JPS63243007A - 農園芸用殺菌剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジチオカーバメート系殺菌剤すなわちマンガニ
ズエチレンビスジチオヵーパメート（以下マンネブと称
する。）、ジンクエチレンビスジチオカーバメート（以
下ジネブと称する。）、コープイネ−ジョン・プロダク
ト・オツ・ジンクイオン・アンド・マンガニズエチレン
ビスジチオカーパメート（以下マンゼブと称する。）、
ビスソメチルジチオカーパモイルジンクエチレンビスジ
チオカーパメート（以下ポリカーバメートと称する。）
、あるいはビスヅメチルチオカーパモイルジスルフィド
（以下ＴＭＴＤと称する。）などに硫黄を配合すること
を特徴とする農園共用殺菌剤組成物に関するものである
。

　１一 本発明に係る殺菌剤組成物の特徴は、バレイショの主要
病害である疫病およびテンサイ褐斑病に対して、単剤施
用では予測できなかった程の卓越した相乗的防除効果を
奏するところにある。バレイショの疫病はバレイショ栽
培上最も重要な病害であり、その発病の激しさはバレイ
ショ栽培における豊凶全左右する最も重要な要因となっ
ている。また、テンサイの褐斑病はテンサイ栽培上最も
重要な病害であり、発病が甚しくなると機宜が低下する
ほか含糖量が著しく低下することが知られている。これ
らの病害の防除剤としては、マンネジ、ノネゾ、マンゼ
ブ、ポリカーバメート、ＴＭＴＤなどのジチオカーバメ
ート系薬剤が知られているが、後記試験例にみられると
おシ、防除効果と収量において、バレイ゛ショおよびテ
ンサイの栽培者が光分満足出来る程の効果を示している
とは言い難く、さらに効果的な薬剤の出現が望１れてい
る。

本発明者等はこのような事情にかんがみて、ジチオカー
バメート系殺菌剤の効力を高めるため、多くの化合物を
供試して検討を重ねた結果、ソチオカーバメート系殺菌
剤に硫黄を配合することにより、各々の単剤では予測出
来なかった程の卓越した相乗効果を奏するという新しい
知見を得た。硫黄は殺菌剤として知られ、各種作物のう
どんこ病、さび病防除剤として使用されているが、バレ
イショ疫病あるいはテンサイ褐斑病防除剤としての実用
価値は後記試験例にみられるとお一す、全（ない。

本発明に係る組成物は、通常の殺菌剤と同様に各種担体
、補助剤と共に各種の製剤形態、例えば粉剤（ＤＬ粉剤
を含む）、フロアブル剤、水利剤などとして使用出来る
。また、さらに他の殺菌剤、殺虫剤などを配合して防除
の省力化をはかることも出来る。

以下に実施例を若干あけるが、有効成分の配合割合、補
助成分およびその添加量などは実施例のみに限定される
ものではない。

実施例１．粉　剤 ＴＭＴＤ　３０部（以下部とは重量部を示す。）、硫黄
４０部、タルク１０部およびクレー２０部を均一に混合
粉砕して粉剤を得る。

実施例２．水利剤 マンネブ４０部、硫黄４０部、界面活性剤ネオゲンノ４
ウダー５部、およびクレー１５部全均−に混合粉砕して
水利剤を得る。

次に本発明に係る組成物の殺菌効果を試験例によって説
明する。

試験例　バレイショ疫病防除効果 ポットに栽培したバレイショ（品Ｍ　：　男１１　）の
第５複葉期に実施例２に準じて調製した水利剤を水で所
定濃度に稀釈しポット当り２０ｄを散布した。翌日、バ
レイシラスライス上で培養した疫病菌（Ｐｈｙｔｏｐｈ
ｔｈｏｒａ　１ｎｆｅｓｔａｎｓ　）　　の遊走子の９
ａ濁液を噴霧接種し、その後２４時間２０℃多湿の温室
内に置き、さらにその後温室内へ移して５日仮に発病面
積率を調査し、防除価を次式によって求めた。１区２ポ
ツトを用いた。

結果を下表に示す。

上記の試験例から明らかなとおり、ノチオカーパメート
系薬剤単剤区では、防除価は６０％台にとどまり、従っ
て、ことに疫病の激発区では有効に防除することはでき
ない。また、硫黄単剤区では、疫病防除効果は殆どない
、しかしながら、側薬剤の配合区にあっては、完全また
はほぼ完全に疫病を防除することができ、両薬剤間で何
らかの特異的な相互作用のあることが認められる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ジチオカーバメート系殺菌剤に硫黄を配合することを特
   徴とする農園芸用殺菌剤。