JPS63248824A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPS63248824A
JPS63248824A JP8343987A JP8343987A JPS63248824A JP S63248824 A JPS63248824 A JP S63248824A JP 8343987 A JP8343987 A JP 8343987A JP 8343987 A JP8343987 A JP 8343987A JP S63248824 A JPS63248824 A JP S63248824A
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Tetsuo Yoshida
哲夫 吉田
Yoshio Fujimura
藤村 嘉夫
Hatsuji Shiraishi
白石 初二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 竜遣上の利2mイL艷 本発明は特に半導体装置封止用等として好適に用いられ
るエポキシ樹脂組成物に関するものである。
t℃ノに1他イμ仁拌jJlt−ス!Z虫」隼1カY乃
(ヱに一し−丸−文ζ−1−−るd点エポキシ樹脂成形
材料は、一般に他の熱硬化性樹脂に比べ′C電気特性、
機械特性、接着性、耐湿性等に優扛、かつ、成形特低圧
でも充分な流動性を有しており、インサート物を変形さ
仕たり、傷付けることがないなどの特性を保持している
ため。
信頼性の高い電気絶縁材料として、IC,LSI。
ダイオード、トランジスター、更に抵抗器等の電子部品
の封+I−や含浸などに広く利用されている。
従来、このエポキシ樹脂成形材料の代表的な硬化剤とし
ては、酸無水物、芳香族アミン、ノボラック型フェノー
ル樹脂等が使用されているが、これらのうちでもノボラ
ック型フェノール樹脂を硬化剤としたエポキシ樹脂成形
材料は、他の硬化剤を使用したエポキシ樹脂成形材料に
比べて耐湿性、信頼性、成形性などの点において最もダ
ハ、かつ毒性がなく安価であるという特徴を有している
ために、IC,LSI、ダイオード、1−ランシスター
等の半導体装置の樹脂封11−月料として広く用いられ
ている、 しかしながら、ノボラック型フェノール樹脂を硬化剤と
したエポキシ樹脂成形材料は、高温での電気特性が悪い
ため、これを用いて動作温度が80℃以上になるMO8
型半導体装置を封止した場合、この樹脂封止半導体装置
は電極間にリーク電流が流れ、正常な半導体特性を示さ
なくなるという欠点を有している。
一方、近年半導体装置の低価格化が進んでいることや、
素子の集積度が増加し、素子内に蓄積される熱量が増加
する傾向にあることから、半導体装置のフレーム材質も
4.270イから熱放散性の良い銅板に銀メッキを施し
たもの、さらに銅板にニッケルめっきを施したものへと
変化している。
しかし、このような材質のフレームを樹脂封止する場合
、ノボラック型フェノール樹脂はニッケルとの接着性が
非常に悪く、従って銅板にニッケルめっきを施したフレ
ームをノボラック型フェノール樹脂を硬化剤としたエポ
キシ樹脂成形材料で封止すると、高温高湿雰囲気下にお
いて樹脂とフレームとの界面から水分が侵入し、チップ
の配線に使用しているアルミニウム線が短時間で腐食し
断線が発生するという問題点があり、また、樹脂厚が非
常に薄いフラットパック等では、フレームと樹脂との接
着力が悪いためにフクレが発生するという欠点を有して
いる。
そこで、エポキシ樹脂組成物を構成する1ボキシ樹脂、
硬化剤は勿論のこと、その他の各種成分についても従来
より種々検討され、硬化促進剤どして有機ホスフィン化
合物を使用したエポキシ樹脂組成物が、他のイミダゾー
ル、第3級アミン等の硬化促進剤を使用した場合に比べ
て、高温高湿時の耐湿特性及び高温時の電気特性が改良
されるなどの理由から、有機ホスフィン化合物が半導体
封止用などのエポキシ樹脂組成物の硬化促進剤成分とし
て多く使用されているが、近年、更に耐湿特性や高温電
気特性に優れたエポキシ樹脂組成物が望まれている。
また1本発明者らの検討によると、このように硬化促進
剤として有機ホスフィン化合物を使用したエポキシ樹脂
組成物は、4゜270イや銅板に銀めっきを施したフレ
ームに対する接着性は良好であり、これら材質フレーム
の封止用としては優れた特性を有しているが、銅板にニ
ッケルめっきを施したフレームに対する接着性がほとん
ど改汀されず、このニッケルめっきフレームを樹脂封止
した後、プレッシャークツカーテストをすると、極端に
耐湿特性が悪いという最大の欠点を有しているものであ
った。
従って、高温高湿時の耐湿特性や高温時の電気特性に優
れ、しかもニッケルに対する接着性が良好なエポキシ樹
脂組成物の開発が要望された。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、高温高湿時の
耐湿特性や高温時の電気特性に優れ、しかもニッケルに
対する接着性の高いエポキシ樹脂組成物を提供すること
を目的とする6 1L 点を解決するための手  び 用本発明者らは、
フェノール樹脂硬化エポキシ樹脂組成物の最大の欠点で
あるニッケルに対する接着力の弱さを改善すべく、各種
添加剤について鋭意検討を行った結果、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、無機充填剤を含有するエポキシ樹脂組
成物に、硬化促進剤として有機ホスフィン化合物及び/
又は1,8−ジアザ−ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
ン−7を配合すると共に、更にイミダゾール化金物とカ
ルボキシル基含有の有機酸との塩化合物を添加すること
、より好適にはその純度が95%以上であり、かつ粒径
が300メツシュもしくはそれより細径の塩化合物を添
加することにより、硬化特性、高温時の電気特性、耐湿
特性や成形性に優れ、しかもニッケルに対する接着性に
優れたエポキシ樹脂組成物が得られることを知見した。
即ち、本発明者らは、単に添加剤としてカルボキシル基
含有の有機酸を使用すると、樹脂のニッケルに対する接
着力は向上するが、有機酸とエポキシ樹脂との反応性が
遅いために成形時間内で両者が硬化せず、トランスファ
ー成形した場合、金型のパーティングライン面に樹脂漏
れが激しく。
利用できないものであったが、添加剤としてイミダゾー
ル化合物とカルボキシル基含有の有機酸との塩化合物を
使用すると、樹脂のニッケルに対する接着性がよくなり
、しかもトランスファー成形後のパーティングラインか
らの樹脂漏れが少なくなるという知見を得た。なお、こ
の樹脂漏れが少なくなるのは、上記塩化合物を添加する
と、有機酸及びエポキシ樹脂と有機酸との反応促進剤で
あるイミダゾールが分子内に共存するために有機酸とエ
ポキシ樹脂との反応が早くなり、有機酸がそのまま成形
時間中に反応して樹脂漏れとして金型のパーティングラ
インにでることがなくなるためであると考えられた。
特に、エポキシ樹脂組成物の硬化促進剤として有機ホス
フィン化合物及び/又は1,8−ジアザ−ビシクロ[5
,4,0]ウンデセン−7を使用すると共に、イミダゾ
ール化合物とカルボキシル基含有の有機酸との塩化合物
を添加すること、より好ましくは純度が95%以上であ
り、かっ粒径が300メツシュもしくはそれより細粒の
塩化合物を添加する場合には、意外にも有機ホスフィン
化合物及び/又は1,8−ジアザ−ビシクロ〔5.4.
0〕ウンデセン−7の持つ高温高温時の耐湿特性や高温
時の電気特性を損なうことなく、樹脂のニッケルに対す
る接m性を向上させること、従って、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂に硬化促進剤として有機ホスフィン化合物
及び/又は1,8−ジアザ−ビシクロ〔5.4.0〕ウ
ンデセン−7を添加し、更にイミダゾール化合物とカル
ボキシル基含有の有機酸との塩化合物を添加することに
より、硬化特性、高温時の電気特性、耐湿特性に優れ、
しかもニッケルに対する接着性に優れたエポキシ樹脂組
成物が得られることを知見し1本発明を完成するに至っ
たものである。
従って、本発明はエポキシ樹脂と、硬化剤としてフェノ
ール樹脂と、無機充填剤とを含有するエポキシ樹脂組成
物において、硬化促進剤として有機ホスフィン化合物及
び/又は1,8−ジアザ−ビシクロ〔5.4.0〕ウン
デセン−7を使用すると共に、イミダゾール化合物とカ
ルボキシル基含有の有機酸との塩化合物を添加したこと
を特徴とするエポキシ樹脂組成物を提供する。
以下1本発明につき更に詳述する。
本発明の組成物を構成するエポキシ樹脂としては1例え
ばグリシジルエーテル型エポキシ樹脂。
グリシジルエステル型エポキシ樹脂、ノボラック型エポ
キシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等を使用し得るが、これ
らの中で、特にノボラック型エポキシ樹脂が最適に使用
される。なお、これらエポキシ樹脂は1種をjl独で使
用しても2種以」−を併用しても差支えない、 更にこの場合、エポキシ樹脂としては、有機酸含有量が
1100pp以下、特に50ppm以下、塩素イオンが
2ppm以下、特にlppm以下、加水分解性の塩素の
含有量が500ppm以下、特にJ、00  ppm以
下、エポキシ当量が180〜230、特に1.80−・
200のものを用いることが好ましく、これにより組成
物の耐湿性をより向上させることができる。
なおまた、エポキシ樹脂と共に、モノエポキシ化合物を
適宜併用することは差支えなく、このモノエポキシ化合
物としてはスチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド
、プロピ1ノンオキシド、メチルグリシジルエーテル、
エチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテ
ル、アリルグリシジルエーテル、オクチレンオキシド、
ドデセンオキシドなどが例示される。
また、本発明の硬化剤どして使用するフェノール樹脂と
しては、平均構造式 %式%) でポされるフェノールとホルマリンとを酸触媒を用いて
反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂が好適
に使用できる。
この場合、フェノール樹脂としては、半導体の耐湿性の
点から遊離のNa、C7lを2円)Ill以十、特にl
ppm以下、フリーのフェノールの量を1%以下、特に
0.2%以下、有機酸の鼠を100 ppm以下、特に
50ppm以下、軟化点を50−12 (’J℃、特に
80〜100℃とすることが好ましい。
フェノール樹脂に含まれるモノマーのフェノール、即ち
フリーのフェノールの量が1%を超えると、耐湿性に悪
影響を及ぼしたり、この組成物で成形品を作る時、成形
品にボイド、未充填、ひげ等の欠陥が発生ずる場合があ
り、また、フェノール樹脂製造時に残存している微量の
ホルムアルデヒドのカニツアロ反応によって生じる蟻酸
などの有機酸の量が1100ppを超えると、半導体の
耐湿性が劣る場合がある。更に、フェノール樹脂の軟化
点が50℃未満になると、ガラス転移点が低くなって耐
熱性、耐湿性が低下し、]−20℃を超えるとエポキシ
樹脂組成物の溶融粘度が高くなって作業性に劣り、耐湿
性が低下する場合がある。
フェノール樹脂の使用量は特に制限されないが。
一般的にはエポキシ樹脂100重量部に対し15〜70
重量部である。
更にフェノール樹脂としてノボラック型フェノール樹脂
に加えて、又はその代りにフェノール−フルフラール樹
脂、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂、これらのオル
ガノポリシロキサン変性フェノール樹脂、天然樹脂変性
フェノール樹脂、油変性フェノール樹脂などを適宜併用
しても差支えない。
本発明においては、硬化促進剤として有機ホスフィン化
合物及び/又は1,8−ジアザ−ビシクロ〔5,4゜0
〕ウンデセン−7を使用する。
この場合、有機ホスフィン化合物として具体的には、ト
リフェニルホスフィン、トリシクロヘギシルホスフィン
、メチルジフェニルホスフィン。
トリパラ1−リルホスフィン等が挙げられ、これらの1
種又は2種以上を使用することができる。なお、本発明
においては、有機ホスフィン化合物の純度等は特に制限
さ扛ないが、ニオしらの中で純度が98%以上の1−リ
フェニルホスフィンが好適に使用される。
また、1,8−ジアザ−ビシクロ〔5゜4.0〕ウンデ
セン−7(以ド、D B Uと略ず7)としては、その
純度が99%以上、特に99.8%以−Lのものを使用
することが好ましい。このような高純度のD B IJ
を使用すると1組成物の耐湿特性がより良くなる。
ここで、硬化促進剤の配合量は、エポキシ樹脂とフェノ
ール樹脂との合計量100重量部当り0.2〜5重量部
とすることが好ましく、特に、硬化促進剤として有機ホ
スフィン化合物を使用する場合は、有機ホスフィン化合
物の配合量をエポキシ樹脂とフェノール樹脂との合計量
100重量部当り0.5〜5重量部、特に0.6〜2重
量部とすることが好ましく、また、硬化促進剤としてD
BUを使用する場合は、DBUの配合量をエポキシ樹脂
とフェノール樹脂との合計量100重量部当り0.2〜
4重量部、特に0.5〜2重量部とすることが好ましい
。硬化促進剤の配合量が上記範囲より少ないと、エポキ
シ樹脂組成物の硬化性や耐湿特性が劣る場合があり、ま
た上記範囲より多いと耐湿特性や高温時の電気特性が悪
くなる上。
成形不良率が増加する場合がある。
なお、DBUを使用する場合、DBUが強塩基であり、
フリーの状態で組成物中に存在すると耐湿特性が悪くな
る傾向があるため、DBUを組成物中のフェノール樹脂
と反応させて室温で固形の塩化合物とし、DBUの塩基
性を下げることが好ましい。このDBUとフェノール樹
脂との塩化合物は、溶液中でも溶融反応でも合成し得る
が、特にDBUを組成物中のフェノール樹脂に対して好
ましくは5〜70重量%、より好ましくは10〜50重
量%配合すると1組成物中でDBUとフェノール樹脂と
の塩化合物が容易に生成し得、耐湿特性の良好なエポキ
シ樹脂組成物を得ることができる。
更に、本発明においては添加剤としてイミダゾール化合
物とカルボキシル基含有の有機酸との塩化合物を使用す
る。
ここで、イミダゾール化合物としては種々選択されるが
、2−フェニルイミダゾール又は2−メチルイミダゾー
ルが好適である。また、カルボキシル基含有の有機酸と
しては、フタル酸、安息香酸、トリメリット酸、無水ト
リメリット酸、ピロメリット酸等が例示されるが、特に
トリメリット酸又は無水トリメリット酸を使用すること
が好ましい。
なお、この塩化合物の製造方法は適宜選択され。
通常の塩化合物の製造方法を採用することができる。
例えば、カルボキシル基含有の有機酸をアセトンに溶解
した後、このアセトン溶液に等モルのイミダゾール化合
物のアセトン溶液を徐々に滴下する方法を採用し得、こ
の滴下により白色塩が析出してくるので、滴下終了後、
更に1時間程度攪拌し、未反応物をアセトンで洗浄して
除去することにより、目的とする粉末状の塩化合物を容
易に得ることができる。
また、イミダゾール化合物とカルボキシル基含有の有機
酸との塩化合物はその純度が95%以上、特に98%以
上で、かつその粒径が300メツシュもしくはそれより
細径のもの、特に325メツシュもしくはそれより細径
のものを使用することが好ましい。塩化合物の純度が9
5%より低い場合や粒径が300メツシュより大きいと
樹脂組成物の成形性や耐湿特性が劣り、特に粒径が30
0メツシュより大きくなると塩化合物の樹脂組成物内で
の分散性が低くなる場合がある。
ここで、イミダゾール化合物とカルボキシル基含有の有
機酸との塩化合物は、エポキシ樹脂とフェノール樹脂と
の合計量100重量部当り、0.05〜5重量部、特に
0.1〜2重量部の配合量で添加することが好ましく、
配合量が0.05重量部より少ないと樹脂組成物のニッ
ケルに対する接着力が低下して耐湿特性が劣り、5重量
部より多いと樹脂組成物の高温での電気特性や成形性が
悪くなる場合がある。
本発明において使用する無機充填剤としては。
例えば石英粉末、アルミナ粉末、タルク、ガラス繊維、
二酸化アンチモンなどが挙げられ、これらの中で石英粉
末が最も好ましい。
この石英粉末は、非結晶性、結晶性のいずれであっても
、これらの混合物であってもよく、また天然1合成のい
ずれであってもよいが、エポキシ樹脂組成物をVLS 
Iメモリ用の半導体装置についてα線対策を行う時に使
用する場合には、ウラン、トリウムなどの含有量の少な
い粉末状や球形の合成石英を用いることが好ましく、更
にはSio2含有量が98%以上の結晶性又はSiO□
を一度溶融させた溶融石英等が好ましい。なお、石英粉
末の好ましい平均粒子径の範囲は1〜507J、より好
ましい範囲は10〜401」である。このような粒径分
布を有する石英粉末は珪石又は珪石を溶融したものを粉
砕し、分級することによって得ることができる。また、
球形シリカは珪石又は合成石英を粉砕したものを酸水素
炎中で処理することにより得ることができ、必要し;応
じて分級を行い粒度調製することができる。
これら!i機充填剤の配合量は種々選択されるが、エポ
キシ樹脂とフェノール樹脂との合計量100重量部当り
200〜800重量部、より好ましくは230〜600
重量部とすることが望ましい。
更に本発明の組成物には、可撓性付与剤を添加すること
が好ましく、との可撓性付与剤としては種々選択される
が、特に下記一般式(1)R2はCH,等の二価の有機
基、R3は二価の有機基、R4−R,は−価の有機基を
示す、)で示されるシリコーン系の可撓性付与剤を添加
することが好ましい。また、その配合量は、本発明組成
物中のエポキシ樹脂とフェノール樹脂との合計量】−0
0重量部当り好ましくは4=60重量部、特に6〜30
重量部とする。このような配合量でシリコーン系の可撓
性付与剤を添加すると、エポキシ樹脂組成物とフレーム
との接着性がより良くなり、耐クラツク性が向」二し、
半導体封止用としてより好適なエポキシ樹脂組成物を得
ることができる。
本発明の組成物には、更に必要によりその目的、用途な
どに応じ、各種の添加剤を配合することができる。例え
ば、ワックス類、ステアリン酸などの脂肪酸及びその金
属塩等の離型剤、カーボンブラック等の顔料、染料、難
燃化剤、表面処理剤(γ−グリシドキシプロビルトリメ
1−キシシラン等)、老化防止剤、その他の添加剤を配
合することは差支えない。
なおここで、離型剤としてよく精製されたカルナバワッ
クスを使用すると、本発明組成物のニッケルに対する接
着力を高めるのに効果的である。
本発明の組成物は、上述した成分の所用凰を均一に攪拌
、混合し、予め70〜95℃に加熱しであるロール、ニ
ーダ−などにより混線、冷却し。
粉砕するなどの方法で得ることができる。なお、成分の
配合順序に特に制限はない。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、IC,LSI。
トランジスタ、サイリスタ、ダイオード等の半導体装置
の封116用、プリント回路板の製造などに使用される
。なお、半導体装置の封止を行う場合は、従来より採用
さお、ている成形法1例えばトランスファ成形、インジ
ェクション成、形、注型法などを採用して行うことがで
きる。この場合、エポキシ樹脂組成物の成形温度はi 
50−18 Q℃、ポストキュアーは1−50〜】−8
0℃で2〜16時間行うことが好ましい。
倉所列舛米 以上説明したように5本発明によれば、耐湿性。
高温電気特性にダハ、しかもニッケル等に対する接着性
にダハ、半導体装置封止用等として好適に用いられるエ
ポキシ樹脂組成物が得ら九るものである。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限さイ1゜るものでは
ない7 〔実施例1へ・12.比較例1〜4〕 下記配合物をよく混合し、】00°Cに加熱した13イ
ンチロールで3分間混練した後、冷却、粉砕してエポキ
シ樹脂組成物(実施例1〜]−2,比較例1〜・4)を
得た。
王メ4オ渭血皿戊〕−柑戊 タレゾールノボラック型エポキシ樹脂”   60重量
部フェノール型ノボラック樹脂幹30 臭素化エポキシ樹脂申本本10 結晶シリカ              ・175カル
ナバワツタス              】65γ−
グリシドキシトリメトキシシラン カーボンブラツク             1.0二
酸化アンチモン              5第1表
に示す硬化促進剤     第1表に示す配合置傘塩素
イオンlppm、加水分解性CQ300ppm、有機酸
含有量20ppm、エポキシ当量196傘傘ナトリウム
イオン、塩素イオン各lppm、フリーフェノール0.
1%、有機酸含有量10109P軟化点80℃串傘傘塩
素イオン2ppm、加水分解性CQ400 ppm s
有機酸含有量20pρm、Br含有率35%、エポキシ
当量なお、イミダゾール化合物とカルボキシル基含有の
有機酸との塩化合物としては、下記方法で調製した2−
フェニルイミダゾールと無水トリメリット酸との塩化合
物I(実施例1〜4,7〜10)及び2−メチルイミダ
ゾールとトリメリット酸との塩化合物■(実施例5,6
,11.12)をそれぞれ使用した6 2−フェニルイミダゾール144g(1モル)を112
のアセトンに溶解したものを無水トリメリット酸192
 g(1モル)をIQのアセトンに溶かした溶液に徐々
に滴下した。滴下終了後、2時間攪拌を続け、生じた白
色の沈殿物を一過して取り出した後、この白色沈殿を再
度フラスコに入れて更にIQのアセトンを入れ、1時間
攪拌後に再度−過して白色沈殿物を取り出すという洗浄
工程を3回繰り返した(収量319 g)。沈殿物を5
0℃の乾燥機中で乾燥し、300メツシュのフルイをつ
けた粉砕機で粉砕し、これを塩化合物(純度98%)と
した(実施例1〜4,7〜10)。
2−メチルイミダゾール82g(1モル)をIQのアセ
トンに溶解したものをトリメリット酸210g(1モル
)をIQのアセトンに溶解した溶液に徐々に滴下した。
滴下終了後、生じた白色沈殿物を濾過し、洗浄回数を調
製して第1表に示す純度とし、更に300メツシュ(以
下、#と略す、)のフルイを通し、これを塩化合物とし
た(実施例5,6゜11.12)。
以上のように得られたエポキシ樹脂組成物につき、下記
A−Eの諸特性を評価した。
A、接着性 第1表に併記する材質からなる6m幅×11m長×20
01J!D厚の金属片2枚を用い、第1゜2図に示すよ
うに、これら金属片m、mをエポキシ樹脂組成物nによ
り封止して測定用サンプルを得た。この場合、両金属片
m、mはその先端6mを互に対向するようにエポキシ樹
脂組成物nで封止した。また、エポキシ樹脂組成物nの
成形条件は成形温度180’c、成形時間2分であり、
成形後、180℃で16時間ポストキュアーした。
得られた測定用サンプルの左右の金属片を引張り試験機
に固定して引張り、接着力を測定した。
B6体積抵抗率の測定 成形温度160℃、成形圧カフ0kg/a&、成形時間
2分の条件でエポキシ樹脂組成物を成形して直径6■、
厚さ2nnの円板を作り、これを180℃で4時間ポス
トキュアーしたテストピースについて、150℃での体
積抵抗率をJIS−に−6911に準じて測定した。
C6成形性 260キヤビテイーの14ピンICを成形し、金型に残
る成形物の個数を測定した。
この場合、金型に残る個数が多いものほど離型性が悪い
ことを示す。
D、耐湿特性(Afl腐食テスト) 銅にニッケルめっきした材質のフレームを使用した14
ピンDIPのIC形状に成形したサンプルを高圧釜に入
れて121℃、2気圧の高温高湿雰囲気に1000時間
放置し、アルミニウム配線のオープン不良が生じたサン
プル数を測定し、配線のオープン不良率を算出した。得
られた配線のオープン不良率から耐湿特性を評価した。
E、パリ 260キヤビテイー14ピンICの金型を用い、金型温
度175℃、成形時間2.5分、射高圧カフ0kg/C
Aの条件で成形し、パリの発生を調べたい ICの足か
ら1m以上パリがでた場合を不良として数えた。
以上の結果を第1表に示す。
第1表の結果より、純度が95%以上でかつ粒径が30
0メツシュより細粒のイミダゾール化合物とカルボキシ
ル基含有の有機酸との塩化合物を添加したエポキシ樹脂
組成物は、塩化合物を添加しない組成物に比べて高温で
の体積抵抗率が低下する二となく、かつニッケルめっき
した銅にりする接着力が向−ヒし、耐湿特性における不
良率が極端に減少することが確認さオ〕7た。
〔実施例13〜18〕 純度99.5%のD 13 Uを使用し、D I3 U
及び1−リフェニルホスフィンの配合Mを第2表に):
’< ”、4”ようにした以外は実施例1と同様の配合
、製造条件でエポキシ樹脂組成物を調製した。
これらエポキシ樹脂組成物について、前述の1つ及び下
シ1ユに示すF’ 、 G 、 Hの諸特性を評価した
F、成形不良率の測定 1−ランスファー成形機で100個取りの1・1ピンI
C用金型を用いて〕−0ショット成形し、この時の外部
!不良率(ボイ1テ、未充填、スネークアイ等の不良)
をdIす定した。
G、スパイラルフロー EMMI規格に準じた金型にエポキシ樹脂を充填し、成
形温度175℃、成形圧カフ0kg/dの条件下で測定
した。
H,パーコール硬度 エポキシ樹脂を成形温度175℃、成形圧カフ0kg/
cnf、成形時間90秒で成形し、成形金型解体後バ・
−コール硬度935にて成形物の熱時硬度を測定した。
以」二の結果を第2表に示す。
第2表の結果から、硬化促進剤として有機ホスフィン化
合物のトリフェニルホスフィン又は高純度の1,8−ジ
アザ−ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7を配合し
たエポキシ樹脂組成物は、スパイラルフロー、パーコー
ル硬度、耐湿特性、成形不良率の諸特性がいずれも良好
であることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はエポキシ樹脂組成物の接着力を評価するた
めの金属片を封止したエポキシ樹脂組成物サンプルを示
し、第1図は平面図、第2図は正面図である。 m・・・金属片、n・・・エポキシ樹脂組成物。 出願人  信越化学工業 株式会社 代理人  弁理士  小 島 隆 同 第1図 第2図 m            m

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エポキシ樹脂と、硬化剤としてフェノール樹脂と、
    無機充填剤とを含有するエポキシ樹脂組成物において、
    硬化促進剤として有機ホスフィン化合物及び/又は1,
    8−ジアザ−ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7を
    使用すると共に、イミダゾール化合物とカルボキシル基
    含有の有機酸との塩化合物を添加したことを特徴とする
    エポキシ樹脂組成物。2、有機ホスフィン化合物として
    、純度98%以上のトリフェニルホスフィンを使用した
    特許請求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂組成物。 3、1,8−ジアザ−ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
    ン−7の純度が99%以上である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載のエポキシ樹脂組成物。 4、1,8−ジアザ−ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
    ン−7が、フェノール樹脂との室温で固体の塩化合物と
    して存在する特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
    か1項に記載のエポキシ樹脂組成物。 5、イミダゾール化合物とカルボキシル基含有の有機酸
    との塩化合物の純度が95%以上である特許請求の範囲
    第1項乃至第4項のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂
    組成物。 6、イミダゾール化合物とカルボキシル基含有の有機酸
    との塩化合物の粒径が300メッシュもしくはそれより
    細粒である特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
    1項に記載のエポキシ樹脂組成物。 7、イミダゾール化合物とカルボキシル基含有の有機酸
    との塩化合物を該エポキシ樹脂と該フェノール樹脂との
    合計量100重量部当り0.05〜5重量部添加する特
    許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項に記載の
    エポキシ樹脂組成物。 8、カルボキシル基含有の有機酸が無水トリメリット酸
    又はトリメリット酸である特許請求の範囲第1項乃至第
    7項のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。 9、イミダゾール化合物が2−フェニルイミダゾール又
    は2−メチルイミダゾールである特許請求の範囲第1項
    乃至第8項のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物
    。 10、無機充填剤の配合量がエポキシ樹脂とフェノール
    樹脂との合計量100重量部当り200〜800重量部
    である特許請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1項
    に記載のエポキシ樹脂組成物。
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