駆動ピン56aとの間の周方向間隔は図1の形態例の場合よりも短くなっており、従って、一枚目の紙葉類の後端がローラ部材57を離脱することによりローラ部材の回転が停止した後で、間欠駆動ピン56aが第1の間欠受動ピン57a−1に追いつくのに要する時間は短くなり、従って二枚目の紙葉類の給紙を開始する時間が早くなる。
なお、この形態例に於て、間欠駆動ピン56aの反時計廻り方向側に第2の間欠駆動ピンを配置すれば、更に給紙間隔を短くできる様になるし、第2の間欠駆動ピン57a−2を図示の位置よりも時計廻り方向にずらすことによっても給紙間隔を更に短くすることができる。
なお、図11に示した間欠駆動機構における給紙間隔の調整も、同様にピンの間隔、ピンの本数を種々組み合わせることにより実現できる。
【0022】
[形態例の効果]
以上のように本発明の各形態例によれば、多枚数積層された紙葉類中から一枚づつ取り出して給紙、搬送する機構を備えた給紙装置において、電気的制御方法や機械的な構成を複雑化することなく、一枚づつ所定の給紙間隔、タイミングで確実に給紙することにより、重送等の給紙不良の発生率を大幅に低減した信頼例の高い紙葉類の給紙装置を提供することができる。更に、全周面を摩擦抵抗の大きいゴムから構成したフリクションローラ及びストップローラを用いて、両ローラを常時接触させた構成を採りながらも、下流側に位置するプルローラ対によって紙葉類が搬送開始された時に当該紙葉類との摺擦によりフリクションローラ及びストップローラが摩耗、損耗することを防止することができる。
即ち、従来例の給紙装置により繰出し動作を行う場合には、常にフリクションローラと給紙ローラが同期回転、同期停止するため、一枚目の紙葉類の先端部がプルローラ対によってニップされた時点でフリクションローラと給紙ローラの回転を停止する必要があり、その結果、フリクションローラとストップローラとの間に依然としてニップされた状態にある紙葉類の後部は、無理に両ローラ間から引き抜かれることとなるので、両ローラの摩耗が激しくなるが、本発明に於てはこのような不具合がない。
【0023】
また、本発明によれば、給紙ローラに対して常時回転駆動力を伝達しながらも、電気的に複雑な制御を行うことなく、機械的な構成の工夫(しかも簡単な構成の追加)を行うだけで、低コストで、紙葉類間の給紙間隔を確保する為の間欠回転を実現できるので、あらゆる種類の紙葉類取扱装置に適用することができる。また、給紙間隔の調整を、駆動系、制御系、給紙ローラ径等の変更等、大幅なレイアウト変更を伴う設計を行うことなく、単に給紙ローラの構成を変更するだけで実現できるので、種々のニーズにあった装置構成を簡単な部品交換だけで実現することができる。
また、繰出し部からの紙葉類の給紙、繰出し部への紙葉類の収納を、同一の経路と、同一の部品を用いて実現するので、従来装置に比べて少ない部品点数、コンパクト化された構成により、実現することができる。
また、給紙間隔の調整は、給紙ローラに設けるピン類の本数、配置間隔等を調整するだけで実現できるので、極めて容易である。
とりわけ、本発明に於ては、複雑な電気的制御(制御プログラムの複雑化、制御信号量の増大)を行わずに、所望の給紙間隔を隔てて紙葉類を連続給紙するとともに、収納時にも各ローラを逆転させるだけの簡単な制御により紙葉類を逆走することができるので、図15に示した従来例に対しても十分な優位性を有するものである。
【0024】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、フリクションローラの全周面を摩擦抵抗の大きいゴムから構成し、かつストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向及び逆転方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、紙ローラは、間欠駆動ピンを一体的に備えた駆動軸と、駆動軸によって軸心を相対回転可能に支持されかつ間欠受動ピンを一体的に備えたローラ部材と、から成り、ローラ部材は、駆動軸に一体化した間欠駆動ピンが間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、駆動軸に先行して駆動軸よりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成されているので、複雑な電気的制御(制御プログラムの複雑化、制御信号量の増大)を伴わずに、所望の給紙間隔を隔てて紙葉類を連続給紙するとともに、収納時にも各ローラを逆転させるだけの簡単な制御により紙葉類を逆走することができる。つまり、フリクションローラ及びストップローラの全周面(ゴム面)を使ってメカニズムによる動作だけで、紙葉類間隔を所望に確保できるので、構成を簡潔化し、コストを低減できる。また、給紙、収納両動作に於ても両ローラの全周面を使用できるので、駆動開始のタイミング等を制御する必要がない。また、フリクションローラとストップローラとが直接接触する時間が短くなるので、摩耗の心配は少なくなる。
請求項2の発明によれば、請求項1において、一枚目の紙葉類の後部が給紙ローラを構成するローラ部材を離脱したときにローラ部材の回転が一時的に停止し、停止状態にあるローラ部材の間欠受動ピンに、駆動軸の間欠駆動ピンが追い付いたときにローラ部材の回転が再開して次の紙葉類を送り出すように構成したので、簡単な機械的構成でありながら、確実に給紙間隔を確保できる。また、各ピンの本数、配置を種々変更することによって、給紙間隔を種々調整することが可能である。
請求項3の発明によれば、上記給紙ローラは、駆動軸に一体化されたローラ部材と、該駆動軸から外径方向に突設した間欠受動ピンと、を備え、該駆動軸に軸心を遊嵌されたギヤから間欠駆動ピンを突設し、この間欠駆動ピンを間欠受動ピンに係合させることにより、該ギヤからの回転駆動力を駆動軸に伝達可能に構成し、給紙ローラは、間欠駆動ピンが間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、ギヤに先行してギヤよりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成されているので、請求項1と同等の効果を得ることができる。
請求項4の発明によれば、請求項2と同等な効果を得ることができる。
請求項5の発明によれば、また、繰出し部への紙葉類の収納を、上記給紙の為の機構と同一の経路と、同一の部品を用いて実現するので、従来装置に比べて少ない部品点数、コンパクト化された構成により、実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置の一形態例の全体構成を示す正面略図。
【図2】 (a) 及び(b) は給紙ローラを間欠駆動させる機構例を示す図。
【図3】収納板の一例の構成を示す図。
【図4】 (a) 乃至(d) は本発明の給紙装置による給紙動作を説明する為の図。
【図5】 (a) 乃至(d) は本発明の給紙装置による給紙動作を説明する為の図。
【図6】本発明の給紙装置による給紙動作を説明する為の図。
【図7】 (a) 及び(b) は分離部の構成及び動作を示す図。
【図8】 (a) 乃至(d) は本発明の給紙装置における紙葉類の収納動作の説明図。
【図9】 (a) 乃至(d) は本発明の給紙装置における紙葉類の収納動作の説明図。
【図10】本発明の給紙装置における紙葉類の収納動作の説明図。
【図11】給紙ローラ54を間欠回転させるための他の構成例を示す平面図。
【図12】 (a) 及び(b) は給紙ローラの軸に設ける間欠駆動ピン、或はローラ部材に設ける間欠受動ピンについての他の形態例の説明図。
【図13】従来の給紙装置の一例を示す図。
【図14】従来のフリクションローラとストップローラと紙葉類との間の摩擦係数の関係を示す図。
【図15】他の従来例の構成を示す図。
【符号の説明】
51 バックアッププレート(押圧板)、52 付勢手段、53 ガイド部材、54 給紙ローラ(サブドライバー)、54A プーリ、55 収納板、56駆動軸、56a 簡潔駆動ピン、56b 間欠受動ピン、57 ローラ部材、57a 間欠受動ピン、60 フリクションローラ、60A プーリ、61 ストップローラ、62 バネ、65 軸、66 ローラ片、67 タイミングベルト、70 プルローラ対、

Claims (6)

  1. 上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、
    該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、
    給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、
    フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、
    上記フリクションローラを、
    全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、
    上記給紙ローラを、
    間欠駆動ピンを一体的に備えた駆動軸と、駆動軸によって軸心を相対回転可能に支持され、かつ、間欠受動ピンを一体的に備えたローラ部材と、から構成し、
    上記ローラ部材を、
    駆動軸に一体化した間欠駆動ピンが上記間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、上記駆動軸に先行して駆動軸よりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、
    上記バックアッププレートの上方には昇降自在な収納板が配置されており、この収納板を下降させてバックアッププレート上の積載紙葉類束の上面位置を搬送経路よりも下方に押し下げて、紙葉類束上面と上記給紙ローラとの間に間隙を形成した状態で、上記プルローラ対及びフリクションローラを戻し方向に逆転させることにより、
    上記給紙方向とは逆方向から同一経路上を経てバックアッププレート上に紙葉類を収納可能としたことを特徴とする紙葉類の給紙装置。
  2. 上記給紙ローラにより送り出された紙葉類が、フリクションローラとストップローラとのニップ部を経て、プルローラ対によりニップされて高速搬送開始されたときに、該紙葉類の後部は給紙ローラを構成するローラ部材に接触してローラ部材を高速回転させ、
    該紙葉類の後部がローラ部材を離脱したときにローラ部材の回転が一時的に停止し、
    停止状態にあるローラ部材の間欠受動ピンに、駆動軸の間欠駆動ピンが追い付いたときにローラ部材の回転が再開して次の紙葉類を送り出すことを特徴とする請求項1記載の紙葉類の給紙装置。
  3. 上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、
    該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、
    給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、
    フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、
    上記フリクションローラを、
    全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、
    給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、
    上記給紙ローラを、
    駆動軸に一体化されたローラ部材と、
    該駆動軸から外径方向に突設した間欠受動ピンと、を備え、
    該駆動軸に軸心を遊嵌されたギヤから間欠駆動ピンを突設し、この間欠駆動ピンを上記間欠受動ピンに係合させることにより、該ギヤからの回転駆動力を駆動軸に伝達可能に構成し、
    上記ローラ部材を、
    上記ギヤの間欠駆動ピンが駆動軸の間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、
    上記ギヤに先行してギヤよりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、
    上記バックアッププレートの上方には昇降自在な収納板が配置されており、この収納板を下降させてバックアッププレート上の積載紙葉類束の上面位置を搬送経路よりも下方に押し下げて、紙葉類束上面と上記給紙ローラとの間に間隙を形成した状態で、上記プルローラ対及びフリクションローラを戻し方向に逆転させることにより、
    上記給紙方向とは逆方向から同一経路上を経てバックアッププレート上に紙葉類を収納可能としたことを特徴とする紙葉類の給紙装置。
  4. 上記給紙ローラにより送り出された紙葉類が、フリクションローラとストップローラとのニップ部を経て、プルローラ対によりニップされて高速搬送開始されたときに、該紙葉類の後部は給紙ローラを構成するローラ部材に接触してローラ部材および駆動軸を高速回転させ、
    該紙葉類の後部がローラ部材を離脱したときにローラ部材および駆動軸の回転が一時的に停止し、
    停止状態にある駆動軸の間欠受動ピンに、上記ギヤの間欠駆動ピンが追い付いたときにローラ部材の回転が再開して次の紙葉類を送り出すことを特徴とする請求項3記載の紙葉類の給紙装置。
  5. 上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、
    該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、
    給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、
    フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、
    上記フリクションローラを、
    全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、
    上記給紙ローラを、
    間欠駆動ピンを一体的に備えた駆動軸と、駆動軸によって軸心を相対回転可能に支持され、かつ、間欠受動ピンを一体的に備えたローラ部材と、から構成し、
    上記ローラ部材を、
    駆動軸に一体化した間欠駆動ピンが上記間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、上記駆動軸に先行して駆動軸よりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、
    上記プルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラを、給紙方向とは逆転する方向に回転し、その際のプルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラの周速度が同一となるように構成したことにより収納動作することを特徴とする紙葉類の給紙装置。
  6. 上方へ向けて弾性付勢されるとともに上面に紙葉類束を積載するバックアッププレートと、
    該バックアッププレート上に積載された紙葉類束の最上面に外周面を接した状態で給紙方向に回転することにより最上部の紙葉類を送り出す給紙ローラと、
    給紙ローラの下流側に位置し給紙ローラにより送り出されてきた紙葉類をニップ部にて分離しつつ給送するフリクションローラ及びストップローラと、
    フリクションローラ及びストップローラの更に下流側に位置しニップ部にて紙葉類をニップしつつ上記フリクションローラよりも高速で搬送するプルローラ対と、を備え、
    上記フリクションローラを、
    全周面が摩擦抵抗の大きいゴムから成り、かつ、ストップローラと常時接触するとともに、上記給紙ローラと同期して給紙方向に回転可能に構成し、更に、給紙中は給紙ローラとフリクションローラは連続回転するように構成し、
    上記給紙ローラを、
    間欠駆動ピンを一体的に備えた駆動軸と、駆動軸によって軸心を相対回転可能に支持され、かつ、間欠受動ピンを一体的に備えたローラ部材と、から構成し、
    上記ローラ部材を、
    駆動軸に一体化した間欠駆動ピンが上記間欠受動ピンに係合することにより給紙方向に回転駆動されるとともに、上記駆動軸に先行して駆動軸よりも高速で給紙方向に高速回転可能に構成したことにより、給紙動作を実現するとともに、
    上記バックアッププレートの上方には昇降自在な収納板が配置されており、この収納板を下降させてバックアッププレート上の積載紙葉類束の上面位置を搬送経路よりも下方に押し下げて、紙葉類束上面と上記給紙ローラとの間に間隙を形成した状態で、上記プルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラを戻し方向に逆転させ、その際のプルローラ対、フリクションローラ、及び給紙ローラの周速度は同一となるように構成することにより、
    上記給紙方向とは逆方向から同一経路上を経てバックアッププレート上に紙葉類を収納可能としたことを特徴とする紙葉類の給紙装置。
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