JPS63255045A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、被検体に向けて送波した超音波の反射成分を
受波して診断に供する超音波診断ＶＣ＠に関する。

（従来の技術） ドツプラ情報に基づいて血流速度を求める超音波診断装
置においては、画像表示ラスタにおける１ラスタのデー
タを得るのに同一方向に超音波ビームを複数回送受信す
ることが必要となる。この同一方向への送受信の回数が
多い程ドプラ偏移周波数の分解能が向上し、速度分解能
が向上する反面、１画面を構成するのに要する時間が増
加するためリアルタイム性が悪くなり、例えば心臓など
の循環器系の診断でしばしば問題となる。

例えば、通常のＢモード画像では、心臓を見る場合には
３０フレームが適当と考えられており、１画面の超音波
ラスタ数を１２０本とすると超音波送受信の繰り返し周
波数を３．６　ＫＨ２とすることで３０フレームとする
ことが可能であるが、ドツプラ情報収集においては、１
ラスタを得るための送受信の回数を１０回とすると、視
野角を減らすかラスタピッチを大きくしてラスタ数を半
分の６０本とし、更に送受信の繰り返し周波数を６にＨ
ｚとしても、フレーム数は１０フレ一ム程度にしかなら
ない。これは次式より明らかである。

但し、Ｆ：フレーム数（１／５ｅｃ） ＰＲＦ：送受信繰り返し周波数 ｎ：１ラスクのデータを得るのに必要な送受信の回数（
通常のＢモード像では１）Ｎ：ラスタ数 ところで、上記のようにフレーム数が少ない場合に、見
かけ上３０フレーム／秒で表示する方法として以下に述
べる方式が知られている。

それは、第４図に示すように、１心拍毎に心電図信号の
Ｒ波からΔｔ　（１／３０秒）づつ遅らせた時相の画像
を１画面づつ画像メモリに録画し、これを１／３０秒に
１画面のスピードで順番に読み出して表示することによ
って見かけ上３０フレーム／秒の画像表示を実現する方
式である。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記方式により３０フレームの画像を得
ようとした場合、画像メモリへの録画に３０心拍分もの
時間を要するという問題がおる。

そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、その目的
とするところは、ループ再生に供される多雨面分の画像
情報の録画時間の短縮を図った超音波診断装置を提供す
ることにある。

「発明の構成」 （問題点を解決するための手段） 本発明は、被検体の同一部位における多雨面分の超音波
画像情報を記憶手段に記憶し、これをループ再生する超
音波診断装置において、被検体の１心拍当り複数画面分
の超音波画像情報を心拍毎に異なる心時相で複数心拍分
収集してこれを前記記憶手段に書き込むと共に、書き込
まれた超音波画像情報を心時相的に連続する順に読み出
すシステムコントローラを具備するものである。

（作　用） １心拍当り複数画面分の超音波画像情報を心拍毎に異な
る心時相で複数心拍分収集して記憶手段に書き込み、そ
れを心時相的に連続する順に読み出すことで、見かけ工
高フレーム数でのループ再生が可能となる。この場合、
従来のように１心拍毎に心電図信号のＲ波からΔを秒づ
つ遅らせた時相の画像を１画面づつ録画する方式ではな
いから、ループ再生に要する所定枚数分の録画時間が従
来に比して短縮される。

（実施例） 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

同図に示すように本実施例装置は、超音波プローブ７０
．送受信手段７１．血流情報演算手段７３、第１の多画
面画像メモリ７４．第２の多画面画像メモリ７５．シス
テムコントローラ７６゜表示用ビデオ信号発生手段７７
、テレビ（ＴＶ）モニタ７８．生体現象測定手段７９を
有する。

超音波プローブ７０は、摺数の超音波振動子をアレイ状
に配列して成り、超音波の送受を行うものであり、送受
信手段７１に接続されている。

この送受信手段７１は、超音波プローブ１に励振パルス
を送出する送信器７１ａと、この励振パルス印加により
被検体（図示せず）に向けて送波された超音波の反射成
分を受信する受信器７１ｂ　　−とを有して成る。そし
てこの受信器７１ｂによる受信信号は、後段に配置され
た血流情１１１演算手段７３及び第１の多画面画像メモ
リ７４に送出されるようになっている。

血流情報演算手段７３は、受信器７１ｂよりの受信信号
に基づいて被検体の血流画像情報を算出するものであり
、この算出結果は、後段に配置された第２の多画面画像
メモリ７５に送出されるようになっている。ここで、こ
の第１．第２の多画面メモリ７４．７５によって本発明
における記憶手段が形成される。

表示用ビデオ信号発生手段７７は、第１．第２の多画面
画像メモリ７４．７５の記憶内容、及び生体現象測定手
段７９の測定結果に基づいて表示用ビデオ信号を発生す
るものであり、このビデオ信号は、後段に配置されたＴ
Ｖモニタ７８に送出され、ここで表示されるようになっ
ている。

システムコントローラ７６は本実施例装置全体の動作制
御を司るもので、送信器７１ａ、受信器７１ｂ、血流情
報演算手段７３．第１．第２の多画面画像メモリ７４．
７５はこのシステムコントローラ７６の制御下にある。

特に本実施例においてこのシステムコントローラ７６は
、１心拍当り複数回面分の超音波画像情報（Ｂモード画
像情報及び血流画像情報）を心拍毎に異なる心時相で複
数心拍分収集するようになっており、Ｂモード画像情報
は第１の多画面画像メモリ７４に、血流画像情報は第２
の多画面画像メモリ７５にそれぞれ囚き込まれるように
なっている。また、第１．第２の多画面画像メモリ７４
．７５からの情報読み出しは、システムコントローラ７
６の制御により、心時相的に連続する順に行われる。

更に、生体現象測定手段７９は、被検体の生体現象を測
定するものであり、本実施例では心起電力を測定する心
電計が適用されている。

次に上記構成の作用について説明する。

システムコントローラ７６の制御下で送受信手段７１に
より超音波送受信が行われる。そして、被検体の特定部
位（例えば心Ｒ）のＢモード像情報は第１の多画面画像
メモリ７４に書き込まれ、血流情報演算手段７３によっ
て算出された血流画像情報は第２の多画面画像メモリ７
５に書き込まれる。

ここで、第１．第２の多画面画像メモリ７４゜７５には
、１心拍当り複数回面分の超音波画像情報が心拍毎に異
なる心時相で複数心拍分書き込まれ、また、書き込まれ
た画像情報は心時相的に連続する順に読み出される。

第２図及び第３図はこの書き込み及び読み出しを模式的
に示している。ここで、第１．第２の多画面画像メモリ
７４．７５のそれぞれにおいて画像情報記憶エリアを３
分割してこれを便宜上メモリ１，２．３と表わし、各メ
モリ１，２．３にはそれぞれ複数回面分の画像情報を書
き込めるものとする。先ず第２図に示すように心電図信
号のＲ波から画像情報書き込みを開始して１心拍分の画
像情報がメモリ１に書き込まれる。（１画面をスキャン
する時間が１／１０秒で１心拍が１秒でおれば１０枚分
の画像情報が書き込まれることになる）。次の心拍では
Ｒ波からΔｔ　（１／３０秒）送らせた時相から吉き込
みを開始して１心拍分（１０枚分）の画像情報がメモリ
２に書き込まれ、更に次の心拍ではＲ波から２Δを遅ら
せた時相から書き込みを開始して１心拍分（１０枚分）
の画像情報がメモリ３に書き込まれる。これにより、１
心拍当り複数回面分の超音波画像情報が心拍毎に異なる
心時相で複数心拍分書き込まれたことになる。

次に、第３図に示すようにメモリ１，２．３から交互に
１画面づつ順に画像情報を読み出す。すなわち、心時相
的に連続する順に画像情報を読み出すのである。読み出
された画像情報は表示用ビデオ信号発生手段７７に取り
込まれ、ここで発生されたビデオ信号に基づいてＴＶモ
ニタ７８に被検体のＢモード画像及び血流画像が重畳表
示される。この画像表示において、第１．第２の多画面
画像メモリ７４．７５からの１画面読み出し速度を１／
３０秒とすることで見かけ上３０フレーム／秒の画像表
示が実現される。尚、上記の情報収集において超音波の
ラスタは第４図に示すように右端から順番にスキャンす
ればよい。

このように本実施例装置においては、１心拍当り複数回
面分の超音波画像情報を心拍毎に異なる心時相で複数心
拍分収集して記憶手段８０に書き込み、これを心時相的
に連続する順に読み出すことで見かけ工高フレーム数で
のループ再生を可能としており、従来のように、１心拍
毎に心電図信号のＲ波からΔを秒づつ遅らせた時相の画
像を１画面づつ録画するものではないので、ループ再生
に供される多雨面分の画像情報の録画時間を大幅に短縮
することができる。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が
可能である。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、ループ再生に供さ
れる多雨面分の画像情報の録画時間の短縮を図った超音
波診断装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る超音波診断装置の一実施例を示す
ブロック図、第２図乃至第４図は同上装置の作用説明図
、第５図は従来装置の作用説明図である。 ７６・・・システムコントローラ。 ８０・・・記憶手段。 代理人　弁理士　三　　澤　　正　　義弟３図　第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被検体の同一部位における多画面分の超音波画像情報を
   記憶手段に記憶し、これをループ再生する超音波診断装
   置において、被検体の１心拍当り複数画面分の超音波画
   像情報を心拍毎に異なる心時相で複数心拍分収集してこ
   れを前記記憶手段に書き込むと共に、書き込まれた超音
   波画像情報を心時相的に連続する順に読み出すシステム
   コントローラを具備することを特徴とする超音波診断装
   置。