JPS63252302A - 高強度導電性細線 - Google Patents

高強度導電性細線

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Publication number
JPS63252302A
JPS63252302A JP8747587A JP8747587A JPS63252302A JP S63252302 A JPS63252302 A JP S63252302A JP 8747587 A JP8747587 A JP 8747587A JP 8747587 A JP8747587 A JP 8747587A JP S63252302 A JPS63252302 A JP S63252302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
copper
solder
strength
plating
Prior art date
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Pending
Application number
JP8747587A
Other languages
English (en)
Inventor
忠義 藤原
野間 哲郎
岸 靖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Wire Co Ltd
Original Assignee
Shinko Wire Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Wire Co Ltd filed Critical Shinko Wire Co Ltd
Priority to JP8747587A priority Critical patent/JPS63252302A/ja
Publication of JPS63252302A publication Critical patent/JPS63252302A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば医療機器、電子1!l器および産業
用ロボットなどの送信用ケーブルやコードを構成するた
めの高強度導電性細線に関するものである。
(従来技術) 送信用ケーブルやコードなどを構成するための導電性素
材としては−・般に銅線が使用される。しかしながらこ
の銅線を用いた場合には、ケーブルに軸り向引張り力や
繰返しの曲げが作用すると断線しやすいために、大きな
引張り強さなどを必要とする場合には構成素材として高
強度導電性素材が用いられる。
従来、高強度の1!電性素材として、銅めっき高炭素鋼
線やすずめつき高炭素II線などが知られている。前者
は比較的大きい肉厚の銅めつぎを施すことにより高い導
電性(I A CS (InternationaI 
Annealed Cupper 5tandard>
 15%以上のS電性)を維持しつつ、中心部の高炭素
aV+により大きい引張り強度や曲げ疲労特性を向上さ
せたものである。ところが、この銅めつき高炭素鋼線に
より構成したケーブルでは、接続用端子とケーブルの各
素線とをはんだ付けにより接続するに際し、銅めっき表
面の酸化などによる変化もあって上記鋼めっき鋼線にお
けるはんだ付は性は必ずしも十分でなく、このため接続
作業性および接続安定性が十分ではないという欠点を有
している。
また後者のすずめつき高炭素鋼線は、高炭素鋼線の表面
にすずめつきを施すことによりはんだ付は性を向上させ
たものであり、主としてすずめつき部分で通電が行なわ
れるため導電性は十分てはなく、さらに素地とはんだと
の接着性においても十分とはいえなかった。
(発明の目的) この発明は、高強度ではんだ付は性に優れ、かつ適当な
導電性を有する高強度導電性細線を提供するものである
(発明の構成) この発明は、高炭素鋼からなる線材の外表面に銅からな
る中間層が被着され、この中間層の外表面にすずまたは
はんだからなる表面層が被着されているように構成され
たものである。
上記構成によれば、中心部の高炭素鋼により軸方向引張
り力や繰返し曲げ応力に対して有効に抵抗でき、中間層
の銅により主としてS電性が発揮され、表面層のすすま
たははんだにより端子などとの接続に際して優れたはん
だ付は性が発揮される。特に銅の上にはんだめっきをす
ることにより鋼線表面に直接すずもしくははんだめっき
を施したものに比べ安定したはんだ付は性を有する。
(実施例) 第1図は素線(高強度導電性細線)1の横断面を示した
もので、この素線1は高炭素鋼からなる線材11の外表
面に銅からなる中間層12が被着され、この中間層12
の外表面にすずまたははんだからなる表面層13が被着
されているように構成されている。
表面層13のはんだは素線1の外表面に露出していれば
よく、その肉厚も表面層13の断面積が素線1の断面積
の1%以下となるように形成すればよい。
中間層12は素線1に対して要求される主として導Mt
9′能に応じて肉厚を決めればよく、第1図に示す素線
1においては中間層12の断面積が素線1の断面積の1
〜15%の範囲になるように形成されている。
中心部の線材11は素線1の引張り強さおよび疲労特性
を発揮する部分で、例えば所定の強さを有するいわゆる
ピアノ線(J l5G3502)などを所定の線径にし
て用い、例えば線径0.1#の素線1を形成すればよい
つぎに、この素線1の製造方法について第2図に基いて
説明する。原材料として線径5.5awのいわゆるピア
ノ線(J l5G3502,5WR882A)を用い、
まず伸縮処理P1を行う。
この伸線処理P1は、パテンティング処理と伸線加工と
を繰返すことにより線径5.5amの線材を所定の線径
にするもので、最終的に仕上げ用パチンディング処理P
2を行うことにより線材を強靭で微細なパーライト組織
に仕上げる。
この線材を脱スケール処理P3の後に、その外周面に銅
めっき処11P4を施して所定の断面積比率(例えば1
〜15%)に相当する肉厚の銅層を形成する。この銅め
っき処理P4には、公知のビロリン酸銅浴、シアン化銅
浴または硫酸銅浴などを用いればよい。そして、銅めっ
きされた線材の外周面にはんだめっき処理P5を施して
所定の断面積比率(例えば1%以下)に相当する肉厚の
はんだ層を形成する。これら銅めっき処理P4やはんだ
めっき処理P5は、例えば電気めっき法または溶融めっ
き法などにより行えばよい。
この二重にめっき処理した線材を線径が0.1履になる
ように仕上げ用の伸線側:[P6を施すことにより第1
図に示す素線1が得られる。ケーブルやコードなどの製
品を構成するには、この素線1を用いて任意の本数のよ
り線加工P7を行えばよい。
上記構成の素線1により構成されたケーブルでは、各素
線1と端子などとをはんだ付けにより接続するに際し、
素線1の外表面には表面層13のはんだが露出している
のではんだ付は性がよく、このため上記接続作業を迅速
かつ確実に行うことができる。また各素線1の中間層1
2には一定の肉厚の銅層が素線1の軸方向に連続してい
るので、主としてその銅層の量に応じた導電性が得られ
る。
ざらに8素111の中心′部にはピアノ線が位置してい
るので、素線1に作用する軸り向引張り力や繰返しの曲
げ応力に対して有効に抵抗することができる。
なお、ピアノ線は・一般に伸線側[により線径が小さく
なるほど単位面積当たりの引張り強さが大きくなること
から複数の素線1をより線にすることにより、そのより
線と同一断面積を有する単線と比較して、引張り強さを
大きくすることができ、また大きな柔軟性も得られる。
なお上記実施例において、表面層13ははんだ以外にも
すずによって形成してもよく、これによって表面層13
をはんだにより形成した場合と同様にはんだ付は性を向
上させることができる。
(具体例) ピアノ線に対して銅めっきを断面積比率で8%、はんだ
めっきを厚さで1μ、断面積比率で2%を施して直径0
.2履の供試体Aを形成した。この供試体Aと同じ線径
となるように、断面積比率で30〜40%に銅めっきし
たピアノ線を供試体B、断面積比率で4%にすずめつき
したピアノ線を供試体C1供試体Cと同じ比率ですずめ
つきした軟銅線を供試体りとしてそれぞれ形成した。
上記供試体A、B、C,Dに関し、破断強度と、この破
断強度の10%を作用させた状態で曲率半径2sの曲げ
動作を繰返した場合の破断までの曲げ回数と、1m性お
よびはんだ付は性とについて試験した結果を第1表に示
す。
第1表 第1表によれば、この発明による供試体Aは、軟鋼線に
より構成された供試体りより極めて大きい引張り強さと
優れた曲げ疲労特性とを有するとともに、すずめつきだ
けがされた供試体Cより優れた導電性を有している。さ
らにはんだ付は性において、軟鋼線による供試体りや銅
めっきピアノ線による供試体Bは、この発明による供試
体Aよりかなり低い値を示している。これは銅表層が露
出しているために、その銅表層に異物が吸着したり銅表
層が酸化するためと考えられる。
また鋼線素地に直接すずめつきしたピアノ線による供試
体Bと比較しても、この発明による供試体へは第1表に
示すように高いはんだ付は性を有している。これは、こ
の供試体Aが鋼線の上に銅めっきをし、さらにすずめつ
きもしくははんだめっきをしたものであるために、銅め
っき表面がすずもしくははんだめっき層により保護され
、これによってはんだ付けのはんだと銅素地との接着性
がよくなるためと考えられる。
なおピアノ線に対して銅めっきを断面積比率で8%、は
んだめっきを断面積比率で2%を施して直径0.1mと
なるように形成した供試体を7本用いて外径0.3mm
のより線にして試験した場合、その破断荷重は13.1
5F、電気抵抗値は1.60/m、はんだ付は性(J 
l5C5033)は98%をそれぞれ示した。
(発明の効果) この発明の高強度at性細線は、中心部の高炭素鋼から
なる線材の外表面に対して、銅からなる中間層、すずま
たははんだからなる表面層がそれぞれ被着されているの
で、中心部の高炭素鋼により軸方向引張り力や繰返し曲
げ応力に対して有効に抵抗でき、中間層の銅により主と
して導電性が発揮され、表面層のすずまたははんだによ
り端子などとの接続に際して任意の長さに切断して使用
しても優れたはんだ付は性が発揮される。
したがって適当な導電性を有しつつ、端子などとの接続
作業を迅速かつ確実に行うことができ、しかも断線など
の事故も起こり難い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の横断面図、第2図は第1図
の^強度導電性細線の製造、[程を示すブロック図であ
る。 1・・・東線(^強度導電性細線)、11・・−線材、
12・・・中間層、13・・・表面層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、高炭素鋼からなる線材の外表面に銅からなる中間層
    が被着され、この中間層の外表面にすずまたははんだか
    らなる表面層が被着されていることを特徴とする高強度
    導電性細線。
JP8747587A 1987-04-08 1987-04-08 高強度導電性細線 Pending JPS63252302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8747587A JPS63252302A (ja) 1987-04-08 1987-04-08 高強度導電性細線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8747587A JPS63252302A (ja) 1987-04-08 1987-04-08 高強度導電性細線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63252302A true JPS63252302A (ja) 1988-10-19

Family

ID=13915944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8747587A Pending JPS63252302A (ja) 1987-04-08 1987-04-08 高強度導電性細線

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JP (1) JPS63252302A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736708A (ja) * 1980-08-12 1982-02-27 Sumitomo Electric Industries Denshibuhinriidosenyometsukitetsusen

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736708A (ja) * 1980-08-12 1982-02-27 Sumitomo Electric Industries Denshibuhinriidosenyometsukitetsusen

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