JPS63250069A - 二次電池 - Google Patents

二次電池

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JPS63250069A
JPS63250069A JP62081168A JP8116887A JPS63250069A JP S63250069 A JPS63250069 A JP S63250069A JP 62081168 A JP62081168 A JP 62081168A JP 8116887 A JP8116887 A JP 8116887A JP S63250069 A JPS63250069 A JP S63250069A
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JP
Japan
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polyaniline
secondary battery
alkaline metal
electrolyte
battery
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Application number
JP62081168A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Kameyama
亀山 むつみ
Masataka Takeuchi
正隆 武内
Masao Kobayashi
小林 征男
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Hitachi Ltd
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to CA000561165A priority patent/CA1297941C/en
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Priority to US07/168,046 priority patent/US4803138A/en
Publication of JPS63250069A publication Critical patent/JPS63250069A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/60Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of organic compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エネルギー密度が高く、自己放電が小さく、
サイクル寿命が長く、かつ充・放電効率(クーロン効率
)の良好な二次電池に関する。
[従来の技術] 主鎖に共役二重結合を有する高分子化合物を電極に用い
た、いわゆるポリマー電池は、高ニネルギー密度二次電
池として期待されている。
ポリマー電池に関してはすでに多くの報告がなされてお
り、例えば、ピー・ジエー・ナイグレイ等、ジャーナル
・オブ・ザ・ケミカル・ソサイアティ、ケミカル・コミ
ュニケーション、1979年、第594頁CP、 J、
 Nigrey等、J、C,S、、 Chern。
Commun、、  1979.594 ) 、 ジャ
ーナル・エレクトロケミカル・ソサイアティ、 198
1年、第1651頁CJ、 Eleetroehem、
 Soc、、 1981.1651) 、および、特開
昭56−136469号、同57−121168号、同
59−3870号、同59−3872号、同59−38
73号、同59−198568号、同59−19657
3号、同59−203368号、同59−203369
号等公報をその一部としてあげることができる。
また、アニリンを電解酸化重合して得られるポリアニリ
ンを水溶液系または非水溶媒系の電池の電極として用い
る提案もすでになされている〔エイ・ジー・マックダイ
アーミド等、ポリマー・プレプリンツ、第25巻、ナン
バー2.第248頁(1984年)  < A、 G、
 MacDiarmid et al、 Polyme
rPreprfnts、  25. No、2.248
 (1984)>、佐々木等。
電気化学協会第50回大会要旨集、  123 (19
83)、電気化学協会第51回大会要旨集、  228
 (1984) )。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、従来公知のポリマーを電極に用いたポリマー電
池では、(1)高エネルギー密度、(il)低自己放電
、(fit)商売・放電効率および(iV)長サイクル
寿命を同時に満足するものは得られていなかった。
本発明者等は、上記4つの電池性能を同時に満足する電
極材料について種々検討した結果、ポリアニリン系化合
物を正極に用い、電解液がLi PF6およびプロピレ
ンカーボネー) (PC)とエチレンカーボネート(E
 C)の混合溶媒からなる二次電池において、電池性能
が改善されることを見い出した。
本発明は」−2の発見に基づいて開発されたもので、」
−24つの電池性能が同時に満足される二次電池を提供
することを目的とする。
U問題点を解決するための手段J 本発明は上記の目的を達成すべくなされたもので、その
要旨は、正極がポリアニリン系化合物、負極が(1)ア
ルカリ金属、(if)アルカリ金属合金、(fil)電
導性高分子、或いは(iv)電導性高分子とアルカリ金
属またはアルカリ金属合金との複合体、から選ばれた物
質で、かつ電解液がLi PF6およびプロピレンカー
ボネートとエチレンカーボネートの混合溶媒からなる二
次電池にある。
[発明の具体的構成および作用コ 以下本発明の詳細な説明する。
本発明の二次電池の正極に用いられるポリアニリン系化
合物は、下記の一般式(1)と(2)から選ばれた少な
くとも一種のアニリン系化合物を酸化重合または酸化共
重合することによって得られる。
〔但し、式中、R1,R2は炭素数が5以下のアルキル
基または炭素数が5以下のアルコキシ基、X、 Yは0
,1または2である。〕 一般式が(1)または(2)で表わされるアニリン化合
物としては、例えばアニリン、2−メチル−アニリン、
2,5−ジメチルアニリン、2−メトキシ−アニリン、
2,5−ジメトキシ−アニリン、O−フェニレンジアミ
ン、3−メチル−1,2−ジアミノ−ベンゼン等があげ
られる。これらのうちで好ましいものとしては、アニリ
ン、O−フェニレンジアミンがあげられ、特に好ましい
ものとしてはアニリンがあげられる。
」−2ポリアニリン系化合物は、電気化学的重合または
化学的重合のいずれの方法でも製造することができる。
電気化学的重合法を用いる場合、アニリン系化合物の重
合は陽極酸化により行われるが、そのためには例えば0
.1〜20mA/cn’tの電流密度が用いられ、多く
は1〜300ボルトの電圧が印加される。重合は好まし
くはアニリン系化合物が可溶な補助液体の存在下で行わ
れ、そのためには水または極性有機溶剤が使用できる。
水と混合しうる溶剤を使用するときは少量の水を添加し
てもよい。
優れた有機溶剤は、アルコール、エーテル例えばジオキ
サンまたはテトラヒドロフラン、アセトンまたはアセト
ニトリル、ベンゾニトリル、ジメチルホルムアミドまた
はN−メチルピロリドンである。
重合は支持電解質の存在下で行われる。これは、アニオ
ンとしてB F  −、As F 4  。
これらの塩は、カチオンとして例えばプロトン(H)、
4級アンモニウムイオン、リチウムイオン、ナトリウム
イオンまたはカリウムイオンを含有する。この種の化合
物の使用は既知であって、本発明の対象ではない。これ
らの化合物は、通常はポリアニリン系化合物がアニオン
を10〜100モル%含有する量で用いられる。
ポリアニリン系化合物を化学的方法で製造するには、例
えば、アニリン系化合物を水溶液中で強酸、例えば塩酸
および無機の過酸化物、例えば過硫酸カリウムにより重
合させることができる。この方法によると、ポリアニリ
ン系化合物が微粉末状で得られる。これらの方法におい
ても塩が存在するので、ポリアニリン系化合物は対応す
るアニオンにより錯化合物になっている。重合して得ら
れた錯化したポリアニリン系化合物は予めアンモニア、
KOH,Na OH等のアルカリで処理してアンドープ
しておくことが好ましい。
また、脱ドーピングまたは脱プロトン化する他の方法と
しては100〜300°Cで加熱処理する方法、または
電気化学的方法をあげることが出来る。また、アルカリ
処理の前、または後に低分子量部分を除去するため、有
機溶媒で洗浄または抽出することが好ましいが、この処
理を行なわなくとも差し支えない。脱ドーピングまたは
脱プロトン化されたポリアニリン系化合物は、ポリアニ
リンを例にとれば下式(3)のエメラルディン構造を多
く含有する。
脱ドープまたは脱プロトン化されたポリアニリン系化合
物はさらにヒドラジン、フェニルヒドラジン、三塩化チ
タン等の還元剤で還元したものを用いた方がより好まし
い。還元されたポリアニリン系化合物は、ポリアニリン
を例にとれば下式(4)のルイコエメラルディン構造を
多く含有する。
脱ドープまたは脱プロトン化したポリアニリン系化合物
は再度プロトン酸で錯化したものを用いた方がより好ま
しい。
(3)式のエメラルディン構造のものを酸化剤により酸
化して、ニグラニリン構造(5)またはパーニグラニリ
ン構造(6)のものに変換し、次いでプロトン酸で錯化
したものを用いても良い。
錯化する方法は特に制限は無いが、通常はアニオンを含
むpHが3以下の酸性水溶液を接触させる方法が用いら
れる。
錯化剤としてHC,Q 、HF、HBrの如きノ10ゲ
ン化水素、HBF4の如き第■a族元索のノ\ロゲン化
物のプロトン酸、HPF6の如き第Va族元索のハロゲ
ン化物のプロトン酸、HCΩ04の如き過塩素酸、及び
H2SO4,HNO3等があげられるが、プロトン酸で
ポリアニリン系化合物に錯化するものであれば特に制限
は無い。これ等のプロトン酸のうちでもHBF4.HP
F6 。
HCρ04が好ましく、HBF4及びHPF6が特に好
ましい。これらのプロトン酸のアニオンは、本発明の二
次電池の電解液中のアニオンと異なっていても一向に差
し支えないが、同一である方がより好ましい。
前記のアルカリ処理、有機溶媒洗浄、還元処理、酸化及
びプロトン酸での錯化処理のいずれも、ポリアニリン系
化合物を電極に成形する前、または成形後のいずれでも
よい。
電極として使用しうる成形体は、種々の方法により得ら
れる。例えばアニリン系化合物の陽極酸化の場合は、ア
ニオンにより錯化合物化され、そして使用陽極の形を呈
するポリアニリン系化合物が形成される。陽極が平らな
形状ならば、ポリアニリン系化合物の平らな層が形成さ
れる。ポリアニリン系化合物微粉末の製法を利用すると
きは、この微粉末を既知方法により加圧および加熱下に
成形体に圧縮成形することができる。多くの場合室温〜
300°Cの温度および10〜10 、000kg/ 
cJの圧力が用いられる。アニオン性の錯化合物化した
ポリアニリン系化合物を製造するためのこの既知方法に
よれば、任意の形の成形体を得ることができる。即ち、
例えば薄膜、板または立体形態の成形物が用いられる。
本発明の二次電池に用いられる負極は(i)アルカリ金
属、(ii)アルカリ金属合金、(iH)電導性高分子
または(iv)アルカリ金属もしくはアルカリ金属合金
と電導性高分子との複合体である。
(i)アルカリ金属としては、I、i、Na、に等があ
げられ、(if)アルカリ金属合金としては、Li/A
g合金、Li/Hg合金、Li/Zn合金、Li/Cd
合金、Li/Sn合金、Li/pb合金およびこれら合
金に用いられたアルカリ金属を含む3種以上の金属の合
金、例えばLi/A、Q /Mg 、  Li /Aρ
/Sn 、Li /AΩ/Pb、Li/Aρ/Zn 、
Li /Aρ/Hg等があげられる。
これらの合金は電気化学的方法および化学的方法のいず
れの方法で製造したものでもよいが、電気化学的に合金
化したものの方がより好ましい。
また、(i i i )電導性高分子としては、ポリピ
ロール、ポリピロール誘導体、ポリチオフェン、ポリチ
オフェン誘導体、ポリキノリン、ポリアセン、ポリパラ
フェニレン、ポリパラフェニレン誘導体、ポリアセチレ
ン等があげられる。さらに、(1v)アルカリ金属もし
くはアルカリ金属合金と電導性高分子との複合体として
は、Li/A、12合金と上記各種電導性高分子、例え
ばポリパラフェニレンまたはポリアセチレンとの複合体
があげられる。これらのうちで好ましいものとしては、
例えばポリアセチレン、ポリパラフェニレン、Li金属
、Li/Ag合金、Lj/Aρ/Mg合金、Li/Ag
合金とポリアセンまたはポリパラフェニレンとの複合体
があげられる。ここでいう複合体とは、アルカリ金属ま
たはアルカリ金属合金と電導性高分子の均一な混合物、
積層体および基体となる成分を他の成分で修飾した修飾
体を意味する。
本発明の二次電池の電極に用いられるポリアニリン系化
合物、電導性高分子および層間化合物には、当該業者に
よく知られているように他の適当な導電材料、例えばカ
ーボンブラック、アセチレンブラック、金属粉、金属繊
維、炭素繊維等を混合してもよい。
また、ポリエチレン、変性ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリテトラフルオロエチレン、エチレン−プロピレ
ン−ジエン−ターポリマー(EPDM)、スルホン化E
PDM等の熱可塑性樹脂で補強してもよい。
=   1 q   − −12一 本発明の二次電池に用いられる電解液は支持電解質とし
てLiPFBを、溶媒としてECとPCの混合溶媒を用
いたものであり、L iP F 6の濃度は、放電終了
時では2moρ/ρ以」二、好ましくは3moρ/1以
上で、充電終了時では1.5 mo(1/g以下、好ま
しくは1.0 moJ2 /ρ以下になるように制御さ
れたものが好ましい。但し、ここでいう濃度単位[lI
oΩ/ρは溶媒に対するモル濃度の意味である。PCと
ECの混合割合は特に制限はないが、通常、pcが10
〜90容積%、ECが90〜b積%で、好ましくはPC
が30〜70容積%、ECが70〜30容積%である。
本発明の二次電池において、ポリアニリン系化合物にド
ープされるドーパントの量は、酸化重合体中のN原子1
原子に対して0.2〜1,5モルであり、好ましくは0
.2〜1,5モルである。
ドープ量は、電解の際に流れた電気量を測定することに
よって自由に制御することができる。一定電流下でも一
定電圧下でもまた電流および電圧の変化する条件下のい
ずれの方法でドーピングを行なってもよい。
本発明においては、必要ならばポリエチレン、ポリプロ
ピレンのごとき合成樹脂製の多孔質膜や天然繊維紙を隔
膜として用いても差し支えない。
また、本発明の二次電池に用いられる電極のある種のも
のは、酸素または水と反応して電池の性能を低下させる
場合もあるので、電池は密閉式にして実質的に無酸素お
よび無水の状態であることが望ましい。
[実 施 例] 以下、実施例および比較例を示して本発明をさらに詳細
に説明する。
実施例 1 〈ポリアニリン電極の製造〉 予め脱酸素した蒸留水400 mlと42重量%のHB
F4水溶液100 mlを11の三つロフラスコに入れ
、撹拌下約1時間、窒素ガスをバブリングさせた。その
後、系内を窒素ガス雰囲気にし、温度計、コンデンサー
を取り付け、次いでフラスコを水と氷で、冷却して溶液
温度を15℃にした。これに、アニリン20gを加えた
。モノマーが溶解した後、過硫酸アンモニウム22gを
一度に加え、撹拌下、内温を25℃以下に保ちながら、
5時間反応させた。反応終了後、緑褐色の反応液を濾過
し、真空乾燥して濃緑色の生成物15gを得た。
この生成物1gに対してアセトン100ccを加え、室
温で3時間撹拌後、スラリー液を濾過し、固形分を回収
した。次いで、新たにtooccのアセトンを加え上記
と同じ操作を繰り返した。この操作を3回繰り返したと
ころ、消液の着色は殆んどなくなった。得られたポリア
ニリンをアンモニア水溶液で処理して前記した式(3)
のエメラルデイン構造のポリアニリン粉末を得た。この
ポリアニリン粉末に10重量%のポリテトラフロロエチ
レンと10重量%のカーボン・ブラックを添加し、室温
で500 kg/cJの圧力で加圧成形して電極を作製
した。
〈膜状アセチレン高重合体の製造〉 窒素雰囲気下で内容積500 mlのガラス製反応容器
に1.7mlのチタニウムテトラブトキサイドを加え、
30m1のアニソールに溶かし、次いで2.7 mlの
トリエチルアルミニウムを撹拌しながら加えて触媒溶液
を調製した。
この反応溶液を液体窒素で冷却して、系中の窒素ガスを
真空ポンプで排気した。次いで、この反応溶液を一78
℃に冷却し、触媒溶液を静止したままで、1気圧の圧力
の精製アセチレンガスを吹き込んだ。
直ちに、触媒溶液表面で重合が起り、膜状のアセチレン
高重合体が生成した。アセチレン導入後、30分で反応
容器系内のアセチレンガスを排気して重合を停止した。
窒素雰囲気下で触媒溶液を注射器で除去した後、−78
℃に保ったまま生成トルエン100 mlで5回繰り返
し洗浄した。トルエンで膨潤した膜状アセチレン高重合
体は、フィブリルが密に絡み合った均一な膜状膨潤物で
あった。次いで、この膨潤物を真空乾燥して金属光沢を
有する赤紫色の厚さ180μmで、シス含量98%の膜
状アセチレン高重合体を得た。また、この膜状アセチレ
ン高重合体の嵩さ密度は0.30g/ccであり、その
電気伝導度(直流四端子法)は20°Cで3.2×10
’Q−’ 0cm−””Qあった。
〈電池実験〉 前記の方法で得られたポリアニリン電極(直径20mm
の円板状物)および前記膜状アセチレン高重合体から切
り抜いた直径20mmの円板状のものを、それぞれ正極
および負極の活物質として、電池を構成した。
第1図は、本発明の一具体例である二次電池の特性測定
用電池セルの断面概略図で、図中1は負極用白金リード
線、2は直径20mm、 80メツシユの負極用白金網
集電体、3は直径20mmの円板状負極、4は直径20
mmの円形の多孔性ポリプロピレン製隔膜で、電解液を
充分含浸できる厚さにしたもの、5は直径20mmの円
板状正極、6は直径20mm、 80メツシユの正極用
白金網集電体、7は正極リード線、8はねじ込み式ポリ
テトラフルオロエチレン製容器を示す。
まず、前記、正極用白金網集電体6を容器8の凹部の下
部に入れ、さらに正極5を、正極用白金網集電体6の上
に重ね、その上に多孔性ポリプロピレン製隔膜4を重ね
、電解液を充分含浸させた後、負極3を重ね、さらにそ
の上に負極用白金網集電体2を載置し、容器8を締めつ
けて電池を作製した。
電解液としては、常法に従って蒸留脱水したプロピレン
カーボネートとエチレンカーボネート(体積比が1:1
)の混合溶媒に溶解したL s P F eの3.5 
moρ/ρ溶液0.8ccを用いた。
このようにして作製した電池を用いて、アルゴン雰囲気
中で、一定電流下(1,0m A / cJ)で正極お
よび負極へのドーピング量がそれぞれ45inoΩ%お
よび6moΩ%に相当する電気量を流して充電した。充
電終了時の電解液中のL iP F eの濃度は0.8
 mol /ρであった。充電終了後、直ちに一定電流
下(1,0m A / ca )で、放電を行ない電池
電圧が0.10Vになったところで再度前記と同じ条件
で充電を行なう充・放電の繰り返し試験を行なったとこ
ろ、充・放電効率が50%に低下するまで充・放電の繰
り返し回数(サイクル寿命)は、657回を記録した。
また繰り返し回数5回目のエネルギー密度は、電極活物
質及び電解液の重量当り、1.20 W−hr/kgで
、最高光・放電効率は100%であった。また、充電し
たままで100時間放置したところ、その自己放電率は
1.2%であった。
比較例 1 実施例1の電池実験において用いた3、5 moρ/ρ
のLjP F e / P C+ E Cの電解液の代
りに3moρ/ρのL 1. P F 6/ P Cを
用いた他は実施例1と同じ条件で電池試験を行なった。
その結果サイクル寿命は90回、エネルギー密度は、1
1oW・hr/kgで、最高光・放電効率は80%、自
己放電率は100時間で9.1%であった。
比較例 2 電池実験において用いた3、5 moρ/ρのL i 
P F e / P C十E Cの電解液を3moρ/
ρL iP F e / E Cを用いた他は実施例1
と全く同じ条件で電池試験を行なったが、作動しなかっ
た。
実施例 2 実施例1で得られたエメラルディン構造のポリ−19〜
− アニリン粉末をヒドラジン水溶液に浸漬して還元し、前
記式(4)の構造を持つルイコエメラルディンとした。
このルイコエメラルディンに10重量%のポリテトラフ
ロロエチレンと10重量%のカーボン・ブラックを添加
し、室温で500 kg/cnrの圧力で加圧成形して
電極を作製した。
この電極を正極に、負極にLi  −A、Q =94:
6(重量比)合金を用い、3.0 moρ/ρのL I
 P F e / P C十E C(P C: E C
= 1 : 2 )を0.9cc用いた他は実施例1と
全く同じ方法で電池試験を行なった。充電終了時のL 
I P F eの濃度は0.7 moρ/ρであった。
この電池のサイクル寿命は797回、エネルギー密度は
143 W−hr/ kgで最高光・放電効率は100
%、自己放電率は100時間で0.9%であった。
実施例 3 アセチレン高重合体の代りにアセチレン高重合体とAf
!の1:1(重量比)の複合体を用いた他は、実施例1
と全く同じ方法で電池試験を行なった。その結果、サイ
クル寿命は752回、エネル−つ1 − 一  2〇  − ギー密度は、135 W−hr/ kgで最高光・放電
効率は100%、自己放電率は100時間で2.8%で
あった。
実施例1〜3、比較例1の結果を一括し第1表に示す。
(以下余白) [発明の効果] 本発明の二次電池は、高エネルギー密度を有し、充・放
電効率が高く、サイクル寿命が長く、自己放電率が小さ
く、放電時の電圧の平坦性が良好である。また、本発明
の二次電池は、軽量、小型で、かつ高いエネルギー密度
を有するからポータプル機器、電気自動車、ガソリン自
動車および電力貯蔵用バッテリーとして最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一具体例である二次電池の特性測定用
電池セルの断面概略図である。 1・・・負極用白金リード線 2・・・負極用白金網集電体 3・・・負 極 4・・・多孔性ポリプロピレン製隔膜 5・・・正 極 6・・・正極用白金網集電体 7・・・正極用白金リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 正極がポリアニリン系化合物、負極が(i)アルカリ金
    属、(ii)アルカリ金属合金、(iii)電導性高分
    子、或いは(iv)導電性高分子とアルカリ金属または
    アルカリ金属合金との複合体から選ばれた物質で、かつ
    電解液がLiPF_6およびプロピレンカーボネートと
    エチレンカーボネートの混合溶媒からなることを特徴と
    する二次電池。
JP62081168A 1987-03-13 1987-04-03 二次電池 Pending JPS63250069A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62081168A JPS63250069A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 二次電池
DE3855938T DE3855938T2 (de) 1987-03-13 1988-03-10 Wasserfreie Sekundärbatterie
EP88103835A EP0282068B1 (en) 1987-03-13 1988-03-10 Nonaqueous secondary battery
CA000561165A CA1297941C (en) 1987-03-13 1988-03-10 Nonaqueous secondary battery
CN88101323A CN1013422B (zh) 1987-03-13 1988-03-12 非水溶液二次电池
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02177271A (ja) * 1988-12-28 1990-07-10 Kanebo Ltd 有機電解質電池
WO2018021513A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 日東電工株式会社 蓄電デバイス用正極および蓄電デバイス
JP2018026341A (ja) * 2016-07-29 2018-02-15 日東電工株式会社 蓄電デバイス用正極および蓄電デバイス

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