JPS63256141A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

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JPS63256141A
JPS63256141A JP62089196A JP8919687A JPS63256141A JP S63256141 A JPS63256141 A JP S63256141A JP 62089196 A JP62089196 A JP 62089196A JP 8919687 A JP8919687 A JP 8919687A JP S63256141 A JPS63256141 A JP S63256141A
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JP
Japan
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catalyst
ceria
coat layer
layer
cerium
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Application number
JP62089196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kurita
栗田 英昭
Yoriichi Tsuji
辻 頼一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS63256141A publication Critical patent/JPS63256141A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内燃機関等、特に自動車から排出される排気
ガス中の一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および
酸化窒素(No)を低減せしめるために用いられるエン
ジンの排気ガス浄化用触媒のうち、担体が金属または合
金で構成された金属担体触媒の改良に関する。
(従来技術とその問題点) 従来より、自動車排気ガス中のGo、HC,N。
を浄化する触媒として担体が金属で構成される触媒が用
いられている。
この金属担体は、アルミニウムフェライトスヂール(C
r:20%、 AQ:0.5〜12%、Y:0゜1〜3
%及びバランス鉄)やアルクロムl5E(Cr:20%
、AQ:4.5%、C:≦0.08%、 Mn:≦0.
4.Si:≦0,5%、CO:<0.3%。
Ce≦0.1%)や各種アルクロム等から作られている
担体として金属を用いる場合は、この担体上にコートす
る触媒成分を含有するアルミナコート層を、金属担体か
ら剥離させないようにすることが、耐久性のある触媒と
するための重要技術である。
従来においては、金属担体にアルミニウム酸化膜を形成
し、この酸化膜上に貴金属触媒を含有するアルミナコー
ト層を形成するようにしたものが知られている(特公昭
58−23138号公報参照)。
しかしながら、排気系の過酷な条件(高温で酸化還元雰
囲気が繰り返される)では、金属担体表面の安定化した
アルミナ酸化膜の細孔から針状の酸化物が成長し、これ
によりアルミナコート層が剥離しやすくなる。
この針状酸化物は、熱処理して安定化した金属担体表面
のアルミニウム酸化膜の下層部の金属成分が酸化されて
発生するものである。
(発明の目的) 本発明は上記従来の問題を解決するためになされたもの
で、金属担体とアルミナコート層との間のコート層の含
有成分を工夫することにより、アルミナコート層の剥離
防止と排気ガス浄化性能の向上とを図ることを目的とす
るものである。
(発明の構成) このため本発明は、触媒ケース内に設けられる金属担体
の表面に、アルミニウム酸化膜が形成され、該アルミニ
ウム酸化膜の上に、触媒成分を含有するアルミナコート
層が形成された触媒において、上記アルミニウム酸化膜
とアルミナコート層との間に、セリウムまたはセリヤを
含有するコート層が形成されていることを特徴とするも
のである。
上記セリウムまたはセリヤを含有するコート層は、金属
担体のアルミニウム酸化膜上に形成されたセリウムメッ
キ層と、該メッキ層と上記触媒成分を含有するアルミナ
コート層との間に形成されたセリヤを含有するアルミナ
コート層とで構成されていることが好ましい。
(発明の作用・効果) 本発明は、金属担体のアルミニウム酸化膜の上にセリヤ
含有コート層を形成し、該セリヤ含有コート層の上に触
媒成分含有アルミナコート層を形成したものである。
ここでセリヤは、触媒に添加した場合、O,ストレージ
効果により高温でのCO浄化等の酸化性能は向上するが
、熱容量が大きいために、触媒自体の昇温か悪くなり、
ライトオフ性能(低温での浄化性能)が悪くなる。
しかし、本発明のように、金属担体上にセリヤのコート
層を設けることにより、金属の伝熱効果により、セリヤ
が迅速に加熱されやすくなり、ライトオフ性能か従来よ
り改善されるのである。
また、金属担体の界面にセリヤを担持すると、セリヤの
0.ストレージ作用により、金属と化合して酸化を起こ
す酸素(Of)をセリヤが低減するために、金属酸化の
成長が抑制され、アルミナコート層の剥離が防止される
ようになる。
さらに、本発明の担持構造であればセリヤが触媒成分と
いっしょに担持されることがなく、両者が反応して化合
物をつくることもなく、触媒成分の分散性を低下するこ
ともないため、高浄化性能の触媒が得られる。
さらにまた、アルミニウム酸化膜上にセリウムメッキ層
を形成し、該メッキ層と触媒成分含有アルミナコート層
との間に、セリウム含有アルミナコート層を形成すれば
、上層のセリヤ粒子との間で拡散結合が起こり、密着性
かより高くなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、本発明に係る排気ガス
浄化用触媒Aは、触媒ケース内に設けられた金属担体(
アルクロム材)2の表面にアルミニウム酸化膜3か形成
され、該アルミニウム酸化膜3の上にセリウム(Ce)
メッキ層4が形成され、該セリウムメッキ層4の上にセ
リヤ(Ce O2)を含¥Tするアルミナコート層5が
形成され、該セリヤ含仔アルミナコート層5の上に従来
と同様な触媒成分(白金、パラジウム、ロジウム等)が
含有されたアルミナコート層6が形成されているもので
ある。
上記セリウムメッキ層4は、5〜15μの厚みで電気メ
ッキにより形成する。
上記セリヤ含有アルミナコート層5において、セリヤ以
外のO20の成分としては、酸化セリウム(CeO)、
酸化ニッケル(Nip)、酸化モリブデン(Mob)、
酸化鉄(FetO3あるいはFed)などの成分および
これらの2種類以上の混合物が使用されろか、セリヤ(
CeCL)が最も効果的である。
さらに、セリヤ含有アルミナコート層5の組成は、10
〜90重1%のセリヤと残部活性アルミナとするのが望
ましく、このコーティングはセリヤ、活性アルミナ、水
和アルミナ、その他の分散剤からなる水性スラリーを用
いて行なう。
次に、実験例を説明する。
(実施例1の触媒AI) (a)フエクラロイの帯板を、まず波形と平板に加工し
、所定の形状に巻上げる。
(b)この完成した担体2を、担体表面にアルミニウム
酸化膜3を形成するために、蓚酸溶液中に浸し、電解を
かける。次に高温中で6時間1000°C加熱する。
(c)この担体2を硝酸セリウムCe(N O3)4水
溶液に浸し、セリウムメッキ層4をアルミニウム酸化膜
3上に8μ付ける。
(d)次に、セリウム400g、ベーマイト100g、
水500ccをホモミキサーにより混合撹拌し、セリヤ
コート用スラリーを得た。
(e)このスラリーに、面述の処理済金属担体2を浸漬
して引き上げた後、余分のスラリーを高圧エアーブロー
で除去し、昇温速度200℃/時間にセットした電気炉
中に置いて、350〜550°Cの温度で1時間焼成し
た。これによりセリヤ82重量%、活性アルミナ18重
量%からなろセリヤ含有アルミナコート層5を、金属担
体2に対して20重量%コーティングした。
(r)次いで、γ−アルミナ1609、ベーマイト16
09、水500cc、a硝酸4ccをホモミキサーによ
り、IO時間混合撹拌し、アルミナコート用スラリーを
得た。
(g)このスラリーに先のセリヤ含有アルミナコート層
5を形成した触媒担体2を浸漬して引き上げた後、余分
のスラリーを高圧エアブロ−で除去し、200℃/時間
の昇温速度で200〜600℃で2時Itfl焼成した
(h)この担体2を所定の濃度の塩化白金・塩化ロジウ
ム混合水溶液に浸漬して引き上げた後、150°Cで1
時間乾燥し、550℃で2時間焼成した。
焼成後の貴金属含存屑は白金(pt)1.Op/Q、ロ
ジウム(Rh)0.2g/σであった。
(実施例2の触媒A2) セリヤ含有アルミナコートR5のセリヤ含有量をlof
fifa%とした。これ以外は実施例1の触媒AIと同
条件である。
(実施例3の触媒A3) セリヤ含有アルミナコート層5のセリヤ含有量を50重
量%とした。これ以外は実施例1の触媒AIと同条件で
ある。
(実施例4の触媒A4) セリヤ含有アルミナコート層5のセリヤ含育量を90重
全%とじた。これ以外は実施例1の触媒AIと同条件で
ある。
(実施例5の触媒A5) アルミナコート層5中のセリヤの代わりに、酸化ニッケ
ル(Nip)を用いた。これ以外は実施例1の触媒AI
と同条件である。
(実施例6の触媒A6) アルミナコート層5のセリヤの代わりに、酸化モリブデ
ン(Mob)を用いた。これ以外は実施例iの触媒AI
と同条件である。
(実施例7の触媒A?) アルミナコート層5のセリヤの代わりに、酸化鉄(Fe
tOJを用いた。これ以外は実施例1の触媒AIと同条
件である。
(実施例8の触媒A8) セリウムメッキ層4の層厚を、5μとした。これ以外は
実施例1の触媒Atと同条件である。
(実施例9の触媒A9) セリウムメッキ・層4の層厚をl 5 llとした。こ
れ以外は実施例りの触媒A1と同条件である。
(実施例1Oの触媒Al0) 金属担体2としてアルクロムISEを用いた。
これ以外は実施例1の触媒Atと同条件である。
(実施例11の触媒A11) セリヤ含有アルミナコート層5を設けず、触媒成分含有
アルミナコート層6中にセリヤを含有した。これ以外は
実施例Iの触媒Atと同条件である。
(比較例1の触媒Al2) セリウムメッキ層4とセリヤ含有アルミナコート屓5を
設けなかった。これ以外は実施例1の触媒AIと同条件
である。
各触媒A I −A l 2を排気ガス発生装置を用い
てテストした。テスト条件は第1表の通りである。
第1表 各触媒A1〜A12のライトオフ性能は第2表の通りで
あった。これには、排ガス温度を徐々に上昇(30℃/
秒)させた時の50%浄化する排ガス温(T2O)が示
しである。
第2表 触媒性能(ライトオフ性能) Fresh+電気炉で550°CX1時間加熱処理Ag
ed :電気炉で900℃×80時間加熱処理各触媒A
1〜A12の高温性能は第2表の通りであった。これに
は、排ガス温400℃における各成分の浄化率を示しで
ある。
第3表 触媒性能(高温性能) 一方、剥離テスト方法としては、直径3インチ、高さ3
インチの円筒テストピースを700°Cで30分加熱し
、次に25℃の水中で冷却という手順を3回繰返した後
、充分乾燥し、剥離量を測定した。
この結果を第3図のグラフに示す。
同グラフからも明らかなように、セリウムメッキ層4は
、5μ以下ではアルミナコート層6の剥離量が多くなり
、15μ以上で効果か飽和して、これ以」二付けてら改
善されないことがわかる。
また、セリヤ含有アルミナコート層5のセリヤとアルミ
ナとの割合は、セリヤが10重1%以下になると浄化性
能が悪くなり、90重爪形以上になると触媒成分含有ア
ルミナコート層6の剥離が多くなることかわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る触媒の正面断面図、第2図は第1
図、のB部拡大断面図、 第3図は剥離率のテスト結果を示すグラフである。 2・・・担体、3・・・アルミニウム酸化膜、4・・セ
リウムメッキ層、 5 ・セリヤ含有アルミナコート層、 6 触媒成分含有アルミナコート層、 A(A l −A 11 )・・・触媒。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)触媒ケース内に設けられる金属担体の表面に、ア
    ルミニウム酸化膜が形成され、該アルミニウム酸化膜の
    上に、触媒成分を含有するアルミニウムコート層が形成
    された触媒において、上記アルミニウム酸化膜とアルミ
    ナコート層との間に、セリウムまたはセリヤを含有する
    コート層が形成されていることを特徴とする排気ガス浄
    化用触媒。
  2. (2)上記セリウムまたはセリヤを含有するコート層は
    、金属担体のアルミニウム酸化膜上に形成されたセリウ
    ムメッキ層と、該メッキ層と上記触媒成分を含有するア
    ルミナコート層との間に形成されたセリヤを含有するア
    ルミナコート層とで構成されることを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項記載の排気ガス浄化用触媒。
JP62089196A 1987-04-11 1987-04-11 排気ガス浄化用触媒 Pending JPS63256141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985088A (ja) * 1995-09-21 1997-03-31 Mazda Motor Corp 排気浄化用触媒
US7811962B2 (en) 2001-10-01 2010-10-12 Basf Corporation Manufacture of exhaust articles for internal combustion engines

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823138A (ja) * 1981-08-03 1983-02-10 日産自動車株式会社 ヒユ−ズ回路板
JPS6271543A (ja) * 1985-09-24 1987-04-02 Mazda Motor Corp エンジンの排気ガス浄化用触媒

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