JPS63256572A - SiC基セラミツクスとその製造方法 - Google Patents

SiC基セラミツクスとその製造方法

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JPS63256572A
JPS63256572A JP62090757A JP9075787A JPS63256572A JP S63256572 A JPS63256572 A JP S63256572A JP 62090757 A JP62090757 A JP 62090757A JP 9075787 A JP9075787 A JP 9075787A JP S63256572 A JPS63256572 A JP S63256572A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はSiC基セラミックス及びその製造方法に係り
、特に高温まで高強度、高じん性なSiC基セラミック
ス及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕 セラミックスは耐熱性、耐酸化性、高強度、高硬度など
の特徴を生かし、各種の構造部品や機械部品として使用
しようとする試みが活発に行われている。このような目
的の候補材料には5iaN4やサイアロン、SiC,Z
r0zなどがある。中でも、SiCは他の材料に比べ、
高温まで強度が大きいという極めて優れた特徴がある材
料である。
しかしながら、これらのセラミックスにはもろいという
欠点があり、このためにセラミックスが構造部品や機械
部品として用いられない大きな理由になっている。この
ため、セラミックスのもろさを改善する検討が種々なさ
れている。例えばプロシーディング・オン・ナインス・
アニュアル・コンファレンス・オン・コンポジラチス・
アンド・アドバンスト・セラミック・マテリアルズ、フ
ロ)ノダ(1985年)  (proc、 of 9t
h、 AnnualConference on Co
mposites and Advanced Cer
amicMaterials、 Florida (1
985) )において、ディー・ケー・シエテイ(D 
、 K 、 5hetty)他が発表しているようにセ
ラミックス中に高強度の繊維を分散させて、繊維強化す
る方法がある。しかし、この方法においては母材のセラ
ミックスと繊維の界面の性質が適切とは言えず、十分に
大きな破壊しん性値を持つ材料にはなっていない。また
、ブレティン・オン・アメリカン・セラミック・ソサイ
アテイ、第65巻、2号、第351〜56頁(1986
年)  (Am、 Ceram、 Soc、 Bull
、 、 62(2)351−56 (1986))にお
いてはSiCウィスカを5iaNiに複合したセラミッ
クこの論文にはこの材料の耐熱性については記載がない
ので詳細については不明であるが、母材が5iaN4で
あるので、1300℃以上の高温での使用には問題があ
るものと推定される。また、ブレティン・オン・アメリ
カン・セラミック・ソサイアテイ第65巻、2号、第3
36−38頁(1986年)にはSiCファイバとSi
Cより成るセラミの高温までこの値が保たれるなどの点
で従来のセラミックスにはない特性が述べられている。
しかしこのセラミックスはマトリックスをCVD浸透法
で形成している。このため、構造部品や機械部品のよう
な部材を作る方法としては量産性の点などに問題がある
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した通り、従来技術にはそれぞれ高温強度やじん性
、量産性等の問題点があった。
本発明は強度及び破壊しん性値が室温から1500℃の
高温まで大きく、しかも構造部品や機械部品を製造する
のに適したセラミックス及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明はSiC基セ
ラミックスに関する発明であって、SiとCの化学量論
比が0.98〜1.02でX線回折では非晶質な平均粒
径が0.7  μm以下である粉末組成物、焼結助剤と
してのB又はB化合物が上記粉末組成物に対してBとし
て0.1〜5重量%、及び直径が0.2 μm以上で長
さが5μm以上のSiCウィスカが上記粉末組成物に対
して5〜40重量%の3成分を必須成分として含有する
均質な混合粉末を加熱、加圧してなる、高密度。
高強度及び高じん性の焼結体であることを特徴とする。
また、本発明の第2の発明は、上記第1の発明のSi基
セラミックスを製造する方法に関する発明であって、上
記第1の発明で記載した均質な混合粉末を、型中におい
て、非酸化性雰囲気中、10 M P a以下の加圧下
、1600〜2oOO℃の温度で加熱及び加圧を同時に
行い、高密度、高強度及び高じん性の焼結体を生成させ
ることを特徴とする。
前記した目的を達成するため、本発明においてはマトリ
ックスとなるSiCは出発原料として易焼結性の極めて
細かい粉末を用い、20oO℃以下の温度で焼結を行い
、マトリックスの結晶粒を小さくする。更に焼結体の破
壊じん性値を大きくするために、SiCのウィスカを添
加する。更に好ましくはSiCウィスカに加え、粒径の
大きいSiC粉末を添加する。   ゛ 焼結体はSiCウィスカを添加しであるためにち密化が
困難であることから、加熱と加圧を同時に行うことによ
ってち密化する。具体的にはホラ1−プレス法又はホッ
トアイソスタティックプレス(HIP)法によって焼結
する。
前記目的を達成するために本発明においては材料として
SiCウィスカとSiCをマトリックスとする系から構
成する。本発明においてはマトリックスを形成するSi
Cは平均粒径が0.7  μm以下のSiC粉末又はS
iとCの化学量論比が0.98〜1.02の範囲にある
粉末組成物を使用する。好ましくは粒径が0.1〜0.
3μmでSiとCの量論比が0.98〜1.02の範囲
にあるX線回折によれば明りようなSiCの回折ピーク
を持たない非晶質の粉末を用いる。これに焼結を促進さ
せるための添加剤としてB又はB化合物を0.1〜5重
量%添加する。B化合物としてはB単体、BxOa、B
N、BaC,Bp’、HaBOaが好適である。B又は
B化合物が添加剤として選ばれる理由はこれを添加する
ことにより約1400〜1700℃でち密化が急速に進
むためで、通常SiCの焼結助剤として良く知られてい
るAQやBeの単体又はこれらの化合物を添加した場合
には約1400〜1700℃での急激なち密化は起らず
、このためにち密な焼結体を得ようとすると2000℃
以上の高温下で焼結することが必要である。B単体又は
B化合物を焼結助剤として添加した場合、約1400〜
1700℃の低温で急激なち密化が起る原因については
明らかでない。B単体又はB化合物の添加量がBとして
0.1〜5重量%である理由はこの量が0.1重量未満
であれば約1400〜17oO℃の低温での急激なち密
化が起らないためである。また、5重量%超とあまりに
多くなると焼結体の耐酸化性や耐食性が悪くなるためで
ある。焼結体は高じん性化を達成するためにSiCウィ
スカを上記粉末組成物に対して5〜40重量%添加する
。SiCウィスカの添加量が5重量%未満ではSiCウ
ィスカ量が少ないために十分な高じん性化が達成されず
、逆に40重量%を越えた場合にはSiCウィスカ量が
多すぎるためにち密化が極めて難しくなり2000℃以
下の温度で3.Qg/ad以上の密度を有する焼結体に
ならず、このために、得られた焼結体は強度、破壊しん
性値とも小さく、しかも、気孔が多いために耐酸化性も
良くない。SiCウィスカは直径が0.2 μm以上で
長さが5μm以上のウィスカを用いる。SiCウィスカ
の直径が0.2μm未満の場合にはウィスカ自体の強度
が小さく。
このために得られる焼結体の破壊しん性値は大きくない
。また、SiCウィスカは長さが5μm以上であること
が必要である。SiCウィスカの長さが短い場合には焼
結体中を進行するクラックがSiCウィスカの長さが短
いために十分に止められず、したがって焼結体の破壊し
ん性値は大きくならないためである。
また、焼結体の破壊しん性値をより大きくするために、
大きなSiC結晶粒、具体的には粒径が5〜80μmの
粒子を上記の粉末組成物に対して3重重量%未満添加す
ることが効果的である。この大きなSiC結晶粒はマト
リックス中の小さい結晶粒の中を進行してきたクラック
を止めたり、大きく折れ曲がらせる効果があり、このた
めに破壊しん性値が大きくなる。粒径が5μmより小さ
い結晶粒であると破壊しん性値の向上に大きな効果がな
いためである。また、粒径が80μmより大きい場合に
はこのSiC粒子自身が大きすぎるため、焼結体中では
この大きすぎるSiC結晶粒が破壊発生源となって強度
が小さくなってしまう。
また、大きなSiC結晶粒の添加量が5重量%以下の場
合には破壊しん性の向上に対する効果がほとんどなく、
30重量%以上添加する場合には添加量が多過ぎるため
に2000℃以上の高温で焼結しないとち密化した焼結
体にならない。このため、得られる焼結体の強度、破壊
しん性値とも小さく、しかも耐酸化性も劣る。
本発明の焼結体は非酸化性の雰囲気中、具体的には真空
中、アルゴン、窒素、水素、ヘリウムガスのいずれか中
で製造できる。これらガスは混合して使用してもよい。
また、焼結体はホットプレス法又はHIP法のいずれか
で製造することができる。このとき、焼結温度は16o
O〜2000℃の温度範囲が選ばれる。この理由は温度
が1600℃より低い場合には十分にち密化した焼結体
を得ることができないためで、得られた焼結体は強度。
破壊しん性値とも小さく、耐酸化性も劣る。温度が20
00℃を越えると焼結体のち密化は十分に進行するが、
同時にSiCマトリックスの粒成長も起る。また、Si
CウィスカとSiCマトーリツクスの結晶粒間の化学的
結合も極めて強くなり。
焼結体中をクラックが進行するとき、破壊のモードは粒
内破壊が多くなり、マトリックス中からのSiCウィス
カの引き抜けも起り難くなって大きな破壊しん性値が得
られなくなる。焼結時には圧力を加えてち密化を促進す
る。加える圧力はSiCウィスカの量や5〜80μmの
大きなSiC結晶粒の添加量によってもち密化し易さが
異なるが、ホットプレス法の場合、少なくとも10MP
a以上の圧力を加えないとち密な焼結体を得ることがで
きない。HIP法の場合1通常ホットプレス法より大き
い圧力を加えることができるため、ち密化はより容易に
行うことができ、更に複雑な形状の部品の焼結を行うこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定さ、れない。
実施例I Siの粉末とエタンガスを、水素を含むアルゴンガス雰
囲気中、1000℃で反応させて、SiとCの化学量論
比が0.99 で粒径が0.1〜0.3μmの微粒末を
得た。この粉末はX線回折すると非晶質(以下、非晶質
SiC粉末と称する)であった。この粉末に平均粒径1
.0 μmのBaC粉末を1重量%と直径が0.5  
μm前後で長さが10〜100μm前後のSiCウィス
カを20重量%添加し、更にアセトンを加えて懸濁液と
し、超音波を加えながらかくはん機でかきまぜ、全体が
均質な混合物になるようにした。更に、かきまぜを続け
ながらアセトンを揮散させ、均質な粉末混合物を得た。
該粉末混合物は黒鉛型の中に入れ、真空中で30MPa
の圧力を加えながら、室温から1800℃まで約1.5
時間で昇温し、この温度と圧力で0.5時間ホットプレ
スして焼結体を得た。該焼結体はX線回折の結果、主成
分はβ型のSiCより成ることが判明した。また、焼結
体はほとんどが粒径1μm以下の微細な等軸の結晶粒か
ら成り、この中にSiCウィスカが分散した微構造にな
っている。更に、上記と同様にしてSiCウィスカの量
を、2〜50重量%の範囲で変えて焼結体を製作した。
第1表に得られたSiC焼結体の特性である。
添加するSiCウィスカの量が5〜40重量%のとき、
高強度で破壊しん性値の大きい焼結体が得られる。
第  1  表 実施例2 実施例1において用いた非晶質SiC粉末に平均粒径が
1.OttmのB4C粉末を0.05〜10重量%の範
囲で変えて添加し、更に実施例1で用いたものと同じS
iCウィスカを20重量%添加し、以下実施例1と同様
にしてホットプレスして焼結体を得た。該焼結体はX線
回折の結果、主成分はβ−8iCより成ることがわかっ
た。また、焼結体の微構造は実施例1とほぼ同様であっ
た。
第2表は得られたSiC焼結体の特性である。
添加するB4Cの量が0.13〜6.4wt%(Bとし
て0.1〜5重量%)のとき、高強度で破壊しん性値が
大きく、シかも耐酸化性の大きい焼結体性1)酸化膜厚
さは試料を大気中、1500℃で100h酸化した後の
厚さ 実施例3 実施例1において用いた非晶質SiC粉末に平均粒径が
1.0  μmの84G粉末を1重量%と実施例1で用
いたものと同じSiCウィスカを20重量%を添加し、
更に平均粒径が20μmのα型のSiC粉末を2〜40
重量%の範囲で変えて、以下の操作は実施例1に記載し
たものと同様の要領でホットプレスして焼結体を得た。
本実施例ではホットプレスの温度を1900℃とし、圧
力を50MPaと大きくした。焼結体はX線回折の結果
、主成分はβ−8iCとα−8iCであること・ が判
明した。また、焼結体の微構造は粒径が1μm以下の微
細な等軸の結晶粒の中にSiCウィスカと平均粒径20
μmの粗大なα型のSiC結晶粒が分散したものになっ
ている。
第3表は得られた焼結体の特性である。添加するα型の
SiC粉末の量が30重量%未満のとき、高強度で破壊
しん性値の大きい焼結体が得られる。
更に、上記と同様にしてα型のSiC粉末の添加量を2
0重量%とじ、平均粒径の異なる粉末を添加して焼結体
を得た。この場合の焼結体はβ−3iCを主成分とする
ものから成り、微構造もほぼ上記と同様であった。
第4表は得られた焼結体の特性である。添加するα型の
SiC粉末の粒径が5〜80μmのとき。
高強度で破壊しん性値の大きい焼結体が得られる。
第  3  表 第  4  表 実施例4 非晶質SiC粉末は実施例1と同様の方法で得たが、本
実施例においては非晶質SiC粉末の粒径が異なる。該
非晶質SiC粉末に平均粒径が1.0 μmの84C粉
末を1重量%と直径が0.5μm前後で長さが10〜1
00μm前後のSiCウィスカを20重量%と平均粒径
が20μmのα型SiC粉末を20重量%を添加し、以
下の操作は実施例1と同様にしてホットプレスして焼結
体を得た。本実施例におけるホットプレスの条件は温度
を1800℃、圧力を50MPaとした。得られた焼結
体はX線回折の結果、主成分はβ−3iCとα−8iC
になっていた。
第5表は得られた焼結体の特性である。非晶質SiCの
粒径が0.7  μm以下であればち密化することがで
き、高強度で破壊しん性値の大きな焼結体を得ることが
できる。
第  5  表 実施例5 非晶質SiC粉末は実施例1に記載したものと同一の粉
末を用い、これに平均粒径が1.0  μmのB4C粉
末を1重量%とアスペクト比が約25で直径の異なるS
iCウィスカを20重量%添加し、以下の操作は実施例
1に記載したものと同様にしてホットプレスして焼結体
を得た。ホットプレス条件は温度を1800℃、圧力を
30 M P aとした。
第6表は得られた焼結体の特性である。SiCウィスカ
は直径が0.2μm以上のとき、高強度で破壊しん性値
の大きな焼結体になる。
第  6  表 実施例6 実施例1に記載したものと同様にして焼結体を製作した
0本実施例においてはSiCウィスカの量は20重量%
と一定にし、ホットプレスの条件を変えた。
第7表は得られた焼結体の特性である。焼結体はホット
プレス温度が1600〜2000’Cで圧力が10MP
a以上のとき、高強度で破壊じん性値が大きい。
第  7  表 実施例7 実施例1に記載したものと同一の方法により粉 I末混
合物を得た。該粉末混合物はゴム型の中に入れ、200
 M P aの圧力を加えてコールド・アイソスタティ
ック・プレス法により成形した。その後所望形状に機械
加工した。該加工物はパイレックスガラス中に真空封入
した。次いでガラス封入した成形体はアルゴン雰囲気中
でHIP法により焼結した。HIPの条件は温度を18
00℃、圧力を200 M P aとし、0.5  h
保持した。得られた焼結体はX線回折の結果、主成分は
β型のS x Cであることが判明した。また、焼結体
の微細構造は実施例1と同様であった。
第8表は得られた焼結体の特性である。SiCウィスカ
の添加量が5〜40重量%のとき、高強度で破壊しん性
値の大きな焼結体を得ることができる。
第  8  表 更に、実施例3と同様にして得た粒径の大きいα−5i
C粉末を添加した粉末組成物を上記と同様にしてHIP
処理して焼結体を得た。得られた焼結体はxg回折の結
果、β−8iCとα−5iCが主成分であることが判明
した。また、焼結体の微構造は実施例3の場合と同様で
あった。また、得られた焼結体の特性は第3表及び第4
表に示したホットプレスの場合とほぼ同様であった。
実施例9 実施例1においてSiCウィスカの添加量を20重量%
一定とし、焼結助剤を84G からB単体、B2O3,
B N g B P ? HaB Osニ変えて焼結体
を得た。この場合、得られた焼結体の特性はいずれも8
4Cを焼結助剤とした場合と同様であった。
実施例10 実施例1においてSiCウィスカの添加量を20重量%
一定とし、ホットプレス時の雰囲気を変えて焼結体を得
た。ホットプレスの雰囲気はアルゴンガス、窒素ガス、
水素ガイ、ヘリウムガスの雰囲気とした。得られた焼結
体の特性はいずれも真空中の場合と同様であった。
比較例1 平均粒径0.3 μmのβ型の結晶形を持つSiC粉末
に焼結助剤として平均粒径が1μmの84Cを添加して
混合、成形したのち、黒鉛型の中で温度2100’C,
圧力30 M P aで0.5 hホットプレスして焼
結体を得た。焼結体は室温曲げ強さ560MPa、15
00’Cでの曲げ強さ577MPaで破壊しん性値は室
温から1500℃まで3.8〜4.1 の範囲にあった
実施例11 本発明によって得た焼結体は焼結温度が1600〜20
00℃と従来公知であるち密質なSiC焼結体に比べ数
百℃低い。このため、焼結体中の結晶粒同志の結合力が
従来法のSiC焼結体に比べ弱い。このために、本発明
のSiC焼結体は複合したSiCウィスカがクラックの
伝播時に焼結体中より引き抜は易く、このために、本発
明の焼結体の破壊しん性値が大きくなった。本発明の焼
結体の結晶粒同志の結合力が従来法のSiC焼結体に比
べ弱いことの利点は本発明のSiC焼結体の機械加工性
に優れるところにある。すなわち、本発明の第1表の翫
3の焼結体、第3表の&13の焼結体、従来法のSiC
焼結体をダイヤモンド砥石で研削したときの研削抵抗を
比較した。従来法のSiC焼結体を研削するときの加工
抵抗を1としたときNα3の焼結体は0.7.Nα13
 の焼結体は0.8倍の加工抵抗であった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば2000℃以下の
温度においてち密化したSiCウィスカを複合したSi
C焼結体が得られるので、極めて経済的である。特に、
焼結体を1800’Cでホットプレスして製作する場合
、通常のSiCのホットプレス焼結体を製造する場合に
比べ、温度が3’OO’C低温にでき、電力が約20%
節約できるという顕著な効果が奏せられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、SiとCの化学量論比が0.98〜1.02でX線
    回折では非晶質な平均粒径が0.7μm以下である粉末
    組成物、焼結助剤としてのB又はB化合物が上記粉末組
    成物に対してBとして0.1〜5重量%、及び直径が0
    .2μm以上で長さが5μm以上のSiCウィスカが上
    記粉末組成物に対して5〜40重量%の3成分を必須成
    分として含有する均質な混合粉末を加熱、加圧してなる
    、高密度、高強度及び高じん性の焼結体であることを特
    徴とするSiC基セラミックス。 2、該混合粉末が、粒径が5〜80μmのSiC粉末を
    、該粉末組成物に対して30重量%未満含有している特
    許請求の範囲第1項記載のSiC基セラミックス。 3、該焼結体が、3.0g/cm^3以上の密度、40
    0MPa以上の室温から1500℃までの3点曲げ強さ
    、及び10MPa・m^1^/^2以上の破壊じん性値
    を有する特許請求の範囲第1項又は第2項記載のSiC
    基セラミックス。 4、該焼結助剤が、B単体、B_2O_3、BN、B_
    4C、BP、又はH_3BO_3である特許請求の範囲
    第1項〜第3項のいずれか1項に記載のSiC基セラミ
    ックス。 5、SiとCの化学量論比が0.98〜1.02でX線
    回折では非晶質な平均粒径が0.7μm以下である粉末
    組成物、焼結助剤としてのB又はB化合物が上記粉末組
    成物に対してBとして0.1〜5重量%、及び直径が0
    .2μm以上で長さが5μm以上のSiCウィスカが上
    記粉末組成物に対して5〜40重量%の3成分を必須成
    分として含有する均質な混合粉末を、型中において、非
    酸化性雰囲気中、10MPa以下の加圧下、1600〜
    2000℃の温度で加熱及び加圧を同時に行い、高密度
    、高強度及び高じん性の焼結体を生成させることを特徴
    とするSiC基セラミックスの製造方法。 6、該混合粉末が、粒径が5〜80μmのSiC粉末を
    、該粉末組成物に対して30重量%未満含有している特
    許請求の範囲第5項記載のSiC基セラミックスの製造
    法方。 7、該焼結を、ホットプレス法又はホットアイソスタテ
    ィックプレス法で行う特許請求の範囲第5項又は第6項
    記載のSiC基セラミックスの製造方法。 8、該非酸化性雰囲気が、真空、アルゴンガス、窒素ガ
    ス、水素ガス、ヘリウムガスである特許請求の範囲第5
    項〜第7項のいずれか1項に記載のSiC基セラミック
    スの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01230475A (ja) * 1987-11-05 1989-09-13 Ube Ind Ltd 高強度セラミック複合材料およびその製造方法
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