JPS63255449A - Frp製ロープの緊張定着方法 - Google Patents

Frp製ロープの緊張定着方法

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JPS63255449A
JPS63255449A JP8872187A JP8872187A JPS63255449A JP S63255449 A JPS63255449 A JP S63255449A JP 8872187 A JP8872187 A JP 8872187A JP 8872187 A JP8872187 A JP 8872187A JP S63255449 A JPS63255449 A JP S63255449A
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rope
tension
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hole
tension rod
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晴雄 犬飼
広岡 政之
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PS Concrete Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1.プレストレストコンクリート構造用の緊張
材や海洋構造物の接合用ロープ等として使用されるFR
P製ロープの緊張定着方法に関するものである。
(従来の技術) 従来のFRP製ロープの緊張定着方法は、第4図に示す
ように、アンカーヘッドHの貫通孔に挿入される楔Wの
内周面に凹凸を付け、この内周面をFRPIロープRの
端末の外周に当接させ、模作用により、当該FRPgロ
ープRの端末を挟持して図示しないジヤツキを用いてア
ンカーヘッドHを引張り、ロープRを緊張定着させるも
のであった。
(発明が解決しようとする問題点) FRP製ロープは、高引張り強度を有しているが、層間
剪断強度や圧縮強度が極めて低く、また、表面が弱いの
で損傷を受は易い。従って、上記従来の場合、楔の内周
面に凹凸が付けてあり、この凹凸部分への応力集中によ
って、当該ロープは引張強度以下で破断してしまい、長
手方向の引張強度を十分に生かすことができない。また
、上記凹凸のない楔を特別の操作をすることなく普通の
状態で使用、すると、FRP製ロープは、緊張定着操作
に際して、表面が非常に滑り易いために、楔の中心孔か
ら滑って抜は出てしまい緊張定着させることができず、
たとえ緊張定着できたとしても定着効率に大きなばらつ
きがあり、安定した緊張定着を行うのが極めて困難であ
るという欠点があった。
本発明は、上記従来の欠点にかんがみ、端末を引張って
FRP製ロープに緊張力を加えてもその端末が損傷を受
けたり抜は出てしまうことがなく十分な緊張力を保持し
、安定した緊張定着を行うことができるFRP製ロープ
の緊張定着方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、FRP製ロープ
が挿通される平滑な中心孔を有し複数の縦割り分割体か
らなり全体として外周面が円錐状をなす楔と、該楔が頭
部を突出した状態で挿入されるテーパ状の貫通孔を有し
引張操作用のテンションロッドが連結されたアンカーヘ
ッドとを備えた定着体を使用し、対象となる構造物端部
の内側に前記定着体を前記テンションロッドの先端が外
部に突出した状態にて配置し、透孔を有する支圧板の該
透孔に前記テンションロッドを挿通して該支圧板を前記
構造物の端部に固着し、前記FRP製ロープの他端側を
フリーな状態にしておいて前記テンションロッドを引張
操作し前記楔の頭部を前記支圧板の背面で押圧し該楔を
前記貫通孔へ押入した後、前記テンションロッドを引張
り緊張定着させることを特徴とするFRP製ロープの緊
張定着方法を要旨とするものである。
(作用) このように本発明に係るFRP製ロープの緊張定着方法
は、FRP製ロープが挿通される平滑な中心孔を有し複
数の縦割り分割体がらなり全体として外周面が円錐状を
なす楔と該楔が頭部を突出した状態で挿入されるテーパ
状の貫通孔を有し引張操作用のテンションロッドが連結
されたアンカーヘッドとを備えた定着体を、構造物の端
部に固定した支圧板の内側に前記テンションロッドの先
端が外部に突出した状態にて配置し、透孔を有する支圧
板の該透孔に前記テンションロッドを挿通して該支圧板
を前記構造物の端部に固着し、前記FRP製ロープの一
端側に対して他端側をフリーな状態にしておいて一端側
の前記テンションロッドを引張操作し前記楔の頭部を前
記支圧板の背面で抑圧し該楔を前記貫通孔へ押入した後
、模作用を十分に発揮させつつしかも前記FRP製ロー
ブを損傷させることなく引張り、安定した緊張定着をさ
せ得るものである。
(実施例) 次に、本発明の一実施例について、FRP製ロープをP
C緊張材として使用し、複数のロープを同時に引張り緊
張定着させる場合を例として、図面を参照しながら説明
する。    −第1図(a)、(b)及び(C)は1
本発明の一実施例に係るFRP[ロープの緊張定着方法
を示す一部縦断側面図である。
本発明に係るFRP製ロープの緊張定着方法は、FRP
@ロープ4が挿通される平滑な中心孔を有し複数の縦割
り分割体からなり全体として外周面が円錐状をなす楔2
と該楔2が頭部を突出した状態で挿入されるテーパ状の
貫通孔1aを有し引張操作用のテンションロッド5が連
結されるアンカーヘッド1とを備えた定着体3を使用す
る。そして、コンクリート構造物7の端部に固着した支
圧板8の外側に固定した仮設支圧板10の透孔1゜aに
前記テンションロッド5を挿通し、支圧板8の内側のシ
ース14内に前記定着体3を前記テンションロッド5の
先端が外部に突出した状態にて配置し、FRP製ロープ
・4の他端側をフリーな状態にしておいて当該テンショ
ンロッド5をセンターホールジヤツキ9で引張操作して
前記楔2の突出した頭部2bを前記仮設支圧板1oの背
面で押圧し該$2を前記貫通孔1aへ押入した後、当該
仮設支圧板10を取り外し、楔作用を十分に発揮させつ
つしかも前記FRP製ロープ4を損傷させることなく引
張り、定着体3を支圧板8の外側まで引張り出し、アン
カーヘッド1に螺合する定着ナツト6及び支圧板8を介
してコンクリート構造物7に安定した状態で複数のロー
プ4を緊張定着させる。
先ず1本発明の実施例に係る装置や部材について説明す
る。
第2図(a)はアンカーヘッドを示す正面図、同図(b
)は同図(a)のA−A断面図である。
アンカーヘッド1は、耐腐蝕性材料のセラミックス又は
金属等の短円柱状をなし、中央に後述のセンターホルジ
ャッキ9(第1図参照)による引張り操作用のテンショ
ンロッド5の雄ねじが螺合する雌ねじ1bが刻設され、
この雌ねじ1bの周囲に所定の間隔を置いて楔2が挿入
される複数の貫通孔1aを有し、当該各貫通孔1aの内
周面ICが楔2の外周面2Cに対応してテーパ状にして
あり、また、外周に雄ねじ1dが設けである。
第3図(a)及び(b)は、それぞ九楔を示す側面図及
び正面図である。
楔2は、セラミックス又は金属等の耐腐食性材料の2つ
の縦割り分割体からなり、全体として外周面2cが円錐
状をなし、ロープ4が挿通される中心孔2aを有し、こ
の中心孔2aの両端の直径がロープ4自体の直径よりも
若干大きく外法がりになって当該ロープ4に無用な外力
が加わらないようになっており、相互対向面2dをそれ
ぞれ適癌な厚さ分だけ一様に削除された形状をなし、大
径側の端部近傍に外周に沿って段付溝2fが設けである
。また、楔2は、内周面2eが凹凸のない平滑な状態に
仕上げられており、アンカーヘッド1の貫通孔1aに頭
部2bが突出した状態で挿入される。
FRP製ロープ4は、マトリックス樹脂及び複数の単繊
維で構成された複数の線材を撚り合わせてなり、上記複
数の線材は、長繊維を樹脂で含浸U、長手方向に引き揃
えながら成形用ダイスに通し、引き抜き、被覆材を被せ
、撚り集め、成形硬化させたものであって、上記単繊維
として、無機質系のガラス繊維、炭素繊維等、有機質系
の芳香族ポリアミド繊維等が適し、上記マトリックス樹
脂として、硬化剤を配合したエポキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱硬化性樹
脂が適している。
支圧板8は、複数のロープ4が一括挿通される透孔8a
を有し、コンクリート構造物7の端部に形成した凹部に
嵌め込み固定しである。
ロープ4を引張るためのセンターホールジヤツキ9は、
コンクリート構造物7の端面に設けた支圧板8に先端面
が当接されるラムチェア−11と。
テンションロッドSが挿通される中心孔を有するシリン
ダー12及び図示しないラム等を備え、当該ラムの運動
によって、テンションロッド5及びこのテンションロッ
ド5の先端に螺合する締付ナツト13を介してロープ4
に緊張力を付与するものである。
次に、本発明に係るFRP製ロープの緊張定着方法の一
例について説明する。
第1図(a)において、コンクリート構造物7の両端間
に空洞を形成し、空洞の両開口端部に支圧板8を固着す
るとともに、この支圧板8の内面に先端が当接するシー
ス14を予め設けておく。ロープ4の端部を各貫通孔1
aに挿通するとともに頭部2aが突出した状態で楔2を
挿入したアンカーヘッド1をコンクリート構造物7の両
端のシース14内に所定間隔を置いて配置し、当該各ア
ンカーヘッド1にテンションロッド5を連結し、当該テ
ンションロッド5が外部に突出した状態にてアンカーヘ
ッド1及び模2からなる定着体3をシース14内に収納
する。
次に1分割型の仮設支圧板1oの透孔10aにテンショ
ンロッド5を挿通させてその仮設支圧板10を支圧板8
の外側に重ねて固定した後、他方の端部をフリーな状態
にしておいて、ロープ4の一端側において仮設支圧板1
0に先端を当接させたラムチェアー11に支持されたセ
ンターホールジヤツキ9を所定の位置に配置し、センタ
ーホールジヤツキ9の頭部に端面を当接させて締付ナツ
ト13をテンションロッド5に螺着した後、センターホ
ールジヤツキ9を伸長操作することにより。
テンションロッド5を介して定着体3を仮設支圧板10
の方向へ引張り各楔2の頭部2bを前記仮設支圧板10
の背面で押圧し当該各楔2を前記貫通孔1aへ押入する
。このように各楔2を前記貫通孔1a八押入する操作を
両端について順次行い。
その後両端共に、第1図(b)に示すように、仮設支圧
板10を取り外し、アンカーヘッド1に定着ナツト6を
螺合させ、支圧板8に先端を当接させたラムチェア−1
1に支持されたセンターホールジヤツキ9を所定の位置
に配置し、前述と同様にセンターホールジヤツキ9の頭
部に端面を当接させて締付ナツト13をテンションロッ
ド5に螺着した後、センターホールジヤツキ9を伸長操
作することにより、定着ナツト6の外周に設けた複数の
穴6aに引掛はスパナを掛けて定着ナツト6を支圧板8
に当接する位置まで回し、当該各ロープ4に所要の緊張
力を付与し、第111(C)に示すように、アンカーヘ
ッド1に螺合する定着ナツト6をもって両端共に締結し
て、コンクリート構造物7にロープ4を定着させる。上
記実施例において。
両定若体3共に前述と同様に他方をフリーな状態にして
おい・て、一方のテンションロッド5を介してセンター
ホルジャッキ9で一方ずつ順次引張り、各楔2の頭部2
bを前記仮設支圧板10の背面で押圧し当該各楔2を前
記貫通孔1aへ押入した後、前述と同様の方法で、いず
れか一方を先に定着させ、その後他方のテンションロッ
ド5を引張り、ロープ4を緊張定着させることも可能で
ある。
なお1本発明に係るFRP製ロープの緊張定着方法は、
海岸近辺の構造物の接合用ロープ、軽量で高抗張力と電
気絶縁性を要する通信ケーブルの端末加工、吊り横用補
張ロープなどの産業用補強材としてのFRP製ロープの
端末等にも適用が可能であり、FRP製ロープは、スパ
イラル型、ストランド型その他の任意の形式のものでよ
く、楔2は、2分割に限らず3分割以上に分割してもよ
1鳥。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成され、FRPjlロープが挿
通される平滑な中心孔を有し複数の縦割り分割体からな
り全体として外周面が円錐状をなす楔と、該楔が頭部を
突出した状態で挿入されるテーパ状の貫通孔を有し引張
操作用のテンションロッドが連結されたアンカーヘッド
とを備えた定着体を使用することにより、楔の中心孔が
平滑なので、端末を引張ってFRP@ロープに緊張力を
加えてもその端末が損傷を受けることがなく、対象とな
る構造物端部の内側に前記定着体を前記テンションロッ
ドの先端が外部に突出した状態にて配置し、透孔を有す
る支圧板の該透孔に前記テンションロッドを挿通して該
支圧板を前記構造物の端部に固着し、前記FRP製ロー
プの他端側をフリーな状態にしておいて前記テンション
ロッドを引張操作し前記楔の頭部を前記支圧板の背面で
押圧し該模を前記貫通孔へ押入した後、前記テンション
ロッドを引張り緊張定着させることにより、楔作用を十
分に発揮させることができ、ロープが楔の中心孔から滑
って抜は出てしまうことがなく所要の緊張力を保持し、
安定した緊張定着を行うことができる等の効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)及び(c)は本発明の一実施例
に係るFRP@ロープの緊張定着方法を示す一部縦断側
面図、第2図(a)はアンカーヘッドを示す正面図、同
図(b)は同図(a)のA−A断面図、第3図(a)及
び(b)はそれぞれ模を示す側面図及び正面図、第4図
は従来のFRP製ロープの緊張定着方法の要部を示す縦
断面図である。 1:アンカーヘッド、1a:貫通孔、1b=雌ねじ、1
c:内周面、1d:雄ねじ、2:楔、2a:中心孔、2
b:頭部、2c:外周面、2e:内周面、3:定11.
4:ロープ、5:テンションロッド、7:コンクリート
構造物、8:支圧板、10:仮設支圧板、10a:透孔 第2図 第2図 第3図 第3図 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. FRP製ロープが挿通される平滑な中心孔を有し複数の
    縦割り分割体からなり全体として外周面が円錐状をなす
    楔と、該楔が頭部を突出した状態で挿入されるテーパ状
    の貫通孔を有し引張操作用のテンションロッドが連結さ
    れたアンカーヘッドとを備えた定着体を使用し、対象と
    なる構造物端部の内側に前記定着体を前記テンションロ
    ッドの先端が外部に突出した状態にて配置し、透孔を有
    する支圧板の該透孔に前記テンションロッドを挿通して
    該支圧板を前記構造物の端部に固着し、前記FRP製ロ
    ープの他端側をフリーな状態にしておいて前記テンショ
    ンロッドを引張操作し前記楔の頭部を前記支圧板の背面
    で押圧し該楔を前記貫通孔へ押入した後、前記テンショ
    ンロッドを引張り緊張定着させることを特徴とするFR
    P製ロープの緊張定着方法。
JP8872187A 1987-04-13 1987-04-13 Frp製ロープの緊張定着方法 Expired - Lifetime JPH0641704B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0462713U (ja) * 1990-10-04 1992-05-28
CN110725203A (zh) * 2019-11-18 2020-01-24 深圳市市政设计研究院有限公司 一种叉耳式吊杆锚固结构

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