JPS63247922A - 光ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光学的情報記録再生装置の光へラド装置に関
するもので、特に光ヘッドに設けられた絞り込み用対物
レンズの変位を検出可能とした光ヘッド装置に関する。

（従来の技術及びその問題点） 従来、光ヘッドはレーザ等の光源、該光源からの光束を
平行光束とするコリメータレンズ、偕報担体の記録面上
に光束を絞り込み微小スポットとして照射するための対
物レンズ等の光学系、および記録面で反射された光束を
受光するための光検出器等により構成されている。記録
時には、所定の情報により変調され、対物レンズにより
集束された光束を記録面上に照射し、該記録面に温度上
昇或いは化学反応により情報を記録する。再生時には、
記録面から反射され、記録情報により光学的に変調を受
けた光束を光検出器にて受光し、ここで検出した光信号
を電気信号に変換して所望の再生情報を得るものである
。

このような光情報記録再生に用いられる情報記録担体と
しては、光学式ビデオ・ディスク、光学式デジタル令オ
ーディオディスク、光カード等がある。記録される情報
は、例えば、ディスク状の担体（以下、光カードと称す
る）の場合は同心円状に、或は螺旋状に、又カード状の
担体の場合は平行配置されて情報パターンが形成されい
る。この情報パターンとは凹凸、ビットのイｊ無、反射
率の変化、磁化方向の変化等によるものがある。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、例えば上記光ディスクを回転して情報の記録
・再生を行なう際、ディスク上の情報記録面はディスク
基盤のそり、面ぶれ等によって１回転中に数１００ルｍ
半径方向に上下動してしまう。さらに、ディスク上の情
報トラックは、偏心、ゆがみ等によって１回転中にやは
り数１００トｍ半径方向に移動してしまう、このような
ディスクの変動のもとで、対物レンズから光スッポット
はディスク上の情報トラックに常に正確に追従すること
が必要である。

このため、従来から種々の手段を用いて、対物レンズか
らの集束光を常に一定の微小スポットに保つよう対物レ
ンズと情報担体たるディスクとの間を一定距離に制御す
るオートフォカシング制御が行なわれ、さらに情報トラ
ンクを正確にトレースするためのす一トドラッキング制
御が行なわれている。これらの制御に使用されるエラー
検出信号の検出範囲は、フォーカシングエラー信号の場
合、±ａｌｏｐｍ程度であり、トラッキングエラー信号
の場合、士数ρｍ程度である。ところが、上述したよう
に、光ディスクの場合、偏心或は面ぶれ等に起因するデ
ィスクの変動量はディスクの半径方向及び上下方向共に
士数１００　＃Ｌｍ程度ある。従って、オートフォーカ
シング、或はオートトラッキング制御を開始する前や、
外部からの衝撃等によってこのような制御が外れてしま
った場合には、上記エラー信号の検出範囲まで対物１／
ンズを引き込むことになる。このような引き込みを正確
に、しかも迅速に行なうためには、対物レンズの絶対位
置をディスクの変動量である士数１１００ｐの範囲で検
知する必要があった。又、対物レンズの移動により光学
的なけられが生じてエラー信号に誤差が生じた際、対物
レンズの動きを制御する場合にもこのような対物レンズ
の位置検出が必要であった。

このための対物レンズの絶対位置を検出する手段として
は、第２図に示す従来装置がある。同図に示す装置は、
不図示の光源かＪう発射された光束３を情報担体１の記
録面に集束するための対物レンズ２と、この対物レンズ
を支持する円筒状の支持体１５とを有し、磁気ギアツブ
１０を介して設けられた円筒状磁性体８及び９と磁気ギ
アツブ１０に平行磁束を生じるマグネット７と支持体１
５に巻回されたコイル５とから成る電磁力発生手段とに
より、支持体１５を円筒状空隙部６を介して上下方向に
移動可能となっている。そして、円筒状磁性体９上の一
端にはＬＥＤ　１１が設りすられており、支持体１５が
上下動する円筒状融体９の空胴部を介してこのＬＥＤ　
１１に対向する位置にはフォトトランジスタ１２が設け
られており、　　ＬＥＤｌｌからのフォトトランジスタ
１２に向けて光が発射され、フォトトランジスタ１２に
て受光される。このような構成により、対物レンズ２の
支持体１５が上下動すると、該支持体１５の先端部がＬ
ＥＤＩＩからフォトトランジスタ１２に向けて発射され
た光を：Ｓ：ｔ−ぎり、支持体１５の移動量に応じてフ
ォトトランジスタＪ２にて受光される光量に変化が生じ
る。こうして得られたフォトトランジスタ１２からの出
力変化量により対物レンズ２の変位位置が検出可能とな
る。

ところが、上記の構成において、ＬＥＤの発光光量は周
囲の温度等の環境変化によって変動し、この変動が誤差
となって正確な位置検知ができないといった欠点があっ
た。又、ＬＥＤ　ｌ　１の劣化により、このＬＥＤの発
光光量は経時的に減少し、トランジスタ１２の検出出力
にオフセットが生じて、やはり正確な位置検知ができな
いといった問題点も生じていた。

本発明は、上述した問題点を解決するために成されたも
ので、簡単な構成で、髪時間に渡り正確な光学系の位置
検知が可能な光ヘッド装置を提供することを日的とする
。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するための手段として、未発１Ｎの光
ヘッドは、光学系と、該光学系を基体に対して少なくど
も一方向に移動せしめる駆動手段とをイーｊする光ヘッ
ド装置において、前記基体の夫々に互いに対向するよう
固設された対を成すコイルと、これらのコイルのいずれ
か一方に電流を流し磁界を発生させる手段と電磁誘導に
より他方のコイルに誘起させる起電力から前記光学系の
変位を検知する手段とを備えたことを特徴とする。

（作用） 上述した構成により、前記光学系が移動すると、この光
学系に固設されたコイルと前記基体に固設されたコイル
との間隔が変化する。又、光学系に固設されたコイルと
基体に固設されたコイルのいずれか一方に電流を流して
磁界を発生させると電磁誘導によって他方のコイルには
起電力が誘起される。この誘起された起電力の大きさは
前記コイルの間隔によって変化せしめられる。この変化
量を検知することによって前記光学系の変位量を検知す
ることができる。

（実施例） 以下１本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

ｆ３１図は、本発明による光ヘッド装置の概略断面図で
あり、第３図は該光へラド装置に接続すべき電気系の概
略構成図である。第１図において第２図に示した従来装
はと同一部分には同一の符号を付し、説明は省略する。

第１図に示すように、本実施例の光へラド装設は、第２
図に示した従来装置の対物レンズ位置検出手段以外につ
いて同様の構成を有する。即ち。

本実施例における対物レンズ位置検出手段は１円筒状磁
性体９にコイル１３が、又対物レンズ２の支持体１５に
コイル１４が、夫々互いに対向する位数に固着されてい
る。これらコイル１３．１４は、図示のように、支持体
１５の対物レンズ２が取り付けられた円筒部について同
心円状に巻回されている。従って、対物レンズ２の上下
動に伴い、これらコイル１３．１４間の距離が変化せし
められると、該コイル１３．１４間の磁気的結合係数が
変化する。コイル１４はコイル１３による磁界と鎖交し
ているため、コイル１３に電波が流れると、両コイル間
の結合係数に比例した大きさの電圧がコイル１４の端子
間に発生する　、これをＢＰＦにより前記単一周波数の
みを通過させて信号の品質を向上させた後、検波器にて
検波し、次いでＬＰＦにて前記単一周波数成分を取り除
き低周波成分を得る。なお、上記ＢＰＦにより対物レン
ズ２の駆動用コイル５の磁界変化により発生する誘起電
圧を前記したコイル１４に発生する単一周波数の誘起電
圧と分離することができる。

このような構成により、対物レンズ２が上方に移動する
とコイル１３．１４間の結合係数は大となり、下方に移
動すれば、この結合係数は小となる。従って前述のよう
にして得られた低周波数成分を検出することが可能とな
る。

なお、上記実施例においては、コイル１３に単一周波数
の交流電流を流す構成としであるが、コイル１４にこの
電流を流して、コイル１３の端子間電圧から対物レンズ
の変移信号を得るようにしてもよい。

又、本実絶倒装置において、駆動用コイル５に加わる協
動電流の周波数が十分低く、これに対してコイル１３の
単一周波数交番電流の周波数が十分高ければ、ＢＰＦの
変わりにバイパスフィルターを用いてもよい。

さらに、上記実施例では、フォーカス方向の対物レンズ
位置検出について説明しであるが、さらに別の一対のコ
イルをトララフ方向に対向配置させることにより、トラ
ッキング制御時における対物レンズの位置検出も可能と
なる。

又、本実施例ではコイル１３に交番磁界を発生させるた
めに単一周波数電圧発生器を用いたが、複数の周波数ス
ペクトラムを持った交番磁界でもそれら成分を抽出して
検波をおこなえば、同様の効果を得ることができる。

又、前述の実施例では、コイル間の距離が変化するよう
に構成したが、光学系の移動に伴って検出側のコイルに
供給される磁界密度が変化する構成であれば、どのよう
なものでもかまわない１例えば、光学系の移動に伴って
、コイルが互いに磁束を横切る方向にずれて、これらの
コイルの対向する部分の大きさが変化するように構成し
てもよい。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の光ヘッド装置ｄは、コイ
ルによる起電力を利用して光学系の変移を検出する構成
とされ又いるため、簡単な構成により長期間に亘り正確
な光学系の位は検出を可能とした光ヘッド装置を得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による光ヘッド装置を示す概略断面図、
第２図は、従来の光ヘッド装置を示す概略断面図、第３
図は本発明による光−・ラド装置の電気系の概略構成図
である。 １・・・情報担体 ２・・・対物レンズ ７．９・・・磁性体 １３．１４・へ・対物レンズ位置検出用のコイル代理人
　　　弁理士　山　下　穣　子 弟１図 第２図 手続補正書 昭和６ｚ年　７月　２８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光学系と、該光学系を基体に対して少なくとも一方向に
   移動せしめる駆動手段とを有する光ヘッド装置において
   、前記光学系及び基体の夫々に互いに対向するよう固設
   された対を成すコイルと、これらのコイルのいずれか一
   方に電流を流し磁界を発生させる手段と電磁誘導により
   他方のコイルに誘起させる起電力から前記光学系の変位
   を検知する手段とを備えたことを特徴とする光ヘッド装
   置。