JPS63253074A - ピリミジン化合物 - Google Patents

ピリミジン化合物

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JPS63253074A
JPS63253074A JP62086502A JP8650287A JPS63253074A JP S63253074 A JPS63253074 A JP S63253074A JP 62086502 A JP62086502 A JP 62086502A JP 8650287 A JP8650287 A JP 8650287A JP S63253074 A JPS63253074 A JP S63253074A
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Japan
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liquid crystal
compound
dimethyl
optically active
pyrimidine
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Toshihiro Shibata
俊博 柴田
Norio Kurosawa
則夫 黒沢
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Adeka Corp
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Adeka Argus Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、強誘電性スメクチック液晶の電界への応答を
利用した、電気光学素子として有用な液晶化合物である
、光学活性なピリミジン化合物に関するものである。
液晶は、種々の電気光学素子として応用され、時計や電
卓等の表示に実用化されてきている。現在実用化されて
いる液晶表示素子は、ネマチック液晶やコレステリック
液晶の誘電的配列効果を利用したものが大部分である。
しかし、期待されている画素数の多い表示素子への応用
に当たっては応答性の点や、駆動マージンが取れないこ
とによるコントラスト、視角特性等の点で問題になって
いる。そのため、各画素毎にスイッチング素子を形成す
るMOSパネルやTPTパネルの研究開発が盛んに行わ
れている。
米国特許第4367924号には、かかる液晶素子の欠
点を除去するスメクチック相を用いた新しい表示原理に
よる液晶素子が開示されている。
又、光学的に活性な分子からなるスメクチックC*相あ
るいはH相を示す液晶化合物は、一般に電気双極子密度
Pを有し、強誘電的であることが知られている。これら
のカイラルスメクチック液晶には電気双極子が存在する
ので誘電異方性によるよりも電場の作用を強く受け、こ
の作用力はPの極性が電場と平行な方向を向くという性
質があるので、印加した電場の方向を反転させることに
より分子の方向を制御することができる。そしてこの分
子の平均的な長軸方向の変化を2枚の偏光板を用いて検
出することにより、電気光学素子として利用できる。
このスメクチックC*相またはH相の電界への応答を利
用した電気光学素子は、その自発分極と電界の及ぼす作
用力が、誘電異方性によるものより3〜4桁大きいので
、TN型液晶素子に比べ優れた高速応答性を有し、かつ
、適当な配向制御を行うことによって記憶機能を持たす
ことが可能であり、高速光学シャッター又は表示情報量
の多いディスプレイ等への応用が期待されるものである
この様な強誘電性を有するカイラルスメクチック液晶材
料については、これまでも種々の化合物が合成され、そ
の性質について研究されている。
例えば、特開昭61−93170号公報には光学活性な
2−(4−アルコキシフェニル)−5−アルキルピリミ
ジン化合物が、また、特開昭61−129169号公報
には光学活性な2−(4−?&換アルコキシフェニル)
−5−アルキルピリミジン化合物が水分に対して安定で
あり、また広い温度範囲でカイラルスメクチック相を呈
する化合物として提案されている。
しかしながら、該化合物においてもその使用可能温度域
は限定されており、特に低温側での特性が不十分であり
実用上は満足できるものではなかった。
本発明者等は、より広い温度範囲にわたってカイラルス
メクチック相を呈するピリミジン系の液晶化合物につい
て鋭意検討を重ねた結果、不斉炭素原子を有する特定の
アルケニルオキシ基またはアルケノイルオキシ基を有す
る、次の一般式で表される光学活性なフェニルピリミジ
ン化合物が、特に低温域を含む広い温度範囲にわたって
カイラルスメクチック相を呈することを見出し、本発明
を完成した。
(式中、nは4〜18を示し、Xは−CH,−または−
CO−を示し、本は不斉炭素原子を示す。)本発明の上
記一般式で表される化合物はフェニルピリミジン化合物
を合成する一般的な方法で製造することが可能である。
例えば、5−n−アルキル−2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)ピリミジンを光学活性な3,7−ジメチル−6−
オクテノールによりエーテル化する方法またはD−シト
ロネリル酸(3,7−ジメチル−6−オクテン酸)によ
りエステル化する方法、あるいは、4−シアノフェノー
ルをエーテル化またはエステル化した後、これを常法に
よりピリミジン化する方法によって製造することができ
る。
5−アルキル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピリミ
ジン化合物はピリミジン化合物を製造する一般的な方法
、例えば、4−シアノフみノールを常法によりベンジル
エーテル化し、次いでこれを4−ベンジロキシベンズア
ミジン塩酸塩とし、次いでn−アルキルマロン酸ジエス
テルと反応させて2−(4−ベンジロキシフェニル)−
4,6−シヒドロキシー5−n−アルキルピリミジンと
し、次いでクロル化、還元することによって製造するこ
とができる。
かくして得られる本発明の一般式で表される化金物は単
独で液晶材料として使用できる他、他の液晶化合物と混
合して用いることもできる。
以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 2− (4−(3,7−ジメチル−6−オクテノキシ)
フェニル)−5−n−オクチルピリミジンの合成(1)
3.7−ジメチル−6−オクテノールの製造15.4 
gの光学活性な3,7−ジメチル−6−オクテナールを
エタノール50a+1に溶解し、室温で19.0 gの
水素化ホウ素ナトリウムを5分を要して加え、その後室
温で2時間攪拌した。
反応混合物を充分に濃縮した後水50m1を加え、ジエ
チルエーテルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後乾燥し、
溶媒を情夫することにより、13.7gの光学活性な3
.7−ジメチル−6−オクテノールを得た。
(2)2− (4−(3,7−ジメチル−6−オクテノ
キシ)フェニル)−5−n−オクチルピリミジンの製造
55%水素化ナトリウム0.37g及びジメチルホルム
アミド10dをとり、水冷下に2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−5−n−オクチルピリミジン2.0gとジメ
チルホルムアミド3mZの溶液を滴下し、滴下後1時間
室温で攪拌した。ここに、(1)で得られた光学活性な
3.7−ジメチル−6−オクテノールのp−トルエンス
ルホン酸エステル2.4gとジメチルホルムアミド3m
Zの溶液を滴下し、滴下後90℃で2時間攪拌した。冷
却後、反応液を200WLIの氷水中に注ぎ、ジエチル
エーテルで抽出し、乾燥後脱溶媒した。
残留物をシリカゲルカラムを用い、ヘキサン/エーテル
(9/1)を展開溶媒として精製し、光学活性な2− 
(4−(3,7−ジメチル−6−オクテノキシ)フェニ
ル)−5−n−オクチルピリミジン2.0gを得た。
赤外線分光分析(cm−’) 2940 (s)、2870 (m)、1610 (m
)、1590 (m)、1430 (s)、1250 
(s)、1170 (++)、800 (m)比旋光度 〔α〕。= +4.15@(28℃、cmi、CHCl
3溶液)この化合物を、ラビングにより配向処理を施し
た厚さ2μmのガラス透明電極セルに注入し、90℃に
加熱して等方性液体とした。
゛この液晶セルを直交ニコル下で15V、IHzの矩形
波を印加しながら冷却すると、21.5℃〜−12℃の
間で明瞭なスイッチング動作が確認された。
また、偏光顕微鏡による相形態観察により、以下のよう
な相転移をf!認した。
上記本発明の化合物は一12℃という低温を含む30℃
以上の広い温度範囲でSc”相を呈することが確認され
、低温において液晶温度を示す組成物を得るのに適して
いることは明らかである。
実施例2 2−(4−(3,7−ジメチル−6−オクテノキシ)フ
ェニル)−5−n−デシルピリミジンの合成2−(4−
ヒドロキシフェニル)−5−n−オクチルピリミジンに
代えて、2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−n〜デ
シルピリミジンを用いる他は実施例1と全く同様の操作
により、表記の化合物を合成した。
赤外線分光分析(c+m−’) 2940 (s)、2850 (s+)、1610 (
m)、1585 (m)、1430  (s)、125
0  (s)、1170  (n+)、 800  (
m)比旋光度 〔α〕。= +2.20° (28℃、cmi、CHC
l5溶液)この化合物を、ラビングにより配向処理を施
した厚さ2Jr1mのガラス透明電極セルに注入し、9
0℃に加熱して等方性液体とした。
この液晶セルを直交ニコル下で15V、IH2の矩形波
を印加しながら冷却すると、28.3℃〜−18℃の間
で明瞭なスイッチング動作が確認された。
また、偏光顕微鏡による相形態観察により、以下のよう
な相転移を確認した。
I30    SA −→Sc”−一→Cry29.8
  28.3  −18.0   (’C)上記本発明
の化合物は一18℃という低温を含む40℃以上の広い
温度範囲で50ds相を呈することが確認され、低温に
おいて液晶温度を示す組成物を得るのに適していること
は明らかである。
実施例3 2− (4−(3,7−ジメチル−6−オクテノイルオ
キシ)フェニル)−5−n−デシルピリミジンの合成り
一シトロネリル酸0.47 g 、  2− (4−ヒ
ドロキシフェニル)−5−n−デシルピリミジン0.7
8 g及びジシクロへキシルカルボジイミド0.55 
gをジクロルメタン5−に熔解した。ここに、4−ピロ
リジノピリジン0.1gを加え、室温で5時間撹拌した
脱溶媒後、ヘキサンを加え、生成したジシクロヘキシル
尿素をろ別した後へキサンを情夫した。
残留物をシリカゲルカラムを用い、ヘキサン/エーテル
(85/15)を展開溶媒として精製し、光学活性な2
−(4−(3,7−ジメチル−6−オクテノイルオキシ
)フェニル)−5−n−デシルピリミジン0.5gを得
た。
赤外線分光分析(cm−’) 2925 (s)、1760 (s)、1590 (m
)、1430 (s)、1200 (m)、800 (
m) 比旋光度 〔α〕 。・ +3.76@ (25℃、 C=L  
CHCl1 7容液)この化合物を、ラビングにより配
向処理を施した厚さ275mのガラス透明電極セルに注
入し、90℃に加熱して等方性液体とした。
この液晶セルを直交ニコル下で15v、IHzの矩形波
を印加しながら冷却すると、24.0℃〜I”Cの間で
明瞭なスイッチング動作が確認された。
また、偏光顕微鏡による相形態観察により、以下のよう
な相転移をl+1!認した。
上記本発明の化合物は1℃という低温を含む20℃以上
の広い温度範囲でSc’″相を呈し、また、上記化合物
はSc“相の下にSX相を有しており、低温側は一4℃
までスメクチックドメイン状態を保持することが61認
された。従って、上記化合物は低温において液晶温度を
示す組成物を得るのにも適していることが明らかである
実施例4 2− (4−(3,7−ジメチル−6−オクテノイルオ
キシ)フェニル)−5−n−オクチルピリミジンの合成
2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−n−デシルピリ
ミジンに代えて、2−(4−ヒドロキシフェニル)−5
−n−オクチルピリミジンを用いる他は実施例3と全く
同様の操作により、表記の化合物を合成した。
赤外線分光分析(cm−リ 2925 (s)、1760 (s)、1590 (m
)、1430 (s)、1200 (m)、800 (
m) ’比旋光度 〔α〕、・+3゜72° (25℃、C・1、CHCl
3 ?8液)この化合物を、ラビングにより配向処理を
施した厚さ2−のガラス透明電極セルに注入し、90℃
に加熱して等方性液体とした。
この液晶セルを直交ニコル下で15V、IH2の矩形波
を印加しながら冷却すると、12.5℃〜−3,8℃の
間で明瞭なスイッチング動作がIi1!認された。
また、偏光顕微鏡による相形態観察により、以下のよう
な相転移を確認した。
上記本発明の化合物は−3,8℃という低温を含む15
℃以上の広い温度範囲でSc”相を呈することが確認さ
れ、低温において液晶温度を示す組成物を得るのに適し
ていることは明らかである。
以上のように、本発明の化合物は室温以下の低温に液晶
温度を示す組成物を得るのに適した液晶化合物として、
また、室温以下の低温に液晶温度を示す組成物を得るの
に適したブレンド剤として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の一般式で表される光学活性なピリミジン化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは4〜18を示し、Xは−CH_2−または
    −CO−を示し、*は不斉炭素原子を示す。)
JP62086502A 1987-04-08 1987-04-08 ピリミジン化合物 Expired - Lifetime JPH0778042B2 (ja)

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JP62086502A JPH0778042B2 (ja) 1987-04-08 1987-04-08 ピリミジン化合物

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JPH0778042B2 JPH0778042B2 (ja) 1995-08-23

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JP (1) JPH0778042B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02117989A (ja) * 1988-10-27 1990-05-02 Adeka Argus Chem Co Ltd 強誘電性液晶組成物
US5013476A (en) * 1986-11-20 1991-05-07 Hoffmann-La Roche Inc. Liquid crystal compounds and indicating device employing same
EP0546298A2 (de) * 1991-11-08 1993-06-16 F. Hoffmann-La Roche Ag Fettsäureester, welche ein Pyridin- oder Pyrimidinring enthalten als Komponente Flüssigkristalline Gemische

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5013476A (en) * 1986-11-20 1991-05-07 Hoffmann-La Roche Inc. Liquid crystal compounds and indicating device employing same
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EP0546298A2 (de) * 1991-11-08 1993-06-16 F. Hoffmann-La Roche Ag Fettsäureester, welche ein Pyridin- oder Pyrimidinring enthalten als Komponente Flüssigkristalline Gemische
EP1160242A1 (de) * 1991-11-08 2001-12-05 Rolic AG Aromatische Fettsäureester

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JPH0778042B2 (ja) 1995-08-23

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