JPS63240436A - 車両の逆行防止装置 - Google Patents
車両の逆行防止装置Info
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- JPS63240436A JPS63240436A JP7378687A JP7378687A JPS63240436A JP S63240436 A JPS63240436 A JP S63240436A JP 7378687 A JP7378687 A JP 7378687A JP 7378687 A JP7378687 A JP 7378687A JP S63240436 A JPS63240436 A JP S63240436A
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- engine
- starting clutch
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- vehicle
- engine speed
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Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は車両の逆行防止装置、特にエンジンと自動変速
機と伝達容量を連続的に制御可能な自動発進クラッチと
を備えた車両において、自動発進クラッチのクリープト
ルクを制御して坂道後退などを防止する装置に関するも
のである。
機と伝達容量を連続的に制御可能な自動発進クラッチと
を備えた車両において、自動発進クラッチのクリープト
ルクを制御して坂道後退などを防止する装置に関するも
のである。
従来技術とその問題点
従来、自動変速機が流体継手を介さずにクラッチによっ
て直接エンジンと接続された車両において、アイドリン
グ時のクラッチのトルク伝達容量、つまりクリープトル
クを制御することにより、エンストやギヤの噛み合い騒
音、坂道後退などを防止する制御方法が提案されている
(特開昭61−24866号公報参照)。
て直接エンジンと接続された車両において、アイドリン
グ時のクラッチのトルク伝達容量、つまりクリープトル
クを制御することにより、エンストやギヤの噛み合い騒
音、坂道後退などを防止する制御方法が提案されている
(特開昭61−24866号公報参照)。
ところが、上記制御方法の場合には、単にクラッチの伝
達容量を調整してエンジン回転数がエンストを起こす回
転数以下に低下しないように制御しているに過ぎないた
め、急勾配の坂道ではクラッチのクリープトルクを如何
に制御しようとも車両を停止状態に保持することが出来
ず、坂道後退を防止し得ない、つまり、クラッチの伝達
容量を変化させるだけでは、坂道後退を防止し得る勾配
は緩やかなものに制限される。
達容量を調整してエンジン回転数がエンストを起こす回
転数以下に低下しないように制御しているに過ぎないた
め、急勾配の坂道ではクラッチのクリープトルクを如何
に制御しようとも車両を停止状態に保持することが出来
ず、坂道後退を防止し得ない、つまり、クラッチの伝達
容量を変化させるだけでは、坂道後退を防止し得る勾配
は緩やかなものに制限される。
発明の目的
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、坂道の勾配に関係な(車両の逆行を防止でき、しか
も平坦路では必要以上のクリープトルクを発生しない車
両用逆行防止装置を提供することにある。
は、坂道の勾配に関係な(車両の逆行を防止でき、しか
も平坦路では必要以上のクリープトルクを発生しない車
両用逆行防止装置を提供することにある。
発明の構成
上記目的を達成するために、本発明の逆行防止装置は第
7図に示すように、エンジンと自動変速機と伝達容量を
連続的に制御可能な自動発進クラッチとを備えた車両に
おいて、自動変速機のレンジを検出する手段と、エンジ
ン回転数を検出する手段と、車輪の回転方向を検出する
手段と、エンジンのアイドル回転数を制御する第1アク
チュエータと、自動発進クラッチの伝達容量を調整する
第2アクチュエータと、走行レンジにおいてエンジン回
転数に対応した伝達容量を発生させるべく第2アクチュ
エータに指令し、車輪が逆転した時には上記伝達容量を
上昇させるべく第2アクチュエータに指令する伝達容量
指令手段と、エンジン回転数が限界値以下になった時、
アイドル回転数を上昇させるべく第1アクチュエータに
指令するアイドルアップ指令手段とを設けたものである
。
7図に示すように、エンジンと自動変速機と伝達容量を
連続的に制御可能な自動発進クラッチとを備えた車両に
おいて、自動変速機のレンジを検出する手段と、エンジ
ン回転数を検出する手段と、車輪の回転方向を検出する
手段と、エンジンのアイドル回転数を制御する第1アク
チュエータと、自動発進クラッチの伝達容量を調整する
第2アクチュエータと、走行レンジにおいてエンジン回
転数に対応した伝達容量を発生させるべく第2アクチュ
エータに指令し、車輪が逆転した時には上記伝達容量を
上昇させるべく第2アクチュエータに指令する伝達容量
指令手段と、エンジン回転数が限界値以下になった時、
アイドル回転数を上昇させるべく第1アクチュエータに
指令するアイドルアップ指令手段とを設けたものである
。
つまり、坂道で車両が後退し始めた時には、自動発進ク
ラッチの伝達容量を一旦上昇させ、クリープトルクを上
昇させる。クリープトルクを上昇させても坂道後退を防
止し得ない場合には伝達容量の上昇を続行するが、これ
ではやがてアイドル回転数が低下してエンストを起こす
おそれがあるので、アイドル回転数が限界値を下回れば
、アイドルアップを行い、エンストを防止するとともに
クリープトルクを上昇させるものである。これにより、
坂道の勾配に関係なく逆行を防止することができる。
ラッチの伝達容量を一旦上昇させ、クリープトルクを上
昇させる。クリープトルクを上昇させても坂道後退を防
止し得ない場合には伝達容量の上昇を続行するが、これ
ではやがてアイドル回転数が低下してエンストを起こす
おそれがあるので、アイドル回転数が限界値を下回れば
、アイドルアップを行い、エンストを防止するとともに
クリープトルクを上昇させるものである。これにより、
坂道の勾配に関係なく逆行を防止することができる。
実施例の説明
第1図は本発明にかかる逆行防止装置を備えた車両の駆
動機構を示す、エンジン1のクランク軸2はダンパ機構
3を介して入力軸4に接続されている。入力軸4の端部
には外歯ギヤ5が固定されており、この外歯ギヤ5は無
段変速装置10の駆動軸11に固定された内歯ギヤ6と
噛み合い、入力軸4の動力を減速して駆動軸11に伝達
している。
動機構を示す、エンジン1のクランク軸2はダンパ機構
3を介して入力軸4に接続されている。入力軸4の端部
には外歯ギヤ5が固定されており、この外歯ギヤ5は無
段変速装置10の駆動軸11に固定された内歯ギヤ6と
噛み合い、入力軸4の動力を減速して駆動軸11に伝達
している。
無段変速装置10は駆動軸11に設けた駆動側プーリ1
2と、従動軸13に設けた従動側プーリ14と、両プー
リ間に巻き掛けたVベルト15とで構成されている。駆
動側プーリ12は固定シープ12aと可動シーブ12b
とを有しており、可動シーブ12bの背後にはトルクカ
ム装置16と圧縮スプリング17とが設けられている。
2と、従動軸13に設けた従動側プーリ14と、両プー
リ間に巻き掛けたVベルト15とで構成されている。駆
動側プーリ12は固定シープ12aと可動シーブ12b
とを有しており、可動シーブ12bの背後にはトルクカ
ム装置16と圧縮スプリング17とが設けられている。
上記トルクカム装置16は入力トルクに比例した推力を
発生し、圧縮スプリング17はVベルト15が弛まない
だけの初期推力を発生し、これら推力によりVベルト1
5にトルク伝達に必要なベルト張力を付与している。一
方、従動側プーリ14も駆動側ブー1月2と同様に、固
定シープ14aと可動シーブ14bとを有しており、可
動シーブ14bの背後には変速比制御用の油圧室18が
設けられている。この油圧室18への油圧は後述するプ
ーリ制御弁43にて制御される。
発生し、圧縮スプリング17はVベルト15が弛まない
だけの初期推力を発生し、これら推力によりVベルト1
5にトルク伝達に必要なベルト張力を付与している。一
方、従動側プーリ14も駆動側ブー1月2と同様に、固
定シープ14aと可動シーブ14bとを有しており、可
動シーブ14bの背後には変速比制御用の油圧室18が
設けられている。この油圧室18への油圧は後述するプ
ーリ制御弁43にて制御される。
従動軸13の外周には中空軸19が回転自在に支持され
ており、従動軸13と中空軸19とは湿式多板クラッチ
からなる発進クラッチ20によって断続される。上記発
進クラッチ20への油圧は後述する発進制御弁45によ
って制御される。中空軸19には前進用ギヤ21と後進
用ギヤ22とが回転自在に支持されており、前後進切換
用ドッグクラッチ23によって前進用ギヤ21又は後進
用ギヤ22のいずれか一方を中空軸19と連結するよう
になっている。後進用アイドラ軸24には後進用ギヤ2
2に噛み合う後進用アイドラギヤ25と、別の後進用ア
イドラギヤ26とが固定されている。また、カウンタ軸
27には上記前進用ギヤ21と後進用アイドラギヤ26
とに同時に噛み合うカウンタギヤ28と、終減速ギヤ2
9とが固定されており、終減速ギヤ29はディファレン
シャル装置30のリングギヤ31に噛み合い、動力を出
力軸32に伝達している。
ており、従動軸13と中空軸19とは湿式多板クラッチ
からなる発進クラッチ20によって断続される。上記発
進クラッチ20への油圧は後述する発進制御弁45によ
って制御される。中空軸19には前進用ギヤ21と後進
用ギヤ22とが回転自在に支持されており、前後進切換
用ドッグクラッチ23によって前進用ギヤ21又は後進
用ギヤ22のいずれか一方を中空軸19と連結するよう
になっている。後進用アイドラ軸24には後進用ギヤ2
2に噛み合う後進用アイドラギヤ25と、別の後進用ア
イドラギヤ26とが固定されている。また、カウンタ軸
27には上記前進用ギヤ21と後進用アイドラギヤ26
とに同時に噛み合うカウンタギヤ28と、終減速ギヤ2
9とが固定されており、終減速ギヤ29はディファレン
シャル装置30のリングギヤ31に噛み合い、動力を出
力軸32に伝達している。
調圧弁40は油溜41からオイルポンプ42によって吐
出された油圧を調圧し、ライン圧としてプーリ制御弁4
3及び発進制御弁45に出力している。プーリ制御弁4
3及び発進制御弁45は電子制御装置60から出力され
る制御信号(例えばデユーティ制御信号)によりソレノ
イド44.46を作動させ、ライン圧を調圧して各々従
動側プーリ14の油圧室18と発進クラッチ20とに制
御油圧を出力している。
出された油圧を調圧し、ライン圧としてプーリ制御弁4
3及び発進制御弁45に出力している。プーリ制御弁4
3及び発進制御弁45は電子制御装置60から出力され
る制御信号(例えばデユーティ制御信号)によりソレノ
イド44.46を作動させ、ライン圧を調圧して各々従
動側プーリ14の油圧室18と発進クラッチ20とに制
御油圧を出力している。
上記制御弁43.45の具体的構造は、例えば第2図の
ように調圧弁50と電磁弁52とを組合せたものの他、
第3図のようにボール状弁体53で入力ポート54とド
レンポート55とを選択的に開閉し、出力ボート56へ
制御油圧を出力する3ボ一ト式電磁弁単体で構成しても
よい、制御弁43.45を第2図のような調圧弁50と
電磁弁52とで構成した場合には、電子制御装置60か
ら電磁弁52に出力される制御信号のデユーティ比をD
とすると、調圧弁50の出力油圧PaRは次式で与えら
れる。
ように調圧弁50と電磁弁52とを組合せたものの他、
第3図のようにボール状弁体53で入力ポート54とド
レンポート55とを選択的に開閉し、出力ボート56へ
制御油圧を出力する3ボ一ト式電磁弁単体で構成しても
よい、制御弁43.45を第2図のような調圧弁50と
電磁弁52とで構成した場合には、電子制御装置60か
ら電磁弁52に出力される制御信号のデユーティ比をD
とすると、調圧弁50の出力油圧PaRは次式で与えら
れる。
P B X A 1− P L X D X A 2
+ F ”’ (11上式において、A、、A2は
それぞれ調圧弁50のランド50a、50bの受圧面積
、P、はライン圧、Fはスプリング51のばね荷重であ
る。
+ F ”’ (11上式において、A、、A2は
それぞれ調圧弁50のランド50a、50bの受圧面積
、P、はライン圧、Fはスプリング51のばね荷重であ
る。
また、制御弁43.45を第3図のような電磁弁単体で
構成した場合には、その出力油圧P。は次式%式% (11式、(2)式において、A、、A2.PL、Fは
一定値であるので、デユーティ比りと出力油圧P咽とは
比例する。一方、無段変速装置lOの変速比や発進クラ
ッチ20の伝達容量は出力油圧Pつによって?Ii1g
Jできるので、結局デユーティ比りによって無段変速装
置10の変速比及び発進クラッチ20の伝達容量を自在
に制御できることになる。
構成した場合には、その出力油圧P。は次式%式% (11式、(2)式において、A、、A2.PL、Fは
一定値であるので、デユーティ比りと出力油圧P咽とは
比例する。一方、無段変速装置lOの変速比や発進クラ
ッチ20の伝達容量は出力油圧Pつによって?Ii1g
Jできるので、結局デユーティ比りによって無段変速装
置10の変速比及び発進クラッチ20の伝達容量を自在
に制御できることになる。
上記電子制御装置60はプーリ制御用ソレノイド44と
発進制御用ソレノイド46とに制御信号を出力するほか
、エンジン1に設けられたアイドル回転数制御弁(IS
O弁)47のソレノイド48に制御信号を出力し、スロ
ットル弁をバイパスする空気量を制御することによりア
イドル回転数を制御している。
発進制御用ソレノイド46とに制御信号を出力するほか
、エンジン1に設けられたアイドル回転数制御弁(IS
O弁)47のソレノイド48に制御信号を出力し、スロ
ットル弁をバイパスする空気量を制御することによりア
イドル回転数を制御している。
第4図は電子制御装置60のブロック図を示し、図中、
61はエンジン回転数(入力軸4の回転数でもよい)を
検出するセンサ、62は車速を検出するセンサ、63は
従動!1lr13の回転数(発進クラッチ20の入力回
転数又は従動側プーリ14の回転数でもよい)を検出す
るセンサ、64はP、 R,N、 D、 Lの各シフ
ト位置を検出するセンサ、65は車輪の回転方向を検出
するセンサ、66はスロットル開度を検出するセンサで
あり、上記センサ61〜65の信号は入力インターフェ
ース67に入力され、センサ66のアナログ信号はA/
D変換器68でデジタル信号に変換される。69は中央
演算処理装置(CP U)、70は各ソレノイド44,
46.48を制御するためのプログラムや各種データが
格納されたり一ドオンリメモリ (ROM) 、71は
各センサから送られた信号やパラメータを一時的に格納
するランダムアクセスメモリ (RAM) 、72は出
力インターフェースであり、これらCP U69、RO
M70SRAM71、出力インターフェース72、上記
入力インターフェース67、上記A/D変換器68はバ
ス73によって相互に連絡されている。出力インターフ
ェース72の出力は出力ドライバフ4を介して上記ソレ
ノイド44.46.48に制御信号、特にデユーティ制
御信号として出力されている。
61はエンジン回転数(入力軸4の回転数でもよい)を
検出するセンサ、62は車速を検出するセンサ、63は
従動!1lr13の回転数(発進クラッチ20の入力回
転数又は従動側プーリ14の回転数でもよい)を検出す
るセンサ、64はP、 R,N、 D、 Lの各シフ
ト位置を検出するセンサ、65は車輪の回転方向を検出
するセンサ、66はスロットル開度を検出するセンサで
あり、上記センサ61〜65の信号は入力インターフェ
ース67に入力され、センサ66のアナログ信号はA/
D変換器68でデジタル信号に変換される。69は中央
演算処理装置(CP U)、70は各ソレノイド44,
46.48を制御するためのプログラムや各種データが
格納されたり一ドオンリメモリ (ROM) 、71は
各センサから送られた信号やパラメータを一時的に格納
するランダムアクセスメモリ (RAM) 、72は出
力インターフェースであり、これらCP U69、RO
M70SRAM71、出力インターフェース72、上記
入力インターフェース67、上記A/D変換器68はバ
ス73によって相互に連絡されている。出力インターフ
ェース72の出力は出力ドライバフ4を介して上記ソレ
ノイド44.46.48に制御信号、特にデユーティ制
御信号として出力されている。
第5図は電子制御装置60内に設定された発進クラッチ
20の係合特性の一例を示し、トルク伝達容量がエンジ
ン回転数の上昇につれて連続的に上昇するように設定さ
れている。なお、第5図の縦軸は伝達容量に代えてクラ
ッチ油圧としてもよく、更に発進制御弁45を第2図や
第3図のように構成した場合にはクラッチ油圧とデユー
ティ比とが比例するので、縦軸をデユーティ比とするこ
とができる。アイドル回転数(実施例では101000
rpにおいて発進クラッチ20は緩係合し、一定のクリ
ープトルクTcを発生するように設定されており、アイ
ドル回転数以下の領域では伝達容量の上昇勾配がアイド
ル回転数以上の領域より小さい、その理由は、アイドル
回転数付近ではエンジン回転数の変化に対して伝達トル
クの変化量を小さくし、クリープトルクの変化を抑制す
るためである。
20の係合特性の一例を示し、トルク伝達容量がエンジ
ン回転数の上昇につれて連続的に上昇するように設定さ
れている。なお、第5図の縦軸は伝達容量に代えてクラ
ッチ油圧としてもよく、更に発進制御弁45を第2図や
第3図のように構成した場合にはクラッチ油圧とデユー
ティ比とが比例するので、縦軸をデユーティ比とするこ
とができる。アイドル回転数(実施例では101000
rpにおいて発進クラッチ20は緩係合し、一定のクリ
ープトルクTcを発生するように設定されており、アイ
ドル回転数以下の領域では伝達容量の上昇勾配がアイド
ル回転数以上の領域より小さい、その理由は、アイドル
回転数付近ではエンジン回転数の変化に対して伝達トル
クの変化量を小さくし、クリープトルクの変化を抑制す
るためである。
第5図の特性において、エンジン回転数が所定値Nsま
で上昇すると伝達容量が最大(デューテイ比100%)
となり、発進クラッチ20は締結されるが、エンジン回
転数が上記回転数Nsに到達しなくても発進クラッチ2
00人、出力回転数の差が所定値以下になれば、即座に
締結してもシタツクはなくかつ発進制御を短時間で完了
できる。そこで、第5図a点において発進クラッチ20
の人、出力回転数の差が所定値以下になった時には破線
で示すように伝達容量を即座に最大(デユーティ比10
0%)としている。
で上昇すると伝達容量が最大(デューテイ比100%)
となり、発進クラッチ20は締結されるが、エンジン回
転数が上記回転数Nsに到達しなくても発進クラッチ2
00人、出力回転数の差が所定値以下になれば、即座に
締結してもシタツクはなくかつ発進制御を短時間で完了
できる。そこで、第5図a点において発進クラッチ20
の人、出力回転数の差が所定値以下になった時には破線
で示すように伝達容量を即座に最大(デユーティ比10
0%)としている。
上記構成において、変速機のシフト位置をり。
L、Rなどの走行レンジとした場合には、第5図のよう
にエンジン回転数に対応した伝達容量となるように発進
クラッチ20が制御される。したがって、アイドリング
時にはアイドル回転数に対応したクリープトルクTcが
発生する。ところが、このクリープトルクTcを平坦路
で通正となるように設定すると、坂道ではクリープトル
クTcが小さ過ぎて後退してしまい、逆に坂道で通正に
設定すれば平坦路では大き過ぎる。そこで、本発明では
クリープトルクTcが平坦路で適正となるように発進ク
ラッチ20の伝達容量を予め設定しておき、坂道で後退
し始めた時には伝達容量を上昇させて後退を防止する。
にエンジン回転数に対応した伝達容量となるように発進
クラッチ20が制御される。したがって、アイドリング
時にはアイドル回転数に対応したクリープトルクTcが
発生する。ところが、このクリープトルクTcを平坦路
で通正となるように設定すると、坂道ではクリープトル
クTcが小さ過ぎて後退してしまい、逆に坂道で通正に
設定すれば平坦路では大き過ぎる。そこで、本発明では
クリープトルクTcが平坦路で適正となるように発進ク
ラッチ20の伝達容量を予め設定しておき、坂道で後退
し始めた時には伝達容量を上昇させて後退を防止する。
しかしながら、急勾配の坂道では単に発進クラッチ20
の伝達容量のみを上昇させても限度があり、しかも伝達
容量を上げ過ぎるとエンストを起こすおそれがある。そ
のため、本発明では発進クラッチ20の伝達容量を上昇
させた時にエンジン回転数が限界値を下回れば、強制的
にエンジン回転数を上昇(アイドルアップ)させ、坂道
後退とエンストとを同時に防止するものである。
の伝達容量のみを上昇させても限度があり、しかも伝達
容量を上げ過ぎるとエンストを起こすおそれがある。そ
のため、本発明では発進クラッチ20の伝達容量を上昇
させた時にエンジン回転数が限界値を下回れば、強制的
にエンジン回転数を上昇(アイドルアップ)させ、坂道
後退とエンストとを同時に防止するものである。
つぎに、本発明にかかる逆行防止装置の動作を第6図に
したがって説明する。
したがって説明する。
まず制御がスタートすると、変速機のシフト位置がどの
レンジにあるかを判別しく80)、P、Nの非走行レン
ジであれば発進制御用ソレノイド46のデユーティ比を
0%(OF F)としく81)、ニュートラル状態とす
る。一方、D、 L、 Hの走行レンジの場合には、
車速Vと一定値(5km/h)との比較(82)、車輪
が逆転しているか(D、Lレンジでは後退方向、Rレン
ジでは前進方向)否かの判別(83)を行い、■≧5
km/hまたは車輪が逆転していない時には、クラッチ
入力回転数N工と車速Vとの差の絶対値(INニーVl
)をクラッチ入力回転数N11L11で除算した値と、
設定値εとを比較する(84)。
レンジにあるかを判別しく80)、P、Nの非走行レン
ジであれば発進制御用ソレノイド46のデユーティ比を
0%(OF F)としく81)、ニュートラル状態とす
る。一方、D、 L、 Hの走行レンジの場合には、
車速Vと一定値(5km/h)との比較(82)、車輪
が逆転しているか(D、Lレンジでは後退方向、Rレン
ジでは前進方向)否かの判別(83)を行い、■≧5
km/hまたは車輪が逆転していない時には、クラッチ
入力回転数N工と車速Vとの差の絶対値(INニーVl
)をクラッチ入力回転数N11L11で除算した値と、
設定値εとを比較する(84)。
l N out V l / N B ≦sであれば
、発進制御を完了すべき状態(第5図a点)にあるので
、発進制御用ソレノイド46のデユーティ比を100%
(ON)としく85)、発進クラッチ20を締結させる
。一方、 1Nax Vl/N、、x>ε であれば、発進制御を完了すべき状態にない、換言すれ
ば発進前又は発進過程にあるので、エンジン回転数N
inに対応した発進制御用ソレノイド46のデユーティ
比りを第5図から読み出し、このデユーティ比りをその
まま出力する(86)。
、発進制御を完了すべき状態(第5図a点)にあるので
、発進制御用ソレノイド46のデユーティ比を100%
(ON)としく85)、発進クラッチ20を締結させる
。一方、 1Nax Vl/N、、x>ε であれば、発進制御を完了すべき状態にない、換言すれ
ば発進前又は発進過程にあるので、エンジン回転数N
inに対応した発進制御用ソレノイド46のデユーティ
比りを第5図から読み出し、このデユーティ比りをその
まま出力する(86)。
また、(82) 、 (83)の比較判別において、v
<5km/hでかつ車輪が逆転している時には、坂道後
退を起こしていることを意味するので、第5図のエンジ
ン回転数N inに対応した発進制御用ソレノイド46
のデユーティ比りに一定値へ〇を加算して出力しく87
)、クリープトルクを上昇させる。つぎにエンジン回転
数N、nが限界値(実施例では700rpm)を下回っ
たか否かを判別しく88)、Nin≧70Orpm+で
あればそのままリターンさせ、N +n < 700r
p園であればエンストを起こすおそれがあるので、Is
C制御用ソレノイド48にアイドルアンプ指令信号を出
力しく89)、ISOS種弁を制御してアイドル回転数
を上昇させる。
<5km/hでかつ車輪が逆転している時には、坂道後
退を起こしていることを意味するので、第5図のエンジ
ン回転数N inに対応した発進制御用ソレノイド46
のデユーティ比りに一定値へ〇を加算して出力しく87
)、クリープトルクを上昇させる。つぎにエンジン回転
数N、nが限界値(実施例では700rpm)を下回っ
たか否かを判別しく88)、Nin≧70Orpm+で
あればそのままリターンさせ、N +n < 700r
p園であればエンストを起こすおそれがあるので、Is
C制御用ソレノイド48にアイドルアンプ指令信号を出
力しく89)、ISOS種弁を制御してアイドル回転数
を上昇させる。
なお、上記実施例では、車輪の回転方向を検出するセン
サとして車速センサ62で兼用することも可能であるが
、既存の車速センサはリードスイッチが使用されている
ため車輪の回転方向を検出できない、したがって、既存
の車速センサに代えて、あるいはそれと共に光電スイッ
チや超音波センサ等を設け、車輪の回転方向と回転速度
とを検出する必要がある。
サとして車速センサ62で兼用することも可能であるが
、既存の車速センサはリードスイッチが使用されている
ため車輪の回転方向を検出できない、したがって、既存
の車速センサに代えて、あるいはそれと共に光電スイッ
チや超音波センサ等を設け、車輪の回転方向と回転速度
とを検出する必要がある。
発明の効果
以上の説明で明らかなように、本発明によれば車輪が逆
転した時に発進クラッチの伝達容量を一旦上昇させ、ク
リープトルクを上昇させるようにしたので、緩い勾配の
坂道であれば坂道後退を防止できる。また、急勾配の坂
道であれば伝達容量の上昇のみでは坂道後退を防止でき
ないだけでなく、エンストを起こすおそれがあるので、
アイドル回転数が限界値を下回れば、アイドルアップを
行い、エンストを防止するとともにクリープトルクを上
昇させ、坂道の勾配に関係なく逆行を防止することがで
きる。
転した時に発進クラッチの伝達容量を一旦上昇させ、ク
リープトルクを上昇させるようにしたので、緩い勾配の
坂道であれば坂道後退を防止できる。また、急勾配の坂
道であれば伝達容量の上昇のみでは坂道後退を防止でき
ないだけでなく、エンストを起こすおそれがあるので、
アイドル回転数が限界値を下回れば、アイドルアップを
行い、エンストを防止するとともにクリープトルクを上
昇させ、坂道の勾配に関係なく逆行を防止することがで
きる。
第1図は本発明制御が適用されるVベルト式無段変速機
の一例の概略図、第2図、第3図は制御弁の具体的構造
図、第4図は電子制御装置のブロック図、第5図は発進
クラッチの伝達トルク特性図、第6図は本発明の制御方
法の一例を示すフローチャート図、第7図は本発明の構
成を示すブロック図である。 ■・・・・・・エンジン、4・・・・・・入力軸、10
・・・・・・無段変速装置、20・・・・・・自動発進
クラッチ、32・・・・・・出力軸、45・・・・・・
発進制御弁、46・・・・・・発進制御用ソレノイド、
47・・・アイドル回転数制御弁、48・・・アイドル
回転数制御用ソレノイド、60・・・・・・電子制御装
置、61・・・エンジン回転数センサ、62・・・車速
センサ、64・・・シフト位置センサ、65・・・車輪
回転方向センサ。 第1図 第4図 第5図 1′Jジ′一回転数(rpm) 第6図 第7図
の一例の概略図、第2図、第3図は制御弁の具体的構造
図、第4図は電子制御装置のブロック図、第5図は発進
クラッチの伝達トルク特性図、第6図は本発明の制御方
法の一例を示すフローチャート図、第7図は本発明の構
成を示すブロック図である。 ■・・・・・・エンジン、4・・・・・・入力軸、10
・・・・・・無段変速装置、20・・・・・・自動発進
クラッチ、32・・・・・・出力軸、45・・・・・・
発進制御弁、46・・・・・・発進制御用ソレノイド、
47・・・アイドル回転数制御弁、48・・・アイドル
回転数制御用ソレノイド、60・・・・・・電子制御装
置、61・・・エンジン回転数センサ、62・・・車速
センサ、64・・・シフト位置センサ、65・・・車輪
回転方向センサ。 第1図 第4図 第5図 1′Jジ′一回転数(rpm) 第6図 第7図
Claims (1)
- エンジンと自動変速機と伝達容量を連続的に制御可能
な自動発進クラッチとを備えた車両において、自動変速
機のレンジを検出する手段と、エンジン回転数を検出す
る手段と、車輪の回転方向を検出する手段と、エンジン
のアイドル回転数を制御する第1アクチュエータと、自
動発進クラッチの伝達容量を調整する第2アクチュエー
タと、走行レンジにおいてエンジン回転数に対応した伝
達容量を発生させるべく第2アクチュエータに指令し、
車輪が逆転した時には上記伝達容量を上昇させるべく第
2アクチュエータに指令する伝達容量指令手段と、エン
ジン回転数が限界値以下になった時、アイドル回転数を
上昇させるべく第1アクチュエータに指令するアイドル
アップ指令手段とを設けたことを特徴とする車両の逆行
防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7378687A JPS63240436A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 車両の逆行防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7378687A JPS63240436A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 車両の逆行防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63240436A true JPS63240436A (ja) | 1988-10-06 |
Family
ID=13528222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7378687A Pending JPS63240436A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 車両の逆行防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63240436A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100307089B1 (ko) * | 1998-11-23 | 2001-12-28 | 정주호 | 자동차용 무단변속기의 경사로 주행제어장치. |
JP2003035171A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動力源のトルク制御装置 |
JP2010151160A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用クリープ走行制御装置および車両用クリープ走行制御方法 |
JP2015116944A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-06-25 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP7378687A patent/JPS63240436A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100307089B1 (ko) * | 1998-11-23 | 2001-12-28 | 정주호 | 자동차용 무단변속기의 경사로 주행제어장치. |
JP2003035171A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動力源のトルク制御装置 |
JP2010151160A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用クリープ走行制御装置および車両用クリープ走行制御方法 |
JP2015116944A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-06-25 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
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