JPS63243682A - 真空焼結炉 - Google Patents

真空焼結炉

Info

Publication number
JPS63243682A
JPS63243682A JP7547387A JP7547387A JPS63243682A JP S63243682 A JPS63243682 A JP S63243682A JP 7547387 A JP7547387 A JP 7547387A JP 7547387 A JP7547387 A JP 7547387A JP S63243682 A JPS63243682 A JP S63243682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
tight box
gas
outside
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7547387A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07113519B2 (ja
Inventor
秀一 田中
川崎 知安
武田 正夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP7547387A priority Critical patent/JPH07113519B2/ja
Publication of JPS63243682A publication Critical patent/JPS63243682A/ja
Publication of JPH07113519B2 publication Critical patent/JPH07113519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は各種粉末成形品(処理物)の焼結に用いられる
真空焼結炉に関するものである。
[従来の技術] 真空焼結炉には、現在、内部にタイトボックスを配置し
て、炉内をヒーティングスペースとワーキングスペース
とに分離するようにした炉内構造のものが多く採用され
ている。これは、処理物をタイトボックス中に収納して
一連の処理を行なうとき、焼結前処理として実施される
デワックス工程で、該処理物から多量に蒸発するワック
スベーパ等の不純物ガスがヒータ、断熱材、炉壁等の炉
材に付着して炉内を汚染する問題を回避するのに有効と
なるからである。
すなわち、第3図に示すように、炉内に配置したタイト
ボックスTの中に処理物Wを収納し、タイトボックスT
の外側の炉内空間に設けたガス導入口S、から、N2、
Ar等の不活性ガスを減圧して導入する一方、その底部
等に設けた真空排気口VからタイトボックスT内を吸引
することで、処理物Wから発生する不純物ガスが、内外
の差圧により該タイトボックスTの扉の隙間等の通気路
から図示矢印のように導入される不活性ガスと共に直接
炉外に排気され、これにより不純物ガスがヒーティング
スペースを通り炉材を汚染するのが防止できる。
なお、その地図中、Fは炉殻(チャンバ)、Aは断熱材
、Hはヒータを示す。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、このようなタイトボックスを内存する真空焼結
炉であっても、次のような点で更に改善すべき問題点が
残る。
すなわち、タイトボックスTの内面に設けた真空排気口
Vから炉外へ排気するようにすると、タイトボックスT
の外側から内側にガスが一方的に導入される差動排気が
実現され、炉殻Fの内面から炉内を真空排気する場合の
処理物Wから発生する不純物ガスと炉材との接触が避け
られる反面、高温加熱時に断熱材A等の炉材から放出さ
れる不純物ガスがタイトボックスT内に導入されて、処
理物Wがこの不純物ガスと接触して反応する不都合を招
くことがある。
また、真空焼結炉では雰囲気ガスとして不活性ガスを用
いる場合の他に、処理物Wの種類や熱処理条件によって
は、C01H2等の種々の特殊ガスを用いる場合がある
。そして、かかる特殊ガスを雰囲気ガスとして使用する
場合は、これを炉内にそのまま導入すると、炉材を侵蝕
したり操業の安全性を害することになるから、第4図に
示すように、炉外から特殊ガスを導入するガス導入口S
2をタイトボックスTの内面に設けて、該タイトボック
スT内の処理物Wに必要最少量を直接供給するようにし
ている。
しかし、このようにしてタイトボックスTの内部に特殊
ガスを直接供給するようにしても、前記低圧ガスフロ一
方式によると、タイトボックスTの中には外側から、図
示矢印のように、不活性ガスが導入される結果、特殊ガ
スが希釈されてしまい処理物Wに所定の供給ガス濃度の
ままで反応させることができない不具合を来たす。
本発明は、上述した一重タイトボックス構造からなる既
存の真空焼結炉の問題点に鑑みてなされたもので、真空
焼結炉において、炉材に処理物から発生する不純物ガス
を接触させることなく、また炉材から放出される不純物
ガスを処理物に接触させることもない排気手段を与える
ことを第1の目的としている。そして又、特に処理物の
雰囲気ガスとして特殊ガスを用いる場合は、さらにタイ
トボックス内の処理物に所定の供給ガス濃度のままで特
殊ガスを接触させることができるガス供給手段を与える
ことを第2の目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記第1の目的を達成し得るものとして、炉
内に、処理物を収納する内側タイトボックスと、この内
側タイトボックスを包囲する外側タイトボックスとを配
置し、前記内側タイトボックスと前記外側タイトボック
スとの間に炉外へ直接排気する真空排気口を設けた構成
の真空焼結炉を提供するものである。
また上記第2の目的を達成し得るものとして、上記の構
成に加えて、前記外側タイトボックスの外側に不活性ガ
スを導入するガス導入口を設けるとともに、前記内側タ
イトボックスの内側に特殊ガスを導入するガス導入口を
設けて構成される真空焼結炉を提供するものである。
[作用] 上記の炉内構造よりなる真空焼結炉であれば、真空排気
後、炉内を加熱昇温するときには、内側タイトボックス
と外側タイトボックスとの間に設けた真空排気口から炉
内を排気するようにする。
すると、この真空排気口が位置する内側タイトボックス
と外側タイトボックスとの間の空間(以下排気空間とも
いう)が、内側タイトボックスの内側のワーキングスペ
ースおよび外側タイトボックスの外側のヒーティングス
ペースよりも低い減圧状態に保持されるため、内側タイ
トボックス内で処理物から発生する不純物ガスと、外側
タイトボックスの外側で炉材から放出される不純物ガス
とが共に該排気空間に導入され、ここから炉外に直接排
気されることになる。
また、特殊ガスを用いる場合には、炉内に外側タイトボ
ックスの外側に設けたガス導入口から不活性ガスを導入
する一方、内側タイトボックスの内側に設けたガス導入
口からその内部に直接特殊ガスを導入すると、内側タイ
トボックス内に供給された特殊ガスと、外側タイトボッ
クスの外側に供給された不活性ガスとが共に前記排気空
間に導入され、ここから炉外に直接排気されて、内側タ
イトボックスの内部で特殊ガスが不活性ガスの導入によ
り薄められることがない。
[実施例] 以下、本発明の第1、第2実施例を図示して、それぞれ
について説明する。
く第1実施例〉 第1図は、第1の発明に係る真空焼結炉の概要を示す。
同図において、1は両側に開閉扉1aを有する炉殻(チ
ャンバ)、2は両側に開閉扉2aを有し内面にヒータ3
を配設する断熱材を示す。
そして、この断熱材2で画される炉内のヒーティングス
ペース4に、内、外二重のタイトボックス7.8を配置
している。内側′タイトボックス7はその中に形成され
るワーキングスペース6に処理物5を収納し、また、こ
の内側タイトボックス7を包囲する外側タイトボックス
8は、該内側タイトボックス7と適当な間隔をおいて両
者の間に排気空間9を形成している。
なお、内、外側のタイトボックス7.8は、全体がグラ
ファイトで成形されているとともに、その扉の4隅の隙
間等に内外の差動排気を実現する通気路を形成している
このようにして、炉内に二重のタイトボックス7.8を
配置しているとともに、内側タイトボックス7内のワー
キングスペース6と、内側タイトボックス7と外側タイ
トボックス8との間の排気空間9と、さらに外側タイト
ボックス8の外側のヒーティングスペース4とに、それ
ぞれ個別に、その内部を炉外へ直接排気させるための真
空排気口10.11.12を設けている。すなわち、こ
れら真空排気口10.11.12は、炉外の真空ポンプ
13に各々接続される3本の独立した排気ライン14.
15.16の各終端に開口されており、排気ライン14
.15.16には各々開閉切換自在の排気弁14a、1
5a、16aを介設している。
かかる構成を具備してなる真空焼結炉で、まず炉内全体
の真空引きを行なうときは、排気弁14a、15a、1
6aを全開にし、各真空排気口10.11.12から炉
内を同時に排気するようにする。こうすれば、排気速度
を上げ、炉内全域の真空分布を均一にすることができる
かくして、炉内を所定の真空度にまで排気すると、排気
弁14aを閉じ真空排気口11.12から排気を続行し
なからヒータ3に通電して、炉内を昇温しで行く。する
と、ヒータ3およびその外周で早期に加熱昇温される断
熱材2や外側タイトボックス8から不純物ガスが放出さ
れ、また炉芯部で処理物5が加熱昇温するにつれて、該
処理物5から不純物ガスが多量に放出してくる。しかる
に、炉内は内側タイトボックス7と外側タイトボックス
8との間の排気空間9に位置する真空排気口11と、外
側タイトボックス8の外側でヒーティングスペース4に
位置する真空排気口12とにより真空排気されるから、
その排気空間9が最も低い減圧状態に保持され、ワーキ
ングスペース6で処理物5から発生した不純物ガスとヒ
ーティングスペース4で放出された不純物ガスとは共に
、図示矢印のように該排気空間9に導入され、真空排気
口11から直接炉外に排気されることになる(なお、ヒ
ーティングスペース4のアウトガスは勿論真空排気口1
2からも同時に炉外へ排気されることになる)。
したがって、このような排気手段を採れば、処理物5か
ら発生する不純物ガスが炉材に接触するのを防止でき、
かつ又、炉材から放出される不純物ガスが処理物5と接
触することも確実に回避できる。
く第2実施例〉 次いで、第2図は第2の発明に係る真空焼結炉の概要を
示す。ここに、炉の主要部の構成は第1図に示すものと
共通している。
しかして、このものでは前記の構成に加えて、炉内に不
活性ガスを導入するためのガス導入口17と、特殊ガス
を導入するためのガス導入口18とを設置するようにし
ている。ガス導入口17は、炉外に設置した不活性ガス
供給源19に接続される供給ライン20の終端を、断熱
材2の外側で開口させ、炉殻1の内面から炉材を保護し
ながら炉内に不活性ガスを導入するようにしたものであ
る。
またガス導入口18は、同じく炉外に設置した特殊ガス
供給源21に接続される供給ライン22の終端を、内側
タイトボックス7の内側で開口させたものであって、処
理物5が収納されるワーキングスペース6に必要な特殊
ガスを直接導入させるようにしたものである。
そして、図示例の場合には、特殊ガスの供給ライン22
に、不活性ガスの供給ライン20から分岐ライン23を
接続し、内側タイトボックス7の内部に不活性ガスを直
接導入することも可能にしている。なお、各供給ライン
には所定の部位で開閉切換自在のガスバルブ24.25
.26をそれぞれ介設している。
かかる構成を具備した真空焼結炉では、処理物5に対し
、次のようにして特殊ガスを供給するものとなる。すな
わち、前述のように炉内を真空排気した後、炉内を加熱
昇温するときには、排気弁15aのみを開いたままにし
真空排気口11から内側タイトボックス7と外側タイト
ボックス8との間の排気空間9の真空引きを続行する一
方で、そのガス導入口18から処理物5を収納する内側
タイトボックス7の中に特殊ガスを直接導入し、同時に
ガス導入口17からは外側タイトボックス8の外側より
炉内に不活性ガスを導入するようにする。この際、ガス
流量は、p、>P2<P3の条件が維持されるように調
整される(但し、P、;ヒーティングスペースの圧力、
P2 ;排気空間の圧力、P3 ;ワーキングスペース
の圧力)。
このようにすると排気空間9には、内側タイトボックス
7の側から特殊ガス(処理物5のアウトガスを含む)が
、また外側タイトボックス8の側からは不活性ガス(炉
材のアウトガスを含む)がそれぞれ図示矢印のように導
入され、その真空排気口11よりこれらの導入ガスが共
に直接炉外に排気されることになる。すなわち、ワーキ
ングスペース6では特殊ガスが不活性ガスで薄められる
ことがなく、所定の供給濃度で処理物5に接触させ反応
させることができ、しかも特殊ガスがヒーティングスペ
ース4に漏出することもない。
なお、二重タイトボックス構造を採用する場合の利点と
して、他に内側タイトボックス7内の温度分布を均一化
し、処理物5を均一加熱できることがある。
[発明の効果コ 以上に説明したように、本発明の第1の発明に係る真空
焼結炉を用いれば、処理物から発生する不純物ガスを炉
材に接触させず、かつ又炉材から放出される不純物ガス
を処理物と接触させずに炉内を排気することができ、ひ
いては処理物が不純物ガスと反応して品質劣化するのを
防止できる。
また第2の発明に係る真空焼結炉を用いれば、更に、雰
囲気ガスとして供給する特殊ガスを不活性ガスで希釈す
るこくなく処理物に接触させて反応させることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例を示す真空焼結炉の断面
概要図である。第2図は第2の発明の一実施例を示す真
空焼結炉の断面概要図である。第3図と第4図は真空焼
結炉の従来例を示す各概要説明図である。 1・・・炉殻     2・・・断熱材3・・・ヒータ
    4・・・ヒーティングスペース5・・・処理物
    6・・・ワーキングスペース7・・・内側タイ
トボックス 8・・・外側タイトボックス 9・・・排気空間 11・・・真空排気口 17・・・不活性ガス導入口 18・・・特殊ガス導入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炉内に、処理物を収納する内側タイトボックスと
    、この内側タイトボックスを包囲する外側タイトボック
    スとを配置し、前記内側タイトボックスと前記外側タイ
    トボックスとの間に炉外へ直接排気する真空排気口を設
    けたことを特徴とする真空焼結炉。
  2. (2)炉内に、処理物を収納する内側タイトボックスと
    、この内側タイトボックスを包囲する外側タイトボック
    スとを配置し、この外側タイトボックスの外側に不活性
    ガスを導入するガス導入口を設け、前記内側タイトボッ
    クスと前記外側タイトボックスとの間に炉外へ直接排気
    する真空排気口を設けるとともに、前記内側タイトボッ
    クスの内側に特殊ガスを導入するガス導入口を設けたこ
    とを特徴とする真空焼結炉。
JP7547387A 1987-03-28 1987-03-28 真空焼結炉 Expired - Fee Related JPH07113519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7547387A JPH07113519B2 (ja) 1987-03-28 1987-03-28 真空焼結炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7547387A JPH07113519B2 (ja) 1987-03-28 1987-03-28 真空焼結炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63243682A true JPS63243682A (ja) 1988-10-11
JPH07113519B2 JPH07113519B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=13577307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7547387A Expired - Fee Related JPH07113519B2 (ja) 1987-03-28 1987-03-28 真空焼結炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113519B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4864696B2 (ja) * 2003-04-23 2012-02-01 ボルボ エアロ コーポレイション 工作物の汚染を抑える方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4864696B2 (ja) * 2003-04-23 2012-02-01 ボルボ エアロ コーポレイション 工作物の汚染を抑える方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07113519B2 (ja) 1995-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5273423A (en) Heat treatment apparatus
CN107112270B (zh) 基板处理装置
KR920022398A (ko) 감압처리 시스템 및 감압 처리방법
JPH06302679A (ja) 被処理物搬送ボックス及び処理装置
JPS63243682A (ja) 真空焼結炉
JPH04306824A (ja) 熱処理装置
JPH0541359Y2 (ja)
JP2001234346A (ja) 反応性ガスを利用する真空処理装置
JPH05148650A (ja) 薄膜処理装置
JPS634957Y2 (ja)
JPS63199071A (ja) バッチ式真空ロウ付け装置
JPS63243683A (ja) 真空焼結炉
JP2510035Y2 (ja) 熱処理炉
JPH0345117Y2 (ja)
JPH0434399Y2 (ja)
JPH11260742A (ja) 熱処理装置
JPH10197155A (ja) レトルト炉
JP2628264B2 (ja) 熱処理装置
JPH0875369A (ja) 真空溶解炉及びその操作方法
JPH09318270A (ja) 熱処理炉
JPH06249578A (ja) 熱処理炉
JPS6345326A (ja) コイル熱処理炉
JPH10326730A (ja) 半導体製造装置及びそのメンテナンス方法
JPH0648315Y2 (ja) 真空熱処理炉
JPS60115227A (ja) プラズマ等の処理方法とその装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees