JPS63251220A - プラスチツク押出機のスクリユ−ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はプラスチック押出機のスクリューヘッドに関す
るものである。

［従来の技術］ 従来のプラスチック押出機のスクリューヘッドを第４図
により説明すると、先端にフランジ１を有し軸線方向に
延びる円筒状のバレル２内部に、軸及び軸の外周に螺旋
状部８を設けたスクリ二一５を回転自在に挿入する。該
スクリュー５先端にねじ穴４を設け、該ねじ穴４に、後
端部にねじ部６を形成したスクリューヘッド７を交換可
能に嵌め込み、両端にフランジ８．９を有する円筒状の
ケーシングｌＯでスクリューヘッド７の外部を覆うと共
にフランジ８をバレル２のフランジｌに取付ける。ケー
シングｌＯの先端のフランジ９には管路１１を取付け、
管路１１の先端を図示しないプラスチック押出し用のノ
ズルヘッドに取付ける。

第５図乃至第９図は交換用のスクリューヘッド７の形状
の説明図であり、第５図は外周に羽根等を取付けていな
いスクリュ−ヘッド７ａｓ第６図は軸線方向に延びる複
数の羽根１２を外周に対し円周方向に列状に取付けたス
クリューヘッド７ｂ、第７図は羽根１２の列を二段に設
けたスクリューヘッド７ｃ、第８図は羽根１２の列を三
段に設けたスクリューヘッド７ｄ、第９図は羽根１２の
列を三段に設は且つ羽根１２の列の一段ごとに羽根１２
の取付はピッチを１／２ずつずらしたスクリューヘッド
７ｅである。

プラスチック押出機で製造される製品の品質の良否はス
クリュー５の形状に大きく影響されるが、スクリュー５
の形状を全ての原料に対して最適となる形状にするのは
不可能であるため、スクリュー５の先端に羽根等の取付
は形状の異なるスクリューヘッド７を交換可能に取付け
ることにより全ての原料に対応し得るようにしている。

製品を製造する場合には、原料のプラスチック及び製品
の特性に最適なスクリューヘッド７を選定してスクリュ
ー５先端に取付けた後、スクリュー５後端のＡ側から原
料のプラスチックを供給し、バレル２を加熱すると共に
スクリュー５を原料が先端に向かう方向に回転すると原
料はバレル２内で溶融しながらスクリュー５と一体に回
転するスクリュー５先端のスクリューヘッド７まで送ら
れ、スクリューヘッド７に送られた原料は羽根１２で切
断及び混練されて管路１１から先端Ｂ側のプラスチック
押出し用ノズルヘッドに導かれ、製品の射出成形を行な
う。

［発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来のプラスチック押出機のスクリ
ューヘッドでは、使用する原料の種類や製品の特性に応
じて異なるスクリューヘッド７が多数必要であり、又近
年具なる原料を用いて製品の多層成形を行なう等の製品
の高品質化に対する要求及び新しいプラスチック原料の
開発に対応させるため増々スクリューヘッド７の必要数
が多くなりつつある。この結果、スクリューヘッド７を
数多く備えることが必要になり、スクリューヘッド７の
製作費及び維持管理費が高くなり経済的でない。

本発明は上述の実情に鑑み、羽根をブロック化して形成
した羽根部を任意に組み換え得るようにすることにより
、一本で種々の原料及び製品の特性に対応し得るように
したプラスチック押出機のスクリューヘッドを提供する
ことを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、一端がスクリューに対して着脱可能な輪状の
ヘッド本体外周に、円筒状のカラーと、外周円周方向へ
所要数の羽根を設けた円筒状の羽根部を、使用する原料
に対して前記羽根部とカラーの組み合せを変更し得るよ
う着脱可能に外嵌させ、プラスチック押出機のスクリュ
ーヘッドとしたものである。

［作　　　用］ 従って本発明では、カラーと羽根を組み換えることによ
り使用する原料に対して最適なカラーと羽根部の組み合
せを選定できるため、スクリューヘッドを多数備える必
要がない。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図乃至第３図は本発明の一実施例の説明図である。

外周に軸線方向に延びるキー溝１４を形成した軸ｉ５の
後端にフランジ１Ｂ及びねじ部１７を取付け、且つ前記
軸Ｉ５の先端にねじ穴１８を穿設してヘッド本体１９を
形成する。内径をヘッド本体１９の軸１５の外径と同一
とし、外径をヘッド本体１９のフランジ１６の外径と同
一とし、更に内周面に軸線方向に延びるキー溝２０を形
成した円筒状のカラー２１を複数設ける。該カラー２１
と内径及び外径が同一の円筒体に、軸線方向に延びる羽
根２２を外周円周方向に所要の間隔で取付け、更に前記
円筒体の内周面に軸線方向に延びるキー溝２３゜２４．
２５をそれぞれ羽根２２に対応する位置及び羽根２２間
の中間点に対応する位置並に羽根２２間の三等分点に対
応する位置に設けて羽根部２Ｂを形成する。前記ヘッド
本体Ｉ９の軸Ｉ５に先端側から羽根部２６とカラー２１
を交互に着脱可能に嵌入し、軸１５のキー溝１４とカラ
ー２１のキー溝２０及び羽根部２６のキー溝２３．２４
．２５のうち一つを合わせてキー２７を挿入しカラー２
１及び羽根部２６の円周方向の動きを拘束する。後端に
ねじ部２８を有し且つヘッド本体１９のフランジ１Ｂと
同径の部分を有する抑えヘッド２９のねじ部２Ｂをヘッ
ド本体Ｉ９のねじ穴１８に嵌め込み、抑えヘッド２９と
ヘッド本体１９のフランジ１６でカラー２１と羽根部２
６の軸線方向の動きを拘束する。

スクリューヘッドの羽根部２６とカラー２１の配置（以
下配置と言う）を変える場合には、ヘッド本体１９から
抑えヘッド２９を取外しカラー２１及び羽根部２Ｂを軸
１５に対して着脱可能な状態にして、カラー２１及び羽
根部２Ｂを任意に組み換える。

該カラー２１及び羽根部２６の組み換えによりスクリュ
ーヘッドを様々な配置にすることができる。

例えば第５図の配置にするにはカラー２１のみを用いる
。又、第６図の配置にするには１本の羽根部２６とカラ
ー２１を用い、第７図の配置にするには２本の羽根部２
６とカラー２１を用いる。更に第９図の配置にするには
５本の羽根部２６を用い且つ両端と中央の羽根部２６は
キー溝２３を残りの羽根部２６は１／２ピツチずらした
キー溝２４をヘッド本体１９のキー溝１４と合わせて、
隣接する羽根部２６の羽根２２のピッチを１／２ずつず
らすことによって設定する。

又、上記以外の配置も、羽根部２Ｂとカラー２１を任意
に組み合わせ、且つ軸１５のキー溝１４に合わせるキー
溝２３，２４．２５を任意に選定することにより可能で
ある。

このため一本のヘッド本体１９と数本の羽根部２６及び
カラー２１を用意するのみで容易に様々な配置のスクリ
ューヘッドを得ることができ、スクリューヘッドの製作
購入費及び維持管理費等を削減し得、又例えば新しい原
料が開発された場合でも新なスクリューヘッドを製作す
ることなく羽根部２Ｂとカラー２１の組み換えを行うこ
とにより即座に対処することが可能である。

尚、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、
羽根部及びカラーの軸線方向長さは任意であること、羽
根部に取付ける羽根の長さ及び間隔及び取付は角度並に
形状は任意であること、その池水発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ること等は勿論である。

［発明の効果］ 上記したように、本発明のプラスチック押出機のスクリ
ューヘッドでは、羽根部とカラーを任意に組み合せてヘ
ッド本体に取付けることにより配置の異なる様々なスク
リューヘッドにすることが可能なため、スクリューヘッ
ドの製作購入費及び維持管理費を削減することができ、
又、新しい原料が開発された場合でも新しいスクリュー
ヘッドを作製することなく羽根部とカラーを組み換える
ことにより即座に対処できること等の種々の優れた効果
を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は本発明に
使用するカラーの説明図、第３図は本発明に使用する羽
根部の説明図、第４図は従来例の説明図、第５図は羽根
を設けないスクリューヘッドの説明図、第６図は羽根を
一段設けたスクリューヘッドの説明図、第７図は羽根を
二段設けたスクリューヘッドの説明図、第８図は羽根を
三段設けたスクリューヘッドの説明図、第９図は羽根を
三段設けたスクリューヘッドの説明図である。 図中１５は軸、１９はヘッド本体、２１はカラー、２２
は羽根、２Ｂは羽根部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）一端がスクリューに対して着脱可能な軸状のヘッド
   本体外周に、円筒状のカラーと、外周円周方向へ所要数
   の羽根を設けた円筒状の羽根部を、使用する原料に対し
   て前記羽根部とカラーの組み合せを変更し得るよう着脱
   可能に外嵌させたことを特徴とするプラスチック押出機
   のスクリューヘッド。