JPS6325315Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325315Y2 JPS6325315Y2 JP14374683U JP14374683U JPS6325315Y2 JP S6325315 Y2 JPS6325315 Y2 JP S6325315Y2 JP 14374683 U JP14374683 U JP 14374683U JP 14374683 U JP14374683 U JP 14374683U JP S6325315 Y2 JPS6325315 Y2 JP S6325315Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- timing belt
- belt pulley
- pulley
- timing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、エンジンのベルト駆動装置に関す
るものである。
るものである。
一般に自動車においては、タイミングベルトに
よつてエンジンのカムシヤフトを該エンジンと同
期回転させ、あるいはＶベルトによつて発電機や
クーラコンプレツサ等の補器類を駆動することが
行なわれている。そしてエンジンのベルト駆動装
置は上記タイミングベルトやＶベルトをエンジン
の出力によつて駆動するためのものであり、この
ベルト駆動装置の１つとして、従来、クランクシ
ヤフトにタイミングベルトを駆動するタイミング
ベルトプーリと該プーリの外方に位置してＶベル
トを駆動するＶベルトプーリとを並設したものが
ある。
よつてエンジンのカムシヤフトを該エンジンと同
期回転させ、あるいはＶベルトによつて発電機や
クーラコンプレツサ等の補器類を駆動することが
行なわれている。そしてエンジンのベルト駆動装
置は上記タイミングベルトやＶベルトをエンジン
の出力によつて駆動するためのものであり、この
ベルト駆動装置の１つとして、従来、クランクシ
ヤフトにタイミングベルトを駆動するタイミング
ベルトプーリと該プーリの外方に位置してＶベル
トを駆動するＶベルトプーリとを並設したものが
ある。
しかしながらこのようなタイミングベルトプー
リとＶベルトプーリとを並設したベルト駆動装置
では、その作動中にＶベルトの糸がほつれると、
この糸がＶベルトプーリの取付部に巻き付き、そ
れがタイミングベルトのカバーと接触して異音が
発生し、さらにはこのＶベルトの糸がタイミング
カバーの隙間を通つてタイミングベルトプーリに
巻き付き、これによりタイミングベルトの歯とび
現象が起きてエンジンが誤作動するという問題が
あつた。
リとＶベルトプーリとを並設したベルト駆動装置
では、その作動中にＶベルトの糸がほつれると、
この糸がＶベルトプーリの取付部に巻き付き、そ
れがタイミングベルトのカバーと接触して異音が
発生し、さらにはこのＶベルトの糸がタイミング
カバーの隙間を通つてタイミングベルトプーリに
巻き付き、これによりタイミングベルトの歯とび
現象が起きてエンジンが誤作動するという問題が
あつた。
また従来より、上述のタイミングベルトプーリ
とＶベルトプーリとを並設したベルト駆動装置に
おいて、実開昭54−173112号公報に示されるよう
に、タイミングベルトカバーとタイミングベルト
ガイドとの間に迷路を形成し、タイミングベルト
カバー内に水が侵入するのを防止するようにした
ものがあり、この構造の装置では上述のＶベルト
の糸がタイミングベルトプーリに巻き付いてタイ
ミングベルトが歯とびするという問題は解消でき
るものと考えられる。しかしながらこの構造の装
置においても、Ｖベルトの糸がＶベルトプーリの
取付部に巻き付いてタイミングベルトカバーと接
触し、異音が発生するという問題は依然として残
るものである。
とＶベルトプーリとを並設したベルト駆動装置に
おいて、実開昭54−173112号公報に示されるよう
に、タイミングベルトカバーとタイミングベルト
ガイドとの間に迷路を形成し、タイミングベルト
カバー内に水が侵入するのを防止するようにした
ものがあり、この構造の装置では上述のＶベルト
の糸がタイミングベルトプーリに巻き付いてタイ
ミングベルトが歯とびするという問題は解消でき
るものと考えられる。しかしながらこの構造の装
置においても、Ｖベルトの糸がＶベルトプーリの
取付部に巻き付いてタイミングベルトカバーと接
触し、異音が発生するという問題は依然として残
るものである。
この考案は、かかる従来の問題点に鑑み、Ｖベ
ルトの糸のほつれによる異音の発生及びタイミン
グベルトの歯とび現象の発生を防止したエンジン
のベルト駆動装置を提供せんとするものである。
ルトの糸のほつれによる異音の発生及びタイミン
グベルトの歯とび現象の発生を防止したエンジン
のベルト駆動装置を提供せんとするものである。
そこでこの考案は、クランクシヤフトにタイミ
ングベルトプーリとその外側に位置してＶベルト
プーリとを並設し、タイミングベルト及びタイミ
ングベルトプーリをカバーするタイミングベルト
カバーを設けたエンジンのベルト駆動装置におい
て、ＶベルトプーリにＶベルトプーリ本体とタイ
ミングベルトカバーとの間にて該Ｖベルトプーリ
の半径方向にへこんだ溝を形成し、この溝内にＶ
ベルトからほつれた糸を巻き取るようにしたもの
である。
ングベルトプーリとその外側に位置してＶベルト
プーリとを並設し、タイミングベルト及びタイミ
ングベルトプーリをカバーするタイミングベルト
カバーを設けたエンジンのベルト駆動装置におい
て、ＶベルトプーリにＶベルトプーリ本体とタイ
ミングベルトカバーとの間にて該Ｖベルトプーリ
の半径方向にへこんだ溝を形成し、この溝内にＶ
ベルトからほつれた糸を巻き取るようにしたもの
である。
以下、本考案の実施例を図について説明する。
図面は本考案の一実施例によるエンジンのベル
ト駆動装置を示す。図において、１はエンジンの
クランクシヤフトで、該クランクシヤフト１には
外周面に歯を有するタイミングベルトプーリ２が
嵌装され、これはキー（図示せず）によつて回り
止めされており、該タイミングベルトプーリ２と
カムシヤフトのプーリ（図示せず）との間には内
面に歯を有するタイミングベルト３が張設されて
いる。このタイミングベルトプーリ２及びタイミ
ングベルト３の外側にはこれらを覆うタイミング
ベルトカバー４が配設され、該カバー４はエンジ
ンの側壁５に取付けられている。
ト駆動装置を示す。図において、１はエンジンの
クランクシヤフトで、該クランクシヤフト１には
外周面に歯を有するタイミングベルトプーリ２が
嵌装され、これはキー（図示せず）によつて回り
止めされており、該タイミングベルトプーリ２と
カムシヤフトのプーリ（図示せず）との間には内
面に歯を有するタイミングベルト３が張設されて
いる。このタイミングベルトプーリ２及びタイミ
ングベルト３の外側にはこれらを覆うタイミング
ベルトカバー４が配設され、該カバー４はエンジ
ンの側壁５に取付けられている。
また上記クランクシヤフト１にはタイミングベ
ルトカバー４の外側においてＶベルトプーリ６の
取付部６ｂが嵌装され、これはボルト７によつて
上記タイミングベルトプーリ２とともに締付固定
されており、該Ｖベルトプーリ取付部６ｂの端部
６ｄはタイミングベルト３のベルトガイドとなつ
ている。このＶベルトプーリ６の本体６ａの外周
部には複数のＶ字状溝が形成され、該Ｖベルトプ
ーリ本体６ａと補器類のプーリ（図示せず）との
間には内面に複数のＶ字状突条部を有するポリＶ
ベルト８が張設されている。
ルトカバー４の外側においてＶベルトプーリ６の
取付部６ｂが嵌装され、これはボルト７によつて
上記タイミングベルトプーリ２とともに締付固定
されており、該Ｖベルトプーリ取付部６ｂの端部
６ｄはタイミングベルト３のベルトガイドとなつ
ている。このＶベルトプーリ６の本体６ａの外周
部には複数のＶ字状溝が形成され、該Ｖベルトプ
ーリ本体６ａと補器類のプーリ（図示せず）との
間には内面に複数のＶ字状突条部を有するポリＶ
ベルト８が張設されている。
そして上記Ｖベルトプーリ取付部６ｂにはＶベ
ルトプーリ本体６ａとタイミングベルトカバー４
との間において該Ｖベルトプーリ６の半径方向に
へこんだ溝６ｃが形成されている。
ルトプーリ本体６ａとタイミングベルトカバー４
との間において該Ｖベルトプーリ６の半径方向に
へこんだ溝６ｃが形成されている。
次に作用効果について説明する。
本装置において、その作動中にポリＶベルト８
から糸がほつれると、この糸はＶベルトプーリ６
の回転に伴つてその取付部６ｂの溝６ｃ内に巻き
付くこととなり、この巻き付いた糸がタイミング
ベルトカバー４と接触し、あるいはタイミングベ
ルトプーリ２に巻き付くことはほとんどない。
から糸がほつれると、この糸はＶベルトプーリ６
の回転に伴つてその取付部６ｂの溝６ｃ内に巻き
付くこととなり、この巻き付いた糸がタイミング
ベルトカバー４と接触し、あるいはタイミングベ
ルトプーリ２に巻き付くことはほとんどない。
従つて本装置では、Ｖベルトからほつれた糸に
よる異音の発生やタイミングベルトの歯とび現象
の発生を防止できる。
よる異音の発生やタイミングベルトの歯とび現象
の発生を防止できる。
なお上記実施例では外周面に複数のＶ字状溝を
有するポリＶベルト用のＶベルトプーリを用いた
が、このＶベルトプーリは外周面に１つのＶ字状
溝を有するものであつてもよい。
有するポリＶベルト用のＶベルトプーリを用いた
が、このＶベルトプーリは外周面に１つのＶ字状
溝を有するものであつてもよい。
以上のように本考案によれば、クランクシヤフ
トにタイミングベルトプーリとその外側に位置し
てＶベルトプーリとを並設し、タイミングベルト
プーリ及びタイミングベルトの外側にこれらをカ
バーするタイミングベルトカバーを配設したエン
ジンのベルト駆動装置において、Ｖベルトプーリ
にＶベルトプーリ本体とタイミングベルトカバー
との間において該Ｖベルトプーリの半径方向にへ
こんだ溝を形成し、この溝内にＶベルトからほつ
れた糸を巻き取るようにしたので、異音の発生や
タイミングベルトの歯とび現象の発生を防止でき
る効果がある。
トにタイミングベルトプーリとその外側に位置し
てＶベルトプーリとを並設し、タイミングベルト
プーリ及びタイミングベルトの外側にこれらをカ
バーするタイミングベルトカバーを配設したエン
ジンのベルト駆動装置において、Ｖベルトプーリ
にＶベルトプーリ本体とタイミングベルトカバー
との間において該Ｖベルトプーリの半径方向にへ
こんだ溝を形成し、この溝内にＶベルトからほつ
れた糸を巻き取るようにしたので、異音の発生や
タイミングベルトの歯とび現象の発生を防止でき
る効果がある。
図面は本考案の一実施例によるエンジンのベル
ト駆動装置の断面図である。 １……クランクシヤフト、２……タイミングベ
ルトプーリ、３……タイミングベルト、４……タ
イミングベルトカバー、６……Ｖベルトプーリ、
６ａ……Ｖベルトプーリ本体、６ｃ……溝、８…
…ポリＶベルト。
ト駆動装置の断面図である。 １……クランクシヤフト、２……タイミングベ
ルトプーリ、３……タイミングベルト、４……タ
イミングベルトカバー、６……Ｖベルトプーリ、
６ａ……Ｖベルトプーリ本体、６ｃ……溝、８…
…ポリＶベルト。
Claims (1)
- エンジンのクランクシヤフトにタイミングベル
トを駆動するタイミングベルトプーリと該タイミ
ングベルトプーリの外方に位置してＶベルトを駆
動するＶベルトプーリとが装着され、上記タイミ
ングベルト及びタイミングベルトプーリをカバー
するタイミングベルトカバーが配設され、上記Ｖ
ベルトプーリにはＶベルトプーリ本体と上記タイ
ミングベルトカバーとの間において該Ｖベルトプ
ーリの半径方向にへこんだ溝が形成されているこ
とを特徴とするエンジンのベルト駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14374683U JPS6052355U (ja) | 1983-09-17 | 1983-09-17 | エンジンのベルト駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14374683U JPS6052355U (ja) | 1983-09-17 | 1983-09-17 | エンジンのベルト駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6052355U JPS6052355U (ja) | 1985-04-12 |
| JPS6325315Y2 true JPS6325315Y2 (ja) | 1988-07-11 |
Family
ID=30320772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14374683U Granted JPS6052355U (ja) | 1983-09-17 | 1983-09-17 | エンジンのベルト駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6052355U (ja) |
-
1983
- 1983-09-17 JP JP14374683U patent/JPS6052355U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6052355U (ja) | 1985-04-12 |
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